JP2016139665A - 処理液供給装置、処理液供給方法及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】レジスト液をレジスト液供給路51を介してノズル7から吐出した後、処理液の停止時におけるパーティクルの発生を抑える技術を提供する。【解決手段】レジスト液を液切れさせるにあたって、サックバックバルブ3をサックバックの状態からセットアップの状態に調整し、一時的なレジスト液の停止状態からレジスト液の通流が戻る前にエアオペバルブ2を200ms以上の時間をかけて閉じるようにしている。従ってエアオペバルブ2を急峻に閉じなくてもシャープな液切れ及び液の吐出停止を達成できるので、エアオペバルブ2を急峻に閉じることに起因するパーティクルの発生を低減できる。また他の例では、エアオペバルブ2を開度100%から20%まで閉めることにより、一時的にレジスト液を停止させ、その後、エアオペバルブ2を開度20%から0%まで閉めて液の吐出停止を行っている。【選択図】図5

Description

本発明は、処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置の技術分野に関する
半導体製造工程の中には、基板に対して処理液をノズルから供給して液処理する工程がある。例えばレジストパターン形成システムにおけるレジスト液や反射防止膜形成用の薬液の塗布、あるいは絶縁膜形成用の薬液の塗布などが挙げられる。このような塗布膜の形成は、薬液をノズルから基板に吐出させて、基板の回転により塗布膜を形成するスピンコーティングが用いられている。薬液の給断については、薬液供給路のポンプを駆動させると共にバルブを開いてノズルから設定量の薬液を吐出させ、続いてポンプを停止させると共にバルブを閉じることにより薬液の供給を停止している。
一方、デザインルールの微細化が進んでいることから、基板に付着するパーティクルの許容サイズが厳しくなっており、またパーティクル検査装置の性能が向上して例えば20nm程度のパーティクルまで検出できるようになってきた。このため薬液供給路にて発生するパーティクルの低減が重要な課題になってきている。薬液供給路の主な発塵源はバルブであり、特にディスペンスバルブなどと呼ばれている、薬液の供給停止を行う吐出バルブの発塵が多い。
その理由は、例えばレジスト液を広げた後に液垂れが起こると、膜厚分布に悪影響を及ぼすことから液切れをシャープにする必要があり、そのために吐出バルブの閉じる速度を速くせざるを得ないので閉止時における衝撃が大きいことによる。例えばエアオペレーションバルブからなる吐出バルブに対して開閉の過酷試験を行うと、バルブの材質に起因していると思われる細長い微細なパーティクルが確認できる。こうしたことから吐出バルブの発塵の低減が要求されるようになってきた。
特許文献1には、液垂れを防止するために開閉弁の閉弁時間として300msの記載があるが、このような長い時間では実際にはシャープな液切れが達成できない。またサックバックバルブの吸引セットアップと、開閉バルブの閉弁動作とが同時に行われるため、処理液供給路内の処理液の挙動が複雑になり、この観点からもシャープな液切れが達成できない。
特開2010−171295号公報(段落0041、0043 及び図6)
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、処理液を処理液供給路を介してノズルから吐出した後、処理液の停止時におけるパーティクルの発生を抑えることができる技術を提供することにある。
本発明は、送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置において、
前記処理液供給路に設けられた開閉バルブと、
前記開閉バルブとノズルとの間の処理液供給路に設けられ、処理液供給路の一部の断面積を変えて容積を調整するための流路調整部と、
前記ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記流路調整部に対して、処理液供給路の一部の容積が第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積となるように制御信号を出力すると共に、前記処理液供給路の一部の容積が第2の容積に調整された後、吐出が停止した処理液の通流が再開される前に処理液供給路が閉じられるように前記開閉バルブに対して制御信号を出力する制御部と、を備えることを特徴とする。
他の発明は、送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置において、
前記処理液供給路に設けられた開閉バルブと、
前記ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記開閉バルブに対して、処理液供給路の容積が第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積となるように制御信号を出力すると共に、吐出が停止した処理液の通流が再開される前に処理液供給路が閉じられるように前記開閉バルブに対して制御信号を出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
更に他の発明は、送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給方法において、
前記処理液供給路に設けられた開閉バルブと、前記開閉バルブとノズルとの間の処理液供給路に設けられ、処理液供給路の一部の断面積を変えて容積を調整するための流路調整部と、を用い、
前記ノズルから処理液を吐出して被処理体に供給する工程と、
その後、ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記流路調整部により、処理液供給路の容積を第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積に調整する工程と、
前記処理液供給路の容積が第2の容積に調整された後、吐出が停止した処理液の通流が再開される前に前記開閉バルブにより処理液供給路を閉じる工程と、を行うことを特徴とする。
更にまた他の発明は、送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給方法において、
前記ノズルから処理液を吐出して被処理体に供給する工程と、
その後、ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記処理液供給路に設けられた開閉バルブにより、処理液供給路の容積を第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積に調整する工程と、
吐出が停止した処理液の通流が再開される前に前記開閉バルブにより処理液供給路を閉じる工程と、を行うことを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、上述の処理液供給方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明は、処理液の液切れについて、処理液供給路を完全に閉じなくとも狭くすることで一時的に液切れする点に着目している。このため流路調整部により、処理液供給路の容積を第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積に調整し、一時的な処理液の吐出停止状態から処理液の通流が戻る前に前記開閉バルブにより処理液供給路を閉じている。従って急峻に閉じなくてもシャープな液切れ及び液の吐出停止を達成できるので、開閉バルブを急峻に閉じることに起因するパーティクルの発生を低減できる。
本発明に係る処理液供給装置のレジスト液供給路を示す説明図である。 本発明に係る処理液供給装置のバルブユニット示す断面図である。 従来の処理液供給装置におけるバルブ開閉のシーケンスを示す説明図である。 ウォーターハンマー現象を用いた液切れの原理を示す説明図である。 本発明の処理液供給装置におけるバルブ開閉のシーケンスを示す説明図である。 バルブユニットの作用を示す説明図である。 バルブユニットの作用を示す説明図である。 バルブユニットの作用を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るバルブユニットの他の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るバルブユニットの他の例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るバルブユニットを示す断面図である。 実施例の効果を示す特性図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の液処理装置の実施形態であるレジスト塗布装置の概略図を示しており、レジスト塗布装置は、処理液供給装置であるレジスト液供給装置100と、カップモジュール10と、を備えている。カップモジュール10は、基板である半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)Wから飛散するレジスト液をカップ90により受けて排気管101から排出するように構成され、ウエハWの裏面中央部を吸着して水平に保持するスピンチャックを11備えている。スピンチャック11は垂直に伸びる回転軸12を介して回転機構13と接続されている。回転機構13は図示しない回転モータ等の回転駆動源を備えており、所定の速度で回転できるように構成されている。
レジスト液供給装置100は、処理液である例えば25℃において粘度1cP〜10cPのレジスト液を貯留する処理液供給源をなす処理液容器6と、被処理基板であるウエハWにレジスト液(処理液)を吐出(供給)するノズル7と、処理液容器6とノズル7とを接続する配管からなる処理液流路であるレジスト液供給路51と、を備えている。レジスト液供給路51には、処理液容器6からの処理液を一時的に貯留するバッファタンク56、レジスト液をろ過して異物を除去するためのフィルタ52、送液機構であるポンプP、流量調整部54及び処理液の供給開閉バルブであるオペレーションバルブ(以下「エアオペバルブ」という)2及びサックバックバルブ3が上流側からこの順に設けられている。
処理液容器6の気相には、不活性ガス例えば窒素(N)ガスの供給源と接続する気体供給路55が設けられている。また、バッファタンク56の上部には、バッファタンク56の上部に滞留する不活性ガス例えば窒素(N)ガスを大気に開放する大気開放路57が設けられている。なお図中の58〜60は開閉バルブである。
エアオペバルブ2およびサックバックバルブ3は互いに連設された2連バルブを構成している。この2連バルブの構造体をバルブユニットと呼ぶことにすると、バルブユニット1は、図2に示すように例えばフッ素樹脂などで構成された概略直方体形状のブロック体71を備えており、ブロック体71における一の側面には、処理液が供給されるレジスト液の導入ポート72が形成され、一の側面と対向する側面には、レジスト液の排出ポート73が形成されている。
ブロック体71には、レジスト液の導入ポート72に接続され、水平に伸びた後上方に向けて伸びる第1の流路14が形成されている。またブロック体71の内部には、第1の流路14がその底面における周縁部に開口する円筒状の弁室21が形成されている。弁室21の底面における中央には、第2の流路15が開口しており、第2の流路15の開口の周囲を囲むように弁座22が設けられている。弁座22は、上端に向かうに従い幅が狭くなるように構成されている。弁室21には、弁座22を開閉する弁体23が配置されている。
ブロック体71の上面側における弁室21の上方には、第1のハウジング20が設けられる。第1のハウジング20は、駆動室24を備え、駆動室24には、弁体23が下端に接続され、駆動室24内を昇降する弁棒25が設けられている。また弁棒25の周囲には、駆動室24の内周壁に接し、駆動室24における上方領域28と下方領域29と、を気密に区画する円板部27が設けられている。弁棒25は、円板部27の上面と駆動室24の天井との間に設けられた、常時付勢されたばね部材26により、下方側に押されている。
駆動室24における下方領域29には、加圧空気の供給排出を行うためのエア流路41が接続され、上方領域28には、上方領域28内の空気を外部に放出するための孔部46が設けられている。エア流路41は、加圧空気を下方領域29に送る供給バルブ43と下方領域29から加圧空気を排出する排出バルブ44とが接続されている。供給バルブ43、排出バルブ44は電磁リレー回路45により開閉が制御されるように構成されており、例えば、電磁リレー回路45内のソレノイドが通電されてオンになると、供給バルブ43が「開」、排出バルブ44が「閉」の状態となって、下方領域29に加圧空気がエア流路41から供給される。下方領域29に加圧空気が供給されて、圧力が高まると、ばね部材26の付勢力に抗して弁棒25が上昇し、弁体23と、弁座22とが離れる。またソレノイドの通電が停止されてオフになると、供給バルブ43が「閉」、排出バルブ44が「開」の状態となり、下方領域29の加圧空気がエア流路41から排出される。この結果下方領域29の圧力が下がると、ばね部材26の付勢力により弁棒25が下降し、弁体23が弁座22に着座する。この例では、第1のハウジング20、弁室21、弁体23及び弁座22は、エアオペバルブ2に相当する。
第2の流路15に戻って、第2の流路15の他端はダイヤフラム室31に接続されている。ダイヤフラム室31には第3の流路16の一端が開口しており、第3の流路16の他端側は、レジスト液の排出ポート73に接続されている。ダイヤフラム室31は天井が可撓性部材であるダイヤフラム32で構成されており、ダイヤフラム32が下方側に屈曲すると、ダイヤフラム室31の容積が減少し、ダイヤフラム32が上方側に屈曲すると、ダイヤフラム室31の容積が増加するように構成されている。ダイヤフラム室31は、第2の流路15から処理液が流入し第3の流路16に流出するレジスト液供給路51の一部を構成しているといえる。従ってダイヤフラム室31の容積を変化させることによりレジスト液供給路51の断面積が調整され、ダイヤフラム32を最も下方側に屈曲させたときには、レジスト液供給路51路の容積が最も小さくなり、ダイヤフラム32を最も上方側に屈曲させたときに、レジスト液供給路51の容積が最も大きくなる。またダイヤフラム32は、最も下方側に屈曲した際もレジスト液供給路51の断面積がゼロにならないように設けられている。
ブロック体71の上面側におけるダイヤフラム室31の上方には、ダイヤフラム32を上方側及び下方側に屈曲させるための第2のハウジング30が配置されている。第2のハウジング30は、駆動室34を備え、駆動室34には、ダイヤフラム32の中央部上面側に接続され、駆動室34内を昇降する弁棒35が設けられている。また弁棒35の周囲には、駆動室34の内周壁に接し、駆動室34における上方領域38と下方領域39とを気密に区画する円板部37が設けられている。弁棒35は、駆動室34の底面と円板部37の下面との間に設けられた常時付勢されたばね部材36により、上方側に押されている。
駆動室34における円板部37の上方領域38には、加圧空気の供給排出を行うためのエア流路61が接続され、下方領域29には、下方領域29内の空気を外部に放出するための孔部66が設けられている。エア流路61は、加圧空気を上方領域38に送る供給バルブ63と上方領域38から加圧空気を排出する排出バルブ64とが接続されている。供給バルブ63、排出バルブ64は電磁リレー回路65により開閉が制御されるように構成されており、例えば、電磁リレー回路65内のソレノイドが通電されてオンになると、供給バルブ63が「開」、排出バルブ64が「閉」の状態となって、上方領域38に加圧空気が供給流路61から供給される。上方領域38に加圧空気が供給されて、圧力が高まると、ばね部材36の付勢力に抗して弁棒35が下降し、ダイヤフラム32が下方側に屈曲する。またソレノイドの通電が停止されてオフになると、供給バルブ63が「閉」、排出バルブ64が「開」の状態となり、上方領域38の加圧空気がエア流路61から排出される。この結果上方領域38の圧力が下がり、ばね部材36の付勢力により弁棒35が上昇し、ダイヤフラムが32上方側に屈曲する。この例では第2のハウジング30、ダイヤフラム室31及びダイヤフラム32は、サックバックバルブ3に相当する。
バルブユニット1におけるレジスト液の導入ポート72及びレジスト液の排出ポート73は、各々継ぎ手17、18により、レジスト液供給路51に接続される。
図1に戻ってレジスト液供給装置100には、例えばコンピュータからなる制御部9が設けられている。制御部9は、プログラム格納部を有しており、プログラム格納部には、後述のシーケンスに従って図2に示す電磁リレー回路45、65の切り替えや、流量調整部54の調整及びポンプPによるレジスト液の送液の命令が組まれた、プログラムが格納される。このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)、メモリーカードなどの記憶媒体により格納されて制御部9にインストールされる。
次に上述実施の形態の作用について説明する。基板であるウエハWがカップモジュール10内のスピンチャック11に図示しない搬送アームにより受け渡され後、ウエハWが所定の回転数で回転し、ノズル7から予め設定された吐出量で処理液であるレジスト液がウエハWの中心部に吐出される。レジスト液の吐出は、エアオペバルブ2を開くと共にポンプPを動作させることにより、処理液容器6から送られたバッファタンク56内のレジスト液がレジスト液供給路51を通って下流側に移動する。このため例えば流量調整部54にて設定された流量でレジスト液がノズル7から吐出される。そしてレジスト液が設定量吐出された後、ポンプPの動作を停止すると共にサックバックバルブ3及びエアオペバルブ2の動作によりレジスト液の吐出が停止する。
ここで本実施形態におけるレジスト液の吐出の停止、即ちノズル7の液切れの詳細を述べる前に、従来実施されていたエアオペバルブ2の閉動作による液切れの様子を比較例として図3及び図4を参照しながら述べておく。図3は、レジスト液の吐出及び停止、ソレノイドのオンオフ(図3の例では、エアオペバルブ2のソレノイドを示している)、及びエアオペバルブ2及びサックバックバルブ3の開閉のタイムチャートを示す。先ずレジスト液の吐出の動作から説明していくと、時刻t1にてエアオペバルブ2の開閉を行うための電磁リレー回路45においてソレノイドが制御部9からの制御信号に基づいてオンになり(ソレノイドに通電され)、エアオペバルブ2が開き始め、時刻t2にて全開の状態となる。レジスト液は、エアオペバルブ2の開度の増加に応じてノズル7から徐々に吐出流量を増加させながら吐出し、時刻t2にて設定流量で吐出する。
一方、サックバックバルブ3は時刻t1までは、開度が大きいサックバックの状態となっており、時刻t1にて開度が小さくなり始め、所定の小さな開度の状態であるセットアップの状態に維持される。なお、記載の便宜上、以後の説明においても、サックバックバルブの開度の説明を簡素化するために、「サックバックの状態」、「セットアップの状態」という用語を使用する。
そして時刻t3にて制御部9からの制御信号に基づいてソレノイドがオフになり(ソレノイドの通電が停止され)、エアオペバルブ2が時刻t3の直後の時刻t5にて全閉の状態となる。即ちエアオペバルブ2が急激に閉じて時刻t5にてノズル7からのレジスト液の吐出が停止する。また時刻t3にてサックバックバルブ3の開度がセットアップの状態から増加し始め、時刻t6にてサックバックの状態の開度になる。このサックバックバルブ3の開度の増加によりノズル7側のレジスト液がサックバックバルブ3側に吸引され、ノズル7における液面レベルが引き上げられ、液垂れが防止される。
ここで図4は、エアオペバルブ2を閉じたときにおけるレジスト液供給路51内の様子を示している。エアオペバルブ2を閉じることによりエアオペバルブ2の上流側のレジスト液の流量は、図4の(a)に示すようにエアオペバルブ2の開度の減少に応じて減少し、全閉時に流量がゼロになる。これに対してエアオペバルブ2の下流側においては、エアオペバルブ2が全閉になっても、慣性力によりレジスト液がノズル7側に流れようとし、このため図4の(b)に示すようにエアオペバルブ2の吐出口付近は負圧になる。このため負圧ばねを引っ張った時の現象に類似した現象となり、負圧になった領域はノズル7の先端に向かって伝播され、ノズル7の先端(開放端)にて反射し、続いて引き戻し作用が起こる。このときノズル7から下降する液体と戻ろうとする液体とに分離され、この結果ノズル7の先端における液切れが形成される。その後レジスト液供給路51の流れ方向のレジスト液の振動が減衰しながら続き、やがて振動が停止する。図4の(c)はノズル7の先端の圧力の時間的推移を示しており、レジスト液の負圧が最大になってから負圧が減少し始める時点LCで液切れが起こる。
以上の説明から分かるように、エアオペバルブ2を閉じた後、レジスト液が負圧なり、いわば負圧バネの作用によりその後に引き戻されるときに液切れが起こっている。本実施の形態に説明を戻すと、本実施の形態では、この現象に着目してエアオペバルブ2及びサックバックバルブ3の各動作を制御するようにしている。図5は、本実施形態におけるエアオペバルブ2及びサックバックバルブ3の各々の開閉の状態を含むタイムチャートである。レジスト液の供給開始時においては、サックバックバルブ3の状態が図4に示した先の比較例と異なり、セットアップ状態の開度に比べて大きな開度であるサックバックの状態に維持されている。即ち、時刻t1にてエアオペバルブ2側の電磁リレー回路45におけるソレノイドがオンになってエアオペバルブ2が開かれるが、サックバックバルブ3は、時刻t1の前からサックバックの状態となっており、時刻t2以降もその状態が維持される。図6は、時刻t2からt3までにおけるエアオペバルブ2及びサックバックバルブ3の状態を示している。
そしてノズル7におけるレジスト液の吐出の停止を行うために、エアオペバルブ2の閉じ動作に先行して時刻t3にて、サックバックバルブ3側の電磁リレー回路65のソレノイドがオフとなり、サックバックバルブ3をサックバックの状態から開度を小さくして時刻t4にてセットアップの状態にする。図7は、この時点におけるエアオペバルブ2及びサックバックバルブ3の状態を示している。即ち、サックバックバルブ3の開度が大きい状態から、全閉の状態とするのではなく、少し開いた開度の小さい状態にする。この結果サックバックバルブ3の下流側に既述のような負圧バネの作用が発生して液切れが起こり、時刻t5にてレジスト液の吐出が停止する。
負圧バネの作用が起こる理由としては、次のように推測される。サックバックバルブ3のダイヤフラム32が流路を狭くするように即ちダイヤフラム32の下方の流路部位の容積を小さくするように動作するので、ダイヤフラム32がレジスト液を押し込み、その結果下流側のレジスト液の流速が早くなり、また流路が狭くなることにより、サックバックバルブ3の上流側のレジスト液の流速が遅くなる一方、下流側のレジスト液は慣性力でそのまま流れようとする。このためサックバックバルブ3の下流側にて既述のように負圧が発生してレジスト液の振動が起こるので、サックバックバルブ3をセットアップの状態にした後、少し時間をおいて液切れが起こると考えられる。この例ではサックバックの状態は第1の状態に相当し、セットアップの状態は第2の状態に相当する。
サックバックバルブ3がサックバックの状態からセットアップの状態に移行する時間、即ちレジスト液を吐出しているときの開度から液切れを起こすための小さな開度までに至る時間は、あまり長いと液切れが不安定になることから、例えば100ms以下であることが好ましい。この時間の下限については、技術的には特に限定する必要がなく、使用するサックバックバルブ3の性能に応じて決定される。
またサックバックバルブ3がサックバックの状態からセットアップの状態に移行する容量変化率[{(サックバック時の容量−セットアップ時の容量)/サックバック時の容量)}×100%]は、即ちダイヤフラム32の動作により容量が変化する区間であるダイヤフラム32とダイヤフラム32の投影領域の間の流路部位の容量変化率は、5〜30%以上であることが好ましい。
図5に戻って、時刻t5において液切れが起こるが、エアオペバルブ2は閉じられていないので、このままの状態ではその後にレジスト液が流れ始める(レジスト液の通流が再開される)。このため例えばサックバックバルブ3がセットアップの状態になる時刻t4にて、エアオペバルブ2を動作させるための電磁リレー回路45のソレノイドを制御部9の制御信号に基づいてオフとし、エアオペバルブ2を閉じる。図8は、エアオペバルブ2が閉じた時刻t7における、エアオペバルブ2及びサックバックバルブ3の状態を示している。
エアオペバルブ2の閉じ動作は、駆動室24の下方領域29における加圧空気を排出することにより行われ、例えば排出バルブ44が設けられている排出側のエア流路41のコンダクタンスを調整することにより空気の排出速度、つまり弁体23の閉じ速度を制御できる。液切れをエアオペバルブ2に頼っている図4に示す比較例のシーケンスの場合には、エアオペバルブ2閉じるのに要する時間は、50ms程度に設定され、この速度よりも遅いと液切れが不安定になる。液切れが不安定になると、ウエハW上でレジスト液が遠心力により広げられた後、その表面に滴が垂れて引き伸ばされることがあるので、膜厚分布パターンが、予定しているパターンから外れる懸念がある。
これに対して本実施の形態では、サックバックバルブ3により液切れが行われているので、エアオペバルブ2の閉じ動作は、液切れした後に液流れが再開するまでの時間内に行われればよい。このためエアオペバルブ2の閉じ動作を緩やかに行うことができ、200msよりも長い時間例えば250msの時間をかけてエアオペバルブ2を閉じることができる。
エアオペバルブ2の閉じ開始のタイミングは、エアオペバルブ2の閉じ動作を200msよりも長い時間かけて行っても、サックバックバルブ3の動作により達成された液切れの後において液流れが再開されないタイミングであればよい。このため、サックバックバルブ3は、セットアップの状態になる時刻t4にてエアオペバルブ2を閉じ始めることに限られず、エアオペバルブ2の閉じ動作開始のタイミングは、サックバックバルブ3がセットアップの状態になる時刻t4より後であればよい。
エアオペバルブ2の閉じ動作開始時点がサックバックバルブ3がセットアップの状態になる時刻t4よりも前の場合には、サックバックバルブ3の動作とエアオペバルブ2の動作とが重なるので、レジスト液供給路51中の2か所で体積変化が同時に起こる。そのためレジスト液供給路51中の液の挙動が複雑になり、液切れ量(サックバックバルブ3がセットアップの状態になった後にノズル7から流れ落ちる液の量)が増えてしまうおそれがある。これに対して、サックバックバルブ3がセットアップの状態になる時刻t4より後にエアオペバルブ2の閉じ動作を開始することにより、サックバックバルブ3をセットアップの状態とすることによる体積変化と、エアオペバルブ2を閉じることによる体積変化と、がタイミングをずらして起こる。そのためレジスト液供給路51中の液の挙動が複雑にはならず液切れ量が抑えられる。
図5に戻って、エアオペバルブ2が閉じた時刻t7にてサックバックバルブ3側における電磁リレー回路65のソレノイドは制御信号に基づいてオンとなり、サックバックバルブ3がサックバックの状態に向かって開度を大きくし始め、時刻t8にてサックバックの状態になってノズル7の先端の液面の引き上げが終了する。ウエハWは、レジスト液の引き伸ばしを終えた後、膜厚調整工程、乾燥工程に夫々応じた回転速度で回転し、一連のプロセスが終了した後、カップモジュール10から外部に搬送される。
上述の実施の形態はノズル7から吐出しているレジスト液の液切れについて、レジスト液の供給路を完全に閉じなくとも狭くすることで負圧バネの現象が起こって一時的に液切れする点に着目している。そしてこの例ではサックバックバルブ3をサックバックの状態からセットアップの状態にすることで液切れを発生させ、レジスト液の液流れの再開を阻止して液を完全に止める機能をサックバックバルブ3の上流が側のエアオペバルブ2に持たせている。このためエアオペバルブ2を急峻に閉じなくて済むので、エアオペバルブ2を急峻に閉じることに起因するパーティクルの発生を低減できる。
本発明の実施の形態に係るバルブユニット1の他の例について説明する。図9に示すようにバルブユニット1は、サックバックバルブ3において、既述のダイヤフラム室31に代えて、弁室91を設けてもよい。そして弁室91の周縁部に第2の流路15の下流端を接続すると共に、弁室91の底面の中央に第3の流路16の上流端を開口させ、開口部の周囲に弁座92を設けている。また弁室91内に弁体93を設け、弁棒35を下降させることにより、弁体93が弁座92に着座するように構成している。
この場合、弁体93が最も上昇した時を、開度100%として、弁体93が弁座92に着座したときを開度0%とし、弁体93の高さ位置の百分率で示した値をバルブの開度とすると、第1の容積であるサックバックの状態は、例えば開度100%であり、第2の容積であるセットアップの状態は例えば開度20%である。そしてサックバックバルブ3を開度100%から開度20%まで閉じることにより、第3の流路16の開口部上方の容積が小さくなり、弁体93及び弁座92よりも上流側の流速が遅くなる。弁体93及び弁座92よりも下流側においては、慣性力によりノズル7側に流れようとするため、第3の流路16の開口部付近は、負圧となり、既述のように液切れを起こすことができ、同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態に係るバルブユニット1のさらに他の例を図10に示す。図10のバルブユニット1は、図2に示した構造において、第2の流路15のエアオペバルブ2側の垂直部位を更に掘り下げてからサックバックバルブ3側に向けて斜め上に傾斜するように構成している。そして第2の流路15の底部を図2の構造に比べて高くすることによりダイヤフラム室31の容積を小さくしている。このように構成することで、ダイヤフラム32を下側に屈曲させたときに容積の変化率、即ち処理液流路の断面積の変化率がより大きくなり、液切れをより一層確実に行うことができる。
以上の実施の形態においては、サックバックバルブ3に液切れ機能を持たせているが、液切れが行われた後にノズル7の液面を引き上げるためのサックバックバルブ3とは別に、流路の一部の容積を、第1の容積から第1の容積よりも小さい第2の容積にする流路調整部を設けてもよい。この場合には、流路調整部はサックバックバルブ3の上流側及び下流側のいずれに設けてもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、液切れと、レジスト液の遮断とを夫々異なるバルブにより行う例を示したが、第2の実施の形態では、液切れと、レジスト液の遮断とを行うバルブを共通化した例を示す。図11に示す開閉バルブ200は、弁室21、弁体23、弁棒25、駆動室24の構造が概ね機能的観点から図2に示すエアオペバルブ2と同様であるが、弁棒25を動作させる駆動源がモータ201を使用している点で異なる。弁棒25は下方領域29内のばね部材26により常時上側に付勢されており、モータ201によるモータ軸202の降下と共に降下し、モータ軸202の上昇時にはばね部材26の復元力により上昇する。このようなバルブにおいては、開度を100%に近くすることにより、流速が上がり、開度を0%に近づけるに従い流速が下がり、開度を0%にすることで、レジスト液の供給が停止される。そのため、図5に示した時刻t3から時刻t4において、開閉バルブ200を例えば開度100%から開度2〜10%まで閉じる。
このような操作を行うと、弁体23の下方側の容積が急激に小さくなるので、第1の実施形態のサックバックバルブ3により起こった現象と同様に、当該弁体23の下流側の流速が早くなって既述のように負圧バネの作用が生じ、同様にして液切れが起こる。このままでは、液流れが再開されてしまうので、液流れが再開される前に開閉バルブ200の開度が0%となるように、即ち開閉バルブ200が閉じた状態となるように、モータ201によりモータ軸202を降下させる。この場合においても、開閉バルブ200を閉じる動作は、液切れされた後の液の流れの再開を阻止するための動作であることから、開度が例えば2〜10%の状態から0%に至るまでの閉じ動作は例えば200ms以上の長い時間をかけて緩やかに行うことができる。
この例では開閉バルブ200の開度が100%のときが第1の容積、2〜10%が第1の容積よりも小さい第2の容積に相当するが、液切れを起こすための第1の容積、第2の容積に相当する開度は、事前に実験を行って適切な値に設定することができる。
本発明が適用される処理液としてはレジスト液に限られるものではなく、反射防止膜用の薬液、絶縁膜の前駆体物質を含む薬液、シンナー、純水などであってもよいが、シャープな液切れが要求されるプロセスに対して特に好適である。
また送液機構はポンプPに限らず、例えばバッファタンク61の気相にガスを供給して処理液に圧力を加え、処理液を圧送して供給する送液機構であってもよい。
[確認試験]
本発明の効果を検証するために以下の試験を行った。試験方法については、ポンプ、図2に示すバルブユニット1、ノズルを上流側からこの順に配置すると共にバルブユニット1の下流側に圧力計を設け、液体としてはシンナーを用いた。そして既述の比較例(図3)のようにエアオペバルブ3を急峻に閉じた場合と、実施形態(図5)のようにサックバックバルブ3をサックバックの状態からセットアップの状態にした場合と、の夫々において、圧力計による検出圧力の時間的推移を測定した。図12は測定結果を示し、点線(1)は比較例、実線(2)は実施形態に夫々相当する。
この結果からわかるように比較例にて生じる圧力の減衰振動と同様に、実施形態においても圧力の減衰振動が形成されている。また実施形態においても一時的な液切れが確認できた。
従って本発明によれば流路の一部の容積を大から小に変化させることにより液切れを行うことができ、既述の効果が得られることが確認できた。
1 バルブ装置
2 エアオペバルブ
3 サックバックバルブ
7 ノズル
9 制御部
10 カップモジュール
51 レジスト液供給路
100 レジスト液供給装置
P ポンプ
W ウエハ

Claims (11)

  1. 送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置において、
    前記処理液供給路に設けられた開閉バルブと、
    前記開閉バルブとノズルとの間の処理液供給路に設けられ、処理液供給路の一部の断面積を変えて容積を調整するための流路調整部と、
    前記ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記流路調整部に対して、処理液供給路の一部の容積が第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積となるように制御信号を出力すると共に、前記処理液供給路の一部の容積が第2の容積に調整された後、吐出が停止した処理液の通流が再開される前に処理液供給路が閉じられるように前記開閉バルブに対して制御信号を出力する制御部と、を備えることを特徴とする処理液供給装置。
  2. 前記開閉バルブの閉止動作に要する時間は、200ms以上に設定されていることを特徴とする請求項1記載の処理液供給装置。
  3. 前記流路調整部により調整される容積が第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積となるまでに要する時間は、100ms以下に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の処理液供給装置。
  4. 前記開閉バルブの下流側における処理液流路には、処理液の吐出停止の後にノズルの液面レベルを引き上げるためのサックバックバルブが設けられ、
    前記サックバックバルブは、前記流路調整部を兼用していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の処理液供給装置。
  5. 処理液の粘度は、25℃で1cP〜10cPであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の処理液供給装置。
  6. 送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置において、
    前記処理液供給路に設けられた開閉バルブと、
    前記ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記開閉バルブに対して、処理液供給路の容積が第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積となるように制御信号を出力すると共に、吐出が停止した処理液の通流が再開される前に処理液供給路が閉じられるように前記開閉バルブに対して制御信号を出力する制御部と、を備えたことを特徴とする処理液供給装置。
  7. 処理液により液処理が行われる被処理体である基板を水平に保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を囲むように設けられ、その内部が排気されるカップモジュールと、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の処理液供給装置と、
    前記ノズルを移動させる移動機構と、を備えことを特徴とする液処理装置。
  8. 送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給方法において、
    前記処理液供給路に設けられた開閉バルブと、前記開閉バルブとノズルとの間の処理液供給路に設けられ、処理液供給路の一部の断面積を変えて容積を調整するための流路調整部と、を用い、
    前記ノズルから処理液を吐出して被処理体に供給する工程と、
    その後、ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記流路調整部により、処理液供給路の容積を第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積に調整する工程と、
    前記処理液供給路の容積が第2の容積に調整された後、吐出が停止した処理液の通流が再開される前に前記開閉バルブにより処理液供給路を閉じる工程と、を行うことを特徴とする処理液供給方法。
  9. 前記開閉バルブにより処理液供給路を閉じる工程は、200ms以上の閉止動作により処理液供給路を閉じる工程であることを特徴とする請求項8記載の処理液供給方法。
  10. 送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給方法において、
    前記ノズルから処理液を吐出して被処理体に供給する工程と、
    その後、ノズルからの処理液の吐出を一時的に停止するために、前記処理液供給路に設けられた開閉バルブにより、処理液供給路の容積を第1の容積から、第1の容積よりも小さくゼロよりも大きい第2の容積に調整する工程と、
    吐出が停止した処理液の通流が再開される前に前記開閉バルブにより処理液供給路を閉じる工程と、を行うことを特徴とする処理液供給方法。
  11. 送液機構により処理液を処理液供給路及びノズルを介して被処理体に供給する処理液供給装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項8ないし10のいずれか一項に記載された処理液供給方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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