JP2016139079A - 表示装置、電気光学装置、及び、電子機器 - Google Patents

表示装置、電気光学装置、及び、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを低減して、画質を向上させる。【解決手段】この表示装置は、第1及び第2の定電圧回路から第1及び第2の配線を介して定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線に供給する第1の階調電圧発生回路と、第1及び第2の定電圧回路から第3及び第4の配線を介して定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線に供給する第2の階調電圧発生回路と、第1群の増幅器の入力端子に第1群の階調線の内から選択された階調線を接続する第1群のスイッチ回路と、第2群の増幅器の入力端子に第2群の階調線の内から選択された階調線を接続する第2群のスイッチ回路とを備え、第1及び第3の配線の抵抗値との差、及び、第2及び第4の配線の抵抗値との差が、1つの分割抵抗の抵抗値の1/8よりも小さいことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、有機EL(Electro-Luminescence:エレクトロルミネッセンス)パネル等の表示パネルを用いた表示装置に関する。さらに、本発明は、そのような表示装置を備える電気光学装置及び電子機器等に関する。
近年において、有機発光ダイオード(以下、OLED(Organic Light Emitting Diode)という)等の発光素子を用いた表示パネルが各種提案されている。そのような表示パネルにおいては、走査線とデータ線とが交差する画素の位置に対応して、発光素子やトランジスター等を含む画素回路が設けられる。また、表示パネルのシリコンバックプレーンに駆動回路等を搭載した表示装置も開発されている。
例えば、外部から供給される階調データに基づいて表示パネルの複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路において、階調データを複数のアナログの階調信号に変換する複数のDAC(D/A変換器)が用いられている。そのようなDACにおいては、ラダー抵抗を含み、複数の階調電圧を発生してそれぞれの階調線に供給する階調電圧発生回路が設けられる。
しかしながら、複数のDACについて1つの階調電圧発生回路を共通に設ける場合には、複数のDACの出力電圧間のクロストークが問題となる。そこで、複数のDACの出力電圧間のクロストークを低減するために、階調電圧発生回路を複数の回路に分割して、階調線に流れる電流を分散することも行われている。
関連する技術として、特許文献1には、階調電圧発生回路に含まれているラダー抵抗に製造工程上のばらつきがあっても、正極性階調電圧と負極性階調電圧の電圧差を設計値と略同等にする集積回路装置が開示されている。この集積回路装置は、半導体チップ上に並列配置した階調数分の一極性階調電圧を生成するポリシリコンの第1ラダー抵抗と階調数分の他極性階調電圧を生成するポリシリコンの第2ラダー抵抗とからなる階調電圧発生回路を有する集積回路装置であって、第1ラダー抵抗と第2ラダー抵抗とで階調電圧出力の高階調から低階調への配置順番を互いに逆方向にしたことを特徴とする。
特許文献1によれば、半導体チップ上における第1ラダー抵抗と第2ラダー抵抗との配置を並列にすると共に、階調順番を互いに逆方向にしているので、第1ラダー抵抗及び第2ラダー抵抗を形成するポリシリコン膜の抵抗値がばらついても、各階調における正極性階調電圧と負極性階調電圧との電圧差は略設計値通りとなる。
また、特許文献2には、ガンマ特性の調整において、自発光素子自体のRGB間の特性ばらつきを吸収し、自発光パネル個々の特性に応じたガンマ特性を最適かつ容易に調整可能とし、高画質化及び汎用性を実現する自発光表示装置が開示されている。この自発光表示装置は、自発光素子群におけるRGB毎のグループのガンマ特性を個別に調整して階調電圧を生成するRGB毎のグループの階調電圧生成回路と、表示データをRGB毎のグループの階調電圧生成回路から生成された階調電圧に変換するデコーダー回路部とを有し、デコーダー回路部で変換された階調電圧をアクティブマトリクス型自発光パネル上のRGB毎のグループの信号線に印加する自発光表示用駆動回路とを備えている。
特許文献2によれば、階調電圧生成回路及び制御レジスターをRGBそれぞれ3系統設けて、個別に調整可能としたことにより、RGB間の自発光素子自体の特性ばらつきを吸収可能になり、その結果、自発光表示装置において高画質化が実現できる。また、振幅及びカーブの2種類の調整によって、自発光素子の特性に応じたガンマ特性を最適かつ容易に調整できるので、高画質化及び汎用性の向上が実現できる。
特開2001−5434号公報(段落0012〜0013、図2) 特開2004−354625号公報(請求項1、段落0074)
しかしながら、複数の階調電圧発生回路を設ける場合には、定電圧を生成するレギュレーターからそれらの階調電圧発生回路までの配線の抵抗値によって異なる電圧降下が生じると、それらの階調電圧発生回路に対応する複数のDACの出力電圧にばらつきが生じてしまう。
例えば、第1の階調電圧発生回路に対応する複数のDACから出力される階調信号を奇数番目のブロックのデータ線に供給し、第2の階調電圧発生回路に対応する複数のDACから出力される階調信号を偶数番目のブロックのデータ線に供給する場合について説明する。そのような場合に、第1及び第2の階調電圧発生回路の配線の抵抗値が異なると、縦縞のブロックムラが発生してしまう。
あるいは、画面の一部分において奇数番目のブロックのデータ線に供給される階調信号の電位と偶数番目のブロックのデータ線に供給される階調信号の電位とが異なると、それ以外の部分において縦縞のブロックムラが発生してしまう。特許文献1及び特許文献2には、そのようなブロックムラを解決する手段は開示されていない。
そこで、本発明の第1の目的は、複数のDACの出力電圧間のクロストークを低減するために複数の階調電圧発生回路が設けられた表示装置において、それらの階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを低減して、画質を向上させることである。また、本発明の第2の目的は、そのような表示装置を備える電気光学装置及び電子機器等を提供することである。
以上の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の1つの観点に係る表示装置は、複数列の画素回路に対応して設けられた複数のデータ線を含む表示パネルと、複数のデータ線又はそれらのデータ線に接続される複数の容量を駆動する複数の増幅器と、第1の定電圧及び第2の定電圧をそれぞれ生成する第1の定電圧回路及び第2の定電圧回路と、第1及び第2の定電圧回路から第1の配線及び第2の配線をそれぞれ介して第1及び第2の定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線に供給する第1の階調電圧発生回路と、第1及び第2の定電圧回路から第3の配線及び第4の配線をそれぞれ介して第1及び第2の定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線に供給する第2の階調電圧発生回路と、複数の増幅器の内の第1群の増幅器の入力端子の各々に第1群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第1群のスイッチ回路と、複数の増幅器の内の第2群の増幅器の入力端子の各々に第2群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第2群のスイッチ回路とを備え、第1の配線の抵抗値と第3の配線の抵抗値との差、及び、第2の配線の抵抗値と第4の配線の抵抗値との差が、第1及び第2の階調電圧発生回路に含まれているラダー抵抗における1つの分割抵抗の抵抗値の1/8よりも小さいことを特徴とする。
本発明の1つの観点によれば、複数のDACの出力電圧間のクロストークを低減するために複数の階調電圧発生回路が設けられた表示装置において、各々の定電圧回路から第1及び第2の階調電圧発生回路までの配線の抵抗値の差を制限することにより、第1及び第2の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを低減して、画質を向上させることができる。
ここで、第1の階調電圧発生回路が、第1群及び第2群の階調線の第1の側に配置された第1のラダー抵抗と、第1群及び第2群の階調線の第1の側と反対の第2の側に配置された第2のラダー抵抗とを含み、第2の階調電圧発生回路が、第1群及び第2群の階調線の第1の側に配置されて第1のラダー抵抗に隣接する第3のラダー抵抗と、第1群及び第2群の階調線の第2の側に配置されて第2のラダー抵抗に隣接する第4のラダー抵抗とを含むようにしても良い。
それにより、各々の定電圧回路から第1及び第2の階調電圧発生回路のラダー抵抗までの配線の距離を短くして、それらの配線の抵抗値を小さくすることができる。また、第1及び第2の階調電圧発生回路に含まれているラダー抵抗のばらつきを小さくすることができる。その結果、第1及び第2の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを低減することができる。
また、第1群の階調線と第2群の階調線とにおいて、同一の階調レベルに対応する2本の階調線が互いに隣接して配置されても良い。それにより、第1群の階調線と第2群の階調線との間で、同一の階調レベルに対応する2本の階調線の抵抗値のばらつきを小さくすると共に、それらの階調線に接続されたスイッチ回路の抵抗値のばらつきを小さくすることができる。その結果、第1及び第2の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきをさらに低減することができる。
以上において、表示装置が、第1群の増幅器の入力端子の各々に第2群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第3群のスイッチ回路と、第2群の増幅器の入力端子の各々に第1群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第4群のスイッチ回路とをさらに備えるようにしても良い。それにより、各々の増幅器の入力端子に電気的に接続される階調電圧発生回路を適宜切り換えて、第1及び第2の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを視覚的に目立たなくすることができる。
その場合に、表示装置が、1垂直同期期間毎に交互に選択された第1群の階調線と第2群の階調線との内の一方に含まれている階調線を第1群の増幅器の入力端子に電気的に接続するように第1群及び第3群のスイッチ回路を制御すると共に、1垂直同期期間毎に交互に選択された第1群の階調線と第2群の階調線との内の他方に含まれている階調線を第2群の増幅器の入力端子に電気的に接続するように第2群及び第4群のスイッチ回路を制御する制御回路をさらに備えるようにしても良い。
それにより、各々の増幅器の入力端子に電気的に接続される階調電圧発生回路が1垂直同期期間毎に交互に切り換えられるので、人間の目の残像効果によって、第1及び第2の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを視覚的に目立たなくすることができる。
あるいは、表示装置が、第1及び第2の定電圧回路から第1及び第2の定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第3群の階調線に供給する第3の階調電圧発生回路と、複数の増幅器の内の第3群の増幅器の入力端子の各々に第3群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第3群のスイッチ回路と、異なる3色の階調データに基づいて第1群〜第3群のスイッチ回路をそれぞれ制御する制御回路とをさらに備えるようにしても良い。
このように、色毎に異なる階調電圧発生回路を用いることにより、各色のDACに階調電圧を供給する階調電圧発生回路が統一されるので、第1〜第3の階調電圧発生回路に対応するDACの出力電圧のばらつきを視覚的に目立たなくすることができる。
その場合に、表示装置が、第1群〜第3群の増幅器の入力端子の各々に第1群〜第3群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する複数のスイッチ回路を備え、制御回路が、第1群〜第3群の増幅器の入力端子に階調電圧を供給する3つの階調電圧発生回路を所定の期間毎に変更するように複数のスイッチ回路を制御するようにしても良い。それにより、3色のDACの出力電圧のばらつきを時間的に平均化して、視覚的に目立たなくすることができる。
また、本発明の1つの観点に係る電気光学装置は、本発明のいずれかの観点に係る表示装置を備える。さらに、本発明の1つの観点に係る電子機器は、本発明の1つの観点に係る電気光学装置を備える。それにより、高画質の画像を表示する電気光学装置又は電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置を備える電気光学装置を示す斜視図。 図1に示す表示装置の構成例を示すブロック図。 図2に示す階調信号供給回路の第1の構成例を示す図。 図2に示す階調信号供給回路の第2の構成例を示す図。 図2に示す階調信号供給回路の第3の構成例を示す図。 図2に示す階調信号供給回路の第4の構成例を示す図。 図2に示す階調信号供給回路の第5の構成例を示す図。 図2に示すデマルチプレクサー及びレベル制御回路の構成例を示す回路図。 図2に示す画素回路等の構成例を示す回路図。 表示装置の表示動作を説明するためのタイミングチャート。 ヘッドマウント・ディスプレイの外観を示す斜視図。 ヘッドマウント・ディスプレイの光学的な構成を示す平面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<電気光学装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置を備える電気光学装置の外観を示す斜視図である。この電気光学装置1は、例えば、ヘッドマウント・ディスプレイにおいて画像を表示するマイクロ・ディスプレイである。
図1に示すように、電気光学装置1は、有機ELパネル等の表示パネルを用いた表示装置2と、ケース4と、FPC(Flexible Printed Circuit)基板5とを含んでいる。例えば、表示装置2は、表示部に開口が形成された枠状のケース4に収納され、FPC基板5に接続されている。FPC基板5には、ホストCPU等の外部装置(図示せず)との接続のために複数の端子6が設けられている。
表示装置2は、表示パネルのシリコンバックプレーン(シリコン基板)に設けられたアクティブマトリクス方式の複数の画素回路を含んでいる。各々の画素回路は、OLED等の発光素子や、複数のトランジスター等を含んでいる。また、シリコンバックプレーンには、それらの画素回路を駆動する駆動回路等が設けられている。
<表示装置の構成>
図2は、図1に示す表示装置の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、表示装置2は、シリコンバックプレーンに設けられた表示コントロール部3を含んでいる。表示コントロール部3には、外部装置から画像データが同期信号に同期して供給される。画像データは、表示パネル10の各画素(ドット)について、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色の色成分(例えば、各色成分について8ビット)を含むRGBフォーマットの画像データでも良い。また、同期信号は、垂直同期信号と、水平同期信号と、ドットクロック信号とを含んでも良い。
表示コントロール部3は、供給される画像データに基づいて複数系列の階調データVdataを生成し、階調データVdataをデータ線駆動回路30に供給する。例えば、表示コントロール部3には、表示パネル10における複数の発光素子の輝度(階調レベル)と階調データVdataとを対応付けて格納したルックアップテーブルが設けられている。表示コントロール部3は、そのルックアップテーブルを参照することにより、複数の発光素子について、供給される画像データによって表される階調レベルに対応する階調データVdataを生成する。
また、表示コントロール部3は、同期信号に基づいて各種の制御信号を生成し、それらの制御信号をデータ線駆動回路30等に供給する。例えば、表示コントロール部3は、制御信号Ctrと、正論理の制御信号Gini及び負論理の制御信号/Giniと、正論理の制御信号Gcpl及び負論理の制御信号/Gcplと、正論理の制御信号Sel及び負論理の制御信号/Selとを生成する。制御信号Ctrは、同期信号、クロック信号、及び、イネーブル信号等の複数の制御信号を含んでも良い。
さらに、表示コントロール部3は、電圧生成回路3aを含んでいる。電圧生成回路3aは、各種の電位を生成して、それらの電位をデータ線駆動回路30等に供給する。例えば、電圧生成回路3aは、リセット電位Vorst、初期化電位Vini、表示パネル10における高電位側の電源電位Vel、及び、表示装置2における高電位側の電源電位VDD等を生成する。
また、表示装置2は、表示パネル10と、ゲート線駆動回路(ゲートドライバー)20と、データ線駆動回路(ソースドライバー)30とを含んでいる。ゲート線駆動回路20及びデータ線駆動回路30は、表示パネル10のシリコンバックプレーンに設けられている。ゲート線駆動回路20及びデータ線駆動回路30は、表示コントロール部3から供給される階調データVdata等に基づいて、表示パネル10に画像を表示する。
図2に示すように、表示パネル10は、複数の画素回路11を含んでいる。例えば、表示パネル10において、R(赤)、G(緑)、B(青)の3種類の画素に対応して、M行×(3N)列の画素回路11が、2次元マトリクス状に配列されている(M及びNは、2以上の整数)。
表示パネル10において、M行の画素回路11に対応して、M本の走査線12が、第1の方向(図中X軸方向)に延在して設けられている。また、(3N)列の画素回路11に対応して、(3N)本のデータ線13aが、第1の方向と略直交する第2の方向(図中Y軸方向)に延在して設けられている。さらに、(3N)本のリセット線14が、第2の方向に延在して設けられている。各々のリセット線14には、所定のリセット電位Vorstが供給される。
なお、図2には示されていないが、各々の走査線12と平行に4本の制御線15〜18が第1の方向に延在して設けられており、各々のデータ線13aと平行に複数のデータ分割線13bが第2の方向に延在して設けられている(図9参照)。1本のデータ分割線13bは、1ブロックを構成する複数の画素回路11に接続される。各々の画素回路11は、1本の走査線12と、3本の制御線15〜17と、1本のデータ線13aと、1本のリセット線14とに電気的に接続される。また、制御線18は、1ブロックを構成する複数の画素回路11を制御するために用いられる。
ゲート線駆動回路20は、制御信号Ctrに従って、1垂直同期期間内にM本の走査線12を1行毎に順次駆動するための走査信号Gwrを生成する。ここで、1垂直同期期間とは、表示パネル10が1コマの画像を表示するのに要する期間(1フレーム期間)をいう。例えば、垂直同期信号の周波数が120Hzであれば、その1周期分の約8.3msの期間が、1垂直同期期間に相当する。
図2においては、第1、2、…、M行の走査線12に供給される走査信号Gwrが、Gwr(1)、Gwr(2)、…、Gwr(M)としてそれぞれ示されている。また、ゲート線駆動回路20は、走査信号Gwrの他にも、走査信号に同期した各種の制御信号を行毎に生成して、それらの制御信号を制御線15〜18に供給する。
データ線駆動回路30は、(3N)本のデータ線13aに対応する(3N)個のレベル制御回路LSと、複数のデマルチプレクサーDMと、階調信号供給回路31とを含んでいる。複数のデマルチプレクサーDMを設けることによって、1グループを構成する所定数のデータ線13aが時分割で駆動される。
階調信号供給回路31は、複数のデマルチプレクサーDMに対応して、複数のDAC(D/A変換器)と、複数の増幅器とを含んでいる。複数のDACは、表示コントロール部3から供給される階調データVdataを複数のアナログの階調信号に変換する。複数の増幅器は、階調データVdataに基づいて得られる複数の階調信号を増幅して、増幅された複数の階調信号を複数のデマルチプレクサーDMの入力端子にそれぞれ供給する。
それらの増幅器は、複数のデータ線13a又はそれらのデータ線13aに接続される複数の保持容量C1(図8参照)を、複数のデマルチプレクサーDMを介して駆動する。それらのデマルチプレクサーDMは、各々の増幅器の出力信号を所定数のデータ線13a又はそれらのデータ線13aに接続される所定数の保持容量C1に時分割で順次供給するように切換動作を行う。
ここで、1グループを構成するデータ線13aの数は、3の倍数としても良い。以下においては、一例として、18本のデータ線13aが1グループを構成する場合について説明する。但し、(3N/18)は、2以上の整数Lであるものとする。その場合には、L個のデマルチプレクサーDM(1)〜DM(L)が、各グループを構成する18本のデータ線13a毎に設けられる。また、制御信号Selとして、Sel(1)〜Sel(18)が用いられると共に、制御信号/Selとして、/Sel(1)〜/Sel(18)が用いられる。
階調信号供給回路31は、表示コントロール部3から供給される階調データVdataをアナログ信号に変換して増幅することにより、L個の階調信号Vd(1)、Vd(2)、…、Vd(L)を生成する。ここで、階調信号Vd(1)、Vd(2)、…、Vd(L)の各々は、18列の画素についての階調信号が時分割多重されたものである。階調信号供給回路31のL個の増幅器は、階調信号Vd(1)、Vd(2)、…、Vd(L)を、第1、2、…、L番目のグループに対応するデマルチプレクサーDM(1)、DM(2)、…、DM(L)にそれぞれ供給する。
<階調信号供給回路の第1の構成例>
図3は、図2に示す階調信号供給回路の第1の構成例を示す図である。図3に示すように、階調信号供給回路31は、第1群の増幅器40a及び第2群の増幅器40bと、複数のレギュレーター(定電圧回路)41〜44と、複数の階調電圧発生回路45a及び45bと、第1群の階調線46a及び第2群の階調線46bとを含んでいる。図3においては、一例として、4つのレギュレーター41〜44を用いる場合が示されているが、階調信号供給回路31は、少なくとも2つのレギュレーター41及び42を含んでいれば良い。
レギュレーター41及び43は、高電位側の電源電位VP1を安定化することにより、基準電位に対して定電圧VR1を生成する。また、レギュレーター42及び44は、低電位側の電源電位VP2を安定化することにより、基準電位に対して定電圧VR2を生成する。
階調電圧発生回路45aは、第1群の増幅器(図3においては、奇数番目の増幅器)40aに対応して設けられている。階調電圧発生回路45aは、レギュレーター41〜44から配線41a〜44aをそれぞれ介して定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線46aに供給する。
例えば、階調電圧発生回路45aは、第1群の階調線46aの第1の側(図中左側)に配置された第1のラダー抵抗と、第1群の階調線46aの第1の側と反対の第2の側(図中右側)に配置された第2のラダー抵抗とを含んでいる。第1のラダー抵抗は、レギュレーター41及び42から配線41a及び42aをそれぞれ介して定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線46aに供給する。第2のラダー抵抗は、レギュレーター43及び44から配線43a及び44aをそれぞれ介して定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線46aに供給する。
また、階調電圧発生回路45bは、第2群の増幅器(図3においては、偶数番目の増幅器)40bに対応して設けられている。階調電圧発生回路45bは、レギュレーター41〜44から配線41b〜44bをそれぞれ介して定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線46bに供給する。
例えば、階調電圧発生回路45bは、第2群の階調線46bの第1の側(図中左側)に配置された第3のラダー抵抗と、第2群の階調線46bの第2の側(図中右側)に配置された第4のラダー抵抗とを含んでいる。第3のラダー抵抗は、レギュレーター41及び42から配線41b及び42bをそれぞれ介して定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線46bに供給する。第4のラダー抵抗は、レギュレーター43及び44から配線43b及び44bをそれぞれ介して定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線46bに供給する。
さらに、階調信号供給回路31は、第1群のスイッチ回路47aと、第2群のスイッチ回路47bと、制御回路50とを含んでいる。第1群のスイッチ回路47aは、第1群の増幅器40aの入力端子の各々に第1群の階調線46aの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。また、第2群のスイッチ回路47bは、第2群の増幅器40bの入力端子の各々に第2群の階調線46bの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。
例えば、第1群のスイッチ回路47aは、第1群の増幅器40aの入力端子と第1群の階調線46aとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。また、第2群のスイッチ回路47bは、第2群の増幅器40bの入力端子と第2群の階調線46bとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。
制御回路50は、例えば、論理回路及び複数のレジスターで構成される。制御回路50は、図2に示す表示コントロール部3から供給される階調データVdataをデコードして、第1群のスイッチ回路47a及び第2群のスイッチ回路47bを制御する複数の制御信号を生成する。
即ち、制御回路50は、階調データVdataによって表される階調レベルに対応する階調線を複数の増幅器の入力端子に接続するように、第1群のスイッチ回路47a及び第2群のスイッチ回路47bを制御する。さらに、制御回路50は、階調データVdataによって表される階調レベルに従って複数の増幅器のゲインを制御する複数の制御信号を生成しても良い。
ここで、第1群のスイッチ回路47a及び第2群のスイッチ回路47bは、複数の階調電圧発生回路45a及び45b、第1群の階調線46a及び第2群の階調線46b、及び、制御回路50と共に、複数のDACを構成している。それらのDACは、表示コントロール部3から供給される階調データVdataを、RGBの色毎に複数のアナログの階調信号に変換する。
このように、複数の階調電圧発生回路45a及び45bを設けることにより、複数のDACには、階調電圧発生回路45a及び45bから給電される階調線が1列毎に交互に接続されるので、各々の階調線に流れる電流を半分にすることができる。その結果、階調線に流れる電流を分散して、複数のDACの出力電圧間のクロストークを低減することができる。
しかしながら、複数の階調電圧発生回路45a及び45bを設ける場合には、レギュレーター41〜44から階調電圧発生回路45a及び45bまでの配線の抵抗値によって異なる電圧降下が生じる場合がある。そのような場合には、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧にばらつきが生じてしまう。
例えば、レギュレーター41から階調電圧発生回路45aまでの配線41aの抵抗値とレギュレーター41から階調電圧発生回路45bまでの配線41bの抵抗値が異なると、縦縞のブロックムラが発生してしまう。
具体例として、階調電圧発生回路45a及び45bの各々は、レギュレーター41〜44から供給される定電圧を分割する複数の分割抵抗からなるラダー抵抗を含んでおり、1つの分割抵抗は、約30Ωの抵抗値を有している。また、レギュレーター41〜44と階調電圧発生回路45a及び45bのラダー抵抗との間の配線を半導体集積回路装置におけるアルミ配線層に形成すると、配線抵抗の差が10Ω程度となってしまう場合があった。
ここで、レギュレーター41〜44が階調電圧発生回路45a及び45bのラダー抵抗に定電圧を供給すると、ラダー抵抗に常にDC電流が流れる。その際に、レギュレーター41〜44からラダー抵抗までの配線にもDC電流が流れ、配線抵抗によって電圧降下が生じる。配線抵抗の差が10Ω程度である場合には、電圧降下の差が1つの分割抵抗の両端間の電圧の1/3程度に相当するので、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧にばらつきが生じてしまう。
あるいは、画面の一部分において奇数番目のブロックのデータ線に供給される階調信号の電位と偶数番目のブロックのデータ線に供給される階調信号の電位とが異なると、それ以外の部分において縦縞のブロックムラが発生してしまう。
そこで、本実施形態においては、配線41aの抵抗値と配線41bの抵抗値との差、配線42aの抵抗値と配線42bの抵抗値との差、配線43aの抵抗値と配線43bの抵抗値との差、及び、配線44aの抵抗値と配線44bの抵抗値との差が、階調電圧発生回路45a及び45bに含まれているラダー抵抗における1つの分割抵抗の抵抗値よりも所定の割合で小さく制限されている。それにより、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧のばらつきを低減して、画質を向上させることができる。
例えば、DACのみで階調信号の階調を再現する場合には、配線抵抗の差を分割抵抗の抵抗値の1/8よりも小さく設定すれば、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧のばらつきがDACの分解能よりもバイナリーで3桁以上小さくなるので、DACの分解能と比較してDACの出力電圧のばらつきを十分小さくすることができる。
また、各々の増幅器が、それぞれのDACから出力される階調信号を、2種類(Jは自然数)のゲインの内から制御回路50によって指定されたゲインで増幅する場合もある。そのような場合には、配線抵抗の差を分割抵抗の抵抗値の1/2よりも小さく設定すれば、DAC及び増幅器の分解能と比較してDACの出力電圧のばらつきを小さくすることができる。
例えば、各々の増幅器が2種類(8種類)のゲインの内から制御回路50によって指定されたゲインで階調信号を増幅する場合には、配線抵抗の差を分割抵抗の抵抗値の1/8よりも小さく設定すれば、DAC及び増幅器の分解能と比較してDACの出力電圧のばらつきを小さくすることができる。
また、各々の増幅器が2種類(16種類)のゲインの内から制御回路50によって指定されたゲインで階調信号を増幅する場合には、配線抵抗の差を分割抵抗の抵抗値の1/16よりも小さく設定すれば、DAC及び増幅器の分解能と比較してDACの出力電圧のばらつきを小さくすることができる。
さらに、各々の増幅器が2種類(32種類)のゲインの内から制御回路50によって指定されたゲインで階調信号を増幅する場合には、配線抵抗の差を分割抵抗の抵抗値の1/32よりも小さく設定すれば、DAC及び増幅器の分解能と比較してDACの出力電圧のばらつきを小さくすることができる。
例えば、DACが64階調を有する階調信号を出力し、増幅器がDACから出力される階調信号を32種類のゲインの内から制御回路50によって指定されたゲインで増幅する場合には、階調信号供給回路31は、2048階調を有する階調信号を生成することができる。
<階調信号供給回路の第2の構成例>
図4は、図2に示す階調信号供給回路の第2の構成例を示す図である。第2の構成例においては、階調電圧発生回路45a及び45bにおいて対応するラダー抵抗同士が隣接して配置されている。その他の点については、第2の構成例は第1の構成例と同様である。
図4に示すように、階調電圧発生回路45aは、第1群の階調線46a及び第2群の階調線46bの第1の側(図中左側)に配置された第1のラダー抵抗と、第1群の階調線46a及び第2群の階調線46bの第2の側(図中右側)に配置された第2のラダー抵抗とを含んでいる。
また、階調電圧発生回路45bは、第1群の階調線46a及び第2群の階調線46bの第1の側に配置されて第1のラダー抵抗に隣接する第3のラダー抵抗と、第1群の階調線46a及び第2群の階調線46bの第2の側に配置されて第2のラダー抵抗に隣接する第4のラダー抵抗とを含んでいる。
それにより、レギュレーター41〜44の各々から階調電圧発生回路45a及び45bのラダー抵抗までの配線の距離を短くして、それらの配線の抵抗値を小さくすることができる。また、階調電圧発生回路45a及び45bに含まれているラダー抵抗のばらつきを小さくすることができる。その結果、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧のばらつきを低減することができる。
さらに、第1群の階調線46aと第2群の階調線46bとにおいて、同一の階調レベルに対応する2本の階調線が互いに隣接して配置されても良い。それにより、第1群の階調線46aと第2群の階調線46bとの間で、同一の階調レベルに対応する2本の階調線の抵抗値のばらつきを小さくすると共に、それらの階調線に接続されたスイッチ回路の抵抗値のばらつきを小さくすることができる。その結果、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧のばらつきをさらに低減することができる。
<階調信号供給回路の第3の構成例>
図5は、図2に示す階調信号供給回路の第3の構成例を示す図である。第3の構成例においては、各々の増幅器の入力端子が複数の階調電圧発生回路45a及び45bの内の選択された一方に電気的に接続可能になっている。その他の点については、第3の構成例は第1又は第2の構成例と同様である。但し、第3の構成例においては、レギュレーターから階調信号供給回路までの配線の抵抗値を制限しなくても良い。
図5に示すように、階調信号供給回路31は、第1群の増幅器40aの入力端子の各々に第2群の階調線46bの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第3群のスイッチ回路48aと、第2群の増幅器40bの入力端子の各々に第1群の階調線46aの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第4群のスイッチ回路48bとをさらに含んでいる。
例えば、第3群のスイッチ回路48aは、第1群の増幅器40aの入力端子と第2群の階調線46bとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。また、第4群のスイッチ回路48bは、第2群の増幅器40bの入力端子と第1群の階調線46aとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。
制御回路50は、図2に示す表示コントロール部3から供給される階調データVdataをデコードして複数の制御信号を生成する際に、各々の増幅器の入力端子に階調電圧を供給する階調電圧発生回路を、階調電圧発生回路45a及び45bの内から選択することが可能である。それにより、各々の増幅器の入力端子に電気的に接続される階調電圧発生回路を適宜切り換えて、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧のばらつきを視覚的に目立たなくすることができる。
例えば、制御回路50は、1垂直同期期間毎に交互に選択された第1群の階調線46aと第2群の階調線46bとの内の一方に含まれている階調線を第1群の増幅器40aの入力端子に電気的に接続するように第1群のスイッチ回路47a及び第3群のスイッチ回路48aを制御する。
また、制御回路50は、1垂直同期期間毎に交互に選択された第1群の階調線46aと第2群の階調線46bとの内の他方に含まれている階調線を第2群の増幅器40bの入力端子に電気的に接続するように第2群のスイッチ回路47b及び第4群のスイッチ回路48bを制御する。
図5(a)には、ある垂直同期期間において、第1群のスイッチ回路47aの内のいずれかを有効(オン状態)にすると共に、第2群のスイッチ回路47bの内のいずれかを有効(オン状態)にする制御信号(白の矢印)が示されている。また、第3群のスイッチ回路48aの全てを無効(オフ状態)にすると共に、第4群のスイッチ回路48bの全てを無効(オフ状態)にする制御信号(黒の矢印)が示されている。
図5(b)には、次の垂直同期期間において、第1群のスイッチ回路47aの全てを無効(オフ状態)にすると共に、第2群のスイッチ回路47bの全てを無効(オフ状態)にする制御信号(黒の矢印)が示されている。また、第3群のスイッチ回路48aの内のいずれかを有効(オン状態)にすると共に、第4群のスイッチ回路48bの内のいずれかを有効(オン状態)にする制御信号(白の矢印)が示されている。
それにより、各々の増幅器の入力端子に電気的に接続される階調電圧発生回路が1垂直同期期間毎に交互に切り換えられるので、人間の目の残像効果によって、階調電圧発生回路45a及び45bに対応するDACの出力電圧のばらつきを視覚的に目立たなくすることができる。
<階調信号供給回路の第4の構成例>
図6は、図2に示す階調信号供給回路の第4の構成例を示す図である。第4の構成例においては、複数の増幅器が3つの群に分割されている。その他の点については、第4の構成例は第1の構成例と同様である。但し、第4の構成例においては、レギュレーターから階調信号供給回路までの配線の抵抗値を制限しなくても良い。
図6に示すように、階調信号供給回路31は、第1群の増幅器40a〜第3群の増幅器40cと、複数のレギュレーター(定電圧回路)41〜44と、複数の階調電圧発生回路45a〜45cと、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cとを含んでいる。図6においては、一例として、4つのレギュレーター41〜44を用いる場合が示されているが、階調信号供給回路31は、少なくとも2つのレギュレーター41及び42を含んでいれば良い。
階調電圧発生回路45aは、第1群の増幅器(図6においては、赤(R)の階調信号を出力する増幅器)40aに対応して設けられている。階調電圧発生回路45bは、第2群の増幅器(図6においては、緑(G)の階調信号を出力する増幅器)40bに対応して設けられている。階調電圧発生回路45cは、第3群の増幅器(図6においては、青(B)の階調信号を出力する増幅器)40cに対応して設けられている。
階調電圧発生回路45aは、レギュレーター41〜44から定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線46aに供給する。階調電圧発生回路45bは、レギュレーター41〜44から定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線46bに供給する。階調電圧発生回路45cは、レギュレーター41〜44から定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第3群の階調線46cに供給する。
例えば、階調電圧発生回路45aは、第1群の階調線46aの第1の側(図中左側)に配置された第1のラダー抵抗と、第1群の階調線46aの第2の側(図中右側)に配置された第2のラダー抵抗とを含んでいる。また、階調電圧発生回路45bは、第2群の階調線46bの第1の側に配置された第3のラダー抵抗と、第2群の階調線46bの第2の側に配置された第4のラダー抵抗とを含んでいる。
また、階調電圧発生回路45cは、第3群の階調線46cの第1の側に配置された第5のラダー抵抗と、第3群の階調線46cの第2の側に配置された第6のラダー抵抗とを含んでいる。第5のラダー抵抗は、レギュレーター41及び42から定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第3群の階調線46cに供給する。第6のラダー抵抗は、レギュレーター43及び44から定電圧VR1及びVR2が供給され、複数の階調電圧を発生して第3群の階調線46cに供給する。
さらに、階調信号供給回路31は、第1群のスイッチ回路47a〜第3群のスイッチ回路47cと、制御回路50とを含んでいる。第1群のスイッチ回路47aは、第1群の増幅器40aの入力端子の各々に第1群の階調線46aの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第2群のスイッチ回路47bは、第2群の増幅器40bの入力端子の各々に第2群の階調線46bの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第3群のスイッチ回路47cは、第3群の増幅器40cの入力端子の各々に第3群の階調線46cの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。
例えば、第1群のスイッチ回路47aは、第1群の増幅器40aの入力端子と第1群の階調線46aとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。第2群のスイッチ回路47bは、第2群の増幅器40bの入力端子と第2群の階調線46bとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。第3群のスイッチ回路47cは、第3群の増幅器40cの入力端子と第3群の階調線46cとの間に電気的に接続された複数のトランスミッションゲートで構成されている。
制御回路50は、図2に示す表示コントロール部3から供給される階調データVdataに含まれている異なる3色(RGB)の階調データに基づいて、第1群のスイッチ回路47a〜第3群のスイッチ回路47cをそれぞれ制御する複数の制御信号を生成する。即ち、制御回路50は、RGBの階調レベルに対応する複数の階調線を第1群の増幅器40a〜第3群の増幅器40cの入力端子に接続するように、第1群のスイッチ回路47a〜第3群のスイッチ回路47cを制御する。さらに、制御回路50は、階調データVdataによって表される階調レベルに対応して複数の増幅器のゲインを制御する複数の制御信号を生成しても良い。
第4の構成例によれば、色毎に異なる階調電圧発生回路45a〜45cを用いることにより、各色のDACに階調電圧を供給する階調電圧発生回路が統一されるので、階調電圧発生回路45a〜45cに対応するDACの出力電圧のばらつきを視覚的に目立たなくすることができる。
<階調信号供給回路の第5の構成例>
図7は、図2に示す階調信号供給回路の第5の構成例を示す図である。第5の構成例においては、階調電圧発生回路45a〜45cにおいて対応するラダー抵抗が隣接して配置されている。また、各々の増幅器の入力端子が階調電圧発生回路45a〜45cの内の選択された1つに電気的に接続可能になっている。その他の点については、第5の構成例は第4の構成例と同様である。
図7に示すように、階調電圧発生回路45aは、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの第1の側(図中左側)に配置された第1のラダー抵抗と、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの第2の側(図中右側)に配置された第2のラダー抵抗とを含んでいる。
また、階調電圧発生回路45bは、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの第1の側に配置されて第1のラダー抵抗に隣接する第3のラダー抵抗と、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの第2の側に配置されて第2のラダー抵抗に隣接する第4のラダー抵抗とを含んでいる。
さらに、階調電圧発生回路45cは、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの第1の側に配置されて第3のラダー抵抗に隣接する第5のラダー抵抗と、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの第2の側に配置されて第4のラダー抵抗に隣接する第6のラダー抵抗とを含んでいる。
また、第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cにおいて、同一の階調レベルに対応する2本の階調線が互いに隣接して配置されている。即ち、第1群の階調線46aと第2群の階調線46bとにおいて、同一の階調レベルに対応する2本の階調線が互いに隣接して配置されており、第2群の階調線46bと第3群の階調線46cとにおいて、同一の階調レベルに対応する2本の階調線が互いに隣接して配置されている。
さらに、階調信号供給回路31は、第1群のスイッチ回路47a〜第9群のスイッチ回路49cを含んでいる。第1群のスイッチ回路47aは、第1群の増幅器40aの入力端子の各々に第1群の階調線46aの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第2群のスイッチ回路47bは、第2群の増幅器40bの入力端子の各々に第2群の階調線46bの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第3群のスイッチ回路47cは、第3群の増幅器40cの入力端子の各々に第3群の階調線46cの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。
第4群のスイッチ回路48aは、第1群の増幅器40aの入力端子の各々に第2群の階調線46bの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第5群のスイッチ回路48bは、第2群の増幅器40bの入力端子の各々に第1群の階調線46aの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第6群のスイッチ回路48cは、第3群の増幅器40cの入力端子の各々に第1群の階調線46aの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。
第7群のスイッチ回路49aは、第1群の増幅器40aの入力端子の各々に第3群の階調線46cの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第8群のスイッチ回路49bは、第2群の増幅器40bの入力端子の各々に第3群の階調線46cの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。第9群のスイッチ回路49cは、第3群の増幅器40cの入力端子の各々に第2群の階調線46bの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。
例えば、第1群のスイッチ回路47a〜第9群のスイッチ回路49cの各々は、トランスミッションゲートで構成されている。第1群のスイッチ回路47a〜第9群のスイッチ回路49cは、第1群の増幅器40a〜第3群の増幅器40cの入力端子の各々に第1群の階調線46a〜第3群の階調線46cの内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する。
制御回路50は、図2に示す表示コントロール部3から供給される階調データVdataをデコードして複数の制御信号を生成する際に、各々の増幅器の入力端子に階調電圧を供給する階調電圧発生回路を、階調電圧発生回路45a〜45cの内から選択することが可能となっている。
また、制御回路50は、第1群の増幅器40a〜第3群の増幅器40cの入力端子に階調電圧を供給する3つの階調電圧発生回路を所定の期間(例えば、1垂直同期期間)毎に変更するように第1群のスイッチ回路47a〜第9群のスイッチ回路49cを制御しても良い。それにより、3色のDACの出力電圧のばらつきを時間的に平均化して、視覚的に目立たなくすることができる。
<デマルチプレクサー等の構成>
図8は、図2に示すデマルチプレクサー及びレベル制御回路の構成例を示す回路図である。図8においては、第i番目のグループに対応するデマルチプレクサーDM(i)と、デマルチプレクサーDM(i)に接続された複数のレベル制御回路LSとが示されている(iは、1以上でL以下の整数)。以下に、図2及び図8を参照しながら、デマルチプレクサーDM(i)及びレベル制御回路LSについて説明する。
図8に示すように、デマルチプレクサーDM(i)は、列毎に設けられた複数のトランスミッションゲート32を含み、第i番目のグループを構成する18本のデータ線13aに階調信号Vd(i)を時分割で供給する。デマルチプレクサーDM(i)の複数のトランスミッションゲート32の入力端子は互いに共通接続されており、その共通入力端子に階調信号Vd(i)が供給される。
デマルチプレクサーDM(i)において第1列に設けられたトランスミッションゲート32は、制御信号Sel(1)がハイレベル(制御信号/Sel(1)がローレベル)であるときにオン(導通)する。また、デマルチプレクサーDM(i)において第2列に設けられたトランスミッションゲート32は、制御信号Sel(2)がハイレベルであるときにオンする。以下同様に、デマルチプレクサーDM(i)において第18列に設けられたトランスミッションゲート32は、制御信号Sel(18)がハイレベルであるときにオンする。
各々のレベル制御回路LSは、保持容量C1と、トランスミッションゲート33及び34とを含み、データ線13aの電位を制御する。保持容量C1の一方の電極は、トランスミッションゲート32の出力端子に電気的に接続されている。また、保持容量C1の他方の電極は、固定された電位VSSの配線に共通に接続されている。ここで、電位VSSは、論理信号である走査信号や制御信号のローレベルに相当する電位であっても良い。
トランスミッションゲート33の入力端子は、保持容量C1の一方の電極に接続されており、トランスミッションゲート33の出力端子は、データ線13aに接続されている。トランスミッションゲート34の入力端子は、初期化電位Viniの供給線に接続されており、トランスミッションゲート34の出力端子は、データ線13aに接続されている。
初期化電位Viniの供給線には、表示コントロール部3から所定の初期化電位Viniが供給される。表示コントロール部3は、複数列のトランスミッションゲート34の制御端子に制御信号Gini及び/Giniを共通に供給する。複数列のトランスミッションゲート34は、制御信号Giniがハイレベルのときに一斉にオンして、初期化電位Viniの供給線をデータ線13aに電気的に接続し、制御信号Giniがローレベルのときに、両者を電気的に非接続とする。
また、トランスミッションゲート32がオンした際に、保持容量C1の一方の電極には、階調信号供給回路31から階調信号Vd(i)が供給される。表示コントロール部3は、複数列のトランスミッションゲート33に制御信号Gcpl及び/Gcplを共通に供給する。複数列のトランスミッションゲート33は、制御信号Gcplがハイレベルであるときに一斉にオンして、保持容量C1の一方の電極をデータ線13aに電気的に接続し、制御信号Gcplがローレベルのときに、両者を電気的に非接続とする。
<画素回路の構成>
図9は、図2に示す画素回路等の構成例を示す回路図である。図9においては、第m行第n列の画素回路11と、第(m+1)行第n列の画素回路11とによって、1ブロックの画素回路が構成されている。複数の画素回路の回路的な構成は同一であるので、図9には1つの画素回路の構成例が示されている。
この例において、画素回路11は、発光素子D1と、画素容量C3と、PチャネルMOSトランジスターQP1〜QP5とを含んでいる。また、表示パネル10には、各列において1ブロックを構成する画素回路11に対応して、転送容量C2と、PチャネルMOSトランジスターQP6とが設けられている。なお、データ線13aとリセット線14との間には、寄生容量Cpが存在する。
発光素子D1は、例えば、シリコン基板に形成されたアノードと光透過性を有するカソードとによって白色の有機EL層を挟持したOLEDである。発光素子D1のアノードは、画素回路毎に個別に設けられる画素電極である。これに対して、発光素子D1のカソードは、全ての画素回路に共通に設けられる共通電極であり、画素回路11における低電位側の電源電位Vctに保たれる。
発光素子D1の出射側(カソード側)には、RGBのいずれかに対応したカラーフィルターが設けられている。なお、白色の有機EL層を挟んで配置される2つの反射層間の光学距離を調整してキャビティ構造を形成し、発光素子D1から出射される光の波長を設定しても良い。この場合には、カラーフィルターが設けられても良いし、設けられなくても良い。
そのような発光素子D1において、アノードからカソードに電流が流れると、アノードから注入された正孔とカソードから注入された電子とが有機EL層で再結合して励起子が生成され、白色光が発生する。このときに発生した白色光は、シリコン基板(アノード)とは反対側のカソードを透過し、カラーフィルターによる着色を経て、表示パネル10から出射される。
また、表示パネル10には、第1の方向に延在するM本の制御線15と、M本の制御線16と、M本の制御線17と、K本の制御線18とが設けられている。ここで、Kは、ブロック数に相当し、画素回路の行数Mを1ブロックに含まれる画素回路の数で割った値(自然数)である。
図2に示すゲート線駆動回路20は、第m行の走査線12に走査信号Gwr(m)を供給する。また、ゲート線駆動回路20は、第m行の制御線15に制御信号Gcmp(m)を供給し、第m行の制御線16に制御信号Gel(m)を供給し、第m行の制御線17に制御信号Gorst(m)を供給し、第kブロックの制御線18に制御信号Gfix(k)を供給する。
データ線13aには、転送容量C2の一方の電極と、トランジスターQP6のソース及びドレインの内の一方とが、電気的に接続されている。また、転送容量C2の他方の電極と、トランジスターQP6のソース及びドレインの内の他方とは、データ分割線13bに電気的に接続されている。
即ち、データ線13aとデータ分割線13bとの間に、転送容量C2とトランジスターQP6とが並列に接続されている。トランジスターQP6のゲートは、制御線18に電気的に接続され、制御信号Gfix(k)が供給される。トランジスターQP6は、主として、データ線13aとデータ分割線13bとの間の電気的な接続を制御するスイッチングトランジスターとして機能する。
トランジスターQP2のソース及びドレインの内の一方は、データ分割線13bに電気的に接続されており、ソース及びドレインの内の他方は、駆動トランジスターQP1のゲートと、画素容量C3の一方の電極とに電気的に接続されている。トランジスターQP2のゲートは、走査線12に電気的に接続され、走査信号Gwr(m)が供給される。トランジスターQP2は、データ分割線13bに接続された転送容量C2の他方の電極と、駆動トランジスターQP1のゲートとの間の電気的な接続を制御するスイッチングトランジスターとして機能する。
画素容量C3の他方の電極は、表示パネル10における高電位側の電源電位Velが供給される電源給電線19に電気的に接続されている。それにより、画素容量C3は、駆動トランジスターQP1のゲート・ソース間の電圧を保持する容量として機能する。
駆動トランジスターQP1のソースは、電源給電線19に電気的に接続されており、ドレインは、トランジスターQP3のソース及びドレインの内の一方と、トランジスターQP4のソースとに電気的に接続されている。駆動トランジスターQP1は、ソース・ゲート間の電圧に応じたドレイン電流を流して発光素子D1を駆動する。
トランジスターQP3のソース及びドレインの内の他方は、データ分割線13bに電気的に接続されている。トランジスターQP3のゲートは、制御線15に電気的に接続され、制御信号Gcmp(m)が供給される。トランジスターQP3は、トランジスターQP2を介して駆動トランジスターQP1のゲートとドレインとの間の電気的な接続を制御するスイッチングトランジスターとして機能する。
トランジスターQP4のドレインは、発光素子D1のアノードとトランジスターQP5のソースとに電気的に接続されている。トランジスターQP4のゲートは、制御線16に電気的に接続され、制御信号Gel(m)が供給される。トランジスターQP4は、駆動トランジスターQP1のドレインと、発光素子D1のアノードとの間の電気的な接続を制御するスイッチングトランジスターとして機能する。
トランジスターQP5のドレインは、リセット線14に電気的に接続され、リセット電位Vorstに保たれている。トランジスターQP5のゲートは、制御線17に電気的に接続され、制御信号Gorst(m)が供給される。トランジスターQP5は、リセット線14と発光素子D1のアノードとの間の電気的な接続を制御するスイッチングトランジスターとして機能する。
トランジスターQP1〜QP6は、シリコン基板のNウエルに形成されても良い。その場合に、トランジスターQP1〜QP6のバックゲート(Nウエル)には、表示パネル10における高電位側の電源電位Velが供給される。なお、トランジスターQP1〜QP6は、薄膜トランジスターであっても良い。
また、画素容量C3としては、駆動トランジスターQP1のゲートに付随する寄生容量を用いても良い。あるいは、画素容量C3として、シリコン基板上に設けられた複数の異なる配線層における配線で層間絶縁膜を挟持することによって形成された容量を用いても良い。
<表示装置の表示動作>
図2〜図9に示す表示装置の表示動作について、図10を参照しながら説明する。図10は、表示装置の表示動作を説明するためのタイミングチャートである。電源投入後にパワーオンリセットが解除されると、表示コントロール部3は、ゲート線駆動回路20及びデータ線駆動回路30に表示動作を開始させると共に、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを周期的にローレベルに活性化する。
図10に示すように、表示コントロール部3は、1水平同期期間(1H)内の所定の期間において、制御信号Sel(1)〜Sel(18)をハイレベルに順次活性化すると共に、制御信号Giniをハイレベルに活性化し、制御信号Gcplをローレベルに非活性化する。それにより、デマルチプレクサーDM(i)において、制御信号Sel(1)〜Sel(18)が印加されるトランスミッションゲート32が順次オンする。また、レベル制御回路LSにおいて、トランスミッションゲート34がオンし、トランスミッションゲート33がオフする。
また、階調信号供給回路31は、上記所定の期間において、第i番目のグループのデータ線13aに対応する階調信号Vd(i)の電位を、第i番目のグループにおける第1列、第2列、…、第18列の画素の階調レベルに対応する階調電位に順番に切り換える。それにより、第i番目のグループにおける第1列、第2列、…、第18列の画素に対応する保持容量C1にそれぞれの階調電位が充電される。上記所定の期間の経過後、表示コントロール部3は、制御信号Giniをローレベルに非活性化し、制御信号Gcplをハイレベルに活性化する。
一方、ゲート線駆動回路20は、1垂直同期期間内の第m番目及び第(m+1)番目の水平同期期間において、第m行の制御線17に供給される制御信号Gorst(m)をローレベルに活性化すると共に、第m行の制御線16に供給される制御信号Gel(m)をハイレベルに非活性化する。
また、ゲート線駆動回路20は、1垂直同期期間内の第m番目の水平同期期間において、第kブロックの制御線18に供給される制御信号Gfix(k)、第m行の走査線12に供給される走査信号Gwr(m)、及び、第m行の制御線15に供給される制御信号Gcmp(m)を、ローレベルに順次活性化する。
さらに、1垂直同期期間内の第m番目及び第(m+1)番目の水平同期期間が終了した後に、ゲート線駆動回路20は、第m行の制御線17に供給される制御信号Gorst(m)をハイレベルに非活性化すると共に、第m行の制御線16に供給される制御信号Gel(m)をローレベルに活性化する。
それにより、第m番目の水平同期期間において、第m行のラインの駆動期間(初期化期間、補償期間、及び、書込期間)が設けられ、第(m+2)番目の水平同期期間以降において、第m行のラインの発光期間が設けられる。そして、1つのラインについて、駆動期間の開始から1垂直同期期間が経過した後に、再び駆動期間が設けられる。従って、発光期間→初期化期間→補償期間→書込期間→発光期間というサイクルが繰り返される。
なお、図9においては、トランジスターQP3が駆動トランジスターQP1のドレインとデータ分割線13bとの間に接続されているが、トランジスターQP3を駆動トランジスターQP1のドレインとゲートとの間に接続しても良い。あるいは、トランジスターQP5を省略しても良い。
また、図9においては、トランジスターQP6及び転送容量C2が2つの画素回路11に対して1つずつ設けられているが、トランジスターQP6及び転送容量C2を1つの画素回路11に対して1つずつ設けても良い。従って、トランジスターQP6及び転送容量C2は、必ずしも画素回路11の外部に配置する必要はなく、画素回路11の内部に配置しても良い。
あるいは、データ線13aをグループ化せずに、デマルチプレクサーDM(図2)を用いないで全てのデータ線13aに階調信号を一斉に供給するようにしても良い。その場合には、階調信号供給回路31の増幅器が、デマルチプレクサーDMを介さずにデータ線13aを駆動することになる。
さらに、図9においては、画素回路11においてPチャネルMOSトランジスターが用いられているが、PチャネルMOSトランジスターの替りにNチャネルMOSトランジスターを用いても良い。画素回路11においてNチャネルMOSトランジスターを用いる場合には、トランジスターのソース及びドレインの接続関係、及び、ゲート信号の極性が、上記とは逆になる。また、上記の階調信号Vd(i)に対して極性が反転した階調信号を画素回路11に供給すれば良い。あるいは、PチャネルMOSトランジスターとNチャネルMOSトランジスターとを適宜組み合わせて用いても良い。
<電子機器>
次に、本発明に係る電気光学装置を適用した電子機器の実施形態について説明する。図1に示す電気光学装置1は、画素が小サイズなので高精細な表示を行う用途に向いている。そこで、電子機器として、ヘッドマウント・ディスプレイを例に挙げて説明する。
図11は、ヘッドマウント・ディスプレイの外観を示す斜視図であり、図12は、ヘッドマウント・ディスプレイの光学的な構成を示す平面図である。図11に示すように、ヘッドマウント・ディスプレイ100は、一般的な眼鏡と同様に、テンプル110と、ブリッジ120と、レンズ101L及び101Rとを備えている。また、図12に示すように、ヘッドマウント・ディスプレイ100には、ブリッジ120の近傍であってレンズ101L及び101Rの奥側(図中下側)に、左眼用の電気光学装置1Lと右眼用の電気光学装置1Rとが設けられる。
電気光学装置1Lの画像表示面は、図12において左側となるように配置されている。それにより、電気光学装置1Lの表示画像は、光学レンズ102Lを介して図中L方向に出射する。ハーフミラー103Lは、電気光学装置1Lの表示画像を図中B方向に反射させる一方、図中F方向から入射した光を透過させる。
電気光学装置1Rの画像表示面は、電気光学装置1Lとは反対に、図12において右側となるように配置されている。それにより電気光学装置1Rの表示画像は、光学レンズ102Rを介して図中R方向に出射する。ハーフミラー103Rは、電気光学装置1Rの表示画像を図中B方向に反射させる一方、図中F方向から入射した光を透過させる。
このような構成によって、ヘッドマウント・ディスプレイ100のユーザーは、電気光学装置1L及び1Rの表示画像を、外部の風景と重ね合わせたシースルー状態で観察することができる。また、ヘッドマウント・ディスプレイ100において、視差を伴う両眼用画像の内の左眼用画像を電気光学装置1Lに表示させ、右眼用画像を電気光学装置1Rに表示させることにより、表示された画像があたかも奥行や立体感を持つかのようにユーザーに知覚させることができる(3D表示)。
なお、電気光学装置1は、ヘッドマウント・ディスプレイ100の他にも、ビデオカメラやレンズ交換式のデジタルカメラにおける電子式ビューファインダー等の電子機器に適用することが可能である。本実施形態によれば、電気光学装置又は電子機器の温度が大きく変化しても、表示パネルに表示される画像を正確に補正することができる。
上記の実施形態においては、発光素子としてOLEDを用いる場合について説明したが、本発明においては、例えば、無機発光ダイオードやLED(Light Emitting Diode)等のように、電流に応じた輝度で発光する発光素子を用いることができる。このように、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
1、1L、1R…電気光学装置、2…表示装置、3…表示コントロール部、3a…電圧生成回路、4…ケース、5…FPC基板、6…端子、10…表示パネル、11…画素回路、12…走査線、13a…データ線、13b…データ分割線、14…リセット線、15〜18…制御線、19…電源給電線、20…ゲート線駆動回路、30…データ線駆動回路、31…階調信号供給回路、32〜34…トランスミッションゲート、40a〜40c…増幅器、41〜44…レギュレーター、41a〜44b…配線、45a〜45c…階調電圧発生回路、46a〜46c…階調線、47a〜49c…スイッチ回路、50…制御回路、100…ヘッドマウント・ディスプレイ、101L、101R…レンズ、102L、102R…光学レンズ、103L、103R…ハーフミラー、110…テンプル、120…ブリッジ、LS…レベル制御回路、DM…デマルチプレクサー、D1…発光素子、QP1〜QP6…PチャネルMOSトランジスター、C1…保持容量、C2…転送容量、C3…画素容量、Cp…寄生容量

Claims (9)

  1. 複数列の画素回路に対応して設けられた複数のデータ線を含む表示パネルと、
    前記複数のデータ線又はそれらのデータ線に接続される複数の容量を駆動する複数の増幅器と、
    第1の定電圧及び第2の定電圧をそれぞれ生成する第1の定電圧回路及び第2の定電圧回路と、
    前記第1及び第2の定電圧回路から第1の配線及び第2の配線をそれぞれ介して第1及び第2の定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第1群の階調線に供給する第1の階調電圧発生回路と、
    前記第1及び第2の定電圧回路から第3の配線及び第4の配線をそれぞれ介して第1及び第2の定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第2群の階調線に供給する第2の階調電圧発生回路と、
    前記複数の増幅器の内の第1群の増幅器の入力端子の各々に前記第1群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第1群のスイッチ回路と、
    前記複数の増幅器の内の第2群の増幅器の入力端子の各々に前記第2群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第2群のスイッチ回路と、
    を備え、前記第1の配線の抵抗値と前記第3の配線の抵抗値との差、及び、前記第2の配線の抵抗値と前記第4の配線の抵抗値との差が、前記第1及び第2の階調電圧発生回路に含まれているラダー抵抗における1つの分割抵抗の抵抗値の1/8よりも小さいことを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の階調電圧発生回路が、前記第1群及び第2群の階調線の第1の側に配置された第1のラダー抵抗と、前記第1群及び第2群の階調線の第1の側と反対の第2の側に配置された第2のラダー抵抗とを含み、
    前記第2の階調電圧発生回路が、前記第1群及び第2群の階調線の第1の側に配置されて前記第1のラダー抵抗に隣接する第3のラダー抵抗と、前記第1群及び第2群の階調線の第2の側に配置されて前記第2のラダー抵抗に隣接する第4のラダー抵抗とを含む、
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1群の階調線と前記第2群の階調線とにおいて、同一の階調レベルに対応する2本の階調線が互いに隣接して配置されている、請求項2記載の表示装置。
  4. 前記第1群の増幅器の入力端子の各々に前記第2群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第3群のスイッチ回路と、
    前記第2群の増幅器の入力端子の各々に前記第1群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第4群のスイッチ回路と、
    をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項記載の表示装置。
  5. 1垂直同期期間毎に交互に選択された前記第1群の階調線と前記第2群の階調線との内の一方に含まれている階調線を前記第1群の増幅器の入力端子に電気的に接続するように前記第1群及び第3群のスイッチ回路を制御すると共に、1垂直同期期間毎に交互に選択された前記第1群の階調線と前記第2群の階調線との内の他方に含まれている階調線を前記第2群の増幅器の入力端子に電気的に接続するように前記第2群及び第4群のスイッチ回路を制御する制御回路をさらに備える、請求項4記載の表示装置。
  6. 前記第1及び第2の定電圧回路から第1及び第2の定電圧が供給され、複数の階調電圧を発生して第3群の階調線に供給する第3の階調電圧発生回路と、
    前記複数の増幅器の内の第3群の増幅器の入力端子の各々に前記第3群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する第3群のスイッチ回路と、
    異なる3色の階調データに基づいて前記第1群〜第3群のスイッチ回路をそれぞれ制御する制御回路と、
    をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項記載の表示装置。
  7. 前記第1群〜第3群の増幅器の入力端子の各々に前記第1群〜第3群の階調線の内からそれぞれ選択された階調線を電気的に接続する複数のスイッチ回路を備え、
    前記制御回路が、前記第1群〜第3群の増幅器の入力端子に階調電圧を供給する3つの階調電圧発生回路を所定の期間毎に変更するように前記複数のスイッチ回路を制御する、請求項6記載の表示装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の表示装置を備える電気光学装置。
  9. 請求項8記載の電気光学装置を備える電子機器。
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