JP2016138493A - 可変ノズルタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーの外側からノズルの最大開度および最小開度の少なくとも一方を変更することができる可変ノズルタービンを提供する。
【解決手段】可変ノズルタービンは、ノズルベーンおよび軸部を含む複数のノズル部材と、複数のノズル部材のそれぞれを軸部回りに回転させるためのリンク機構と、内部にリンク機構が配置されるリンク室を形成するカバーと、カバーを貫通する軸部材を介してリンク機構と接続されたインプットレバーと、カバーを貫通するロッドであって、インプットレバーが操作されたときにリンク機構と当接する先端を有するロッドと、カバーの外側でロッドをカバーに固定する固定部材であって、カバーからロッドの先端までの距離を決定するロッド固定位置を変更可能な固定部材と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービンインペラへ作動流体を噴射するノズルの開度および向きが変更可能な可変ノズルタービンに関する。
従来から、自動車や船舶には、可変ノズルタービンが搭載されている。可変ノズルタービンは、例えば、エンジンからの排ガスで駆動される。例えば、特許文献1には、図6および図7に示すような可変ノズルタービン100が開示されている。
具体的に、可変ノズルタービン100は、シュラウド140と、シュラウド140との間にリンク室160を形成するカバー150を含む。また、可変ノズルタービン100は、シュラウド140を貫通する軸部112およびノズルベーン111を有する複数(図6,7では1つのみを図示)のノズル部材110と、リンク室160内に配置された、各ノズル部材110を軸部112回りに回転させるためのリンク機構120を含む。
リンク機構120は、ノズル部材110の軸部112にそれぞれ回転不能に連結された複数のアーム121と、カバー150を貫通するレバーと連結されたリング123を含む。各アーム121には、ノズル部材110の軸部112と平行に延びるピン122が設けられている一方、リング123には、ピン122と係合する長穴124が設けられている。すなわち、長穴124の両端部は、ノズルの最大開度および最小開度を規定するストッパーとして機能する。
実開昭61−197224号公報
しかしながら、図6および図7に示すような構造では、ノズルの最大開度および最小開度のどちらかまたは双方を変更するためには、カバー150を取り外して、リング123を交換するなどの作業が必要になる。
そこで、本発明は、カバーの外側からノズルの最大開度および最小開度の少なくとも一方を変更することができる可変ノズルタービンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の可変ノズルタービンは、タービンインペラの周囲の導入路に配置されたノズルベーン、および前記ノズルベーンから延びる軸部、を含む複数のノズル部材と、前記複数のノズル部材のそれぞれを前記軸部回りに回転させるためのリンク機構と、内部に前記リンク機構が配置されるリンク室を形成するカバーと、前記カバーを貫通する軸部材を介して前記リンク機構と接続されたインプットレバーと、前記カバーを貫通するロッドであって、前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する先端を有するロッドと、前記カバーの外側で前記ロッドを前記カバーに固定する固定部材であって、前記カバーから前記ロッドの先端までの距離を決定するロッド固定位置を変更可能な固定部材と、をさらに備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、インプットレバーが操作されたときにリンク機構と当接する先端を有するロッドが固定部材によってカバーの外側でカバーに固定され、そのロッド固定位置が変更可能であるので、カバーの外側からノズルの最大開度および最小開度の少なくとも一方を変更することができる。
前記リンク機構は、前記軸部材に連結された、前記軸部材回りに揺動するインプットリンクを含み、前記ロッドの先端は、前記インプットレバーが操作されたときに前記インプットリンクと当接してもよい。この構成によれば、リンク機構をシンプルな構造とすることができる。
上記の可変ノズルタービンは、前記導入路に沿うとともに前記タービンインペラの裏側に広がるプレートをさらに備え、前記複数のノズル部材の前記軸部は、前記プレートを貫通しており、前記カバーは、前記プレートの裏側に前記リンク室を形成してもよい。この構成によれば、プレートの裏側の空間をリンク室として合理的に活用することができる。
前記ロッドは、ノズルの開度を大きくする方向に前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する最大開度規定ロッドであってもよい。この構成によれば、カバーの外側からノズルの最大開度を変更することができる。
前記ロッドは、ノズルの開度を大きくする方向に前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する最大開度規定ロッドと、ノズルの開度を小さくする方向に前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する最小開度規定ロッドの双方であってもよい。この構成によれば、カバーの外側からノズルの最大開度および最小開度の双方を変更することができる。
前記リンク機構は、前記複数のノズル部材の軸部にそれぞれ連結された、前記軸部から側方に延びる複数のアームと、前記複数のアームにおける前記ノズル部材と反対側の端部にそれぞれ取り付けられた複数のローラと、前記複数のローラの間に介在し、かつ、前記タービンインペラの軸心を中心とする径方向における前記ローラの移動をガイドする複数の操作片を有するリンクリングと、を含んでもよい。この構成によれば、アームに取り付けられたローラがリンクリングの操作片上を転動するので、アームおよびリンクリングの摩耗が抑制され、高い耐久性を得ることができる。
前記ロッドは、前記カバーに設けられたネジ穴に螺合するボルトであり、前記固定部材は、前記ボルトに螺合するナットであってもよい。この構成によれば、ロッドの回転によって、カバーからロッドの先端までの距離を微調整することができる。
本発明によれば、カバーの外側からノズルの最大開度および最小開度の少なくとも一方を変更することができる。
本発明の一実施形態に係る可変ノズルタービンの断面図である。 ノズル部材およびリンク機構の一部の正面図であり、インプットレバーが基準位置にある状態を示す。 ノズル部材およびリンク機構の一部の正面図であり、インプットレバーが基準位置からノズルの開度を大きくする方向に倒された状態を示す。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。 従来の可変ノズルタービンの一部の断面図である。 図6に示す可変ノズルタービンのリンク機構の一部の背面図である。
図1に、本発明の一実施形態に係る可変ノズルタービン1を示す。この可変ノズルタービン1は、例えば、自動車や船舶に搭載されて、エンジンからの排ガスで駆動される。ただし、可変ノズルタービン1は、蒸気などのその他の作動流体で駆動されてもよい。
可変ノズルタービン1は、タービンインペラ32と、タービンインペラ32が取り付けられた回転軸31と、回転軸31をブッシュ39を介して回転自在に支持する第1ハウジング34を含む。また、可変ノズルタービン1は、タービンインペラ32の周囲に導入路24を形成するプレート35およびシュラウド21と、導入路24と連通する渦巻き室25を形成する第2ハウジング26を含む。以下、説明の便宜上、タービンインペラ32の軸心33を中心とする径方向を、単に「径方向R」といい、軸心33が延びる方向を、単に「軸方向X」という。
導入路24は、径方向Rと平行な、環状の流路である。渦巻き室25には、作動流体(例えば、エンジンからの排ガス)が供給される。渦巻き室25に供給された作動流体は、導入路24を通じてタービンインペラ32に吹き付けられる。
プレート35は、導入路24に沿うとともに、タービンインペラ32の裏側に広がっている。プレート35は、単一のプレートであってもよいし、複数のプレートに分割されていてもよい。プレート35は、第1ハウジング34に固定されている。
シュラウド21は、導入路24を挟んでプレート35と対向するフランジ部23と、フランジ部23の内側端部からプレート35と反対側に延びる管状部22を有する。すなわち、管状部22は、可変ノズルタービン1における作動流体の排出口を構成する。
さらに、可変ノズルタービン1は、タービンインペラ32の周囲に等角度間隔で配置された複数のノズル部材5と、プレート35の裏側に配置されたリンク機構6を含む。プレート35の裏側には、カバー4によって環状のリンク室36が形成されており、リンク機構6はそのリンク室36内に配置されている。リンク機構6は、カバー4を貫通する軸部材82を介してインプットレバー81と接続されている。
本実施形態では、カバー4が第1ハウジング34に一体的に形成されている。具体的に、カバー4は、図2〜図5に示すように、第1ハウジング34から径方向Rに広がる底壁4aと、底壁4aの外周縁部からプレート35に向かって軸方向Xに延びる周壁4bを含む。
図2〜図5に示すように、各ノズル部材5は、導入路24に配置されたノズルベーン51と、ノズルベーン51からプレート35を貫通してリンク室36内まで軸方向Xに延びる軸部52を含む。軸部52は、ブッシュ53を介してプレート35に回転自在に支持されている。ただし、ブッシュ53は省略可能である。
隣り合うノズルベーン51の間には、タービンインペラ32へ作動流体を噴射するノズル50が形成されている。図2は、上述したインプットレバー81が基準位置にある状態を示し、図3は、インプットレバー81が基準位置からノズル50の開度を大きくする方向に倒された状態を示す(当然、インプットレバー81が基準位置からノズル50の開度を小さくする方向に倒されることもある)。インプットレバー81を操作することによって、ノズル50の開度および向きが変更される。
リンク機構6は、各ノズル部材5を軸部52回りに回転させるためのものである。具体的に、リンク機構6は、複数のアーム61と、アーム61に対してプレート35と反対側に配置されたリンクリング65と、リンクリング65に対してプレート35と反対側に配置されたインプットリンク7を含む。
各アーム61は、ノズル部材5の軸部52から側方に(本実施形態では、径方向Rにおいて内向きに)延びている。各アーム61の外側端部は、ノズル部材5の軸部52に回転不能に連結されている。各アーム61の内側端部(すなわち、ノズル部材5と反対側の端部)には、ローラ62が取り付けられている。
本実施形態では、各ローラ62が、円盤状のホイール部63と、ホイール部63の中心から軸方向Xに延びる軸部64を有する。そして、軸部64が、アーム61の内側端部に回転自在に支持されている。ただし、ローラ62が中心に貫通穴を有するリング状であり、ローラ62が当該ローラ62を回転自在に支持する軸部材(図示せず)を介してアーム61に取り付けられていてもよい。
リンクリング65は、周方向に連続する本体部66と、本体部66から突出する複数の操作片67を有する。本実施形態では、本体部66が軸方向Xに薄い板状をなしており、操作片67が、本体部66のプレート35側の主面から軸方向Xに突出している。ただし、リンクリング65は、アーム61の内側に配置されていて、操作片67が本体部66から径方向Rにおいて外向きに突出するように構成されていてもよい。
操作片67は、複数のローラ62の間に介在し、かつ、径方向Rにおけるローラ62の移動をガイドするように構成されている。具体的には、各操作片67は、径方向Rにおいて内向きに先細りとなる台形状をなしており、隣り合う操作片67の互いに対向する側面同士が平行となっている。
リンクリング65の内側には、リンクリング65と摺動可能に嵌合するガイドリング37が配置されている。ガイドリング37は、第1ハウジング34に固定されている。ガイドリング37には、リンクリング65の本体部66の内側端部と係合する窪み37aが形成されている。また、ガイドリング37には、リンクリング65の本体部66の内側端部を窪み37a内に保持するための押えリング38が取り付けられている。
インプットリンク7は、上述した軸部材82に回転不能に連結されている。軸部材82は、カバー4の底壁4aを貫通して軸方向Xに延びており、インプットレバー81に固定されている。また、軸部材82は、カバー4の底壁4aに取り付けられた軸受部材83によって回転自在に支持されている。すなわち、インプットリンク7は、軸部材82回りに揺動する。
インプットリンク7は、径方向Rにおいて軸部材82からリンクリング65と重なり合う位置まで延びており、インプットリンク7の内側端部には、径方向Rにおいて内向きに開口する開口71が形成されている。換言すれば、インプットリンク7は、開口71を規定する一対の係合片72を有する。
一方、リンクリング65には、インプットリンク7の開口71と係合するインプットローラ69が軸部材68を介して取り付けられている。本実施形態では、リンクリング65における1つの操作片67がある肉厚部分にネジ穴が形成されており、このネジ穴に、軸部材68の一端部に形成されたネジ山が螺合している。インプットローラ69は、軸部材68に、回転自在に支持されている。
このような構成により、インプットレバー81を操作すれば、図3に示すように、インプットリンク7が揺動し、インプットローラ69が一方の係合片72上を転動しながらリンクリング65が回転する。これに伴い、各アーム61に取り付けられたローラ62がリンクリング65の操作片67の一方の側面上を転動しながら径方向Rに移動する。ローラ62が径方向に移動すると、各アーム61がノズル部材5の軸部52回りに揺動し、ノズル部材5のノズルベーン51の角度が変更される。これにより、ノズル50の開度および向きが変更される。このように、本実施形態の可変ノズルタービン1ではアーム61に取り付けられたローラ62がリンクリング65の操作片67上を転動するので、アーム61およびリンクリング65の摩耗が抑制され、高い耐久性を得ることができる。
さらに、本実施形態では、ノズル50の開度を制限するための構成が採用されている。具体的に、可変ノズルタービン1は、カバー4の周壁4bを貫通する最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42を含む。
図2に示すように、インプットリンク7には、開口71の開口方向と直交する方向において、係合片72よりも外側に張り出す一対の突出部73,74が設けられている。最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42は、突出部73,74に対応する位置に配置されている。
本実施形態では、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42が、軸部材82の中心を通る径方向Rと平行に延びている。ノズル50の開度を大きくする方向にインプットレバー81が操作されたときには、インプットリンク7の一方(図2では右側)の突出部73がカバー4の周壁4bに近づく方向に移動し、突出部73が最大開度規定ロッド41の先端に当接することによってインプットリンク7の揺動が規制される。逆に、ノズル50の開度を小さくする方向にインプットレバー81が操作されたときには、インプットリンク7の他方(図2では左側)の突出部74がカバー4の周壁4bに近づく方向に移動し、突出部74が最小開度規定ロッド42の先端に当接することによってインプットリンク7の揺動が規制される。
最大開度規定ロッド41は、カバー4の外側で第1固定部材43によってカバー4の周壁4bに固定されている。第1固定部材43は、カバー4の周壁4bから最大開度規定ロッド41の先端までの距離を決定するロッド固定位置を変更可能に構成されている。
最小開度規定ロッド42は、カバー4の外側で第2固定部材44によってカバー4の周壁4bに固定されている。第2固定部材44は、カバー4の周壁4bから最小開度規定ロッド42の先端までの距離を決定するロッド固定位置を変更可能に構成されている。
本実施形態では、カバー4の周壁4bに2つのネジ穴45が設けられている。そして、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42のそれぞれは、ネジ穴45に螺合するボルトであり、第1固定部材43および第2固定部材44のそれぞれは、前記ボルトに螺合するナットである。
以上説明したように、本実施形態の可変ノズルタービン1では、インプットリンク7の突出部73,74と当接する先端を有する最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42が第1固定部材43および第2固定部材44によってカバー4の外側でカバー4に固定され、そのロッド固定位置が変更可能であるので、カバー4の外側からノズルの最大開度および最小開度の双方を変更することができる。
また、本実施形態では、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42のそれぞれがカバー4に設けられたネジ穴45に螺合するボルトであるので、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の回転によって、カバー4の周壁4bから最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の先端までの距離を微調整することができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の先端は、インプットレバー81が操作されたときに、必ずしもインプットリンク7の突出部73,74に当接する必要はなく、リンク機構6のその他の要素に当接してもよい。例えば、インプットリンク7の突出部73,74の代わりに、リンクリング65に径方向Rにおいて外向きに張り出す張り出し部が設けられ、この張り出し部に、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の先端が当接してもよい。あるいは、リンク機構6は、インプットリンク7の突出部73,74の代わりに、軸部材82の端面に固定された、径方向Rと直交する方向に延びる棒状部材を含み、この棒状部材に、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の先端が当接してもよい。ただし、前記実施形態のように、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の先端がインプットリンク7に当接すれば、リンク機構6をシンプルな構造とすることができる。
また、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42のそれぞれは、必ずしもボルトである必要はなく、単なる丸棒であってもよい。この場合、固定部材は、セットスクリューであってもよい。あるいは、固定部材は、丸棒の外周面に形成された複数のノッチの1つに係合する係合部材であってもよい。
また、前記実施形態では最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42の双方が設けられていたが、最大開度規定ロッド41および最小開度規定ロッド42のどちらか一方のみが設けられていてもよい。この点、ノズル50の開度は、隣り合うノズルベーン51が接触するまでノズル部材5が回転されるとゼロになるので、少なくとも最大開度規定ロッド41が設けられていることが望ましい。
また、アーム61は、必ずしもノズル部材5の軸部52から径方向Rにおいて内向きに延びている必要はなく、ノズル部材5の軸部52から径方向Rにおいて外向きに延びていてもよい。あるいは、アーム61は、軸部52から、径方向Rに対して斜め内向きまたは斜め外向きに延びていてもよい。
また、ガイドリング37は、必ずしもリンクリング65の内側に配置されている必要はなく、リンクリング65の外側に配置されていてもよい。この場合、リンクリング65は、操作片67が本体部66から径方向Rにおいて内向きに突出するように構成されていてもよい。あるいは、ガイドリング37が省略されて、リンクリング65が第1ハウジング34と直接的に嵌合していてもよい。
また、リンク機構6は、必ずしもプレート35の裏側に配置されている必要はなく、図6および図7に示す構成のように、シュラウド21のフランジ部23に対して導入路24と反対側に配置されていてもよい。ただし、前記実施形態のように、リンク機構6がプレート35の裏側に配置されていれば、プレート35の裏側の空間をリンク室36として合理的に活用することができる。
さらに、リンク機構6の構成としては、上述した以外にも様々な構成が採用可能である。例えば、リンク機構6には、ローラ62,69に代えて、自転不能なピンが設けられていてもよい。
1 可変ノズルタービン
24 導入路
32 タービンインペラ
33 軸心
35 プレート
36 リンク室
4 カバー
41 最大開度規定ロッド
42 最小開度規定ロッド
43,44 固定部材
45 ネジ穴
5 ノズル部材
51 ノズルベーン
52 軸部
6 リンク機構
61 アーム
62 ローラ
65 リンクリング
67 操作片
7 インプットリンク
81 インプットレバー
82 軸部材

Claims (7)

  1. タービンインペラの周囲の導入路に配置されたノズルベーン、および前記ノズルベーンから延びる軸部、を含む複数のノズル部材と、
    前記複数のノズル部材のそれぞれを前記軸部回りに回転させるためのリンク機構と、
    内部に前記リンク機構が配置されるリンク室を形成するカバーと、
    前記カバーを貫通する軸部材を介して前記リンク機構と接続されたインプットレバーと、
    前記カバーを貫通するロッドであって、前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する先端を有するロッドと、
    前記カバーの外側で前記ロッドを前記カバーに固定する固定部材であって、前記カバーから前記ロッドの先端までの距離を決定するロッド固定位置を変更可能な固定部材と、
    を備える、可変ノズルタービン。
  2. 前記リンク機構は、前記軸部材に連結された、前記軸部材回りに揺動するインプットリンクを含み、
    前記ロッドの先端は、前記インプットレバーが操作されたときに前記インプットリンクと当接する、請求項1に記載の可変ノズルタービン。
  3. 前記導入路に沿うとともに前記タービンインペラの裏側に広がるプレートをさらに備え、
    前記複数のノズル部材の前記軸部は、前記プレートを貫通しており、前記カバーは、前記プレートの裏側に前記リンク室を形成する、請求項1または2に記載の可変ノズルタービン。
  4. 前記ロッドは、ノズルの開度を大きくする方向に前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する最大開度規定ロッドである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変ノズルタービン。
  5. 前記ロッドは、ノズルの開度を大きくする方向に前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する最大開度規定ロッドと、ノズルの開度を小さくする方向に前記インプットレバーが操作されたときに前記リンク機構と当接する最小開度規定ロッドの双方である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変ノズルタービン。
  6. 前記リンク機構は、
    前記複数のノズル部材の軸部にそれぞれ連結された、前記軸部から側方に延びる複数のアームと、
    前記複数のアームにおける前記ノズル部材と反対側の端部にそれぞれ取り付けられた複数のローラと、
    前記複数のローラの間に介在し、かつ、前記タービンインペラの軸心を中心とする径方向における前記ローラの移動をガイドする複数の操作片を有するリンクリングと、
    を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の可変ノズルタービン。
  7. 前記ロッドは、前記カバーに設けられたネジ穴に螺合するボルトであり、
    前記固定部材は、前記ボルトに螺合するナットである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の可変ノズルタービン。
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