JP6368057B2 - 可変ノズル機構および可変容量型ターボチャージャ - Google Patents

可変ノズル機構および可変容量型ターボチャージャ Download PDF

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Description

本開示は、可変ノズル機構および可変容量型ターボチャージャに関する。
可変容量型ターボチャージャの可変ノズル機構は、タービンケーシング内の排ガス流路面積を調節することで、タービンブレードへの排気ガスの流速や圧力を変化させて過給効果を高めるものである。
図19に示すように、可変ノズル機構は、一般に、第1環状部材012と、第1環状部材に対向して設けられ、ターボチャージャのタービンロータ2の外周側に形成されたスクロール流路10からタービンロータに排ガスを導くための環状の排ガス流路24を第1環状部材との間に形成する第2環状部材14と、排ガス流路の流路面積を調節可能に第1環状部材と第2環状部材との間に回動可能に設けられた複数のノズルベーン16とを備えている。
特許文献1には、可変ノズル機構を備えたターボチャージャにおいて、スクロール流路とリンク室とを仕切るための環状の仕切壁部材をノズルリング(上記第1環状部材に相当する部材)の周りに有し、環状の仕切壁部材をタービンハウジングと別部材で構成することによって、仕切壁部材で生じたクラックがタービンハウジングに達することを防止する旨が開示されている。
特開2015―34470号公報
ところで、可変ノズル機構の第1環状部材012は、排ガス流路24を流れる高温の排ガスに曝されるため、エンジンの出力変動に伴う排ガス流路24を流れる排ガスの温度や流量の変化に起因して、第1環状部材012の温度分布及び熱応力分布は変化する。
本発明者は、上記第1環状部材012の加熱過渡時から冷却過渡時に亘る期間における、第1環状部材012の内周縁026のメタル温度と応力の変動を解析した。図20及び図21に解析結果を示す。
図20は、第1環状部材012の冷却過渡時における、第1環状部材012の内周縁026の応力分布の一例を示す図である。図21は、図20における内周縁026の箇所Qでのメタル温度と応力の変動の一例を示す図である。
図20及び図21に示すように、第1環状部材012の加熱過渡時や冷却過渡時には、第1環状部材012の温度分布の不均一性に起因して、第1環状部材012の内周縁026に高い熱応力が発生する。このため、該熱応力が繰り返し発生することにより、第1環状部材012の内周縁026から熱疲労き裂が発生し進展することがある。また、複数のノズルベーン16を回動可能に支持するための複数の支持穴30が第1環状部材012に設けられている場合には、図22に示すように、第1環状部材012の内周縁026から第1環状部材012の支持穴30まで貫通する貫通き裂Crが発生することがある。このような貫通き裂Crが発生すると、ノズルベーン16の回動動作や排ガス流路24のガス流れに影響を与える可能性がある。
特に、ガソリンエンジン向けのターボチャージャは、ディーゼルエンジンと比較して排ガスの温度が高いため、熱応力が大きくなりやすく、熱疲労き裂が発生しやすい。
また、熱疲労き裂の発生を抑制するために第1環状部材012を高温疲労強度の高いニッケル基合金で形成すると、高コスト化し製品の価格競争力が低下してしまう。
これに対し、特許文献1には、上記第1環状部材の内周縁付近における疲労損傷の発生を抑制するための構成は何ら開示されておらず、該内周縁付近に疲労損傷が発生するという課題すら開示されていない。
本発明は、上述したような従来の課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、可変ノズル機構における排ガス流路を形成する第1環状部材に関し、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制可能な可変ノズル機構、及びこれを備える可変容量型ターボチャージャを提供することである。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る可変容量型ターボチャージャの可変ノズル機構は、第1環状部材と、前記第1環状部材に対向して設けられ、前記ターボチャージャのタービンロータの外周側に形成されたスクロール流路から前記タービンロータに排ガスを導くための環状の排ガス流路を前記第1環状部材との間に形成する第2環状部材と、前記第1環状部材に回動可能に支持され、前記排ガス流路の流路面積を調節可能に構成された複数のノズルベーンと、を備え、前記第1環状部材は、前記複数のノズルベーンを回動可能に支持するための複数の支持穴であって、前記タービンロータの周方向に間隔をあけて設けられた支持穴を有し、前記第1環状部材の内周縁は、前記タービンロータの周方向において前記支持穴が存在する角度範囲に属する複数の第1内縁部と、前記タービンロータの周方向において前記支持穴が存在しない角度範囲に属する複数の第2内縁部と、から構成されており、前記複数の第2内縁部のうち少なくとも一つの第2内縁部は、前記タービンロータの径方向における外側に向かって凹となる凹部であって、前記排ガス流路側から前記タービンロータの軸方向に延在する凹部を有する。
上記(1)に記載の可変ノズル機構によれば、支持穴が存在しない角度範囲に属する第2内縁部に形成された凹部に応力を集中させることができるため、支持穴が存在する角度範囲に属する第1内縁部に生じる熱応力を低減することができる。これにより、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の可変ノズル機構において、前記凹部は、前記タービンロータの周方向において前記支持穴が存在しない角度範囲の中心位置に形成されている。
上記(2)に記載の可変ノズル機構によれば、応力が集中する凹部が支持穴から離れた位置に形成されているため、支持穴が存在する角度範囲に属する第1内縁部において、熱応力を効果的に低減することができる。これにより、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を効果的に抑制することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の可変ノズル機構において、前記凹部は、前記タービンロータの軸方向視において円弧状に形成されている。
上記(3)に記載の可変ノズル機構によれば、円弧状の凹部内では比較的均一な応力が生じるため、凹部からのき裂の発生を抑制することができる。また、かかる円弧状の凹部は、例えば機械加工、塑性加工、鋳造等により形成することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の可変ノズル機構において、前記凹部は、前記タービンロータの軸方向視において直線状に形成されている。
上記(4)に記載の凹部は、例えば機械加工、塑性加工、鋳造等により形成することができるが、例えば機械加工による凹部の形成が容易となりやすい。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の可変ノズル機構において、前記内周縁は、前記排ガス流路側に、前記タービンロータの径方向内側に向かって凸となる環状凸部を有し、前記凹部は、前記環状凸部に形成されている。
上記(5)に記載の可変ノズル機構によれば、内周縁が環状凸部(例えば、排ガス漏れ流れを防止するバックプレートを保持するための環状凸部)を有する場合には、タービンロータの軸方向における環状凸部の厚さが薄くなりやすいが、環状凸部に上記凹部を設けることにより、環状凸部における上記疲労き裂の発生を効果的に抑制することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)に記載の可変ノズル機構において、前記凹部は、前記タービンロータの軸方向において前記環状凸部の厚さの60%以上の範囲に亘って形成されている。
上記(6)に記載の可変ノズル機構によれば、支持穴が存在する角度範囲に属する第1内縁部において、応力範囲を大幅に低減して疲労寿命を長くすることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)に記載の可変ノズル機構において、前記凹部は、前記第1環状部材を前記タービンロータの軸方向に貫通するように形成されている。
上記(7)に記載によれば、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を簡素な構成で抑制することができる。かかる凹部は、例えば機械加工、塑性加工、鋳造等により形成することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れか1項に記載の可変ノズル機構において、前記内周縁のうち、前記第1環状部材における前記第2環状部材に対向する面と前記第1環状部材の内周面との接続部分は、前記タービンロータの周方向における前記凹部が存在しない角度範囲においてR形状を有する。
上記(8)に記載の可変ノズル機構によれば、内周縁のうち凹部が存在しない角度範囲に属する部分に生じる応力をR形状を設けたことにより低減することができるため、内周縁からの疲労き裂の発生を抑制することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れか1項に記載の可変ノズル機構において、前記複数の第2内縁部の各々には、前記タービンロータの径方向における外側に向かって凹となる凹部が形成されている。
上記(9)に記載の可変ノズル機構によれば、かかる構成によれば、すべての第1内縁部の熱応力を低減することができ、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の可変ノズル機構において、前記内周縁には、前記タービンロータの径方向における外側に向かって凹となるように湾曲した凹部と、前記湾曲凹部と滑らかに接続するとともに前記タービンロータの径方向における内側に向かって凸となるように湾曲した凸部とが交互に形成されており、前記複数の第2内縁部の各々には、前記凹部のうち一つの凹部が形成されている。
上記(10)に記載の可変ノズル機構によれば、かかる構成によれば、すべての第1内縁部の熱応力を低減することができ、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を効果的に抑制することができる。また、径方向における外側に向かって凹となるように湾曲した凹部と、径方向における内側に向かって凸となるように湾曲した凸部とが滑らかに接続されているため、凹部と凹部以外の部分との接続箇所が構造的な弱部になることがなく、耐久性に優れる。このような形状を有する第1環状部材は、例えば鋳造によって容易に製造することができる。
(11)本発明の少なくとも一実施形態に係る可変容量型ターボチャージャは、タービンロータと、前記タービンロータを収容し、エンジンからの排気ガスが流入するスクロール流路を形成するタービンケーシングと、上記(1)乃至(10)の何れか1項に記載の可変ノズル機構と、を備え、前記スクロール流路を通過した排気ガスが前記可変ノズル機構を介して前記タービンロータに供給されるよう構成されている。
上記(11)に記載の可変容量型ターボチャージャによれば、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生が抑制されるため、第1環状部材の補修や交換等のためのメンテナンスに要する労力や時間を削減することができる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、可変ノズル機構における排ガス流路を形成する第1環状部材に関し、内周縁から支持穴へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制可能な可変ノズル機構、及びこれを備える可変容量型ターボチャージャが提供される。
本発明の一実施形態に係る可変容量型ターボチャージャ100の回転軸線に沿った断面の一部を模式的に示す図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12A)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12A)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 第1環状部材12(12A)の部分拡大図である。 第1環状部材12(12A)の一部を示す斜視図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12B)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12B)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 第1環状部材12(12A)の部分拡大図である。 第1環状部材12(12B)の一部を示す斜視図である。 冷却過渡時に第1環状部材12(12A)に生じる熱応力の一例を示す応力分布図である。 従来形態(上記凹部28が設けられていない第1環状部材012)と実施形態(上記凹部28が設けられた第1環状部材12(12A))について、角度範囲Aに属する第1内縁部26aの同一箇所Q(図10及び図21参照)に生じる応力の時間変化を示す応力履歴図である。 冷却過渡時(例えば、エンジン出力の低下によって排ガス流路24の排ガス温度や排ガス流量が低下した時)に第1環状部材12(12B)に生じる熱応力の一例を示す応力分布図である。 第1環状部材12(12B)におけるケース1の凹部28の形成範囲を示す断面図である。 第1環状部材12(12B)におけるケース2の凹部28の形成範囲を示す断面図である。 第1環状部材12(12B)におけるケース3の凹部28の形成範囲を示す断面図である。 第1環状部材12(12B)におけるケース4の凹部28の形成範囲を示す断面図である。 第1環状部材12(12A,12B)の断面構成の一例を示す図である。 タービンロータ2の周方向における角度範囲Dを説明するための図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12C)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12Da)の一部を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12Db)の一部を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 一実施形態に係る第1環状部材12(12E)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。 従来の可変容量型ターボチャージャの回転軸線に沿った断面の一部を模式的に示す図である。 第1環状部材012の冷却過渡時における、第1環状部材012の内周縁026の応力分布の一例を示す図である。 図20における内周縁026の箇所Qでのメタル温度と応力の変動の一例を示す図である。 第1環状部材012の内周縁026から第1環状部材012の支持穴30まで貫通する貫通き裂Crを示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る可変容量型ターボチャージャ100の回転軸線Oに沿った断面の一部を模式的に示す図である。
可変容量型ターボチャージャ100は、不図示のコンプレッサと同軸に設けられたタービンロータ2と、タービンロータ2を収容するタービンケーシング4と、タービンロータ2を回転可能に支持する不図示の軸受を収容する軸受ケーシング6と、タービンケーシング4と軸受ケーシング6の間に設けられた可変ノズル機構8とを備えている。
タービンケーシング4には、タービンロータ2の外周側にスクロール流路10が形成されており、不図示のエンジンからの排ガスは、スクロール流路10を通った後に可変ノズル機構8を介してタービンロータ2に供給される。
可変ノズル機構8は、第1環状部材12(ノズルマウント)、第2環状部材14(ノズルプレート)、複数のノズルベーン16、複数のレバープレート18、ドライブリング20及び複数のノズルサポート22、バックプレート23を備えている。
第1環状部材12は、タービンロータ2の外周側に設けられる環状のプレートであり、複数のノズルベーン16を回動可能に支持するよう構成されている。第1環状部材12には、複数のノズルベーン16の軸部16aをそれぞれ回動可能に支持するための複数の支持穴30(貫通穴)が設けられている。複数の支持穴30は、タービンロータ2の周方向に間隔をあけて設けられている。
第2環状部材14は、第1環状部材12と対向して設けられる環状のプレートであり、スクロール流路10からタービンロータ2に排ガスを導くための環状の排ガス流路24を第1環状部材12との間に形成するよう構成されている。
第1環状部材12は、排ガス流路24のハブ側壁32を構成しており、第2環状部材14は、排ガス流路24のシュラウド側壁34を構成している。ノズルサポート22の一端側は第1環状部材12に形成された貫通穴36に挿通されており、ノズルサポート22の他端側は第2環状部材14に形成された貫通穴38に挿通されており、第1環状部材12と第2環状部材14とは、複数のノズルサポート22によって連結されている。
第1環状部材12の内周縁26は、排ガス流路24側に、タービンロータ2の径方向内側に向かって凸となる環状凸部42を有する。タービンロータ2の背面と軸受ケーシング6との間には、排ガス流路24からタービンロータ2へ流れる排ガスが第1環状部材12の内周側を通って第1環状部材12の裏側(排ガス流路24と反対側)へ漏れないように、バックプレート23が設けられている。バックプレート23は、軸方向における一端側で環状凸部42に当接し、軸方向における他端側で軸受ケーシング6に当接するよう設けられている。
複数のノズルベーン16は、第1環状部材12と第2環状部材14の間に配置されており、第1環状部材12の支持穴30に回動可能に支持されている。可変ノズル機構8は、複数のノズルベーン16の翼角を変化させることにより排ガス流路24の流路面積を調節するよう構成されている。
かかる可変ノズル機構8では、不図示のアクチュエータから伝達される駆動力によってドライブリング20が回転駆動される。ドライブリング20が回動すると、ドライブリング20に係合しているレバープレート18がノズルベーン16の軸部16aを回動させ、その結果、ノズルベーン16が回動して該ノズルベーン16の翼角が変化する。
図2は、一実施形態に係る第1環状部材12(12A)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。図3は、一実施形態に係る第1環状部材12(12A)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。図4は、第1環状部材12(12A)の部分拡大図である。図5は、第1環状部材12(12A)の一部を示す斜視図である。図6は、一実施形態に係る第1環状部材12(12B)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。図7は、一実施形態に係る第1環状部材12(12B)を排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に視た図である。図8は、第1環状部材12(12A)の部分拡大図である。図9は、第1環状部材12(12B)の一部を示す斜視図である。なお、図2、図3、図6及び図7では、上記貫通穴36,38は便宜的に省略している。
幾つかの実施形態では、例えば図3及び図7に示すように、第1環状部材12(12A,12B)の内周縁26は、タービンロータ2の周方向において支持穴30が存在する角度範囲Aに属する複数の第1内縁部26aと、タービンロータ2の周方向において支持穴30が存在しない角度範囲Bに属する複数の第2内縁部26bと、から構成されている。
また、例えば図3及び図7に示すように、複数の第2内縁部26bのうち少なくとも一つの第2内縁部26b(図示する例示的形態では複数の第2内縁部26bの各々)は、タービンロータ2の径方向における外側に向かって凹となる凹部28を有する。凹部28は、排ガス流路24に隣接して設けられており、排ガス流路24側からタービンロータ2の軸方向に延在している。
かかる構成によれば、支持穴30が存在しない角度範囲Bに属する第2内縁部26bに形成された凹部28に応力を集中させることができるため、内周縁26に凹部28を有していない従来構成と比較して、支持穴30が存在する角度範囲Aに属する第1内縁部26aに生じる熱応力を低減することができる。これにより、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制することができる。したがって、ターボチャージャ100がガソリンエンジン用のターボチャージャである場合において、第1環状部材12がNi基合金ではなくステンレス鋼によって形成されていても、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制することができる。
一実施形態では、例えば図2〜図5に示すように、凹部28の各々は、タービンロータ2の軸方向視において円弧状に形成されている。かかる構成によれば、円弧状の凹部28内では比較的均一な応力が生じるため、凹部28からのき裂の発生を抑制することができる。
一実施形態では、例えば図6〜図9に示すように、凹部28の各々は、タービンロータ2の軸方向視において直線状(方形状)に形成されている。かかる構成によれば、例えば機械加工による凹部28の形成が容易となる。
幾つかの実施形態では、例えば図4及び図8に示すように、凹部28の各々は、タービンロータ2の周方向において支持穴30が存在しない角度範囲Bの中心位置Pに形成されている。すなわち、凹部28の各々は、タービンロータ2の周方向における凹部28の存在する角度範囲Cの中に、タービンロータ2の周方向における上記角度範囲Bの中心位置Pが含まれるような位置に形成されている。
かかる構成によれば、応力が集中する凹部28が支持穴30から離れた位置に形成されているため、支持穴30が存在する角度範囲Aに属する第1内縁部26aにおいて、熱応力を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図1、図5及び図9に示すように、凹部28の各々は、環状凸部42に形成されている。
バックプレート23(図1参照)を設けるための環状凸部42を内周縁26が有する場合には、タービンロータ2の軸方向における環状凸部42の厚さが薄くなりやすい。このような場合においても、上記のように環状凸部42に凹部28を設けることにより、内周縁26の環状凸部42から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制することができる。
一実施形態では、例えば図5に示すように、凹部28の各々は、第1環状部材12の環状凸部42をタービンロータ2の軸方向に貫通するように形成されている。かかる構成によれば、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を簡素な構成で抑制することができる。
ここで、ターボチャージャ100の運転時に第1環状部材12(12A)に生じる熱応力の解析結果を説明する。図10は、第1環状部材の12(12A)の冷却過渡時(例えば、エンジン出力の低下によって排ガス流路24の排ガス温度や排ガス流量が低下した時)に第1環状部材12(12A)に生じる熱応力の一例を示す応力分布図である。
図10に示すように、第1環状部材12(12A)では、上記凹部28に応力が集中するため、図21等に示した従来形態(上記凹部28が設けられていない第1環状部材012)と比較して、支持穴30の存在する角度範囲A(図3参照)に属する第1内縁部26aにおいて、熱応力を低減することができる。これにより、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を抑制することができる。
図11は、図21等に示した従来形態と上記実施形態(上記凹部28が設けられた第1環状部材12(12A))について、第1内縁部26aの同一箇所Q(図10及び図21参照)に生じる応力の時間変化を示す応力履歴図である。図11では、第1環状部材の加熱過渡時(例えば、エンジン出力の上昇によって排ガス流路の排ガス温度や排ガス流量が上昇した時)から冷却過渡時(例えば、エンジン出力の低下によって排ガス流路の排ガス温度や排ガス流量が低下した時)に亘る期間における上記応力の時間変化を示している。
図11に示すように、第1環状部材の加熱過渡時には、内周縁26に負の応力が発生し(すなわち上記第1内縁部26aに圧縮応力が生じ)、冷却過渡時には正の応力が発生する(すなわち上記第1内縁部26aに引張応力が生じる)。図11に示すように、実施形態によれば、従来形態よりも、第1内縁部26aに属する同一箇所Qでの応力の最大値と最小値の差分である応力範囲Sを小さくすることができる。このため、上記第1内縁部26aの疲労寿命を長くすることができ、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を効果的に抑制することができる。
なお、本願発明者の解析結果によれば、第1環状部材12(12A)における上記箇所Q(図10参照)について応力範囲S及び疲労寿命Xの解析を行ったところ、上記従来形態と比較して、上記応力範囲Sを10%程度小さくするとともに疲労寿命Xを1.4倍に長寿命化できることが確認された。
次に、ターボチャージャ100の運転時に第1環状部材12(12B)に生じる熱応力の解析結果を説明する。
図12は、第1環状部材12(12B)の冷却過渡時(例えば、エンジン出力の低下によって排ガス流路24の排ガス温度や排ガス流量が低下した時)に第1環状部材12(12B)に生じる熱応力の一例を示す応力分布図である。
図12に示すように、第1環状部材12(12B)では、上記凹部28に応力が集中するため、図21に示す従来構成と比較して、支持穴30の存在する角度範囲Aに属する第1内縁部26aにおいて、熱応力を低減することができる。これにより、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を効果的に抑制することができる。
なお、本願発明者は、第1環状部材12(12B)について、図13A〜図13Dに示すように、タービンロータ2の径方向における凹部28の長さLとタービンロータ2の軸方向における凹部の深さDが異なる4つのケースについて、第1内縁部26aに属する同一箇所Qでの応力の最大値と最小値の差分である応力範囲Sと、疲労寿命Xとを算出した。ケース1〜4について算出された応力範囲Sと疲労寿命Xとを表1に示す。
Figure 0006368057
表1に示すように、何れのケースにおいても、従来形態(図21参照)よりも応力範囲Sが小さくなり、疲労寿命Xを長くすることができた。また、ケース2及びケース4の場合(凹部28の各々がタービンロータ2の軸方向において環状凸部42の厚さtの60%以上の範囲Dに亘って形成されている場合)に、応力範囲Sを低減して疲労寿命Xを長くする効果を特に高めることができた。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図14に示すように、内周縁26のうち、第1環状部材12(12A,12B)における第2環状部材14に対向する面40と第1環状部材12の内周面46との接続部分48は、タービンロータ2の周方向における凹部28が存在しない角度範囲D(図15参照)においてR形状を有していてもよい。
かかる構成によれば、内周縁26のうち上記角度範囲Dに属する部分に生じる応力を、R形状を設けたことにより低減することができるため、内周縁26からの疲労き裂の発生を抑制することができる。
また、上述した第1環状部材12(12A,12B)では、第2内縁部26bの各々に凹部28が形成された形態を例示した。しかし、本発明はかかる形態に限定されず、複数の第2内縁部26bのうち特定の第2内縁部26bのみに凹部28が形成されていてもよい。例えば図16に示すように、内周縁26が有する凹部28の数は一つであっても良い。
また、上述した第1環状部材12(12A,12B)では、第2内縁部26bの各々に形成された凹部28の数が一つである形態を例示した。すなわち、第2内縁部の数(支持穴30の数)と凹部28の数が等しい形態を例示した。しかし、本発明はかかる形態に限定されず、第2内縁部26bの各々に形成された凹部28の数は、例えば図17A及び図17Bに示すように2つであってもよいし、3つ以上あってもよい。
また、上述した第1環状部材12(12A)では、円弧状の凹部28の各々は、第1環状部材12(12A)をタービンロータ2の軸方向に貫通するように形成されていたが、円弧状の凹部28の各々は、第1環状部材12をタービンロータ2の軸方向に貫通していなくともよい。この場合、第1環状部材12(12B)について説明したように、凹部28の各々がタービンロータ2の軸方向において環状凸部42の厚さの60%以上の範囲に亘って形成されていてもよい。
また、第1環状部材12(12B)では、直線状の凹部28の各々は、第1環状部材12(12A)をタービンロータ2の軸方向に貫通しないように形成されていたが、直線状の凹部28の各々は、第1環状部材12(12B)をタービンロータ2の軸方向に貫通するように形成されていてもよい。
また、第1環状部材12は、例えば図18に示す第1環状部材12(12E)のように構成されていてもよい。図18に示す第1環状部材12(12E)では、内周縁26には、タービンロータ2の径方向における外側に向かって凹となるように湾曲した凹部28と、凹部28と滑らかに接続するとともにタービンロータ2の径方向における内側に向かって凸となるように湾曲した凸部44とが交互に形成されている。また、複数の第2内縁部26bの各々には、凹部28が一つずつ形成されている。
かかる構成によれば、複数の第1内縁部26aの各々における熱応力を低減することができ、内周縁26から支持穴30へ貫通するような疲労き裂の発生を効果的に抑制することができる。また、径方向における外側に向かって凹となるように湾曲した凹部28と、径方向における内側に向かって凸となるように湾曲した凸部44とが滑らかに接続されているため、凹部28と凹部28以外の部分との接続箇所が構造的な弱部になることがなく、耐久性に優れる。このような形状を有する第1環状部材12(12E)は、例えば鋳造によって容易に製造することができる。
2 タービンロータ
4 タービンケーシング
6 軸受ケーシング
8 可変ノズル機構
10 スクロール流路
12 第1環状部材
14 第2環状部材
16 ノズルベーン
16a 軸部
18 レバープレート
20 ドライブリング
22 ノズルサポート
23 バックプレート
24 排ガス流路
26 内周縁
26a 第1内縁部
26b 第2内縁部
28 凹部
30 支持穴
32 ハブ側壁
34 シュラウド側壁
36,38 貫通穴
40 面
42 環状凸部
44 凸部
46 内周面
48 接続部分
100 可変容量型ターボチャージャ
A,B,C,D 角度範囲
Cr き裂
O 回転軸線
P 中心位置
Q 箇所
S 応力範囲
X 疲労寿命

Claims (11)

  1. 可変容量型ターボチャージャの可変ノズル機構であって、
    第1環状部材と、
    前記第1環状部材に対向して設けられ、前記ターボチャージャのタービンロータの外周側に形成されたスクロール流路から前記タービンロータに排ガスを導くための環状の排ガス流路を前記第1環状部材との間に形成する第2環状部材と、
    前記第1環状部材に回動可能に支持され、前記排ガス流路の流路面積を調節可能に構成された複数のノズルベーンと、
    を備え、
    前記第1環状部材は、前記複数のノズルベーンを回動可能に支持するための複数の支持穴であって、前記タービンロータの周方向に間隔をあけて設けられた支持穴を有し、
    前記第1環状部材の内周縁は、前記タービンロータの周方向において前記支持穴が存在する角度範囲に属する複数の第1内縁部と、前記タービンロータの周方向において前記支持穴が存在しない角度範囲に属する複数の第2内縁部と、から構成されており、
    前記複数の第2内縁部のうち少なくとも一つの第2内縁部は、前記タービンロータの径方向における外側に向かって凹となる凹部であって、前記排ガス流路側から前記タービンロータの軸方向に延在する凹部を有する、可変ノズル機構。
  2. 前記凹部は、前記タービンロータの周方向において前記支持穴が存在しない角度範囲の中心位置に形成されている、請求項1に記載の可変ノズル機構。
  3. 前記凹部は、前記タービンロータの軸方向視において円弧状に形成されている、請求項1又は2に記載の可変ノズル機構。
  4. 前記凹部は、前記タービンロータの軸方向視において直線状に形成されている、請求項1又は2に記載の可変ノズル機構。
  5. 前記内周縁は、前記排ガス流路側に、前記タービンロータの径方向内側に向かって凸となる環状凸部を有し、
    前記凹部は、前記環状凸部に形成されている、請求項1乃至4の何れか1項に記載の可変ノズル機構。
  6. 前記凹部は、前記タービンロータの軸方向において前記環状凸部の厚さの60%以上の範囲に亘って形成されている、請求項5に記載の可変ノズル機構。
  7. 前記凹部は、前記第1環状部材を前記タービンロータの軸方向に貫通するように形成された、請求項1乃至6の何れか1項に記載の可変ノズル機構。
  8. 前記内周縁のうち、前記第1環状部材における前記第2環状部材に対向する面と前記第1環状部材の内周面との接続部分は、前記タービンロータの周方向における前記凹部が存在しない角度範囲においてR形状を有する、請求項1乃至7の何れか1項に記載の可変ノズル機構。
  9. 前記複数の第2内縁部の各々には、前記タービンロータの径方向における外側に向かって凹となる凹部が形成されている請求項1乃至8の何れか1項に記載の可変ノズル機構。
  10. 前記内周縁には、前記タービンロータの径方向における外側に向かって凹となるように湾曲した凹部と、前記湾曲凹部と滑らかに接続するとともに前記タービンロータの径方向における内側に向かって凸となるように湾曲した凸部とが交互に形成されており、
    前記複数の第2内縁部の各々には、前記凹部が一つずつ形成されている、請求項1又は2に記載の可変ノズル機構。
  11. タービンロータと、
    前記タービンロータを収容し、エンジンからの排気ガスが流入するスクロール流路を形成するタービンケーシングと、
    請求項1乃至10の何れか1項に記載の可変ノズル機構と、
    を備え、
    前記スクロール流路を通過した排気ガスが前記可変ノズル機構を介して前記タービンロータに供給されるよう構成された可変容量型ターボチャージャ。
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