JP2016135865A - 吸水性樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また本発明によれば、吸水性樹脂の吸水性能を損なうことなく、かつ、吸水性樹脂組成物自体が悪臭を発せず、十分な抗菌効果が発現する吸水性樹脂組成物を容易に製造することができる。
δ=(ΔE/V)1/2 (cal/cm3)1/2
式中、ΔEは蒸発エネルギーを表し、Vはモル体積を表す。
δmix=Σδiφi (cal/cm3)1/2
式中、δiは混合物を構成する各有機溶媒の溶解度パラメータを表し、φはその成分の体積分率を表す。
抗菌剤の被覆率=抗菌剤処理後の「Na」の表面元素濃度の減少量/未処理(母体吸収性樹脂)の「Na」の表面元素濃度。
<1>
有機疎水性抗菌剤を有機溶媒に溶解してなる抗菌剤溶液と、吸水性樹脂とを混合する工程を有する吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合する前に、又は該抗菌剤溶液と該吸水性樹脂とを混合した後に、該吸水性樹脂と無機微粒子とを混合する工程を更に含む前記<1>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<3>
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合した後、前記溶媒を残留させたままにしておく前記<1>又は<2>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<4>
前記有機溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒である前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<5>
前記有機疎水性抗菌剤が、以下の(1)又は(2)で表される構造を有する前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記有機疎水性抗菌剤が、セチルリン酸ベンザルコニウム又はピロクトンオラミンである前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記有機疎水性抗菌剤は、25℃の水に対する溶解度が好ましくは40g以下、更に好ましくは10g以下、一層好ましくは1g以下である前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<8>
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合する工程を行うのに先立ち、該吸水性樹脂の表面を架橋する表面架橋工程を行う前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<9>
前記有機疎水性抗菌剤の溶解度が好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、一層好ましくは15質量%以上である有機溶媒を用いる前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<10>
前記有機溶媒はその溶解度パラメータが12以上であることが好ましく、13以上であることが更に好ましく、13.5以上であることが一層好ましく、14以上であることが更に一層好ましく、28以下であることが好ましく、27以下であることが更に好ましく、26以下であることが一層好ましく、25以下であることが更に一層好ましい前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<11>
前記有機溶媒は、25℃における蒸気圧が30Pa以下であることが好ましく、20Pa以下であることが更に好ましく、15Pa以下であることが一層好ましく、10Pa以下であることが更に一層好ましい前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記有機溶媒の引火点は、100℃以上であることが好ましく、105℃以上であることが更に好ましく、110℃以上であることが一層好ましく、115℃以上であることが更に一層好ましい前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<13>
前記有機溶媒は、25℃における粘度が、5mPa・s以上であることが好ましく、10mPa・s以上であることが更に好ましく、30mPa・s以上であることが一層好ましく、60mPa・s以上であることが更に一層好ましく、1500mPa・s以下であることが好ましく、500mPa・s以下であることが更に好ましく、300mPa・s以下であることが一層好ましく、90mPa・s以下であることが更に一層好ましい前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<14>
前記有機溶媒が、二価アルコール(ジオール)、三価アルコール(トリオール)及び四価以上のアルコールなどの多価アルコールのような水溶性有機溶媒である前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<15>
前記多価アルコールにおけるアルキル基の炭素数は、2以上であることが好ましく、18以下であることが好ましく、10以下であることが更に好ましく、4以下であることが一層好ましい前記<14>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<16>
前記多価アルコールは、炭素数が2以上4以下である低級二価アルコールであり、
前記低級二価アルコールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒であり、
プロピレングリコールは、1,2−プロピレングリコール又は1,3−プロピレングリコールであり、
ブチレングリコールは、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール又は2,3−ブチレングリコールである前記<14>又は<15>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記有機溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒である前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<18>
プロピレングリコールは、1,2−プロピレングリコール又は1,3−プロピレングリコールであり、
ブチレングリコールは、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール又は2,3−ブチレングリコールである前記<17>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<19>
前記抗菌剤溶液における前記有機疎水性抗菌剤の濃度は、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることが更に好ましく、3質量%以上であることが一層好ましく、5質量%以上であることが更に一層好ましく、50質量%以下であることが好ましく、35質量%以下であることが更に好ましく、25質量%以下であることが一層好ましく、20質量%以下であることが更に一層好ましい前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<20>
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合するときの両者の比率は、該吸水性樹脂の質量を基準として、該抗菌剤溶液中の前記有機疎水性抗菌剤の質量が0.001質量%以上となる比率であることが好ましく、0.005質量%以上となる比率であることが更に好ましく、0.01質量%以上となる比率であることが一層好ましく、0.05質量%以上となる比率であることが更に一層好ましく、該抗菌剤溶液中の該有機疎水性抗菌剤の質量が1質量%以下となる比率であることが好ましく、0.7質量%以下となる比率であることが更に好ましく、0.5質量%以下となる比率であることが一層好ましい前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<21>
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合するときの両者の比率は、該吸水性樹脂の質量を基準として、該抗菌剤溶液中の前記有機溶媒の質量が0.01質量%以上となる比率であることが好ましく、0.02質量%以上となる比率であることが更に好ましく、0.03質量%以上となる比率であることが一層好ましく、0.05質量%以上となる比率であることが更に一層好ましく、該吸水性樹脂の質量を基準として、該抗菌剤溶液中の該有機溶媒の質量が10質量%以下となる比率であることが好ましく、7質量%以下となる比率であることが更に好ましく、5質量%以下となる比率であることが一層好ましく、3質量%以下となる比率であることが更に一層好ましい前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂との混合に際しては、該吸水性樹脂に該抗菌剤溶液を添加してもよく、逆に該抗菌剤溶液に該吸水性樹脂を添加してもよく、あるいは、該抗菌剤溶液と該吸水性樹脂とを同時に混合してもよい前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<23>
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合した後の該吸水性樹脂と無機微粒子とを混合する工程を更に有する前記<1>ないし<22>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<24>
前記無機微粒子は、シリカ微粒子、酸化ジルコニア、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化亜鉛又は金等を用い、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いる前記<23>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<25>
前記無機微粒子の平均一次粒子径は、好ましくは5nm以上、更に好ましくは10nm以上であり、好ましくは500nm以下、更に好ましくは100nm以下である前記<23>又は<24>に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<26>
前記無機微粒子と、前記抗菌剤溶液と混合後の前記吸水性樹脂とを混合するときの両者の比率は、仕込みの該吸水性樹脂、すなわち該抗菌剤溶液と混合される前の該吸水性樹脂の質量を基準として、該無機微粒子の質量が0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることが更に好ましく、0.1質量%以上であることが一層好ましく、0.2質量%以上であることが更に一層好ましく、仕込みの該吸水性樹脂の質量を基準として、該無機微粒子の質量が5質量%以下であることが好ましく、4質量%以下であることが更に好ましく、3質量%以下であることが一層好ましく、2質量%以下であることが更に一層好ましい前記<23>ないし<25>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合した後に、該吸水性樹脂と前記無機微粒子とを混合するに際しては、該抗菌剤溶液と混合後の該吸水性樹脂に該無機微粒子を添加してもよく、該無機微粒子に、該抗菌剤溶液と混合後の該吸水性樹脂を添加してもよい。あるいは、無機微粒子と、抗菌剤溶液と混合後の吸水性樹脂とを同時に混合してもよい前記<1>ないし<26>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
<28>
有機疎水性抗菌剤と、親水性かつ不揮発性の有機溶媒と、吸水性樹脂とを有する吸水性樹脂組成物。
<29>
前記有機疎水性抗菌剤と前記有機溶媒とが前記吸水性樹脂の表面に島状に付着している前記<28>に記載の吸水性樹脂組成物。
<30>
前記有機疎水性抗菌剤が前記吸水性樹脂の表面を被覆する被覆率が5%以上、好ましくは7%以上、更に好ましくは15%以上であり、40%以下、好ましくは30%以下、更に好ましくは25%以下である前記<29>に記載の吸水性樹脂組成物。
<31>
前記有機溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒である前記<28>ないし<30>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
前記有機疎水性抗菌剤が、以下の式(1)若しくは(2)で表される構造を有する有機化合物、又はトリクロサンである前記<28>ないし<31>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
前記有機疎水性抗菌剤が、セチルリン酸ベンザルコニウム又はピロクトンオラミンである前記<28>ないし<32>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<34>
更に無機微粒子を有する前記<28>ないし<33>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<35>
前記無機微粒子は、シリカ微粒子、酸化ジルコニア、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化亜鉛又は金等を用い、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いる前記<34>に記載の吸水性樹脂組成物。
<36>
前記無機微粒子の平均一次粒子径は、好ましくは5nm以上、更に好ましくは10nm以上であり、好ましくは500nm以下、更に好ましくは100nm以下である前記<34>又は<35>に記載の吸水性樹脂組成物。
前記有機疎水性抗菌剤は、25℃の水に対する溶解度が好ましくは40g以下、更に好ましくは10g以下、一層好ましくは1g以下である前記<28>ないし<36>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<38>
前記有機疎水性抗菌剤の溶解度が好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、一層好ましくは15質量%以上である有機溶媒を用いる前記<28>ないし<37>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<39>
前記有機溶媒はその溶解度パラメータが12以上であることが好ましく、13以上であることが更に好ましく、13.5以上であることが一層好ましく、14以上であることが更に一層好ましく、28以下であることが好ましく、27以下であることが更に好ましく、26以下であることが一層好ましく、25以下であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<38>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<40>
前記有機溶媒は、25℃における蒸気圧が30Pa以下であることが好ましく、20Pa以下であることが更に好ましく、15Pa以下であることが一層好ましく、10Pa以下であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<39>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<41>
前記有機溶媒の引火点は、100℃以上であることが好ましく、105℃以上であることが更に好ましく、110℃以上であることが一層好ましく、115℃以上であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<40>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
前記有機溶媒は、25℃における粘度が、5mPa・s以上であることが好ましく、10mPa・s以上であることが更に好ましく、30mPa・s以上であることが一層好ましく、60mPa・s以上であることが更に一層好ましく、1500mPa・s以下であることが好ましく、500mPa・s以下であることが更に好ましく、300mPa・s以下であることが一層好ましく、90mPa・s以下であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<41>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<43>
前記有機溶媒が、二価アルコール(ジオール)、三価アルコール(トリオール)及び四価以上のアルコールなどの多価アルコールのような水溶性有機溶媒である前記<28>ないし<42>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<44>
前記多価アルコールにおけるアルキル基の炭素数は、2以上であることが好ましく、18以下であることが好ましく、10以下であることが更に好ましく、4以下であることが一層好ましい前記<43>に記載の吸水性樹脂組成物。
<45>
前記多価アルコールは、炭素数が2以上4以下である低級二価アルコールであり、
前記低級二価アルコールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒であり、
プロピレングリコールは、1,2−プロピレングリコール又は1,3−プロピレングリコールであり、
ブチレングリコールは、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール又は2,3−ブチレングリコールである前記<43>又は<44>に記載の吸水性樹脂組成物。
<46>
前記有機溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒である前記<28>ないし<45>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
プロピレングリコールは、1,2−プロピレングリコール又は1,3−プロピレングリコールであり、
ブチレングリコールは、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール又は2,3−ブチレングリコールである前記<46>に記載の吸水性樹脂組成物。
<48>
安息角が、30度以上であることが好ましく、32度以上であることが更に好ましく、34度以上であることが一層好ましく、45度以下であることが好ましく、43度以下であることが更に好ましく、41度以下であることが一層好ましく、39度以下であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<47>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<49>
スパチュラ角が、40度以上であることが好ましく、41度以上であることが更に好ましく、42度以上であることが一層好ましく、43度以上であることが更に一層好ましく、60度以下であることが好ましく、58度以下であることが更に好ましく、56度以下であることが一層好ましく、54度以下であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<48>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
<50>
崩潰角が、30度以上であることが好ましく、31度以上であることが更に好ましく、32度以上であることが一層好ましく、33度以上であることが更に一層好ましく、42度以下であることが好ましく、41度以下であることが更に好ましく、40度以下であることが一層好ましく、39度以下であることが更に一層好ましい前記<28>ないし<49>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
ゆるみ見掛け比重が、0.55g/mL以上であることが好ましく、0.60g/mL以上であることが更に好ましく、0.62g/mL以上であることが一層好ましく、0.80g/mL以下であることが好ましく、0.79g/mL以下であることが更に好ましく、0.78g/mL以下であることが一層好ましい前記<28>ないし<50>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物。
前記<1>ないし<27>のいずれか1に記載の製造方法によって製造された吸水性樹脂組成物を、風送によって搬送する工程を含む吸収性物品の製造方法。
<53>
前記<28>ないし<51>のいずれか1に記載の吸水性樹脂組成物を有する吸収性物品。
(1)抗菌剤溶液の調製
以下の表1に示す有機疎水性抗菌剤及び有機溶媒を用いて抗菌剤溶液を調製した。有機疎水性抗菌剤は、ピロクトンオラミンとしてクラリアント社 商品名「オクトピロックス」を、また、セチルリン酸ベンザルコニウムとして花王株式会社 商品名「サニゾールP」を使用した。有機溶媒は、以下のものを用いた。
エチレングリコール:ダウ・ケミカル日本株式会社製
プロピレングリコール:ダウ・ケミカル日本株式会社製
1,3−ブチレングリコール:株式会社ダイセル製
グリセリン:和光純薬工業株式会社製
エタノール:和光純薬工業株式会社製
ジメチルホルムアミド:和光純薬工業株式会社製
ジメチルスルホキシド:和光純薬工業株式会社製
ポリエチレングリコール:三洋化成工業株式会社製「PEG−20」
80℃以上で有機疎水性抗菌剤を有機溶媒に完全溶解した後、室温(25℃)まで放冷した。抗菌剤溶液における有機疎水性抗菌剤の濃度は同表に示すとおりであり、有機疎水性抗菌剤は有機溶媒に完全溶解していた。
(2)吸水性樹脂の準備
吸水性樹脂として、日本触媒株式会社製、商品名「アクアリックCA」を用いた。
(3)吸水性樹脂と抗菌剤溶液との混合
吸水性樹脂に抗菌剤溶液を添加し、両者を混合することで、吸水性樹脂組成物を得た。両者の混合比率は表1に示すとおりとした。混合後には、有機溶媒の除去操作は行わなかった。得られた吸水性樹脂組成物における有機疎水性抗菌剤及び有機溶媒の歩留まりは同表に示すとおりであった。
表1に示す条件を採用する以外は、実施例1と同様にして吸水性樹脂組成物を得た。
実施例2及び3において、(3)の工程の後に、非晶シリカ(日本エアロジル株式会社製、商品名「アエロジル200」、平均一次粒子径12nm、BET比表面積平均200m2/g)を添加して更に混合することで、吸水性樹脂組成物を得た。非晶シリカの添加量は表1に示すとおりとした。
有機疎水性抗菌剤として表2に示すものを用いた。また同表に示す条件を採用する以外は、実施例1と同様にして吸水性樹脂組成物を得た。
有機疎水性抗菌剤として表2に示すものを用いた。また同表に示す条件を採用する以外は、実施例7と同様にして吸水性樹脂組成物を得た。
有機溶媒として表2に示すものを用いた。また同表に示す条件を採用する以外は、実施例1と同様にして吸水性樹脂組成物を得た。本比較例においては、吸水性樹脂組成物の調製の途中に、危険性とニオイ(アルコール臭)の観点から、有機溶媒として用いたエタノールがすべて揮発除去する工程を要した。
有機溶媒として表2に示すものを用いた。また有機疎水性抗菌剤として同表に示すものを用いた。更に、同表に示す条件を採用する以外は、実施例1と同様にして吸水性樹脂組成物を得た。本比較例においては、比較例1と同様に、吸水性樹脂組成物の調製の途中に、危険性とニオイ(アルコール臭)の観点から、有機溶媒として用いたエタノールがすべて揮発除去する工程を要した。
有機溶媒としてポリエチレングリコールを用い、有機疎水性抗菌剤としてピロクトンオラミン(比較例3)、又はセチルリン酸ベンザルコニウム(比較例4)を用いた。更に、同表に示す条件を採用する以外は、実施例1と同様にして吸水性樹脂組成物を得た。本比較例においては、10%濃度の有機疎水性抗菌剤の溶液調製を試みたが、溶解させることができなかった。ここで、抗菌剤の濃度を10%未満とした場合、仮に抗菌剤が溶解したとしても有機溶媒が多くなり、吸水性樹脂組成物の流動性が悪くなり、容易に安定した吸収性能かつ抗菌性能を発現する吸収性物品を製造することが困難になる。
比較例3に関しては(1)黄変したこと、また、(2)吸水性樹脂と混合する際、有機疎水性抗菌剤がムラ付きする(抗菌性が安定して再現できない)ことから吸水性樹脂組成物の調製を断念した。比較例4に関しても、吸水性樹脂と混合する際、有機疎水性抗菌剤がムラ付きする(抗菌性が安定して再現できない)ことから吸水性樹脂組成物の調製を断念した。なお「ムラ付きする」とは、有機疎水性抗菌剤が不溶の液を吸水性樹脂に添加する際、スプレーの目詰まりが起こり均一に散布できない現象のことである。有機疎水性抗菌剤がムラ付きすると、抗菌剤の付着量が少ない吸水性樹脂組成物と付着量が設定通りの吸水性樹脂組成物が混在することになる。付着量が少ない吸水性樹脂組成物では所望の抗菌効果が得られないため、吸収性物品全体として実施例と同等の抗菌効果を得ることができなくなる。
有機疎水性抗菌剤としてピロクトンオラミンを用い、有機溶媒としてジメチルホルムアミド(比較例5)、又はジメチルスルホキシド(比較例6)を用いた。濃度10%の有機疎水性抗菌剤の溶液調製を試みた結果、比較例5では、溶解させることができなかった。そのため、比較例5においても有機疎水性抗菌剤がムラ付きするため、実施例と同等の抗菌効果を得ることができない。また、溶媒由来のアミン臭が発生した。このことから吸水性樹脂組成物の調製を断念した。一方、比較例6では、有機疎水性抗菌剤を溶解させることはできたが、溶媒由来の硫黄臭が発生した。このことから吸水性樹脂組成物の調製を断念した。
実施例及び比較例(比較例3ないし6を除く)で得られた吸水性樹脂組成物の抗菌効果は、以下に述べるように抗菌性により測定及び評価した。また上述した方法により、ホソカワミクロン製のパウダーテスター PT−Rを用いて、安息角及びスパチュラ角、崩潰角、ゆるみ見掛け比重、圧縮度を測定した。また上述した方法により、抗菌剤が吸水性樹脂の表面を被覆する被覆率を測定した。更に以下に述べるように、吸水性樹脂の吸水性能は飽和吸収量により測定及び評価した。これらの結果を以下の表1及び表2に示す。なお、表2には参考例(抗菌剤を用いない例)も併せて記載されている。
ナイロン製の織布(メッシュ開き255)を幅10cm、長さ40cmの長方形に切断して長手方向中央で二つ折りにし、両端をヒートシールして幅10cm(内寸9cm)、長さ20cmのナイロン袋を作製した。測定試料である吸水性樹脂組成物0.50gを精秤し、作製したナイロン袋の底部に均一になるように入れた。試料の入ったナイロン袋を、25℃に調温した生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム水)に浸漬させた。浸漬開始から30分後にナイロン袋を生理食塩水から取り出し、1時間垂直状態に吊るして水切りした後、質量を測定し、次式に従って目的とする飽和吸収量を算出した。
飽和吸収量(g/g)=(a−b−c)/c
式中、aは水切り後の吸水性樹脂組成物及びナイロン袋の総質量(g)を表し、bはナイロン袋の吸水前(乾燥時)の質量(g)を表し、cは吸水性樹脂組成物の吸水前(0.50)の質量(g)を表す。測定は3回行い、平均値を測定値とした。なお、測定は23±2℃、湿度50±5%RHで行った。
(1)使用菌株及び人尿
抗菌性評価には使用済み(排尿のみ)の紙オムツから採取、分離した大腸菌(16S rDNA部分塩基配列解析により同定)を用いた。また、人尿は健常男性2名より採取したものを等量混合し、0.2μmフィルター(Thermo Fisher Scientific Inc. 商品名「Nalgene, 組織培養ユニット」)によりろ過除菌したものを用いた。なお、本菌株を人尿に接種し、培養したところ顕著な臭気の発生を認めた。
(2)抗菌性の評価
前記大腸菌株をSCD寒天平板培地にて一晩培養し、得られたコロニーを滅菌ループによって複数回かき取り、生理食塩水中に懸濁させ、CFU/mLで109オーダーとなるように菌液を調製した。得られた菌液を人尿に対して1v/v%添加し、菌添加尿とした。1.5mL形μテストチューブに各吸水性樹脂組成物(サンプル)若しくは未処理の吸水性樹脂(コントロール)30mgを入れ、続いて菌添加尿900μLを添加し、37℃恒温槽中に静置した。
24時間後、内容物をLP希釈液8.1mLで洗い出し、高速振とう機(EYELA, CUTE MIXER cm−1000)を用いて1500rpmで15分間振とう抽出を行った。得られた抽出液をLP希釈液で適宜希釈し、SCDLP寒天平板培地上に塗沫した。これを37℃恒温槽中で一晩培養し、コロニー数をカウントした。これより、サンプル及びコントロールのCFUを算出し、次式により各サンプルの抗菌活性値を求めた。
抗菌活性値=Log10((コントロールのCFU)/(サンプルのCFU))
なお表には示していないが、比較例3及び4では、有機疎水性抗菌剤が有機溶媒に溶解しなかったことに起因して、スプレーの目詰まりが起こり均一に散布できない恐れがあった。また、液が黄変すること、異臭を放つこと等の欠点があった。
11 貯蔵槽
12 供給管
13 フード
14 積繊ドラム
Claims (15)
- 有機疎水性抗菌剤と、親水性かつ不揮発性の有機溶媒と、吸水性樹脂とを有する吸水性樹脂組成物。
- 前記有機疎水性抗菌剤と前記有機溶媒とが前記吸水性樹脂の表面に島状に付着している請求項1に記載の吸水性樹脂組成物。
- 前記有機疎水性抗菌剤が前記吸水性樹脂の表面を被覆する被覆率が5%以上40%以下である請求項2に記載の吸水性樹脂組成物。
- 前記有機溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒である請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸水性樹脂組成物。
- 前記有機疎水性抗菌剤が、セチルリン酸ベンザルコニウム又はピロクトンオラミンである請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸水性樹脂組成物。
- 更に無機微粒子を有する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸水性樹脂組成物。
- 有機疎水性抗菌剤を有機溶媒に溶解してなる抗菌剤溶液と、吸水性樹脂とを混合する工程を有する吸水性樹脂組成物の製造方法。
- 前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合する前に、又は該抗菌剤溶液と該吸水性樹脂とを混合した後に、該吸水性樹脂と無機微粒子とを混合する工程を更に含む請求項8に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
- 前記抗菌剤溶液と前記吸水性樹脂とを混合した後、前記有機溶媒を残留させたままにしておく請求項8又は9に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
- 前記有機溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びブチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性有機溶媒である請求項8ないし10のいずれか一項に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
- 前記有機疎水性抗菌剤が、セチルリン酸ベンザルコニウム又はピロクトンオラミンである請求項8ないし12のいずれか一項に記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
- 請求項8ないし13のいずれか一項に記載の製造方法によって製造された 吸水性樹脂組成物を、風送によって搬送する工程を含む吸収性物品の製造方法。
- 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の吸水性樹脂組成物を有する吸収性物品。
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