JP2016134595A - 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】色素増感太陽電池1は、第1基板11と、第2基板12と、第1基板11と第2基板12との間に配置された、第1導電層21、光増感色素が担持されている多孔質半導体層30、触媒層80、第2導電層22、電解質50および電解質50を封止する封止材60と、第1導電層21に電気的に接続する少なくとも1つの第1取出電極71と、第2導電層22に電気的に接続する少なくとも1つの第2取出電極72と、を含み、多孔質半導体層30と触媒層80とは接せず、第1取出電極71および第2取出電極72の厚さTeは、封止材60が封止している電解質50の封止厚さTsより大きい。
【選択図】図2
Description
[色素増感太陽電池]
図1〜図15に示すように、本発明のある実施形態である色素増感太陽電池1は、第1基板11と、第2基板12と、第1基板11と第2基板12との間に配置された、第1導電層21、光増感色素が担持されている多孔質半導体層30、触媒層80、第2導電層22、電解質50および電解質50を封止する封止材60と、第1導電層21に電気的に接続する少なくとも1つの第1取出電極71と、第2導電層22に電気的に接続する少なくとも1つの第2取出電極72と、を含み、多孔質半導体層30と触媒層80とは接せず、第1取出電極71および第2取出電極72の厚さTeは、封止材60が封止している電解質50の封止厚さTsより大きい。
第1基板11としては、少なくとも所定の波長の光に対して透光性を有する透光性基板を用いることができる。たとえば後述する増感色素に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させる材料で形成されていればよく、必ずしもすべての波長領域の光に対して透光性を有する必要はない。第1基板11の厚さは、0.2mm以上5mm以下であることが好ましい。第1基板11としては、たとえば、ソーダガラス、溶融石英ガラス若しくは結晶石英ガラスなどのガラス基板、または、耐熱性樹脂からなる可撓性フィルムなどを用いることができる。
第1導電層21としては、導電性および透光性を有するものであれば特に限定されず、たとえば、インジウム錫複合酸化物(ITO)、酸化錫(SnO2)、酸化スズにフッ素がドープされたもの(FTO)および酸化亜鉛(ZnO)からなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。第1導電層21の厚さは、0.02μm以上5μm以下であることが好ましい。第1導電層21の電気抵抗は、低いほど好ましく、40Ω/□以下であることが好ましい。
光増感色素が担持されている多孔質半導体層30において、多孔質半導体層30に光増感色素が担持されている形態には、特に制限はなく、吸着、付着などがある。
多孔質半導体層30としては、一般に光電変換材料として使用されるものであれば特に限定されない。たとえば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化タングステン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化亜鉛、リン化インジウム、銅−インジウム硫化物(CuInS2)、銅−アルミニウム酸化物(CuAlO2)およびストロンチウム−銅酸化物(SrCu2O2)からなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。なかでも、高い安定性を有する点から、酸化チタンを用いることが好ましい。多孔質半導体層30の厚さは、特に限定されないが、たとえば0.1μm以上100μm以下とすることができる。また、多孔質半導体層30の表面積は、10m2/g以上200m2/g以下であることが好ましい。
光増感色素としては、たとえば、有機色素および金属錯体色素などの増感色素が用いられる。ここで、有機色素としては、たとえば、アゾ系色素、キノン系色素、キノンイミン系色素、キナクリドン系色素、スクアリリウム系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、ポルフィリン系色素、ペリレン系色素、インジゴ系色素およびナフタロシアニン系色素からなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。有機色素の吸光係数は、一般に、遷移金属に分子が配位結合した形態をとる金属錯体色素の吸光係数に比べて大きくなる。また、金属錯体色素は、分子に金属が配位結合することによって構成されている。分子としては、たとえば、ポルフィリン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素またはルテニウム系色素などを挙げることができる。金属としては、たとえば、Cu、Ni、Fe、Co、V、Sn、Si、Ti、Ge、Cr、Zn、Ru、Mg、Al、Pb、Mn、In、Mo、Y、Zr、Nb、Sb、La、W、Pt、Ta、Ir、Pd、Os、Ga、Tb、Eu、Rb、Bi、Se、As、Sc、Ag、Cd、Hf、Re、Au、Ac、Tc、TeおよびRhからなる群から選択される少なくとも1種を挙げることができる。なかでも、金属錯体色素として、フタロシアニン系色素またはルテニウム系色素に金属が配位したものを用いることが好ましく、ルテニウム系金属錯体色素を用いることが特に好ましい。
多孔質絶縁層40としては、たとえば、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、シリカガラスまたはソーダガラスなどの酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよびチタン酸バリウムからなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。
触媒層としては、たとえば、白金(Pt)、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブおよびフラーレンからなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。
図1〜図14に示す色素増感太陽電池1においては、第2導電層22は、第1層21aおよび第2層22aで構成される。第2導電層22の第1層21aは、通常、第1導電層21と同時に形成されるため、第1導電層21と同じ材料が用いられ、第1導電層21と同じ厚さを有する。第2導電層22の第2層22aは、紫外線が透過しない材料を用いることが好ましい。紫外線が透過しない材料としては、紫外線の少なくとも一部が透過しない材料、好ましくは紫外線の全部が透過しない材料が用いられる。紫外線の少なくとも一部が透過しない材料、好ましくは紫外線の全部が透過しない材料としては、チタン(Ti)、タングステン(W)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)およびニッケル(Ni)からなる群から選択される少なくとも1種を含む金属材料などが挙げられる。なお、紫外線とは、波長1nm以上400nm以下の電磁波である。第2導電層22の第2層22aの厚さは、0.02μm以上5μm以下であることが好ましい。第2導電層22の第2層22aの電気抵抗は、低いほど好ましく、40Ω/□以下であることが好ましい。また、図15に示す色素増感太陽電池1においては、第2導電層22は、上記第2層22aと同じ材料が用いられる。
電解質50としては、少なくとも流動性を有する電解質を用いることができ、たとえば電解液などの液体電解質を好適に用いることができる。液体電解質は、酸化還元種を含む液状物であればよく、たとえば、酸化還元種と、酸化還元種を溶解可能な溶剤とからなる液体電解質などを用いることができる。酸化還元種としては、たとえば、I-/I3 -系、Br2-/Br3-系、Fe2+/Fe3+系、キノン/ハイドロキノン系などを用いることができる。より具体的には、酸化還元種としては、ヨウ化リチウム(LiI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カリウム(KI)、ヨウ化カルシウム(CaI2)などの金属ヨウ化物とヨウ素(I2)との組み合わせを用いることができる。また、テトラエチルアンモニウムアイオダイド(TEAI)、テトラプロピルアンモニウムアイオダイド(TPAI)、テトラブチルアンモニウムアイオダイド(TBAI)、テトラヘキシルアンモニウムアイオダイド(THAI)などのテトラアルキルアンモニウム塩とヨウ素との組み合わせを用いることもできる。さらに、臭化リチウム(LiBr)、臭化ナトリウム(NaBr)、臭化カリウム(KBr)、臭化カルシウム(CaBr2)などの金属臭化物と臭素との組み合わせを用いることもできる。なかでも、酸化還元種としては、LiIとI2との組み合わせを用いることが特に好ましい。酸化還元種の溶剤としては、たとえば、プロピレンカーボネートなどのカーボネート化合物、アセトニトリルなどのニトリル化合物、エタノールなどのアルコール類、水および非プロトン極性物質からなる群から選択される少なくとも1種を含む溶剤を用いることが好ましく、なかでも、カーボネート化合物若しくはニトリル化合物を単独で、または混合して用いることがより好ましい。
封止材60としては、紫外線により硬化した樹脂(紫外線硬化後樹脂)または熱により硬化した樹脂(熱硬化後樹脂)であれば特に制限はないが、電解質50に接するため、封止材60が電解質50と化学反応しにくい材料を用いることが好ましい。封止材60が電解質50と化学反応しにくい材料としては、ラジカル系樹脂またはカチオン系樹脂の少なくとも一方の紫外線硬化樹脂を用いることが好ましく、ラジカル系樹脂の1種であるアクリル系樹脂を含む紫外線硬化後樹脂を用いることがより好ましい。ここで、ラジカル系樹脂は、ラジカル重合(フリーラジカルを成長活性種とする連鎖重合)が進行して硬化する樹脂または硬化した樹脂のことである。また、カチオン系樹脂は、カチオン重合(陽イオンを成長活性種とする連鎖重合)が進行して硬化する樹脂または硬化した樹脂のことである。また、アクリル系樹脂は、ラジカル系樹脂の1種であり、メタクリル樹脂等のアクリル樹脂を主成分(アクリル系樹脂全体の50質量%以上)として含む樹脂であり、硬化前および硬化後のいずれの状態も含む。
第2基板12としては、電解質50を封止することができるものであれば特に制限はない。封止材60が紫外線硬化後樹脂の場合は、封止材前駆体である紫外線硬化前樹脂を紫外線により効率よく硬化させる観点から、紫外線の少なくとも一部、好ましくは全部を透過することができる材料が用いられる。封止材60が熱硬化後樹脂の場合は、封止材前駆体である熱硬化前樹脂を熱により効率よく硬化させる観点から、熱硬化前樹脂の硬化温度より高い耐熱温度を有する材料が用いられる。このような材料としては、たとえば通常のガラスからなる基板等を用いることができ、なかでも、アクリルガラスからなる基板を用いることが好ましい。アクリルガラスからなる基板を用いた場合には、色素増感太陽電池の軽量化を図ることができる。ここで、アクリルガラスは、ポリメタクリル酸メチル樹脂の透明固体材である。また、第2基板12の形状には、特に制限はない。第1導電層21に電気的に接続する第1取出電極71および第2導電層22に電気的に接続する第2取出電極72の厚さTeを封止材60が封止している電解質の封止厚さTsより大きくすることにより、色素増感太陽電池1の内部抵抗を低減するとともにその耐久性を高める観点から、電解質50に接する第1基板11側の主面11mと電解質50に接する第2基板12側の主面12maとの距離よりも、電解質50に接する第1基板11側の主面11mと第1取出電極71および第2取出電極72に対向または接する主面12mcとの距離が大きくなるような形状であることが好ましい。たとえば、第2基板12の形状は、その主面12mにおいて、電解質50と接する第2基板12側の主面12maが、第1取出電極71および第2取出電極72に対向または接する主面12mcに対して、凸状に突出している形状であることが好ましい。
第1取出電極71としては、第1導電層21に電気的に接続できるものであれば特に制限はない。第1取出電極71は、第1導電層21との電気的な接続が良好な観点から、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)などの材料が好適に用いられる。
第2取出電極72としては、第2導電層22に電気的に接続できるものであれば特に制限はない。第2取出電極72は、第2導電層22との電気的な接続が良好な観点から、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)などの材料が好適に用いられる。
図1および図20に示すように、本実施形態の色素増感太陽電池1の製造方法のある例は、効率よく製造する観点から、第1導電層の形成工程S11と、多孔質半導体層の形成工程S21と、多孔質絶縁層の形成工程S31と、触媒層の形成工程S41と、第2導電層の形成工程S51と、光増感色素の担持工程S61と、第1取出電極および第2取出電極の形成工程S71と、封止材前駆体の設置工程S81と、第2基板の設置工程S91と、封止材の形成工程S101と、電解質の注入工程S111とを含む。各工程は、通常、S11、S21、S31、S41、S51、S61、S71、S81、S91、S101およびS111の順に行われるが、一部の工程の順序が変わってもよい。たとえば、色素増感太陽電池の構造によっては、第1取出電極および第2取出電極の形成工程S71は、光増感色素の担持工程S61と封止材前駆体の設置工程S81との間ではなく、電解質の注入工程S111後に行うこともできる。また、上記以外の工程が含まれてもよい。
第1導電層の形成工程S11は、第1基板11の主面上に第1導電層21を形成することからなる。第1導電層21を形成する方法としては、たとえば、スパッタ法およびスプレー法などの方法を用いることができる。また、第1基板11の主面上に第1導電層21が予め設けられた基板を用意してもよい。次いで、第1導電層21の一部をレーザスクライブ法またはエッチングなどにより分断することにより、第1導電層21と電気的に接続しない第1層21aを形成する。かかる第1層21aは後述の第2導電層22の一部となる。
多孔質半導体層の形成工程S21は、第1導電層21の主面上の一部に多孔質半導体層30を形成することからなる。多孔質半導体層30を形成する方法は、特に限定されず、たとえば従来から公知の方法を用いることができる。たとえば、上述の半導体微粒子を含有する懸濁液を第1導電層21上の一部に塗布し、乾燥および焼成の少なくとも1つを行う方法などを用いることができる。
多孔質絶縁層の形成工程S31は、多孔質半導体層30の主面および側面の上、ならびに第1導電層21と第1層21aとの間に、多孔質絶縁層40を形成することからなる。多孔質絶縁層40の形成方法は、特に限定されず、たとえば上記の多孔質半導体層30と同様の方法で形成することができる。
触媒層の形成工程S41は、多孔質絶縁層40の主面上に触媒層80を形成することからなる。触媒層80の形成方法は、特に限定されず、たとえば従来から公知の方法を用いることができる。触媒層80として白金を用いる場合の触媒層80の形成方法としては、たとえば、スパッタ法、塩化白金酸の熱分解または電着などの方法を用いることができる。また、触媒層80として、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブおよびフラーレンなどのカーボンを用いる場合の触媒層の形成方法としては、たとえば、カーボンを溶剤に分散させたペーストをスクリーン印刷法などを用いて多孔質絶縁層40に塗布する方法などを用いることができる。
第2導電層の形成工程S51は、第2層22aの一端が第1層21aの主面の一部に電気的に接続されるとともに、他端が触媒層80の主面に電気的に接続されるように、第2層22aを形成することからなる。このようにして、第1層21aおよび第2層22aで構成される第2導電層22が形成される。第2層22aの形成方法は、特に限定されないがたとえばスパッタ法またはスプレー法などの方法を用いることができる。
光増感色素の担持工程S61は、多孔質半導体層30に光増感色素を担持することからなる。光増感色素としては、たとえば、有機色素および金属錯体色素などの増感色素を用いることができ、多孔質半導体層30に増感色素を吸着させることにより、多孔質半導体層30に光増感色素が担持されてなる光電変換層を形成することができる。多孔質半導体層30に光増感色素を吸着させる方法としては、たとえば、増感色素を溶解させた色素吸着用溶液に多孔質半導体層30を浸漬する方法を用いることができる。増感色素を溶解させた色素吸着用溶液に多孔質半導体層30を浸漬する際に、色素吸着用溶液を多孔質半導体層30の孔の内部の奥まで浸透させるために、色素吸着用溶液を加熱してもよい。
第1取出電極および第2取出電極の形成工程S71は、第1導電層21の主面上の一部に少なくとも1つの第1取出電極71を形成するとともに、第2導電層22の第2層22aの主面上の一部に少なくとも1つの第2取出電極72を形成することからなる。第1取出電極71および第2取出電極72を形成する方法としては、たとえば、リボン付け、はんだ付け、銀ペースト付け、およびそれらの組み合わせなどの方法を用いることができる。
封止材前駆体の設置工程S81は、硬化前の紫外線硬化樹脂(紫外線硬化前樹脂)を含む封止材前駆体を塗布することからなる。なお、封止材前駆体は、後述の封止材の形成工程S101における紫外線の照射により封止材60となる材料である。封止材前駆体の塗布方法は特に限定されないが、たとえばディスペンサーを用いて、上述のように積層した多孔質半導体層30、多孔質絶縁層40、触媒層および第2導電層22の積層体を取り囲むように、電解質50に接する第1基板11側の主面11m、すなわち、第1基板11の主面上の一部、第1導電層21の主面上の一部および第2導電層22の第1層21aの主面上の一部に塗布することができる。
第2基板の設置工程S91は、第1基板11と向かい合うようにして封止材前駆体上に第2基板12を設置することからなる。第2基板12の形状には、特に制限はないが、第1導電層21に電気的に接続する第1取出電極71および第2導電層22に電気的に接続する第2取出電極72の厚さTeを封止材60が封止している電解質50の封止厚さTsより大きくすることにより、色素増感太陽電池1の内部抵抗を低減するとともにその耐久性を高める観点から、電解質50に接する第1基板11側の主面11mと電解質50に接する第2基板12側の主面12maとの距離よりも、電解質50に接する第1基板11側の主面11mと第1取出電極71および第2取出電極72に対向または接する第2基板12側の主面12mcとの距離が大きくなるような形状であることが好ましい。たとえば、第2基板12の形状は、その主面12mにおいて、電解質50に接する主面12maが、第1取出電極71および第2取出電極72に対向または接する主面12mcに対して、凸状に突出している形状であることが好ましい。
封止材の形成工程S101には、特に制限はない。たとえば、封止材の形成は、第1基板11と第2基板12とを貼り合わせている紫外線硬化前樹脂を含む封止材前駆体に紫外線を第2基板12側から照射することにより行うことができる。これにより、上述の封止材前駆体の設置工程S81で設置された紫外線硬化前樹脂を含む封止材前駆体が硬化することによって封止材60が形成される。
電解質の注入工程S111は、第1基板11と第2基板12との間の封止材60で仕切られた空間に電解質50を注入することからなる。たとえば、第2基板12に電解質50の注入用の孔を設け、当該孔から電解質50を注入するという注入方法により行うことができる。また、第2基板12に電解質50の注入用の孔を設けず、第2基板12の設置工程の前に電解質50を注入した後に第2基板12を設置するというODF(滴下注液)法により行うこともできる。
(第1例)
図1に示すように、本実施形態の第1例の色素増感太陽電池1は、第1基板11と、第2基板12と、第1基板11と第2基板12との間に配置された、第1導電層21、光増感色素が担持されている多孔質半導体層30、触媒層80、第2導電層22、電解質50および電解質50を封止する封止材60と、第1導電層21に電気的に接続する第1取出電極71と、第2導電層22に電気的に接続する第2取出電極72とを含み、多孔質半導体層30と触媒層80とは、それらの間に配置された多孔質絶縁層40により、接しておらず、第1取出電極71および第2取出電極72の厚さTeは、封止材60が封止している電解質50の封止厚さTsより大きい。
図2に示すように、本実施形態の第2例の色素増感太陽電池1は、第1例の色素増感太陽電池において、さらに、封止材60の第2基板12側の界面における電解質50側の端部からその反対側の端部までの封止長さDslを封止材60の幅Dwより大きくしたものである。
図3に示すように、本実施形態の第3例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、さらに、第1取出電極71および第2取出電極72が第1取出電極71および第2取出電極72と対向する第2基板12側の主面12mcに接するようにしたものである。
図4に示すように、本実施形態の第4例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、さらに、第2基板12の主面12maが第2導電層22に接するようにしたものである。
図5に示すように、本実施形態の第5例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、さらに、封止材の幅Dwより大きい封止材60の第2基板12側の界面における電解質50側の端部からその反対側の端部までの封止長さDslをさらに大きくしたものである。
図6に示すように、本実施形態の第6例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、第1取出電極71および第2取出電極72の少なくともいずれかを複数としたものである。たとえば、第1導電層21に電気的に接続する3つの第1取出電極71a,71b,71cを含むものである。
図7に示すように、本実施形態の第7例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、多孔質半導体層30および多孔質絶縁層40はそれぞれ複数であるn個(たとえば3個)であり、n−1個(たとえば2個)の中間導電層20s,20tをさらに含み、各多孔質半導体層30p,30q,30rおよび各多孔質絶縁層40p,40q,40rを介在させて、第1導電層21、n−1個の中間導電層20s,20tおよび第2導電層22が電気的に直列に接続するように配置されている集積構造を有するものである。
図8に示すように、本実施形態の第8例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、封止材60を電解質50に接する内側封止材である第1封止材61と、第1封止材61の外側に位置し電解質50に接しない外側封止材である第2封止材62とで構成したものである。ここで、第1封止材61および第2封止材62は、同じ材料であっても異なる材料であってもよい。
図9に示すように、本実施形態の第9例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、封止材60が第1取出電極71および第2取出電極72に接するまで幅Dwが拡大されているものである。さらに好ましくは、封止材60が第1取出電極71および第2取出電極72に接してかつ覆うまで幅Dwが拡大されているものである。
図10に示すように、本実施形態の第10例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、第2基板12の両端部12eが、主面12maよりも突出して第1基板11の主面およびその上に形成された第1導電層21および第2導電層22の端部に接しているものである。なお、第1基板11側、第2基板12側および封止材60により囲まれた第1取出電極71および第2取出電極72の周りに、緩衝材や封止材が配置されていてもよい。
第11図に示すように、本実施形態の第11例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、第2基板12の両端部12eが主面12maよりも突出して、第1基板11およびその上に形成された第1導電層21および第2導電層22の側面を覆っているものである。なお、第1基板11側、第2基板12側および封止材60により囲まれた第1取出電極71および第2取出電極72の周りに、緩衝材や封止材が配置されていてもよい。
図12に示すように、本実施形態の第12例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、第2基板12側の主面12ma(電解質50に接する主面12ma)と主面12mc(第1取出電極71および第2取出電極72に対向する主面12mc)との間に主面12maよりも突出している主面12mbが形成され、主面12mcの一部および主面12mbの上に封止材60が形成されており、電解質50の厚さTtよりも封止材60が封止している電解質50の封止厚さTsが小さいものである。
第13図に示すように、本実施形態の第13例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、第2基板12の主面12n(封止材60と接する主面12mの反対側の主面12n)に段差を設けることにより、主面12nの一部の主面12naがその他の部の主面12nbより凹んでいるものである。
第14図に示すように、本実施形態の第14例の色素増感太陽電池1は、第2例の色素増感太陽電池1において、第2基板12が第1段層12aとその主面上の一部に設置されている第2段層12bで構成されることにより主面12mに段差が設けられ、主面12mの主面12ma(電解質50と接する主面12ma)が主面12mc(第1取出電極71および第2取出電極72に対向する主面12mc)に対して凸状に突出しているものである。第2段層12bの形成方法は、特に制限はなく、たとえば、第1段層12a上にガラスフリットをスクリーン印刷することにより容易に形成できる。
図15の(A)〜(C)に示すように、本実施形態の第15例の色素増感太陽電池1は、第1基板11と、第2基板12と、第1基板11と第2基板12との間に配置された、第1導電層21、光増感色素が担持されている多孔質半導体層30、触媒層80、第2導電層22、電解質50および電解質50を封止する封止材60と、第1導電層21に電気的に接続する第1取出電極71と、第2導電層22に電気的に接続する第2取出電極72とを含み、多孔質半導体層30と触媒層80とは接せず、多孔質半導体層第1取出電極71および第2取出電極72の厚さTeは、封止材60が封止している電解質50の封止厚さTsより大きい。ここで、図15(A)は、第1基板11側から見た第1基板11およびその近傍を示す第1の概略平面図であり、図15(B)は、第1基板側から見た第2基板12およびその近傍を示す第2の概略平面図である。
図16に示すように、本発明の別の実施形態である色素増感太陽電池パネル2は、実施形態1の色素増感太陽電池1(たとえば第7例の色素増感太陽電池1)を複数含み、各色素増感太陽電池1p,1qが電気的に直列および並列の少なくともいずれかで配列されたものである。たとえば、図16には、各色素増感太陽電池1p,1qが電気的に並列に配列された色素増感太陽電池パネル2が図示されている。
図17に示すように、本発明のまた別の実施形態である色素増感太陽電池付充電カバー3は、実施形態1の色素増感太陽電池1(たとえば第7例の色素増感太陽電池1)を含み、色素増感太陽電池1の第2基板12に外部電子装置100を収納できるものである。図示はしていないが、外部電子装置100の充電制御部に色素増感太陽電池1の第1取出電極71および第2取出電極72が電気的に接続することにより、外部電子装置100の直接充電ができる。また、充電カバーも充電制御部を有する場合、充電制御部に色素増感太陽電池1の第1取出電極71および第2取出電極72を電気的に接続し、充電カバーの充電制御部が外部電子装置100の充電制御部に電気的に接続することにより、外部電子装置100の間接充電ができる。また、外部電子装置100としては、特に制限はなく、携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータなどが挙げられる。
図18に示すように、本発明のさらに別の実施形態である色素増感太陽電池システム4は、実施形態1の色素増感太陽電池1(たとえば第7例の色素増感太陽電池1)を含み、色素増感太陽電池1の第2基板12が筐体を形成しているものである。筐体である第2基板12には、図示はしていないが、携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータなどの電子装置が組み込まれており、かかる電子装置の充電制御部に色素増感太陽電池1の第1取出電極71および第2取出電極72が電気的に接続されている。
1.色素増感太陽電池の作製
(1)第1導電層の形成
図1の(A)および(B)ならびに図9に示すように、第1基板11である厚さ4mmのガラス基板上に、スプレー法により、厚さ600nmのSnO2層を形成した。次いで、SnO2層の一部をレーザスクライブ法により除去して幅30μmの分離溝を形成することにより、第1導電層21と、第1導電層21に電気的に接続しない第1層21aとを形成した。
次に、第1導電層21上の50mm×50mmの領域に、スクリーン印刷法により、多孔質半導体層30である厚さ20μmの多孔質のTiO2層を形成した。
次に、多孔質半導体層30の主面および側面の上、ならびに第1導電層21と第1層21aとの間に、スクリーン印刷法により、多孔質絶縁層40である厚さ10μmの多孔質のZrO2層を形成した。
次に、多孔質絶縁層40の主面および側面上に、スパッタ法により、触媒層である厚さ0.1μmのPt層を形成した。
次に、多孔質絶縁層40上および第1層21aの一部上に、スパッタ法により、第2層22aとして、第2層22aの一端が第1層21aの主面の一部に電気的に接続されるとともに、他端が多孔質絶縁層40の主面に電気的に接続されるように、厚さ1μmのTi層を形成した。このようにして、第1層21aおよび第2層22aで構成される第2導電層22を形成した。
次に、上記の積層体が形成された第1基板11を、光増感色素である[RuL(NCS)3]:3TBA(商品名:N749 Black Dye)、ここで、Lは2,2’:6’,2’’−ターピリジル−4,4’,4’’−トリカルボン酸(2,2':6',2''-terpyridyl-4,4',4''-tricarboxylic acid)、TBAはテトラ−n−ブチルアンモニウム(tetra-n-butylammonium)を0.2ミリモル/リットル含有する溶液に、25℃で76時間浸漬し、アセトニトリル洗浄し、30℃で0.3時間乾燥させることにより、多孔質半導体層30に光増感色素を担持した。
取り出し電極の形成には、黒田テクノ(株)のセラリボンを採用した。まず、黒田テクノの特殊はんだ(名称:セラソルザ・エコ#217)を使用し、はんだ点付け工法で第1導電層21および第2導電層の第1層21aの一部に5mmのピッチではんだを等間隔に接合した。次に、セラリボン(型番:102−217−160−02/30を使用し、点はんだ上にリボンを配置し、はんだとリボンを接合し、多孔質半導体層30からの距離が3mmとなるように第1取出電極71および第2取出電極72をそれぞれ形成した。はんだ付け作業には超音波はんだ付け装置Sunbonder USM-5を利用した。リボンの幅は2mmで、長さは多孔質半導体層30と同じ長さ50mmで、はんだとリボンとからなる第1取出電極71および第2取出電極72の厚さは500μmだった。
次に、ディスペンサーを用いて、上述のように積層した第1導電層21、多孔質半導体層30、多孔質絶縁層40および第2導電層22の積層体を取り囲むように、第1導電層21の主面上の一部および第2導電層22の第1層21aの主面上の一部に、ディスペンサー法により、封止材前駆体である紫外線硬化前樹脂としてアクリル系紫外線硬化樹脂(名称:スリーボンド3035B樹脂)を幅1mmで厚さ100μmで塗布した。
次に、第1基板11と向かい合うようにして、封止材前駆体上に、第2基板12としてソーダガラス基板を設置した。第2基板12は、電解質に接する主面12maが第1取出電極71および第2取出電極72に対向する主面12mcより1mmの高さ(すなわち主面12maと主面12mcとの段差が1mm)で突出しているものを用いた。
次に、第1基板11と第2基板12とを貼り合わせている紫外線硬化前樹脂である封止材前駆体に紫外線を第2基板12側から照射することにより硬化させることにより、幅2mmで厚さ50μmの封止材60を形成した。すなわち、封止材60の幅Dwおよび封止長さDslは2mmであった。
第2基板12に電解質50の注入用の孔を設け、当該孔から電解質50として溶媒にアセトニトリルを用いて、その中に1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムアイオダイド(1,2-dimethyl-3-propylimidazolium iodide(四国化成工業株式会社製))を0.6モル/リットル、LiI(Aldrich Chemical Company製)を0.1モル/リットル、4−ターシャル−ブチルピリジン(4-tert-butylpyridine(Aldrich Chemical Company製))を0.5モル/リットル、I2(東京化成工業株式会社製)を0.01モル/リットル溶解させた酸化還元性電解液を注入した後、当該孔を封止した。このようにして、色素増感太陽電池1が得られた。
ソーラシミュレータを用いて、得られた色素増感太陽電池1の第1基板11に疑似太陽光(エアマス1.5)を1kW/m2のエネルギー密度で照射することによって、実施例1の色素増感太陽電池1の電流−電圧特性を測定し、短絡電流密度[Jsc](mA/cm2)、開放電圧[Voc](V)、フィルファクター[FF]および変換効率(%)を求めた。短絡電流密度は18.3mA/cm2、開放電圧は0.71V、フィルファクターは0.613、変換効率は7.96%であった。その後、この色素増感太陽電池1を、85℃の恒温槽内に1000時間入れた後の電解質の漏洩の有無を観察したところ、電解質の漏洩は無く、保持されていた。結果を表1にまとめた。
図2を示すように、封止材60を第2基板12の主面12mと主面12mcの段差1mmの段差を有する部分に設置したこと以外は、実施例1と同様にして、色素増感太陽電池1を作製した。すなわち、封止材60の幅Dwは2mmであり、封止材60の封止長さDslは3mmであった。実施例2の色素増感太陽電池1の特性は、実施例1と同様に求めたところ、短絡電流密度は18.2mA/cm2、開放電圧は0.71V、フィルファクターは0.615、変換効率は7.95%であった。また、電解質の漏洩は無く、保持されていた。結果を表1にまとめた。
図18に示すように、主面12mが平坦な第2基板12を用いて、多孔質半導体層30と第1取出電極71および第2取出電極72との距離を2mm、第1取出電極71および第2取出電極72の厚さを500μm、封止材の厚さを600μm、封止材の幅Dwおよび封止長さDslを0.5mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、色素増感太陽電池1を作製した。比較例1色素増感太陽電池1の特性は、実施例1と同様に求めたところ、短絡電流密度は18.2mA/cm2、開放電圧は0.71V、フィルファクターは0.624、変換効率は8.06%であった。また、電解質の漏洩が有った。結果を表1にまとめた。
図18に示すように、主面12mが平坦な第2基板12を用いて、多孔質半導体層と第1取出電極71および第2取出電極72との距離を5mm、第1取出電極71および第2取出電極72の厚さを100μm、封止材の厚さを150μm、封止材の幅Dwおよび封止長さDslを3.5mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、色素増感太陽電池1を作製した。比較例1色素増感太陽電池1の特性は、実施例1と同様に求めたところ、短絡電流密度は18.2mA/cm2、開放電圧は0.71V、フィルファクターは0.624、変換効率は8.06%であった。また、電解質の漏洩は無く、保持されていた。結果を表1にまとめた。
Claims (5)
- 第1基板と、第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置された、第1導電層、光増感色素が担持されている多孔質半導体層、触媒層、第2導電層、電解質および前記電解質を封止する封止材と、前記第1導電層に電気的に接続する少なくとも1つの第1取出電極と、前記第2導電層に電気的に接続する少なくとも1つの第2取出電極と、を含み、
前記多孔質半導体層と前記触媒層とは接せず、
前記第1取出電極および前記第2取出電極の厚さTeは、前記封止材が封止している前記電解質の封止厚さTsより大きい色素増感太陽電池。 - 前記封止材の前記第2基板側の界面における前記電解質側の端部からその反対側の端部までの封止長さDslは、前記封止材の幅Dwより大きい請求項1に記載の色素増感太陽電池。
- 前記第1導電層および前記第1取出電極と前記第2導電層および前記第2取出電極とが前記第1基板側に配置されている構造を有する請求項1または請求項2に記載の色素増感太陽電池。
- 前記第2基板の形状は、前記電解質に接する前記第1基板側の主面と前記電解質に接する前記第2基板側の主面との間の距離よりも、前記電解質に接する前記第1基板側の主面と前記第1取出電極および前記第2取出電極に対向または接する前記第2基板側の主面との間の距離が大きくなるような形状である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の色素増感太陽電池。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の色素増感太陽電池を含み、前記第2基板が筺体を形成している色素増感太陽電池システム。
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