JP2016132322A - 車両のサブフレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両後方から衝突された際、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる車両1のサブフレーム構造を提供することを目的とする。
【解決手段】後輪5を支持する左右一対の上側ロアアーム6が揺動可能に連結される左右一対のサイドメンバ11と、サイドメンバ11の後端近傍を保持する後側クロスメンバ12と、後側クロスメンバ12に対し所定間隔を隔ててサイドメンバ11を車幅方向で連結する前側クロスメンバ13とで構成した車両1のサブフレーム構造であって、サイドメンバ11に、上側ロアアーム6の前方連結部6c、及び後方連結部6dが連結される前側支持ブラケット15、及び後側メンバ保持部材121を備え、前側支持ブラケット15と後側メンバ保持部材121との間に、後側メンバ保持部材121を車両前方へ変位させる変位手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば車両におけるリヤサスペンションを支持するような車両のサブフレーム構造に関する。
自動車のような車両において、後輪と車体とを連結するリヤサスペンションは、路面に対して後輪を押し付ける機能と、路面の凹凸が車体へ伝達されるのを抑制する緩衝装置としての機能とを有している。このような機能を有するリヤサスペンションには、その支持構造の違いなどから様々な方式がある。
例えば、特許文献1には、左右一対のサイドメンバと、車両前後方向に所定間隔を隔ててサイドメンバを連結する前側クロスメンバ、及び後側クロスメンバとで、底面視井桁状に構成したリヤサブフレームに、複数のアーム部材を連結したマルチリンク方式のリヤサスペンションが記載されている。
より詳しくは、特許文献1には、ナックルを介して後輪に連結した前側ロアアーム、後側ロアアーム、及びアッパアームをリヤサブフレームに連結するとともに、前端が車体に連結されるトレーリングアームをナックルに連結したマルチリンク方式のリヤサスペンションが記載されている。
ところで、特許文献1のようなマルチリンク方式のリヤサスペンションでは、路面の凹凸などによる路面入力が車両前方から後輪に加わった場合、リヤサスペンションに車両斜め上方後方への荷重が加わることになる。
この際、車両斜め上方後方への荷重のうち、車両上下方向の荷重は、前側ロアアームなどのアーム部材の揺動やスプリングの付勢力によって吸収される。一方、車両前後方向の荷重は、前側ロアアーム、及び後側ロアアームを介してリヤサブフレームに伝達されるとともに、トレーリングアームを介して車体に伝達される。
このため、特許文献1において、例えば、トレーリングアームを廃止した場合、前側ロアアーム、及び後側ロアアームを介してリヤサブフレームに伝達される車両前後方向の荷重が増加することになる。
このようにサブフレームに入力される車両前後方向の荷重が増加する場合、車両前後方向の荷重に対するサイドメンバの強度を向上する必要がある。しかしながら、サイドメンバの強度を向上すると、車両後方から衝突された際、アーム部材が移動せず、車体による衝突荷重の伝達吸収を阻害するおそれがあった。
特開2013−169812号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、アーム部材を介して伝達された車両前後方向の荷重に対するサイドメンバの強度を向上した場合であっても、車両後方から衝突された際、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる車両のサブフレーム構造を提供することを目的とする。
この発明は、車両の車両前後方向に延びるとともに、後輪を支持する左右一対のアーム部材が揺動可能に連結される左右一対のサイドメンバと、該左右一対のサイドメンバにおける後端近傍を保持する後側クロスメンバと、該後側クロスメンバに対し所定間隔を隔てて車両前方で対向するとともに、前記左右一対のサイドメンバを車幅方向で連結する前側クロスメンバとで構成し、車体に対して剛結した車両のサブフレーム構造であって、前記サイドメンバに、車両前方側に対して車両後方側が車両下方に位置するように車両前後方向に沿って配置するとともに、前記アーム部材における複数の端部が連結される複数のアーム連結部を備え、最も車両前方に配置した前記アーム連結部を、前側アーム連結部とし、最も車両後方に配置した前記アーム連結部を、後側アーム連結部として、前記前側アーム連結部と前記後側アーム連結部との間に、前記後側アーム連結部を車両前方へ変位させる変位手段を備えたことを特徴とする。
この発明により、アーム部材を介して伝達された車両前後方向の荷重に対するサイドメンバの強度を向上した場合であっても、車両後方から衝突された際、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる。
具体的には、車両後方から衝突された際、車両のサブフレーム構造は、変位手段によって、後側アーム連結部を車両前方へ変位させることができる。
この際、前側アーム連結部、及び後側アーム連結部にアーム部材が連結するとともに、前側アーム連結部に対して後側アーム連結部を車両下方に配置しているため、後側アーム連結部は、前側アーム連結部を回転中心にして車両前方下方へ向けて回動するように容易に変位することができる。
これにより、車両のサブフレーム構造は、後側アーム連結部の回動に伴って、アーム部材を車両前方下方へ回動させる、あるいは後側アーム連結部からアーム部材を離脱させることができる。
すなわち、車両のサブフレーム構造は、前側アーム連結部に対して車両下方に配置した後側アーム連結部を、変位手段によって容易に変位させることができ、車体に対するアーム部材の位置を容易に変化させることができる。
一方、車両後方からの衝突荷重に比べて、路面入力による車両前後方向の荷重は小さいため、変位手段を設けた場合であっても、車両のサブフレーム構造は、アーム部材を介して伝達された車両前後方向の荷重を車体に確実に伝達することができる。
従って、車両のサブフレーム構造は、アーム部材を介して伝達された車両前後方向の荷重に対するサイドメンバの強度を向上した場合であっても、車両後方から衝突された際、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる。
この発明の態様として、前記サイドメンバにおける前記後側アーム連結部の近傍に、前記サイドメンバにおける前記前側アーム連結部の近傍に対して脆弱な脆弱部を設け、前記変位手段を、前記サイドメンバの前記脆弱部で構成することができる。
この発明により、車両のサブフレーム構造は、衝突の進行に伴ってアーム部材を車両前方へ変位させることができ、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる。
具体的には、車両後方から衝突された際、左右一対のサイドメンバの後端、あるいは後側クロスメンバに衝突物が当接することで、車両のサブフレーム構造は、サイドメンバの脆弱部を車両前方へ向けて変形させることができる。
これにより、後側アーム連結部は、サイドメンバの脆弱部とともに車両前方へ向けて容易に変位することができる。
従って、車両のサブフレーム構造は、サイドメンバに設けた脆弱部によって、アーム部材を車両前方へ変位させることができ、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記サイドメンバにおける前記前側アーム連結部の車両後方部分に、車両後方下方へ向けて屈曲した屈曲部を備え、前記変位手段を、前記サイドメンバの前記屈曲部で構成することができる。
この発明により、車両のサブフレーム構造は、衝突の進行に伴ってアーム部材を車両前方へ変位させることができ、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる。
具体的には、車両後方から衝突された際、左右一対のサイドメンバの後端、あるいは後側クロスメンバに衝突物が当接することで、車両のサブフレーム構造は、サイドメンバの屈曲部を起点として、サイドメンバを車両前方下方へ向けて折り曲げるように変形させることができる。
これにより、後側アーム連結部は、サイドメンバとともに車両前方へ向けて容易に変位することができる。
従って、車両のサブフレーム構造は、サイドメンバに設けた屈曲部によって、アーム部材を車両前方へ変位させることができ、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる。
本発明により、アーム部材を介して伝達された車両前後方向の荷重に対するサイドメンバの強度を向上した場合であっても、車両後方から衝突された際、車体による衝突荷重の伝達吸収をアーム部材が阻害することを防止できる車両のサブフレーム構造を提供することができる。
車体に取付け状態におけるリヤサブフレームの底面視を示す底面図。 リヤサブフレームを取り外した状態における車体の底面視を示す底面図。 図1中のA−A矢視断面図。 図1中のB−B矢視断面図。 リヤサブフレームの正面視を示す正面図。 リヤサブフレームの平面視を示す平面図。 前部サイドメンバ、及び後部サイドメンバの断面形状を説明する説明図。 リヤサブフレームの車両下方からの外観を示す外観斜視図。 後側クロスメンバの車両前方からの外観を示す外観斜視図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
なお、図1は車体に取付け状態におけるリヤサブフレーム10の底面図を示し、図2はリヤサブフレーム10を取り外した状態における車体の底面図を示し、図3は図1中のA−A矢視断面図を示し、図4は図1中のB−B矢視断面図を示し、図5はリヤサブフレーム10の正面図を示している。
さらに、図6はリヤサブフレーム10の平面図を示し、図7は前部サイドメンバ111、及び後部サイドメンバ112の断面形状を説明する説明図を示し、図8はリヤサブフレーム10の車両下方からの外観斜視図を示し、図9は後側クロスメンバ12の車両前方からの外観斜視図を示している。
加えて、図7(a)は前部サイドメンバ111の断面形状を示し、図7(b)は後部サイドメンバ112の断面形状を示している。
また、図3中において図示を明確にするため、上側ロアアーム6、下側ロアアーム7、及びアッパアーム8の図示を省略している。また、図4中において、図示を明確にするため、車体の図示を省略するとともに、上側ロアアーム6の前方連結部6c及び後方連結部6dのみを図示している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図3中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
まず、車両1における客室部2の下部、及び客室部2よりも車両後方部分である車両後部3の下部について説明する。
車両1における客室部2の下部は、図1から図3に示すように、車両前後方向に延びるとともに、車体を構成する骨格部材である左右一対のフロアフレーム21と、フロアフレーム21の間に配置したフロアパネル22と、フロアフレーム21の後端近傍を車幅方向に連結する車体側クロスメンバ23とで構成している。
さらに、客室部2の下部には、左右一対のフロアフレーム21の間において、車体側クロスメンバ23よりも車両前方側に、燃料を貯蔵する燃料タンク4を配置している。
左右一対のフロアフレーム21は、図2及び図3に示すように、略矩形の閉断面形状を車両後方へ延設するとともに、その後端を車両斜め上方に向けて延設したのち、車両後方へ向けて延設した形状に形成している。
さらに、フロアフレーム21の下部には、図2に示すように、車体側クロスメンバ23よりも車両前方側で、かつ燃料タンク4の後端よりも車両前方側の位置において、締結ボルト(図示省略)の螺合を許容するとともに、後述するリヤサブフレーム10の前端が剛結される車体側前方剛結部21aを設けている。
車体側クロスメンバ23は、車両前後方向に沿った断面形状が、車両上方側が開口した断面ハット状であって、車幅方向に延設して形成している。この車体側クロスメンバ23は、フロアパネル22、及び左右一対のフロアフレーム21の側面に溶着固定することで、車体を補強する補強部材としての役割を有している。なお、車体側クロスメンバ23は、フロアパネル22の下面とで、閉断面形状を形成している。
一方、車両1における車両後部3の下部は、図2及び図3に示すように、左右一対のフロアフレーム21の後端から車両後方に延設するとともに、車体を構成する骨格部材である左右一対のリヤサイドフレーム31と、リヤサイドフレーム31の間において床面を構成するリヤフロアパネル22とで構成している。
左右一対のリヤサイドフレーム31は、図2及び図3に示すように、フロアフレーム21と連続する骨格部材であって、フロアフレーム21の後端から略矩形の閉断面形状を車両後方へ向けて延設して形成している。このリヤサイドフレーム31は、図3に示すように、側面視において、フロアフレーム21の車体側前方剛結部21aに対して、車両上方に下面が位置するように形成している。
さらに、リヤサイドフレーム31の下部には、図2に示すように、車体側クロスメンバ23から車両後方に所定間隔を隔てた位置に、締結ボルト(図示省略)の螺合を許容するとともに、後述するリヤサブフレーム10の後端が剛結される車体側後方剛結部31aを設けている。
このような構成の車両後部3における下方には、図1及び図3に示すように、ナックル(図示省略)を介して後輪5に連結した左右一対の上側ロアアーム6、左右一対の下側ロアアーム7、及び左右一対のアッパアーム8が揺動可能に軸支されるリヤサブフレーム10を、フロアフレーム21、及びリヤサイドフレーム31に剛結している。
なお、上側ロアアーム6は、図1に示すように、底面視略A字状のアーム部材であって、ナックルに連結可能に構成した2つの後輪側連結部6a,6bを車幅方向外側に備えるとともに、リヤサブフレーム10に連結可能に構成した前方連結部6c、及び後方連結部6dを車幅方向内側に備えている。
さらに、上側ロアアーム6は、図1及び図3に示すように、フロアフレーム21とリヤサブフレーム10との車両上下方向の間で、燃料タンク4の後端に沿って配置されるスタビライザ9を、車両前方側に取付け可能に構成している。
下側ロアアーム7は、図1及び図4に示すように、車両下方が開口した断面略門型形状を車幅方向に延設して形成するとともに、上側ロアアーム6の下方に配置している。この下側ロアアーム7には、ナックルに連結可能に構成した後輪側連結部7aを車幅方向外側に備えるとともに、リヤサブフレーム10に連結可能に構成したサブフレーム側連結部7bを車幅方向内側に備えている。
アッパアーム8は、図4及び図5に示すように、下側ロアアーム7の車両上方に配置され、車両上下方向に長い略矩形の閉断面形状を、正面視において車両下方へ向けて凸するように湾曲した形状となるように、車幅方向へ延設して形成している。このアッパアーム8には、ナックルに連結可能に構成した後輪側連結部8aを車幅方向外側に備えるとともに、リヤサブフレーム10に連結可能に構成したサブフレーム側連結部8bを車幅方向内側に備えている。
リヤサブフレーム10は、図1、図4、及び図6に示すように、後端同士を車幅方向で近接させて、底面視略ハの字状に配置した左右一対のサイドメンバ11と、サイドメンバ11の後端近傍を保持する後側クロスメンバ12と、後側クロスメンバ12に対して所定間隔を隔てた車両前方の位置で、左右のサイドメンバ11を連結する前側クロスメンバ13と、後側クロスメンバ12の上部、及び前側クロスメンバ13の上部を車両前後方向に連結する左右一対のアッパメンバ14とで一体的に構成している。
サイドメンバ11は、図1、図4、及び図6に示すように、底面視において、車両前後方向における略中央近傍が、車幅方向内側に凸するように緩やかに湾曲した底面視略弓状の筒状体に形成している。なお、後述する前側クロスメンバ13は、サイドメンバ11における湾曲した湾曲部分に連結している。
さらに、サイドメンバ11は、図3及び図4に示すように、側面視において、後述する前側支持ブラケット15の近傍に対して、後側クロスメンバ12の近傍が車両下方に位置するよう屈曲した側面視段付き形状に形成している。
より詳しくは、サイドメンバ11における前側支持ブラケット15よりも車両後方部分は、車両後方下方へ向けて屈曲したのち、前側支持ブラケット15と後側クロスメンバ12との間で車両後方へ向けて屈曲するように延設している。
すなわち、サイドメンバ11における前側支持ブラケット15よりも車両後方部分は、車両後方下方へ向けて屈曲した屈曲部分と、車両後方へ向けて屈曲した屈曲部分とによって、側面視段付き形状を形成している。
そして、2つのサイドメンバ11を、後端同士が車幅方向で近接するとともに、前端同士が車幅方向で離間するように配置することで、車幅方向外側かつ車両前方に向けて前端が延びるとともに、底面視略ハの字状に配置している。
このような形状のサイドメンバ11は、車両前方側に位置する前部サイドメンバ111と、車両後方側に位置する後部サイドメンバ112とを、車両前後方向で溶着接合することで一体的に形成している。
前部サイドメンバ111は、図1及び図6に示すように、サイドメンバ11における前端から湾曲部分に至る範囲であって、後端近傍に前側クロスメンバ13が連結されている。つまり、前部サイドメンバ111は、前側クロスメンバ13から車幅方向外側かつ車両前方へ向けて延びる長尺形状に形成している。
この前部サイドメンバ111は、図7(a)に示すように、車両下方側が開口した断面コ字状のアッパパネル111aと、車両上方側が開口した断面コ字状のロアパネル111bとを、側面同士が重合するように組付けて閉断面形状を形成している。なお、アッパパネル111aの板厚T1、及びロアパネル111bの板厚T2は、略同一の板厚であって、例えば車両後方からの衝突による衝突荷重を伝達可能な板厚で構成している。
さらに、前部サイドメンバ111の前端には、図6及び図8に示すように、フロアフレーム21の車体側前方剛結部21aに螺合する締結ボルト(図示省略)の挿入を許容する前方締結孔113を備えている。
前方締結孔113は、車両上下方向に貫通するようにして前部サイドメンバ111に装着した金属製筒状体の内部空間によって構成している。
後部サイドメンバ112は、図1及び図6に示すように、前部サイドメンバ111の後端から車幅方向やや内側、かつ車両後方へ向けて延設するとともに、上述した側面視段付き形状に形成している。
なお、後部サイドメンバ112は、前部サイドメンバ111における車両前後方向の長さに対して、車両前後方向の長さが短く、かつ組付け状態において、後側クロスメンバ12の後面よりも車両後方に突出する長さで形成している。
この後部サイドメンバ112は、図7(b)に示すように、車両下方側が開口した断面コ字状のアッパパネル112aと、車両上方側が開口した断面コ字状のロアパネル112bとを、側面同士が重合するように組付けて閉断面形状を形成している。
なお、アッパパネル112aの板厚T3、及びロアパネル112bの板厚T4は、略同一の板厚であって、かつ前部サイドメンバ111の板厚T1,T2よりも薄肉に形成している。つまり、後部サイドメンバ112は、例えば車両後方からの衝突による衝突荷重に対して、前部サイドメンバ111と比べて脆弱に構成している。
このような構成のサイドメンバ11の上面には、図4に示すように、サイドメンバ11の上方において、上側ロアアーム6の前方連結部6cが連結支持される前側支持ブラケット15を溶着固定している。
より詳しくは、前側支持ブラケット15は、前側クロスメンバ13の車両前方側に近接して、前部サイドメンバ111の上面、及び前側クロスメンバ13に溶着固定している。
この前側支持ブラケット15は、車幅方向外側が開口した略ボックス状であって、締結ボルト(図示省略)を用いた上側ロアアーム6の前方連結部6cの装着を許容するとともに、車両後方上方、及び前方下方へ揺動可能に上側ロアアーム6を支持する形状に形成している。
後側クロスメンバ12は、図1及び図5に示すように、左右一対のサイドメンバ11の後端が車両後方に突出した状態で、サイドメンバ11を保持する保持部材としての役割と、サイドメンバ11をリヤサイドフレーム31に連結する連結部材としての役割と、上側ロアアーム6を揺動可能に支持する支持部材としての役割とを有している。
詳しくは、後側クロスメンバ12は、図4、図6、及び図9に示すように、サイドメンバ11の後端近傍を保持する左右一対の後側メンバ保持部材121と、後側メンバ保持部材121、及び左右一対のサイドメンバ11を連結する後側連結部材122と、リヤサイドフレーム31の車体側後方剛結部31a同士を車幅方向に連結する上部連結部材123とを、車両下方からこの順番に配置するとともに、一体的に溶着接合して構成している。
後側メンバ保持部材121は、図6及び図9に示すように、2つの金属製板材を折り曲げ成形したのち車両前後方向に組付けて、車幅方向に長い略筒状体に形成している。この後側メンバ保持部材121における車幅方向内側は、正面視において、後部サイドメンバ112の上面、車幅方向外側の側面、及び下面に嵌合するとともに、溶着可能に車幅方向外側へ向けて凹設した形状に形成している。
さらに、後側メンバ保持部材121における車幅方向外側は、サイドメンバ11の車幅方向外側において、締結ボルト(図示省略)を用いた上側ロアアーム6の後方連結部6dの装着を許容するとともに、車両後方上方、及び前方下方へ揺動可能に上側ロアアーム6を支持する形状に形成している。
すなわち、後側メンバ保持部材121は、後部サイドメンバ112を保持する役割と、上側ロアアーム6を揺動可能に支持する後側支持ブラケットとしての役割とを兼ね備えている。
後側連結部材122は、図4及び図9に示すように、2つの金属製板材を折り曲げ成形したのち車両前後方向に組付けて、車両前後方向に所定の厚みを有するとともに、車両上方側が開口した内部中空の正面視略矩形に形成している。
この後側連結部材122の下部は、後側メンバ保持部材121の上部、並びに後部サイドメンバ112における上面、及び車幅方向内側の側面に当接するとともに、溶着可能な形状に形成している。
上部連結部材123は、図4、図6、及び図9に示すように、2つの金属製板材を折り曲げ成形したのち車両上下方向に組付けて、車両上下方向に所定の厚みを有するとともに、後側連結部材122における車幅方向の長さよりも長い車幅方向の長さを有する内部中空の平面視略長楕円形状に形成している。
この上部連結部材123における車幅方向の両端には、図6及び図8に示すように、フロアフレーム21の車体側後方剛結部31aに螺合する締結ボルト(図示省略)の挿入を許容する後方締結孔123aを備えている。
後方締結孔123aは、車両上下方向に貫通するようにして上部連結部材123の車幅方向両端にそれぞれ装着した金属製筒状体の内部空間によって構成している。
前側クロスメンバ13は、図4、図5、及び図8に示すように、下側ロアアーム7を揺動可能に支持するともとに、左右一致のサイドメンバ11を連結する役割を有している。
より詳しくは、前側クロスメンバ13は、左右一対の前部サイドメンバ111における後端近傍、すなわち左右一対のサイドメンバ11における湾曲部分を保持する左右一対の前側メンバ保持部材131と、前側メンバ保持部材131を車幅方向で連結する前側連結部材132とを、車両下方からこの順番で配置するとともに、一体的に溶着接合して構成している。
前側メンバ保持部材131は、図4及び図8に示すように、車両後方側に位置する第1保持部133と、第1保持部133と対向配置した第2保持部134とで一体構成している。
第1保持部133は、サイドメンバ11における車幅方向外側の側面、及び下面に沿って、車幅方向内側を切欠いた略平板状の第1挟持部分133aと、第1挟持部分133aの上端を車両前方へ向けて略直角に屈曲して形成した略平板状の第1接合部分133bとで一体形成している。
第2保持部134は、サイドメンバ11における車幅方向外側の側面、及び下面に沿って、車幅方向内側を切欠いた略平板状の第2挟持部分134aと、第2挟持部分134aの上端を車両前方へ向けて略直角に屈曲して形成した略平板状の第2接合部分134bとで一体形成している。
この第1保持部133と第2保持部134とは、第1保持部133における第1接合部分133bの下面に、第2保持部134の第2接合部分134bを溶着固定することにより、前側メンバ保持部材131を構成している。
この際、前側メンバ保持部材131は、締結ボルト(図示省略)を用いた下側ロアアーム7のサブフレーム側連結部7bの装着を許容するとともに、車両上下方向へ揺動可能に下側ロアアーム7を支持する下側ロアアーム支持ブラケット(図示省略)を、第1保持部133の第1挟持部分133aと第2保持部134の第2挟持部分134aとで構成している。
このような構成の前側メンバ保持部材131は、第1保持部133の第1接合部分133bをサイドメンバ11の上面に溶着固定するとともに、第1保持部133の第1挟持部分133a、及び第2保持部134の第2挟持部分134aにおける車幅方向の内側を、サイドメンバ11における車幅方向外側の側面、及び下面に溶着固定している。
すなわち、前側メンバ保持部材131は、サイドメンバ11を保持する保持部材としての役割と、下側ロアアーム7を揺動可能に支持する支持ブラケットとしての役割とを兼ね備えている。
前側連結部材132は、図3から図5に示すように、2つの金属製板材を折り曲げ成形したのち車両上下方向に組付けて、車両前後方向の厚みを有するとともに、正面視略X字状の内部中空形状に形成している。この前側連結部材132の下端は、前部サイドメンバ111における上面、及び車幅方向内側の側面に当接するとともに、溶着可能な形状に形成している。
さらに、前側連結部材132における車幅方向外側の上端近傍には、締結ボルト(図示省略)を用いたアッパアーム8のサブフレーム側連結部8bの装着を許容するとともに、車両上下方向へ揺動可能にアッパアーム8を支持するアッパアーム取付け部135を設けている。
左右一対のアッパメンバ14は、図6に示すように、平面視において、サイドメンバ11よりも車幅方向外側に配置され、前側クロスメンバ13の上部における車幅方向外側の端部近傍と、後側クロスメンバ12の上部とを車両前後方向に連結している。
このアッパメンバ14は、図6及び図8に示すように、下方が開口した正面視門型形状を、車両前後方向へ延設した形状に形成している。なお、アッパメンバ14は、上側ロアアーム6、下側ロアアーム7、及びアッパアーム8を介して入力された入力荷重に対して曲げ剛性を確保でき、かつ車両後方からの衝突荷重に対して脆弱となるように形成、溶着している。
以上のような構成の車両1のサブフレーム構造は、上側ロアアーム6を介して伝達された車両前後方向の荷重に対するサイドメンバ11の強度を向上した場合であっても、車両後方から衝突された際、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる。
具体的には、車両後方から衝突された際、車両1のサブフレーム構造は、側面視段付き形状のサイドメンバ11の屈曲部分、及び薄肉の後部サイドメンバ112によって、後側メンバ保持部材121を車両前方へ変位させることができる。
この際、前側支持ブラケット15、及び後側メンバ保持部材121に上側ロアアーム6が連結するとともに、前側支持ブラケット15に対して後側メンバ保持部材121を車両下方に配置しているため、後側メンバ保持部材121は、前側支持ブラケット15を回転中心にして車両前方下方へ向けて回動するように容易に変位することができる。
これにより、車両1のサブフレーム構造は、後側メンバ保持部材121の回動に伴って、上側ロアアーム6を車両前方下方へ回動させる、あるいは後側メンバ保持部材121から上側ロアアーム6を離脱させることができる。
すなわち、車両1のサブフレーム構造は、前側支持ブラケット15に対して車両下方に配置した後側メンバ保持部材121を、側面視段付き形状のサイドメンバ11の屈曲部分、及び薄肉の後部サイドメンバ112によって容易に変位させることができ、車体に対する上側ロアアーム6の位置を容易に変化させることができる。
一方、車両後方からの衝突荷重に比べて、路面入力による車両前後方向の荷重は小さいため、側面視段付き形状のサイドメンバ11の屈曲部分、及び薄肉の後部サイドメンバ112を設けた場合であっても、車両1のサブフレーム構造は、上側ロアアーム6を介して伝達された車両前後方向の荷重をフロアフレーム21に確実に伝達することができる。
従って、車両1のサブフレーム構造は、上側ロアアーム6を介して伝達された車両前後方向の荷重に対するサイドメンバ11の強度を向上した場合であっても、車両後方から衝突された際、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる。
また、サイドメンバ11における後側メンバ保持部材121の近傍に、前部サイドメンバ111に対して脆弱な後部サイドメンバ112を設けたことにより、車両1のサブフレーム構造は、衝突の進行に伴って上側ロアアーム6を車両前方へ変位させることができ、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる。
具体的には、車両後方から衝突された際、左右一対のサイドメンバ11の後端、あるいは後側クロスメンバ12に衝突物が当接することで、車両1のサブフレーム構造は、サイドメンバ11の後部サイドメンバ112を車両前方へ向けて変形させることができる。
これにより、後側メンバ保持部材121は、サイドメンバ11の後部サイドメンバ112とともに車両前方へ向けて容易に変位することができる。
従って、車両1のサブフレーム構造は、サイドメンバ11に設けた後部サイドメンバ112によって、上側ロアアーム6を車両前方へ変位させることができ、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる。
また、サイドメンバ11における前側支持ブラケット15の車両後方部分を、側面視段付き形状に形成したことにより、車両1のサブフレーム構造は、衝突の進行に伴って上側ロアアーム6を車両前方へ変位させることができ、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる。
具体的には、車両後方から衝突された際、左右一対のサイドメンバ11の後端、あるいは後側クロスメンバ12に衝突物が当接することで、車両1のサブフレーム構造は、側面視段付き形状のサイドメンバ11における屈曲部分を起点として、サイドメンバ11を車両前方下方へ向けて折り曲げるように変形させることができる。
これにより、後側メンバ保持部材121は、サイドメンバ11とともに車両前方へ向けて容易に変位することができる。
従って、車両1のサブフレーム構造は、側面視段付き形状のサイドメンバ11によって、上側ロアアーム6を車両前方へ変位させることができ、フロアフレーム21による衝突荷重の伝達吸収を上側ロアアーム6が阻害することを防止できる。
なお、上述した実施形態において、サイドメンバ11をフロアフレーム21に剛結したが、これに限定せず、フロアフレーム21以外の車体を構成する骨格部材、あるいは車体側クロスメンバ23などの補強部材に剛結する構成であってもよい。もしくは、車体の骨格部材と補強部材とを接合箇所を補強する補強部材に、サイドメンバ11を剛結する構成としてもよい。
また、リヤサブフレーム10の車両前方側に燃料タンク4を配置したが、これに限定せず、ガソリンや水素などを貯蔵するタンク、あるいは電気自動車における二次電池などを配置してもよい。
また、後側メンバ保持部材121、後側連結部材122、及び上部連結部材123で後側クロスメンバ12を構成したが、これに限定せず、これらを一体で構成してもよい。
また、上側ロアアーム6の後方連結部6dを揺動可能に支持する後側支持ブラケットを、後側メンバ保持部材121と一体構成したが、これに限定せず、後側メンバ保持部材121、すなわち後側クロスメンバ12とは別体で構成してもよい。この際、後側クロスメンバ12に近接して配置することが望ましい。
また、上側ロアアーム6の前方連結部6c、及び後方連結部6dをサイドメンバ11に連結する構成としたが、これに限定せず、上側ロアアーム6における3つ以上の連結部とサイドメンバ11とを連結する構成としてもよい。
また、前部サイドメンバ111の板厚T1,T2に対して後部サイドメンバ112の板厚T3,T4を薄肉にすることで、前部サイドメンバ111よりも脆弱な後部サイドメンバ112を構成したが、これに限定せず、前部サイドメンバ111に対して脆弱な材料で後部サイドメンバ112を形成し、前部サイドメンバ111と後部サイドメンバ112とを接合してサイドメンバ11を形成してもよい。
また、前部サイドメンバ111のアッパパネル111aと後部サイドメンバ112のアッパパネル112aとを一体形成するとともに、前部サイドメンバに相当する部分の板厚T1に対して、後部サイドメンバに相当する部分の板厚T3を薄肉に形成してもよい。
この際、前部サイドメンバ111のロアパネル111bと後部サイドメンバ112のロアパネル112bとを一体形成するとともに、前部サイドメンバに相当する部分の板厚T2に対して、後部サイドメンバに相当する部分の板厚T4を薄肉に形成してもよい。
あるいは、前部サイドメンバ111のアッパパネル111aと後部サイドメンバ112のアッパパネル112aとを一体形成したアッパパネルの板厚に対して、前部サイドメンバ111のロアパネル111bと後部サイドメンバ112のロアパネル112bとを一体形成したロアパネルの板厚を異ならせてもよい。
また、サイドメンバ11の脆弱部として、前部サイドメンバ111よりも脆弱な後部サイドメンバ112としたが、これに限定せず、サイドメンバ11における前側クロスメンバ13よりも車両後方部分に、後側メンバ保持部材121を車両前方へ変位させるくびれ部などを形成してもよい。
また、側面視段付き形状のサイドメンバ11の屈曲部分と、薄肉の後部サイドメンバ112とで、後側アーム連結部を車両前方へ変位させる変位手段を構成したが、これに限定せず、いずれか一方で変位手段を構成してもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のアーム部材は、実施形態の上側ロアアーム6に対応し、
以下同様に、
車体は、フロアフレーム21に対応し、
サブフレームは、リヤサブフレーム10に対応し、
アーム部材における複数の端部は、前方連結部6c、及び後方連結部6dに対応し、
複数のアーム連結部は、前側支持ブラケット15、及び後側メンバ保持部材121に対応し、
前側アーム連結部は、前側支持ブラケット15に対応し、
後側アーム連結部は、後側メンバ保持部材121に対応し、
変位手段、及び脆弱部は、後部サイドメンバ112に対応し、
変位手段、及び屈曲部は、サイドメンバ11における車両後方下方へ向けて屈曲した屈曲部分に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
1…車両
5…後輪
6…上側ロアアーム
6c…前方連結部
6d…後方連結部
10…リヤサブフレーム
11…サイドメンバ
12…後側クロスメンバ
13…前側クロスメンバ
15…前側支持ブラケット
21…フロアフレーム
112…後部サイドメンバ
121…後側メンバ保持部材

Claims (3)

  1. 車両の車両前後方向に延びるとともに、後輪を支持する左右一対のアーム部材が揺動可能に連結される左右一対のサイドメンバと、
    該左右一対のサイドメンバにおける後端近傍を保持する後側クロスメンバと、
    該後側クロスメンバに対し所定間隔を隔てて車両前方で対向するとともに、前記左右一対のサイドメンバを車幅方向で連結する前側クロスメンバとで構成し、
    車体に対して剛結した車両のサブフレーム構造であって、
    前記サイドメンバに、
    車両前方側に対して車両後方側が車両下方に位置するように車両前後方向に沿って配置するとともに、前記アーム部材における複数の端部が連結される複数のアーム連結部を備え、
    最も車両前方に配置した前記アーム連結部を、前側アーム連結部とし、
    最も車両後方に配置した前記アーム連結部を、後側アーム連結部として、
    前記前側アーム連結部と前記後側アーム連結部との間に、前記後側アーム連結部を車両前方へ変位させる変位手段を備えた
    車両のサブフレーム構造。
  2. 前記サイドメンバにおける前記後側アーム連結部の近傍に、
    前記サイドメンバにおける前記前側アーム連結部の近傍に対して脆弱な脆弱部を設け、
    前記変位手段を、
    前記サイドメンバの前記脆弱部で構成した
    請求項1に記載の車両のサブフレーム構造。
  3. 前記サイドメンバにおける前記前側アーム連結部の車両後方部分に、
    車両後方下方へ向けて屈曲した屈曲部を備え、
    前記変位手段を、
    前記サイドメンバの前記屈曲部で構成した
    請求項1または請求項2に記載の車両のサブフレーム構造。
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