JP2016132226A - ヘッドユニット及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドを支持する底板に補強板が立設されてなる支持部材を備えた構造であって、底板と補強板との温度差に起因して支持部材に反りが発生することを抑制できるヘッドユニットを提供する。
【解決手段】ヘッドユニット21は、ノズルからインクを吐出する複数のインクジェットヘッド21bと、複数のインクジェットヘッド21bを支持する底板c1と、底板c1に対して立設する補強板c2と、を有する支持部材21cと、補強板c2を加熱するヒーター23と、ヒーター23を制御する制御部50と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、ヘッドユニット及びインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェットヘッドが複数設けられ、当該複数のインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。
複数のインクジェットヘッドは、記録媒体に対向配置される支持部材に対して取り付けられて固定され、ヘッドユニットを構成している。
上記のようなヘッドユニットとしては、例えば、平板状の支持部材にヒーターが設けられ、当該ヒーターにより支持部材を加熱することで、インクジェットヘッドと支持部材とを同程度に熱膨張させてインクジェットヘッド及び支持部材の位置精度を保ち、高精度な画像形成を可能とするヘッドユニットが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−269450号公報
ここで、支持部材には、インクジェットヘッドの他に、電源供給や信号送信用の配線、各インクジェットヘッドにインクを供給するための配管等が搭載されており、支持部材に搭載される部材の総重量はインクジェットヘッドの数が多くなるほど増大する。
上記従来の技術にあっては、支持部材が平板状に形成されているため、インクジェットヘッド等の重量によって撓みによる変形が生じやすい。
これに対しては、支持部材を、インクジェットヘッド等を支持する底板と、当該底板に対して立設する補強板とで構成することで、当該支持部材全体の機械的強度を高め、インクジェットヘッド等の重量による支持部材の撓みを抑制することが考えられる。
しかしながら、上記補強板を備えた構成の場合、インクジェットヘッドが発熱することで底板が加熱されるが、底板と補強板との接触面積は小さく互いに伝熱しにくいため、底板と補強板との間で温度差が生じ、熱膨張量に差異が生じる。このため、支持部材全体として反りによる変形が生じやすい。このような問題は、上記特許文献1に記載の技術のように、平板状の支持部材を加熱するのみでは解決することができない。
そこで、本発明の課題は、インクジェットヘッドを支持する底板に補強板が立設されてなる支持部材を備えた構造であって、底板と補強板との温度差に起因して支持部材に反りが発生することを抑制できるヘッドユニット及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ヘッドユニットにおいて、
ノズルからインクを吐出する複数のインクジェットヘッドと、
前記複数のインクジェットヘッドを支持する底板と、前記底板に対して立設する補強板と、を有する支持部材と、
前記補強板を加熱するヒーターと、
前記ヒーターを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドユニットにおいて、
前記制御部は、前記ヒーターが前記補強板を加熱していない状態において、所定の最高外部環境温度であって、且つ前記複数のインクジェットヘッドから前記補強板への伝熱量が最大である場合における前記補強板の温度よりも高い温度となるように、前記ヒーターにより前記補強板を加熱することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のヘッドユニットにおいて、
前記複数のインクジェットヘッドは、前記底板の上面に前記補強板を挟んで両側に配列されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のヘッドユニットにおいて、
前記支持部材が取り付けられる長尺なフレーム部を更に備え、
前記支持部材は長尺に形成され、長手方向端部に当該長手方向に延びる切欠部が設けられ、
前記フレーム部の長手方向端部には前記切欠部の内側に挿通する軸部材が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のヘッドユニットにおいて、
前記支持部材が取り付けられる長尺なフレーム部と、
前記フレーム部に支持され前記複数のインクジェットヘッドを駆動する回路基板と、を更に備え、
前記フレーム部は熱伝導性を有し、前記回路基板に接触して前記回路基板の放熱を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、インクジェット記録装置において、
請求項1から5のいずれか一項に記載のヘッドユニットを備えることを特徴とする。
本発明によれば、インクジェットヘッドを支持する底板に補強板が立設されてなる支持部材を備えた構造であって、底板と補強板との温度差に起因して支持部材に反りが発生することを抑制できるヘッドユニット及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明を適用した一実施形態のインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 ヘッドユニットを斜め後方から見た斜視図である。 ヘッドユニットを斜め前方から見た斜視図である。 図2のヘッドユニットのIV−IV線に沿った面を模式的に示す図である。 ヘッドユニットの一部を示す概略斜視図である。 ヘッドユニットの一端部を斜め前方から見た斜視図である。 ヘッドユニットの他端部を斜め前方から見た斜視図である。 ヘッドユニットの他端部を前方から見た正面図である。 ヘッドユニットの制御系を示すブロック図である。 他の例のヘッドユニットの一部を示す概略斜視図である。
[実施形態の概略]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態のインクジェット記録装置100の概略構成を示す斜視図である。
なお、図1にあっては、インクジェット記録装置100を構成するラインヘッド20を模式的に表している。
図1に示すように、インクジェット記録装置100は、記録媒体(図示略)を所定の一方向に向かって搬送する搬送装置10と、搬送される記録媒体に上方からインクを吐出して画像形成を行う複数のインクジェットヘッド21b、…(図2等参照)を搭載する複数(例えば、8)のラインヘッド20、…と、メンテナンス等の作業の際にヒトが載るための複数の架台30、…と、これらを支持する支持台40とを主として備えている。
以下の説明では、記録媒体の搬送方向を前後方向(副走査方向)とし、当該前後方向に直交する一の方向を左右方向(主走査方向)とし、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
[搬送装置]
搬送装置10は、駆動ローラー11及び従動ローラー(図示略)と、これら駆動ローラー11及び従動ローラー(図示略)の間に架け渡された無端状の搬送ベルト12を備えている。
駆動ローラー11及び従動ローラーは、記録媒体の搬送方向に略直交する左右方向に延在するように配置されている。そして、例えば、駆動ローラー11に取り付けられた搬送モーター(図示略)により駆動ローラー11を回転駆動させることで、搬送ベルト12が駆動ローラー11と従動ローラーとの間を周回してその上面に載置された記録媒体を搬送し、その一方で、駆動ローラー11の回転駆動を停止させることで、搬送ベルト12が停止して記録媒体の搬送を停止する。
なお、記録媒体としては、例えば、紙や布帛のほか、樹脂フィルムや金属類等を用いることが可能である。
[支持台]
支持台40は、例えば、前後方向に沿って延在する支持フレーム41を備えている。
支持フレーム41は、搬送ベルト12を左右方向に挟むように二本設けられ、各支持フレーム41の両端部に回転自在に設けられた駆動ローラー11及び従動ローラーを介して搬送ベルト12を支持している。
また、二本の支持フレーム41、41は、搬送ベルト12を跨ぐように複数のラインヘッド20、…及び複数の架台30、…を支持している。
[架台]
複数のラインヘッド20、…及び複数の架台30、…は、前後方向に沿って互い違いとなるように隣り合って配置されている。すなわち、複数の架台30、…は、各ラインヘッド20をその長手方向に略直交する前後方向に挟むようにそれぞれ設けられている。
これにより、各ラインヘッド20において、搬送方向下流側(前側)に配設されている各部のメンテナンス、例えば、インクジェットヘッド21bの交換、供給用配管21fや排出用配管21g(図3等参照)の繋ぎ替え等の作業を、作業員が当該ラインヘッド20に対して搬送方向下流側に配置されている架台30に載って行うことができる。
同様に、各ラインヘッド20において、搬送方向上流側(後側)に配設されている各部のメンテナンスの作業を、作業員が当該ラインヘッド20に対して搬送方向上流側に配置されている架台30に載って行うことができる。
[ラインヘッド:全体構成]
また、複数のラインヘッド20、…の各々は、複数のインクジェットヘッド21b、…が搭載された左右方向に長尺なヘッドユニット21と、このヘッドユニット21を昇降自在に支持する一対の昇降機構22、22とを備えている。
また、複数のラインヘッド20、…は、例えば、Y(イエロー),Lm(ライトマゼンタ),Or(オレンジ),M(マゼンタ),Bk(ブラック),Bl(ブルー),C(シアン),Lc(ライトシアン)等の八色のカラーに応じて設けられている。また、これらのラインヘッド20、…は、例えば、搬送方向上流側からY,Lm,Or,M,Bk,Bl,C,Lcの順に並んでいる。
なお、上記した複数のラインヘッド20、…のカラー、並び順、個数等は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
昇降機構22は、ヘッドユニット21を上下方向に移動させることにより、搬送ベルト12上の記録媒体とインクジェットヘッド21bのノズルとの距離を任意に調節可能となっている。これにより、厚さの異なる種々の記録媒体に対応して、インクジェットヘッド21bのノズルを画像形成に適した高さに調節することができる。
なお、インクジェット記録装置100が、インクジェットヘッド21bに対してインクの強制吸い出し、インク排出、ノズル面の拭き取り、キャッピング、保湿処理等を行うメンテナンス装置を備える場合には、昇降機構22によりヘッドユニット21をメンテナンス装置に対応する高さに調節することもできる。
[ラインヘッド:ヘッドユニット]
次に、ヘッドユニット21について、図2〜図4を参照して詳細に説明する。
図2は、一のラインヘッド20を構成するヘッドユニット21を斜め後方から視て示す斜視図であり、図3は、ヘッドユニット21を斜め前方から視て示す斜視図である。また、図4は、ヘッドユニット21のIV−IV線に沿った面を模式的に示す図である。
図2〜図4に示すように、ヘッドユニット21は、昇降機構22と連結された櫓状のフレーム部21aを備え、このフレーム部21aに、複数(例えば、30)のインクジェットヘッド21b、…、これら複数のインクジェットヘッド21b、…を支持する支持部材21c、複数のインクジェットヘッド21b、…を駆動させる複数(例えば、8)の回路基板21d、…、複数のインクジェットヘッド21b、…にインクを分配して供給する共通流路(図示略)を形成する共通流路形成部材21e、インクジェットヘッド21bへインクを供給するための供給用配管21f、インクジェットヘッド21bからインクを排出するための排出用配管21g、支持部材21cの補強板c2を加熱するヒーター23(図5参照)、ヒーター23の温度を検出するサーミスタ24(図9参照)等が搭載されている。
フレーム部21aは、両端部がそれぞれ対応する昇降機構22と連結された二本の第一梁部材a1、a1と、これら第一梁部材a1、a1の下端部に連結された四本の柱部材a2、…とを主として備えている。
また、フレーム部21aは、例えば、アルミニウム製の部材であるが、一例であってこれに限られるものではなく、当該フレーム部21aの素材は適宜任意に変更可能である。例えば、フレーム部21aは、回路基板21dの放熱を効率的に行う観点から熱伝導性に優れる素材で構成されていることが好ましい。
二本の第一梁部材a1、a1は、当該フレーム部21aの最も上側に配設されている。また、二本の第一梁部材a1、a1は、それぞれ左右方向に沿って延在する長尺な部材であり、前後方向に所定間隔を空けて配設されている。
また、二本の第一梁部材a1、a1のうち、前後方向の何れか一方の側(例えば、前側)の第一梁部材a1には、その長手方向に沿うように共通流路形成部材21eが取付けられている。すなわち、共通流路形成部材21eは、支持部材21cにより支持されるインクジェットヘッド21bよりも上方に設けられている。
共通流路形成部材21eは、複数のインクジェットヘッド21b、…の各々にインクを分配して供給する共通流路を形成している。
具体的には、図示は省略するが、共通流路形成部材21eは、主として左右方向に延在する筒状の部材であり、共通流路の延在方向に直交する断面(共通流路形成部材21eの内部の形状)が略円形状をなしている。
また、共通流路形成部材21eの上下方向の略中央部であって、当該共通流路形成部材21eの延在方向に直交する方向の一側(例えば、後側)には、複数のインクジェットヘッド21bの各々にインクを供給するための複数の分岐流路(図示略)を形成する分岐流路形成部e1が設けられている(図4参照;一つのみ図示)。これら複数の分岐流路形成部e1、…は、当該共通流路形成部材21eの延在方向に沿って並設されている。
また、複数の分岐流路形成部e1、…の各々は、流路を遮断する状態と連通する状態とに切り換える電磁弁21h(図4参照)を介して供給用配管21fと連接されており、共通流路形成部材21eの共通流路内のインクは、電磁弁21hにより流路を連通させた状態で、複数の分岐流路形成部e1、…及び対応する供給用配管21fを介してインクジェットヘッド21b側に供給される。
また、共通流路形成部材21eの左右方向の一端部(例えば、左端部)には、当該共通流路にインクを流入するインク流入路(図示略)を形成する流入路形成部e2が配設されている(図3参照)。この流入路形成部e2は、複数の分岐流路形成部e1、…の全てよりも一端側(例えば、左側)であって、これら複数の分岐流路形成部e1、…よりも下側に配設されている。なお、図3にあっては、流入路形成部e2に接続されるインクの流入用の配管の図示は省略している。
また、共通流路形成部材21eの左右方向の他端部(例えば、右端部)には、当該共通流路内のインクを流出するインク流出路(図示略)を形成する流出路形成部e3が配設されている(図4参照)。この流出路形成部e3は、複数の分岐流路形成部e1、…の全てよりも他端側(例えば、右側)であって、これら複数の分岐流路形成部e1、…よりも上側に配設されている。
四本の柱部材a2、…は、それぞれ二本の第一梁部材a1、a1の左右方向の両端部側に連結されている。また、四本の柱部材a2、…の各々は、上下方向に起立して形成され、各柱部材a2の上端が第一梁部材a1の下端面に連結されている。
また、四本の柱部材a2、…のうち、左右両側の二つの柱部材a2、a2の下端同士に略水平な板部材a5がそれぞれ架け渡されている。
長尺部材a3は、左右方向に沿って延在する長尺な部材であり、左右方向の両端部の後側の2本の柱部材a2に取り付けられ、後側の第一梁部材a1の略直下に配設されている。また、長尺部材a3の上部には、回路基板21dを保持する基板保持部a6が配設されている。
基板保持部a6は、回路基板21dの数に応じた所定数(例えば、8)が左右方向に並設されている。また、基板保持部a6は、例えば、平板状の部材であり、後側の広面部に回路基板21dがネジ止めされている。このように、フレーム部21aは上記したように熱伝導性を有するアルミニウム製であり、回路基板21dと接触しているため、フレーム部21aにより回路基板21dの放熱が行われる。また、基板保持部a6は、その左右方向の両端部がそれぞれ二つの取付部材a7、a7に着脱自在に取り付けられている。
取付部材a7は、上下方向に起立した柱状の部材であり、第一梁部材a1と長尺部材a3とに架け渡されている。また、取付部材a7の基板保持部a6側となる内側部分には、基板保持部a6の端部が差し込まれる溝状のガイド(図示略)が上下方向に沿って形成されている。なお、本実施形態では、左右方向に隣合う二つの基板保持部a6、a6の隣接する各端部が一の取付部材a7に取り付けられるようになっているため、二つの基板保持部a6、a6に対して三つの取付部材a7、…が設けられている。
そして、基板保持部a6に保持された回路基板21dの交換等の際には、取付部材a7のガイドに沿って基板保持部a6が上下方向に挿脱されるようになっている。
なお、本実施形態では、一の回路基板21dには、四つのインクジェットヘッド21b、…に対応する駆動回路が設けられているが、一例であってこれに限られるものではなく、一の回路基板21dに設けられる駆動回路の数は適宜任意に変更可能である。例えば、一の回路基板21dを各インクジェットヘッド21b毎に設けても良いし、また、より多くのインクジェットヘッド21b、…毎に設けても良い。
このように、長尺部材a3に対して、上側に回路基板21dを保持する基板保持部a6が設けられ、長尺部材a3が取り付けられた柱部材a2の下側に複数のインクジェットヘッド21b、…を支持する支持部材21cが設けられている。すなわち、回路基板21dは、支持部材21cにより支持されるインクジェットヘッド21bよりも上方に設けられている。
図4に示すように、支持部材21cは、例えば、略水平に形成され、左右方向に長尺な底板c1と、この底板c1の上面に立設し、底板c1の長手方向(左右方向)に沿って延在する長尺な補強板c2と、底板c1の上面において底板c1の長手方向両端部に立設し、補強板c2に略直交する起立壁部材c31、c32と、を主として備えている。
また、支持部材21cは、例えば、アルミニウム製の部材であるが、一例であってこれに限られるものではなく、当該支持部材21cの素材は適宜任意に変更可能である。
底板c1は、左右方向に沿って延在するように長尺に形成され、平面視略矩形の平板状をなしている。
なお、図示は省略するが、底板c1には、各インクジェットヘッド21bに対応する開口部が設けられ、当該開口部を介してインクジェットヘッド21bのノズルが記録媒体側に露出されるようになっている。
補強板c2は、前後方向に所定の厚さを有する平板状をなし、底板c1に対して略直交するように配設されている。また、補強板c2は、底板c1と同様に、左右方向に沿って底板c1と略等しい長さに形成されている。補強板c2は、底板c1よりも厚く、その体積が大きく形成されており、底板c1よりも機械的強度が高い。これにより、底板c1を補強して、複数のインクジェットヘッド21bが搭載されることによる底板c1の撓みを抑制することができる。
図5を参照してヒーター23について説明する。図5は、ヘッドユニット21の一部を概略的に示す斜視図である。
図5に示すように、補強板c2の面上には、当該補強板c2の長手方向に沿って面状のヒーター23が複数設けられている。各ヒーター23は、補強板c2を加熱し、補強板c2を含む支持部材21c全体が一定の温度となるように加熱する。各ヒーター23と補強板c2との間には薄板状に形成されたサーミスタ24がそれぞれ介在して設けられている。各ヒーター23は、各サーミスタ24により検知される温度に基づいて制御部50により温度制御が行われる。このようなヒーター23としては、例えば、帯状発熱体を薄板状の絶縁断熱材上に波形に配置したヒーター、具体的には、ラバーヒーター等が用いられる。ヒーター23としてラバーヒーターが用いられる場合には、補強板c2に対する密着性が向上するため好ましい。
このように、ヒーター23が補強板c2を加熱し、インクジェットヘッド21bが駆動して発熱することで底板c1がある程度加熱されるため、底板c1上に補強板c2が立設されてなる支持部材21c全体の温度を一定に保つことができ、底板c1と補強板c2との間で発生する温度差に起因して、底板c1と補強板c2との間で熱膨張量の差が発生することを抑制できる。これにより、支持部材21cに反りが発生することを抑制することができる。また、ヒーター23は、支持部材21cを加熱するがフレーム部21aを加熱しないため、回路基板21dを支持するフレーム部21aが加熱されてしまうことが抑制され、回路基板21dが駆動することで発生する熱はフレーム部21aにより効率的に放熱される。
なお、補強板c2に対してその長手方向に複数のヒーター23が配列して設けられているものとしたが、補強板c2の長手方向全体を覆う一つのヒーターが設けられているものとしても良いし、それ以上の数のヒーターが補強板c2の長手方向全体に沿って隙間なく設けられているものとしても良い。また、図示例では、ヒーター23は、補強板c2の前側の面のうち上下方向中央部を覆うように設けられているものとしたが、補強板c2の前側の面の全体を覆うように設けられているものとしても良い。また、図示例では、ヒーター23は、補強板c2の前側の面に設けられているものとしたが、補強板c2の後側の面のみに設けられているものとしても良いし、補強板c2の両面に設けられているものとしても良い。
また、図2及び図3に示すように、底板c1の上面には、その長手方向に沿って複数のインクジェットヘッド21b、…が所定配置(例えば、千鳥状)に並んで設けられている。具体的には、複数のインクジェットヘッド21b、…は、補強板c2を前後方向に挟むように補強板c2の両側に配列され、当該支持部材21cの長手方向に沿って二列並設されている。
そして、図4に示すように、複数のインクジェットヘッド21b、…よりも上方には、複数のインクジェットヘッド21b、…からなる二つの列のうち、何れか一方の列側(例えば、前側)に共通流路形成部材21eが配設され、他方の列側(例えば、後側)に回路基板21dが配設されている。
二つの起立壁部材c31、c32は、例えば、略矩形の平板状の部材であり、底板c1の上面において左右方向両端部に互いに向き合うように配設され、当該二つの起立壁部材c31、c32の間に補強板c2が配置されている。また、二つの起立壁部材c31、c32はそれぞれ、底板c1の上面に対して固定されているとともに、補強板c2の左右方向の側端面に対して固定されている。
図6〜図8を参照してフレーム部21aと支持部材21cとの取付構造について説明する。図6は、ヘッドユニット21の一端部を斜め前方から見た斜視図であり、図7は、ヘッドユニット21の他端部を斜め前方から見た斜視図であり、図8は、ヘッドユニット21の他端部を前方から見た正面図である。なお、図6及び図7では、ヒーター23を省略している。また、図6では構造の一部を二点鎖線及び断面で示し、図7では構造の一部を破線で示し、図8では構造の一部を二点鎖線で示している。
図6〜図8に示すように、二つの起立壁部材c31、c32の上部には、略水平な板状の連結用部材c41、c42がそれぞれ設けられている。また、二つの起立壁部材c31、c32のうち左側に配置される起立壁部材c32の上部には、調整板c5が設けられている。
二つの連結用部材c41、c42及び調整板c5により、支持部材21cがフレーム部21aの板部材a5に対して取り付けられている。
具体的には、二つの連結用部材c41、c42のうち右側に配置される連結用部材c41の下面には、ピンc411が下向きに略垂直に突設されている。連結用部材c41は、対応する板部材a5の上面に載置されるとともに、当該ピンc411が対応する板部材a5の軸穴a51に嵌合することで、支持部材21cの右端部がフレーム部21aの右端部に対して取り付けられている。これにより、複数のインクジェットヘッド21b、…を支持する支持部材21cは、連結用部材c41のピンc411を軸心として水平方向に回動自在に構成されている。
これにより、搬送装置10による記録媒体の搬送方向に対する複数のインクジェットヘッド21b、…の相対的な水平方向の角度を調節可能となっている。
また、調整板c5は、平板状の部材であり、起立壁部材c32の両面のうち補強板c2と反対側の面に固定されて、補強板c2と略平行な向きに配置されている。調整板c5の左端部には、左右方向に延びるU字形の切欠部c51が形成されている。
ここで、フレーム部21aの二つの板部材a5のうち左側に配置される板部材a5の下面には、アジャスターボルト保持部a53が設けられており、当該アジャスターボルト保持部a53には前後方向に延在するアジャスターボルト(軸部材)a52が設けられている。
調整板c5の切欠部c51の内側に、アジャスターボルトa52が挿通されていることで、支持部材21cの左端部がフレーム部21aの左端部に対して取り付けられている。これにより、支持部材21cのピンc411を軸心とした水平方向の回動を阻害せず、且つ、支持部材21cが長手方向に熱膨張した場合においても調整板c5の位置がアジャスターボルトa52に対して左右方向に移動することでフレーム部21aに対する支持部材21cの取付状態を維持することができる。
また、アジャスターボルトa52は、軸周りに回転されることでアジャスターボルト保持部a53に対して前後方向に移動可能に構成されている。更に、アジャスターボルトa52は、切欠部c51よりも前側及び後側に、前後方向から見て切欠部c51よりも大きく形成された当接部a521、a522を有している。これにより、アジャスターボルトa52を軸周りに回転することで、アジャスターボルトa52が前後方向に移動して当接部a521又はa522が調整板c5に当接し、支持部材21cをピンc411を軸心として水平方向に回動させて位置調整することが可能となっている。
また、支持部材21cが上記のようにフレーム部21aに取り付けられているため、ヒーター23により加熱された補強板c2からフレーム部21aに熱が伝わることが抑制されている。
図4に示すように、各インクジェットヘッド21bは、その上部に供給用配管21f及びインク室(図示略)と連通されるインレットb1が設けられている。すなわち、共通流路形成部材21eの共通流路から分岐流路形成部e1の分岐流路及び供給用配管21fを経て供給されるインクは、インレットb1を介して当該インクジェットヘッド21bのインク室(図示略)に流入する。
なお、本実施形態では、二股に分岐した供給用配管21fに対応させて二つのインレットb1が設けられているが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、各インクジェットヘッド21bは、その上部にインク室(図示略)及び排出用配管21gと連通されるアウトレットb2が設けられている。すなわち、インクジェットヘッド21bのインク室内のインクは、アウトレットb2を介して排出用配管21gを通って流出する。
なお、インクジェットヘッド21bから流出されるインクは、例えば、排出用配管21gと連通された廃液タンクやインクを循環させる機構(何れも図示略)に流入する。
また、各インクジェットヘッド21bは、その下部にインク(液体)を吐出する複数のノズル(図示略)が設けられ、これら複数のノズルから搬送ベルト12上を搬送される記録媒体に対してインクを吐出する。
また、図示は省略するが、インクジェットヘッド21bには、回路基板21dと電気的に接続するための端子が設けられ、当該端子を介して接続された回路基板21dからの信号に応じて当該インクジェットヘッド21bが駆動してインクの吐出動作を行う。
なお、インクジェットヘッド21bは、上記した以外の点で、インクジェット方式によりインクを吐出する一般的なヘッドであり、その詳細な説明は省略する。
図9を参照して制御部50について説明する。図9は、インクジェット記録装置100の制御系を示すブロック図である。図9に記載の制御部50はインクジェット記録装置100全体の制御を行うが、ここではヘッドユニット21の構成のみを図示し、他の構成については図示を省略するものとする。
制御部50は、図9に示すように、上記ヘッドユニット21を構成する各部と接続されており、ヘッドユニット21を構成する各部を制御する。制御部50は、CPU51、RAM52及びROM53等を有する。CPU51は、ROM53等の記憶装置から処理内容に応じた各種のプログラムやデータ等を読み出して実行し、実行された処理内容に応じてヘッドユニット21の各部の動作を制御する。RAM52は、CPU51により処理される各種のプログラムやデータ等を一時的に記憶する。ROM53は、CPU51等により読み出される各種のプログラムやデータ等を記憶する。
具体的には、制御部50は、ヒーター23が支持部材21cを加熱していない状態において、所定の最高外部環境温度であって、且つ複数のインクジェットヘッド21bから支持部材21cへの伝熱量が最大である場合における支持部材21cの温度Tmよりも高い温度となるように、ヒーター23により支持部材21cを加熱する。
ここで、本発明において、所定の最高外部環境温度とは、インクジェット記録装置100の設置場所におけるインクジェット記録装置100外部の環境温度(気温)が、想定し得る最も高い状態であることをいう。また、複数のインクジェットヘッド21bから支持部材21cへの伝熱量が最大とは、インクジェットヘッド21bが印字率の高い画像を形成すること等により、インクジェットヘッド21bの発熱量が最も高い場合において、インクジェットヘッド21bから支持部材21cへの伝熱量が想定し得る最も高い状態であることをいう。
なお、上記温度Tmは、ヒーター23が支持部材21cを加熱していない状態で、予め測定又は算出された値であって、制御部50に記憶されているものである。
一般に、外部環境温度の変化や、形成する画像の印字率に起因するインクジェットヘッドの発熱量の違い等によって、画像形成を行うタイミング毎にヘッドユニットの熱膨張量は異なる。特に、支持部材が長尺に構成されていると、その長手方向における熱膨張量の差異はより大きくなる。
上記したように、制御部50が、ヒーター23により支持部材21cを上記温度Tmよりも高い温度となるように加熱した上で、インクジェットヘッド21bにより画像形成を行うことで、画像形成を行うタイミング毎における支持部材21cの熱膨張量の差異を低減することができる。これにより、画像形成を行うタイミング毎の画像形成精度のばらつきを抑制し、均一な精度で画像形成を行うことができる。
[発明の実施形態の技術的効果]
以上、上記した実施形態によれば、ヘッドユニット21が、ノズルからインクを吐出する複数のインクジェットヘッド21bと、複数のインクジェットヘッド21bを支持する底板c1と、底板c1に対して立設する補強板c2と、を有する支持部材21cと、補強板c2を加熱するヒーター23と、ヒーター23を制御する制御部50と、を備えるので、インクジェットヘッドが発熱することにより底板c1が加熱され、ヒーター23により補強板c2が加熱されることで、支持部材21c全体の温度を一定に保つことができ、底板c1と補強板c2との間で発生する温度差に起因して支持部材に反りが発生することを抑制することができる。
また、底板c1に補強板c2が設けられていることにより、底板c1が補強されて底板c1の撓みの発生を抑制することができる。
また、制御部50は、ヒーター23が補強板c2を加熱していない状態において、所定の最高外部環境温度であって、且つ複数のインクジェットヘッド21bから補強板c2への伝熱量が最大である場合における補強板c2の温度よりも高い温度となるように、ヒーター23により補強板c2を加熱するので、インクジェット記録装置100の設置場所における外部環境温度やインクジェットヘッド21bの発熱量に左右されず、支持部材21c全体の温度を画像形成を行う各タイミングで一定に保つことができる。これにより、画像形成を行うタイミング毎の支持部材21cの熱膨張量の差異を低減することができ、画像形成を行うタイミング毎の画像形成精度を均一にすることができる。
また、複数のインクジェットヘッド21bは、底板c1の上面に補強板c2を挟んで両側に配列されているので、補強板c2により底板c1の撓みを抑制しつつ、底板c1に対して複数のインクジェットヘッド21bを密に搭載することができる。
また、支持部材21cが取り付けられる長尺なフレーム部21aを更に備え、支持部材21cは長尺に形成され、長手方向端部に当該長手方向に延びる切欠部c51が設けられ、フレーム部21aの長手方向端部には切欠部c51の内側に挿通するアジャスターボルトa52が設けられているので、ヒーター23により加熱されて支持部材21cが長手方向に熱膨張した場合にも、切欠部c51がアジャスターボルトa52に対して当該長手方向に移動することで、フレーム部21aと支持部材21cとの取付状態を維持することができる。
また、支持部材21cが取り付けられる長尺なフレーム部21aと、フレーム部21aに支持され複数のインクジェットヘッド21bを駆動する回路基板21dと、を更に備え、フレーム部21aは熱伝導性を有し、回路基板21dに接触して回路基板21dの放熱を行うので、ヒーター23により支持部材21cを加熱しつつ、回路基板21dの昇温を抑制することができる。
[ヘッドユニットの他の例]
図10を参照してヘッドユニット21の他の例について説明する。図10は、他の例のヘッドユニットの一部を示す概略斜視図である。
以下、他の例のヘッドユニットについて説明するが、上記したヘッドユニット21と同様に構成されている部分については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
他の例のヘッドユニットは、上記した支持部材21c、ヒーター23及びサーミスタ24の代わりに、図10に示す支持部材21j及びヒーター25を備えている。
支持部材21jは、底板j1及び補強板j2等を備えている。補強板j2の上面には、底板j1の上面に対して略直交する方向、具体的には上下方向に延設される柱状の穴部j3が補強板c2の長手方向に複数配列して形成されている。
補強板j2の各穴部j3にはそれぞれ、ヒーター25が挿入されている。ヒーター25は、例えば、SUS製の棒状部材の内部に電熱線及び熱電対を有して構成されている。
支持部材21j及びヒーター25がこのように構成されていることで、上記したヘッドユニット21と同様の技術的効果を得ることができる。すなわち、補強板j2の穴部j3に配置されるヒーター25が発熱することで、底板j1上に補強板j2が立設されてなる支持部材21jを長手方向全体に亘って均一に加熱することができ、画像形成を行うタイミング毎の支持部材21cの熱膨張量の差異を低減することができる。これにより、画像形成を行うタイミング毎の画像形成精度を均一にすることができる。
[その他]
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、支持部材21cとして、底板c1と補強板c2とが別体で形成されたものを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、底板c1と補強板c2とが一体に形成されたものであっても良い。
また、上記実施形態にあっては、搬送ベルト12を跨ぐように配設されたラインヘッド20を備えるインクジェット記録装置100を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、インクジェットヘッド21bが搭載されたキャリッジ(図示略)を所定方向(主走査方向)に移動させながらインクジェットヘッド21bからインクを吐出して、搬送装置10により搬送される記録媒体に画像を形成する構成のインクジェット記録装置であっても良い。
また、上記した実施形態では、複数のインクジェットヘッド21bが底板c1の上面に補強板c2を挟んで両側に配列されているものとしたが、複数のインクジェットヘッド21bは底板c1に支持されていればいずれの配置であっても良い。
また、上記した実施形態では、ヒーター23が面状に形成され、補強板c2の前側の面上に設けられているものとしたが、例えば上記したヒーター25のように、補強板c2に設けられて支持部材21c全体を一定の温度となるように加熱することができればヒーター23の種類、形状及び配置はいずれであっても良い。また、ヒーター23は補強板c2のみならず、底板c1にも設けられているものとしても良い。
また、上記した実施形態では、支持部材21cの調整板c5に切欠部c51が設けられ、フレーム部21aの板部材a5にアジャスターボルトa52が設けられているものとしたが、切欠部c51がフレーム部21aのいずれかの位置に設けられ、アジャスターボルトa52が支持部材21cのいずれかの位置に設けられているものとしても良い。また、調整板c5にはU字形の切欠部c51が形成されているものとしたが、調整板c5には左右方向に延びる楕円形状や矩形状の貫通孔が形成されているものとしても良い。
また、上記した実施形態では、切欠部c51の内側にアジャスターボルトa52が挿通されていることで支持部材21cがフレーム部21aに取り付けられているものとしたが、ヒーター23の加熱により支持部材21cが熱膨張してもフレーム部21aとの取付状態が損なわれなければ、支持部材21cのフレーム部21aに対する取り付け構造はいずれであっても良い。
21 ヘッドユニット
21a フレーム部
a52 アジャスターボルト(軸部材)
21b インクジェットヘッド
21c、21j 支持部材
c1、j1 底板
c2、j2 補強板
c51 切欠部
21d 回路基板
23、25 ヒーター
50 制御部
100 インクジェット記録装置

Claims (6)

  1. ノズルからインクを吐出する複数のインクジェットヘッドと、
    前記複数のインクジェットヘッドを支持する底板と、前記底板に対して立設する補強板と、を有する支持部材と、
    前記補強板を加熱するヒーターと、
    前記ヒーターを制御する制御部と、を備えることを特徴とするヘッドユニット。
  2. 前記制御部は、前記ヒーターが前記補強板を加熱していない状態において、所定の最高外部環境温度であって、且つ前記複数のインクジェットヘッドから前記補強板への伝熱量が最大である場合における前記補強板の温度よりも高い温度となるように、前記ヒーターにより前記補強板を加熱することを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
  3. 前記複数のインクジェットヘッドは、前記底板の上面に前記補強板を挟んで両側に配列されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドユニット。
  4. 前記支持部材が取り付けられる長尺なフレーム部を更に備え、
    前記支持部材は長尺に形成され、長手方向端部に当該長手方向に延びる切欠部が設けられ、
    前記フレーム部の長手方向端部には前記切欠部の内側に挿通する軸部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のヘッドユニット。
  5. 前記支持部材が取り付けられる長尺なフレーム部と、
    前記フレーム部に支持され前記複数のインクジェットヘッドを駆動する回路基板と、を更に備え、
    前記フレーム部は熱伝導性を有し、前記回路基板に接触して前記回路基板の放熱を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のヘッドユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のヘッドユニットを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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