JP2016131275A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 同一の信号収容装置で収容できない信号を混在収容して通信を行う場合にも、波長多重区間における波長リソースの増大を抑制しながら、冗長性を有する信頼性の高い通信システムおよび通信装置を得ることを目的とする。【解決手段】 本発明に係る通信システムは、入力された信号を収容し、光信号を出力する複数の現用系信号収容部3と、現用系信号収容部に障害が発生した場合に使用される複数の予備系信号収容部6と、複数の予備系信号収容部3からの光信号を、選択的に出力する送信側切替部7と、現用系信号収容部3および送信側切替部から出力された光信号とを多重化する波長多重部と、を備え、送信側切替部7は、現用系信号収容部3に障害が発生した場合に、当該現用系信号収容部3に対応する予備系信号収容部6からの光信号を出力する。【選択図】 図1
Description
本発明は、通常状態においては現用系の通信路を使用し、障害等が発生した場合に予備系の通信路を使用して信号の送受信を行う冗長性を有する通信システム、およびその通信システムに使用される通信装置に関する。
近年の通信容量の増加に伴い、波長の異なる光信号を多重化させて通信を行う波長多重通信システムが広く用いられている。波長多重通信システムでは、システムの運用に必要となるリソースを抑制しつつ、通信の信頼性を向上させるために、N個の現用系信号収容部を1個の予備系信号収容装置にて保護し、いずれかの現用系信号収容装置間の通信に障害が発生した際には、障害が発生した現用系信号収容装置にて収容されていたクライアント信号を、予備系信号収容装置にて収容するよう切替えを行うことにより、通信路の冗長性を得る1:Nプロテクション技術が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば10GbE LAN(10 Gigabit Ethernet(登録商標) Local Area Network)やSTM(Synchronous Transport Module)−64のように、信号収容装置の設定変更により、同じ信号収容装置にて収容可能な異なる種別のクライアント信号が混在する波長多重通信システムにおいて、安価に1:Nプロテクションを構成するための技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2によれば、収容するクライアント信号の種別を設定によって変更できる信号収容装置を用いて予備系の通信路を確立し、現用系の信号収容装置にかかる通信路に障害が発生した場合、APS(Auto Protection Switch)シーケンスで現用系通信路と予備系通信路の切替えを実施した後、予備系信号収容装置が収容するクライアント信号の種別を保護対象の現用系の信号収容装置にて収容されていたクライアント信号の種別に設定する。これにより、異なる種別のクライアント信号毎に予備系信号収容装置を配する必要がなく、1:Nプロテクションが安価に構成可能となる。
しかし、従来の通信システムでは、例えば10GbE LANと100GbE LANのように同一の信号収容装置では収容できない異なる種別のクライアント信号を混在する場合や、波長多重部側の光信号種別が異なる信号収容装置を混在する場合には、同等の信頼性を実現するためには、予備系の信号収容装置の種別毎に波長を割り当てる必要があり、波長多重区間で多くの波長リソースを要する、という問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、同一の信号収容装置で収容できない信号を混在収容して通信を行う場合にも、波長多重区間における波長リソースの増大を抑制しながら、冗長性を有する信頼性の高い通信システムおよび通信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置を備える通信システムであって、前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置に入力された信号を収容し、光信号を出力する複数の送信側現用系信号収容部と、前記複数の送信側現用系信号収容部に障害が発生した場合に、当該送信側現用系信号収容部に入力される信号を収容し、光信号を出力する複数の送信側予備系信号収容部と、前記複数の送信側予備系信号収容部に接続され、前記複数の送信側予備系信号収容部からの光信号を、選択的に出力する送信側切替部と、前記複数の送信側現用系信号収容部から出力された光信号と前記送信側切替部から出力された光信号とを多重化し、前記第2の通信装置に送信する波長多重部と、を備え、前記複数の送信側予備系信号収容部は、前記複数の送信側現用系信号収容部の一部であって、それぞれ異なる送信側現用系信号収容部に入力される信号を収容可能なように構成され、前記送信側切替部は、前記送信側現用系信号収容部に障害が発生した場合に、当該送信側現用系信号収容部に対応する送信側予備系信号収容部からの光信号を出力する。
本発明によれば、同一の信号収容装置で収容できない信号を混在収容して通信を行う場合にも、波長多重区間における波長リソースの増大を抑制しながら、冗長性を有する信頼性の高い通信システムおよび通信装置を得ることができる。
実施の形態1.
本発明を適用した通信システムについて、図面を参照して説明する。図1に、本実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す。ここでは、光伝送路により接続された通信装置1aおよび通信装置1bが通信を行う場合を例にとり説明する。
本発明を適用した通信システムについて、図面を参照して説明する。図1に、本実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す。ここでは、光伝送路により接続された通信装置1aおよび通信装置1bが通信を行う場合を例にとり説明する。
図および以下の説明において、同一の数字が付された装置は同一または同種の装置を表し、また、通信装置1a内の装置等については数字の後に「a」を付し、通信装置1b内の装置については数字の後に「b」を付し区別している(例えば、監視制御部2a)。通信装置1a,1b内の装置等についは、送信動作に関する装置については、数字の後に「T」を付し、受信動作に関する装置等については数字の後に「R」を付している(例えば、切替部7Ta、切替部7Rb)。また、通信システム内において複数存在する同種の装置等には、数字の後に「−」と数字を付して区別している(例えば、切替部5Ta−1、現用系信号収容部3a−1−1)。
図および以下の説明において、当該装置等を総称する場合、または、区別しない場合には、「a」,「b」,「T」,「R」、または、「−」およびその後に付す数字のない符号を用いて説明する場合もある。例えば、監視制御部2(監視制御部2a,2bを総称または区別しない場合)、切替部5a(切替部5a−1〜5a−Mを総称または区別しない場合)、現用系信号収容部3a(現用系信号収容部3a−1−1〜12−M−Nを総称または区別しない場合)、現用系信号収容部3a−1(現用系信号収容部3a−1−1〜3a−1−Nを総称または区別しない場合)のように記載する。
図1において、この通信システムは、波長多重通信に対応した通信装置1aおよび通信装置1bの2つの通信装置が光ファイバ等の光通信路9によって接続されており、波長多重された光信号を用いて通信を行う。ここでは、便宜的に通信装置1aを送信側、通信装置1bを受信側として説明する。図1において送信側の通信装置1aでは、受信動作に関する回路については省略しており、同様に受信側の通信装置1bでは、送信動作に関する回路については省略している。なお、上述した省略を行わない構成としては、例えば図2に示すような構成となる。
図1において、通信装置1aおよび通信装置1bは、それぞれ自装置の各構成部分の状態の監視および設定制御を行う監視制御部2a,2bを備えている。また、通信装置1a(すなわち送信側の通信装置)は、図1では図示しない複数の外部通信装置が接続されており、この外部通信装置より受信したクライアント信号はM×N個の(MおよびNは2以上の整数)切替部4Ta(切替部4Ta−1−1〜4Ta−M−N)に入力される。切替部4Taは、その出力側端子が現用系信号収容部3a(現用系信号収容部3a−1−1〜3a−M−N)および切替部5Ta(切替部5Ta−1〜5Ta−M)に接続されており、外部通信装置から受信したクライアント信号を、その送付先として現用系信号収容部3aまたは切替部5Taのいずれかを選択する2:1スイッチである。また、切替部5Taは予備系信号収容部6a(予備系信号収容部6a−1〜6a−M)の接続先として切替部4aのうちいずれか1つを選択するN:1スイッチである。切替部7Taは波長多重分離部8Taの接続先として予備系信号収容部6aのうちいずれか1つを選択し、選択された予備系信号収容部6aからの信号を波長多重分離部8Taに出力するM:1スイッチである。
通信装置1aには、外部通信装置より受信したクライアント信号を収容し、特定の波長の光信号に変換して出力するとともに、受信した光信号をクライアント信号に変換し送信する信号収容部を、それぞれの光信号の波長に対応して備えている。また、通常状態(障害等が発生していない状態)で使用する現用系信号収容部3a、および、現用系信号収容部3aまたは現用系信号収容部3aに接続された通信路において障害が発生した場合に、障害が発生した現用系信号収容部3aに入力される信号を収容し、特定の波長の光信号に変換して出力する予備系信号収容部6aを備えている。
図1に示す通信システムでは、通信装置1aはM個の予備系信号収容部6aを備える構成となっており、各予備系信号収容部6aは、M×N個の現用系信号収容部3aの一部(図1ではN個)であって、それぞれ異なる現用系信号収容部3aに入力される信号を収容可能なように接続されている。すなわち、通信装置1aはN個の現用系信号収容部3a−1−1〜3a−1−Nに対応する予備系信号収容部6a−1を備えており、1つの予備系信号収容部を用いてN個の現用系信号収容部3a−1−1〜3a−1−Nを保護する構成となっている(1:Nプロテクション)。なお、Nは2以上であれば、本発明を適用できる。ここで、本実施の形態に示す通信システムは、例えば10GbE LANと100GbE LANのように少なくとも2つの異なる種別のクライアント信号を取り扱うものとし、ここでは、現用系信号収容部3a−1と現用信号収容部3a−2で種別の異なるクライアント信号を取り扱うものとする。
また、図1に示す通信システムでは、M個の予備系信号収容部6a−1〜6a−Mを備えており、予備系信号収容部6a−1は現用系信号収容装置3a−1、予備系信号収容部6a−2は現用系信号収容装置3a−2、・・・、予備系信号収容部6a−Mは現用系信号収容装置3a−Mをそれぞれ保護可能なように構成されている。これにより同じ信号収容部では収容できない種別の異なるクライアント信号(例えば、10GbE LANと100GbE LAN)をM種類まで予備系信号収容部6aで保護可能となる。なお、Mは2以上であれば、本発明を適用できる。ここで、1つの予備系信号収容部6aが保護する現用系信号収容部3aの数はそれぞれで同じである必要がないことはいうまでもない。
また、本実施の形態にかかる通信システムで用いるM個の予備系信号収容部6aでは、同じ波長の光信号に変換し、出力するものとする。これにより、従来の通信システムでは予備系信号収容部ごとに異なる波長を割り当てていたが、波長リソースを少なくすることができる。なお、必ずしもすべての予備系信号収容部が同じ波長の光信号を用いる必要はなく、少なくとも2つ以上の予備系信号収容部6aが同じ波長の光信号を用いることにより波長リソースの増大を抑制することができる。
波長多重分離部8Taは、現用系信号収容部3aおよび送信側の切替部7Taからの光信号を多重化して対向する通信装置1bへ送信し、また対向の通信装置1bから受信した波長多重信号を光信号に分離してそれぞれの現用系信号収容部3aおよび切替部7Ra(図1では省略)に送信する波長多重分離部である。
受信側の通信装置1bについても同様の構成となっており、対向する通信装置1aから受信した波長多重信号を波長ごとの光信号に分離してそれぞれの現用系信号収容部3b−1−1〜3b−M−Nおよび切替部7Rbに送信する波長多重分離部8Rb、波長多重分離部8Rbで分離された光信号を収容し、クライアント信号に変換後、図1では省略する外部通信装置に出力する現用系信号収容部3b−1−1〜3b−M−N、波長多重分離部8Rbで分離された光信号の一部の送付先を予備系信号収容部6b−1〜6b−Mにいずれかに選択的に出力する切替部7Rb、また、予備系信号収容部6b−1〜6b−Mより出力されたクライアント信号を切替部4Rbのいずれかに選択的に出力する切替部5Rb−1〜5Rb−Nを備えている。
ある。
ある。
受信側の現用系信号収容部3b−1−1〜3b−M−Nおよび予備系信号収容部6b−1〜6b−Mは、それぞれ送信側の現用系信号収容部3a−1−1〜3a−M−Nおよび予備系信号収容部6a−1〜6a−Mより送信された光信号を収容可能なように構成されており、予備系信号収容部6b−1〜6b−Mは同じ波長の光信号を収容可能となっている。
図3に、監視制御部2の構成について示す。図3に示すように、監視制御部2は、装置の設定を制御する装置設定制御部21、装置設定制御部21が装置設定を行うための設定情報を保持する装置設定情報保持部22、装置の状態を監視する装置状態監視部23から構成されている。
図4は、通信装置1がプロテクションによる切替動作を実施する際に送受信する切替指示メッセージ10の形式の例である。図4において、メッセージ種別領域101はこのメッセージの種別を示す領域、対向受信側信号指定領域102はメッセージを受信した装置に対して、切替部5および切替部7で選択すべき接続先を指定するため、保護対象である光信号を指定する領域、送信側信号指定領域103はメッセージを送信した装置の切替部5Taおよび切替部7Taが選択している接続先を示すため、保護対象である光信号を指定する領域、である。
次に、動作について予備系信号収容部6a−1および予備系信号収容部6b−1により保護される波長の光信号が、他の予備系信号収容部6a−2〜6a−Mおよび予備系信号収容部6b−2〜6b−Mで保護される波長の光信号より優先度が高い場合を例にとり説明する。図5は、本発明を適用した通信システムが、高優先度の予備系信号収容部6a−1によって保護される信号を保護するために、プロテクション切替を行う際の動作概要を示すシーケンス図である。なお、ここでは、通常状態においては現用系信号収容部3a−1−1と現用系信号収容部3b−1−1で通信を行う場合を例にとり、説明する。
まず、通常状態、すなわち全ての現用系信号収容部3が正常に通信を行っており、全ての予備系信号収容部6が待機状態時の動作について説明する。通信装置1aと通信装置1bとは、波長多重部8Taと波長多重部8Rb間を接続する光伝送路9を介して通信を行う。現用系信号収容部3a−1−1が正常に通信している状態では、切替部4Ta−1−1は入力信号を現用系信号収容部3a−1−1へと接続するように設定されており、外部通信装置から切替部4Ta−1−1に入力されたクライアント信号は、切替部4Ta−1−1を介して現用系信号収容部3a−1−1に入力される。
現用系信号収容部3a−1−1に入力されたクライアント信号は、あらかじめ定められた特定の波長の光信号に変換され波長多重分離部8Taに出力される。この光信号は波長多重分離部8Taで他の現用系信号収容部3a−1−2〜3a−M−Nからの光信号と波長多重され、光通信路9を介して通信装置1bへと送信される。通信装置1bの波長多重分離部8Rbでは、通信装置1aから受信した波長多重信号を波長毎に分波し、対応する現用系信号収容部3b−1−1へ出力する。また、その他の現用系信号収容部3aからの光信号も同様に対応する現用系信号収容部3bに入力され、クライアント信号へと変換される。現用系信号収容部3bが正常に通信している状態では、切替部4Rb−1は現用系信号収容部3b−1−1からの入力信号を外部の通信装置へと接続するように設定されており、当該クライアント信号は切替部4Rb−1−1を介して切替部4Rb−1−1に接続された外部の通信装置へと出力される。
ここで、高優先度の予備系信号収容部6a−1にて保護されるクライアント信号、すなわち、通常状態では現用系信号収容部3a−1に収容されるクライアント信号は、切替部5Ta−1を介して予備系信号収容部6a−1に入力されると光信号に変換され、切替部7Taに入力される。切替部7Taは、初期状態では予備系信号収容部6a−1からの光信号入力を波長多重分離部8Taへ出力するように設定されている。
波長多重分離部8Taに出力された光信号は波長多重分離部8Taで他の信号収容部からの光信号と多重され、光通信路9を介して通信装置1bへと送信される。通信装置1bで受信された光信号は、波長多重分離部8Rbで分波される。予備系信号収容部6a−1より出力された光信号は、切替部7Rbに入力される。切替部7Rbは、通常状態では波長多重分離部8Rbからの光信号を、予備系信号収容部6b−1へ出力するように設定されている。この光信号は予備系信号収容部6b−1にてクライアント信号へと変換され、切替部5Rb−1へと出力される。以上のように、高優先度の予備系信号収容部6a−1と6b−1間は、待機状態時であっても光信号による通信が可能となっている。
一方、低優先度の予備系信号収容部6a(予備系信号収容部6a−1を除く予備系信号収容部6a)にて保護されるクライアント信号は、切替部5Taを介して予備系信号収容部6aに入力され、光信号に変換される。しかし、切替部7Taは、初期状態では低優先度の予備系信号収容部6aからの切替部7Taへの入力を波長多重分離部8Taに接続していない。同様に受信側においても、切替部7Rbは、初期状態では波長多重分離部8Rbからの入力を予備系信号収容部6bへ接続していない。したがって、低優先度の予備系信号収容部6aと6b間は、待機状態時には接続されていない状態となり、光信号による通信が行えない状態となっている。
次に、高優先度の光信号の通信に障害が発生した場合の動作について示す。ここでは、優先度の高い光信号を収容する現用系信号収容装置3a−1−2に障害が発生した場合の動作を例にとり説明する。図5は、本発明を適用した通信システムが、高優先度の予備系信号収容部6a−1にて保護される信号を保護するためにプロテクション切替を行う際の動作概要例を示すシーケンス図である。
図5において通信装置1aと通信装置1b間で送受信される切替指示メッセージM1101、M1102、およびM1103は、図4に示す形式の切替指示メッセージである。なお、切替指示メッセージの形式はこれに限定するものではなく、例えばITU−T勧告 G.709/Y.1331“Interfaces for the optical transport network”に準拠する場合には、ITU−T勧告 G.873.1“Optical Transport Network(OTN): Linear protection”にOTNフレーム中のODUk(Optical channel Data Unit−k)のオーバヘッド領域として定義されているAPS(Auto Protection Switch) channel formatと同様の形式を用いてもよい。
現用系信号収容部3a−1−2において障害が発生した場合、例えば、対応する現用系信号収容部3b−1−2があらかじめ定められた一定期間、現用系信号収容部3a−1−2からの光信号を受信しない等により、現用系信号収容部3a−1−2の障害を検出する(S1101)。障害を検出した場合、通信装置1bは予備系信号収容部6b−1より通信装置1aに対して、切替指示メッセージM1101を送信する。切替指示メッセージM1101のメッセージ種別領域101は「切替要求」、対向受信側信号指定領域102は「現用系信号収容部3a−1−2が送受信する光信号」、送信信号指定領域103は「未指定」である。
通信装置1aが予備系信号収容部6a−1にて切替指示メッセージM1101を受信すると、監視制御部2aの装置設定制御部21aは、切替部5Ta−1の入力側ポートを切替部4Ta−1−2と接続されているポートに、切替部4Ta−1−2の出力側ポートを切替部5Ta−1と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1102)。切替部5Ta−1および切替部4Ta−1−2の切替えが完了すると、通信装置1aは予備系信号収容部6a−1より切替指示メッセージM1102を送信する。切替指示メッセージM1102のメッセージ種別領域101は「切替応答」、対向受信側信号指定領域82は「現用系信号収容部3a−1−2が送受信する光信号」、送信信号指定領域103は「現用系信号収容部3b−1−2が送受信する光信号」である。
通信装置1bが予備系信号収容部6b−1にて切替指示メッセージM1102を受信すると、監視制御部2bの装置設定制御部21bは、切替部5Rb−1の出力側ポートを切替部4Rb−1−2と接続されているポートに、切替部4Rb−1−2の入力側ポートを切替部5Rb−1と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1103)。
次に、監視制御部2bの装置設定制御部21bは、切替部5Tb−1の入力側ポートを切替部4Tb−1−2と接続されているポートに、切替部4Tb−1−2の出力側ポートを切替部5Tb−1と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1104)。切替部5Tb−1およびの切替部4Tb−1−2の切替えが完了すると、通信装置1bは予備系信号収容部6b−1より切替指示メッセージM1103を送信する。切替指示メッセージM1103のメッセージ種別領域101は「切替確認」、対向受信側信号指定領域102は「現用系信号収容部3a−1−2が送受信する光信号」、送信信号指定領域103は「現用系信号収容部3b−1−2が送受信する光信号」である。
通信装置1aが予備系信号収容部6a−1にて切替指示メッセージM1103を受信すると、監視制御部2aの装置設定制御部21aは、切替部5Ra−1の出力側ポートを切替部4Ra−1−2と接続されているポートに、切替部4Ra−1−2の入力側ポートを切替部5Ra−1と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1105)。
以上のように、高優先度の光信号の通信に障害が起きた場合は、装置設定制御部21aおよび装置設定制御部21bは、切替指示メッセージ内の対向受信側信号領域102に指定されている光信号が高優先であることを判定し、切替部5Ta−1、切替部5Ra−1、切替部5Tb−1および切替部5Rb−1の切替えを行う。一方、切替部7Ta、切替部7Ra、切替部7Tbおよび切替部7Raの切替えは不要と判定し、実施しない。
なお、切替部5T−1、切替部5R−1において、通常状態で接続されている入出力ポートに対応する現用系信号収容部(ここでは、現用系信号収容部3a−1−1)に障害が発生した場合には、装置設定制御部21aおよび装置設定制御部21bは、切替部5Ta−1、切替部5Ra−1、切替部5Tb−1および切替部5Rb−1の切替えも不要と判定し、実施しない。
次に、低優先度の光信号の通信(最高優先度以外の光信号)に障害が起きた場合の例として、予備系信号収容部6a−2と予備系信号収容部6b−2とで保護される低優先度の光信号を送受信している現用系信号収容部3aのうち、現用系信号収容部3a−2−2において障害が発生した場合を例にとり説明する。
図6に、プロテクション切替を行う際の動作概要例を示すシーケンス図を示す。図6において通信装置1aと通信装置1b間で送受信される切替指示メッセージM1201、M1202、およびM1203は、上述したM1101、M1102およびM1103と同様の形式の切替指示メッセージである。
現用系信号収容部3a−2−2において障害が発生し、対応する現用系信号収容部3b−2−2が受信している光信号の障害を検出すると(S1201)、通信装置1bは予備系信号収容部6b−1より切替指示メッセージM1201を通信装置1aに送信する。切替指示メッセージM1001のメッセージ種別領域101は「切替要求」、対向受信側信号指定領域102は「現用系信号収容部3a−2−2が送受信する光信号」、送信信号指定領域103は「未指定」である。
通信装置1aが予備系信号収容部6a−1にて切替指示メッセージM1201を受信すると、監視制御部2aの装置設定制御部21aは、切替部5Ta−2の入力側ポートを切替部4Ta−2−2と接続されているポートに、切替部4Ta−2−2の出力側ポートを切替部5Ta−2と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1202)。切替部5Ta−2および切替部4Ta−2−2の切替えが完了すると、通信装置1aは予備系信号収容部6a−1より切替指示メッセージM1202を送信する。切替指示メッセージM1202のメッセージ種別領域101は「切替応答」、対向受信側信号指定領域102は「現用系信号収容部3a−2−2が送受信する光信号」、送信信号指定領域103は「現用系信号収容部3b−2−2が送受信する光信号」である。
通信装置1bが予備系信号収容部6b−1にて切替指示メッセージM1202を受信すると、監視制御部2bの装置設定制御部21bは、切替部5Rb−2の出力側ポートを切替部4Rb−2−2と接続されているポートに、切替部4Rb−2−2の入力側ポートを切替部5Rb−2と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1203)。
次に、監視制御部2bの装置設定制御部21bは、切替部5Tb−2の入力側ポートを切替部4Tb−2−2と接続されているポートに、切替部4Tb−2−2の出力側ポートを切替部5Tb−2と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1204)。切替部5Tb−2および切替部4Tb−2−2の切替えが完了すると、通信装置1bは予備系信号収容部6b−1より切替指示メッセージM1203を送信する。切替指示メッセージM1203のメッセージ種別領域101は「切替確認」、対向受信側信号指定領域102は「現用系信号収容部3a−2−2が送受信する光信号」、送信信号指定領域103は「現用系信号収容部3b−2−2が送受信する光信号」である。
通信装置1aが予備系信号収容部6a−1にて切替指示メッセージM1203を受信すると、監視制御部2aの装置設定制御部21aは、切替部5Ra−2の出力側ポートを切替部4Ra−2−2と接続されているポートに、切替部4Ra−2−2の入力側ポートを切替部5Ra−2と接続されているポートにそれぞれ切替える(S1205)。続いて、監視制御部2aの装置設定制御部21aは、切替部7Taの入力側ポート、および切替部7Raの出力側ポートを予備系信号収容部6a−2と接続されているポートに切替える(S1206)。
監視制御部2bの装置設定制御部21bは、通信装置1bが切替指示メッセージM1203を送信した後、切替部7Tbの入力側ポート、および切替部7Rbの出力側ポートを予備系信号収容部6b−2と接続されているポートに切替える(S1207)。
以上のように、低優先度の光信号の通信に障害が起きた場合は、装置設定制御部21aおよび装置設定制御部21bは、切替指示メッセージ内の対向受信側信号領域102に指定されている光信号が低優先であることを判定し、切替部5Ta−2、切替部5Tb−2、切替部5Ra−2、切替部5Rb−2および切替部7Ta、切替部7Tb、切替部7Ra、切替部7Rbの切替えを行う。切替部5Ta−2、切替部5Tb−2、切替部5Ra−2、切替部5Rb−2において、通常状態で接続されている入出力ポートに対応する現用系信号収容部(ここでは、現用系信号収容部3a−2−1)に障害が発生した場合には、装置設定制御部21aおよび装置設定制御部21bは、切替部5Ta−2、切替部5Ra−2、切替部5Tb−2および切替部5Rb−2の切替えを不要と判定し、実施しない。
本実施の形態に示す通信装置では、外部通信装置から入出力される切替部4Taを2:1スイッチで構成する場合を示したが、これを例えば光カプラで構成してもよく、光信号の受信側において予備系信号収容部6bがクライアント信号を出力する場合には保護対象の現用系収容部3bのクライアント信号出力を停止する仕組みにしてもよい。
本実施の形態に示す通信システムでは、以上のような構成をしているため、異なる種別の信号収容部を混在収容する場合にも、信号収容部種別毎に予備系信号収容部を配置し、これらの光信号の波長多重部への入出力を切替部により切替えることで、複数の予備系信号収容部が同一波長リソースを共有できるようになるため、波長多重区間における波長リソースの増大を抑止しながら高信頼な波長多重通信システムを提供することが可能となる。
さらに、保護している信号の優先度に応じて、切替部7Ta、7Ra、7Tb、および7Rbが通常状態で接続している予備系信号収容部を、最も優先度の高い予備系信号収容部6aになるように装置設定制御部21a、および21bに手動で設定し、その情報を装置設定情報保持部22a、および22bに保持しておくことで、高優先度の信号を高速に復旧することが可能となる。
このとき、保護する現用系信号収容部の数量が最も多い予備系信号収容部を最高優先度に設定しておくことで、信号収容部の故障率が信号収容部の種別によらず同等である場合には、システム全体として切替時の所要時間を短縮することが可能となる。
また、装置状態監視部23a、および装置状態監視23bが、各予備系信号収容部が保護している現用系信号収容部の数量が最も多い予備系信号収容部を自動で最高優先度に設定するように判定することにより、人手による優先度設定が省略され運用コストが低減される。
実施の形態2.
実施の形態1では、切替部7Ta、7Ra、7Tb、および7Rbの通常状態での接続先を静的に設定する場合を示したが、実施の形態2では、保護する信号の重要度に応じて監視制御部2aおよび2bが切替部7Ta、7Ra、7Tb、および7Rbの接続先を動的に設定する場合について示す。
実施の形態1では、切替部7Ta、7Ra、7Tb、および7Rbの通常状態での接続先を静的に設定する場合を示したが、実施の形態2では、保護する信号の重要度に応じて監視制御部2aおよび2bが切替部7Ta、7Ra、7Tb、および7Rbの接続先を動的に設定する場合について示す。
実施の形態2に係る通信システムの構成は図1および図2に示す場合と同様であり省略する。また、図7は、実施の形態2における監視制御部2の構成例である。図7において、図3と同様の部分については説明を省略する。装置設定情報保持部22は、実施の形態1における機能に加え、装置設定情報の保持テーブルとして予備系信号収容部優先度保持テーブル221および信号収容部対情報保持テーブル222を備えている。また、切替タイマ部24は光信号による通信を行う予備系信号収容部の切替時間をカウントダウンするタイマを有している。
また、図8は、実施の形態2において、通信装置1がプロテクションによる切替動作を実施する際に送受信する切替指示メッセージ10の形式の例である。図8において、図4と同様の部分については説明を省略する。予備系信号収容部切替メッセージ種別領域104は、予備系信号収容部切替動作に関する当該メッセージの種別を示す領域、予備系信号収容部指定領域105は、メッセージを送信した通信装置1の切替部7が次に選択する予備系信号収容部を指定する領域、である。
動作について説明する。
図9は、本発明を適用した通信システムが、通常状態、すなわち、全ての現用系信号収容部3が正常に通信している状態で、切替部7の接続先である予備系信号収容部6をあるタイムスケジュールに応じて切替える際の動作概要例を示すシーケンス図である。図9において、切替指示メッセージM1301、M1302、M1303は図8に示す形式の切替指示メッセージである。
図9は、本発明を適用した通信システムが、通常状態、すなわち、全ての現用系信号収容部3が正常に通信している状態で、切替部7の接続先である予備系信号収容部6をあるタイムスケジュールに応じて切替える際の動作概要例を示すシーケンス図である。図9において、切替指示メッセージM1301、M1302、M1303は図8に示す形式の切替指示メッセージである。
本実施の形態では、通常状態における現用系信号収容部3aと現用系信号収容部3b間の通信は実施の形態1と同様である。実施の形態1においては、待機状態時には高優先度の予備系信号収容部間のみが光信号による通信が可能であった。本実施の形態では、以下に示すように動作することで、待機状態時に光信号による通信を行う予備系信号収容部があらかじめ定められた時間毎に切替わる。以下では、現在、予備系信号収容部6a−1と予備系信号収容部6b−1とが光信号により通信しており、予備系信号収容部6a−1および6b−1の次に優先度の高い予備系信号収容部として予備系信号収容部6a−2および予備系信号収容部6b−2が予備系信号収容部優先度保持テーブル221a、221bに登録されている場合を例に、予備系信号収容部の切替え動作を説明する。
通信装置1aでは、切替タイマ部24aのタイマを動作させ、タイマが満了すると(S1301)、装置状態監視部23aは自装置内の全ての現用系信号収容部3aの受信信号が正常であることを確認する(S1302)。確認が完了すると、装置設定情報保持部22aの予備系信号収容部優先度保持テーブル221aより、現在切替部7Taにおいて接続先として選択されている予備系信号収容部6a−1の次に優先度の高い予備系信号収容部6a−2の識別子を取得する(S1303)。続いて、通信装置1aは予備系信号収容部6a−1より切替指示メッセージM1301を送信する。切替指示メッセージM1301のメッセージ種別領域101は「切替要求なし」、対向受信側信号指定領域102は「未指定」、送信信号指定領域103は「未指定」、予備系信号収容部切替メッセージ種別領域104は「予備系信号収容部切替要求」、予備系信号収容部指定領域105は「予備系信号収容部6a−2の識別子」である。
通信装置1bが予備系信号収容部6b−1にてM1301を受信すると、装置状態監視部23bは自装置内の全ての現用系信号収容部3bの受信信号が正常であることを確認する(S1304)。確認が完了すると、通信装置1bは装置設定情報保持部22bの信号収容部対情報保持テーブル222bより、予備系信号収容部6a−2の対となる自装置の予備系信号収容部6b−2の識別子を取得する(S1305)。続いて、通信装置1bは予備系信号収容部6b−1より切替指示メッセージM1302を送信する。切替指示メッセージM1302のメッセージ種別領域101は「切替要求なし」、対向受信側信号指定領域102は「未指定」、送信信号指定領域103は「未指定」、予備系信号収容部切替メッセージ種別領域104は「予備系信号収容部切替応答」、予備系信号収容部指定領域105は「予備系信号収容部6b−2の識別子」である。
通信装置1aが予備系信号収容部6a−1にて切替指示メッセージM1302を受信すると、装置設定情報保持部22aの信号収容部対情報保持テーブル222aより、予備系信号収容部6b−2の対となる自装置の予備系信号収容部6a−2の識別子を取得し、予備系信号収容部6a−2と予備系信号収容部6b−2とが対であることを確認する(S1306)。確認が完了すると、通信装置1aは予備系信号収容部6a−1より切替指示メッセージM1103を送信する。切替指示メッセージM1103のメッセージ種別領域81は「切替要求なし」、対向受信側信号指定領域82は「未指定」、送信信号指定領域83は「未指定」、予備系信号収容部切替メッセージ種別領域84は「予備系信号収容部切替確認」、予備系信号収容部指定領域85は「予備系信号収容部6a−2の識別子」である。
通信装置1bは予備系信号収容部6b−1にて切替指示メッセージM1303を受信すると、切替部7Tbの出力側ポートおよび切替部7Rbの入力側ポートを、予備系信号収容部6b−2に接続されているポートに切替える(S1307)。
通信装置1aは予備系信号収容部6a−1から切替指示メッセージM1303を送信すると、切替部7Taの出力側ポートおよび切替部7Raの入力側ポートを、予備系信号収容部6a−2に接続されているポートに切替えた後、予備系信号収容部優先度保持テーブル221aより、新たに切替えた予備系信号収容部6a−2に対応するタイマ値を取得し、切替えタイマ部24aに設定する(S1308)。
なお、ここでは切替タイマ部の設定および予備系信号収容部切替要求の送信は通信装置1aが実施したが、これらの処理は通信装置1bで実施してもよい。また、これらの処理を実施する通信装置はあらかじめ手動で設定してもよいし、通信装置間でネゴシエーションすることで決定してもよい。本実施の形態では、障害検出時の動作は実施の形態1に示す場合と同様であり、説明を省略する。
本実施の形態では、以上のような構成をしているため、実施の形態1と同様に、異なる種別の信号収容部を混在収容する場合にも、信号収容部種別毎に予備系信号収容部を配置し、これらの光信号の波長多重部への入出力を切替部により切替えることで、複数の予備系信号収容部が同一波長リソースを共有できるようになるため、波長多重区間における波長リソースの増大を抑止しながら高信頼な波長多重通信システムを提供することが可能となる。
さらに、実施の形態2では、予備系信号収容部優先度保持テーブル221a、221bに予備系信号収容部の優先度およびそれぞれの予備系信号収容部の切替時間を保持し、その値に応じて、切替部7Ta、7Ra、7Tb、および7Rbが接続している予備系信号収容部を切替えることにより、信号収容部の故障率が信号収容部の種別によらず同等である場合には、システム全体として優先度に応じた速度で信号を復旧することが可能となる。
また、装置状態監視部23aおよび装置状態監視23bが、各予備系信号収容部が保護している現用系信号収容部の数量に比例して予備系信号収容部の優先度およびその切替時間を自動で判定し、予備系信号収容部優先度保持テーブル221a、221bに保持することで、人手による優先度設定が省略され運用コストが低減される、という効果も得られる。
実施の形態3.
実施の形態1では、全ての現用系信号収容部が正常に通信しており、全ての予備系信号収容部が待機状態時に最も高い優先度の予備系信号収容部間で光信号による通信が可能である場合を示したが、実施の形態3では、通常状態において、最も高い優先度の予備系信号収容部から出力される光信号を対向する通信装置において折り返すことにより、当該予備系信号収容部間および自予備系信号収容部の正常性を監視する場合について示す。
実施の形態1では、全ての現用系信号収容部が正常に通信しており、全ての予備系信号収容部が待機状態時に最も高い優先度の予備系信号収容部間で光信号による通信が可能である場合を示したが、実施の形態3では、通常状態において、最も高い優先度の予備系信号収容部から出力される光信号を対向する通信装置において折り返すことにより、当該予備系信号収容部間および自予備系信号収容部の正常性を監視する場合について示す。
実施の形態3に係る図を説明する。実施の形態3にかかる通信システムは、実施の形態1において示した図1のように2つの通信装置1aおよび1bが光通信路を介して接続されている。実施の形態3にかかる通信装置1aおよび1bの構成を図10に示す。図1および図2と同様の部分については説明を省略する。図10において、切替部5T,5Rは予備系信号収容部6の接続先として切替部4T,4Rおよび切替部5R,5Tの折り返し用ポートのうちいずれか1つを選択する(N+1):1スイッチである。
次に動作について説明する。
まず通常状態、すなわち全ての現用系信号収容部3が正常に通信しており、全ての予備系信号収容部6が待機状態時の動作について説明する。ここでは、予備系信号収容部6a−1,6b−1が、他の予備系信号収容部6a−2〜6a−M,6b−2〜6b−Mより優先度が高い場合を例に説明する。なお、本実施の形態では、現用系信号収容部3aと現用系信号収容部3b間の通信は実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
まず通常状態、すなわち全ての現用系信号収容部3が正常に通信しており、全ての予備系信号収容部6が待機状態時の動作について説明する。ここでは、予備系信号収容部6a−1,6b−1が、他の予備系信号収容部6a−2〜6a−M,6b−2〜6b−Mより優先度が高い場合を例に説明する。なお、本実施の形態では、現用系信号収容部3aと現用系信号収容部3b間の通信は実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
通常状態において、高優先度の予備系信号収容部6a−1が送信した光信号は、初期状態で予備系信号収容部6a−1からの光信号入力を波長多重分離部8Taへ出力するように切替部7Taが設定されており、切替部7Taを介して波長多重分離部8Taへ入力される。当該光信号は波長多重分離部8Taで他の信号収容部からの光信号と多重化され、光通信路9を介して通信装置1bへと送信される。
通信装置1bで受信された光信号は、波長多重分離部8Rbで分波される。分波された光信号のうち予備系信号収容部6a−1から出力された光信号は、初期状態で波長多重分離部8Rbからの光信号入力を予備系信号収容部6b−1へ出力するように設定されている切替部7Rbを介して予備系信号収容部6b−1へ入力される。当該光信号は予備系信号収容部6b−1にてクライアント信号へと変換され、切替部5Rb−1へと出力される。
本実施の形態では、切替部5Rb−1は折り返し用ポートを有しており、通常状態では切替部5Rb−1は予備系信号収容部6b−1からの入力を当該折り返しポートに接続するように設定されている。切替部5Rb−1の折り返しポートからの出力は、同様に折り返しポートを有する切替部5Tb−1の折り返しポートに入力される。切替部5Tb−1も、初期状態で折り返しポートからの入力を予備系信号収容部6b−1に接続するよう設定される。このように、予備系信号収容部6a−1からの信号は、予備系信号収容部6b−1のクライアント側で折り返される。
通信装置1aの切替部5Ta−1、5Ra−1も同様に折り返しポートを有し、初期状態で折り返すように設定がなされる。初期状態において折り返された光信号波長分離部8Taを介して通信装置1bに送信されることとなる。以上のように、高優先度の予備系信号収容部6a−1と予備系信号収容部6b−1は、送信したクライアント信号を自予備系信号収容部で受信することになる。したがって、予備系信号収容部6a−1と予備系信号収容部6b−1は、待機状態であっても切替部5T−1、5R−1との接続断が発生した場合等に信号入力断を検出することによる自己監視が可能となる。
高優先に設定された光信号を保護する予備系信号収容部6a−1,6b−1以外の予備系信号収容部6a−2〜6a−M、6b−2〜6b−M間の通信は実施の形態1と同様である。なお、監視を行う予備系信号収容部については、手動で優先度を設定してもよいし、各予備系信号収容部が保護する現用系信号収容部の数量に応じて監視制御部2a、2bが自動で優先度を判定してもよい。また、実施の形態2のように予備系信号収容部の優先度に応じて監視を行う予備系信号収容部をあらかじめ定められた時間毎に切替えてもよい。また、本実施の形態に示す通信装置は、障害検出時の動作は実施の形態1と同様である。
実施の形態3に示す通信システムでは、以上のような構成をしているため、実施の形態1と同様に、異なる種別の信号収容部を混在収容する場合にも、信号収容部種別毎に予備系信号収容部を配置し、これらの光信号の波長多重部への入出力を切替部により切替えることで、複数の予備系信号収容部が同一波長リソースを共有できるようになるため、波長多重区間における波長リソースの増大を抑止しながら高信頼な波長多重通信システムを提供することが可能となる。
さらに、折り返しポートを有する切替部5T、5Rを配し、予備系信号収容部が送信したクライアント信号を対抗する通信装置において折り返しさせて自予備系信号収容部で受信し、信号入力断の自己監視を行うことにより、信頼性を向上させるという効果も得られる。
実施の形態4.
実施の形態3に示す通信システムでは、予備系信号収容部の待機状態時に、高優先に設定された予備系信号収容部においてクライアント信号を折り返すことにより、当該予備系信号収容部間および自予備系信号収容部の正常性を監視するものであるが、実施の形態4では、予備系信号収容部にてクライアント信号および光信号を折り返すことにより当該予備系信号収容部の正常性を監視する場合について示す。
実施の形態3に示す通信システムでは、予備系信号収容部の待機状態時に、高優先に設定された予備系信号収容部においてクライアント信号を折り返すことにより、当該予備系信号収容部間および自予備系信号収容部の正常性を監視するものであるが、実施の形態4では、予備系信号収容部にてクライアント信号および光信号を折り返すことにより当該予備系信号収容部の正常性を監視する場合について示す。
実施の形態4に係る通信システムでは、図1に示す場合と同様に2つの通信装置1a,1bが光通信路9を介して接続されている。図11は、実施の形態4の通信装置の構成を示す図である。図11において、通信装置1は波長多重通信システムの通信装置であり、実施の形態1に示す場合と同様に、監視制御部2、現用系信号収容部3、切替部4、予備系信号収容部6、および波長多重分離部8を備えている。切替部5T,5Rは、実施の形態3において説明した、図10における切替部5と同様の切替機能を有している。
切替部7Tは、予備系信号収容部6の接続先として波長多重分離部8Tまたは切替部7Rの折り返し用ポートのうちいずれかを選択すると同時に、この予備系信号収容部6以外の予備系信号収容部6の接続先として、波長多重分離部8Tまたはおよび切替部7Rの折り返し用ポートのうち上述の予備系信号収容部6が接続していない方を選択するM:2スイッチである。図11では、予備系信号収容部6−1を波長多重分離部8Tに接続し、予備系信号収容部6−2を切替部7Rの折り返し用ポートに接続する場合について示している。
同様に、切替部7Tは、予備系信号収容部6の接続先として波長多重分離部8Rまたは切替部7Tの折り返し用ポートのうちいずれかを選択すると同時に、この予備系信号収容部6以外の予備系信号収容部6の接続先として、波長多重分離部8Rまたはおよび切替部7Tの折り返し用ポートのうち上述の予備系信号収容部6が接続されていない方を選択するM:2スイッチである。
次に動作について説明する。ここでは、全ての予備系信号収容部が待機状態時の動作を、予備系信号収容部6a−1、6b−1が収容する光信号が最高優先度で、予備系信号収容部6a−2、6b−2が収容する光信号がその次に優先度が高い場合を例にして説明する。
本実施の形態に示す通信装置では、現用系信号収容部3aと現用系信号収容部3b間の通信は実施の形態1と同様である。予備系信号収容部間の通信のうち、最高優先度の予備系信号収容部6a−1、6b−1間の通信については実施の形態1に示す場合と同様である。また、実施の形態3に示す場合と同様にしてもよい。
予備系信号収容部6a−1の次に高優先度に設定された光信号を収容する予備系信号収容部6a−2が送信した光信号は、切替部7Taに入力される。本実施の形態では、切替部7Taは折り返し用ポートを有しており、初期状態では切替部7Taは予備系信号収容部6a−2からの入力をこの折り返しポートに接続するように設定されている。切替部7Taの折り返しポートからの出力は、同様に折り返しポートを有する切替部7Raの当該折り返しポートに入力される。切替部7Raも、初期状態で折り返しポートからの入力を予備系信号収容部6a−2に接続するよう設定される。予備系信号収容部6a−2から出力されたクライアント信号は切替部5Ra−2に入力される。
本実施の形態に示す通信システムでは、切替部5Ra−2は折り返し用ポートを有しており、初期状態では切替部5Ra−2は予備系信号収容部6a−2からの入力を当該折り返しポートに接続するように設定されている。切替部5Ra−2の折り返しポートからの出力は、同様に折り返しポートを有する切替部5Ta−2の折り返しポートに入力される。切替部5Ta−2も、初期状態で折り返しポートからの入力を予備系信号収容部6a−2に接続するよう設定される。このように、予備系信号収容部6a−2からの光信号およびクライアント信号は、それぞれ切替部7Ta、7Ra、および切替部5Ra−2と5Ta−2を介して折り返され、自予備信号収容部で受信することとなる。
通信装置1bの切替部5Tb−2、5Rb−2についても、通信装置1aの切替部5Ta−2、5Ra−2と同様に折り返しポートを有し、初期状態でクライアント信号を折り返すように設定がなされる。
以上のように、2番目に優先度の高い予備系信号収容部6a−2と予備系信号収容部6b−2は、送信したクライアント信号および光信号を自予備系信号収容部で受信することにより、待機状態であっても切替部5T−2、5R−2との接続断が発生した場合や切替部7T、7Rとの接続断が発生した場合等に信号入力断を検出することによる自己監視が可能となる。なお、予備系信号収容部6a−2、6b−2より低優先度の予備系信号収容部6a、6b間の通信は実施の形態1と同様である。
なお、ここでは切替部7T,7RをM:2スイッチで構成したが、切替部7T,7Rは単一のM:2スイッチでなく、M:1スイッチおよび光カプラで構成することにより光信号の折り返しを実施してもよい。また、切替部7T,7RをM:2スイッチで構成することにより2番目に優先度の高い予備系信号収容部のみについて光信号を折り返すことができるように構成したが、例えば切替部7T,7RをM:(1+L)スイッチ(L=1、2、…)で構成し、L個の予備系信号収容部について自己監視を実施できるようにしてもよい。このとき、自己監視を行うL個の予備系信号収容部については手動で設定してもよいし、監視制御部2a、2bが各予備系信号収容部が保護する現用系信号収容部の数量に応じて自動で判定してもよい。またタイマを用いて予備系信号収容部の優先度に応じて監視を行う予備系信号収容部をある時間毎に切替えてもよい。
なお、本実施の形態では、障害検出時の動作は実施の形態1に示す場合と同様である。
本実施の形態では、以上のような構成をしているため、実施の形態1と同様に、異なる種別の信号収容部を混在収容する場合にも、信号収容部種別毎に予備系信号収容部を配置し、これらの光信号の波長多重部への入出力を切替部により切替えることで、複数の予備系信号収容部が同一波長リソースを共有できるようになるため、波長多重区間における波長リソースの増大を抑止しながら高信頼な波長多重通信システムを提供することが可能となる。さらに、実施の形態4にしめす通信システムでは、折り返しポートを有する切替部5T,5Rおよび切替部7T,7Rを配し、予備系信号収容部が送信した光信号およびクライアント信号を自予備系信号収容部で受信して自己監視を行うことにより、信頼性を向上させるという効果も得られる。
1a,1b 通信装置、2a,2b 監視制御部、3a−1−1〜3a−M−N 現用系信号収容部、3b−1−1〜3b−M−N 現用系信号収容部、4Ta−1−1〜4Ta−M−N 切替部(送信側)、4Ra−1−1〜4Ra−M−N 切替部(受信側)、4Tb−1−1〜4Tb−M−N 切替部(送信側)、4Rb−1−1〜4Rb−M−N 切替部(受信側)、5Ta−1〜5Ta−M 切替部(送信側)、5Ra−1〜5Ra−M 切替部(受信側)、5Tb−1〜5Tb−M 切替部(送信側)、5Rb−1〜5Rb−M 切替部(受信側)、6a−1〜6a−M 予備系信号収容部、6b−1〜6b−M 予備系信号収容部、7Ta、7Tb 切替部(送信側)、7Ra、7Rb 切替部(受信側)、8Ta、8Tb 波長多重分離部(送信側)、8Ra、8Rb 波長多重分離部(受信側)、9 光伝送路
Claims (11)
- 第1の通信装置と第2の通信装置との間で通信を行う通信システムであって、
前記第1の通信装置は、
前記第1の通信装置に入力された信号を収容し、光信号を出力する複数の送信側現用系信号収容部と、
前記複数の送信側現用系信号収容部に障害が発生した場合に、当該送信側現用系信号収容部に入力される信号を収容し、光信号を出力する複数の送信側予備系信号収容部と、
前記複数の送信側予備系信号収容部に接続され、前記複数の送信側予備系信号収容部からの光信号を、選択的に出力する送信側切替部と、
前記複数の送信側現用系信号収容部から出力された光信号と前記送信側切替部から出力された光信号とを多重化し、前記第2の通信装置に送信する波長多重部と、
を備え、
前記複数の送信側予備系信号収容部は、前記複数の送信側現用系信号収容部のうちの一部であってそれぞれ異なる送信側現用系信号収容部に入力される信号を収容可能なように接続され、
前記送信側切替部は、前記送信側現用系信号収容部に障害が発生した場合に、障害が発生した送信側現用系信号収容部に対応する送信側予備系信号収容部からの光信号を出力すること、
を特徴とする通信システム。 - 前記第2の通信装置は、
前記第1の通信装置より受信した多重化された光信号を分離する波長分離部と、
前記波長分離部により分離された光信号のうち、前記複数の送信側現用系信号収容部より出力された光信号をそれぞれ受信する複数の受信側現用系信号収容部と、
前記波長分離部により分離された光信号のうち、前記複数の送信側予備系信号収容部から出力された光信号を受信する複数の受信側予備系信号収容部と、
前記複数の受信側予備系信号収容部に接続され、前記波長分離部により分離された光信号のうち、前記送信側切替部を介して送信された光信号の出力先を切り替える受信側切替部と、
を備え、
前記受信側切替部は、前記送信側切替部より出力された光信号に対応する受信側予備系信号収容部に光信号を出力すること、
を特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記送信側切替部は、前記複数の送信側現用系信号収容部において障害の発生していない通常状態において、最も優先度を高く設定された光信号を収容する前記送信側現用系信号収容部に対応する前記送信側予備系信号収容部からの光信号を出力するように設定されること、
を特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。 - 前記第1の通信装置は、
前記送信側切替部が、前記複数の送信側現用系信号収容部において障害の発生していない通常状態において出力する光信号を、前記第1の通信装置の装置構成情報に基づいて判断する監視制御部を備え、
前記送信側切替部は、前記通常状態において、前記監視制御部における判断結果に基づいて前記複数の送信側予備系信号収容部からの光信号を選択的に出力すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。 - 前記送信側切替部における前記送信側予備系信号収容部との接続時間をカウントする切替タイマを備え、
前記第1の通信装置は、前記切替タイマにおいてあらかじめ定められた時間経過した場合に、前記受信側切替部の接続先の切り替えを指示する切替指示メッセージ通知を前記第2の通信装置に送付し、
前記送信側切替部は、前記切替タイマにおいてあらかじめ定められた時間経過した場合に、接続先を他の前記送信側予備系信号収容部に切替えること、
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記受信側切替部における前記受信側予備系信号収容部との接続時間をカウントする切替タイマを備え、
前記第2の通信装置は、前記切替タイマにおいてあらかじめ定められた時間経過した場合に、前記送信側切替部の接続先の切り替えを指示する切替指示メッセージ通知を前記第1の通信装置に送付し、
前記受信側切替部は、前記切替タイマにおいてあらかじめ定められた時間経過した場合に、接続先を他の前記受信側予備系信号収容部に切り替えること、
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記送信側予備系信号収容部または前記受信側予備系信号収容部ごとに設定されたタイマ値および優先度を保持する予備系信号収容部優先度保持テーブルを備え、
前記第1または第2の通信装置は、前記予備系信号収容部優先度保持テーブルの保持するタイマ値および優先度に基づいて前記切替指示メッセージ通知を作成し、
前記受信側切替部または前記送信側切替部は、前記予備系信号収容部優先度保持テーブルの保持するタイマ値および優先度に基づいて接続先を他の前記受信側予備系信号収容部に切り替えること、
を特徴とする請求項5または6に記載の通信システム。 - 前記第2の通信装置は、障害の発生していない通常状態において前記送信側予備系信号収容部から出力された前記光信号を折り返して前記第1の通信装置に送信し、
前記第1の通信装置は、前記折り返された光信号に基づいて前記送信側予備系信号収容部に関する障害発生の監視を行うこと、
を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第1の通信装置は、前記送信側予備系信号収容部より出力された光信号を自装置内において折り返して当該送信側予備系信号収容部に入力させ、前記入力された光信号に基づいて障害発生の監視を行うこと、
を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信システム。 - 自通信装置に入力された信号を収容し、光信号を出力する複数の現用系信号収容部と、
前記複数の現用系信号収容部に障害が発生した場合に、当該現用系信号収容部に入力される信号を収容し、光信号を出力する複数の予備系信号収容部と、
前記複数の予備系信号収容部に接続され、前記複数の予備系信号収容部からの光信号を、選択的に出力する送信側切替部と、
前記複数の現用系信号収容部から出力された光信号と前記送信側切替部から出力された光信号とを多重化し、対向する通信装置に送信する波長多重部と、
を備え、
前記複数の予備系信号収容部は、前記複数の現用系信号収容部の一部であって、それぞれ異なる現用系信号収容部に入力される信号を収容可能なように接続され、
前記送信側切替部は、前記現用系信号収容部に障害が発生した場合に、当該現用系信号収容部に対応する予備系信号収容部からの光信号を出力すること、
を特徴とする通信装置。 - 前記対向する通信装置より受信した多重化された光信号を分離する波長分離部と、
前記波長分離部により分離された光信号のうち、複数の現用系信号収容部より出力された光信号を受信する複数の前記現用系信号収容部と、
前記波長分離部により分離された光信号のうち、複数の予備系信号収容部から出力された光信号を受信する複数の前記予備系信号収容部と、
前記波長分離部により分離された光信号のうち、送信側切替部を介して送信された光信号の出力先を切り替える受信側切替部と、
を備え、
前記受信側切替部は、前記送信側切替部より出力された光信号に対応する前記予備系信号収容部に光信号の出力すること、
を特徴とする請求項10記載の通信装置。
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