JP2000286824A - 波長分割多重通信システム - Google Patents

波長分割多重通信システム

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JP2000286824A
JP2000286824A JP11090111A JP9011199A JP2000286824A JP 2000286824 A JP2000286824 A JP 2000286824A JP 11090111 A JP11090111 A JP 11090111A JP 9011199 A JP9011199 A JP 9011199A JP 2000286824 A JP2000286824 A JP 2000286824A
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JP
Japan
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signal
wavelength
transmission
backup
optical
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JP11090111A
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Toshiya Kondo
俊哉 近藤
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側波長変換器の障害発生時に、障害が発
生した波長変換器で処理される信号のみの救済を自律的
に行う。 【解決手段】 光通信網を介して光通信を行う波長分割
多重通信システムにおいて、送信装置10は、複数の送
信側波長変換部111〜11nと、障害が発生した波長
変換部で処理される信号をバックアップ用の波長の信号
に変換するバックアップ用送信側波長変換部14とを有
し、受信装置は、複数の受信側波長変換部と、バックア
ップ用の波長の信号を所定の波長の信号に変換して光信
号出力するバックアップ用受信側波長変換部とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数の送信
側端局からの入力光信号を異なる波長の光信号を多重化
して送出する送信装置と入力多重光信号を分波して複数
の受信側端局に光送信する受信装置との間で光通信ネッ
トワークを介して光通信を行う光通信システムに適用し
て好適な波長分割多重(WDM:Wavelength
Division Multiplex)通信システ
ムに関する。詳しくは、送信側波長変換器の障害発生時
における受信データのバックアップ救済機能を具備する
波長分割多重通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、SONET(Synchrono
us Optical Network)/SDH(S
ynchronous Digital Hierar
chy)標準規格をベースに構築された光通信ネットワ
ークにおけるWDM(Wavelength Divi
sion Multiplex)通信システムは、例え
ば図6に示すように、複数のシステム加入者の端局81
1〜81n(nは任意の整数)から受信した複数の光デ
ータD1〜Dnを波長分割多重して光通信ネットワーク
に光送信するWDM送信装置60と、WDM送信装置6
0の出力データを図示しない線形中継器や再生中継器8
2などを介して光受信したデータを分波してシステム加
入者の複数の端局831〜83nにそれぞれ光データD
1〜Dnを出力するWDM受信装置70とによる、複数
のWDM通信装置により構成される。
【0003】図7は、WDM通信システム80を構成す
るWDM送信装置60を示すものである。WDM送信装
置60は、n個の端局811〜81nからの光データD
1〜Dnをそれぞれ受信して波長λ1〜λnのn本の異
なる波長の光信号に変換するn個の波長変換部611〜
61nと、各波長変換部611〜61nが変換出力する
n本の光信号を多重化して出力するマルチプレクサ62
と、マルチプレクサ62でn波多重された信号を光増幅
して出力するアンプ63とが設けられている。この場
合、各波長変換部611〜61nは、それぞれ光信号を
電気信号に変換する光/電気変換器(O/E変換器)
と、電気信号を所定波長の光信号に変換する電気/光変
換器(E/O変換器)とを有している。
【0004】図8は、WDM通信システム80を構成す
るWDM受信装置70を示すものである。WDM受信装
置70は、伝送ロスで微弱となった入力n波多重信号を
増幅するアンプ71と、アンプ71で増幅されたn波多
重信号をλ1〜λnのn本の光信号に分波するデマルチ
プレクサ72と、分波されたn本の光信号をそれぞれ送
信側の端局811〜81nが出力した光データD1〜D
nに復調して端局831〜83nに出力するn個の波長
変換部731〜73nとを備えている。この場合、各波
長変換部731〜73nは、それぞれ光信号を電気信号
に変換するO/E変換器と、電気信号を所定の光信号に
変換して光データD1〜Dnを復調するE/O変換器と
を有している。
【0005】次に、WDM通信システム80での通信処
理について説明する。WDM送信装置60の各波長変換
部611〜61nは、端局811〜81nからn個の光
データD1〜Dnを受け、それぞれの波長変換部611
〜61nが有するO/E変換器で電気信号に変換し、こ
のそれぞれの電気信号を再び波長変換部611〜61n
が有するE/O変換器により波長λ1〜λnのn本の光
信号に変換する。光信号に変換された各波長λ1〜λn
の信号は、マルチプレクサ62によりn波多重されてア
ンプ63に出力される。n波多重信号は、アンプ63に
より所定のレベルまで光増幅された後、光ファイバ伝送
路へ送出される。
【0006】WDM送信装置60より送信されたn波多
重信号は、光ファイバ伝送路や再生中継器82などを介
してWDM受信装置70により受信される。伝送ロスで
微弱になっている入力n波多重信号は、アンプ71で光
増幅され、デマルチプレクサ72によりλ1〜λnのn
本の光信号に分波される。分波された各光信号は、それ
ぞれの波長変換部731〜73nが有するO/E変換器
によって電気信号に変換された後再び波長変換部731
〜73nが有するE/O変換機により光データD1〜D
nに変換される。そして、復調された光データD1〜D
nが端局831〜83nに向けて送出される。
【0007】上述のようなWDM通信装置によってWD
M通信システムが構築されることで、送信側ノード装置
と受信側ノード装置との間でWDM通信が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、SONET
/SDH標準規格の光通信ネットワークなどの高速伝送
路では、一般に伝送中に障害が発生するとその影響が重
大なため、例えばレーザダイオード等の光デバイスの劣
化などによる送信側の波長変換部の障害発生時には正常
な伝送路への切替えを行っている。正常な伝送路への切
替えは、WDM送信装置などの外部に設置されるSON
ET/SDH標準規格の自動障害回復保護装置(AP
S:Automatic Protection Sy
stem)のプロトコルに従って、DCS(Digit
al Cross ConnectSwitch)によ
って高速な光信号をラインレイヤに終端しスイッチング
を行った後で再び光信号に多重し直すことによって実行
されるのが一般的である。
【0009】しかし、このようにして信号伝送中に予備
の他の伝送路に切替が行われると、WDMシステムに限
らず一般のデジタル伝送路においては、一般的に切替タ
イミングがずれるか、タイミングはあっていても伝送路
の遅延差による受信側でのフレーム同期はずれによっ
て、瞬間的に信号断状態が生じてしまう。
【0010】また、DCSによるバックアップ切替の際
には、障害のない正常な伝送路で伝送される波長信号も
まとめて切替を実施してしまう場合がある。
【0011】従って、WDM区間に対するバックアップ
切替の結果、障害のない正常な伝送路で伝送される波長
信号も切替を実施してしまうことが生じてしまい、結果
としてバックアップ切替に伴う正常な波長信号に対する
無用な瞬断を引き起こしてしまうという問題があった。
特に、WDMシステムでは大容量伝送を行うため上記の
問題は著しい。
【0012】本発明は上述した問題を解消し、送信側波
長変換器の障害発生時に、障害が発生した波長変換器で
処理される信号のみの救済を自律的に行うようにするこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、複数の送信側端局からの入力光信号を
波長分割多重して送出する送信装置と入力多重信号を分
波して各受信側端局に光送信する受信装置との間で光通
信網を介して光通信を行う波長分割多重通信システムに
おいて、送信装置は、複数の送信側端局からの入力信号
をそれぞれ所定の波長の信号に変換する複数の送信側波
長変換部と、障害が発生した波長変換部で処理される送
信側端局の出力信号をバックアップ用の波長の信号に変
換するバックアップ用送信側波長変換部とを有し、受信
装置は、分波した所定の波長の信号を所定の波長の信号
にそれぞれ変換して光信号出力する複数の受信側波長変
換部と、分波したバックアップ用の波長の信号を所定の
波長の信号に変換して光信号出力するバックアップ用受
信側波長変換部とを有することを特徴とするものであ
る。
【0014】上記の構成としたことで、送信側波長変換
器の障害発生時に、障害が発生した波長変換器で処理さ
れる信号のみの救済を自律的に行うようにすることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1〜図5を参照して説明する。図1は、本例のWDM通
信システム50の構成を示すものであり、この光通信ネ
ットワークにおけるWDM通信システム50は、SON
ET/SDH標準規格をベースに構築されたものであ
る。WDM通信システム50は、複数のシステム加入者
の端局511〜51n(nは任意の自然数)から受信し
た光データD1〜Dnなどを波長分割多重して例えば光
ファイバを介して光通信ネットワークに光送信するWD
M送信装置10と、WDM送信装置10の出力データを
図示しない線形中継器や再生中継器52などを介して光
受信した例えばn波多重信号を分波してそれぞれの光デ
ータD1〜Dnをシステム加入者の端局531〜53n
に出力するWDM受信装置20とによる、複数のWDM
通信装置により構成される。なお、本例では送信側の構
成を備えるWDM通信装置10と、受信側の構成を備え
るWDM通信装置20との間における2局間通通信につ
いて説明するが、WDM通信装置は送信側及び受信側の
構成を備える双方向通信であるとしても良い。また、本
例のWDM通信システム50で伝送される光データ信号
D1〜Dnは、ここでは光加入者系システムで一般に用
いられている1.31μmの波長の信号であるものとす
る。
【0016】図2は、WDM通信システム50を構成す
るWDM送信装置10を示すものである。WDM送信装
置10は、n個の端局511〜51nからの光データD
1〜Dnをそれぞれ受信して波長λ1〜λnのn本の異
なる波長の光信号に変換するn個の波長変換部111〜
11nと、各波長変換部111〜11nが変換出力する
n本の信号などの光信号を多重化して出力するマルチプ
レクサ12と、マルチプレクサ12で例えばn波多重さ
れた信号を光増幅して出力するアンプ13とを含む。
【0017】各波長変換部111〜11nは、図示はし
ないが、本例では、それぞれ光信号を電気信号に変換す
る光/電気変換器(O/E変換器)と、電気信号を所定
の波長λ1〜λnの光信号に変換する電気/光変換器
(E/O変換器)とを有する。また、本例の各波長変換
部111〜11nは、入力異常や出力断などの自己の障
害が起こったときにそれぞれ警報信号ALM1〜ALM
nを出力する構成としてある。
【0018】また、WDM送信装置10は、各波長変換
部111〜11nの障害発生時における送信データのバ
ックアップ救済機能を有している。即ち、WDM送信装
置10は、バックアップ用波長変換部14を含んでい
る。バックアップ用波長変換部14は、障害の発生した
何れかの波長変換部111〜11nの変わりに後述する
入力信号に波長変換処理を行い所定のバックアップ用の
波長λb(λbは、λ1〜λn全てと異なる波長)の光
信号に変換してマルチプレクサ12に出力する
【0019】そして、WDM送信装置10は、端局51
1〜51nがそれぞれ出力する複数の光データ信号D1
〜Dnを受信して障害の発生した何れかの波長変換部1
11〜11nが処理を行う予定であった光データ信号D
bをバックアップ用の信号として選択し、バックアップ
用波長変換部14に出力するセレクタ15と、各波長変
換部111〜11nから受ける警報信号ALM1〜AL
Mnに基づいてセレクタ15に制御信号SCを出力する
制御部16と、セレクタ15が選択して出力するバック
アップ用の光データ信号Dbと制御部16がセレクタ1
5に出力する制御信号SCとをCRV(Code Ru
le Violation)多重方式により合波してバ
ックアップ用波長変換部14に出力するCRV多重部1
7とを含む。
【0020】制御部16は、警報信号ALM1〜ALM
nを受信すると、セレクタ15及びCRV多重部17に
制御信号SCを出力する。セレクタ15に出力する制御
信号SCは、セレクタ15に警報信号ALM1〜ALM
nを発信した障害が発生している何れかの波長変換部1
11〜11nに出力される予定の何れかの光データ信号
D1〜Dnを選択させるための制御信号である。また、
CRV多重部17に出力する制御信号SCは、CRV多
重部17にてセレクタ15の出力するバックアップ用の
光データ信号Dbと制御信号SCとがCRV多重される
ために出力される。
【0021】CRV多重部17は、セレクタ15からの
入力光データ信号Dbを電気信号に変換するO/E変換
器と、O/E変換器により処理された電気信号に制御信
号SCをCRV情報として施して多重化する多重部と、
CRV多重された信号を光信号に変換するE/O変換器
を有する。
【0022】図3は、WDM通信システム50を構成す
るWDM受信装置20を示すものである。WDM受信装
置20は、例えば光ファイバなどで伝送される際に伝送
ロスで微弱となった入力波長多重信号が光増幅されるア
ンプ21と、アンプ21で光増幅された波長多重信号を
λ1〜λn(及び受信信号中に多重化されていた場合に
はλb)の複数の光信号に分波するデマルチプレクサ2
2と、分波された波長λ1〜λnのn本の光信号をそれ
ぞれ所定の波長の光データ信号D1〜Dnに復調して出
力するn個の波長変換部231〜23nとを含む。
【0023】各波長変換部231〜23nは、図示はし
ないが、本例ではデマルチプレクサ22で分波された光
信号をそれぞれ電気信号に変換して出力するO/E変換
器と、O/E変換器が変換出力した電気信号を所定波長
の光データ信号D1〜Dnに変換して復調するE/O変
換器とを有する。
【0024】また、WDM受信装置20は、受信信号中
に送信側WDM通信装置10でバックアップ救済された
バックアップ用の波長λbの信号が含まれていた場合
に、送信側で救済された光データ信号を取り出す機能を
有している。即ち、WDM受信装置20は、デマルチプ
レクサ22が分波した光信号中に波長λbの信号が含ま
れていた場合に、この波長λbの信号を所定の波長の信
号に変換するバックアップ用波長変換部24と、バック
アップ用波長変換部24が出力する送信側でCRV多重
された信号を分波して送信側で救済された光データ信号
Db及び送信側制御部16が出力した制御信号SCを出
力するCRV分離部25とを含んでいる。
【0025】バックアップ用波長変換部24は、本例で
は各波長変換部231〜23nと略同様の構成を成して
おり、本例では、図示はしないが波長λbの信号を電気
信号に変換して出力するO/E変換器と、O/E変換器
が変換出力した電気信号を所定波長の光データ信号に変
換して復調するE/O変換器とを有している。
【0026】CRV分離部25は、バックアップ用波長
変換部24からの入力光データ信号を電気信号に変換す
るO/E変換器と、O/E変換器により処理された電気
信号を制御信号SCと所定データ信号とに分離する分離
部と、分離部で分離された所定データ信号を光データ信
号Dbに変換するE/O変換器を有する。
【0027】そして、WDM受信装置20は、CRV分
離部25の出力する制御信号SCに基づいてCRV分離
部25の出力する送信側で救済された光データ信号Db
の出力先伝送路を選択して出力するセレクタ26を含ん
でいる。セレクタ25は、障害の生じた何れかの送信側
波長変換部111〜11nで処理され出力される予定で
あった波長信号を、受信側で処理する予定であった何れ
かの受信側波長変換部231〜23nが信号出力を行う
伝送路を制御信号SCに基づいて選択する。
【0028】次に、WDM通信システム50で光通信ネ
ットワークを介して光通信する際に、WDM送信装置1
0の備える何れかの波長変換部111〜11nに障害が
生じたときのバックアップ処理について図4及び図5を
参照して説明する。なお、以下の処理説明では、波長変
換部11iに障害が生じたものとして説明する。
【0029】先ず、WDM送信装置10における送信処
理について図4に従って説明する。本例のWDM送信装
置10で光通信ネットワークを介した光通信が行われる
際にここでの処理が開始する。先ず、ステップS301
にて、制御部16が、波長変換部111〜11nを監視
して波長変換部111〜11nに障害が発生したがどう
かの判断を警報信号ALM1〜ALMnの有無によって
行う。ここでは、波長変換部11iが、自己の障害を認
識して警報信号ALMiを発信する。そして、制御部1
6は、警報信号ALMiを受信して波長変換部11iに
障害が発生したと判断する。
【0030】ステップS301にて何れかの波長変換部
111〜11nに障害が発生したと判断した場合には、
ステップS302にて、セレクタ15が、制御部16の
制御信号SCに基づいて、障害が生じた何れかの波長変
換部111〜11nで処理される予定だった光データ信
号D1〜Dnを選択して抽出する処理を行う。ここで
は、警報信号ALMiを受信した制御部16が、波長変
換部11iに入力予定の光データ信号Diを選択する旨
の制御信号SCを出力する。そして、制御信号SCを受
信したセレクタ15が、光データ信号Diをバックアッ
プ用の信号Dbとして選択出力する。
【0031】ステップS302にて障害が生じた何れか
の波長変換部111〜11nに入力予定の光データ信号
D1〜Dnを選択して出力すると、ステップS303に
て、CRV多重部17が、ステップS302で選択され
たバックアップ用の信号Dbと制御部16が出力した制
御信号SCとをCRV多重方式により多重化する処理を
行う。
【0032】ステップS303にてCRV多重処理を行
うと、ステップS304にて、バックアップ用波長変換
部14が、CRV多重された信号をバックアップ用の所
定波長λbの信号に変換する処理を行う。
【0033】ステップS304にてバックアップ用の所
定波長λbの信号が作成されると、ステップS305に
て、マルチプレクサ12が、通信ネットワークに向けて
送信する複数の異なる波長の信号を多重化する処理を行
う。マルチプレクサ12は、波長変換部111〜11n
が出力する信号とバックアップ用波長変換部14が出力
する信号とを多重化する。
【0034】そして、ステップS306にて、マルチプ
レクサ12で多重化された信号が、アンプ13で光増幅
されたあと、通信ネットワークに向けて信号出力され
る。この信号出力処理を行うと、WDM送信装置10で
の送信処理を終了する。
【0035】次に、上述のようにして送信されたバック
アップ用の波長λbの信号が含まれた光信号を、光通信
ネットワークの光ファイバ伝送路などを介して受信する
場合のWDM受信装置20の処理について図5を参照し
て説明する。WDM受信装置20が、光通信ネットワー
クを介してバックアップ用の波長λbの信号が多重化さ
れた光信号を受信したときにここでの処理が開始する。
先ず、ステップS401にて、デマルチプレクサ22
が、受信した多重化信号を所定の波長λ1〜λn及びλ
bの信号に分波する分離処理を行う。分波された波長λ
1〜λnの信号は、それぞれ各波長変換部231〜23
nに出力される。分波された波長λbの信号は、バック
アップ用波長変換部24に出力される。
【0036】ステップS401にて受信信号の分離処理
が行われると、ステップS402にて、バックアップ用
波長変換部24が、バックアップ用の波長λbの信号を
所定の波長の信号に波長変換する処理を行う。バックア
ップ用波長変換部24は、バックアップ用の波長λbの
信号を1.31μmの波長のCRV多重された状態の信
号に変換して出力する。なお、このバックアップ用波長
変換処理と並行して波長変換部231〜23nによる通
常の波長変換処理が行われる。
【0037】ステップS402にてバックアップ用波長
信号波長変換処理が行われると、ステップS403に
て、CRV分離部25が、ステップS402で処理され
たCRV多重信号を分離する処理を行う。分離処理によ
り、CRV多重信号は、送信側セレクタ15で選択され
たバックアップ用の信号Dbとセレクタ15が受けた制
御信号SCとに分離される。
【0038】ステップS403にてCRV分離処理が行
われると、ステップS404にて、セレクタ26が、制
御信号SCに基づいて出力伝送路の選択処理を行う。こ
こでは、セレクタ26が、障害の発生した送信側波長変
換部11iで処理された信号を受信側で処理する予定で
あった受信側波長変換部23iの信号出力伝送路を出力
先伝送路として選択する。
【0039】そして、ステップS405にて、CRV分
離部25で処理され復調されたバックアップ用信号Db
を、ステップS404で選択された受信側波長変換部2
3iの出力先伝送路に接続出力信号出力する処理が行わ
れる。本例では、バックアップ用信号Dbは、受信側波
長変換部23iの出力予定先であった端局53iに向け
て出力される。なお、この処理と並行して通常の信号出
力処理が行なわれる。この信号出力処理を行うと、WD
M受信装置10での受信処理を終了する。
【0040】以上説明したように受信側のWDM通信装
置10,20にバックアップ用波長変換部14,24を
設ける構成したことで、送信側の波長変換部111〜1
1nに障害が発生したときであっても、WDM通信シス
テム50により自律的なバックアップ処理を行うことが
できる。
【0041】また、上述したような構成としたことで、
送信側の波長変換部111〜11nに障害が発生したと
きのバックアップ処理を行う際に、障害が発生した波長
変換部で処理される予定であった信号のみを接続切替す
るだけで良いため、他の正常な波長変換部で処理される
信号に影響を与えることなくバックアップ救済を行うこ
とができる。従って、正常な波長変換部で処理される信
号の無用な接続切替を回避することができ、無用な接続
切替による無用な信号の瞬断を回避することができる。
【0042】なお、上述した一実施の形態では、バック
アップ用波長変換部14,24を送信側及び受信側にそ
れぞれ一つ設ける構成としていたが、それぞれ複数設け
る構成としても良い。
【0043】また、上述した一実施の形態は、取り扱う
光データ信号の波長を1.31μmであるとしていた
が、他の波長の信号であるとしても良い。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、波長分
割多重通信システムにおける、送信装置が、障害が発生
した波長変換部に処理される送信側端局の出力信号をバ
ックアップ用の波長の信号に変換するバックアップ用送
信側波長変換部を有し、受信装置が、分波したバックア
ップ用の波長の信号を所定の波長の信号に変換して光信
号出力するバックアップ用受信側波長変換部を有するこ
とを特徴とするものであるため、送信側の波長変換部に
障害が発生したときであっても、自律的なバックアップ
処理を行うことができる。
【0044】複数の送信側波長変換部は、それぞれ自己
の障害を認識したときに警報信号を発信するよう構成さ
れ、送信装置は、警報信号を発信した送信側波長変換部
に変えてバックアップ用送信側波長変換部に波長変換処
理させる制御部を備えた場合には、送信側の波長変換部
に障害が発生したときのバックアップ処理を行う際に、
障害が発生した波長変換部で処理される予定であった信
号のみを接続切替するだけで良いため、他の正常な波長
変換部で処理される信号に影響を与えることなくバック
アップ救済を行うことができる。従って、正常な波長変
換部で処理される信号の無用な接続切替を回避すること
ができ、無用な接続切替による無用な信号の瞬断を回避
することができる。
【0045】送信装置は、警報信号に対応した信号を選
択して出力する送信側セレクタと、送信側セレクタの出
力信号と制御部の制御信号とをCRV多重化してバック
アップ用送信側波長変換部に出力する合波手段とを有
し、受信装置は、バックアップ用受信側波長変換部の出
力信号を分波して送信側セレクタの出力信号と制御部の
制御信号とを出力する分波手段と、制御信号に基づいて
出力伝送路を選択して送信側セレクタの出力信号を出力
する受信側セレクタとを有するとした場合には、送信側
の波長変換部に障害が発生したときのバックアップ処理
を行う際に、障害が発生した波長変換部で処理される予
定であった信号のみを接続切替するだけで良いため、他
の正常な波長変換部で処理される信号に影響を与えるこ
となくバックアップ救済を行うことができる。従って、
正常な波長変換部で処理される信号の無用な接続切替を
回避することができ、無用な接続切替による無用な信号
の瞬断を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるWDM通信シ
ステムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態における送信側WDM
通信装置の構成の例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施の形態における受信側WDM
通信装置の構成の例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施の形態における送信側WDM
通信装置の送信処理の例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の一実施の形態における受信側WDM
通信装置の受信処理の例を示すフローチャートである。
【図6】 従来のWDM通信装置システムの構成の例を
示すブロック図である。
【図7】 従来の送信側WDM通信装置の構成の例を示
すブロック図である。
【図8】 従来の受信側WDM通信装置の構成の例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 WDM送信装置 111〜11n,231〜23n 波長変換器 12 マルチプレクサ 13,21 アンプ 14 バックアップ用波長変換部 15,24,26 セレクタ 16 制御部 17 CRV多重部 20 WDM受信装置 22 デマルチプレクサ 25 CRV分離部 50 WDM通信システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信側端局からの入力光信号を波
    長分割多重して送出する送信装置と入力多重信号を分波
    して各受信側端局に光送信する受信装置との間で光通信
    網を介して光通信を行う波長分割多重通信システムにお
    いて、 上記送信装置は、上記複数の送信側端局からの入力信号
    をそれぞれ所定の波長の信号に変換する複数の送信側波
    長変換部と、障害が発生した上記波長変換部で処理され
    る上記送信側端局の出力信号をバックアップ用の波長の
    信号に変換するバックアップ用送信側波長変換部とを有
    し、 上記受信装置は、分波した上記所定の波長の信号を所定
    の波長の信号にそれぞれ変換して光信号出力する複数の
    受信側波長変換部と、分波した上記バックアップ用の波
    長の信号を所定の波長の信号に変換して光信号出力する
    バックアップ用受信側波長変換部とを有することを特徴
    とする波長分割多重通信システム。
  2. 【請求項2】 複数の送信側波長変換部は、それぞれ自
    己の障害を認識したときに警報信号を発信するよう構成
    され、 送信装置は、上記警報信号を発信した送信側波長変換部
    に代えてバックアップ用送信側波長変換部に波長変換処
    理させる制御部を備えた請求項1記載の波長分割多重通
    信システム。
  3. 【請求項3】 送信装置は、制御部からの制御信号に応
    じて送信側端局の出力信号から何れかの送信側波長変換
    部に入力予定の信号を選択して出力する送信側セレクタ
    と、該送信側セレクタの出力信号と制御部の制御信号と
    をCRV多重化してバックアップ用送信側波長変換部に
    出力する合波手段とを有し、 受信装置は、バックアップ用受信側波長変換部の出力信
    号を分波して上記送信側セレクタの出力信号と上記制御
    部の制御信号とを出力する分波手段と、上記制御信号に
    基づいて出力伝送路を選択して上記送信側セレクタの出
    力信号を出力する受信側セレクタとを有する請求項2記
    載の波長分割多重通信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020046463A (ko) * 2000-12-14 2002-06-21 오길록 광신호 결합기를 이용한 광채널 보호 절체 장치 및 그 방법
WO2004077701A1 (ja) * 2003-02-25 2004-09-10 Fujitsu Limited 光伝送における現用及び予備回線の切替方法及び装置
JP2012199629A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送装置
JP2016131275A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 三菱電機株式会社 通信システムおよび通信装置

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