JP6056252B2 - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、伝送装置及び伝送方法に関する。
従来、伝送路やノードに障害が発生した場合、障害の発生した伝送路やノードを通る全ての回線を他の伝送路やノードへ迂回させることによって、障害の発生した伝送路やノードを通る回線を救済する技術がある。このような技術において、障害の発生を検知したノードは、他のノードとの間で、迂回ルートへの回線の切り替えに関する切替情報を授受する。このように、従来、ノード間で切替情報の授受を行うことにより、該当する回線を迂回ルートへ切り替える技術が知られている。
特開2005−286961号公報
近年の光伝送では、各ノードが受信する光信号に、フレーム周期の異なる複数の信号が含まれている場合がある。このような伝送方法では、それら複数の信号にそれぞれ含まれる切替情報が、各ノードが受信する光信号に含まれている。これら切替情報は、各信号のフレーム周期に応じたタイミングで各ノードへ届く。各ノードは、受信した光信号を電気信号に変換した後、変換された電気信号から切替情報を抽出して処理する。各ノードは、切替情報を抽出する抽出回路と、切替情報を処理する切替回路とをそれぞれ有しており、抽出回路で抽出された切替情報は、抽出回路から切替回路へシリアルインターフェースを用いて転送される。切替情報の抽出は、通常各信号ごとに行われる。このように抽出された切替情報は、各信号ごとに別々に用意されたメモリに一時記憶される。メモリに一時記憶されている切替情報は、次に届いた切替情報によって上書き(更新)される。
迂回ルートへの回線の切り替えに関する誤動作が発生することを防ぐことができる伝送装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
一つの案では、伝送装置は、フレーム周期の異なる複数の信号を含む多重化信号を受信するとともに前記多重化信号に含まれる回線の切替信号を抽出し、抽出した前記切替信号に基づいて前記各信号の伝送経路を設定する伝送装置であって、抽出された複数の切替情報を、前記信号の種類ごとに振り分けて記憶させる振分部と、前記振分部から出力される前記切替情報の転送順序を、前記切替情報を受信する周期に応じて調整し、前記伝送経路を設定する設定部に出力する調整部と、を備えることを要件とする。
迂回ルートへの回線の切り替えに関する誤動作が発生することを防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、伝送装置の一例を示す図である。 図2は、図1に示す伝送装置における信号の流れを示す図である。 図3は、伝送方法の処理の流れの一例を示す図である。 図4は、OTNにおけるフレームフォーマットを示す図である。 図5は、伝送装置の別の例を示す図である。 図6は、図5に示す伝送装置におけるAPS/PCCバイトの処理に関与するブロックの一例を示す図である。 図7は、図5に示す伝送装置におけるAPS/PCCバイトの処理に関与するブロックの別の例を示す図である。 図8は、図5に示す伝送装置におけるAPS/PCCバイトの処理に関与するブロックの別の例を示す図である。 図9は、図8に示す調整部の一例を示す図である。 図10は、図9に示す調整部の動作の一例を示す図である。 図11は、図9に示す調整部の動作の具体例を示す図である。 図12は、図9に示す調整部の動作タイミングの具体例を示す図である。
課題の項で述べたように、1つの光信号の中にフレーム周期の異なる多数の信号が含まれ、フレーム周期の早い信号に含まれる切替情報は早い周期で届き、フレーム周期の遅い信号に含まれる切替情報は遅い周期で届く。そして、複数の切替情報は、順次、抽出回路から切替回路へ転送される。従って、光信号の中に、フレーム周期の遅い信号が多数含まれることがあり、その場合、多数の切替情報が一度にまとまって届く。
このような場合には、各ノードにおいて、遅いフレーム周期の切替情報を転送する時間が長くなるため、遅いフレーム周期の切替情報を転送している間に、早いフレーム周期の切替情報が届いてしまうというケースが発生し易くなる。このようなケースでは、遅いフレーム周期の切替情報が切替回路に転送される前に、早いフレーム周期の切替情報が、次に届いた切替情報によって更新される。
従って、更新された早いフレーム周期の切替情報が、切替回路へ転送されないため、更新された早いフレーム周期の切替情報が処理されなくなってしまう。切替情報には複数種類の情報が含まれるため、切替回路へ転送されない切替情報が増えると、種々の問題が引き起こされる。例えば、伝送路やノードに障害が発生しているにもかかわらず、迂回ルートへの回線の切り替えが行われないという問題が考えられる。反対に、伝送路やノードに障害が発生していないにもかかわらず、迂回ルートへの回線の切り替えが誤って発生してしまうという問題も考えられる。
以下に添付図面を参照して、この伝送装置及び伝送方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・伝送装置の一例の説明
図1は、伝送装置の一例を示す図である。図2は、図1に示す伝送装置における信号の流れを示す図である。図1及び図2に示すように、伝送装置1は、抽出部2、振分部3、調整部4、転送部5、制御部6及びスイッチ部7を備えている。
抽出部2は、例えば複数の入力端子8,9に接続されている。各入力端子8,9は、それぞれ例えば伝送路に接続されていてもよい。伝送路は、例えば光ファイバーや光導波路などの光伝送路であってもよい。各入力端子8,9には、伝送路から信号が入力する。各入力端子8,9に入力する信号には、フレーム周期の異なる複数の信号が含まれている。フレーム周期の異なる複数の信号は、それぞれ回線の切り替えに関する切替情報を含んでいる。
抽出部2は、各入力端子8,9から信号を受け取る。抽出部2は、フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから切替情報を抽出する。
振分部3は、抽出部2に接続されている。振分部3は、抽出部2から、抽出部2により抽出される複数の切替情報を受け取る。振分部3は、複数の切替情報を信号の種類ごとに振り分ける。各切替情報は、各切替情報を含んでいる元の信号のフレーム周期に対応するタイミングで更新される。
調整部4は、振分部3に接続されている。調整部4は、振分部3から、振分部3により振り分けられる切替情報を受け取る。調整部4は、切替情報の転送順序を、切替情報を受信する周期に応じて調整する。
転送部5は、調整部4に接続されている。転送部5は、調整部4の調整結果に基づいて振分部3から複数の切替情報を受け取る。転送部5は、調整部4の調整結果に基づいて複数の切替情報を制御部6へシリアル転送する。
制御部6は、転送部5に接続されている。制御部6は、転送部5から複数の切替情報を受け取る。制御部6は、複数の切替情報に基づいて信号の伝送経路を設定する経路設定情報をスイッチ部7へ送信する。
スイッチ部7は、各入力端子8,9、制御部6及び複数の出力端子10,11に接続されている。スイッチ部7は、各入力端子8,9から信号を受け取る。スイッチ部7は、制御部6から経路設定情報を受け取る。スイッチ部7は、経路設定情報に基づいて、各信号の伝送経路を設定し、各信号を出力端子10,11へ出力する。
各出力端子10,11は、それぞれ例えば伝送路に接続されていてもよい。伝送路は、例えば光ファイバーや光導波路などの光伝送路であってもよい。
・伝送方法の一例の説明
図3は、伝送方法の処理の流れの一例を示す図である。図3に示すように、伝送装置1において、抽出部2は、各入力端子8,9に入力する信号に含まれるフレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから切替情報をそれぞれのフレーム周期に基づくタイミングで抽出する(ステップS1)。
次いで、振分部3は、ステップS1において抽出される複数の切替情報をそれぞれの更新される周期ごとに振り分ける(ステップS2)。ステップS2によって、各切替情報が、各切替情報を含む元の信号のフレーム周期ごとに振り分けられる。
次いで、調整部4は、ステップS2において振り分けられる複数の切替情報が、次に更新されるまでの時間の短い順に転送されるように調整する(ステップS3)。調整を行わない場合、ある切替情報が転送部5により制御部6へ転送されている間に、次に更新されるまでの時間が転送中の切替情報よりも短い切替情報が更新されてしまうことがある。この場合、更新前の切替情報が転送部5により制御部6へ転送されなくなってしまう。ステップS3において調整を行うことによって、次に更新されるまでの時間が転送中の切替情報よりも短い切替情報が、制御部6へ転送される前に更新されるのを防ぐことができる。
次いで、転送部5は、ステップS2において振り分けられる複数の切替情報を、ステップS3における調整結果に基づいて制御部6へシリアル転送する(ステップS4)。次いで、制御部6は、転送される複数の切替情報に基づいて、信号の伝送経路を設定する経路設定情報をスイッチ部7へ送信する(ステップS5)。スイッチ部7は、送信される経路設定情報に基づいて、各入力端子8,9に入力する信号の伝送経路を設定する(ステップS6)。伝送装置1は、以上のステップS1〜ステップS6を繰り返す。
図1に示す伝送装置1によれば、調整を行うことによって、切替情報の転送中に、別の切替情報が更新されてしまい、その更新前の切替情報が制御部6へ転送されなくなってしまうのを防ぐことができる。従って、伝送装置1において、制御部6が受け取る切替情報に漏れが生じることによって迂回ルートへの回線の切り替えに関する誤動作が発生するのを防ぐことができる。
・OTNへの適用例
伝送装置の一例として、例えばOTN(Optical Transport Network、光伝送ネットワーク)において用いられる伝送装置が挙げられる。これ以降、OTNにおいて用いられる伝送装置を例にして説明する。OTNのインターフェースについては、ITU−T G.709により勧告されている。G.709の勧告には、フレーム構成、オーバーヘッド、ビットレート、信号のマッピングに関する内容が含まれている。
図4は、OTNにおけるフレームフォーマットを示す図である。図4に示すように、OTNのフレーム21は、オーバーヘッド(OH:Overhead)領域22及びOPUk(Optical Channel Payload Unit−k、光チャネルペイロードユニットk)ペイロード領域23を含む。kは、ビットレート、並びにOPU、ODU(Optical Channel Data Unit、光チャネルデータユニット)もしくはOTU(Optical Channel Transport Unit、光チャネル伝送ユニット)のレベルを表す指標である。kの値は、例えば0,1,2,3または4である。
OPUkペイロードは、クライアント信号である。OPUkペイロード領域23の後には、図示省略するFEC(Forward Error Correction、前方誤り訂正)領域が配置される。
オーバーヘッド領域22は、フレームアライメントオーバーヘッド(FA OH:Frame Alignment Overhead)、OTUkオーバーヘッド、ODUkオーバーヘッド及びOPUkオーバーヘッドを含む。ODUkオーバーヘッドにおいて、APS/PCC(Automatic Protection Switching/Protection Communication Channel、自動プロテクションスイッチング/プロテクション通信チャネル)バイト24は、ロウ4のカラム5〜8にて定義されている。OTNの伝送装置は、APS/PCCバイト24に基づいて回線の監視及び切り替えを制御する。APSによる回線の監視及び切り替えの制御については、ITU−T G.873.1及びG.873.2により勧告されている。
また、ODUkオーバーヘッドにおいて、RES(Reserved for future international standardisation)バイトは、国際標準用に予約済みである。PM&TCM(Path Monitoring & Tandem Connection Monitoring)バイトは、パスモニタ及びタンデムコネクションモニタを定義する。TCM ACT(TCM Activation)バイトは、タンデムコネクションモニタのアクティベイション/非アクティベイションを定義する。TCM1〜6の各バイトは、タンデムコネクションモニタ1〜6を定義する。FTFL(Fault Type & Fault Location reporting channel)バイトは、障害タイプ及び障害場所を定義する。PMバイトは、パスモニタを定義する。EXP(Experimental)バイトは、実験用のバイトである。GCC(General Communication Channel)1,2の各バイトは、汎用通信チャネルを定義する。
OTNでは、信号のレートによってフレーム周期が異なるので、ODU4、ODU3、ODU2、ODU1、ODU0及びODUflexの各信号ごとにAPS/PCCバイト24の周期が異なる。また、APS/PCCバイト24は、トリビュータリスロット(TS:Tributary Slot)単位に存在する。従って、例えばOTU4フレームの80トリビュータリスロットにODU0がマッピングされる場合には、1ポートあたり80チャネルのAPS/PCCバイト24が存在する。
また、8フレームごとのマルチフレーム構成であるので、一つのODUパスあたり例えば8レイヤのAPS/PCCチャネルがある。従って、例えば100Gbps容量のインターフェースユニットの場合、伝送装置は、80トリビュータリスロットの例えば8レイヤ分で合計640チャネルのAPS/PCCバイト24を抽出して処理する。また、80トリビュータリスロットにODU3、ODU2、ODU1、ODU0及びODUflexの二つ以上が混在してマッピングされる場合には、伝送装置は、周期の異なるAPS/PCCバイト24を混在して処理する。
ODUkのフレーム周期及びレイヤごとのフレーム周期を例示する。レイヤごとのフレーム周期は、APS/PCCバイト24の更新周期となる。ODU4について、フレーム周期は1.168μsであり、レイヤごとのフレーム周期は9.344μsである。ODU3について、フレーム周期は3.035μsであり、レイヤごとのフレーム周期は24.28μsである。ODU2について、フレーム周期は12.191μsであり、レイヤごとのフレーム周期は97.528μsである。ODU1について、フレーム周期は48.971μsであり、レイヤごとのフレーム周期は391.768μsである。ODU0について、フレーム周期は98.354μsであり、レイヤごとのフレーム周期は786.832μsである。ODUflexについて、フレーム周期及びレイヤごとのフレーム周期は、クライアント信号のレートに応じた値となる。
また、ITU−Tの勧告によれば、リング構成のプロテクション(BLSR:Bidirectional Line Switched Ring、SRP:Shared Ring Protection)の場合、BLSRの切り替えがリング全体で50ms以内に終了することが規定されている。そのため、リングを構成する各ノード(伝送装置)は、BLSRのAPS/PCCバイト24をODUkのAPS/PCCバイト24よりも優先して処理する。
・伝送装置の別の例の説明
図5は、伝送装置の別の例を示す図である。図5に示すように、伝送装置31は、抽出部の一例として例えば入力側のインターフェースユニット32、制御部の一例として例えば制御ユニット35、及びスイッチ部の一例として例えばスイッチユニット33を備えている。また、伝送装置31は、出力側のインターフェースユニット34を備えていてもよい。
入力側のインターフェースユニット32は、複数のポートを有する。各ポートは、それぞれ光伝送路に接続されていてもよい。光伝送路は、例えば光ファイバーや光導波路であってもよい。入力側のインターフェースユニット32の各ポートには、信号が入力する。各ポートに入力する信号は、同期していなくてもよい。入力側のインターフェースユニット32は、各ポートに入力する信号をスイッチユニット33へ出力する。また、入力側のインターフェースユニット32は、各ポートに入力する信号から回線の切り替えに関する切替情報を抽出する。切替情報の一例として、例えばAPS/PCCバイト24が挙げられる。
制御ユニット35は、入力側のインターフェースユニット32に接続されている。制御ユニット35は、入力側のインターフェースユニット32から例えばAPS/PCCバイト24を受け取る。制御ユニット35は、例えばAPS/PCCバイト24に基づいて経路設定情報をスイッチユニット33へ送信する。経路設定情報の一例として、例えば経路の切替要求が挙げられる。
スイッチユニット33は、入力側のインターフェースユニット32及び制御ユニット35に接続されている。スイッチユニット33の一例として例えばクロスコネクトスイッチが挙げられる。スイッチユニット33は、入力側のインターフェースユニット32から信号を受け取る。スイッチユニット33は、制御ユニット35から例えば切替要求を受け取る。スイッチユニット33は、例えば切替要求に基づいて、APS/PCCバイト24の切り替え手順に従って各信号の伝送経路を設定し、各信号を出力側のインターフェースユニット34へ出力する。
出力側のインターフェースユニット34は、スイッチユニット33に接続されている。また、出力側のインターフェースユニット34は、複数のポートを有する。各ポートは、それぞれ光伝送路に接続されていてもよい。光伝送路は、例えば光ファイバーや光導波路であってもよい。出力側のインターフェースユニット34は、各ポートから信号を出力する。
・APS/PCCバイトの処理に関与するブロックの一例の説明
図6は、図5に示す伝送装置におけるAPS/PCCバイトの処理に関与するブロックの一例を示す図である。図6に示すように、伝送装置31は、インターフェースユニット#1_41、制御ユニット48及びシリアルインターフェース47を備えている。
インターフェースユニット#1_41は、入力側のインターフェースユニットの一つである。入力側のインターフェースユニットは、同様の構成の複数のインターフェースユニット(#1、#2、・・・)を備えている。以下の説明では、入力側のインターフェースユニットである複数のインターフェースユニットを代表して、インターフェースユニット#1_41を用いて説明する。
図6に示すように、インターフェースユニット#1_41は、HO(Higher Order) ODUレイヤOH(オーバーヘッド)抽出処理部42及びHO ODUレイヤAPS処理部43を備えている。HO ODUレイヤOH抽出処理部42は、入力側のポートに接続されている。HO ODUレイヤOH抽出処理部42には、ポートから信号(OTU4〜OTU0)が入力する。HO ODUレイヤOH抽出処理部42は、入力信号のオーバーヘッドから、ポート数に例えば8レイヤ分を乗じたチャネル数のODU4レベルのAPS/PCCバイトを抽出する。
HO ODUレイヤAPS処理部43は、HO ODUレイヤOH抽出処理部42に接続されている。HO ODUレイヤAPS処理部43は、HO ODUレイヤOH抽出処理部42からAPS/PCCバイトを受け取る。ITU−Tの勧告では、APS/PCCバイトの値が3回連続して同じであるときにAPS/PCCバイトを更新するように規定されている。HO ODUレイヤAPS処理部43は、HO ODUレイヤOH抽出処理部42から受け取るAPS/PCCバイトの値を監視し、APS/PCCバイトの値が3回連続して同じであるときにAPS/PCCバイトの値を3回連続して同じである値に更新する。
インターフェースユニット#1_41は、LO(Lower Order) ODUレイヤ処理部44及びLO ODUレイヤAPS処理部45を備えている。LO ODUレイヤ処理部44は、HO ODUレイヤOH抽出処理部42に接続されている。LO ODUレイヤ処理部44には、HO ODUレイヤOH抽出処理部42から信号が入力する。LO ODUレイヤ処理部44は、入力信号から、ポート数にトリビュータリスロット数分と例えば8レイヤ分を乗じたチャネル数のODU3〜ODU0レベルのAPS/PCCバイトを抽出する。
LO ODUレイヤAPS処理部45は、LO ODUレイヤ処理部44に接続されている。LO ODUレイヤAPS処理部45は、LO ODUレイヤ処理部44からAPS/PCCバイトを受け取る。ITU−Tの勧告に基づき、LO ODUレイヤAPS処理部45は、LO ODUレイヤ処理部44から受け取るAPS/PCCバイトの値を監視し、APS/PCCバイトの値が3回連続して同じであるときにAPS/PCCバイトの値を3回連続して同じである値に更新する。
インターフェースユニット#1_41は、転送用フレーマー46を備えている。転送用フレーマー46は、HO ODUレイヤAPS処理部43及びLO ODUレイヤAPS処理部45に接続されている。転送用フレーマー46は、HO ODUレイヤAPS処理部43及びLO ODUレイヤAPS処理部45からAPS/PCCバイトを受け取り、制御ユニット48へ送信するのに適したデータ構造にAPS/PCCバイトをマッピングする。
シリアルインターフェース47は、インターフェースユニット#1_41の転送用フレーマー46に接続されている。シリアルインターフェース47は、転送用フレーマー46から出力されるAPS/PCCバイトを制御ユニット48へ、各ODUkレベルのAPS/PCCバイトの更新周期のうちの最も短い更新周期よりも短い時間でシリアル転送する。
例えば、ODU4〜ODU0のうち、最もフレーム周期が短いのはODU4である。上述したように、ODU4のフレーム周期は1.168μsであり、APS/PCCバイトの更新周期(レイヤごとのフレーム周期)は9.344μsである。実際にはAPS/PCCバイトの値は、3回連続して同じであるときに更新される。従って、9.344μsの3倍、すなわち28.032μs以内にマルチフレーム構成の24フレーム内のAPS/PCCバイトが全て送信されればよい。そうすれば、マルチフレーム構成の24フレーム内の全てのAPS/PCCバイトが、更新される前に制御ユニット48へ転送される。
APS/PCCバイトのビット数は32ビットであるが、実際にはAPS/PCCバイトに切替要因情報やアラーム情報などのオーバーヘッドが付加されて転送されるので、1チャネルあたりのAPS/PCCバイトの転送量を60ビットとしてもよい。従って、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数が8である場合のシリアルインターフェース47の転送レートは、次の(1)式より例えば17.14Mbpsであってもよい。また、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数が640である場合のシリアルインターフェース47の転送レートは、次の(2)式より例えば1.37Gbpsであってもよい。
60[ビット/チャネル]×8[チャネル]/28[μs]=17.14[Mbps] ・・・(1)
60[ビット/チャネル]×640[チャネル]/28[μs]=1.37[Gbps] ・・・(2)
制御ユニット48は、転送用フレーマー49及びAPS処理部50を備えている。シリアルインターフェース47を介してインターフェースユニット#1_41から転送されるAPS/PCCバイトは、転送用フレーマー49を介してAPS処理部50へ送られる。APS処理部50は、APS/PCCバイトを受け取り、APS/PCCバイトを処理して回線の切り替えを行うか否かを判断する。そして、APS処理部50は、図示省略するスイッチユニットへ例えば切替要求を送信する。
図6に示す伝送装置31によれば、最も更新周期が短いODU4レベルのAPS/PCCバイトの更新周期よりも短い時間でマルチフレーム構成の24フレーム内の全てのAPS/PCCバイトが制御ユニット48へ転送される。それによって、更新周期の長いAPS/PCCバイトの転送中に更新周期の短いAPS/PCCバイトが更新されてしまい、その更新前のAPS/PCCバイトが制御部6へ転送されなくなる、という事態が起こるのを防ぐことができる。従って、伝送装置31において、制御ユニット48が受け取るAPS/PCCバイトに漏れが生じることによって迂回ルートへの回線の切り替えに関する誤動作が発生するのを防ぐことができる。また、将来、ODU4よりもフレーム周期の短い信号が追加される場合でも、シリアルインターフェース47の転送速度を上げればよい。
・APS/PCCバイトの処理に関与するブロックの別の例の説明
図7は、図5に示す伝送装置におけるAPS/PCCバイトの処理に関与するブロックの別の例を示す図である。図6に示す伝送装置31と同様の構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図7に示すように、伝送装置31は、インターフェースユニット#1_51、制御ユニット58及びODU4〜ODU0のそれぞれのAPS用IF(Interface、インターフェース)53〜57を備えている。
インターフェースユニット#1_51は、入力側のインターフェースユニットの一つである。入力側のインターフェースユニットは、同様の構成の複数のインターフェースユニット(#1、#2、・・・)を備えている。以下の説明では、入力側のインターフェースユニットである複数のインターフェースユニットを代表して、インターフェースユニット#1_51を用いて説明する。
図7に示すように、インターフェースユニット#1_51は、HO ODUレイヤOH抽出処理部42、HO ODUレイヤAPS処理部43、LO ODUレイヤ処理部44及びLO ODUレイヤAPS処理部45を備えている。HO ODUレイヤOH抽出処理部42、HO ODUレイヤAPS処理部43、LO ODUレイヤ処理部44及びLO ODUレイヤAPS処理部45については、上述した通りであるので説明を省略する。
インターフェースユニット#1_51は、振分部の一例として例えばODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52を備えている。ODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52は、HO ODUレイヤAPS処理部43及びLO ODUレイヤAPS処理部45に接続されている。ODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52は、HO ODUレイヤAPS処理部43及びLO ODUレイヤAPS処理部45からAPS/PCCバイトを受け取る。ODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52は、APS/PCCバイトのODUkレベルを判定し、その判定結果に基づいてODUkレベルのAPS/PCCバイトを、対応するAPS用IF53〜57へ振り分け、送信するのに適したデータ構造にマッピングする。
ODU4レベルのAPS/PCCバイトは、ODU4 APS用IF53に振り分けられる。ODU3レベルのAPS/PCCバイトは、ODU3 APS用IF54に振り分けられる。ODU2レベルのAPS/PCCバイトは、ODU2 APS用IF55に振り分けられる。ODU1レベルのAPS/PCCバイトは、ODU1 APS用IF56に振り分けられる。ODU0レベルのAPS/PCCバイトは、ODU0 APS用IF57に振り分けられる。
ここで、どのポートの、どのトリビュータリスロットに、どのODUkタイプが収容されているか、ということが予めソフトウェアによって設定されていてもよい。ODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52は、この事前の設定に基づいて、ODUkレベルのAPS/PCCバイトを、対応するAPS用IF53〜57へ振り分けてもよい。あるいは、ODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52は、OPUkのオーバーヘッドに含まれるPSI(Payload Structure Identifier)のMSI(Multiplex Structure Identifier)バイトから判定してもよい。PSI及びMSIについては、ITU−T G.709の勧告に規定されている。
ODU4〜ODU0の各APS用IF53〜57は、ODUkレベル判定部及び転送用フレーマー52に接続されている。ODU4〜ODU0の各APS用IF53〜57は、それぞれ個別の配線を有する。各ODUkレベルのAPS/PCCバイトは、それぞれODUkレベルごとの配線を用いて制御ユニット58へ転送される。従って、ODU4〜ODU0の各APS用IF53〜57は、それぞれODUkレベルに対応する周期でAPS/PCCバイトを制御ユニット58へシリアル転送する。
ODU4では、APS/PCCバイトの更新周期は28.032μsであり、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数が最大で8である。従って、ODU4 APS用IF53の転送レートは、上記(1)式より例えば17.14Mbpsであってもよい。
上述したように、ODU3のAPS/PCCバイトの更新周期(レイヤごとのフレーム周期)は24.28μsであり、APS/PCCバイトは、実際には3回連続して同じ値であるときに更新される。従って、24.28μsの3倍、すなわち72.84μs以内にマルチフレーム構成の24フレーム内のODU3レベルのAPS/PCCバイトが全て送信されればよい。また、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数は最大で16である。従って、ODU3 APS用IF54の転送レートは、次の(3)式より例えば13.3Mbpsであってもよい。
60[ビット/チャネル]×16[チャネル]/72[μs]=13.3[Mbps] ・・・(3)
上述したように、ODU2のAPS/PCCバイトの更新周期(レイヤごとのフレーム周期)は97.528μsであり、実際にはその3倍、すなわち292.584μs以内にマルチフレーム構成の24フレーム内のODU2レベルのAPS/PCCバイトが全て送信されればよい。また、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数は最大で80である。従って、ODU2 APS用IF55の転送レートは、次の(4)式より例えば16.4Mbpsであってもよい。
60[ビット/チャネル]×80[チャネル]/292[μs]=16.4[Mbps] ・・・(4)
上述したように、ODU1のAPS/PCCバイトの更新周期(レイヤごとのフレーム周期)は391.768μsであり、実際にはその3倍、すなわち1175.304μs以内にマルチフレーム構成の24フレーム内のODU1レベルのAPS/PCCバイトが全て送信されればよい。また、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数は最大で320である。従って、ODU1 APS用IF56の転送レートは、次の(5)式より例えば16.3Mbpsであってもよい。
60[ビット/チャネル]×320[チャネル]/1175[μs]=16.3[Mbps] ・・・(5)
上述したように、ODU0のAPS/PCCバイトの更新周期(レイヤごとのフレーム周期)は786.832μsであり、実際にはその3倍、すなわち2360.496μs以内にマルチフレーム構成の24フレーム内のODU0レベルのAPS/PCCバイトが全て送信されればよい。また、転送されるAPS/PCCバイトのチャネル数は最大で640である。従って、ODU0 APS用IF57の転送レートは、次の(6)式より例えば16.2Mbpsであってもよい。
60[ビット/チャネル]×640[チャネル]/2360[μs]=16.2[Mbps] ・・・(6)
制御ユニット58は、転送用フレーマー59及びAPS処理部50を備えている。ODU4〜ODU0の各APS用IF53〜57を介してインターフェースユニット#1_51から転送されるAPS/PCCバイトは、転送用フレーマー59を介してAPS処理部50へ送られる。APS処理部50は、APS/PCCバイトを受け取り、APS/PCCバイトを処理して回線の切り替えを行うか否かを判断する。そして、APS処理部50は、図示省略するスイッチユニットへ例えば切替要求を送信する。
図7に示す伝送装置31によれば、ODUkレベルごとに個別の配線を用いてAPS/PCCバイトが制御ユニット58へ転送される。それによって、更新周期の長いAPS/PCCバイトの転送中に更新周期の短いAPS/PCCバイトが更新されてしまい、その更新前のAPS/PCCバイトが制御部6へ転送されなくなる、という事態が起こるのを防ぐことができる。従って、伝送装置31において、制御ユニット58が受け取るAPS/PCCバイトに漏れが生じることによって迂回ルートへの回線の切り替えに関する誤動作が発生するのを防ぐことができる。また、将来、例えば400Gbpsなどの新しい規格の信号が追加される場合でも、その新しい規格用のインターフェースと配線を追加すればよい。
・APS/PCCバイトの処理に関与するブロックの別の例の説明
図8は、図5に示す伝送装置におけるAPS/PCCバイトの処理に関与するブロックの別の例を示す図である。図6に示す伝送装置31と同様の構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図8に示すように、伝送装置31は、インターフェースユニット#1_61、制御ユニット73及びシリアルインターフェース72を備えている。
インターフェースユニット#1_61は、入力側のインターフェースユニットの一つである。入力側のインターフェースユニットは、同様の構成の複数のインターフェースユニット(#1、#2、・・・)を備えている。以下の説明では、入力側のインターフェースユニットである複数のインターフェースユニットを代表して、インターフェースユニット#1_61を用いて説明する。
図8に示すように、インターフェースユニット#1_61は、HO ODUレイヤOH抽出処理部42、HO ODUレイヤAPS処理部43、LO ODUレイヤ処理部44及びLO ODUレイヤAPS処理部45を備えている。HO ODUレイヤOH抽出処理部42、HO ODUレイヤAPS処理部43、LO ODUレイヤ処理部44及びLO ODUレイヤAPS処理部45については、上述した通りであるので説明を省略する。
インターフェースユニット#1_61は、振分部の一例として例えばODUkレベル判定部62を備えている。ODUkレベル判定部62は、HO ODUレイヤAPS処理部43及びLO ODUレイヤAPS処理部45に接続されている。ODUkレベル判定部62は、HO ODUレイヤAPS処理部43及びLO ODUレイヤAPS処理部45からAPS/PCCバイトを受け取る。ODUkレベル判定部62は、APS/PCCバイトのODUkレベルを判定する。
上述したように、どのポートの、どのトリビュータリスロットに、どのODUkタイプが収容されているか、ということが予めソフトウェアによって設定されており、ODUkレベル判定部62は、この事前の設定に基づいてAPS/PCCバイトのODUkレベルを判定してもよい。あるいは、ODUkレベル判定部62は、OPUkのオーバーヘッドに含まれるPSIのMSIバイトから判定してもよい。
インターフェースユニット#1_61は、調整部63を備えている。調整部63は、BLSR用のFIFO(First−In First−Out、先入れ先出し)メモリ64、ODU4用のFIFOメモリ65、ODU3用のFIFOメモリ66、ODU2用のFIFOメモリ67、ODU1用のFIFOメモリ68及びODU0用のFIFOメモリ69を備えている。BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69は、ODUkレベル判定部62に接続されている。
ODUkレベル判定部62は、APS/PCCバイトのODUkレベルの判定結果に基づいてODUkレベルのAPS/PCCバイトを、対応するFIFOメモリ64〜69へ振り分ける。BLSRのAPS/PCCバイトは、BLSR用FIFOメモリ64に振り分けられる。ODU4レベルのAPS/PCCバイトは、ODU4用FIFOメモリ65に振り分けられる。ODU3レベルのAPS/PCCバイトは、ODU3用FIFOメモリ66に振り分けられる。ODU2レベルのAPS/PCCバイトは、ODU2用FIFOメモリ67に振り分けられる。ODU1レベルのAPS/PCCバイトは、ODU1用FIFOメモリ68に振り分けられる。ODU0レベルのAPS/PCCバイトは、ODU0用FIFOメモリ69に振り分けられる。BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69は、ODUkレベル判定部62によって振り分けられるAPS/PCCバイトを記憶する。
調整部63は、FIFO制御部70を備えている。FIFO制御部70は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69からAPS/PCCバイトを出力するタイミングを制御する。FIFO制御部70は、更新周期の短い順にAPS/PCCバイトの出力タイミングに優先順位を付ける。また、上述したように、BLSRのAPS/PCCバイトは、リング構成の最大で16ノードを通過して50ms以内に伝送経路の切り替えを達成するので、FIFO制御部70は、ODUkレベルのAPS/PCCバイトよりも最優先でBLSRのAPS/PCCバイトを出力させる。
また、調整部63は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されているAPS/PCCバイトのうち、次に更新されるまでの時間の値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを優先して出力させる。調整部63の詳細については後述する。
インターフェースユニット#1_61は、送信用のFIFOメモリ71を備えている。送信用FIFOメモリ71は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に接続されている。送信用FIFOメモリ71は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69から出力されるAPS/PCCバイトを記憶する。
シリアルインターフェース72は、インターフェースユニット#1_61の送信用FIFOメモリ71に接続されている。シリアルインターフェース72は、送信用FIFOメモリ71から出力されるAPS/PCCバイトを制御ユニット73へシリアル転送する。
制御ユニット73は、APS処理部74を備えている。シリアルインターフェース72を介してインターフェースユニット#1_61から転送されるAPS/PCCバイトは、APS処理部74へ送られる。APS処理部74は、APS/PCCバイトを受け取り、APS/PCCバイトを処理して回線の切り替えを行うか否かを判断する。そして、APS処理部74は、図示省略するスイッチユニットへ例えば切替要求を送信する。図8に示す伝送装置31における伝送方法の処理の流れについては、図3に示す流れと同様である。
・調整部の一例の説明
図9は、図8に示す調整部の一例を示す図である。図9に示すように、BLSRのAPS/PCCバイトがBLSR用FIFOメモリ64に格納されるときに、格納されるAPS/PCCバイトに初期値TBが設定される。同様に、ODUkレベルのAPS/PCCバイトがODUk用FIFOメモリ65〜69に格納されるときに、格納されるAPS/PCCバイトに初期値Tkが設定される。
ODUkの初期値Tkは、ODUkの各APS/PCCバイトの更新周期が短い順に、次に更新されるまでにシリアルインターフェース72へ送信されるような値であればよい。BLSRの初期値TBは、更新周期の最も短いODUk、すなわちODU4の初期値T4よりも小さい値であればよい。BLSRの初期値TB及びODUkの初期値Tkは、予め設定されている。
BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されているAPS/PCCバイトのカウンタ値は、シリアルインターフェース72がAPS/PCCバイトを制御ユニット73へ転送する周期に合わせた周期でデクリメントされる。例えば、シリアルインターフェース72が制御ユニット73へAPS/PCCバイトを一つ転送するたびに、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されているAPS/PCCバイトのカウンタ値がデクリメントされてもよい。
FIFO制御部70は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されているAPS/PCCバイトのカウンタ値を監視する。FIFO制御部70は、カウンタ値の最も小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69へ、APS/PCCバイトを一つ出力させるFIFO制御信号を出力する。また、FIFO制御部70は、カウンタ値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69へAPS/PCCバイトを出力させるFIFO制御信号を出力する。
BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69は、FIFO制御部70からFIFO制御信号を受け取ると、格納しているAPS/PCCバイトのうち最も古いものを出力する。カウンタ値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69からAPS/PCCバイトが出力される際には、カウンタ値はデクリメントされない。
・調整部の動作の一例の説明
図10は、図9に示す調整部の動作の一例を示す図である。図9に示すように、調整部63において調整の動作が開始されると、まず、FIFO制御部70は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されているデータ、すなわちAPS/PCCバイトのカウンタ値を監視する(ステップS11)。次いで、FIFO制御部70は、ステップS11で監視しているカウンタ値が閾値よりも小さいデータがあるか否かを判断する(ステップS12)。
カウンタ値が閾値よりも小さいデータがない場合(ステップS12:No)、FIFO制御部70は、カウンタ値の最も小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69へFIFO制御信号を出力する。それによって、カウンタ値の最も小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69は、格納しているAPS/PCCバイトのうち最も古いものを送信用FIFOメモリ71へ転送する(ステップS13)。
そして、カウンタ値の更新が完了するまで(ステップS14:No)、ステップS13の転送が行われる。カウンタ値の更新が完了すると(ステップS14:Yes)、ステップS11へ戻り、ステップS11以降の動作を繰り返す。
一方、カウンタ値が閾値よりも小さいデータがある場合(ステップS12:Yes)、FIFO制御部70は、カウンタ値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69へFIFO制御信号を出力する。それによって、カウンタ値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69は、格納しているAPS/PCCバイトのうち最も古いものを送信用FIFOメモリ71へ転送する(ステップS15)。
そして、ステップS12へ戻る。従って、カウンタ値が閾値よりも小さいデータがなくなるまで、カウンタ値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69からAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。カウンタ値が閾値よりも小さいデータがなくなると(ステップS12:No)、カウンタ値の最も小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69から送信用FIFOメモリ71へAPS/PCCバイトを転送する動作へ移行する。
・調整部の動作の具体例の説明
図11は、図9に示す調整部の動作の具体例を示す図である。図12は、図9に示す調整部の動作タイミングの具体例を示す図である。ここでは、特に限定しないが、シリアルインターフェース72の転送レートを例えば60Mbpsとし、APS/PCCバイト1チャンネル分のフレーム長を例えば60ビットとする。従って、APS/PCCバイト1チャンネル分のフレーム周期は、次の(7)式より例えば1μsとなる。
60[ビット/チャネル]/60[Mbps]=1[μs/チャネル] ・・・(7)
APS/PCCバイト1チャンネル分のフレーム周期が例えば1μsであるので、APS/PCCバイトは、1μsの周期で送信用FIFOメモリ71から制御ユニット73へ転送される。従って、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されているAPS/PCCバイトのカウンタ値は、例えば1μsの周期でデクリメントされる。
ODU4のレイヤごとのフレーム周期が9.344μsであるので、ODU4レベルのAPS/PCCバイトがODU4用FIFOメモリ65に格納されるときの初期値T4は、9.344μsよりも小さい値であればよい。そうすれば、ODU4レベルのAPS/PCCバイトが次に更新されるまでに、ODU4用FIFOメモリ65に格納されているAPS/PCCバイトが制御ユニット73へ転送される。例えば、T4は9であってもよい。
ODU3のレイヤごとのフレーム周期が24.28μsであるので、ODU3レベルのAPS/PCCバイトがODU3用FIFOメモリ66に格納されるときの初期値T3は、24.28μsよりも小さい値であればよい。そうすれば、ODU3レベルのAPS/PCCバイトが次に更新されるまでに、ODU3用FIFOメモリ66に格納されているAPS/PCCバイトが制御ユニット73へ転送される。例えば、T3は24であってもよい。
ODU2のレイヤごとのフレーム周期が97.528μsであるので、ODU2レベルのAPS/PCCバイトがODU2用FIFOメモリ67に格納されるときの初期値T2は、97.528μsよりも小さい値であればよい。そうすれば、ODU2レベルのAPS/PCCバイトが次に更新されるまでに、ODU2用FIFOメモリ67に格納されているAPS/PCCバイトが制御ユニット73へ転送される。例えば、T2は97であってもよい。
ODU1のレイヤごとのフレーム周期が391.768μsであるので、ODU1レベルのAPS/PCCバイトがODU1用FIFOメモリ68に格納されるときの初期値T1は、391.768μsよりも小さい値であればよい。そうすれば、ODU1レベルのAPS/PCCバイトが次に更新されるまでに、ODU1用FIFOメモリ68に格納されているAPS/PCCバイトが制御ユニット73へ転送される。例えば、T1は391であってもよい。
ODU0のレイヤごとのフレーム周期が786.832μsであるので、ODU0レベルのAPS/PCCバイトがODU0用FIFOメモリ69に格納されるときの初期値T0は、786.832μsよりも小さい値であればよい。そうすれば、ODU0レベルのAPS/PCCバイトが次に更新されるまでに、ODU0用FIFOメモリ69に格納されているAPS/PCCバイトが制御ユニット73へ転送される。例えば、T0は786であってもよい。
BLSRのAPS/PCCバイトがBLSR用FIFOメモリ64に格納されるときの初期値TBは、ODUkレベルのAPS/PCCバイトがODUk用の各FIFOメモリ65〜69に格納されるときの初期値Tkよりも小さい値であればよい。そうすれば、BLSRのAPS/PCCバイトがODUkレベルのAPS/PCCバイトよりも優先的に制御ユニット73へ転送される。例えば、TBは5であってもよい。
また、カウンタ値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトを格納しているFIFOメモリ64〜69から送信用FIFOメモリ71へAPS/PCCバイトを転送する際の閾値を、例えば各FIFOメモリ64〜69に格納されているAPS/PCCバイトの数としてもよい。
1チャネル分のODU3レベルのAPS/PCCバイト及び48チャネル分のODU0レベルのAPS/PCCバイトが同時にそれぞれODU3用FIFOメモリ66及びODU0用FIFOメモリ69に入力される場合を例にして説明する。図11には、1チャネル分のODU3レベルのAPS/PCCバイト及び48チャネル分のODU0レベルのAPS/PCCバイトの格納直後の最初の状態が示されている。図11において、ODU3用FIFOメモリ66及びODU0用FIFOメモリ69内のキュー1、キュー2、・・・はAPS/PCCバイトを表し、「T=」の後の数値はカウンタ値を表す。
図12には、図11に示す状態から時間の経過に伴う各チャネル(ch)のAPS/PCCバイトの転送タイミングが示されている。図12において、「★」印は、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69から送信用FIFOメモリ71へAPS/PCCバイトが転送されるタイミングを表す。
図11及び図12に示すように、最初に時刻が0であるときに、ODU3用FIFOメモリ66に、カウンタ値が24である1チャネル分のAPS/PCCバイトが格納される。同時に、ODU0用FIFOメモリ69に、カウンタ値が786である48チャネル分のAPS/PCCバイトが格納される。
1μsが経過して時刻が1になると、カウンタ値が24で最も小さいODU3レベルのAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。それによって、ODU3用FIFOメモリ66は空となる。次いで、ODU0レベルの48チャネル分のAPS/PCCバイトのカウンタ値がデクリメントされて785となる。
さらに1μsが経過して時刻が2になると、ODU0レベルのチャネル1のAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。それによって、ODU0用FIFOメモリ69に残っているAPS/PCCバイトの数は47個となる。また、ODU0レベルの残り47チャネル分のAPS/PCCバイトのカウンタ値がデクリメントされて784となる。
このときのODU0用FIFOメモリ69の閾値は、例えばODU0用FIFOメモリ69に格納されているAPS/PCCバイトの数と同じ47であってもよい。ODU0レベルのAPS/PCCバイトのカウンタ値が閾値よりも小さくないので、カウンタ値が最も小さいAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される動作が続く。
従って、さらに22μsが経過して時刻が24に達するまでに、ODU0レベルのチャネル2〜24のAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。時刻が24であるときに送信用FIFOメモリ71へ転送されるチャネル24のAPS/PCCバイトのカウンタ値は763である。
時刻が24であるときにODU3レベルのAPS/PCCバイトが更新されるので、ODU3用FIFOメモリ66に、カウンタ値が24であるAPS/PCCバイトが格納される。このときのODU0用FIFOメモリ69に格納されているAPS/PCCバイトのカウンタ値は762である。
従って、さらに1μsが経過して時刻が25になると、カウンタ値が24で最も小さいODU3レベルのAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。それによって、ODU3用FIFOメモリ66は空となる。次いで、ODU0レベルのチャネル25〜48のAPS/PCCバイトのカウンタ値がデクリメントされて761となる。
以後、同様の繰り返しとなり、時刻が48に達するまでに、ODU0レベルのチャネル25〜47のAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。時刻が48であるときにODU3レベルのAPS/PCCバイトが更新されて、ODU3用FIFOメモリ66に、カウンタ値が24であるAPS/PCCバイトが格納される。そして、時刻が49になると、カウンタ値が24で最も小さいODU3レベルのAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。
そして、時刻が50であるときにカウンタ値が737で最も小さいODU0レベルのチャネル48のAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。それによって、ODU0用FIFOメモリ69は空となる。
次いで、時刻が72であるときにODU3レベルのAPS/PCCバイトが更新されて、ODU3用FIFOメモリ66に、カウンタ値が24であるAPS/PCCバイトが格納される。そして、時刻が73になると、カウンタ値が24で最も小さいODU3レベルのAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。
さらに時間が経過して時刻が786になると、ODU0レベルの48チャネル分のAPS/PCCバイトが更新されるので、ODU0用FIFOメモリ69に、カウンタ値が786である48チャネル分のAPS/PCCバイトが格納される。そして、時刻が787になると、カウンタ値が786で最も小さいODU0レベルのチャネル1のAPS/PCCバイトが送信用FIFOメモリ71へ転送される。これ以降は、省略する。
図8に示す伝送装置31によれば、調整によって、更新周期の短いAPS/PCCバイトが先に制御ユニット73へ転送される。それによって、更新周期の長いAPS/PCCバイトの転送中に更新周期の短いAPS/PCCバイトが更新されてしまい、その更新前のAPS/PCCバイトが制御部6へ転送されなくなる、という事態が起こるのを防ぐことができる。また、調整によって、次に更新されるまでの時間の値が閾値よりも小さいAPS/PCCバイトが先に制御ユニット73へ転送される。それによって、制御ユニット73へ転送されないAPS/PCCバイトが発生するのを防ぐことができる。従って、伝送装置31において、制御ユニット73が受け取るAPS/PCCバイトに漏れが生じることによって迂回ルートへの回線の切り替えに関する誤動作が発生するのを防ぐことができる。
また、図8に示す伝送装置31によれば、BLSR用及びODUk用の各FIFOメモリ64〜69に格納されるAPS/PCCバイトにカウンタ値が付されてデクリメントされることによって、各APS/PCCバイトの次に更新されるまでの時間をカウントすることができる。また、図8に示す伝送装置31によれば、APS/PCCバイトを格納するメモリにFIFOメモリ64〜69が用いられることによって、FIFOメモリ64〜69に格納される順番でAPS/PCCバイトを制御ユニット73へ転送することができる。
なお、図6に示す伝送装置31において、BLSRのAPS/PCCバイトの抽出及び転送を行うようにしてもよい。その場合には、伝送装置31のシリアルインターフェース47を、BLSRのAPS/PCCバイトを制御ユニット48へ転送するのに適した時間で転送することができるようにすればよい。また、図7に示す伝送装置31において、BLSRのAPS/PCCバイトの抽出及び転送を行うようにしてもよい。その場合には、伝送装置31に、BLSRのAPS/PCCバイトを転送するBLSR APS用インターフェースを設ければよい。
さらに、図6に示す伝送装置31において、ODUflexレベルのAPS/PCCバイトの抽出及び転送を行うようにしてもよい。その場合には、伝送装置31のシリアルインターフェース47を、最も更新周期が短いAPS/PCCバイトを制御ユニット48へ転送するのに適した時間で転送することができるようにすればよい。また、図7に示す伝送装置31において、ODUflexレベルのAPS/PCCバイトの抽出及び転送を行うようにしてもよい。その場合には、伝送装置31に、ODUflexレベルのAPS/PCCバイトを転送するODUflex APS用インターフェースを設ければよい。また、図8に示す伝送装置31において、ODUflexレベルのAPS/PCCバイトの抽出及び転送を行うようにしてもよい。その場合には、伝送装置31にODUflexレベルのAPS/PCCバイトを格納するODUflex用FIFOメモリを設ければよい。
上述した各実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)フレーム周期の異なる複数の信号を含む多重化信号を受信するとともに前記多重化信号に含まれる回線の切替信号を抽出し、抽出した前記切替信号に基づいて前記各信号の伝送経路を設定する伝送装置であって、抽出された複数の切替情報を、前記信号の種類ごとに振り分けて記憶させる振分部と、前記振分部から出力される前記切替情報の転送順序を、前記切替情報を受信する周期に応じて調整する調整部と、を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記2)フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから回線の切り替えに関する切替情報を抽出する抽出部と、前記抽出部から出力される複数の前記切替情報を、前記信号の種類ごとに振り分ける振分部と、前記振分部から出力される前記切替情報の転送順序を、切替情報を受信する周期に応じて調整する調整部と、前記振分部から出力される複数の前記切替情報を、前記調整部の調整結果に基づいてシリアル転送する転送部と、前記転送部により転送される複数の前記切替情報に基づいて前記信号の伝送経路を設定する経路設定情報を送信する制御部と、前記制御部から送信される前記経路設定情報に基づいて前記伝送経路を設定するスイッチ部と、を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記3)前記調整部は、前記振分部から出力される複数の前記切替情報を、それぞれの次に更新されるまでの時間の情報と対応させて保持し、次に更新されるまでの時間の短い前記切替情報が、次に更新されるまでの時間の長い前記切替情報よりも先に転送されるように調整することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記4)前記調整部は、次に更新されるまでの時間の値が閾値よりも小さい前記切替情報を他の前記切替情報よりも先に転送されるように調整することを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記5)前記調整部は、複数の前記切替情報のそれぞれに対してカウンタ値を設定し、前記切替情報が前記振分部から出力されるタイミングでそれぞれの前記カウンタ値に、対応する前記切替情報の更新される周期に対応する初期値を設定し、それぞれの前記カウンタ値を、前記転送部が前記切替情報を転送する周期に対応するタイミングでデクリメントすることを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記6)前記振分部から出力される複数の前記切替情報を、それぞれの更新される周期ごとに保持する先入れ先出し(FIFO:First−In First−Out)方式のデータ構造を有することを特徴とする付記2〜5のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記7)フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから回線の切り替えに関する切替情報をそれぞれのフレーム周期に基づくタイミングで抽出する抽出部と、前記抽出部から出力される複数の前記切替情報を、フレーム周期が最も短い前記信号に含まれる前記切替情報が更新される周期よりも短い時間でシリアル転送する転送部と、前記転送部により転送される複数の前記切替情報に基づいて前記信号の伝送経路を設定する経路設定情報を送信する制御部と、前記制御部から送信される前記経路設定情報に基づいて前記伝送経路を設定するスイッチ部と、を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記8)フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから回線の切り替えに関する切替情報をそれぞれのフレーム周期に基づくタイミングで抽出する抽出部と、前記抽出部から出力される複数の前記切替情報をそれぞれの更新される周期ごとに振り分ける振分部と、前記振分部から出力される複数の前記切替情報をそれぞれの更新される周期ごとに個別の配線によってパラレル転送する転送部と、前記転送部により転送される複数の前記切替情報に基づいて前記信号の伝送経路を設定する経路設定情報を送信する制御部と、前記制御部から送信される前記経路設定情報に基づいて前記伝送経路を設定するスイッチ部と、を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記9)前記抽出部は、複数の前記伝送経路から入力される非同期の複数の前記信号のそれぞれから前記切替情報を抽出することを特徴とする付記2〜8のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記10)フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから回線の切り替えに関する切替情報をそれぞれのフレーム周期に基づくタイミングで抽出し、抽出される複数の前記切替情報をそれぞれの更新される周期ごとに振り分け、振り分けられる複数の前記切替情報が、次に更新されるまでの時間の短い順に転送されるように調整し、振り分けられる複数の前記切替情報を、調整結果に基づいてシリアル転送し、転送される複数の前記切替情報に基づいて前記信号の伝送経路を設定する経路設定情報を送信し、送信される前記経路設定情報に基づいて前記伝送経路を設定することを特徴とする伝送方法。
(付記11)振り分けられる複数の前記切替情報を、それぞれの次に更新されるまでの時間の情報と対応させて保持し、次に更新されるまでの時間の短い前記切替情報が、次に更新されるまでの時間の長い前記切替情報よりも先に転送されるように調整することを特徴とする付記10に記載の伝送方法。
(付記12)次に更新されるまでの時間の値が閾値よりも小さい前記切替情報を他の前記切替情報よりも先に転送されるように調整することを特徴とする付記11に記載の伝送方法。
1,31 伝送装置
2,42,44 抽出部
3,52,62 振分部
4,63 調整部
5,47,53〜57,72 転送部
6,50,74 制御部
7,33 スイッチ部

Claims (7)

  1. フレーム周期の異なる複数の信号を含む多重化信号を受信するとともに前記多重化信号に含まれる回線の切替信号を抽出し、抽出した前記切替信号に基づいて前記各信号の伝送経路を設定する伝送装置であって、
    抽出された複数の切替情報を、前記信号の種類ごとに振り分けて記憶させる振分部と、
    前記振分部から出力される前記切替情報の転送順序を、前記切替情報を受信する周期に応じて調整し、前記伝送経路を設定する設定部に出力する調整部と、
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  2. フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから回線の切り替えに関する切替情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部から出力される複数の前記切替情報を、前記信号の種類ごとに振り分ける振分部と、
    前記振分部から出力される前記切替情報の転送順序を、切替情報を受信する周期に応じて調整する調整部と、
    前記振分部から出力される複数の前記切替情報を、前記調整部の調整結果に基づいてシリアル転送する転送部と、
    前記転送部により転送される複数の前記切替情報に基づいて前記信号の伝送経路を設定する経路設定情報を送信する制御部と、
    前記制御部から送信される前記経路設定情報に基づいて前記伝送経路を設定するスイッチ部と、
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  3. 前記調整部は、前記振分部から出力される複数の前記切替情報を、それぞれの次に更新されるまでの時間の情報と対応させて保持し、次に更新されるまでの時間の短い前記切替情報が、次に更新されるまでの時間の長い前記切替情報よりも先に転送されるように調整することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記調整部は、次に更新されるまでの時間の値が閾値よりも小さい前記切替情報を他の前記切替情報よりも先に転送されるように調整することを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記調整部は、複数の前記切替情報のそれぞれに対してカウンタ値を設定し、前記切替情報が前記振分部から出力されるタイミングでそれぞれの前記カウンタ値に、対応する前記切替情報の更新される周期に対応する初期値を設定し、それぞれの前記カウンタ値を、前記転送部が前記切替情報を転送する周期に対応するタイミングでデクリメントすることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の伝送装置。
  6. 前記抽出部は、複数の前記伝送経路から入力される非同期の複数の前記信号のそれぞれから前記切替情報を抽出することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の伝送装置。
  7. フレーム周期の異なる複数の信号のそれぞれから回線の切り替えに関する切替情報をそれぞれのフレーム周期に基づくタイミングで抽出し、
    抽出される複数の前記切替情報をそれぞれの更新される周期ごとに振り分け、
    振り分けられる複数の前記切替情報が、次に更新されるまでの時間の短い順に転送されるように調整し、
    振り分けられる複数の前記切替情報を、調整結果に基づいてシリアル転送し、
    転送される複数の前記切替情報に基づいて前記信号の伝送経路を設定する経路設定情報を送信し、
    送信される前記経路設定情報に基づいて前記伝送経路を設定することを特徴とする伝送方法。
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