JP2016129970A - サーマルプリンタおよびゲーム装置 - Google Patents

Abstract

【課題】インクシートの製造コストの上昇を抑え、かつ、容易に複製または書き換えられることのできない印画が可能なサーマルプリンタと、このサーマルプリンタを備えるゲーム装置を提供することを目的とする。【解決手段】プリンタ１は、インクシート１５に塗布された各色インクをサーマルヘッドにより受像紙１１に熱転写することで画像を形成するサーマルプリンタである。インクシート１５は、当該インクシート１５に塗布された各色インクの位置を検出可能な検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを備え、検知マーク５ｄのインクを受像紙１１に熱転写することで、所望の情報を示す画像１０を受像紙１１上に形成している。【選択図】図５

Description

本発明は、サーマルプリンタと、このサーマルプリンタを備えるゲーム装置に関するものである。

近年、ネットワークに接続され、オンデマンドでカードを印画するプリンタと、モニタおよびカード読取装置を備えたゲーム機にてゲームを行う遊戯システムがある。この遊戯システムは、ゲーム機にてゲームを行い、その成績または結果によって、カードに印画されるキャラクタまたは情報が更新される。次回からは更新されたカードの情報をカード読み取り装置に読み込ませて、先回のゲームの成績または結果を踏まえて、次のステージのゲームを行うものである。

カード上にはキャラクタの図柄および能力値が印画されており、それまでのゲームの成績または結果に基づくキャラクタの能力値などの情報は、バーコード等に変換されカードに印画され記録される。そのため、ゲーム機にはキャラクタの図柄および能力値を読み込むための光源およびカメラが設けられ、カード上に印画されたバーコード等からゲームに係る情報を読み取っている。

ゲーム機が備えるプリンタには、キャラクタの図柄および能力値の情報を品位良く印画するために熱転写型のサーマルプリンタが用いられる。このサーマルプリンタは、サーマルヘッドを備え、記録媒体として昇華性染料のインク層を持つインクシートと、サーマルヘッドを加熱してインクシートからインクを転写する受像紙が用いられる。

インクシートは、イエロー、マゼンタおよびシアンの３色のインクと、対磨耗性樹脂材料からなるオーバーコート層の４枚のパネルを１セットとし、直線状に繰り返し配列されている。また、インクシート上にはインクとオーバーコート層の位置検出を目的とした赤外線吸収インクを用いた検知マークが配置されている。検知マークがサーマルプリンタの位置検出センサーを通過することで、センサーの出力が変化し位置検出が行われる。サーマルプリンタは、受像紙上にイエロー、マゼンタおよびシアンを重ね合わせ、さらに、オーバーコート層を転写し、画像を形成する。

サーマルプリンタのインクシートに、イエロー、マゼンタおよびシアンの３色のインクとオーバーコート層の４枚のパネルの他に、赤外線または紫外線吸収インクを用いたパネルを追加することにより、目視できない透明なバーコードをカード表面に設ける方法がある（例えば、特許文献１参照）。

特開平１０−１２９１６１号公報

ゲーム機にて印画されたカードには、キャラクタの図柄および能力値の情報に加えて、それまでのゲームの成績または結果が印画されており、この情報を可視のバーコードを用いて記録する場合は容易に複製されたり、書き換えられたりする恐れがある。

従来のサーマルプリンタでは、不可視のバーコードを記録するため、インクシート上に赤外線または紫外線吸収インクを用いた新たなパネルを追加していた。しかし、インクシート上に新たなパネルを追加すると、加工設備の増設、製造工程の増加等によりインクシートの製造コストが上昇するという問題があった。

そこで、本発明は、インクシートの製造コストの上昇を抑え、かつ、容易に複製または書き換えられることのできない印画が可能なサーマルプリンタと、このサーマルプリンタを備えるゲーム装置を提供することを目的とする。

本発明に係るサーマルプリンタは、インクシートに塗布された各色インクをサーマルヘッドにより記録用紙に熱転写することで画像を形成するサーマルプリンタであって、前記インクシートは、当該インクシートに塗布された前記各色インクの位置を検出可能な検知マークを備え、前記検知マークのインクを前記記録用紙に熱転写することで、所望の情報を示す画像を前記記録用紙上に形成するものである。

本発明に係るゲーム装置は、サーマルプリンタと、前記サーマルプリンタで形成された前記画像を読み取る印画物読取装置とを備える。

本発明に係るサーマルプリンタによれば、インクシートは、当該インクシートに塗布された各色インクの位置を検出可能な検知マークを備え、検知マークを記録用紙に熱転写することで、所望の情報を示す画像を記録用紙上に形成する。

例えば、検知マークは、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有するインクで形成されたり、各色インクのいずれかのインクと類似の色のインクで形成されたりすることで、所望の情報としてゲームに係る情報を示す画像について容易に複製または書き換えられることのできない印画を行うことが可能となる。また、一般にインクシートに設けられる検知マークを用いて、ゲームに係る情報を示す画像を形成することができるため、インクシートの製造コストの上昇を抑えることができる。

本発明に係るゲーム装置によれば、サーマルプリンタと、サーマルプリンタで形成された画像を読み取る印画物読取装置とを備える。

したがって、上記のように、容易に複製または書き換えられることのできない印画を行った、所望の情報としてゲームに係る情報を示す画像を読み取ることができる。そのため、公正なゲームを行うことが可能となる。

実施の形態１に係るゲーム装置の構成図である。 印画物読取装置の構成図である。 インクシートの構成図である。 プリンタ内部での位置検出の仕組みを説明するための図である。 プリンタの印画動作のフローチャートである。 インクシートの検知マークを受像紙に転写する動作概要と印画物とを説明するための図である。 実施の形態１の変形例１におけるインクシートの構成図である。 実施の形態１の変形例２における印画物の構成図である。 実施の形態２における印画物の構成図である。 前提技術における印画動作のフローチャートである。

＜実施の形態１＞
本発明の実施の形態１について、図面を用いて以下に説明する。図１は、実施の形態１に係るゲーム装置の構成図である。ゲーム装置は、プリンタ１、制御部２、印画物読取装置３、表示部４ａおよび操作部４ｂを備える。プリンタ１は、所望の情報を受像紙（記録用紙）に印画する。ここで、所望の情報とはゲームに係る情報である。

制御部２は、プリンタ１、印画物読取装置３、表示部４ａおよび操作部４ｂを制御し、ゲームの処理を行う。印画物読取装置３は、受像紙に印画されているゲームに係る情報を示す画像を読み取り、ゲームに係る情報を前回のゲーム結果として制御部２へ送る。ここで、ゲームに係る情報とは、前回のゲーム結果を示す情報である。表示部４ａは、ゲームの進行に係る表示、ゲームの状況に係る表示、およびゲームの結果を表示する。操作部４ｂは、プレイヤーがゲームに係る選択および入力操作を行うための部材である。

プレイヤーはゲームをプレイするにあたって、プレイヤーが操作部４ｂを操作することにより、ゲームが進行し（例えばゲームに登場するキャラクタの能力またはレベルが変化する）、制御部２はゲームの進行に係る処理を行い、ゲームの進行状況を示す情報を表示部４ａに表示させる。ゲームが終了すると、ゲームの進行状況を示す情報が制御部２からプリンタ１へ送られ、プリンタ１がゲームの結果を印画することにより、ゲームの進行状況を示す情報が受像紙に記録される。次回以降のプレイでは、印画物読取装置３は、受像紙に記録されているゲームの進行状況を示す情報を読み取り、この情報を印画物読取装置３から制御部２に送ることで前回のプレイ結果を引き継いで次のプレイが開始される。そのため、受像紙にはゲームの進行状況を示す情報、すなわち、前回のゲーム結果を示す情報が記録されている。ゲームのプレイヤー間の公平性を保つため、印画されたゲームの進行状況を示す情報は、容易に複製されたり、書き換えられたりすることを防ぐ必要がある。

次に、印画物読取装置３の構成について説明する。図２は、印画物読取装置３の構成図である。印画物読取装置３は、光源１４と、受像紙１１に印画されたゲームに係る情報を読み取るＣＣＤカメラ１３とを備える。印画物読取装置３は、光源１４から光を印画物１６に照射し、印画物１６からの反射光をＣＣＤカメラ１３にて読み取る。光源１４から印画物１６に照射される光として例えば赤外光が用いられ、ＣＣＤカメラ１３として赤外線フィルタが搭載されたものが用いられる。

また、例えばＣＣＤカメラ１３に搭載されるフィルタとして紫外帯域または可視光帯域など複数種類のフィルタを設けて、また、光源１４としてフィルタに対応する光源を複数種類設けて、印画物１６から複数種類のそれぞれの光源に対応するゲームに係る情報を読み取ってもよい。

次にプリンタ１について説明する。図３は、インクシート１５の構成図である。プリンタ１は、サーマルヘッドを用いた熱転写型プリンタ（サーマルプリンタ）であり、記録媒体として昇華性染料インク層を持つインクシート１５と受像紙１１（図２参照）が用いられる。プリンタ１は、インクシート１５に塗布された各色インクをサーマルヘッドにより受像紙１１に熱転写することで画像を形成する。プリンタ１は、受像紙１１にインクシート１５に塗布された各色インク（イエロー７ａ、マゼンタ７ｂ、シアン７ｃ、およびオーバーコート層７ｄ）を重ね合わせ、画像を印画（形成）する。インクシート１５は、基材６と、基材６の上面に塗布された染料層７および透明の赤外線吸収層５を備える。染料層７は、イエロー７ａ、マゼンタ７ｂ、およびシアン７ｃの３色と、対磨耗性樹脂からなるオーバーコート層（ＯＰ）７ｄの４種類のパネルを１セットとし、直線状に繰り返し配置されている。

また、赤外線吸収層５は、インクシート１５の各色インクの位置を示す検知マークとして用いられ、プリンタ１の外部からの漏れ光による誤検出を防止するために、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有する赤外線吸収インクを用いて形成されている。ここで、赤外線吸収インクの代わりに紫外線吸収インクを用いて検知マークを形成することも可能である。この場合、図２に示すように、光源１４から印画物１６に照射される光として紫外光が用いられ、ＣＣＤカメラ１３として紫外線フィルタが搭載されたものが用いられる。

赤外線吸収層５は、イエロー７ａの位置を検出する検知マーク５ａ、マゼンタ７ｂの位置を検出する検知マーク５ｂ、シアン７ｃの位置を検出する検知マーク５ｃおよびオーバーコート層７ｄの位置を検出する検知マーク５ｄを１セットとし、各色インクが塗布された領域間に繰り返し配置されている。検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄは、インクシート１５の基材６上に塗布されたインクの色の種類、およびインクの位置の情報を示すマークであり、熱転写型プリンタでは、各色を重ね合せて画像を形成し印画を行う特性上、非常に高いインクの位置検出精度が求められる。

次に、インクシート１５に塗布された各色のインクの位置検出の詳細について説明する。図４は、プリンタ１の内部での位置検出の仕組みを説明するための図である。プリンタ１は、インクシート１５の検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを検出するための発光センサー８と、受光センサー９とを備える。インクシート１５の染料層７および基材６は赤外線を透過するが、赤外線吸収層５は赤外線吸収インクを用いて形成されているため赤外線を吸収する。プリンタ１では、赤外線の透過および不透過を受光センサー９で読み取ることにより、インクシート１５の位置検出を行っている。

また、図５は、プリンタ１の印画動作のフローチャートであり、図１０は、前提技術における印画動作のフローチャートである。図１０に示すように、前提技術においては、印画動作がスタートすると、インクシート１５が送り出され、検知マーク５ａが発光センサー８および受光センサー９を通過する。これにより、プリンタ１は、検知マーク５ａを検出して位置情報を認識する（ステップＳ１１）。サーマルヘッドからインクシート１５に熱エネルギーが印加され、イエロー７ａが受像紙１１上に印画される（ステップＳ１２）。

イエロー７ａの印画が終了すると、インクシート１５がさらに送り出され、検知マーク５ｂが発光センサー８および受光センサー９を通過する。これにより、プリンタ１は、検知マーク５ｂを検出して位置情報を認識する（ステップＳ１３）。サーマルヘッドからインクシート１５に熱エネルギーが印加され、マゼンタ７ｂが受像紙１１上に印画される（ステップＳ１４）。

この一連の動作が検知マーク５ａから検知マーク５ｄまで繰り返し行われ（ステップＳ１５からステップＳ１７）、最終的にオーバーコート層７ｄの印画が終了すると（ステップＳ１８）、印画動作が終了し、印画物１６がプリンタ１から排紙される。

続いて実施の形態１に係るプリンタ１の印画動作について図５を用いて説明する。検知マーク５ａから検知マーク５ｃまでの動作（ステップＳ１からステップＳ６）は前提技術の場合（ステップＳ１１からステップＳ１６）と同様であるため説明を省略する。実施の形態１では、プリンタ１は、検知マーク５ｄを検出すると（ステップＳ７）、赤外線吸収インクで形成される検知マーク５ｄ自体を受像紙１１上に印画する（ステップＳ８）。すなわち、プリンタ１は、検知マーク５ｄのインクを受像紙１１に熱転写することで、ゲームに係る情報を示す画像を受像紙１１上に形成する。

これにより、前提技術においてインクの重ね合せでは実現が難しかった赤外線を吸収する機能を有する画像１０（図２参照）を受像紙１１上に形成することが可能となる。次に、プリンタ１は、オーバーコート層７ｄを印画した後（ステップＳ９）、印画動作が終了し、印画物１６がプリンタ１から排紙される。

実施の形態１に係るプリンタ１の印画動作によれば、印画後のインクシート１５および印画物１６は、例えば図６に示すように、印画後のインクシート１５（熱が加わった跡を模式的に表している）となり、印画物１６が形成される。図６は、インクシート１５の検知マーク５ｄを受像紙１１に印画する動作概要と印画物１６とを説明するための図である。より具体的には、図６（ａ）は、インクシート１５の構成図であり、図６（ｂ）は印画物１６の構成図である。ここで、検知マーク５ｄの一部は、目視はできないもののゲームに係る情報を示す画像１０として受像紙１１上に印画される。

以上のように、実施の形態１に係るプリンタ１によれば、インクシート１５は、当該インクシート１５に塗布された各色インクの位置を検出可能な検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを備え、検知マーク５ｄのインクを受像紙１１に熱転写することで、所望の情報を示す画像１０を受像紙１１上に形成する。

例えば、検知マーク５ｄは、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有するインクで形成されることで、所望の情報としてゲームに係る情報を示す画像１０について容易に複製または書き換えられることのできない印画を行うことが可能となる。また、一般にインクシートに設けられる検知マーク５ｄを用いて、ゲームに係る情報を示す画像１０を形成することができるため、インクシート１５の製造コストの上昇を抑えることができる。

ゲーム装置は、プリンタ１と、プリンタ１で形成された画像を読み取る印画物読取装置３とを備える。したがって、上記のように、容易に複製または書き換えられることのできない印画を行った、所望の情報としてゲームに係る情報を示す画像１０を読み取ることができる。そのため、公正なゲームを行うことが可能となる。

検知マーク５ｄは、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有するインクで形成されるため、ゲームに係る情報を示す画像１０を目視できないようにして、複製難度および書き換え難度を高めることができる。

また、図７（ａ），（ｂ）に示すように、受像紙１１上に転写された各色インクのいずれかのインクと類似の色のインクで検知マーク５ｄを形成することで、ゲームに係る情報を示す画像１０を目視で判別し難くしてもよい。図７は、実施の形態１の変形例１におけるインクシート１５の構成図である。より具体的には、図７（ａ）は、実施の形態１の変形例１におけるインクシート１５の平面図であり、図７（ｂ）は、実施の形態１の変形例１におけるインクシート１５の断面図である。

図７（ａ），（ｂ）に示すように、インクシート１５は、例えばイエロー７ａ、マゼンタ７ｂ、シアン７ｃ、およびそれ以外の色のインク７ｅを備え、検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄは、例えばインク７ｅと類似の色で着色された赤外線吸収インクで形成されている。なお、検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄは、イエロー７ａ、マゼンタ７ｂ、およびシアン７ｃのいずれかのインクと類似の色のインクで形成されてもよい。

このように、検知マーク５ｄは、各色インクのいずれかのインクと類似の色のインクで形成されるため、印画物１６の画像の中にゲームに係る情報を示す画像１０を紛れさせるように印画し、目視し難くして、複製難度および書き換え難度を高めることができる。

さらに、図８に示すように、可視光で判別できる染料層７（各色インク）と赤外線で判別できる赤外線吸収層５（検知マーク）を重ね合わせて印画し、印画領域を並存させることにより、２種類（複数）のゲームに係る情報を示す画像１０を印画してもよい。ここで、染料層７による画像および赤外線吸収層５による画像は、互いに異なるゲームに係る情報を示す画像である。図８は、実施の形態１の変形例２における印画物１６の構成図である。より具体的には、図８（ａ）は、実施の形態１の変形例２における印画物１６の断面図であり、実施の形態１の変形例２における印画物１６の平面図である。

このように、ゲームに係る情報を示す画像１０は重ね合わせて複数形成され、その１つは各色インクで形成される画像であり、他の１つは検知マークのインクで形成される画像であるため、ゲームに係る情報を示す画像１０の複製難度および書き換え難度をさらに高くすることができる。なお、赤外線吸収層５で印画されるゲームに係る情報を示す画像としては、例えば、汎用のバーコードまたは２次元バーコードを利用することも可能である。

＜実施の形態２＞
次に、実施の形態２に係るプリンタ１およびゲーム装置について説明する。図９は、実施の形態２における印画物１６の構成図である。なお、実施の形態２において、実施の形態１で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。図９に示すように、インクシート１５に５種類目のインクのパネルを設け、受像紙１１の互いに異なる箇所に、ゲームに係る情報を示す画像（赤外帯域）１０と、別のゲームに係る情報を示す画像（可視光帯域）１２を印画することで、ゲームに係る情報を示す画像を形成する。画像１２は、インクシート１５に塗布された各色インクを受像紙１１に熱転写することで形成される。

ここで、５種類目のインクのパネルは、インクシート１５において、イエロー７ａ、マゼンタ７ｂ、およびシアン７ｃの３色と、オーバーコート層（ＯＰ）７ｄの４種類のパネルに続いて設けられる。また、５種類目のインクのパネルは、例えばイエロー７ａ、マゼンタ７ｂ、シアン７ｃ、およびそれ以外の色のインクのうちいずれかである。

また、５種類目のインクのパネルに、ゲームに係る情報を示す画像（赤外帯域）１０と同様の赤外線吸収インクを用いて、受像紙１１に別のゲームに係る情報を示す画像（赤外帯域）を複数種類形成することも可能である。

以上のように、実施の形態２に係るプリンタでは、インクシート１５は、ゲームに係る情報を形成するための検知マーク５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄと異なるインクのパネルを有するため、受像紙１１にゲームに係る情報を示す画像１０，１２を複数種類形成することができ、ゲームに係る情報を示す画像１０，１２の複製難度および書き換え難度をさらに高くすることができる。

また、５種類目のインクのパネルは、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有するため、ゲームに係る情報を示す画像を目視できないようにして、複製難度および書き換え難度をさらに高めることができる。

なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。

１ プリンタ、３ 印画物読取装置、５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄ 検知マーク、７ａ イエロー、７ｂ マゼンタ、７ｃ シアン、１０ 画像、１１ 受像紙、１２ 画像、１５ インクシート。

Claims (8)

1. インクシートに塗布された各色インクをサーマルヘッドにより記録用紙に熱転写することで画像を形成するサーマルプリンタであって、
   前記インクシートは、当該インクシートに塗布された前記各色インクの位置を検出可能な検知マークを備え、
   前記検知マークのインクを前記記録用紙に熱転写することで、所望の情報を示す画像を前記記録用紙上に形成する、サーマルプリンタ。
2. 前記検知マークは、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有するインクで形成される、請求項１記載のサーマルプリンタ。
3. 前記検知マークは、前記各色インクのいずれかのインクと類似の色のインクで形成される、請求項１記載のサーマルプリンタ。
4. 前記所望の情報はゲームに係る情報である、請求項１記載のサーマルプリンタ。
5. 前記ゲームに係る情報を示す画像は重ね合わせて複数形成され、その１つは前記各色インクで形成される画像であり、他の１つは前記検知マークのインクで形成される画像である、請求項４記載のサーマルプリンタ。
6. 前記所望の情報はゲームに係る情報であり、
   前記インクシートは、前記ゲームに係る情報を形成するための前記検知マークと異なるインクのパネルを有する、請求項１記載のサーマルプリンタ。
7. 前記インクのパネルは、可視光帯域外の波長光を吸収する特性を有する、請求項６記載のサーマルプリンタ。
8. 請求項１から請求項７のいずれか１つに記載のサーマルプリンタと、
   前記サーマルプリンタで形成された前記画像を読み取る印画物読取装置と、
   を備える、ゲーム装置。

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