JP2020044813A - 熱転写インクリボンおよび間接熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写インクリボンおよび間接熱転写記録方法 Download PDF

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徳顕 樋口
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Abstract

【課題】ロゴ等の特色を含むパターンの記録を行う場合や、特殊な機能性インクによる記録を行う場合でも余分な工程を必要とせず、熱転写インクリボンを余分に消費することなく記録することができる熱転写インクリボンを提供する。【解決手段】耐熱性の基材フィルム上に、それぞれ熱転写インクからなる互いに異なる色の複数のインクパネルが、面順次に所定の色数分を一組として複数組設けられ、インクパネルが、少なくとも画像が記録される記録媒体の被記録領域と同等の面積を有し、一組の内の少なくとも1つのインクパネルの一部に、インクパネルのいずれとも異なる色の特色熱転写インク、または、通常の熱転写インクと異なる視覚効果を呈する熱転写インク、からなる特色インク部が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、間接熱転写方式のプリンタに用いられる熱転写インクリボンに関し、より詳しくは、特殊な色相やパターンの情報であっても、プリンタでの熱転写工程を増やすことなく、正確に記録できる熱転写インクリボンおよび間接熱転写記録方法に関する。
従来からクレジットカード、ショップカード、会員証などで代表されるIDカードには、その所有者を特定するための氏名、会員番号、顔写真などの個人属性情報や、ショップカードであれば店名やマーク、ロゴなどの識別情報が記録される。また合わせてセキュリティ機能として、複雑なパターンやホログラム、特殊インクでの印刷などがカード表面にプリントされることもある。
こういったIDカードへの情報記録に従来用いられてきたオフセット印刷やスクリーン印刷のための装置は、大型で高価であり、前準備に時間がかかり少量の製造や個別情報の記録には適用が難しいことから、近年ではデジタルプリント方式によるプリンタが利用されるようになり、個別情報のカードへの記録が容易にできるようになってきた。各種のプリンタの中でも、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、墨(K)のカラーインク層を設けた熱転写インクリボンからサーマルヘッドで所望の文字・画像イメージを記録媒体に熱転写記録する熱転写記録方式のプリンタは、簡単な機構で高い印画品質が得られることが知られている。
熱転写記録方式には、熱転写インクリボンから直接記録媒体に画像を熱転写記録する直接熱転写方式と、熱転写インクリボンから一旦中間転写フィルム上に画像を熱転写記録し、次いでヒートローラ等の加熱加圧手段で記録媒体上に画像を再転写する間接熱転写方式のものがあり、いずれも印画品質も高く顔写真や文字情報が細部まで再現可能であることが知られている。また画像の記録以外にも、各種の機能層を付加した熱転写インクリボンを用いることで、記録媒体へのカラー画像や墨文字の記録以外に、特殊な記録を行える。
図6は、従来の熱転写インクリボンを用いて間接熱転写記録方式により熱転写記録を行う一般的な態様を示す模式図であり、カラー記録用の3原色であるC、M、Y、文字記録用のK、接着層となるプライマの各パネルが面順次に塗り分けられた熱転写インクリボンを用い、中間転写フィルム100の記録エリア101に顔写真102、マーク103を記録している。次いで、文字記録104を行った後にプライマパネルから記録媒体に再転写される領域全体に亘って接着層105を転写している。
この場合、マーク103もCMYの重ねにより記録しているが、ブランドや企業のマークやロゴなどは、特徴的な色(特色)であることが多く、CMYの重ねでは色再現域の限界から正確に再現することが困難な場合があった。そのため従来は、図7に例示したように、特色熱転写インクのパネルを必要な色数分、熱転写インクリボンに追加し、特色を含むマークやロゴなどはこの特色熱転写インクを転写することで記録を行うことが行われていた。またこのとき、特色のインクパネルを、特殊な機能性インクのパネルとして、記録媒体に特殊な機能を持たせることも行われていた。機能性インクとしては、例えば蛍光インク、赤外吸収インク、パールインクなど種々のものが知られており、熱転写インクに適用できるものが好適に利用され、記録媒体にセキュリティ性を持たせたり、特殊な視覚効果を生じさせるなどのために利用されている。
例えば特許文献1には、帯状の基材の一方の面上に、イエロー、マゼンタ、シアンの各
カラーインク層と、それに続いて実質的に無色透明で紫外線の照射により赤色、緑色、青色に発光する各発光カラーインク層を併置した熱転写インクリボンが開示され、発光カラーインク層により紫外線を照射したときにのみ見える画像が形成できることで、特殊な視覚効果の画像の記録が行え、セキュリティ性の向上した認証用画像形成物を提供できるとしている。しかしながらこのように特殊インクパネルを追加した熱転写インクリボンでは、特殊インクパネルの記録を行うために余分な工程が必要となってしまい、記録に時間がかかるため効率的でないという問題があった。
また、インクパネルを追加した分、熱転写インクリボンが長くなり、巻回したロールの径が大きくなってしまうという問題もあった。そしてグラビア印刷で熱転写インクリボンを製造する際、直径の大きな印刷シリンダーを別に用意する必要があった。さらに、例えば上記の発光カラーインクのような、イエロー、マゼンタ、シアン、黒色以外の特殊インクや特色インクでマークやロゴなどを記録する場合、ロゴ、マーク、紋章などが各インク層の面積に対して小さなものである場合でも、転写の際にはインク層全体を使用するため、その大部分が無駄になってしまっていた。また記録画像の精細度が記録ヘッドであるサーマルヘッドの精細度で限定され、より高精細なパターンの再現は不可能であった。
特開2000−225774号公報
本発明は以上の様な従来技術の課題を解決することを課題とし、熱転写記録において、通常のカラー熱転写記録と共に、ロゴや紋章など特色を含むパターンの記録を行う場合や、特殊な機能性インクによる記録を行う場合でも、余分な工程を必要とせず、また熱転写インクリボンを余分に消費することなく記録することができる熱転写インクリボンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、
熱転写インクリボンであって、耐熱性の基材フィルム上に、それぞれ熱転写インクからなる互いに異なる色の複数のインクパネルが、面順次に所定の色数分を一組として複数組設けられ、前記インクパネルが、少なくとも画像が記録される記録媒体の被記録領域を覆う大きさを有し、前記一組の内の少なくとも1つの前記インクパネルの一部に、前記インクパネルのいずれとも異なる色の特色熱転写インク、または、通常の熱転写インクと異なる視覚効果を呈する熱転写インク、からなる特色インク部が設けられていることを特徴とする熱転写インクリボンである。
また請求項2に記載の発明は、
前記インクパネルが、シアン、マゼンタ、イエロー、墨の4色のインクパネルを有することを特徴とする請求項1に記載の熱転写インクリボンである。
また請求項3に記載の発明は、
前記通常の熱転写インクと異なる視覚効果を呈するインクが、蛍光インク、パールインク、赤外線吸収インク、赤外線反射インク、赤外線透過インク、カラーシフトインクのうちから選択された特殊インクであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写インクリボンである。
また請求項4に記載の発明は、
前記特色インク部に、ロゴ、マーク、紋章、細紋、ホログラムパターンのうち少なくとも一つを含むプレパターンが、あらかじめ形成されてなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の熱転写インクリボンである。
また請求項5に記載の発明は、
前記一組のインクパネルに続いて、接着層であるプライマパネルが設けられてなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱転写インクリボンである。
また請求項6に記載の発明は、
熱転写インクリボンとサーマルヘッドを用いて中間転写フィルムに設けられた受像層に記録画像を形成し、形成された記録画像を記録媒体の被記録領域に熱圧転写することで記録媒体に画像を記録する間接熱転写記録方法であって、前記受像層に、請求項1から5のいずれかに記載の熱転写インクリボンから、記録画像の画像データに応じて前記インクパネルの熱転写インクを順次転写し、前記特色インク部が設けられているインクパネルにおいては、当該インクパネルの熱転写インクと特色インク部を同一の工程で転写することを特徴とする間接熱転写記録方法である。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、少なくとも画像が記録される記録媒体の被記録領域と同等の面積を有するインクパネルの一部に特色インク部が設けられているため、当該インクパネルの転写を行う工程と同一の工程で、特色インク部の部分では、当該インクパネルとは異なる色の特色インクまたは通常の熱転写インクと異なる視覚効果を呈するインクからなる特色インク部の転写を行うことができ、余分な工程を要することなく効率的に特色インク部の熱転写記録を行うことができる。例えば前記特色インクを、3原色の色重ねでは熱ムラや色再現範囲の限界から安定して正確に再現することが難しい特色の熱転写インクとすれば、この様な特色を色重ねではなく1回の工程の転写で記録できるため、安定して正確に再現して熱転写記録できる。この様な特色は、ロゴやマーク、紋章などでしばしば使用されるため、利便性が高い。
また、特色インク部はインクパネルの一部、すなわち必要な一部のみに設けられているため、特色インクを無駄に消費してしまうことがない。また特色インク部を機能性インクとすれば、記録媒体にセキュリティ性などを付与できる。また特色インク部はインクパネルの一部に設けられ、前記一組のインクパネル全体の長さが長くなることが無く、熱転写インクリボンをロール状に巻回したときにロール径が大きくなってしまうことが無い。
また請求項2に記載の発明によれば、通常の3原色の色重ねで記録できるカラー画像や墨単色の文字画像を順次熱転写記録できる。
また請求項3に記載の発明によれば、特色インク部を通常の熱転写インクと異なる視覚効果を生じる特殊インクとすることで、蛍光インクであれば紫外線を照射することで蛍光を発し、パールインクであれば真珠様光沢を呈し、赤外線吸収インク、赤外線反射インクおよび赤外線透過インクであれば赤外線を照射することで可視光では見えないパターン等が浮き出させ、カラーシフトインクであれば見る角度により異なる色相を呈するといった特殊な視覚効果を有するパターンを記録媒体に熱転写記録でき、例えば記録媒体に偽造防止効果を付与でき、セキュリティ性を持たせる等の効果が得られる。
また請求項4に記載の発明によれば、特色インク部に、例えば熱転写記録の記録ヘッドであるサーマルヘッドの解像度よりも高精細なパターンをあらかじめグラビア印刷等の他の方法でプレパターンとして形成しておき、熱転写記録のときはプレパターン全体をベタ転写することで、サーマルヘッドの解像度に係り無く、高精細なプレパターンを転写記録
でき、高精細なロゴ、細紋、ホログラムパターンなどを容易に熱転写記録できる。
また請求項5に記載の発明によれば、間接熱転写方式で記録を行う際に、中間転写フィルムにインクパネルから転写された記録画像に、プライマパネルの接着層を重畳して転写することができ、中間転写フィルムから記録媒体に再転写したときの記録媒体との接着性をより高めることができる。
また請求項6に記載の発明によれば、間接熱転写記録方法において、顔写真などの通常のカラー画像や墨文字画像は記録画像の画像データに応じてインクパネルの熱転写インクを順次熱転写して記録し、前記特色インク部が設けられているインクパネルでは、特色インク部から、特色を有するロゴ、マーク、紋章や、前記特殊インクによるパターン、前記プレパターン等を、当該インクパネルの熱転写工程と同一の工程で熱転写することで、特色インク部の転写のために余分の工程を必要とせず、効率的に熱転写記録が行える。
本発明の熱転写インクリボンの一形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。 本発明の熱転写インクリボンの第2の形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。 本発明の熱転写インクリボンの第3の形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。 本発明の熱転写インクリボンの第4の形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。 本発明の熱転写インクリボンを直接熱転写記録方式に適用した形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。 従来の熱転写インクリボンの形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。 従来の熱転写インクリボンの形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また同等の部材等には同じ符号を付して説明を省略することがある。
図1は、本発明の熱転写インクリボンの一形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。本実施形態の熱転写インクリボン10は、耐熱性の基材フィルムの片面にシアン、マゼンタ、イエロー、墨の4色のインクパネルが面順次に設けられ、続いてプライマパネルが設けられて一組を構成している間接熱転写記録用の熱転写インクリボンである。ただし、シアン、マゼンタ、イエローのインクパネルは、その一部が特色1、特色2、特色3の特色インク部となっている。シアン、マゼンタ、イエローの熱転写インクの領域と特色1、特色2、特色3の熱転写インクの領域とは、記録する画像の位置、大きさ等の記録仕様に応じて適宜設定し、区分けしておけば良い。
中間転写フィルム100は、耐熱性の基材の片面に、剥離層と受像層を含む2層以上の多層構造からなる転写層を有している。中間転写フィルム100の幅C´と記録エリア101の搬送方向(矢印Aの方向)の長さB´、および熱転写インクリボン10の幅Cと特色インク部を含む各インクパネルの搬送方向の長さBは、少なくとも最終的に記録が行われる記録媒体の被記録領域を覆う大きさを有する様に設定される。
熱転写インクリボン10と中間転写フィルム100は、受像層とインクパネルが対向する様に重ねて搬送方向に搬送されつつ、幅方向に亘って設けられたサーマルヘッド(図示せず)で長さBに亘って走査しつつ加熱されて中間転写フィルム100の受像層に所定の画像を熱転写記録する。同様に、各インクパネルの熱転写インクが、順次記録エリア101に重ねて記録される。なお、熱転写インクリボン10および中間転写フィルム100は通常ロール状に巻かれた態様で供給され、ロールから順次巻き出されながら使用される。
このとき、顔写真などの一般的なカラー画像22は、インクパネルの一般的な3原色であるシアン、マゼンタ、イエローの熱転写インクの色重ねにより記録され、一般的な3原色の色重ねでは再現が困難な特色を有する特色パターン103は、特色熱転写インクである特色1、特色2、特色3の熱転写インクにより記録される。各特色熱転写インクの色は、特色パターン103の色に応じて適宜設定して設ければ良い。
熱転写インクリボン10は通常、図4に示す様に記録エリア101の長さB´に合わせて搬送方向の長さBに亘って転写されることで1色の熱転写記録が行われ、これを1工程と称することとすると、本発明の熱転写インクリボン10では、同じ長さBに亘っての転写で、例えばシアンと特色1の、2色分の記録が1回の工程で行える。また、特色の記録が可能であるにもかかわらず、一組のインクパネル全体の長さが長くならず、熱転写インクリボン10のロール径も大きくなってしまうことが無い。
次いで、墨インクにより文字情報104が記録され、さらに、記録媒体に再転写される領域全体に亘ってプライマパネルから接着層105が転写される。すなわち、搬送方向の長さBに亘っての熱転写を5回繰り返すことで、シアン、マゼンタ、イエロー、特色1、特色2、特色3、墨の7色の熱転写記録およびプライマの転写が行われるため、図7に示した従来の熱転写インクリボンによる工程と比べ効率的である。その後、中間転写フィルム100は接着層105が転写された側を最終的な記録媒体と対向させて重ね合せ、熱圧転写により記録媒体に記録が転写される。
図2は、本発明の熱転写インクリボンの第2の形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。本実施形態においては、特色インク部がインクパネルの右上隅に設けられている。特色インク部の転写により記録が行われる特色パターン(ロゴ)106の領域が、記録エリアの右上隅のみである場合、このような態様とすることができる。記録の工程は図1に示した形態と同様である。
なお、図1、図2に示した例では、特色インク部がCMYのインクパネル全てに、すなわち3箇所に設けられているが、必要な特色の数に応じて1箇所または2箇所でも良い。本実施形態では、特色インク部が、特色パターン106を形成するのに必要な部分のみに設けられ、特色インクが無駄になってしまうことが少ない。また本実施形態においても、熱転写を5回繰り返すことで、7色の熱転写記録およびプライマの転写が行われるため、効率的である。
図3は、本発明の熱転写インクリボンの第3の形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。本実施形態では、特色インク部31は墨のインクパネルの一部に設けられている。ここで特色インク部31に設けられたパターンは、あらかじめ通常のグラビア印刷により形成されたプレパターン(マーク)32である。すなわち、特色インク部31では、2層の熱転写性のバインダー層の中間に、グラビア印刷によりプレパターン32が印刷されて設けられている。
中間転写フィルム100に転写する際は、前述の形態のようにサーマルヘッドによりパターンを形成するのではなく、特色インク部31からプレパターン32を含む部分をべた
で熱転写することで、中間転写フィルム100にプレパターン32が熱転写記録される。プレパターン32としては、ロゴ、マーク、紋章、細紋などをグラビア印刷により設けることができるが、グラビア印刷による方法以外にも、いわゆるホログラムパターンを設けることもできる。本実施形態においても、熱転写を5回繰り返すことで、4色の熱転写記録に加えて特色インク部31およびプライマの転写が行われるため、効率的である。
図4は、本発明の熱転写インクリボンの第4の形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。本実施形態では、図3に示した実施形態と同様に墨のインクパネルに特色インク部41が設けられている。特色インク部41には、セキュリティパターンとして真珠様の光沢を有するパールインクによる印刷パターン42がプレパターンとしてあらかじめ設けられている。設ける方法は、前述の第3の実施形態と同様とすることができる。
これにより、単なる視覚情報としてのマークに限らず、セキュリティ性のあるパターンを形成することが可能となる。印刷パターン42は、パールインク以外にも、蛍光インク、赤外線吸収インク、赤外線反射インク、赤外線透過インク、カラーシフトインク等を好適に使用できる。本実施形態においても、熱転写を5回繰り返すことで、4色の熱転写記録に加えて特色インク部41およびプライマの転写が行われるため、効率的である。
本発明の熱転写インクリボンは、これまで説明した間接熱転写記録方式に限らず、記録媒体に熱転写インクリボンから直接、熱転写インクを転写する直接熱転写記録方式にも適用可能である。
図5は、本発明の熱転写インクリボンを直接熱転写記録方式に適用した形態およびそれを用いた熱転写記録の模式図である。本実施形態の熱転写インクリボン50は、シアン、マゼンタ、イエロー、墨の4色のインクパネルに続いて、保護層を形成するためのオーバーコートパネルが設けられて一組を構成している。
熱転写インクリボン50と記録媒体であるカード200は、カード200の記録面とインクパネルが対向する様に重ねて搬送方向に搬送されつつ、サーマルヘッド(図示せず)で加熱されてカード200にシアン、マゼンタ、イエロー、特色1、特色2、特色3、墨の7色の熱転写記録が行われ、さらにカード200の略全面を覆うように保護層205がオーバーコートパネルから転写され記録画像を保護する。この場合にも、間接熱転写方式の場合と同様に、インクパネルからの転写回数を減らすことができ、効率的な記録が行える。
なお、特に図示していないが、本発明の熱転写インクリボンには、各インクパネルの搬送方向の位置、幅方向の搬送ズレ、熱転写インクリボンの先端および終端を公知のセンサ類で検出するためのセンサマークを適宜設けても良い。
本発明の熱転写インクリボンの色剤としては、カラー画像形成用として昇華性染料を用いることもできるが、パスポートやIDカードといった個人認証媒体に用いるためには、より耐久性の高い色材が望ましく、顔料を用いた熱溶融型インク層とすることが望ましい。
各インクパネルに用いる顔料としては、種々の公知の顔料を使用することができ、例えばカーボンブラック、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、チオインジゴ系、アンスラキノン系、イソインドリノン系等の顔料が挙げられる。これらは、2種類以上を組み合わせて使用することも可能であり、また色相調整のために公知の染料を添加しても良い。
これら色材を有する各インク層のバインダー樹脂としては、例えば、ブチラール樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、スルホンアミド樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、石油系樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、スチレン及びその誘導体、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ヒドロキシメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類及びメタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単量体の単独あるいは共重合体などを用いることができる。また、これらの樹脂は2種類以上混合して用いることもできる。
また、各色のインクパネルの熱転写インクには前記顔料やバインダー樹脂の他に、適宜、離型剤、軟化剤、界面活性剤といった添加剤を添加することができる。
このようにして形成される本発明の熱転写インクリボンの基材としては、コンデンサペーパー等の紙、またはポリエステルフィルム、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリプロピレンフィルム、あるいはセロファン等が挙げられるが、特に耐熱性や取り扱いの容易性等を顧慮するとポリエステルフィルムが好ましく、具体的にはPET(ポリエチレンテレフタレート)やPEN(ポリエチレンナフタレート)等が好ましい。尚、基材の厚みは、機械的強度、取り扱いの容易さ、あるいは入手の容易性等から2〜50μmが良いが、より好ましくは2〜16μmが好適である。
また、基材には、前記各色のインクパネルに対して反対面側にバックコート層を必要に応じて設けることができ、バックコート層としてはサーマルヘッドの熱源に密着する層であり、主に耐熱性や滑り性が求められるが、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、ウレタンシリコーン樹脂、あるいはこれらにシリコーンオイルやワックス、油脂、微粒子などを添加した公知のものを適宜選択することができる。
熱転写インクリボンを用いて多色画像が形成される中間転写フィルムは、前述のように剥離層と受像層を含む2層以上の多層構造からなる転写層を有している。
中間転写フィルムの基材は、熱転写インクリボンなどの基材と同様、PETやPENが好ましく、その厚さには特に制限はないが、プリンタの搬送性等を考慮すると一般的には9〜300μmであり、サーマルヘッドによる多色画像の形成及び記録媒体への転写時の熱ロール加熱などを考慮すると、12〜100μmがより好ましい。
剥離層は、光透過性を有しており、典型的には透明であることが望ましい。そこで、剥離層102の材料としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、セルロース系樹脂、ポリアセタール樹脂、あるいはUV硬化樹脂等の各種樹脂を用いることができ、これらの樹脂にシリコンやフッ素系のパウダーや添加剤、あるいはポリエステル樹脂や各種天然ワックス類、合成炭化水素系ワックス、脂肪族アルコールと酸系ワックス、脂肪酸エステルとグリセライト系ワックス、アミン及びアマイド系ワックス、高級脂肪酸金属塩などを添加したものなどを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
受像層としては、熱可塑性樹脂で、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸エチル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルプチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、エチレンアクリル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ロジン、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴム、ポリ塩素化オレフィン、セルロース誘導体等の1種又は2種以
上の熱可塑性樹脂を主成分として用いることができる。
また、剥離層と受像層の間にアンカー層や印刷層、OVD層などを設けてもなんら問題はない。
以上説明したように、本発明の熱転写インクリボンによれば、特色のインクや特殊な機能性インクの記録を行う場合でも、そのために余分な回数の転写を行う必要が無く、効率的に記録が行える。また、熱転写インクリボンの長さが長くなってしまうことが無く、グラビア印刷での製造時においては、特色を加えない熱転写インクリボンと同じシリンダーを使用できる。また熱転写インクリボンをロール状としたときの直径が大きくならず、プリンタ等の装置に影響が出ない。さらに、特色インク部を必要な部分のみに設けるため、インクの無駄を減らすことができる。
10、20、30、40、50、60、70・・・熱転写インクリボン
31、41・・・特色インク部
32・・・プレパターン
42・・・印刷パターン
100・・・中間転写フィルム
101・・・記録エリア
102・・・顔写真
103、106・・・特色パターン
104・・・文字情報
105・・・接着層

Claims (6)

  1. 熱転写インクリボンであって、耐熱性の基材フィルム上に、それぞれ熱転写インクからなる互いに異なる色の複数のインクパネルが、面順次に所定の色数分を一組として複数組設けられ、前記インクパネルが、少なくとも画像が記録される記録媒体の被記録領域と同等の面積を有し、前記一組の内の少なくとも1つの前記インクパネルの一部に、前記インクパネルのいずれとも異なる色の特色熱転写インク、または、通常の熱転写インクと異なる視覚効果を呈する熱転写インク、からなる特色インク部が設けられていることを特徴とする熱転写インクリボン。
  2. 前記インクパネルが、シアン、マゼンタ、イエロー、墨の4色のインクパネルを有することを特徴とする請求項1に記載の熱転写インクリボン。
  3. 前記通常の熱転写インクと異なる視覚効果を呈する熱転写インクが、蛍光インク、パールインク、赤外線吸収インク、赤外線反射インク、赤外線透過インク、カラーシフトインクのうちから選択された熱転写インクであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写インクリボン。
  4. 前記特色インク部に、ロゴ、マーク、紋章、細紋、ホログラムパターンのうち少なくとも一つを含むプレパターンが、あらかじめ形成されてなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の熱転写インクリボン。
  5. 前記一組のインクパネルに続いて、接着層であるプライマパネルが設けられてなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱転写インクリボン。
  6. 熱転写インクリボンとサーマルヘッドを用いて中間転写フィルムに設けられた受像層に記録画像を形成し、形成された記録画像を記録媒体の被記録領域に熱圧転写することで記録媒体に画像を記録する間接熱転写記録方法であって、前記受像層に、請求項1から5のいずれかに記載の熱転写インクリボンから、記録画像の画像データに応じて前記インクパネルの熱転写インクを順次転写し、前記特色インク部が設けられているインクパネルにおいては、当該インクパネルの熱転写インクと特色インク部を同一の工程で転写することを特徴とする間接熱転写記録方法。
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