JP2016127639A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子巻線を構成する導線にひねり部を設けた際に、コイルエンド部の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を低減し得るようにした回転電機の固定子を提供する。【解決手段】固定子は、周方向に複数のスロットを有する固定子コアと、固定子コアのスロットに全節巻きにて巻装された固定子巻線40と、を備える。固定子巻線は、平板状の導体45a,45bが積層してなり延伸方向両端において積層した導体が接合されている積層導体線を固定子コアに波巻きすることにより形成されている。積層導体線は、スロットに収容されるスロット収容部46と、異なるスロットに収容されたスロット収容部46同士をスロットの外部で接続するコイルエンド部47とを有する。2つのスロットの最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続するコイルエンド部47U1,47U2に捻り部48を設ける。【選択図】図6

Description

本発明は、車両等に搭載されて電動機や発電機として使用される回転電機の固定子に関する。
従来、車両に搭載されて使用される回転電機として、回転可能に設けられた回転子と、該回転子と径方向に対向して配置され周方向に配列された複数のスロットを有する固定子コア、及び該固定子コアのスロットに巻装された導体線よりなる固定子巻線を有する固定子と、を備えたものが一般に知られている。そして、特許文献1及び特許文献2には、スロット内での導体の占積率を下げることなく、導体線内の渦電流損を低減するために、導体線を複数に分割した分割巻線が提案されている。
特許文献1には、固定子巻線を構成する導線は、平板状の導体が積層してなる導線部を有し、該導線部は、その巻き始めと巻き終わりにおいて積層した導体が接合され、かつ巻き始めと巻き終わりの間の少なくとも一カ所がひねられていることが開示されている。これにより、磁束が鎖交することによって導線内に発生する渦電流損を低減することが可能となる。さらに、導線部の巻き始めと巻き終わりの間において、発生する誘導起電力が1/2となる位置でひねることによって、導線内に発生する循環電流損を低減することが可能となる。
また、特許文献2には、固定子コアのスロットに挿入配置された複数のセグメント導体が直列に接続されてなる複数の相巻線を有する固定子巻線において、セグメント導体は、N個(Nは2以上の自然数)に分割されるとともに、相巻線は、分割されたN個の分割導体が並列になるようにして複数の分割導体が直列に接続され互いに並列に接続されたN本の分割相巻線よりなることが開示されている。これにより、コストの大幅な増大を招くこと無く簡単な構成で、漏れ磁束により発生する渦電流損を低減することが可能となる。
さらに、同相の相巻線が配置されるスロットのうち電圧位相が異なる複数のスロットに、各スロットにおいて発生する複数の分割導体の合計誘起電圧が同じになるように、N本の分割相巻線のそれぞれの分割導体が混在しているようにすることによって、相巻線に短絡電流(循環電流)が流れるのを防止することが可能となる。
特開2010−41786号公報 特許第5354302号公報
ところで、上記特許文献1のように、導線の中間部の少なくとも一カ所をひねることによって、導線内に発生する循環電流損を低減する場合には、固定子コアの軸方向端面から軸方向に突出する固定子巻線のコイルエンド部の突出高さが高くなり、回転電機の体格の増加を招くという問題がある。また、上記特許文献2の場合には、巻線を分割していることから電気抵抗が増加するため発熱量が増加し、回転電機の体格の増加を招き易いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、固定子巻線を構成する導体線にひねり部を設けた際に、コイルエンド部の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減し得るようにした回転電機の固定子を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
周方向に配列された複数のスロット(31)を有する固定子コア(30)と、前記固定子コアの前記スロットに全節巻きにて巻装された複数の相巻線よりなる固定子巻線(40)と、を備え、前記固定子巻線は、平板状の導体(45a,45b)が積層されて延伸方向両端で積層した前記導体が接合されてなる積層導体線(45)により形成されている回転電機の固定子(20)において、
前記積層導体線は、前記スロットに収容されるスロット収容部(46)と、異なる前記スロットに収容された前記スロット収容部同士を前記スロットの外部で接続するコイルエンド部(47)とを有し、2つの前記スロットの最内周側に位置する前記スロット収容部同士又は最外周側に位置する前記スロット収容部同士を接続するコイルエンド部(47U1,47U2,147U2,247U1,247U3,347U3)に捻り部(48)が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、固定子巻線を構成する積層導体線は、スロットに収容されるスロット収容部と、異なるスロットに収容されたスロット収容部同士をスロットの外部で接続するコイルエンド部とを有し、2つのスロットの最内周側に位置するスロット収容部同士又は最外周側に位置するスロット収容部同士を接続するコイルエンド部に捻り部が設けられている。そのため、平板状の導体が積層してなる積層導体線の捻り部が設けられたコイルエンド部の両側において、積層導体線内に発生する循環電流の流れる向きが逆向きとなることによって、互いの循環電流が打ち消し合う。これにより、ひねり部を設けたことによるコイルエンド部の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的な部材や部位との対応関係を示すものであり、特許請求の範囲に記載された各請求項の構成に何ら影響を及ぼすものではない。
実施形態1に係る固定子を搭載した回転電機の軸方向断面図である。 実施形態1に係る固定子の平面図である。 実施形態1に係る固定子の側面図である。 実施形態1に係る固定子の斜視図である。 実施形態1に係る固定子巻線においてコイルエンド部に捻り部が設けられている積層導体線を示す部分斜視図である。 実施形態1に係る固定子においてU相スロットに収容されたU相巻線の巻線仕様を示す説明図である。 実施形態1、比較例1及び比較例2のAC銅損(渦電流損、循環電流損)の測定結果を示すグラフである。 実施形態1及び比較例2の漏れ磁束により発生した循環電流の測定結果を示すグラフである。 変形例1に係る固定子においてU相スロットに収容されたU相巻線の巻線仕様を示す説明図である。 実施形態2に係る固定子においてU相スロットに収容されたU相巻線の巻線仕様を示す説明図である。 実施形態3に係る固定子においてU相スロットに収容されたU相巻線の巻線仕様を示す説明図である。 実施形態4に係る固定子においてU相スロットに収容されたU相巻線の巻線仕様を示す説明図である。 実施形態5に係る固定子においてU相スロットに収容されたU相巻線の巻線仕様を示す説明図である。
以下、本発明に係る回転電機の固定子の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態に係る固定子20が搭載された回転電機1は、車両用電動機として使用されるものである。この回転電機1は、図1に示すように、有底筒状の一対のハウジング部材10a,10bが開口部同士で接合されてなるハウジング10と、ハウジング10に軸受け11,12を介して回転自在に支承される回転軸13に固定された回転子14と、ハウジング10内の回転子14と径方向に対向する位置でハウジング10に固定された固定子20と、を備えている。
回転子14は、固定子20の内周側と径方向に対向する外周側に、周方向に所定距離を隔てて極性が交互に異なるように配置された複数の磁極を有する。これらの磁極は、回転子14の所定位置に埋設された複数の永久磁石により形成されている。回転子14の磁極の数は、回転電機により異なるため限定されるものではないが、本実施形態では、10極(N極:5、S極:5)とされている。
次に、図2〜図6を参照して固定子20について説明する。固定子20は、図2〜図4に示すように、周方向に複数のスロット31を有する円環状の固定子コア30と、固定子コア30のスロット31に分布巻きにて巻装された固定子巻線40と、を備えている。
固定子コア30は、円環状の複数の電磁鋼板を固定子コア30の軸方向に積層して形成された一体型のものである。この固定子コア30は、円環状のバックコア33と、バックコア33から径方向内方へ突出し周方向に所定距離を隔てて配列された複数のティース34とからなり、隣り合うティース34の間にスロット31が形成されている。固定子コア30に形成されたスロット31は、回転子の磁極数(10磁極)に対し、固定子巻線40の一相あたり2個の割合で形成されており、スロット倍数が2とされている。即ち、本実施形態では、10×3×2=60より、スロット数は60個とされている。これにより、60個のスロット31は、周方向に連続してM個(Mは2以上の整数、本実施形態では2個)ずつ繰り返し配置されたU相スロットU1,U2、V相スロットV1,V2、W相スロットW1,W2よりなり、各相スロットは、それぞれ6スロットピッチで配置されている。
固定子巻線40は、三相(U相、V相、W相)の相巻線よりなり、それぞれ2本の並列巻線が並列接続されてなる各相巻線(U相巻線、V相巻線、W相巻線)の巻線端が星型結線で結線されている。この固定子巻線40は、所定の波形形状に成形した所定数(本実施形態では6本)の積層導体線45を、固定子コア30の周方向に配列されたスロット31に沿って波巻きすることにより形成されている。
固定子巻線40を構成する各相巻線は、平板状の複数枚(本実施形態では2枚)の第1及び第2導体45a,45bが絶縁皮膜層(図示せず)を間に介して積層してなる積層導体線45で形成されている。この積層導体線45は、延伸方向両端において積層した第1及び第2導体45a,45b同士が接合されており、延伸方向中間部には積層した第1及び第2導体45a,45b同士が接合する接合部が無い連続線である。
この積層導体線45は、スロット31に収容されるスロット収容部46(図5、図6参照)と、異なるスロット31に収容されたスロット収容部46同士をスロット31の外部で接続するコイルエンド部47とを有する。固定子コア30の各スロット31には、それぞれ偶数本(本実施形態では6本)の積層導体線45のスロット収容部46が径方向1列に積層されて収容されている。この積層導体線45のスロット収容部46及びコイルエンド部47は、第1及び第2導体45a,45bの積層方向が固定子コア30の径方向を向くように巻装されている。
固定子巻線40を構成する各相巻線は、固定子コア30のそれぞれ6スロットごとに配置された各相スロットに収容されて、6スロットピッチで全節巻きにて巻回されている。但し、本実施形態の場合、図2〜図5に示すように、各相巻線は、それぞれ周方向の1箇所で変則的に巻回されている。即ち、各相巻線は、それぞれ周方向の1箇所において、2つのスロット31の最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続するコイルエンド部47U,47V,47Wが変則的に巻回され、且つそれらのコイルエンド部47U,47V,47Wには捻り部48が設けられている。
以下、固定子巻線40を構成する三相の相巻線は、電気的位相が異なるだけで巻線仕様が同じであるため、それらの代表としてU相巻線の巻線仕様について、図6を参照して説明する。なお、図6には、周方向に連続して2個ずつ繰り返し配置された合計20個のうち4個のU相スロットUA,UBが記載されているが、説明の便宜上、左から右へ順番に1番U相スロットU1、2番U相スロットU2、3番U相スロットU3、4番U相スロットU4とする。この場合、1番U相スロットU1と3番U相スロットU3は、6スロット離れた同位相のU相スロットUAであり、2番U相スロットU2と4番U相スロットU4は、6スロット離れた同位相のU相スロットUBである。即ち、U相スロットUAとU相スロットUBは、位相の異なる同相スロットである。また、U相巻線を構成する2本の並列巻線のうち、一方の第1並列巻線の断面形状枠線が実線で示され、他方の第2並列巻線の断面形状枠線が破線で示されている。
さらに、図6において、3番及び4番U相スロットU3,U4の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46A,46Bは、第1及び第2並列巻線の巻き始めとなる出力線側であり、1番及び2番U相スロットU1,U2の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46A,46Bは、第1及び第2並列巻線の巻き終わりとなる中性点側である。また、第1及び第2並列巻線のスロット収容部46A,46Bは、巻き始めとなる出力線側から順番に第1スロット収容部、第2スロット収容部、・・・、第60スロット収容部とする。
U相巻線の第1並列巻線は、巻き始めとなる第1スロット収容部Aが3番U相スロットU3の第1層に収容され、第2スロット収容部Aが時計回り方向(図6の右側)に6スロット離れたU相スロットUAの第2層に収容されている。なお、第1スロット収容部Aは、内径側に第1導体45aが位置し、外径側に第2導体45bが位置している。そして、第3〜第10スロット収容部Aが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第1層と第2層に交互に収容されて周方向に1周した後、第11〜第20スロット収容部Aが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周する。続いて、第21〜第30スロット収容部Aが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第5層と第6層に交互に収容されて周方向に1周し、第30スロット収容部Aが1番U相スロットU1の第6層に収容されている。
第30スロット収容部Aと第1コイルエンド部47U1を介して接続された第31スロット収容部Aは、1番U相スロットU1から時計回り方向に7スロット離れた4番U相スロットU4の第6層に収容されている。これら1番及び4番U相スロットU1,U4の最外周側(第6層)に位置する第30及び第31スロット収容部A同士を接続する第1コイルエンド部47U1は、位相の異なるU相スロットUA,UBを渡る渡り線であり、且つ第1並列巻線の延伸方向両端の間で丁度半分(1/2)となる中央部に位置する折り返し部となっている。この第1コイルエンド部47U1の中央部には、積層導体線45の内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、捻り部48は、内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、4番U相スロットU4の第6層に収容されている第31スロット収容部Aは、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。
続いて、第32〜第40スロット収容部Aが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第5層と第6層に交互に収容されて周方向に1周した後、第41〜第50スロット収容部Aが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第4層と第3層に交互に収容されて周方向に1周する。続いて、第51〜第60スロット収容部Aが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、巻き終わりとなる第60スロット収容部Aが2番U相スロットU2の第1層に収容されている。U相巻線の第1並列巻線は、上記のようにして固定子コア30の各U相スロットUA,UBに巻装されている。
U相巻線の第2並列巻線は、巻き始めとなる第1スロット収容部Bが4番U相スロットU4の第1層に収容され、第2スロット収容部Bが時計回り方向(図6の右側)に6スロット離れたU相スロットUBの第2層に収容されている。なお、第1スロット収容部Bは、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。そして、第3〜第10スロット収容部Bが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第1層と第2層に交互に収容されて周方向に1周した後、第11〜第20スロット収容部Bが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周する。続いて、第21〜第30スロット収容部Bが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第5層と第6層に交互に収容されて周方向に1周し、第30スロット収容部Bが2番U相スロットU2の第6層に収容されている。
第30スロット収容部Bと第2コイルエンド部47U2を介して接続された第31スロット収容部Bは、2番U相スロットU2から時計回り方向に5スロット離れた3番U相スロットU3の第6層に収容されている。これら2番及び3番U相スロットU2,U3の最外周側(第6層)に位置する第30及び第31スロット収容部B同士を接続する第2コイルエンド部47U2は、位相の異なるU相スロットUB,UAを渡る渡り線であり、且つ第1並列巻線の延伸方向両端の間で丁度半分(1/2)となる中央部に位置する折り返し部となっている。この第2コイルエンド部47U2の中央部には、積層導体線45の内径側の第2導体45bと外径側の第1導体45aとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、捻り部48は、内径側の第2導体45bと外径側の第1導体45aとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、3番U相スロットU3の第6層に収容されている第31スロット収容部Bは、内径側に第1導体45aが位置し、外径側に第2導体45bが位置している。
続いて、第32〜第40スロット収容部Bが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第5層と第6層に交互に収容されて周方向に1周した後、第41〜第50スロット収容部Bが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第4層と第3層に交互に収容されて周方向に1周する。続いて、第51〜第60スロット収容部Bが、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、巻き終わりとなる第60スロット収容部Bが1番U相スロットU1の第1層に収容されている。U相巻線の第2並列巻線は、上記のようにして固定子コア30の各U相スロットUA,UBに巻装されている。
上記のように巻装されたU相巻線は、U相巻線を構成する第1及び第2並列巻線の延伸方向両端間で丁度半分(1/2)となる中央部に位置する第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に捻り部48が設けられている。これにより、漏れ磁束により第1及び第2並列巻線のそれぞれに発生する誘起電力(循環電流)は、第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に設けられた捻り部48の両側で逆向きとなるようにされている。即ち、各U相スロットUA,UBに径方向1列に収容された6本のスロット収容部46は、3本ずつのスロット収容部46が互いに逆向きに誘起電力(循環電流)が流れるようにされている。
また、図3に示すように、第1並列巻線に設けられた第1コイルエンド部47U1の固定子コア30の軸方向端面30aからの突出高さh1は、他のコイルエンド部47の突出高さh1と同等にされている。また、第2並列巻線に設けられた第2コイルエンド部47U2の固定子コア30の軸方向端面30aからの突出高さh2は、第2コイルエンド部47U2と第1コイルエンド部47U1が干渉しないように第1コイルエンド部47U1の突出高さh1よりも小さくされている。これにより、第1コイルエンド部47U1と第2コイルエンド部47U2は、突出高さh1,h2が固定子コア30の軸方向にずらされて、径方向に重なり合わないようにされている。
U相巻線は、上記のように構成されており、V相巻線及びW相巻線もU相巻線と同様に構成されているので、図2〜図5に第1及び第2コイルエンド部47V1,47V2,47W1,47W2、捻り部48の符号を付して、それらの詳しい説明は省略する。
上記のように固定子コア30に巻装された固定子巻線40の軸方向一方側には、固定子コア30の軸方向端面30aから外方に突出した多数のコイルエンド部47によって円環状の第1コイルエンド群41が形成されている。また、固定子巻線40の軸方向他方側には、固定子コア30の軸方向端面30aから外方に突出した多数のコイルエンド部47によって円環状の第2コイルエンド群42が形成されている。なお、各スロット31には、固定子コア30と固定子巻線40との間を絶縁する絶縁紙24がスロット31の内壁面に沿って配置されている(図3及び図4参照)。
上記のように構成された回転電機1が運転を開始すると、図6に示すように、固定子コア30に漏れ磁束50が発生する。この漏れ磁束50は、固定子コア30の各スロット31に収容された積層導体線45のスロット収容部46に対して鎖交する方向に発生する。そして、発生した漏れ磁束50は、固定子巻線40の各相巻線を構成する第1及び第2並列巻線(積層導体線45)のそれぞれに誘起電力(循環電流)が流れるように作用する。
しかし、本実施形態の固定子巻線40は、各相巻線を構成する第1及び第2並列巻線の延伸方向中央部に位置する第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に捻り部48が設けられている。そのため、漏れ磁束により第1及び第2並列巻線のそれぞれに発生する誘起電力(循環電流)は、第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に設けられた捻り部48の両側で逆向きとなり、互いに打ち消し合う。この結果、各相巻線を構成する第1及び第2並列巻線(積層導体線45)内に発生する循環電流損が効果的に抑制される。
以上のように構成された本実施形態の固定子20によれば、固定子巻線40を構成する積層導体線45は、2つのスロット31の最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1及び第2コイルエンド部47U1,U2に捻り部48が設けられている。これにより、捻り部48を設けたことによるコイルエンド部47の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減することができる。
また、固定子巻線40を構成する積層導体線45は、第1及び第2導体45a,45bの積層方向が固定子コア30の径方向を向くように巻装され、捻り部48を設けることにより内径側の第1及び第2導体45a,45bと外径側の第1及び第2導体45a,45bが入れ替わるようにされている。これにより、漏れ磁束50の作用する方向に対して、積層導体線45の第1及び第2導体45a,45bの積層方向が直交する方向となるようにすることができるので、極めて簡単な構成で、循環電流損の低減効果を十分に発揮させることができる。
また、本実施形態では、スロット倍数が2とされ、捻り部48は、位相の異なる同相スロットに収容されたスロット収容部46同士を接続する渡り線に設けられている。そのため、捻り部48を、各相巻線を構成する第1及び第2並列巻線の延伸方向両端の間で丁度半分(1/2)となる中央部に位置する第1及び第2コイルエンド部(47U1,47U2)(47V1,47V2)(47W1,47W2)に設けられている。これにより、各相巻線を構成する第1及び第2並列巻線の延伸方向両端間で、捻り部48の両側に発生する誘起電力を完全に打ち消すことができるので、循環電流損の発生をより確実に低減することができる。
また、本実施形態では、捻り部48が設けられた第1及び第2コイルエンド部47UI,47U2同士は、スロットピッチが異なることによって固定子コア30の軸方向端面30aから突出する突出高さが軸方向にずらされている。これにより、捻り部48が設けられたコイルエンド部47同士が径方向に重なり合わないようにすることができるので、第1コイルエンド群41の径方向への大型化を回避することができる。
また、本実施形態では、固定子巻線40を構成する各相巻線(積層導体線45)は、出力線と中性点の間に接合部が無い連続線で形成されているので、捻り部48を設けたことにより得られる循環電流損の低減効果を最大限に発揮させることができる。
〔試験1〕
上記実施形態1に係る固定子20に関して、漏れ磁束により発生する循環電流損の低減効果を調べる試験を行った。この試験では、基準となる比較例1として、固定子巻線を形成する導体線が、平板状の複数の導体が積層されたものではない単層の導体よりなる点でのみ異なる固定子を準備した。また、比較例2として、固定子巻線を形成する導体線が実施形態1と同様の積層導体線45からなる点で同じであるが、実施形態1において第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に設けられた捻り部48に代えて、溶接による接合部を有する点でのみ異なる固定子を準備した。
これら比較例1,2及び実施形態1に関して、同一条件下でAC銅損の発生状況を調べたところ、図7に示す結果が得られた。また、図8は、比較例2及び実施形態1に関して漏れ磁束により発生した循環電流の測定結果を示すグラフである。
図7から明らかなように、基準となる比較例1のAC銅損を100とすると、比較例2では、AC銅損が18.9%低減していることが解る。この場合、比較例1に対して、渦電流損は、積層導体線45の採用によって50%程度に低減されているものの、接合部を有することによって31%程度の循環電流損が発生していることが解る。
一方、実施形態1では、比較例1に対して、AC銅損が48.4%低減していることが解る。この場合、渦電流損は、積層導体線45の採用によって50%程度に低減されているとともに、循環電流損も、捻り部48が設けられていることによって1.5%程度に低減されていることが解る。即ち、図8から明らかなように、実施形態1の場合には、比較例2に対して、漏れ磁束により発生した循環電流を1/2.5程度に低減できることが解る。
〔変形例1〕
上記実施形態1では、固定子巻線40を構成する各相巻線は、巻き始めと巻き終わりが固定子コア30の最内周側に位置し、2つの同相スロットの最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に捻り部48が設けられていたが、図9に示す変形例1のように逆にしてもよい。即ち、変形例1のように、各相巻線の巻き始めと巻き終わりが固定子コア30の最外周側に位置している場合には、2つの同相スロットの最内周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1及び第2コイルエンド部47U1,47U2に捻り部48を設けるようにすればよい。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る回転電機の固定子20は、実施形態1のものに対して、固定子コア30のスロット数が30個でスロット倍数が1とされている点と、固定子巻線40を構成する三相の各相巻線の並列数が1とされている点で異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成については、同じ符号を付して詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。
実施形態2の固定子巻線40を構成する各相巻線は、固定子コア30のそれぞれ3スロットごとに配置された各相スロットに収容されて、3スロットピッチで全節巻きにて巻回されている。但し、本実施形態の場合にも、各相巻線は、それぞれ周方向の1箇所において、2つのスロット31の最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続するコイルエンド部47U,47V,47Wが変則的に巻回され、且つそれらのコイルエンド部47U,47V,47Wには捻り部48が設けられている。
以下、実施形態1と同様に、三相の相巻線の代表としてU相巻線の巻線仕様について、図10を参照して説明する。なお、実施形態2では、各U相スロットに、4本の積層導体線45のスロット収容部46が径方向1列に収容されている場合について説明する。また、図10には、3スロットごとに配置された合計10個のうち2個のU相スロットが記載されているが、説明の便宜上、左から右へ順番に1番U相スロットU1、2番U相スロットU2とする。
さらに、図10において、2番U相スロットU2の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き始めとなる出力線側であり、1番U相スロットU1の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き終わりとなる中性点側である。また、U相巻線のスロット収容部46は、巻き始めとなる出力線側から順番に第1スロット収容部、第2スロット収容部、・・・、第40スロット収容部とする。
U相巻線は、巻き始めとなる第1スロット収容部が2番U相スロットU2の第1層に収容され、第2スロット収容部が時計回り方向(図10の右側)に3スロット離れた3番U相スロットU3の第2層に収容されている。なお、第1スロット収容部は、内径側に第1導体45aが位置し、外径側に第2導体45bが位置している。そして、第3〜第10スロット収容部が、時計回り方向に3スロットずつ離れたU相スロットの第1層と第2層に交互に収容されて周方向に1周した後、第11〜第20スロット収容部が、時計回り方向に3スロットずつ離れたU相スロットの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第20スロット収容部が1番U相スロットU1の第4層に収容されている。
第20スロット収容部とコイルエンド部47を介して接続された第21スロット収容部は、1番U相スロットU1から時計回り方向に3スロット離れた2番U相スロットU2の第4層に収容されている。これら1番及び2番U相スロットU1,U2の最外周側(第4層)に位置する第20及び第21スロット収容部同士を接続するコイルエンド部47Uは、U相巻線の延伸方向両端の間で、丁度半分(1/2)となる中央部に位置する折り返し部(渡り線)となる。このコイルエンド部47Uの中央部には、積層導体線45の内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、この捻り部48は、内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、2番U相スロットU2の第4層に収容されている第31スロット収容部は、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。
続いて、第22〜第30スロット収容部が、時計回り方向に3スロットずつ離れたU相スロットの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第31〜第40スロット収容部が、時計回り方向に3スロットずつ離れたU相スロットの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、巻き終わりとなる第40スロット収容部が1番U相スロットU1の第1層に収容されている。
U相巻線は、上記のようにして固定子コア30の各U相スロットに巻装されている。この場合、各U相スロットにおいて径方向1列に収容された4本のスロット収容部46は、2本ずつのスロット収容部46が互いに逆向きに誘起電力(循環電流)が流れるようにされている。なお、実施形態2の場合にも、V相巻線及びW相巻線がU相巻線と同様に構成されているので、それらの詳しい説明は省略する。
以上のように構成された実施形態2の固定子によれば、固定子巻線40を構成する積層導体線45は、2つのスロット31の最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続するコイルエンド部47に捻り部48が設けられている。これにより、捻り部48を設けたことによるコイルエンド部47の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減することができるなど、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
なお、上記の実施形態2では、固定子巻線40を構成する各相巻線は、巻き始めと巻き終わりが固定子コア30の最内周側に位置し、2つの同相スロットの最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続するコイルエンド部47に捻り部48が設けられていたが、図9に示す変形例1のように逆にしてもよい。
〔実施形態3〕
実施形態3に係る回転電機の固定子20は、実施形態1のものに対して、固定子コア30のスロット数が60個でスロット倍数が2とされている点で同じであるが、固定子巻線40を構成する三相の各相巻線の並列数が1とされている点で異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成については、同じ符号を付して詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。
実施形態3の固定子巻線40を構成する各相巻線は、固定子コア30のそれぞれ6スロットごとに配置された各相スロットに収容されて、6スロットピッチで全節巻きにて巻回されている。但し、本実施形態の各相巻線は、それぞれ周方向の1箇所において、2つのスロット31の最内周側又は最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1〜第3コイルエンド部147U1〜147U3が変則的に巻回され、且つ所定の第2コイルエンド部147U2には捻り部48が設けられている。
以下、実施形態1と同様に、三相の相巻線の代表としてU相巻線の巻線仕様について、図11を参照して説明する。なお、実施形態3では、各U相スロットに、4本の積層導体線45のスロット収容部46が径方向1列に収容されている場合について説明する。また、図11には、6スロットごとに配置された合計20個のうち4個のU相スロットが記載されているが、説明の便宜上、左から右へ順番に1番U相スロットU1、2番U相スロットU2、3番U相スロットU3、4番U相スロットU4とする。この場合、1番U相スロットU1と3番U相スロットU3は、6スロット離れた同位相のU相スロットUAであり、2番U相スロットU2と4番U相スロットU4は、6スロット離れた同位相のU相スロットUBである。
また、図11において、4番U相スロットU4の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き始めとなる出力線側であり、2番U相スロットU2の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き終わりとなる中性点側である。また、U相巻線のスロット収容部46は、巻き始めとなる出力線側から順番に第1スロット収容部、第2スロット収容部、・・・、第40スロット収容部とする。
U相巻線は、巻き始めとなる第1スロット収容部が4番U相スロットU4の第1層に収容され、第2スロット収容部が時計回り方向(図11の右側)に6スロット離れたU相スロットUBの第2層に収容されている。なお、第1スロット収容部は、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。そして、第3〜第10スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第1層と第2層に交互に収容されて周方向に1周した後、第11〜第20スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第20スロット収容部が2番U相スロットU2の第4層に収容されている。
第20スロット収容部と第1コイルエンド部147U1を介して接続された第21スロット収容部は、2番U相スロットU2から時計回り方向に5スロット離れた3番U相スロットU3の第4層に収容されている。なお、この第1コイルエンド部147U1には、捻り部48は設けられていない。続いて、第22〜第30スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第31〜第40スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、第40スロット収容部が1番U相スロットU1の第1層に収容されている。
第40スロット収容部と第2コイルエンド部147U2を介して接続された第41スロット収容部は、1番U相スロットU1から時計回り方向に6スロット離れた3番U相スロットU3の第1層に収容されている。これら1番及び3番U相スロットU1,U3の最内周側(第1層)に位置する第40及び第41スロット収容部同士を接続する第2コイルエンド部147U2の中央部には、積層導体線45の内径側の第2導体45bと外径側の第1導体45aとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、捻り部48は、内径側の第2導体45bと外径側の第1導体45aとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、3番U相スロットU3の第1層に収容されている第41スロット収容部は、内径側に第1導体45aが位置し、外径側に第2導体45bが位置している。
続いて、第42〜第50スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周した後、第51〜第60スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第60スロット収容部が1番U相スロットU1の第4層に収容されている。
第60スロット収容部と第3コイルエンド部147U3を介して接続された第61スロット収容部は、1番U相スロットU1から時計回り方向に7スロット離れた4番U相スロットU4の第4層に収容されている。なお、この第3コイルエンド部147U3には、捻り部48は設けられていない。続いて、第62〜第70スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第71〜第80スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、巻き終わりとなる第80スロット収容部が2番U相スロットU2の第1層に収容されている。
U相巻線は、上記のようにして固定子コア30の各U相スロットUA,UBに巻装されている。この場合、各U相スロットUA,UBにおいて径方向1列に収容された4本のスロット収容部46は、2本ずつのスロット収容部46が互いに逆向きに誘起電力(循環電流)が流れるようにされている。なお、実施形態3の場合にも、V相巻線及びW相巻線がU相巻線と同様に構成されているので、それらの詳しい説明は省略する。
以上のように構成された実施形態3の固定子によれば、固定子巻線40を構成する積層導体線45は、2つのスロット31の最内周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第2コイルエンド部147U2に捻り部48が設けられている。これにより、捻り部48を設けたことによる第2コイルエンド部147U2の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減することができるなど、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
〔実施形態4〕
実施形態4に係る回転電機の固定子20は、実施形態3のものに対して、各相巻線の延伸方向中間部に接合部が設けられている点で異なる。よって、実施形態1,3と共通する部材や構成については、同じ符号を付して詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。
実施形態4の固定子巻線40を構成する各相巻線は、固定子コア30のそれぞれ6スロットごとに配置された各相スロットに収容されて、6スロットピッチで全節巻きにて巻回されている。但し、本実施形態の場合には、各相巻線は、それぞれ周方向の1箇所において、2つのスロット31の最内周側又は最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1〜第3コイルエンド部247U1〜247U3が変則的に巻回され、且つ第1及び第3コイルエンド部247U1,247U3には捻り部48が設けられている。また、第2コイルエンド部に溶接による接合部49が設けられている。
以下、実施形態1,3と同様に、三相の相巻線の代表としてU相巻線の巻線仕様について、図12を参照して説明する。なお、実施形態4では、図12において、4番U相スロットU4の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き始めとなる出力線側であり、1番U相スロットU1の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き終わりとなる中性点側である。その他の前提条件は、実施形態3の前提条件に準じる。
U相巻線は、巻き始めとなる第1スロット収容部が4番U相スロットU4の第1層に収容され、第2スロット収容部が時計回り方向(図12の右側)に6スロット離れたU相スロットUBの第2層に収容されている。なお、第1スロット収容部は、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。そして、第3〜第10スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第1層と第2層に交互に収容されて周方向に1周した後、第11〜第20スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第20スロット収容部が2番U相スロットU2の第4層に収容されている。
第20スロット収容部と第1コイルエンド部247U1を介して接続された第21スロット収容部は、2番U相スロットU2から時計回り方向に6スロット離れた4番U相スロットU4の第4層に収容されている。これら1番及び4番U相スロットU1,U4の最外周側(第4層)に位置する第20及び第21スロット収容部同士を接続する第1コイルエンド部247U1の中央部には、積層導体線45の内径側の第2導体45bと外径側の第1導体45aとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、捻り部48は、内径側の第2導体45bと外径側の第1導体45aとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、4番U相スロットU4の第4層に収容されている第21スロット収容部は、内径側に第1導体45aが位置し、外径側に第2導体45bが位置している。
続いて、第22〜第30スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第31〜第40スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUBの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、第40スロット収容部が2番U相スロットU2の第1層に収容されている。
第40スロット収容部と第2コイルエンド部247U2を介して接続された第41スロット収容部は、2番U相スロットU2から時計回り方向に5スロット離れた3番U相スロットU3の第1層に収容されている。この第2コイルエンド部247U2の延伸方向中央部には、溶接による接合部49が設けられている。これにより、U相巻線を構成する積層導体線45は、積層された2枚の第1及び第2導体45a,45bが接合部49で短絡している。なお、この第2コイルエンド部247U2には、捻り部48は設けられていない。
続いて、第42〜第50スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周した後、第51〜第60スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第60スロット収容部が1番U相スロットU1の第4層に収容されている。
第60スロット収容部と第3コイルエンド部247U3を介して接続された第61スロット収容部は、1番U相スロットU1から時計回り方向に6スロット離れた3番U相スロットU3の第4層に収容されている。これら1番及び3番U相スロットU1,U3の最外周側(第4層)に位置する第60及び第61スロット収容部同士を接続する第3コイルエンド部247U3の中央部には、積層導体線45の内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、捻り部48は、内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、3番U相スロットU3の第4層に収容されている第61スロット収容部は、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。
続いて、第62〜第70スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第71〜第80スロット収容部が、時計回り方向に6スロットずつ離れたU相スロットUAの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、巻き終わりとなる第80スロット収容部が1番U相スロットU1の第1層に収容されている。
U相巻線は、上記のようにして固定子コア30の各U相スロットUA,UBに巻装されている。このU相巻線は、出力線と溶接部49の間に捻り部48を有する第1コイルエンド部247U1が設けられているとともに、中性点と溶接部49の間に捻り部48を有する第3コイルエンド部247U3が設けられている。これにより、各U相スロットUA,UBにおいて径方向1列に収容された4本のスロット収容部46は、2本ずつのスロット収容部46が互いに逆向きに誘起電力(循環電流)が流れるようにされている。なお、実施形態4の場合にも、V相巻線及びW相巻線がU相巻線と同様に構成されているので、それらの詳しい説明は省略する。
以上のように構成された実施形態4の固定子によれば、固定子巻線40を構成する積層導体線45は、2つのスロット31の最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1及び第3コイルエンド部2471,247U3に捻り部48が設けられている。これにより、捻り部48を設けたことによる第1及び第3コイルエンド部2471,247U3の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減することができるなど、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
〔実施形態5〕
実施形態5に係る回転電機の固定子20は、実施形態1のものに対して、固定子コア30のスロット数が90個でスロット倍数が1とされている点と、固定子巻線40を構成する三相の各相巻線の並列数が1とされている点で異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成については、同じ符号を付して詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。
実施形態5の固定子巻線40を構成する各相巻線は、固定子コア30のそれぞれ9スロットごとに配置された各相スロットに収容されて、9スロットピッチで全節巻きにて巻回されている。但し、本実施形態の各相巻線は、それぞれ周方向の1箇所において、2つのスロット31の最内周側又は最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第1〜第5コイルエンド部347U1〜347U5が変則的に巻回され、且つ所定のコイルエンド部147U2には捻り部48が設けられている。
以下、実施形態1と同様に、三相の相巻線の代表としてU相巻線の巻線仕様について、図13を参照して説明する。なお、図13には、9スロットごとに配置された合計30個のうち6個のU相スロットが記載されているが、説明の便宜上、左から右へ順番に1番U相スロットU1、2番U相スロットU2、・・・・、6番U相スロットU64とする。また、図13において、4番U相スロットU4の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き始めとなる出力線側であり、1番U相スロットU1の最内周側(第1層)に位置するスロット収容部46は、U相巻線の巻き終わりとなる中性点側である。その他の前提条件は、実施形態1の前提条件に準じる。
U相巻線は、巻き始めとなる第1スロット収容部が4番U相スロットU4の第1層に収容され、第2スロット収容部が時計回り方向(図11の右側)に9スロット離れたU相スロットUAの第2層に収容されている。なお、第1スロット収容部は、内径側に第1導体45aが位置し、外径側に第2導体45bが位置している。そして、第3〜第10スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUAの第1層と第2層に交互に収容されて周方向に1周した後、第11〜第20スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第20スロット収容部が1番U相スロットU1の第4層に収容されている。
第20スロット収容部と第1コイルエンド部347U1を介して接続された第21スロット収容部は、1番U相スロットU1から時計回り方向に10スロット離れた4番U相スロットU4の第4層に収容されている。なお、この第1コイルエンド部347U1には、捻り部48は設けられていない。続いて、第22〜第30スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第31〜第40スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUBの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、第40スロット収容部が1番U相スロットU1の第1層に収容されている。
第40スロット収容部と第2コイルエンド部347U2を介して接続された第41スロット収容部は、2番U相スロットU2から時計回り方向に10スロット離れた6番U相スロットU6の第1層に収容されている。なお、この第2コイルエンド部347U2には、捻り部48は設けられていない。続いて、第42〜第50スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUCの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周した後、第51〜第60スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUCの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第60スロット収容部が3番U相スロットU3の第4層に収容されている。
第60スロット収容部と第3コイルエンド部347U3を介して接続された第61スロット収容部は、3番U相スロットU3から時計回り方向に9スロット離れた6番U相スロットU6の第4層に収容されている。これら3番及び6番U相スロットU3,U6の最外周側(第4層)に位置する第60及び第61スロット収容部同士を接続する第3コイルエンド部347U3は、U相巻線の延伸方向両端の間で、丁度半分(1/2)となる中央部に位置する折り返し部(渡り線)となる。この第3コイルエンド部347U3の中央部には、積層導体線45の内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとを入れ替える捻り部48が設けられている。即ち、捻り部48は、内径側の第1導体45aと外径側の第2導体45bとが入れ替わるように180°反転するように捻られている。よって、6番U相スロットU6の第4層に収容されている第61スロット収容部は、内径側に第2導体45bが位置し、外径側に第1導体45aが位置している。
続いて、第62〜第70スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUCの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第71〜第80スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUCの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、第80スロット収容部が3番U相スロットU3の第1層に収容されている。
第80スロット収容部と第4コイルエンド部347U4を介して接続された第81スロット収容部は、3番U相スロットU3から時計回り方向に8スロット離れた5番U相スロットU5の第1層に収容されている。なお、この第4コイルエンド部347U4には、捻り部48は設けられていない。続いて、第82〜第90スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUBの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周した後、第91〜第100スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUBの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周し、第100スロット収容部が2番U相スロットU2の第4層に収容されている。
第100スロット収容部と第5コイルエンド部347U5を介して接続された第101スロット収容部は、2番U相スロットU2から時計回り方向に8スロット離れた4番U相スロットU4の第4層に収容されている。なお、この第5コイルエンド部347U5には、捻り部48は設けられていない。続いて、第102〜第110スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUAの第3層と第4層に交互に収容されて周方向に1周した後、第111〜第120スロット収容部が、時計回り方向に9スロットずつ離れたU相スロットUAの第2層と第1層に交互に収容されて周方向に1周し、第120スロット収容部が1番U相スロットU1の第1層に収容されている。
U相巻線は、上記のようにして固定子コア30の各U相スロットUA,UB,UCに巻装されている。この場合、各U相スロットUA,UB,UCにおいて径方向1列に収容された4本のスロット収容部46は、2本ずつのスロット収容部46が互いに逆向きに誘起電力(循環電流)が流れるようにされている。なお、実施形態5の場合にも、V相巻線及びW相巻線がU相巻線と同様に構成されているので、それらの詳しい説明は省略する。
以上のように構成された実施形態5の固定子によれば、固定子巻線40を構成する積層導体線45は、2つのスロット31の最外周側に位置するスロット収容部46同士を接続する第3コイルエンド部347U3に捻り部48が設けられている。これにより、捻り部48を設けたことによる第3コイルエンド部347U3の突出高さの増加を抑制しつつ、循環電流損を効果的に低減することができるなど、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。例えば、上記の実施形態1〜5では、2層構造の積層導体線45を採用していたが、3層以上のものを採用してもよい。
また、上記の実施形態では、本発明に係る回転電機の固定子を車両用電動機に適用した例を説明したが、本発明は、車両に搭載される回転電機としての発電機あるいは電動機、さらには両者を選択的に使用し得る回転電機にも適用することができる。
1…車両用電動機(回転電機)、 20…固定子、 30…固定子コア、 30a…軸方向端面、 31…スロット、 40…固定子巻線、 45…積層導体線、 45a…第1導体、 45b…第2導体、 46…スロット収容部、 47,47U,47V,47W…コイルエンド部、 47U1,147U1…第1コイルエンド部、 47U2,147U2…第2コイルエンド部、 147U3,247U3,347U3…第3コイルエンド部、 48…捻り部。

Claims (5)

  1. 周方向に配列された複数のスロット(31)を有する固定子コア(30)と、前記固定子コアの前記スロットに全節巻きにて巻装された複数の相巻線よりなる固定子巻線(40)と、を備え、前記固定子巻線は、平板状の導体(45a,45b)が積層されて延伸方向両端で積層した前記導体が接合されてなる積層導体線(45)により形成されている回転電機の固定子(20)において、
    前記積層導体線は、前記スロットに収容されるスロット収容部(46)と、異なる前記スロットに収容された前記スロット収容部同士を前記スロットの外部で接続するコイルエンド部(47)とを有し、2つの前記スロットの最内周側に位置する前記スロット収容部同士又は最外周側に位置する前記スロット収容部同士を接続するコイルエンド部(47U1,47U2,147U2,247U1,247U3,347U3)に捻り部(48)が設けられていることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記積層導体線は、前記導体の積層方向が前記固定子コアの径方向を向くように巻装され、前記捻り部により内径側の前記導体と外径側の前記導体が入れ替えられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記固定子コアは、同相の前記相巻線が収容される同相スロットを磁極ごとに周方向に連続してM(Mは2以上の整数)個ずつ有し、
    前記捻り部は、位相の異なる同相スロットに収容された前記スロット収容部同士を接続する渡り線に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記捻り部が設けられた前記コイルエンド部同士は、前記固定子コアの軸方向端面(30a)から突出する突出高さ(h1,h2)が軸方向にずらされていることを特徴とする請求項3に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記相巻線を構成する前記積層導体線は、延伸方向中間部に、積層した前記導体同士が接合する接合部が無い連続線で形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の回転電機の固定子。
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