JP4823797B2 - 電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータにより駆動される電動機に関する。
従来より、固定子鉄心のスロットに複数の導体セグメントを挿入するとともに、その複数の導体セグメントを各々接合して三相の固定子巻線を形成したセグメント接合型の電動機が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上記セグメント接合型の電動機の固定子では、一つのスロットに4本の導体セグメントが径方向に隣接した状態で挿入されている。そして、固定子鉄心を略1周する周回コイルが一つのスロットあたり二つ形成され、これら両周回コイルが直接直列に接続されている。また、周方向に並ぶ複数のスロットで相スロット群が形成されており、同相の相スロット群に収容されたn個の周回コイル(第1から第nの周回コイル)が直列接続されて相コイルが形成されている。
上記電動機においては、同じスロットに収容されている二つの周回コイルは直接直列に接続されている。したがって、入力端子に接続されている周回コイル(第1周回コイル)及びそれに直列接続されている周回コイル(第2周回コイル)は、同じスロットに隣接して収容されていることとなる。このような構成の電動機の入力端子にインバータにより電圧を印加すると、インバータスイッチングの瞬間には、まず第1周回コイルに電流が流れる。そして、この周回コイルからは同じスロット内に隣接して配置されている第2周回コイルに、両周回コイル間の浮遊容量を介して電流が流れる。その結果、第1及び第2の周回コイルに電流が流れることとなり、入力端子側の二つの周回コイルに電流が集中して流れることとなる。その結果、入力端子側における二つの周回コイルの両端には高電位差が生じる。
このような状態が発生すると、上記二つの周回コイルよりも中性点側の周回コイルと第1周回コイルとの間には、さらに大きな電位差が生じる。そのため、コイルエンドにおける第1周回コイルの周方向両側の箇所において、部分放電が発生し絶縁破壊を起こすおそれがある。
特開2004−112890号公報 特開2005−20943号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、コイルエンドにおいて隣接する周回コイル間に生じる電位差を抑制し、部分放電の発生を抑止することができる電動機を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
請求項1に記載の発明では、周方向に並ぶ複数のスロットのうち連続したm個のスロットからなる相スロット群が複数繰り返し配置された円筒状の固定子鉄心、及び前記各相スロット群に収容された複数の相コイルを中性点で接続してなる固定子巻線を有する固定子と、前記固定子の内周側に配置され、周方向に沿って複数の磁極が形成された回転子とを備え、インバータにより駆動される電動機において、前記各相コイルを、前記固定子鉄心の周方向に略1周する周回コイルをn個(nは2×m以上の整数)直列接続して形成し、前記n個の周回コイルのうち外部引き出し端子に接続されている端子側周回コイルを、前記相スロット群を構成するm個のスロットのうち、他相の前記相スロット群と隣接しない前記スロットに配置するとともに、前記端子側周回コイルが配置されているスロットにおける前記端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に、前記端子側周回コイルが配置されているスロットと隣接するスロットにおいて前記端子側周回コイルと周方向に隣接させて配置する周回コイルよりも中性点側の周回コイルを配置したことを特徴としている。
インバータによるスイッチングの瞬間に相コイルに流れる電流は、周回コイル間の浮遊容量の影響を受ける。すなわち、スイッチングの瞬間にはまず端子側周回コイルに電流が流れる。そして、端子側周回コイルからは、この周回コイルとの間での浮遊容量が最も大きい周回コイルに電流が流れる。周方向に隣り合うスロット内に配置された周回コイル間と同じスロット内で径方向に隣接配置された周回コイル間とを比較すると、後者の方が互いに近接して配置されるため浮遊容量は大きい。そのため、スイッチングの瞬間には、端子側周回コイルから、それと同じスロットで径方向に隣接配置された周回コイルに電流が流れる。
ここで、本発明では、端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に、端子側周回コイルと周方向に隣り合う位置に配置される周回コイルよりも中性点側の周回コイルを配置している。このため、端子側周回コイルに流れた電流は、この周回コイルと周方向及び径方向に隣接する周回コイルのうちで回路上最も中性点側に近い周回コイルに流れる。これにより、スイッチングの瞬間に流れる電流を端子側のみに集中させることなく、中性点側にも分散させることができる。この結果、両端に高電位差が生じる周回コイルを中性点側にも分散させることができる。
そして、コイルエンドにおいて端子側周回コイルと径方向及び周方向に隣接している周回コイルの中で回路上最も端子側周回コイルと離れた位置(中性点側の位置)にあるものは、端子側周回コイルと同じスロットで径方向に隣接配置されている周回コイルである。そのため、コイルエンドにおける端子側周回コイルとそれに隣接する周回コイルと間の電位差を、端子側周回コイル及びその径方向に隣接配置されている周回コイルの両端間の電位差よりも小さくすることができる。この結果、コイルエンドにおいて、隣接する周回コイル間に生じる電位差を抑制し、部分放電の発生を抑止することが可能となる。
請求項2に記載の発明では、前記端子側周回コイルと径方向に隣接する前記周回コイルを、前記外部引き出し端子側から数えて4番目の周回コイルとしたことを特徴としている。この構成により、端子側周回コイルの径方向に隣接する位置に、この周回コイルと周方向に隣接配置される周回コイルよりも中性点側の周回コイルを配置しつつ、その周回コイルの外部引き出し端子からの距離を回路上最小とすることができる。すなわち、端子側(1番目)周回コイルの周方向両隣に外部引き出し端子から数えて2番目と3番目の周回コイルを配置し、端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に4番目の周回コイルを配置する構成が端子側周回コイルとその径方向に隣接する周回コイルとの回路上の距離を最小とするものとなる。これにより、スイッチングの瞬間における高電位差周回コイルを分散させつつ、コイルエンドにける端子側周回コイルとそれに隣接する周回コイルとの間の電位差小さくすることができる。この結果、コイルエンドにおいて隣接する周回コイル間の電位差を抑制し、部分放電の発生をより効果的に抑止できる。
請求項3に記載の発明では、前記端子側周回コイルと径方向に隣接する前記周回コイルを、前記外部引き出し端子側から数えて(m+1)番目の周回コイルとしたことを特徴としている。これにより、外部引き出し端子側から数えて1番目からm番目までの周回コイルを連続したm個のスロットからなる相スロット群のそれぞれに1個ずつ配置する構成とすることが可能となり、相スロット群における電位のバランスを良好にすることができる。しかも、端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に外部引き出し端子側から数えて(m+1)番目の周回コイルを配置することで、相スロット群における電位のバランスを良好にしつつ、端子側周回コイルの径方向に隣接する周回コイルの外部引き出し端子からの距離を回路上最小とすることができる。この結果、相スロット群における電位のバランスを良好にしつつ、コイルエンドにおいて隣接する周回コイル間の電位差を抑制することが可能となる。
構成1では、周方向に並ぶ複数のスロットのうち連続したm個のスロットからなる相スロット群が複数繰り返し配置された円筒状の固定子鉄心、及び前記各相スロット群に収容された複数の相コイルを中性点で接続してなる固定子巻線を有する固定子と、前記固定子の内周側に配置され、周方向に沿って複数の磁極が形成された回転子とを備え、インバータにより断続的に電流が供給されて駆動される電動機において、前記各相コイルを、前記固定子鉄心の周方向に略1周する周回コイルをn個(nは2×m以上の整数)直列接続して形成し、前記n個の周回コイルのうち外部引き出し端子に接続されている端子側周回コイルを、前記相スロット群を構成するm個のスロットのうち、他相の前記相スロット群と隣り合わない前記スロットに収容するとともに、前記端子側周回コイルが収容されている同一スロットにおける前記端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に、前記外部引き出し端子側から数えて2番目の周回コイル以外の周回コイルを収容したことを特徴としている。
これによると、端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に、外部引き出し端子側から数えて2番目の周回コイル以外の周回コイルを収容している。これにより、端子側周回コイルが収容されているスロットの隣のスロットにおいて端子側周回コイルと周方向に隣り合う位置に、端子側周回コイルと径方向に隣接する周回コイルよりも回路上外部引き出し端子側のコイルを収容することが可能となる。これにより、コイルエンドにおいてこれら周方向に隣接する周回コイル間の電位差を、端子側周回コイルとその径方向に隣接配置されている周回コイルとの両端間の電位差よりも小さくすることができる。この結果、少なくとも周方向に隣接するこの周回コイル間における電位差を抑制し、部分放電の発生を抑止することが可能となる。
請求項に記載の発明では、前記固定子巻線を、断面略矩形状の電気導体により形成したことを特徴としている。これにより、スロット内における電気導体の占積率を高めることができ、電動機の高出力化が可能となる。
請求項に記載の発明では、前記スロットに配置された複数の導体セグメントの端部を互いに接合し、前記周回コイルを形成したことを特徴としている。連続線でなく複数の導体セグメントで周回コイルを形成することにより、周回コイルをスロット内に整列して配置することが容易となる。この結果、スロット内における電気導体の占積率を高め、電動機を高出力化することが容易となる。
以下、本発明の電動機を車両の走行動力発生用の走行モータとして具現化した場合の一実施の形態について説明する。
まず、本実施形態の走行モータの構成について説明する。図1は本実施形態の走行モータの全体構造を示す断面図である。また、図2は走行モータの回路図である。図1に示すように、本実施形態の走行モータ10は、ハウジング11、回転子20、固定子30を含んで構成されている。
回転子20は、回転軸21、回転子鉄心22及び永久磁石23を含んで構成されている。回転子鉄心22は回転軸21に固定されている。また、回転軸21は一組の軸受12,13を介してハウジング11に回転自在に支持されている。永久磁石23は、回転子鉄心22の周方向に所定ピッチで複数個埋設して配置され、各永久磁石23の極性が周方向に交互に異なるように着磁されている。なお、回転子20の構造は、例えば、ランデルポールコアに界磁巻線を巻装した巻線界磁式等、公知の種々の形式に置換可能である。
固定子30は、回転子20の径方向外側に配置されている。固定子30は、固定子鉄心31と固定子巻線32とにより構成されている。固定子鉄心31は円筒状であり、ハウジング11の周壁内周面に固定されている。固定子巻線32は、固定子鉄心31の各スロットに巻装されている。また、固定子鉄心31の一方の軸方向端面からは固定子巻線32の第1コイルエンド部32aが回転軸21に沿った方向に突出しており、他方の軸方向端面からは固定子巻線32の第2コイルエンド部32bが回転軸21に沿った方向に突出している。
図2に示すように、固定子巻線32は、U相コイル32UとV相コイル32VとW相コイル32Wとを中性点Nで接続することによりY結線されて形成されている。U相コイル32Uは、第1〜第6の周回コイルU1〜U6が直列接続されて形成されている。同様に、V相コイル32Vは第1〜第6の周回コイルV1〜V6が直列接続されて形成され、W相コイル32Wは第1〜第6の周回コイルW1〜W6が直列接続されて形成されている。なお、各相の周回コイルは、各相コイル32U,32V,32Wの外部引き出し端子(以下、U端子320U、V端子320V、W端子320Wと呼ぶ)側から中性点N側に向けて第1から第6と番号づけしている。
バッテリ40と、U端子320U,V端子320V及びW端子320Wとの間には、インバータ41が接続されている。インバータ41は、六つのパワー素子42から構成されている。
車両駆動時においては、コントローラ(図示略)からの指示により、パワー素子42が適宜スイッチング操作され、バッテリ40からインバータ41を介して固定子巻線32に三相交流電圧が印加される。この印加電圧により、回転子20が回転する。回転子20の回転軸21は、エンジンのクランク軸(図示略)に直結或いはクラッチ、ギヤ等を介して結合されている。直結の場合は、回転子20の回転軸21の回転により、エンジンが始動する。
次に、固定子30の詳細について説明する。図3は固定子巻線32を構成する基本セグメント33の模式的形状を示す斜視図である。図4は固定子30の軸方向に垂直な断面を展開して部分的に示す図である。
固定子鉄心31は、薄い鋼板を重ね合わせた積層型のものであり、その内周面には複数のスロット35が形成されている。なお、スロット35は、回転子20の磁極数に対応して三相の固定子巻線32をスロット35内に収容するために、72個形成されている。
図3に示すように、固定子巻線32は、略矩形断面(平角断面)の一定太さの電気導体を略U字状に成形した基本セグメント33をスロット35に挿入し、それらの端部を接続して形成されている。基本セグメント33は、大セグメント331と小セグメント332とにより構成されている。
大セグメント331は、内径側被収容部331a、外径側被収容部331b、ターン部331c、内径側開放端部331d及び外径側開放端部331eを有している。内径側被収容部331aと外径側被収容部331bとは、それぞれ所定の磁極ピッチ(本実施形態では9スロット分)だけ離間した二つのスロット35に収容されている。大セグメント331の内径側被収容部331aはスロット35における最内径側に配置されており、外径側被収容部331bはスロット35における最外径側に配置されている。ターン部331cは内径側被収容部331aの一端と外径側被収容部331bの一端とをスロット35の外で連結している。内径側開放端部331dは内径側被収容部331aの他端からスロット35の外に延在している。同様に、外径側開放端部331eは、外径側被収容部331bの他端からスロット35の外に延在している。
小セグメント332も、大セグメント331と同様に、内径側被収容部332a、外径側被収容部332b、ターン部332c、内径側開放端部332d及び外径側開放端部332eを有している。小セグメント332は、大セグメント331に囲まれるように配置されている。内径側被収容部332aと外径側被収容部332bとは、それぞれ所定の磁極ピッチだけ離間した二つのスロットに収容されている。内径側被収容部332aはスロット35における内径側被収容部331aの外径側に隣接して配置されており、外径側被収容部332bはスロット35における外径側被収容部331bの内径側に隣接して配置されている。ターン部332cは、内径側被収容部332aの一端と外径側被収容部332bの一端とを、スロット外で連結している。内径側開放端部332dは、内径側被収容部332aの他端からスロット外に延在している。同様に、外径側開放端部332eは、外径側被収容部332bの他端からスロット外に延在している。
上述のように、固定子巻線32は複数の基本セグメント33の端部を接続して形成されている。そして、図4に示すように、固定子鉄心31の各スロット35には、それぞれ偶数本(本実施形態では4本)のセグメント331,332の被収容部331a,331b,332a,332bが収容されている。一のスロット35内における4本のセグメント331,332の被収容部331a,331b,332a,332bは、固定子鉄心31の径方向に関して内側から内端層X1、内中層X2、外中層X3、外端層X4の順で一列に配列されている。スロット35内におけるセグメント331,332とスロット35の内壁面との間には、セグメント331,332と固定子鉄心31との間を電気絶縁するインシュレータ34が配設されている。
上述のように、各スロット35内に配置された被収容部331a,331b,332a,332bは、所定の磁極ピッチ(本実施形態では9スロット分)離れた他のスロット35内に配置した被収容部331a,331b,332a,332bと対をなしている。特に、第1及び第2のコイルエンド部32a,32bにおける複数のセグメント331,332間の隙間を確保し整列して配置するために、一のスロット35内における所定の層の被収容部331a,331b,332a,332bは、所定の磁極ピッチ離れた他のスロット35内における他の層の被収容部331a,331b,332a,332bと対をなしている。
例えば、図4に示すように、一のスロット35内における内端層X1の被収容部331aは、固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における外端層X4の被収容部331bと対をなしている。同様に、一のスロット35内における内中層X2の被収容部332aは固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における外中層X3の被収容部332bと対をなしている。
そして、これらの対をなす被収容部331a,331b,332a,332bは、固定子鉄心31の第1コイルエンド部32a側において連続線(ターン部331c、332c)により接続されている。したがって、固定子鉄心31の第1コイルエンド部32a側においては、内中層X2の被収容部332bと外中層X3の被収容部332bとを接続するターン部332cを、内端層X1の被収容部331aと外端層X4の被収容部331bとを接続するターン部331cが囲むこととなる。
一方、一のスロット35内における内中層X2の被収容部332aは、固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における内端層X1の被収容部331a’とも電気的に対をなしている。同様に、一のスロット35内における外端層X4の被収容部331b’は、固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における外中層X3の被収容部332bと電気的に対をなしている。
そして、固定子鉄心31の第2コイルエンド部32b側において、これらの被収容部332a,331a’,331b’,332bからスロット35の外に延在する開放端部332d,331d’,331e’,332eの端部同士は溶接等で接合され電気的に結線されている。したがって、固定子鉄心31の第2コイルエンド部32b側においては、内端層X1の電気導体と内中層X2の電気導体とを接続する接合部と、外中層X3の電気導体と外端層X4の電気導体とを接続する接合部とが、径方向に並んでいる。
また、図4に示すように、周方向に並ぶ3つのスロット35でU相スロット群35U,V相スロット群35V及びW相スロット群35Wを形成している。そして、各相スロット群35U,35V,35Wに収容されているセグメント33で各相コイル32U,32V,32Wが形成されている。ここで、同相の相コイル32U,32V,32Wが収容されて互いに周方向に並ぶスロット35をそれぞれ互いに同相スロットであると呼び、これらの同相スロット全体を同相スロット群35U,35V,35Wと呼ぶものとする。
上述したセグメント33の接続について、巻線仕様図を用いてさらに説明する。図5及び図6は、U相における第i周回コイルUi及び第i’周回コイルUi’(i,i’は1〜6のいずれか)の結線状態を示す巻線仕様図である。図5及び図6においては、内端層X1に収容され又はそこからスロット35外に延在するセグメント33の部分(大セグメント331の内径側被収容部331a、内径側開放端部331d、及びターン部331cの内径側被収容部331a側の部分)を二点鎖線で示している。同様に、内中層X2、外中層X3及び外端層X4に収容され又はそこからスロット35外に延在するセグメント33の部分をそれぞれ実線、破線、一点鎖線で示している。また、図5及び図6においては、上段がタ−ン部331c、332cを配列してなる第1コイルエンド部32aであり、下段が接合部を配列してなる第2コイルエンド部32bである。なお、図の中央に横一列に並ぶ数字はスロット番号を表している。
図5に示すように、第i周回コイルUiを構成するセグメント331,332の被収容部331a,331b,332a,332bはスロット番号の1番から9スロットおきに配置されている。上述のように、第1コイルエンド部32aにおいて、一のスロット35内における内端層X1の被収容部331aは、固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における外端層X4の被収容部331bとターン部331cにより接続されている。同様に、一のスロット35内における内中層X2の被収容部332aは固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における外中層X3の被収容部332bとターン部332cにより接続されている。
一方、第2コイルエンド部32bにおいて、一のスロット35内における内中層X2の被収容部332aは、固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における内端層X1の被収容部331aと溶接等により接合されている。同様に、一のスロット35内における外端層X4の被収容部331bは、固定子鉄心31の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内における外中層X3の被収容部332bと溶接等により接合されている。
そして、固定子鉄心31を略1周する第n周回コイルUnが形成される。なお、第i周回コイルUiの両端部i1,i2を含むセグメントは、基本セグメント33とは形状の異なる異形セグメントで構成されている。
同様に、図6に示すように、第i周回コイルUiを収容しているものと同一のスロット35に収容された他のセグメント33で、固定子鉄心31を略1周する第i’周回コイルUi’が形成される。
他のU相スロット群35Uに属するスロット35に配置されているセグメント33も同様に2つの周回コイルUiが形成され、U相スロット群35で計6つの周回コイルU1〜U6が形成される。6つの周回コイルU1〜U6は直列に接続されてU相コイル32Uが形成される。
ここで、6つの周回コイルU1〜U6は、U相スロット群35U内において図7(a)に示すような配置とされている。図7(a)において、セグメント33に付された1から6の数字は、各相の周回コイル(U1からU6等)を示している。図7(a)に示すように、周方向に並ぶ3つのU相スロットのうち、中央のスロット35内に第1及び第4の周回コイルU1,U4が配置されている。そして、その右隣のスロット35内には、第2及び第5の周回コイルU2,U5、左隣のスロット35内に第3及び第6の周回コイルU3,U6が配置されている。なお、周回コイルU1,U2及びU3は隣り合うスロット35内において同層に配置されている。同様に、周回コイルU4,U5及びU6も隣り合うスロット35内において同層に配置されている。
U相コイル32Uと同様にして、互いに120度ずつ位相の異なるスロット35にV相コイル32V及びW相コイル32Wが形成されている。
次に、上記構成の走行モータ10において、インバータ41を介して固定子巻線32にU端子320Uから電圧を印加した瞬間の周回コイルにかかる電圧を本発明の効果とともに説明する。
図7には、周回コイル間及び周回コイルと固定子鉄心31との間の浮遊容量の結合状態を模式的に示している。また、図8は浮遊容量を含めた固定子巻線の等価回路を示す図、図9はインバータスイッチングにより1300Vサージ電圧を印加した場合における各周回コイルのU端子からの電位差を示す図である。なお、図7から図9では、(a)は本実施形態、(b)は従来の周回コイルの結合構造によるものを示している。
図7に示すように、スロット35内において径方向に隣接する各セグメント33間及び各セグメント33と固定子鉄心31と間には、浮遊容量36,37が存在している。したがって、インバータ41によるスイッチングの瞬間には、これらの浮遊容量36,37を介して周回コイルに電流が流れる。なお、周方向に隣り合うスロット35内に収容されているセグメント33間にも浮遊容量は存在するが、上記浮遊容量36,37に比べて非常に小さいので、省略している。
図7(b)に示す従来の構成では、一のスロット35に収容されている4本のセグメント33で形成された二つの周回コイル(例えばU1,U2)は直接直列に接続されている。したがって、U端子U320が接続されている第1周回コイルU1は、スロット35内において第2周回コイルU2と径方向に隣接配置されている。そのため、インバータ41のスイッチングの瞬間、図8(b)の矢印で示すように、電流はU端子U320からまず第1周回コイルU1に流れ、次にそれに接続されている浮遊容量36を介して同じスロット35内に配置されている第2周回コイルU2に流れる。このため、スイッチングの瞬間における電流は、第1及び第2の周回コイルU1,U2に集中する。その結果、図9(b)に示すように、第1及び第2の周回コイルU1,U2の両端に高電位差が発生する。
また、U端子U320との間の電位差は回路上でU端子U320から離れるほど大きくなる。そして、従来の構成では、U端子U320に接続されている第1周回コイルU1は、第1コイルエンド部32aにおいて、第2,第3及び第5周回コイルU2,U3,U5と径方向又は周方向に隣接している。
そして、U端子U320から第3周回コイルU3までの間及びU端子U320から第5周回コイルU5までの間には、スイッチングの瞬間に電流が集中して流れる2つの周回コイルU1,U2が含まれている。そのため、スイッチングの瞬間におけるU端子U320から第3周回コイルU3までの間の電位差は約850Vとなり、U端子U320から第5周回コイルU5までの間の電位差は約1000Vとなる。ここで、本実施形態の体格の走行モータ10では、第1コイルエンド部32aにおけるコイル間の電圧が約800V以上になると部分放電が発生しうる。したがって、従来の周回コイルの結合構造では、スイッチングの瞬間において、第1周回コイルU1と第3周回コイルU3との間及び第1周回コイルU1と第5周回コイルU5との間で部分放電が発生するおそれがある。
これに対し、図7(a)に示す本発明の構成では、U端子U320が接続されている第1周回コイルU1は、スロット35内において第4周回コイルU4と径方向に隣接して配置されている。そのため、インバータ41のスイッチングの瞬間、図8(a)の矢印で示すように、電流はU端子U320からまず第1周回コイルU1に流れ、次にそれに接続されている浮遊容量36を介して同じスロット35内に配置されている第4周回コイルU4に流れる。このため、スイッチングの瞬間における電流は、U端子U320側に集中することなく、U端子U320側と中性点N側とに分散して流れる。その結果、図9(a)に示すように、両端に高電位差が生じる高電位差コイルが分散する。
そして、本発明の構成では、第1コイルエンド部32aにおいて、U端子U320に接続されている第1周回コイルU1は、第2,第3及び第4周回コイルU2,U3,U4と径方向又は周方向に隣接している。これらの周回コイルU2,U3,U4の中で、第1周回コイルU1と回路上最も離れた位置にある周回コイルは第4周回コイルU4である。
そして、U端子U320から第4周回コイルU4までの間には、スイッチングの瞬間に電流が集中して流れる周回コイルは第1周回コイルU1だけである。そのため、図9(a)に示すように、スイッチングの瞬間におけるU端子U320から第4周回コイルU4までの間の電位差を約600Vとすることができる。その結果、第1周回コイルU1と第2,第3及び第4周回コイルU2,U3,U4との間で部分放電が発生するおそれを抑制することができる。
特に、本実施形態では、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルを第4周回コイルU4としている。これにより、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルを、第1周回コイルU1の周方向隣接コイルよりも中性点N側のものとしつつ、その周回コイルのU端子320Uからの回路上の距離を最小にすることができる。すなわち、第1周回コイルU1の周方向両隣に第2及び第3の周回コイルU2,U3を配置し、第1周回コイルU1と径方向に隣接する位置に第4周回コイルU4を配置する構成が、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルを、第1周回コイルU1の周方向隣接コイルよりも中性点N側のものとしつつ、第1周回コイルU1とその径方向に隣接する周回コイルとの距離を最も近くするものとなる。この構成とすることにより、第1コイルエンド部32aにおいて隣接する周回コイル間の電位差を抑制し、部分放電の発生をより効果的に抑止できる。
本実施形態では、固定子巻線32は、スロット35内に挿入された複数の略U字状セグメント33の端部を接合して形成されている。固定子巻線32を形成する電気導体をセグメント状とすることで、電気導体をスロット35内に整列して配置することが容易となり、スロット35内における導体占積率を高めることが容易となる。また、セグメント33は断面が略矩形状であり、スロット35の形状に沿ったものとすることで、スロット35内における導体占積率を高めている。これにより、走行モータ10の高出力化が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、周方向に並んだ3つのスロット35でスロット群35U,35V,35Wを形成したが、スロット群35U,35V,35Wを形成するスロット35の数は3つに限られるものではなく、3つ以上であればよい。また、各相コイル32U,32V,32Wは6つの周回コイルU1〜U6,V1〜V6,W1〜W6で形成したが、6つ以上で形成してもよい。
なお、スロット群を形成するスロット35の数をm個(mは3以上の整数)とした場合、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルを第(m+1)周回コイルとしてもよい。これにより、U端子U320から数えて1番目からm番目までの周回コイルを連続したm個のスロット25からなる相スロット群のそれぞれに1個ずつ配置する構成とすることが可能となり、相スロット群における電位のバランスを良好にすることができる。しかも、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルを第(m+1)周回コイルとすることで、相スロット群における電位のバランスを良好にしつつ、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルのU端子U320からの距離を回路上最小とすることができる。この結果、相スロット群における電位のバランスを良好にしつつ、コイルエンドにおいて隣接する周回コイル間の電位差を抑制することが可能となる。
また、上記実施形態では、第1周回コイルU1の径方向の隣接位置に、第1周回コイルU1の両周方向隣接コイルよりも中性点N側の周回コイルを配置した。しかし、第1周回コイルU1の径方向隣接コイルを周方向隣接コイルの少なくとも一方よりも中性点N側の周回コイルとすることで、第1コイルエンド部32aにおける部分放電の発生を抑止することが可能となる。すなわち、従来の構成では、第1周回コイルU1とその径方向に隣接する第2周回コイルU2とが直接直列に接続されていた。したがって、第1周回コイルU1の周方向隣接コイルはいずれも、第1周回コイルU1の径方向に隣接する第2周回コイルU2よりも中性点N側のものとなっている。そのため、第1コイルエンド部32aにおいて、第1周回コイルU1と両周方向隣接コイルとの間で部分放電を発生するおそれがある。この点、第1周回コイルU1の周方向隣接コイルうちの少なくとも一方を第1周回コイルU1の径方向隣接コイルよりも中性点N側の周回コイルとすることで、部分放電が発生するおそれのある箇所を少なくすることができ、第1コイルエンド部32aにおける部分放電の発生を抑止することが可能となる。
本発明の走行モータの全体構造を示す断面図。 本発明の走行モータの回路図。 本発明の固定子巻線を構成するセグメントの模式的形状を示す斜視図。 本発明の固定子の部分的な模式断面図。 本発明の周回コイルの巻線仕様図。 本発明の周回コイルの巻線仕様図。 (a)は本発明、(b)は従来におけるスロット群における周回コイルの配置位置及び浮遊容量の結合状態を模式的に示す図。 (a)は本発明、(b)は従来における浮遊容量を含めた固定子巻線の等価回路を示す図。 (a)は本発明、(b)は従来におけるインバータスイッチングの瞬間のU端子からの電位差を示す図。
符号の説明
10…走行モータ、11…ハウジング、12,13…軸受、20…回転子、21…回転軸、22…回転子鉄心、23…永久磁石、30…固定子、31…固定子鉄心、32…固定子巻線、33…セグメント、331…大セグメント、332…小セグメント、34…インシュレータ、35…スロット、36,37…浮遊容量。

Claims (5)

  1. 周方向に並ぶ複数のスロットのうち連続したm個のスロットからなる相スロット群が複数繰り返し配置された円筒状の固定子鉄心、及び前記各相スロット群に収容された複数の相コイルを中性点で接続してなる固定子巻線を有する固定子と、
    前記固定子の内周側に配置され、周方向に沿って複数の磁極が形成された回転子とを備え、
    インバータにより断続的に電流が供給されて駆動される電動機において、
    前記各相コイルを、前記固定子鉄心の周方向に略1周する周回コイルをn個(nは2×m以上の整数)直列接続して形成し、
    前記n個の周回コイルのうち外部引き出し端子に接続されている端子側周回コイルを、前記相スロット群を構成するm個のスロットのうち、他相の前記相スロット群と隣り合わない前記スロットに収容するとともに、
    前記端子側周回コイルが収容されている同一スロットにおける前記端子側周回コイルと径方向に隣接する位置に、そのスロットの隣のスロットにおいて前記端子側周回コイルと周方向に隣り合う位置に収容する周回コイルよりも中性点側の周回コイルを収容したことを特徴とする電動機。
  2. 前記端子側周回コイルと径方向に隣接する前記周回コイルを、前記外部引き出し端子側から数えて4番目の周回コイルとしたことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記端子側周回コイルと径方向に隣接する前記周回コイルを、前記外部引き出し端子側から数えて(m+1)番目の周回コイルとしたことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  4. 前記固定子巻線を、断面略矩形状の電気導体により形成したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の電動機。
  5. 前記スロットに配置された複数の導体セグメントの端部を互いに接合し、前記周回コイルを形成したことを特徴とすることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の電動機。
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