JP2016124674A - 印刷装置およびラベル剥離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】台紙を精度良く送ることができる印刷装置を提供する。
【解決手段】台紙101に貼付されたラベル部に対して印刷を行う印刷部と、印刷部よりも台紙の送り経路の下流側に設けられ、台紙を折り曲げる折曲部材11と、折曲部材11よりも送り経路の下流側で台紙101を挟持して送る台紙送り部12とを備え、台紙送り部12は、紙幅方向における台紙101の両端部を除いた領域で台紙101と接する剥離従動ローラー16を有する。
【選択図】図2
【解決手段】台紙101に貼付されたラベル部に対して印刷を行う印刷部と、印刷部よりも台紙の送り経路の下流側に設けられ、台紙を折り曲げる折曲部材11と、折曲部材11よりも送り経路の下流側で台紙101を挟持して送る台紙送り部12とを備え、台紙送り部12は、紙幅方向における台紙101の両端部を除いた領域で台紙101と接する剥離従動ローラー16を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、台紙からラベル部を剥離可能な印刷装置およびラベル剥離装置に関するものである。
従来、台紙の表面に貼付されたラベルに対して印刷を行うサーマルヘッドと、台紙の裏面が内側となるように、台紙の送り経路を折り曲げるための台紙屈曲用ガイドと、印刷されたラベルが、台紙屈曲用ガイドにおいて台紙から剥離されるように、台紙屈曲用ガイドよりも台紙の送り経路の下流側で台紙を挟持して送る台紙送り部とを備えたラベルプリンターが知られている。この台紙送り部は、サーマルヘッドの印刷面に押圧されたプラテンローラーと、プラテンローラーに対して従動回転するピーラーローラーとを有している(特許文献1参照)。
本発明者は、以下の課題を見出した。
従来のラベルプリンターのような印刷装置において、台紙送り部が、紙幅方向における台紙の両端部を含めて台紙を挟持していると、挟持された箇所を中心として台紙が幅方向にほとんど振れ動くことができない。このため、台紙送り部における台紙の送り方向(以下「下流側送り方向」という。)が、台紙送り部よりも上流側における台紙の送り方向(以下「上流側送り方向」という。)に対して歪んだ場合に、下流側送り方向が上流側送り方向に追従することができず、逆に、上流側送り方向が、下流側送り方向に影響を受け、台紙送りエラーを引き起こしてしまう。その結果、台紙送り部において台紙が斜行または蛇行した場合に、台紙送り部よりも上流側においても台紙が斜行または蛇行して印刷不良に陥ってしまう。
従来のラベルプリンターのような印刷装置において、台紙送り部が、紙幅方向における台紙の両端部を含めて台紙を挟持していると、挟持された箇所を中心として台紙が幅方向にほとんど振れ動くことができない。このため、台紙送り部における台紙の送り方向(以下「下流側送り方向」という。)が、台紙送り部よりも上流側における台紙の送り方向(以下「上流側送り方向」という。)に対して歪んだ場合に、下流側送り方向が上流側送り方向に追従することができず、逆に、上流側送り方向が、下流側送り方向に影響を受け、台紙送りエラーを引き起こしてしまう。その結果、台紙送り部において台紙が斜行または蛇行した場合に、台紙送り部よりも上流側においても台紙が斜行または蛇行して印刷不良に陥ってしまう。
本発明は、台紙が斜行または蛇行して印刷不良に陥ることを抑制することができる印刷装置および台紙を精度良く送ることができるラベル剥離装置を提供することを課題としている。
本発明の印刷装置は、台紙に貼付されたラベル部に対して印刷を行う印刷部と、印刷部よりも台紙の送り経路の下流側に設けられ、台紙を折り曲げる折曲部材と、折曲部材よりも送り経路の下流側で台紙を挟持して送る台紙送り部と、を備え、台紙送り部は、紙幅方向における台紙の両端部を除いた領域で台紙と接する剥離ローラーを有することを特徴とする。
この構成によれば、台紙送り部が、紙幅方向における台紙の両端部では台紙を挟持しておらず、台紙の両端部を除いた領域で台紙を挟持する。この場合、台紙送り部が台紙の両端部を含めて台紙を挟持する場合に比べ、挟持された箇所を中心として台紙が幅方向に振れ動くことができる。このため、下流側送り方向が上流側送り方向に対して歪んでいる場合に、下流側送り方向が上流側送り方向に追従することができ、下流側送り方向が上流側送り方向に影響を与えることが抑制される。その結果、印刷装置は、台紙送り部において台紙が斜行または蛇行した場合にも、台紙送り部よりも上流側において台紙が斜行または蛇行して印刷不良に陥ることを抑制することができる。
この場合、剥離ローラーは、紙幅方向における台紙の中央を含めて台紙と接することが好ましい。
この構成によれば、台紙送り部が、紙幅方向における台紙の中央を含めて台紙を挟持する。この場合、台紙送り部が中央から外れた領域で台紙を挟持する場合に比べ、台紙送り部が台紙の斜行または蛇行を引き起こすことが抑制される。したがって、印刷装置は、台紙をより精度良く送ることができる。
この場合、固定ガイドおよび可動ガイドを有し、固定ガイドに対して可動ガイドが移動することにより変更されるガイド幅で、台紙の幅端と接する台紙ガイドと、可動ガイドの移動に連動して剥離ローラーを移動させる連動機構と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、印刷装置は、台紙の幅が異なる場合にも、台紙の幅に応じて可動ガイドを移動させることができる。
この場合、台紙送り部は、連動機構による剥離ローラーの移動範囲よりも長いローラー幅を有して剥離ローラーとの間で台紙を挟持する駆動ローラー、をさらに有し、剥離ローラーは、駆動ローラーに対して従動回転することが好ましい。
この構成によれば、連動機構が、可動ガイドの移動に連動して、駆動ローラーおよび剥離ローラーのうち、剥離ローラーのみを移動させる。このため、連動機構が、動力伝達機構を介して駆動源と動力接続された駆動ローラーを移動させる必要がなく、動力伝達機構の構成が複雑化することを抑制できる。
この場合、台紙ガイドは、折曲部材において台紙が折り曲げられる位置で、台紙の幅端と接することが好ましい。
この構成によれば、折り曲げられた箇所では、台紙の端面が潰れにくくなるため、台紙ガイドが、台紙を適切にガイドすることができる。
この場合、印刷部は、ラベル部に対してインクを吐出するインク吐出部、を有することが好ましい。
この構成によれば、印刷部がインクジェット方式によりラベル部に印刷を行うため、サーマル方式などに比べて、ラベル部が貼付された台紙の送り精度が要求されるところ、印刷装置は、上述したように、台紙を精度良く送ることができるため、ラベル部に対して良好に印刷を行うことができる。
本発明のラベル剥離装置は、ラベル部が貼付された台紙を折り曲げる折曲部材と、折曲部材よりも送り経路の下流側で台紙を挟持して送る台紙送り部と、を備え、台紙送り部は、紙幅方向における台紙の両端部を除いた領域で台紙と接する剥離ローラーを有することを特徴とする。
この構成によれば、台紙送り部が、紙幅方向における台紙の両端部では台紙を挟持しておらず、台紙の両端部を除いた領域で台紙を挟持する。この場合、台紙送り部が台紙の両端部を含めて台紙を挟持する場合に比べ、挟持された箇所を中心として台紙が幅方向に振れやすくなる。このため、ラベル剥離装置は、台紙送り部において台紙が斜行または蛇行した場合にも、その斜行または蛇行が台紙送り部よりも上流側における台紙の送りに与える影響を小さくすることができ、台紙を精度良く送ることができる。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る印刷装置1について説明する。
図1に示すように、印刷装置1には、ロール体Rがセットされる。ロール体Rは、ラベル用紙100をロール状に巻いたものである。ラベル用紙100は、台紙101と、複数のラベル部102とを備えている。台紙101は、帯状の連続紙である。台紙101の表面101aには、複数のラベル部102が台紙101の長さ方向に略等間隔に貼付されている。なお、ラベル部102が貼付された面を表面101aと呼び、その反対側の面を裏面101bと呼ぶが、これが逆であってもよい。台紙101には、幅の異なる複数種のものが用意されている。なお、台紙101およびラベル部102の材質は、特に限定されるものではない。
印刷装置1は、印刷部2と、剥離部3とを備えている。印刷部2は、通信可能に接続されたパソコン(図示省略)等から受信した画像データに基づいて、各ラベル部102に対してインクジェット方式で印刷を行う。剥離部3は、印刷されたラベル部102を、印刷部2よりもラベル用紙100の送り経路の下流側に設けられた折曲部材11(後述する)において、台紙101から剥離する。剥離されたラベル部102は、折曲部材11に対して印刷部2とは反対側、つまり折曲部材11の前方において、例えばラベル貼付装置50やユーザーの手によって保持され、貼付対象物に貼付される。
なお、剥離部3は、オプションとして印刷部2に着脱可能に装着される。すなわち、ラベル部102を台紙101から剥離する必要がない場合等には、剥離部3が印刷部2に装着されていない状態で印刷装置1を使用することも可能である。
なお、剥離部3は、オプションとして印刷部2に着脱可能に装着される。すなわち、ラベル部102を台紙101から剥離する必要がない場合等には、剥離部3が印刷部2に装着されていない状態で印刷装置1を使用することも可能である。
印刷部2は、ロール体装着部4と、送りローラー対5と、プラテン6と、インク吐出部7とを備えている。
ロール体装着部4には、ロール体Rが繰出し可能にセットされる。送りローラー対5は、ラベル用紙100を挟持してプラテン6に向けて送る。また、送りローラー対5は、ラベル用紙100を、逆送り(バックフィード)、すなわち、ロール体装着部4に向けて送ることもできる。送りローラー対5は、送りモーター(図示省略)からの動力が伝達されることにより、回転する。
プラテン6の上面には、図示省略したが、複数の吸引孔が設けられており、各吸引孔は、吸引ファンに連通している。これにより、ラベル用紙100がプラテン6の上面に吸引されるため、ラベル用紙100がインクジェットヘッド8(後述する)のノズル面に干渉することが抑制される。
インク吐出部7は、例えばCMYKの4色に対応した複数のインクジェットヘッド8を備えている。各インクジェットヘッド8は、プラテン6上で吸引されているラベル部102に対し、インクを吐出する。
このように構成された印刷部2では、送りローラー対5がロール体装着部4にセットされたロール体Rからラベル用紙100を引き出して送り、また、インク吐出部7が、プラテン6上に送られてきたラベル部102に対してインクを吐出することにより、ラベル部102に印刷が行われる。印刷されたラベル部102は、さらに剥離部3に向けて送られる。
剥離部3は、折曲部材11と、台紙送り部12と、台紙ガイド13と、連動機構14(図2参照)とを備えている。
折曲部材11は、台紙101の裏面101bが内側となるように、すなわちラベル部102が貼付された面とは反対側の面が内側となるように、台紙101の送り経路を鋭角に折り曲げるためのものである。台紙101とラベル部102との腰(剛度)の違いにより、台紙101およびラベル部102のうち台紙101のみが、折曲部材11の先端角部を基点に折り曲げられる。
台紙送り部12は、折曲部材11よりも台紙101の送り経路の下流側で台紙101を挟持して、台紙排出口31に向けて送る。
台紙ガイド13は、折曲部材11において台紙101が折り曲げられる位置で、台紙101の送り経路に直交する方向(以下「装置幅方向」という。)に台紙101をガイドする。
なお、台紙送り部12、台紙ガイド13および連動機構14については、後ほど改めて説明する。
台紙ガイド13は、折曲部材11において台紙101が折り曲げられる位置で、台紙101の送り経路に直交する方向(以下「装置幅方向」という。)に台紙101をガイドする。
なお、台紙送り部12、台紙ガイド13および連動機構14については、後ほど改めて説明する。
このように構成された剥離部3では、台紙送り部12が作動すると、台紙101が、折曲部材11において鋭角に折り曲げられ、テンションが掛かった状態で台紙排紙口に向けて送られる。これにより、折曲部材11の位置で台紙101からラベル部102が剥離される。
図2を参照して、台紙送り部12、台紙ガイド13および連動機構14について説明する。
台紙送り部12は、剥離駆動ローラー15と、剥離従動ローラー16と、剥離モーター17と、剥離動力伝達機構18と、ローラーホルダー19と、接続部21と、ローラー側ラック部22とを備えている。
なお、剥離従動ローラー16は、「剥離ローラー」の一例である。
台紙送り部12は、剥離駆動ローラー15と、剥離従動ローラー16と、剥離モーター17と、剥離動力伝達機構18と、ローラーホルダー19と、接続部21と、ローラー側ラック部22とを備えている。
なお、剥離従動ローラー16は、「剥離ローラー」の一例である。
剥離駆動ローラー15は、剥離モーター17からの動力が、ギア列等により構成された剥離動力伝達機構18を介して伝達されることにより、回転する。剥離従動ローラー16は、剥離駆動ローラー15に対して従動回転する。剥離駆動ローラー15は、幅の異なる複数種の台紙101のうち、最大幅の台紙101よりも長いローラー幅を有している(図2(b)参照)。一方、剥離従動ローラー16は、最小幅の台紙101よりも短いローラー幅を有している(図2(a)参照)。ローラーホルダー19は、剥離従動ローラー16を回転可能に支持している。接続部21は、ローラーホルダー19とローラー側ラック部22とを接続している。ローラー側ラック部22は、装置幅方向に延在し、後述する第2ピニオン28と噛み合っている。
台紙ガイド13は、固定ガイド23と、可動ガイド24とを備えている。固定ガイド23は、台紙101の送り経路に対して、装置幅方向の一方の側に固定されている。固定ガイド23は、台紙101の送り経路に沿って設けられ、台紙101の一方の幅端と接する。可動ガイド24は、装置幅方向に移動可能に設けられている。可動ガイド24は、可動ガイド本体25と、ガイド側ラック部26とを備えている。可動ガイド本体25は、固定ガイド23に対向するようにして、台紙101の送り経路に沿って設けられている。可動ガイド本体25は、台紙101の他方の幅端と接する。ガイド側ラック部26は、可動ガイド本体25の上流側端部から固定ガイド23側に向かって延在している。ガイド側ラック部26は、後述する第1ピニオン27と噛み合っている。固定ガイド23に対して可動ガイド24が離接することにより、ガイド幅、すなわち固定ガイド23と可動ガイド本体25との間の間隙が変更される。これにより、台紙ガイド13は、セットされたロール体Rの台紙101の幅に適したガイド幅で、台紙101を装置幅方向にガイドすることができる。
連動機構14は、可動ガイド24の装置幅方向への移動に連動して、剥離従動ローラー16を装置幅方向に移動させる。連動機構14は、第1ピニオン27と、第2ピニオン28とを備えている。第1ピニオン27は、ガイド側ラック部26と噛み合っている。第2ピニオン28は、第1ピニオン27の一方の平面に固定され、ローラー側ラック部22と噛み合っている。このため、可動ガイド24が装置幅方向に移動すると、可動ガイド24のガイド側ラック部26と噛み合った第1ピニオン27が回転する。さらに、第1ピニオン27に伴って、第2ピニオン28が回転し、第2ピニオン28と噛み合ったローラー側ラック部22およびこれに連なる剥離従動ローラー16が装置幅方向に移動する。第1ピニオン27と第2ピニオン28との歯数比は、可動ガイド24の移動距離に対して、剥離従動ローラー16の移動距離が略1/2となるように設定されている。このため、連動機構14は、剥離従動ローラー16が、常に、台紙101の幅方向(以下「紙幅方向」という。)における台紙101の中央を含めて台紙101と接するように、可動ガイド24の移動に連動して剥離従動ローラー16を移動させる。
図3および図4を参照して、本実施形態に係る印刷装置1と、本発明の比較例に係る印刷装置1Aとを比較しつつ説明する。
図3に示すように、本実施形態に係る印刷装置1では、剥離従動ローラー16が、上述したように、最小幅の台紙101よりも短いローラー幅を有し、また、紙幅方向における台紙101の中央を含めて台紙101と接している。すなわち、剥離従動ローラー16は、紙幅方向における台紙101の両端部では台紙101と接しておらず、紙幅方向における台紙101の中央を含めて台紙101と接している。このため、台紙送り部12は、剥離駆動ローラー15と剥離従動ローラー16との間で、紙幅方向における台紙101の両端部では台紙101を挟持しておらず、紙幅方向における台紙101の中央を含めて台紙101を挟持する。この場合、台紙送り部12が両端部を含めて台紙101を挟持する場合に比べ、挟持された箇所を中心として台紙101が紙幅方向に振れ動くことができる。このため、台紙送り部12における台紙101の送り方向(以下「下流側送り方向D2」という。)が、台紙送り部12よりも上流側つまり印刷部2における台紙101の送り方向(以下「上流側送り方向D1」という。)に対して歪んでいる場合に(図3(a)参照)、下流側送り方向D2が上流側送り方向D1に追従することができ(図3(b)参照)、下流側送り方向D2が上流側送り方向D1に影響を与えることが抑制される。その結果、印刷装置1は、台紙送り部12において台紙101が斜行または蛇行した場合にも、印刷部2において台紙101(ラベル用紙100)が斜行または蛇行することを抑制することができ、台紙101を精度良く送ることができる。
なお、剥離従動ローラー16のローラー幅が短いほど、挟持された箇所を中心として台紙101が紙幅方向に振れ動きやすくなる。このため、剥離従動ローラー16のローラー幅は、台紙101の送りに支障が生じない限りで、短い方が好ましい。例えば、剥離従動ローラー16のローラー幅は、最小幅の台紙101の寸法、つまり最小のガイド幅に対して、1/3以下であることが好ましく、1/5以下であることがより好ましい。
なお、剥離従動ローラー16のローラー幅が短いほど、挟持された箇所を中心として台紙101が紙幅方向に振れ動きやすくなる。このため、剥離従動ローラー16のローラー幅は、台紙101の送りに支障が生じない限りで、短い方が好ましい。例えば、剥離従動ローラー16のローラー幅は、最小幅の台紙101の寸法、つまり最小のガイド幅に対して、1/3以下であることが好ましく、1/5以下であることがより好ましい。
一方、図4に示すように、比較例に係る印刷装置1Aでは、剥離従動ローラー16が、剥離駆動ローラー15と同様に、最大幅の台紙101よりも長いローラー幅を有している。すなわち、剥離従動ローラー16は、紙幅方向における台紙101の両端部を含めて台紙101と接している。この場合、挟持された箇所を中心として台紙101が紙幅方向にほとんど振れ動くことができない。このため、下流側送り方向D2が、上流側送り方向D1に対して歪んだ場合に(図4(a)参照)、下流側送り方向D2が上流側送り方向D1に追従することができず、逆に、上流側送り方向D1が、下流側送り方向D2に影響を受け、下流側送り方向D2に倣ってしまう(図4(b)参照)。その結果、台紙送り部12において台紙101が斜行または蛇行した場合に、印刷部2においても台紙101が斜行または蛇行してしまう。
以上のように、本実施形態の印刷装置1によれば、ラベル用紙100を精度良く送ることができる。
また、本実施形態の印刷装置1は、印刷部2がインクジェット方式によりラベル部102に印刷を行うため、サーマル方式などに比べて、台紙101の送り精度が要求されるところ、上述したように、台紙101を精度良く送ることができるため、ラベル部102に対して良好に印刷を行うことができる。
また、本実施形態の印刷装置1は、印刷部2がインクジェット方式によりラベル部102に印刷を行うため、サーマル方式などに比べて、台紙101の送り精度が要求されるところ、上述したように、台紙101を精度良く送ることができるため、ラベル部102に対して良好に印刷を行うことができる。
本実施形態の印刷装置1は、台紙送り部12が、紙幅方向における台紙101の中央を含めて台紙101を挟持する。この場合、台紙送り部12が中央から外れた領域で台紙101を挟持する場合に比べ、台紙送り部12が台紙101の斜行または蛇行を引き起こすことが抑制される。したがって、印刷装置1は、台紙101をより精度良く送ることができる。
本実施形態の印刷装置1は、連動機構14が、可動ガイド24の移動に連動して、剥離駆動ローラー15および剥離従動ローラー16のうち、剥離従動ローラー16のみを移動させる。このため、連動機構14が、剥離動力伝達機構18を介して剥離モーター17と動力接続された剥離駆動ローラー15を移動させる必要がなく、剥離動力伝達機構18の構成が複雑化することを抑制できる。
本実施形態の印刷装置1は、折曲部材11において台紙101が折り曲げられる位置で、台紙ガイド13により台紙101を装置幅方向にガイドする。折り曲げられた箇所では、台紙101の端面が潰れにくくなるため、台紙ガイド13が、台紙101を適切にガイドすることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態は、以下のような形態に変更することができる。
本実施形態とは逆に、剥離従動ローラー16のローラー幅を、最大幅の台紙101よりも長くし、剥離駆動ローラー15のローラー幅を、最小幅の台紙101よりも短くし、剥離駆動ローラー15を、可動ガイド24と連動して移動させるようにしてもよい。さらに、剥離従動ローラー16および剥離駆動ローラー15のそれぞれのローラー幅を、最小幅の台紙101よりも短くし、剥離従動ローラー16および剥離駆動ローラー15の双方を可動ガイド24と連動して移動させるようにしてもよい。
可動ガイド24と連動して移動しないローラー(本実施形態では剥離駆動ローラー15)のローラー幅については、最大幅の台紙101よりも長い必要はなく、可動ガイド24と連動して移動するローラー(本実施形態では剥離従動ローラー16)との間で台紙101を挟持できるように、そのローラーの移動範囲よりも長ければよい。
台紙送り部12は、剥離駆動ローラー15および剥離従動ローラー16に代えて、紙幅方向における台紙101の両端部を除いた領域で台紙101と接する剥離ローラーと、そのローラーとの間で台紙101を挟持するローラー以外の部材とを備えてもよい。
可動ガイド24と連動して移動しないローラー(本実施形態では剥離駆動ローラー15)のローラー幅については、最大幅の台紙101よりも長い必要はなく、可動ガイド24と連動して移動するローラー(本実施形態では剥離従動ローラー16)との間で台紙101を挟持できるように、そのローラーの移動範囲よりも長ければよい。
台紙送り部12は、剥離駆動ローラー15および剥離従動ローラー16に代えて、紙幅方向における台紙101の両端部を除いた領域で台紙101と接する剥離ローラーと、そのローラーとの間で台紙101を挟持するローラー以外の部材とを備えてもよい。
連動機構14は、例えば、周速比が略1/2となる2つの段付きプーリーと、2つの段付きプーリー間に掛け渡した2本のベルトとを備え、周速が速い方のベルトに、可動ガイド24を接続し、周速が遅い方のベルトに、剥離従動ローラー16を接続するようにした構成であってもよい。
印刷部2は、印刷方式が特に限定されるものではなく、例えば、サーマル方式、電子写真方式により、ラベル部102に印刷を行うものであってもよい。
本発明は、本実施形態の剥離部3と同様に構成されたラベル剥離装置にも適用可能である。
本発明は、本実施形態の剥離部3と同様に構成されたラベル剥離装置にも適用可能である。
1 :印刷装置
2 :印刷部
11 :折曲部材
12 :台紙送り部
16 :剥離従動ローラー
101 :台紙
101a :台紙の表面
101b :台紙の裏面
102 :ラベル部
2 :印刷部
11 :折曲部材
12 :台紙送り部
16 :剥離従動ローラー
101 :台紙
101a :台紙の表面
101b :台紙の裏面
102 :ラベル部
Claims (7)
- 台紙に貼付されたラベル部に対して印刷を行う印刷部と、
前記印刷部よりも前記台紙の送り経路の下流側に設けられ、前記台紙を折り曲げる折曲部材と、
前記折曲部材よりも前記送り経路の下流側で前記台紙を挟持して送る台紙送り部と、を備え、
前記台紙送り部は、紙幅方向における前記台紙の両端部を除いた領域で前記台紙と接する剥離ローラーを有することを特徴とする印刷装置。 - 前記剥離ローラーは、前記紙幅方向における前記台紙の中央を含めて前記台紙と接することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 固定ガイドおよび可動ガイドを有し、前記固定ガイドに対して前記可動ガイドが移動することにより変更されるガイド幅で、前記台紙の幅端と接する台紙ガイドと、
前記可動ガイドの移動に連動して前記剥離ローラーを移動させる連動機構と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。 - 前記台紙送り部は、前記連動機構による前記剥離ローラーの移動範囲よりも長いローラー幅を有して前記剥離ローラーとの間で前記台紙を挟持する駆動ローラー、をさらに有し、
前記剥離ローラーは、前記駆動ローラーに対して従動回転することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。 - 前記台紙ガイドは、前記折曲部材において前記台紙が折り曲げられる位置で、前記台紙の幅端と接することを特徴とする請求項3または4に記載の印刷装置。
- 前記印刷部は、前記ラベル部に対してインクを吐出するインク吐出部、を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷装置。
- ラベル部が貼付された台紙を折り曲げるための折曲部材と、
前記折曲部材よりも前記送り経路の下流側で前記台紙を挟持して送る台紙送り部と、を備え、
前記台紙送り部は、紙幅方向における前記台紙の両端部を除いた領域で前記台紙と接する剥離ローラーを有することを特徴とするラベル剥離装置。
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Cited By (3)
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