JP2016123358A - 乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法 - Google Patents

乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016123358A
JP2016123358A JP2014267093A JP2014267093A JP2016123358A JP 2016123358 A JP2016123358 A JP 2016123358A JP 2014267093 A JP2014267093 A JP 2014267093A JP 2014267093 A JP2014267093 A JP 2014267093A JP 2016123358 A JP2016123358 A JP 2016123358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage
milk
hydrogen
packed
ppm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014267093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5746415B1 (ja
Inventor
瀧原 孝宣
Takanobu Takihara
孝宣 瀧原
泰史 田中
Yasushi Tanaka
泰史 田中
光 杉浦
Hikari Sugiura
光 杉浦
啓浩 稲葉
Takahiro Inaba
啓浩 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ito En Ltd
Original Assignee
Ito En Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ito En Ltd filed Critical Ito En Ltd
Priority to JP2014267093A priority Critical patent/JP5746415B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5746415B1 publication Critical patent/JP5746415B1/ja
Publication of JP2016123358A publication Critical patent/JP2016123358A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

【課題】
乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に係るものであって、製造過程において高温で加熱殺菌した場合であっても、タンパク質、脂質、及びカリウム等のミネラル成分に起因する乳特有の不快臭の発生を抑制しつつ、乳感を感じられ良好な風味を供えた乳成分含有容器詰飲料、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に係るものであって、特に容器封入前における飲料液の調合過程において、所定割合で水素を含有させることによって、加熱殺菌後においても飲用時の風味を改善し、不快臭の発生を抑制し得る、乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に関するものである。
我国における飲料製品は、生活スタイルの変化や飲食に対する嗜好の多様化に応えるため、その種類は年々増加し続けている。
特に、所定の容器中に封入され、そのままの状態で飲用可能な所謂RTD(Ready to Drink)形態の容器詰飲料が飲料製品全体でも主流となっている。
更に、RTD形態の容器詰飲料は、紙製容器等が用いられ冷蔵保管が必要な所謂チルド製品と、缶やペットボトルといった常温で長期間の保存が可能な所謂ドライ製品とに分類されるが、圧倒的にドライ製品が大きな市場規模を有している。
ドライ製品に分類される容器詰飲料としては、コーヒー飲料、紅茶や緑茶といった茶系飲料、野菜果汁飲料、機能性飲料など非常に多種多様であり、一般的に数ヶ月間という長期の保存を可能とするため、容器充填後に加熱殺菌処理が行われている。
従って、いずれの飲料カテゴリにおいても、高温での加熱殺菌による風味や呈味の劣化抑制という課題を常に有していた。
特に、乳飲料、ミルク入りコーヒー、ミルク入り茶系飲料、乳性飲料といった清涼飲料の場合、加熱殺菌による風味劣化の要因となり易いタンパク質、脂質といった成分が比較的多く含まれ、また、ミネラルとして含有されるカリウムにも起因して、乳特有の塩味や苦味といった不快味を呈することから、加熱殺菌時における上記の課題が顕著となる傾向があった。
昨今の食と健康に対する意識の高まりもあって、身体に対する生理活性機能を備えた、所謂機能性飲食品に注目が集まっている。
飲料製品もこの例外ではなく、既にトクホ飲料と称される製品が多種上市されており、これに加えて、昨今では、健康増進法等に定められた上記の特定保健用食品(トクホ)や、栄養機能食品の対象とは別に、一定の要件を備えることで食品への機能性表示が認められるという、新たな機能性飲料の制度にも期待が寄せられている。
生理活性機能を発揮する可能性がある成分の一つとして、近年注目されている物質の一つに水素がある。
水素を高濃度で水に溶解させた、所謂「水素水」は、溶存水素の身体に対する具体的な挙動や、作用メカニズムの詳細については依然不明であるものの、分子状の水素が体内の活性酸素(酸素ラジカル)を除去する効果があるとされ、これによってさまざまな健康増進作用を促進するものとして期待されている。
水素水は、缶やパウチ形態等の容器に封入された水素水製品として流通している。
水素水のように、水素自体の生理活性機能に着目した飲料に関しては、例えば、特許文献1、及び特許文献2に記載された知見が既に開示されている。
特許文献1には、茶類、果実・野菜類等からなる機能性原料を水素水に配合した水素含有飲料に係る発明が開示されている。
また、特許文献2には、水素を水に溶解させる方法として、ガス透過膜を介して原料水に所定圧に加圧した水素を溶解させる工程と、溶解後の水素水の水素濃度を測定する工程と、水素濃度が所定範囲になるように、加圧水素の圧力を調整する工程を備えた飲料用水素含有水の製造方法が開示されている。
このような、飲料用の水素含有水の製造方法については、既に複数の手法が開示されており、水素による生理活性機能が注目されるところではあったが、これら全ては、水素含有水に含まれている水素自体が身体に対して発揮しうる生理活性機能に着目したものである。
それ以外の新たな水素の機能、例えば、飲料製品そのものに対して作用する、風味の改善や品質保持等の効果については、現在まで有効な知見が開示されていなかった。
特開2013−169153号公報 特許4573904号公報
本発明は、乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に係るものであって、製造過程において高温で加熱殺菌した場合であっても、タンパク質、脂質、及びカリウム等のミネラル成分に起因する乳特有の不快臭の発生を抑制しつつ、乳感を感じられ良好な風味を供えた乳成分含有容器詰飲料、及びその製造方法を提供することを課題とする。
出願人らは、鋭意研究の結果、従来の水素水において最も重要であった飲料液中の水素濃度の確保に関する知見とは異なる以下のような知見を得た。
即ち、乳成分を含むと共に、飲料液中において、乳タンパク等のタンパク質、乳脂肪等の脂質。及び乳等に由来するカリウムのうち2以上の成分の濃度が、それぞれ所定の範囲に調整された乳成分含有容器詰飲料の場合、飲料液の調合時において飲料液中の水素濃度を所定の度に調整することによって、飲料液注の水素濃度がいわゆる高濃度度水素水の水素濃度と比して低濃度であり、且つ飲料液を容器に充填・封入後、高温で加熱殺菌を行った結果、含有水素が非常に微量な状態となった後でも、乳特有の苦味やカリウムに起因する苦味、塩味が抑制され、乳自体の風味は向上するという、顕著な効果を奏することを見出し、本発明をするに至ったものである。
本発明において、飲料液を容器に充填した直後における飲料液の水素濃度は、所謂高濃度水素水と称される製品と比較しても比較的低濃度である。
さらに、保存過程において水素の濃度は次第に低下し、検出限界以下まで減少する場合もあったが、上記の効果が発揮されることが確認された。
特許文献1、2において開示された発明は、いずれも水素の生理活性効果に期待するものであって、水素が飲料自体に作用する効果については何らの言及も無く、本願に係る知見は全く新規な知見として見出されたものである。
即ち本願発明は、
(1)
飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料であって、
上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合されていることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料。
(2)
飲料液に0.1wt%以上のタンパク質を含有し、上記タンパク質の含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10−7〜2.0×10−4であることを特徴とする1の乳成分含有容器詰飲料。
(3)
飲料液に0.01wt%以上の脂質を含有し、上記脂質含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10−6〜1.0×10−3であることを特徴とする1の乳成分含有容器詰飲料。
(4)
上記タンパク質には乳由来タンパク質が含まれることを特徴とする2の乳性分含有容器詰飲料。
(5)
上記脂質には乳由来脂質が含まれることを特徴とする3の乳性分含有容器詰飲料。
(6)
飲料液に10.0(mg/100)%以上のカリウムを含有し、上記カリウム含有量(mg/100g)に対する水素(ppm)の割合が2.0×10−6〜3.0×10−3であることを特徴とする1の乳成分含有容器詰飲料。
(7)
上記飲料液には植物抽出液が配合されていることを特徴とする1〜6いずれか1の乳成分含有容器詰飲料。
(8)
コーヒー飲料、茶系飲料、乳飲料、乳性飲料、及び機能性飲料の群から選択される1又は2以上の飲料であることを特徴とする1〜7いずれか1の乳成分含有容器詰飲料。
(9)
飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料の製造方法であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合されることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料の製造方法。
(10)
飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合されることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法。
に関するものである。
本願発明は上記構成を具備することによって、製造過程において高温で加熱殺菌した場合であっても、タンパク質、脂質、およびカリウム等のミネラル成分に起因する乳特有の不快味を抑制しつつ、乳感を感じられ、良好な風味を供えた乳成分含有容器詰飲料、及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態につき、各種飲料において本願発明を適用した場合について説明する。
なお、飲料液中への水素を含有させる方法については、本実施形態に示した方法に限定されるものではなく、本願発明の要件を充足するという範囲内において、各種公知の手法で水素を含有させても良い。
本実施形態において、液体溶媒たる飲料液中に水素を含有させる方法としては、予め水に高濃度で水素を溶解させた高濃度水素水を、その他の原料液と共に混合する方法、若しくは調整した飲料液に直接水素ガスを吹き込む等の方法と採用することができる。
1. 乳成分含有飲料
本願の乳成分含有飲料とは乳由来成分を含むものであれば、特に制約はなく、ミルク入りコーヒー、ミルク入り紅茶、その他ミルク入り茶飲料、ミルク入りココア、乳入りのコーンスープの他、生乳、加工乳、乳性飲料、乳成分を含有する機能性飲料等を含む概念である。
2. 水素水について
(高濃度水素水)
本願に係る乳成分含有飲料を製造するあたり、原料として配合される高濃度水素水は、溶媒である水に1〜数ppmといった水素の飽和溶解量と比較して高い濃度に水素を溶解又は視認できない程度の微細気泡の状態で含有させた水をいう。
なお、水素水の定義としては、学術研究会である「分子状水素医学シンポジウム(事務局:日本医科大学大学院加齢科学専攻細胞生物学分野研究室)」において、「水素水」とは、水素水関連消費者が開封したときに分子状水素の濃度が40 μM以上存在している溶液。飽和水素濃度の5%にあたり、80 μg/L(0.08 ppm)を意味する、と定められている。
水素を含有させる方法は特に限定されないが、標準大気圧以上の水素ガス若しくは水素ガスを含有する気体を細かい気泡の状態で溶媒中に吹き込む方法(所謂バブリング)、または、気体透過膜を介して、液体溶媒中に水素を注入する方法等が挙げられるが、この他の方法であっても、水素を上記濃度以上に含有させることが可能な方法であれば、他の溶解方法を採用しても本発明の効果は同様である。
(溶媒である水の種類)
なお、液体溶媒が水である場合、飲用に適していれば、硬水、軟水の種類は問わないが、飲用に好適であるという点、及び、容器詰飲料の製造過程においてコーヒー抽出液等と混合されることを考慮すると、硬度(カルシウム濃度 (mg/L)×2.5 + マグネシウム濃度(mg/L)×4.5の算出値)が120未満である水を使用することが望ましい。
(脱気処理)
本実施形態にあっては、高濃度水素水を使用する場合、他の気体成分を含有させないとの観点から液体溶媒は予め脱気処理された脱気水を用いることが望ましい。
(脱イオン処理)
水に対する脱イオン処理とは、水に含まれる水素イオンと水酸化物イオン以外の陽イオン、陰イオンを除去することを意味する。
脱イオン処理により得られた水は一般的に純水と称され、特に理論上の水のイオン積(水素イオン濃度×水酸化物イオン濃度=1.0×10−14)、導電率5.5×10−8S/cmに近いものは超純水とも称する。
本実施形態にあっては、特に脱イオン処理は必要としないが、脱イオン水を用いることを制限するものではない。
(気体透過膜)
本実施形態において用いられる気体透過膜は、従来から気体成分の分離に用いられていた所謂均質膜を採用することができる。
透過膜の具体的な種類は問わないが、加圧に対する強度を保持する為、その膜厚は20〜60μmであることが望ましく、30〜60μmがより望ましく、30〜50μmが更に望ましい。
また、気体透過膜の素材としては、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、シリコーンゴムから選択できるが、シリコーンゴムから形成された気体透過膜が最も好適である。
なお、シリコーンゴムはポリジメチルシロキサンから形成されていることが望ましい。
(気体透過性能)
本実施形態において、高濃度水素水の製造に気体透過膜を使用する場合、気体透過膜の気体透過性能は、気体透過量比Ar(アルゴン)/N(窒素)が2以上のものを用いることがより望ましい。上記気体透過量比は、アルゴン、及び窒素を、それぞれ透過膜に接する面における圧力を1.0kgf/cmに保った時の気体透過量を測定しその比率を算出したものである。

(気体透過膜の形態)
本実施形態において、水素の溶解に気体透過膜を用いる場合、透過膜の形態を特に問うものではないが、中空糸膜状の形態であることが望ましい。
中空糸膜とは気体透過膜の一利用形態であって、細いストロー状の細管に形成された膜体をいう。上記中空糸膜を多数本束ねた中空糸膜束からなる中空糸膜モジュールは、塩化ビニルの合成樹脂、若しくはアルミ等の金属で形成されたハウジング容器に密閉状態で格納されている。
一般的に個々の中空糸膜1本当たりの直径(内径)は、数mm〜100μm程度である。
(容器)
溶存水素は非常に抜けやすいことから、飲料としての水素水の場合はガラス瓶、金属缶、金属積層フィルムを用いた所謂パウチ形態の容器が好適である。金属はアルミ缶が特に好適であり、金属積層フィルムは、アルミニウム/アルミナ蒸着フィルムが特にバリア性に優れており好適である。
なお、本願発明は、既述の通り、飲料としての水素水と比較すると、水素量の保持は重要な要件ではないことから、本実施形態にあっては、一般的な飲料に用いられる金属缶容器を使用した。
3. 乳関連原料について
本願は乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に係る発明であることから、少なくとも原料として乳成分が配合されている。
(タンパク質)
本実施形態にあっては、本願の発明の効果を発揮させる為に、飲料液中に含まれるタンパク質の含有量は0.1(wt%)以上であり、0.3〜5.0wt%が望ましく、0.3〜2.0wt%がより望ましく、0.4〜1.0wt%であることが更に望ましい。
上記範囲を超過した場合、水素による風味向上の効果が乏しくなり、また、本願の課題が生じる要因としては、少なくとも上記下限値のタンパク質を含有する必要がある。
また、本願にあってタンパク質には乳タンパクが含まれることが望ましい。
本願にあっては、乳タンパク含有量は、飲料液中に含まれるタンパク質の内、植物性原料由来のタンパク質を除いたタンパク質量と定義され、本実施形態においては、乳タンパクの含有量は、飲料液の0.3〜5.0wt%が望ましく、0.3〜2.0wt%がより望ましく、0.4〜1.0wt%であることが更に望ましい。
(脂質)
本実施形態にあっては飲料液中に含まれる脂質の含有量は0.01wt%以上であり、0.2〜5.0wt%が望ましく、0.3〜4.0wt%がより望ましく、0.5〜3.0wt%が更に望ましい。
また、本願にあっては、脂質には乳脂肪分が含まれることが望ましい。
本願にあって乳脂肪とは、飲料液中の脂質の内、植物性原料由来の脂質を除いた脂質量と定義され、本実施形態においては、乳脂肪の含有量は飲料液の0.2〜5.0wt%が望ましく、0.3〜4.0wt%がより望ましく、0.5〜3.0wt%が更に望ましい。乳脂質量が下限値以下である飲料としての乳風味が弱くなり、上限値を超過した場合は品質劣化の要因となり易くなる。
(カリウム)
本実施形態にあっては、本願の発明の効果を発揮させる為に、飲料液中に含まれるカリウム含有量が10.0(mg/100g)以上であり、10.0〜200(mg/100g)が望ましく、15.0〜150(mg/100g)がより望ましく、20〜160(mg/100g)であることが更に望ましい。
また、カリウムは乳由来であることが望ましい。
上記範囲を超過した場合、水素による風味向上の効果が乏しくなる。
(その他ミネラル)
上述のカリウム以外の含有量については、塩味の要因となることを踏まえ、ナトリウムは10.0〜500(mg/100g)の範囲が望ましく、10.0〜300(mg/100g)がより望ましい。
4. 植物抽出液
本実施形態にあっては、飲料液の原料として植物抽出液が配合されていることが望ましい。
植物抽出液は植物体から水等の溶媒により抽出されたものであればよく、具体例として焙煎コーヒー豆抽出液(以下コーヒー抽出液という)、緑茶抽出液、紅茶抽出液、その他穀類抽出液等を含む。
5. その他原料
本実施形態にあっては、上記原料の他なお、本願発明の技術的範囲を逸脱しない限りにおいて以下のような成分を添加することができる。
(甘味料)
本実施例の形態にあっては、乳成分含有容器詰飲料にはグルコース、フルクトース、キシロース、果糖ブドウ糖液、糖アルコール等の糖分の他、抗酸化剤、pH調整剤、乳化剤、香料等の添加物を添加することができる。
(酸化防止剤)
本実施例の形態にあっては、抗酸化剤としては、アスコルビン酸又はその塩、エリソルビン酸又はその塩等が挙げられるが、このうちアスコルビン酸又はその塩等が特に好ましい。
また、上記乳化剤としては、公知の乳化剤を使用することが可能であり、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等一般的な乳化剤をいずれも本願発明の範囲を逸脱しない範囲で選択することができる。
(pH調整剤)
pH調整剤としては公知のものを適宜選択できるが、劣化酸味の抑制に対しては、炭酸水素ナトリウム(重曹)が好ましい。重曹添加量を添加する場合は、飲料液に対して、0.10〜0.15%の範囲とすることが好ましい。
6. 容器
本実施形態に係る乳成分含有容器詰飲料の容器には、PETボトル、缶(アルミニウム、スチール)、紙、プラスチック、レトルトパウチ、瓶(ガラス)等が挙げられるが、レトルト殺菌処理への耐熱性等を考慮した場合、缶(アルミニウム、スチール)容器を用いるこが好ましい。また、容器詰乳成分含有飲料の殺菌処理にはレトルト殺菌等が挙げられる。
以下、本発明の実施例について、具体例を挙げて説明する。
1. 実施例1(牛乳への適用)
(飲料の調製)
市販牛乳4000gを100Lサイズのステンレス製ビーカーに注ぎ、そこに窒素と水素混合ガス (窒素:水素=95:5)、あるいは窒素ガスを、以下の条件に従い、バブリングにより溶解させ、窒素と水素の混合ガスをバブリングさせたものを試料1、窒素ガスのみをバブリングしたものを試料2とした。
<バブリング要件>
レギュレーター圧:1.5kf/cm
バブリング処理時間:20分間
ガス封入後処理後試料1、試料2それぞれについて水素濃度及び測定、溶存酸素濃度測定すると共に官能評価を行った。なお、水素の含有量測定は、ニードル型水素濃度測定器(ユニセンス社製)を用いて測定し、溶存酸素量については市販のDOメーター(溶存酸素測定器、形式:A801、飯島電子工業製)を用いて測定した。以下、実施例において水素含有量及び溶存酸素量の測定は、本測定装置による。
更に、試料1、試料2のバブリング処理液を60℃になるまで直火で加熱し、缶190g入り缶容器(東洋製罐製)に190gを計量充填して、巻締め後レトルト殺菌(124℃、20分)後、再び水素濃度測定及び溶存酸素濃度の測定を行い、その後5℃で3日間及び15日間、45℃で15日間保管後、開封し、再度官能評価を行った。
(官能評価)
官能評価は以下の評価項目と評価基準を用いて行った。
官能評価結果は、7人のパネラーに委託して行い、採点は0.5点刻みで各パネラーの評価の平均値を算出(小数点以下は四捨五入)した。
(官能評価項目)
・後半の苦味
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
・先味(飲用開始直後)〜中盤のミルク感
1点:全く感じられない
2点:わずかにミルク感を感じるが物足りない
3点:普通
4点:やや強めのミルク感が感じられる
5点:十分なミルク感が感じられる
・不快臭
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
上記条件における試料1、2の分析結果を表1に、官能評価試験結果を表2に示す。
Figure 2016123358
Figure 2016123358
(考察)
試料1と試料2の比較からも明らかな通り、容器封入前に水素を5%含有するバブリングガスでバブリングすることによって、45℃で15日間保管後においては水素含有量がわずか0.002ppmに減少するにも関らず、飲用開始から中盤にかけて飲用には十分なミルク感覚とコク、即ち良好なミルク感を保持することができることが確認された。
2. 実施例2(ミルク入りコーヒー飲料への適用)
(飲料の調製)
深煎りコーヒー豆(L値=16)400gに約90℃の脱気水2900gを加え、ドリップ抽出した。抽出液は2383g回収した。
抽出液の組成は以下の通りであった。
・抽出液Brix:4.16
・抽出効率 :25%
・抽出固形分量 :99.13g
得られた抽出液を用いて、各原材料の最終濃度が表3の濃度となるように、試料3〜7の調合を行った。
なお、表2において、調合に用いた水は脱気水を使用し、過飽和水素水は、脱気水へ中空糸膜モジュール処理により水素ガスを注入することで得た。
各調合液を60℃になるまで直火で加熱し、スチール缶(190g入)に計量充填し、巻締め後、レトルト殺菌(124℃20分)を行った。
その後5℃で5日間保管後、開封し、官能評価、水素濃度測定、溶存酸素濃度測定を行った。
同様に、45℃で2週間保管し、同じく検査、測定を行った。
(官能評価)
官能評価は以下の評価項目と評価基準を用いて行った。
官能評価結果は、7人のパネラーに委託して行い、採点は0.5点刻みで各パネラーの評価の平均値を算出(小数点以下は四捨五入)した。
(官能評価項目)
・飲用後半の苦味
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
・先味(飲用開始直後)〜中盤の苦味
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
・ミルク感
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じるが物足りない
3点:普通
4点:やや強めのミルク感が感じられる
5点:十分なミルク感が感じられる
・不快臭
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
上記条件における試料3〜7の分析結果を表3に、官能評価試験結果を表4に示す。
Figure 2016123358
Figure 2016123358
(考察)
飲料液中の水素濃度がレトルト処理前に0.01ppmという非常にわずかな濃度であっても、45℃で2週間保管後においても苦味の抑制及びミルク感とも、水素が含まれないものと比べ、良好な官能評価結果を得られることが判明した。
3. 実施例3(乳性飲料への適用)
(飲料の調製)
表5示す調合割合によって乳性飲料を試作し、試料8、9を調製した。
調合に脱気水を使用し、配合される過飽和水素水は、脱気水へ中空糸膜モジュール処理により水素ガスを封入し、調製した。調整した調合液が60℃になるまで直火で加熱後、スチール缶(190g入)に計量充填し、巻締め後レトルト殺菌(105℃5分)を行った。
その後5℃で4日間保管後、開封し、官能検査、水素濃度測定、溶存酸素濃度測定を行った。 同様に、45℃、60℃でそれぞれ2週間保管し、官能評価を行った。
(官能評価)
官能評価は以下の評価項目と評価基準を用いて行った。
官能評価結果は、7人のパネラーに委託して行い、採点は0.5点刻みで各パネラーの評価の平均値を算出(小数点以下は四捨五入)した。
(官能評価項目)
・飲用後半の苦味
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
・先味(飲用開始直後)〜中盤のミルク感
1点:全く感じられない
2点:わずかにミルク感を感じるが物足りない
3点:普通
4点:やや強めのミルク感が感じられる
5点:十分なミルク感が感じられる
・不快臭
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
上記条件における試料8、9の分析結果を表5に、官能評価試験結果を表6に示す。
Figure 2016123358
Figure 2016123358
(考察)
飲料液中に含まれているタンパク質量がわずかであっても、微量の水素が含有されることによって、45℃、60℃という過酷な環境下で2週間保管した後においても苦味の抑制、ミルク感、及び不快臭の抑制についても、水素が含まれない場合と比べ、良好な官能評価結果を得られることが判明した。
4. 実施例4(コーンスープ飲料への適用)
(飲料の調製)
表4に示す通りの配合で、コーンスープ飲料を調製した。
調合に用いた水には脱気水を使用し、過飽和水素水は、脱気水へ中空糸膜モジュール処理により水素ガスを封入し、調製した。
調整した調合液は60℃なるまで湯煎で加熱後、190g入りスチール缶に計量充填し、巻締めした後、レトルト殺菌(126℃、52分)を行った。
その後5℃で1日間保管後、開封し、官能検査、水素濃度測定、溶存酸素濃度測定を行った。 更に、45℃で2週間、70℃で1週間それぞれ保管し、同様に官能検査を行った。
(官能評価)
官能評価は以下の評価項目と評価基準を用いて行った。
官能評価結果は、7人のパネラーに委託して行い、採点は0.5点刻みで各パネラーの評価の平均値を算出(小数点以下は四捨五入)した。
(官能評価項目)
・飲用後半の苦味
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
・先味(飲用開始直後)〜中盤のミルク感
1点:全く感じられない
2点:わずかにミルク感を感じるが物足りない
3点:普通
4点:やや強めのミルク感が感じられる
5点:十分なミルク感が感じられる
・先味(飲用開始直後)の濃度感(旨味、塩味)
1点:全く感じられない
2点:わずかに濃度感を感じるが物足りない
3点:普通
4点:やや強めの濃度感が感じられる
5点:十分な濃度感が感じられる
・不快臭
1点:全く感じられない
2点:わずかに感じられる
3点:やや感じられる
4点:強く感じられる
5点:非常に強く感じられる
上記条件における試料10、11の分析結果を表7に、官能評価試験結果を表8に示す。
Figure 2016123358
Figure 2016123358
(考察)
コーンスープのように旨味や塩味が効いている飲料であっても、乳成分及びタンパク質が含有されている場合、水素を含有させることで、苦味の発生や、旨味や塩味の強調による濃度感の向上といった風味への効果が期待できることが判明した。
(総合考察)
本願に要件満たす限りにおいて、飲料の種類を問わず、乳成分含有飲料において水素を所定量含有させることにより、その後水素が抜けてしまったとしても、保存時における有意な風味向上と品質保持効果が得られることが確認できた。
本実施例においては、4種の飲料において検証したが、他の種類の飲料、例えば紅茶飲料、緑茶飲料等であっても乳成分が含有されていれば同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に係るものであって、特に容器封入前における飲料液調合過程において、高濃度水素水を所定の割合で配合することによって、飲用時の風味を改善しうる乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法に利用可能である。

特許文献1、2において開示された発明は、いずれも水素の生理活性効果に期待するもの
であって、水素が飲料自体に作用する効果については何らの言及も無く、本願に係る知見
は全く新規な知見として見出されたものである。
即ち本願発明は、
(1)
飲料液の0.1wt%以上の乳由来タンパク質、及び/又は飲料液の0.1wt%以上の乳由来脂質を含有すると共に、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムを含む、乳成分含有容器詰飲料であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合され、上記乳由来タンパク質の含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10 −7 〜2.0×10 −4 であると共に上記乳由来脂質含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10 −6 〜1.0×10 −3 であって、更に上記カリウム含有量(mg/100g)に対する水素(ppm)の割合が2.0×10 −6 〜3.0×10 −3 であることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料。
(2)
上記飲料液には植物抽出液が配合されていることを特徴とする1の乳成分含有容器詰飲料。
(3)
コーヒー飲料、茶系飲料、乳飲料、乳性飲料、及び機能性飲料の群から選択される1又は2以上の飲料であることを特徴とする1又は2の乳成分含有容器詰飲料。
(4)
飲料液の0.1wt%以上の乳由来タンパク質、及び/又は飲料液の0.1wt%以上の乳由来脂質を含有すると共に、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムを含む、乳成分含有容器詰飲料であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合され、上記乳由来タンパク質の含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10 −7 〜2.0×10 −4 であると共に上記乳由来脂質含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10 −6 〜1.0×10 −3 であって、更に上記カリウム含有量(mg/100g)に対する水素(ppm)の割合が2.0×10 −6 〜3.0×10 −3 に調整されることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料の製造方法。
(5)
飲料液の0.1wt%以上の乳由来タンパク質、及び/又は飲料液の0.1wt%以上の乳由来脂質を含有すると共に、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムを含む、乳成分含有容器詰飲料であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合され、上記乳由来タンパク質の含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10 −7 〜2.0×10 −4 であると共に上記乳由来脂質含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10 −6 〜1.0×10 −3 であって、更に上記カリウム含有量(mg/100g)に対する水素(ppm)の割合が2.0×10 −6 〜3.0×10 −3 に調整されることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法。
に関するものである。

Claims (10)

  1. 飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料であって、
    上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合されていることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料。
  2. 飲料液に0.1wt%以上のタンパク質を含有し、上記タンパク質の含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10−7〜2.0×10−4であることを特徴とする請求項1の乳成分含有容器詰飲料。
  3. 飲料液に0.01wt%以上の脂質を含有し、上記脂質含有量に対する水素含有量の割合が1.0×10−6〜1.0×10−3であることを特徴とする請求項1記載の乳成分含有容器詰飲料。
  4. 上記タンパク質には乳由来タンパク質が含まれることを特徴とする請求項2に記載の乳性分含有容器詰飲料。
  5. 上記脂質には乳由来脂質が含まれることを特徴とする請求項3に記載の乳性分含有容器詰飲料。
  6. 飲料液に10.0(mg/100)%以上のカリウムを含有し、上記カリウム含有量(mg/100g)に対する水素(ppm)の割合が2.0×10−6〜3.0×10−3であることを特徴とする請求項1に記載の乳成分含有容器詰飲料。
  7. 上記飲料液には植物抽出液が配合されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の乳成分含有容器詰飲料。
  8. コーヒー飲料、茶系飲料、乳飲料、乳性飲料、及び機能性飲料の群から選択される1又は2以上の飲料であることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の乳成分含有容器詰飲料。
  9. 飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料の製造方法であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合されることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料の製造方法。
  10. 飲料液の0.1wt%以上のタンパク質、飲料液の0.01wt%以上の脂質、飲料液の10.0(mg/100)%以上のカリウムからなる群の少なくとも2以上の成分を含む、乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法であって、上記飲料液中における水素含有濃度が0.01ppm〜3.0ppmとなるように水素が配合されることを特徴とする乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法。




JP2014267093A 2014-12-30 2014-12-30 乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法 Active JP5746415B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014267093A JP5746415B1 (ja) 2014-12-30 2014-12-30 乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014267093A JP5746415B1 (ja) 2014-12-30 2014-12-30 乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5746415B1 JP5746415B1 (ja) 2015-07-08
JP2016123358A true JP2016123358A (ja) 2016-07-11

Family

ID=53537863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014267093A Active JP5746415B1 (ja) 2014-12-30 2014-12-30 乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5746415B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019165707A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 カーリットホールディングス株式会社 水素含有飲料の製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6416733B2 (ja) * 2015-10-30 2018-10-31 株式会社 伊藤園 液状飲食品の風味バランス調整方法
JP6789781B2 (ja) * 2016-11-29 2020-11-25 株式会社 伊藤園 粥粒の食感・風味改質剤及びそれを含む容器詰粥類
JP6448677B2 (ja) * 2017-02-14 2019-01-09 株式会社 伊藤園 液状飲食品の風味バランス調整方法
WO2018179304A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 株式会社伊藤園 液状飲食品の風味バランス調整方法
TWI679940B (zh) * 2017-03-30 2019-12-21 日商伊藤園股份有限公司 液態飲食品的風味均衡調整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019165707A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 カーリットホールディングス株式会社 水素含有飲料の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5746415B1 (ja) 2015-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5746415B1 (ja) 乳成分含有容器詰飲料及びその製造方法、並びに乳成分含有容器詰飲料の風味改善方法
JP7138144B2 (ja) 果実フレーバーを含有する透明飲料
JP5774310B2 (ja) 炭酸飲料及び炭酸飲料の製造方法
JP2015084771A (ja) 容器詰め果汁含有飲料、容器詰め果汁含有飲料の製造方法及び異風味抑制剤
TWI552678B (zh) Preparation of condensed milk
JP6416733B2 (ja) 液状飲食品の風味バランス調整方法
JP6700136B2 (ja) 容器詰水素含有飲料及びその製造方法
JP6448677B2 (ja) 液状飲食品の風味バランス調整方法
JP6929056B2 (ja) 飲料、容器詰め飲料、飲料の製造方法および飲料の保存安定性の向上方法
JP7007090B2 (ja) リモネン含有炭酸飲料
JP6913010B2 (ja) 水素ガス保持剤、水素ガス含有組成物およびその製造方法
JP2020092701A (ja) 飲料用水素含有水製品の製造方法並びに飲料用水素含有水製品
JP6647157B2 (ja) 食用固形物含有炭酸アルコール飲料
JP7080275B2 (ja) 容器詰水素含有飲料及びその製造方法
JP2018201526A (ja) 液状飲食品の製造方法
JP6913208B2 (ja) 水素ガス保持剤、水素ガス含有組成物およびその製造方法
JP7191553B2 (ja) 飲料、容器詰め飲料および飲料の後味および口当たり改善方法
JP2019041683A (ja) 加熱殺菌容器詰飲料
JP7010657B2 (ja) 炭酸飲料、容器詰め炭酸飲料および炭酸飲料のヨーグルト風味増強方法
JP2017000024A (ja) トマト果汁含有飲料
JP2021036797A (ja) 水素ガス保持剤、水素ガス含有組成物およびその製造方法
JP2021036817A (ja) 飲料、および乳清たんぱく質を含む飲料の嗜好性改善方法
JP2005269951A (ja) 黒酢飲料

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5746415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250