JP2016120846A - 車両シート制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート位置の微調整を容易とすることができる車両シート制御装置を提供する。
【解決手段】制御回路12は、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかを判定し、速度指令値設定部23は、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作と判定された場合に、低速度値を速度指令値ωdに設定し、高速指令操作と判定された場合に、前記低速度値よりも大きい高速度値を速度指令値ωdに設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両シート制御装置に関するものである。
従来、シートバックの傾動やシートクッションの前後移動等を、モータを駆動源として電動駆動可能とした車両用電動シートがある(例えば特許文献1参照)。このようなものでは、モータの駆動が車両シートに内蔵の減速機構等を介してシートバックやシートクッションに伝達され、それらの電動駆動が実現される。
特開2002−65388号公報
ところで、上記のような電動シートでは、作動時においてモータに掛かる負荷が減速機構の特性等によって変動すると、その負荷変動に応じてモータの回転速度(つまり、車両シートの動作速度)が変化するため、シート位置の微調整が難しいといった問題がある。特に、上記特許文献1に示すようなシートバックの電動リクライニング装置では、モータの回転を減速する減速機構が内歯ギヤとその内歯ギヤに対して偏心運動しつつ噛合する外歯ギヤとを備えており、その外歯ギヤの偏心運動によって負荷変動が生じやすいため、上記の問題が顕著となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シート位置の微調整を容易とすることができる車両シート制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両シート制御装置は、モータの回転力に基づく車両シートの電動駆動を制御する車両シート制御装置であって、一定値である速度指令値と前記モータの回転速度の実速度との差分を基に前記モータの回転速度を前記速度指令値に追従させる速度フィードバック制御を行うことで前記モータの回転速度を一定に保持するフィードバック制御手段と、前記速度フィードバック制御による前記モータの駆動を実行させるための操作手段と、前記操作手段の操作に応じて前記速度指令値を設定する速度指令値設定手段とを備えている。
この構成によれば、速度フィードバック制御によってモータの回転速度、つまり、車両シートの動作スピードが一定に保たれる。そして、操作手段の操作に応じて速度フィードバック制御の速度指令値、つまり車両シートの動作スピードを変更可能に構成される。これにより、操作手段の操作によって速度指令値を低い値に設定してモータを速度フィードバック制御することで、車両シートを一定の低速度で動作させることができ、シート位置の微調整が容易となる。また、シート位置の微調整がしたい場合や、シート位置を即座に移動させたい場合等、状況に応じた車両シートの動作スピードを、搭乗者が操作手段の操作によって選択することが可能となり、使い勝手の良い車両シートの操作システムを提供できる。
上記車両シート制御装置において、前記操作手段は、オン状態とされることで前記速度フィードバック制御による前記モータの駆動を実行させるための信号を出力する駆動スイッチを備え、前記車両シート制御装置は、前記駆動スイッチの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかを判定する操作判定手段を備え、前記速度指令値設定手段は、前記操作判定手段にて前記低速指令操作と判定された場合に、第1の値を前記速度指令値に設定し、前記操作判定手段にて前記高速指令操作と判定された場合に、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記速度指令値に設定することが好ましい。
この構成によれば、駆動スイッチの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかに応じて、速度フィードバック制御に基づく車両シートの動作スピードを低速/高速に切り替え可能に構成できる。
上記車両シート制御装置において、前記操作判定手段は、前記駆動スイッチのオン状態の継続時間が所定時間未満であったとき、該駆動スイッチの操作が前記低速指令操作であると判定することが好ましい。
この構成によれば、駆動スイッチの所定時間未満の操作(微少操作)によって、速度フィードバック制御に基づく車両シートの動作スピードが低速となる低速モード(微調整モード)に切り替えることができる。
上記車両シート制御装置において、前記操作判定手段は、前記駆動スイッチのオフ状態の継続時間が所定時間に達したとき、該駆動スイッチの操作が前記高速指令操作であると判定することが好ましい。
この構成によれば、駆動スイッチが所定時間操作されないことで、速度フィードバック制御に基づく車両シートの動作スピードが高速となる高速モードに切り替えることができる。
上記車両シート制御装置において、前記操作判定手段は、前記駆動スイッチのオン状態の継続時間が所定時間に達したとき、該駆動スイッチの操作が前記高速指令操作であると判定することが好ましい。
この構成によれば、駆動スイッチの所定時間以上の操作(長押し操作)によって、速度フィードバック制御に基づく車両シートの動作スピードが高速となる高速モードに切り替えることができる。
上記車両シート制御装置において、前記操作判定手段は、前記駆動スイッチの操作位置に基づいて、前記駆動スイッチの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかを判定することが好ましい。
この構成によれば、駆動スイッチの操作位置に基づく低速指令操作/高速指令操作の判定に応じて、車両シートの動作スピードを低速/高速に切り替えることができる。
上記車両シート制御装置において、前記操作手段は、オン状態とされることで前記速度フィードバック制御による前記モータの駆動を実行させるための信号を出力する駆動スイッチと、操作に応じた信号を出力する速度調節スイッチとを備え、前記速度指令値設定手段は、前記速度調節スイッチからの出力信号に基づいて前記速度指令値を設定することが好ましい。
この構成によれば、速度指令値設定手段は、速度調節スイッチの操作に応じた速度指令値を設定する。このため、速度調節スイッチの操作に応じて、速度フィードバック制御に基づく車両シートの動作スピードを変更可能に構成できる。
本発明の車両シート制御装置によれば、シート位置の微調整を容易とすることができる。
実施形態の車両シート制御装置の電気ブロック図である。 同形態の駆動スイッチを示す模式図である。 同形態における制御態様を説明するためのタイミング図である。 同形態における制御態様を説明するためのタイミング図である。 別例の駆動スイッチを示す模式図である。 別例における制御態様を説明するためのタイミング図である。 別例の駆動スイッチ及び速度調節スイッチを示す模式図である。
以下、車両シート制御装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両シート1は、座部としてのシートクッション2と、シートクッション2の後端部に傾動可能に設けられたシートバック3と、シートバック3の傾動駆動の駆動源としてのモータMとを備える。モータMは、給電ブラシ及び整流子(ともに図示略)を有するブラシ付きモータにて構成されている。モータMの回転は、車両シート1が備える減速機構(図示略)を介してシートバック3の傾動動作に変換される。本実施形態の車両シート制御装置10は、モータMの回転駆動を制御することでシートバック3の傾動動作を制御する。なお、上記の減速機構は、内歯ギヤとその内歯ギヤに対して偏心運動しつつ噛合する外歯ギヤ(共に図示略)とを備えた公知の機構である。
車両シート制御装置10は、モータMに駆動電力を供給する駆動回路11と、駆動回路11を介してモータMの駆動を制御する制御回路12と、モータMの回転を検出する回転センサ13と、例えばシートクッション2の側面に設けられた駆動スイッチSWとを備える。駆動スイッチSWが例えば搭乗者によって操作されると、駆動スイッチSWから操作信号Smが制御回路12に出力され、制御回路12は操作信号Smの入力に基づいて駆動回路11を通じてモータMを回転駆動させ、シートバック3を傾動させる。
回転センサ13は、例えばモータMに搭載されたホールIC等からなり、モータMの回転に応じた回転検出信号Sp(パルス信号)を出力する。制御回路12は、回転センサ13から出力される回転検出信号Spに基づいて制御信号(PWM駆動信号)Scを生成し、その制御信号Scを駆動回路11に出力することにより駆動回路11をPWM駆動させ、モータMの駆動を制御する。
制御回路12は、速度算出部21、減算器22、速度指令値設定部23、FB制御部(フィードバック制御部)24、PWM制御部25及び位置カウント部26を備えている。
速度算出部21は、回転センサ13から出力される回転検出信号Spに基づいて回転速度検出値ωを算出する。減算器22は、速度指令値設定部23から出力された速度指令値ωdと、速度算出部21により演算されたモータMの回転速度検出値ωとの差分値(速度偏差Δω=ωd−ω)を演算し、演算した速度偏差ΔωをFB制御部24に出力する。
FB制御部24は、速度偏差Δωに基づいて速度フィードバック制御を実行する。本実施形態のFB制御部24が実行する速度フィードバック制御はPI制御である。すなわち、FB制御部24は速度偏差ΔωにP(比例)制御の比例ゲインKpを乗ずることにより比例成分を演算するとともに、速度偏差Δωの積分値にI(積分)制御の積分ゲインKiを乗ずることにより積分成分を演算する。そして、これら比例成分及び積分成分を加算することにより電圧指令値Vdを演算し、これをPWM制御部25に出力する。
PWM制御部25は、電圧指令値Vdに基づくDUTY指令値を演算するとともに、そのDUTY指令値に示されるオンDUTY比を有する制御信号Scを生成して駆動回路11に出力することで、駆動回路11をPWM駆動させる。これにより、制御信号Scに応じた駆動電力が駆動回路11からモータMに出力される。
なお、位置カウント部26は、回転センサ13から出力される回転検出信号Spに基づいてシートバック3の位置情報Pを算出し、これを速度指令値設定部23に出力する。シートバック3の位置情報Pは、例えば、シートバック3の角度に対応する回転検出信号Spの立ち上がり及び立ち下がりのカウント数である。
速度指令値設定部23は、速度指令値ωdを設定する際の参照値(高速度値ωH及び低速度値ωL)が予め記憶されたメモリ27を有し、後述のスイッチ操作に応じて高速度値ωH又は低速度値ωLを速度指令値ωdとして減算器22に出力する。
次に、駆動スイッチSWの操作に基づく速度指令値ωdの設定態様について説明する。
図2には、駆動スイッチSWの一例を示している。駆動スイッチSWがニュートラル位置Pnから前方操作位置Pfへと操作されると、駆動スイッチSWから前方操作信号Sfが制御回路12に出力される。一方、駆動スイッチSWがニュートラル位置Pnから後方操作位置Prへと操作されると、駆動スイッチSWから後方操作信号Srが制御回路12に出力される。
次に、速度指令値設定部23から減算器22に出力される速度指令値ωdのスイッチ操作に応じた出力態様を図3及び図4に従って説明する。なお、シートバック3の前方傾動と後方傾動とでは、駆動スイッチSWからの操作信号Smが前方操作信号Sfか後方操作信号SrかによってモータMの回転方向が切り替わるのみであって制御自体は同一であるため、以下では前方傾動か後方傾動かは特に区別せずに説明する。
[高速モード]
図3に示すように、駆動スイッチSWが前方操作位置Pf又は後方操作位置Prに操作されることで操作信号Sm(前方操作信号Sf又は後方操作信号Sr)が制御回路12に出力されると、速度指令値設定部23は、高速度値ωHを速度指令値ωdとして減算器22に出力する。そして、駆動スイッチSWのオン状態(前方操作位置Pf又は後方操作位置Prとされた状態)が継続する間、つまり、操作信号Smが継続的に出力される間、制御回路12は前述のように速度指令値ωd(=高速度値ωH)に基づく速度フィードバック制御によってモータMを一定の高速度で駆動させる。これにより、シートバック3が一定の高速度で傾動される。
[高速モードから微調整モードへの切り替え]
制御回路12は、高速モード時における駆動スイッチSWのオン状態の継続時間が所定時間Δt1未満であったとき、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であると判定し、駆動モードを微調整モードに切り替える。微調整モード時において駆動スイッチSWから操作信号Sm(前方操作信号Sf又は後方操作信号Sr)が入力されると、速度指令値設定部23は、前記高速度値ωHよりも小さい低速度値ωLを速度指令値ωdとして減算器22に出力する。そして、制御回路12は、速度指令値ωd(=低速度値ωL)に基づく速度フィードバック制御によってモータMを一定の低速度で駆動させる。これにより、シートバック3が一定の低速度で傾動される。なお、上記の所定時間Δt1は、具体的な値としては例えば0.5秒に設定される。
[微調整モードから高速モードへの切り替え]
制御回路12は、微調整モード時における駆動スイッチSWのオフ状態(ニュートラル位置Pnとされた状態)の継続時間が所定時間Δt2に達したとき、駆動スイッチSWの操作が高速指令操作であると判定し、駆動モードを高速モードに切り替える。
また、図4に示すように、微調整モード時における駆動スイッチSWのオン状態の継続時間が所定時間Δt3に達したとき、駆動スイッチSWの操作が高速指令操作であると判定し、駆動モードを高速モードに切り替える。この場合、駆動スイッチSWのオン操作が継続する間に、速度指令値設定部23から出力される速度指令値ωdが低速度値ωLから高速度値ωHに切り替わる。つまり、モータMの駆動は、駆動スイッチSWのオン操作直後から所定時間Δt3の低速度区間を経て高速度区間に移行するようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
制御回路12は、駆動スイッチSWから操作信号Smが入力されると、回転速度検出値ωを速度指令値ωdに追従させる速度フィードバック制御によってモータMを定速駆動させるため、該モータMの駆動に基づいて傾動するシートバック3の傾動スピードが一定に保たれる。そして、速度指令値設定部23は、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかに応じて、低速度値ωL又は高速度値ωHを速度指令値ωdとして出力する。これにより、駆動スイッチSWの操作によって、速度フィードバック制御に基づくシートバック3の傾動スピードを低速/高速に切り替え可能となっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかに応じて、速度フィードバック制御に基づくシートバック3の傾動スピードを低速/高速に切り替え可能に構成される。このため、駆動スイッチSWの操作によってシートバック3の傾動スピードが一定の低速となる微調整モードとすることで、シートバック3の位置の微調整を容易とすることができる。また、このようにシートバック3の位置の微調整がしたい場合や、シートバック3を後方に倒した状態から即座に起こしたい場合等、状況に応じたシートバック3の傾動スピードを搭乗者が選択することが可能となり、使い勝手の良い車両シート1の操作システムを提供できる。
(2)制御回路12は、駆動スイッチSWのオン状態の継続時間が所定時間Δt1未満であったとき、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であると判定し、速度指令値設定部23から出力される速度指令値ωdが低速度値ωLとなる微調整モードに切り替える。この構成によれば、搭乗者がシートバック3の位置を微調整しようとして駆動スイッチSWを所定時間Δt1未満の僅かな時間だけ操作(微少操作)したときに、その微少操作によってシートバック3の傾動スピードが低速となる微調整モードに切り替わる。このため、駆動モードに切り替えるための例えばモード切換スイッチを別に設ける等の特段の構成を設けずに微調整モードへの切り替えが可能となる。
(3)制御回路12は、駆動スイッチSWのオフ状態の継続時間が所定時間Δt2に達したとき、駆動スイッチSWの操作が高速指令操作であると判定し、速度指令値設定部23から出力される速度指令値ωdが高速度値ωHとなる高速モードに切り替える。この構成によれば、搭乗者が駆動スイッチSWを所定時間Δt2の間操作しない(ニュートラル位置Pnのままにする)ことで、シートバック3の傾動スピードが高速となる高速モードに切り替わる。このため、駆動モードに切り替えるための例えばモード切換スイッチを別に設ける等の特段の構成を設けずに高速モードへの切り替えが可能となる。
(4)制御回路12は、駆動スイッチSWのオン状態の継続時間が所定時間Δt3に達したとき、駆動スイッチSWの操作が高速指令操作であると判定し、速度指令値設定部23から出力される速度指令値ωdが高速度値ωHとなる高速モードに切り替える。この構成によれば、微調整モード時において駆動スイッチSWが所定時間Δt3以上の長押し操作されたときに、その長押し操作によってシートバック3の傾動スピードが高速となる高速モードに切り替わり、シートバック3を即座に起こすことができる。これによっても、駆動モードに切り替えるための例えばモード切換スイッチを別に設ける等の特段の構成を設けずに高速モードへの切り替えが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、制御回路12は、高速モード時における駆動スイッチSWのオン状態の継続時間が所定時間Δt1未満であったとき、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であると判定し、駆動モードを微調整モードに切り替えるが、これに限定されるものではない。例えば、高速モード時におけるシート移動量(上記実施形態では位置カウント部26にてカウントされるシートバック3の位置情報P(カウント数))が所定量未満であったときに、駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であると判定し、駆動モードを微調整モードに切り替えてもよい。また同様に、微調整モード時におけるシート移動量が所定量に達したとき、駆動スイッチSWの操作が高速指令操作であると判定し、駆動モードを高速モードに切り替えてもよい。
・上記実施形態における駆動スイッチSW及び制御回路12による操作判定を図5及び図6に示す態様に変更してもよい。
図5に示すように、駆動スイッチSWは、ニュートラル位置Pnから一方側への操作により第1前方操作位置Pf1に移行され、更に一方側への操作により第2前方操作位置Pf2に移行する。また、駆動スイッチSWは、ニュートラル位置Pnから他方側への操作により第1後方操作位置Pr1に移行され、更に他方側への操作により第2後方操作位置Pr2に移行する。駆動スイッチSWがニュートラル位置Pnから操作されると、各操作位置Pf1,Pf2,Pr1,Pr2に応じた操作信号Smが制御回路12に出力される。
次に、速度指令値設定部23から減算器22に出力される速度指令値ωdのスイッチ操作に応じた出力態様を図6に従って説明する。なお、以下にはシートバック3の前方傾動について説明するが、シートバック3の前方傾動と後方傾動とでは、モータMの回転方向が切り替わるのみであって制御自体は同一であるため、以下では後方傾動についての詳細な説明は省略する。
図6に示すように、駆動スイッチSWが例えば第2前方操作位置Pf2に操作されると、駆動スイッチSWからの操作信号Smに基づいて、制御回路12は駆動スイッチSWの操作が高速指令操作であると判定し、速度指令値設定部23から高速度値ωHを速度指令値ωdとして減算器22に出力させる。そして、駆動スイッチSWが第2前方操作位置Pf2とされた状態が継続する間、制御回路12は速度指令値ωd(=高速度値ωH)に基づく速度フィードバック制御によってモータMを一定の高速度で駆動させる。これにより、シートバック3が一定の高速度で前方傾動される。
駆動スイッチSWが第1前方操作位置Pf1に操作されると、駆動スイッチSWからの操作信号Smに基づいて、制御回路12は駆動スイッチSWの操作が低速指令操作であると判定し、速度指令値設定部23から低速度値ωLを速度指令値ωdとして減算器22に出力させる。そして、駆動スイッチSWが第1前方操作位置Pf1とされた状態が継続する間、制御回路12は速度指令値ωd(=低速度値ωL)に基づく速度フィードバック制御によってモータMを一定の低速度で駆動させる。これにより、シートバック3が一定の低速度で前方傾動される。
このような構成によれば、制御回路12は、駆動スイッチSWの操作位置に基づいて低速指令操作であるか高速指令操作であるかを判定し、その判定に応じて速度フィードバック制御に基づくシートバック3の傾動スピードを低速/高速に切り替える。このため、駆動スイッチSWの操作(第1前方操作位置Pf1及び第1後方操作位置Pr1への操作)によってシートバック3を一定の低速度で駆動させることで、シートバック3の位置の微調整を容易とすることができる。また、シートバック3の位置の微調整がしたい場合や、シートバック3を後方に倒した状態から即座に起こしたい場合等、状況に応じたシートバック3の傾動スピードを搭乗者が選択することが可能となり、使い勝手の良い車両シート1の操作システムを提供できる。なお、図5及び図6に示す例では、低速/高速の2段階の速度切り替えを可能に構成されたが、3段階以上の速度切り替えを可能に構成してもよい。
・上記実施形態では、駆動スイッチSWの操作に応じて速度切り替えを可能に構成したが、これに特に限定されるものではなく、例えば図7に示すように、速度調節するための速度調節スイッチSW1を駆動スイッチSWとは別に設けてもよい。
速度調節スイッチSW1は、例えば多段階のダイヤル式のものであり、操作位置に応じた信号を制御回路12に出力する。速度指令値設定部23は、速度調節スイッチSW1からの出力信号に応じて速度指令値ωdを設定する。駆動スイッチSWは、オン操作(図2に示す前方操作位置Pf又は後方操作位置Prへの操作)に応じて操作信号Smを制御回路12に出力する。制御回路12は操作信号Smが入力されると、上記のように速度調節スイッチSW1からの出力信号に応じて設定された速度指令値ωdを速度指令値設定部23から減算器22に出力させ、その速度指令値ωdに基づいたモータMの速度フィードバック制御を実行する。これにより、速度調節スイッチSW1の操作に応じた速度でモータMが定速駆動され、シートバック3が一定速度で傾動される。このような構成によれば、速度調節スイッチSW1の操作によって、状況に応じたシートバック3の傾動スピードを搭乗者が選択することが可能となり、使い勝手の良い車両シート1の操作システムを提供できる。
・上記実施形態では、駆動スイッチSWをシートクッション2の側面に設けたが、これ以外に例えば、アームレスト部、ダッシュボード、パワーウィンドウ装置のスイッチパネル部等、車両のインテリアデザインに応じて駆動スイッチSWの設置場所を適宜変更してもよい。また、駆動スイッチSW(及び速度調節スイッチSW1)は、機械的なスイッチに限定されるものではない。例えば、カーナビゲーションシステムのタッチパネル式のモニタや携帯型端末(スマートフォンやタブレット型携帯端末)等に駆動スイッチ(又は速度調節スイッチ)を表示して該スイッチのタッチ操作に基づいて制御回路12に操作信号が出力されるように構成してもよい。
・上記実施形態における速度フィードバック制御を、P制御やPID制御等に変更してもよい。
・上記実施形態では、シートバック3の傾動を制御する車両シート制御装置10に適用したが、これに特に限定されるものではなく、例えば、シートクッション2の前後移動や高さ調整動作(リフタ動作)等を制御する制御装置に適用してもよい。
1…車両シート、10…車両シート制御装置、12…制御回路(操作判定手段)、23…速度指令値設定部(速度指令値設定手段)、24…FB制御部(フィードバック制御手段)、SW…駆動スイッチ(操作手段)、SW1…速度調節スイッチ(操作手段)、M…モータ。

Claims (7)

  1. モータの回転力に基づく車両シートの電動駆動を制御する車両シート制御装置であって、
    一定値である速度指令値と前記モータの回転速度の実速度との差分を基に前記モータの回転速度を前記速度指令値に追従させる速度フィードバック制御を行うことで前記モータの回転速度を一定に保持するフィードバック制御手段と、
    前記速度フィードバック制御による前記モータの駆動を実行させるための操作手段と、
    前記操作手段の操作に応じて前記速度指令値を設定する速度指令値設定手段と
    を備えたことを特徴とする車両シート制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両シート制御装置において、
    前記操作手段は、オン状態とされることで前記速度フィードバック制御による前記モータの駆動を実行させるための信号を出力する駆動スイッチを備え、
    前記車両シート制御装置は、前記駆動スイッチの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかを判定する操作判定手段を備え、
    前記速度指令値設定手段は、前記操作判定手段にて前記低速指令操作と判定された場合に、第1の値を前記速度指令値に設定し、前記操作判定手段にて前記高速指令操作と判定された場合に、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記速度指令値に設定することを特徴とする車両シート制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両シート制御装置において、
    前記操作判定手段は、前記駆動スイッチのオン状態の継続時間が所定時間未満であったとき、該駆動スイッチの操作が前記低速指令操作であると判定することを特徴とする車両シート制御装置。
  4. 請求項2又は3に記載の車両シート制御装置において、
    前記操作判定手段は、前記駆動スイッチのオフ状態の継続時間が所定時間に達したとき、該駆動スイッチの操作が前記高速指令操作であると判定することを特徴とする車両シート制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両シート制御装置において、
    前記操作判定手段は、前記駆動スイッチのオン状態の継続時間が所定時間に達したとき、該駆動スイッチの操作が前記高速指令操作であると判定することを特徴とする車両シート制御装置。
  6. 請求項2に記載の車両シート制御装置において、
    前記操作判定手段は、前記駆動スイッチの操作位置に基づいて、前記駆動スイッチの操作が低速指令操作であるか高速指令操作であるかを判定することを特徴とする車両シート制御装置。
  7. 請求項1に記載の車両シート制御装置において、
    前記操作手段は、オン状態とされることで前記速度フィードバック制御による前記モータの駆動を実行させるための信号を出力する駆動スイッチと、操作に応じた信号を出力する速度調節スイッチとを備え、
    前記速度指令値設定手段は、前記速度調節スイッチからの出力信号に基づいて前記速度指令値を設定することを特徴とする車両シート制御装置。
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