JP2009298350A - 車両用シート駆動制御装置、車両用シート駆動装置、及びパワーシート - Google Patents

車両用シート駆動制御装置、車両用シート駆動装置、及びパワーシート Download PDF

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Abstract

【課題】車両用シートの駆動速度を簡素な構成で切り替える車両用シート駆動装置を提供する。
【解決手段】操作スイッチと、操作スイッチがオン状態にされると駆動手段を制御して車両用シートを駆動し、オフ状態にされると車両用シートの駆動を停止する制御手段とを備え、制御手段はオン状態の継続時間が第1の時間(T1)に達するまでは所定の速度(2[mm/s])で車両用シートを駆動し、継続時間が第1の時間(T1)に達した後は駆動する速度を速くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シート駆動制御装置、車両用シート駆動装置、及びパワーシートに関する。
従来、2段押しスイッチを有し、搭乗者が2段押しスイッチを反時計方向に1段倒すと所定の速度でシートを前方に移動させ、搭乗者が該2段押しスイッチを反時計方向に更にもう1段倒すと当該所定の速度より速い速度でシートを前方に移動させるパワーシート制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−89380号公報
しかしながら、従来のパワーシート制御装置によると、シートを移動する速度を遅い速度から速い速度に切り替えるために搭乗者は2段押しスイッチを更に1段倒すという操作をしなければならず、このため速度の切り替えに手間がかかり操作性が悪いという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、車両用シートの駆動速度を切り替える操作の操作性がよい車両用シート駆動制御装置、車両用シート駆動装置、及びパワーシートを提供することを目的とする。
第1の発明は、車両用シート駆動制御装置であって、操作スイッチと、前記操作スイッチがオン状態にされると駆動手段を制御して車両用シートを駆動し、オフ状態にされると前記駆動手段による前記車両用シートの駆動を停止する制御手段であって、オン状態の継続時間が第1の時間に達するまでは所定の駆動速度で前記車両用シートを駆動し、前記継続時間が前記第1の時間に達すると駆動速度を速くする制御手段と、を備える。
この発明によると、オン状態の継続時間によって車両用シートの駆動速度を切り替えるので、乗員は操作スイッチをオン状態にする操作を継続していればよく、駆動速度を切り替えるために当該操作とは異なる別の操作をする必要がない。よってこの発明によると車両用シートの駆動速度を切り替える操作の操作性がよい。
第2の発明は、第1の発明の車両用シート駆動制御装置であって、前記制御手段は、前記第1の時間に達した後、駆動速度を徐々に速くする。
この発明によると、駆動速度を徐々に速くすることにより、駆動速度を切り替える際の乗員の変速ショックを低減できる。
第3の発明は、第2の発明の車両用シート駆動制御装置であって、前記制御手段は、前記第1の時間に達した後、第2の時間に達するまでは駆動速度を徐々に速くし、第2の時間に達した後は駆動速度を一定にする。
この発明によると、第2の時間に達した後は第2の速度をそれ以上速くせず一定にするので、駆動速度が速くなり過ぎることがなく、目的の位置近傍で駆動を停止させることが容易である。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明の車両用シート駆動制御装置であって、前記操作スイッチは、前記車両用シートを車両前方にスライド駆動するための第1のスイッチと車両後方にスライド駆動するための第2のスイッチとを有し、前記制御手段は、前記第1のスイッチがオン状態にされると前記駆動手段を制御して前記車両用シートを車両前方にスライド駆動し、前記第2のスイッチがオン状態にされると前記駆動手段を制御して車両後方にスライド駆動する。
この発明によると、車両用シートの車両前後方向の位置を調整できる。
第5の発明は、車両用シート駆動装置であって、車両用シートを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両用シート駆動制御装置と、を備える。
第6の発明は、パワーシートであって、車両用シートと、前記車両用シートを駆動する請求項5に記載の車両用シート駆動装置と、を備える。
本発明によれば、車両用シートの駆動速度を切り替える操作の操作性がよい。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
(車両用シート駆動装置の構成)
図1は、車両用シート11と本発明の実施形態1に係る車両用シート駆動装置1(以下「シート駆動装置」という)とを示す模式図である。
車両用シート11は、シート座部11a、シートバック11b、ヘッドレスト11c、シート座部11aの下側に固定されているアッパーレール11d、図示しないアームレストなどで構成されている。
車体フロアにはアッパーレール11dを車両前後方向にスライド可能に案内するロワレール11eが固定されており、車両用シート11はアッパーレール11dがロワレール11eに案内されて車両前後方向にスライドする。
シート駆動装置1は車両用シート11を車両前後方向にスライド駆動して車両用シート11の車両前後方向の位置を調整するためのものである。シート駆動装置1はシート座部11aの下方に配置されており、操作スイッチ12(図2参照)、車両用シートを駆動する駆動機構(駆動手段の一例)、操作スイッチ12がオン状態にされると駆動機構を制御して車両用シート11をスライド駆動し、オフ状態にされると車両用シート11のスライド駆動を停止するモータ制御装置14(図2参照)などを備えている。
ここで、モータ制御装置14は特許請求の範囲に記載の「制御手段」に相当し、操作スイッチ12とモータ制御装置14とは特許請求の範囲に記載の「車両用シート駆動制御装置」に相当する。又、車両用シート11とシート駆動装置1とは特許請求の範囲に記載の「パワーシート」に相当する。
駆動機構は、モータ13(図2参照)、モータ13の回転速度を減速する図示しない減速機構、車両前後方向に延びる姿勢でアッパーレール11dに回転可能に軸支されている略棒状のリードスクリュー30、ロワレール11eに固定されてリードスクリュー30に螺合しているナット31などを有している。
減速機構はリードスクリュー30に連結されており、モータ13の回転駆動力を減速してリードスクリュー30に伝達する。回転駆動力が伝達されたリードスクリュー30は軸周りに回転し、このときナット31がロワレール11eに固定されていることによりリードスクリュー30は軸周りに回転しながら車両前方あるいは車両後方のいずれかモータ13の回転方向に応じた方向に移動する。リードスクリュー30を軸支しているアッパーレール11dはリードスクリュー30の移動に伴って車両前後方向に移動し、これにより車両用シート11が車両前後方向にスライド駆動される。
なお、シート駆動装置1はシート座部11aを車両上下方向に駆動して座面の高さを調整するものであってもよいし、シート座部11aを回動方向に駆動して座面のチルト角度を調整するものであってもよい。この他、シート駆動装置1はシートバック11bをリクライニング方向に駆動してリクライニング角度を調整するものであってもよいし、ヘッドレスト11cを車両上下方向に駆動して高さを調整するものであってもよいし、図示しないアームレストを回動方向に駆動してアームレストの角度を調整するものであってもよい。
(シート駆動装置の電気的構成)
図2は、シート駆動装置1の電気的構成を示すブロック図である。
操作スイッチ12は乗員がシート駆動装置1に対して車両用シート11の駆動を指示するためのものであり、前進を指示するための押しボタンスイッチ12a(第1のスイッチの一例)と、後進を指示するための押しボタンスイッチ12b(第2のスイッチの一例)とを有している。以降の説明では前進を指示するための押しボタンスイッチ12aのことを前進スイッチ12aといい、後進を指示するための押しボタンスイッチ12bのことを後進スイッチ12bというものとする。
前進スイッチ12a及び後進スイッチ12bはシート座部11aの側面であって車両幅方向の側面に配置されており、乗員は車両用シート11に座った状態で前進スイッチ12a及び後進スイッチ12bを押すことができる。乗員が前進スイッチ12aを押すと前進スイッチ12aがオン状態になり、モータ制御装置14にオン信号が出力される。前進スイッチ12aから手を離すと前進スイッチ12aがオフ状態になり、オン信号の出力が停止する。後進用スイッチについても同様である。これら2つのスイッチは同時には有効にならず、一方のスイッチからオン信号が出力されているときに他方のスイッチが押された場合は当該他方のスイッチから出力されたオン信号は無効となる。
モータ制御装置14は、動作制御部15、パワーMOSFETなどからなる複数のFET16、17、18、19、及びこれらを接続する複数の電力線などで構成されている。
動作制御部15は、CPU、ROM、RAM、タイマーなどで構成されており、FET16〜19のオン状態とオフ状態とを切り替えることによりモータ13への通電を制御する。
FET16は、直流電源として構成されているバッテリ20に接続されている共通の電力線21から分岐する電力線22を介してバッテリ20に接続されているとともに、電力線23によってFET17と接続されている。FET17は電力線24によって接地されている。FET16及びFET17は電力線23から分岐する電力線25によってモータ13の一方の端子に接続されている。
FET18は、共通の電力線21から分岐する電力線26を介してバッテリ20に接続されているとともに、電力線27によってFET19と接続されている。FET19は電力線28によって接地されている。FET18及びFET19は電力線27から分岐する電力線29によってモータ13の他方の端子に接続されている。
これら複数のFET16〜19はモータ13の回転及び停止、並びに正転及び逆転を制御するためのものであり、動作制御部15は前進スイッチ12aからオン信号が出力されるとFET16とFET19とをオン状態にするとともに、FET17とFET18とをオフ状態にする。これによりモータ13に電流が流れてモータ13が正転し、車両用シート11が前進する。
一方、後進スイッチ12bからオン信号が出力されると動作制御部15はFET16とFET19とをオフ状態にするとともに、FET17とFET18とをオン状態にする。これによりモータ13に流れる電流の+(プラス)と−(マイナス)とが入れ替わってモータ13が逆転し、車両用シート11が後進する。
動作制御部15はモータ13を停止させるときは全てのFET16〜19をオフ状態にする。
モータ13は所謂直流(DC)モータであり、電圧を連続して印加するDC駆動によって駆動される他、PWM信号により電圧のオン/オフを繰り返すPWM駆動によって駆動される。モータ13はDC駆動のときは一定速度で回転し、PWM駆動のときは電圧のオン/オフの比、所謂デューティ比に応じた速度で回転する。
ここで、デューティ比をf、電圧のオン/オフの周期をT、パルス幅(電圧をオンにする時間)をτとすると、デューティ比fは以下の式1で表される。
f=τ/T ・・・ 式1
本実施形態ではパルス幅τを固定し、周期Tを変更することによってデューティ比fを変更するものとする。なお、周期Tを固定し、パルス幅τを変更することによってデューティ比fを変更してもよい。
(シート駆動装置による制御の概略)
図3は、車両用シート11の前進速度(駆動速度の一例)の変化の一例を示すグラフである。前進と後進とではモータ13の回転方向が切り替わるのみであって制御自体は同一であり、したがって図示するグラフは後進速度(駆動速度の一例)にも当てはまるものである。
図示するグラフでは、前進スイッチ12aがオンにされた時を0秒として、0秒から2秒(第1の時間の一例)まではPWM信号のデューティ比を0.2に固定している。本実施形態ではデューティ比が0.2のとき車両用シート11の前進速度は2[mm/s](所定の速度の一例)に固定されるとする。
そして、2秒から4秒まではPWM信号のデューティ比を徐々に増加することによって前進速度を徐々に速くする。ここで4秒は特許請求の範囲に記載の「第2の時間」に相当する。本実施形態では4秒後にデューティ比が1になるようにデューティ比を徐々に増加し、デューティ比が1のとき前進速度は10[mm/s]になるとする。
次に、上述した2秒から4秒までの時間のデューティ比の増加について説明する。本実施形態では、固定のデューティ比をf0(上述した例では0.2)、デューティ比をf0に固定する時間をT1(上述した例では0秒から2秒までの2秒間)、ディーティ比を増加させる時間をT2(上述した例では2秒から4秒までの2秒間)、前進スイッチ12aがオン状態にされた時からの経過時間をt(2<t<4)とすると、経過時間tにおけるデューティ比f(t)を以下の式2により算出する。
f(t)=f0+(1−f0)×((t−T1)/(T2−T1)) ・・・ 式2
式2は経過時間tの一次関数であり、デューティ比f(t)は2秒から4秒までの間、直線的に増加する。したがってシートの前進速度も2秒から4秒までの間、直線的に増加することとなる。
動作制御部15は、2秒から4秒までの間、一定時間間隔で繰り返しデューティ比f(t)を算出し、直近に算出したデューティ比f(t)のPWM信号をモータ13に出力する。式2によって算出されるデューティ比f(t)は時間の経過に伴って徐々に1に近づき、4秒(第2の時間の一例)が経過した時、車両用シート11の前進速度は10[mm/s]に達する。
図4は、PWM信号の変化を説明するための模式図である。前述したように0秒から2秒までの時間はデューティ比を0.2に固定するのでこの間はPWM信号のパルス幅及びパルス間隔は一定となる。2秒から4秒までの間はデューティ比が徐々に増大する。前述したように本実施形態ではPWM信号のパルス幅τを固定して周期Tを変更することによってデューティ比を変更するので、デューティ比を徐々に増大させると図示するようにパルス幅は一定でパルス間隔が徐々に狭くなり、4秒に達するとデューティ比が1となってオン信号のみとなる。
なお、本実施形態では前進速度が直線的に増加する場合を例に説明したが、曲線的に増加するようにしてもよいし、前進速度を徐々に増加させるのではなく階段状に増加させてもよい。
(シート駆動装置の作動)
次に、前進スイッチ12aが押された場合を例に、シート駆動装置1の処理について説明する。
図5は、シート駆動装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
S105では、動作制御部15はデューティ比にf0(=0.2)をセットする。
S110では、動作制御部15は前進スイッチ12aが押されているか否かを一定時間間隔で繰り返し判定し、前進スイッチ12aが押されるとS115に進む。
S115では、動作制御部15は経過時間tを計時するためのタイマーをリセットする。
S120では、動作制御部15はモータ13のPWM駆動を開始する。
S125では、動作制御部15は前進スイッチ12aが押されているか否かを判定する。動作制御部15は前進スイッチ12aが押されている場合はS130に進み、押されていない場合はS160に進んでモータ駆動を停止する。
S130では、動作制御部15は経過時間tがT1(=2秒)を超えているか否かを判定する。動作制御部15は経過時間tがT1を超えている場合はS135に進み、T1以下の場合はS125に戻って処理を繰り返す。
S135では、動作制御部15はデューティ比にf(t)をセットする。
S140では、動作制御部15は前進スイッチ12aが押されているか否かを判定する。動作制御部15は、前進スイッチ12aが押されている場合はS145に進み、押されていない場合はS160に進んでモータ駆動を停止する。
S145では、動作制御部15は経過時間tがT2(=4秒)を超えているか否かを判定する。動作制御部15は経過時間tがT2を超えている場合はS150に進み、T2以下の場合はS135に戻って処理を繰り返す。
S150では、動作制御部15はデューティ比に1をセットする。
S155では、動作制御部15は前進スイッチ12aが押されているか否かを一定時間間隔で繰り返し判定する。動作制御部15は前進スイッチ12aが押されていない状態、すなわち前進スイッチ12aがオフ状態になるとS160に進んでモータ駆動を停止する。
以上により前進スイッチ12aが押された場合の処理が終了する。後進スイッチ12bが押された場合の処理はモータ13が逆転することを除いて前進スイッチ12aが押された場合の処理と実質的に同一であるので説明は省略する。
以上説明した本発明の実施形態1に係るシート駆動装置1によると、操作スイッチをオン状態にすると最初は車両用シート11が遅い駆動速度で駆動されるので、現在の位置が目的の位置近傍にある場合は目的の位置への微調整が容易である。
一方、オン状態の継続時間が第1の時間に達した後は駆動速度を速くするので、現在の位置と目的の位置とが離れている場合は目的の位置近傍まで短時間に駆動できる。この場合、目的の位置近傍に到達したら操作スイッチを一端オフ状態にしてその後に再度オン状態にすると再び遅い駆動速度で駆動されるので、目的の位置に微調整することができる。
そして、シート駆動装置1によると、上述したようにオン状態の継続時間によって車両用シート11の駆動速度を切り替えるので、乗員は例えば前進スイッチ12aをオン状態にする操作を継続していればよく、駆動速度を切り替えるために当該操作とは異なる別の操作をする必要がない。具体的には例えば前進スイッチ12aを更に1段押し込むといったような操作をする必要がない。よってシート駆動装置1によると車両用シート11の駆動速度を切り替える操作の操作性がよい。
更にシート駆動装置1によると、上述したようにオン状態の継続時間によって車両用シート11の駆動速度を切り替えるので、駆動速度を切り替えるための2段押しスイッチを備える必要がない。よってシート駆動装置1によると、車両用シートの駆動速度を簡素な構成で切り替えることができる。
更にシート駆動装置1によると、継続時間が第1の時間に達する直前の駆動速度と達した直後の駆動速度との速度差を小さくしておいて徐々に駆動速度を速くするので、駆動速度を切り替えたときの変速ショックを低減できる。
更にシート駆動装置1によると、第2の時間に達した後は駆動速度をそれ以上速くせず一定の駆動速度で駆動するので、駆動速度が速くなり過ぎることがなく、目的の位置近傍で駆動を停止させることが容易である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では操作スイッチとして押しボタンスイッチを例に説明したが、操作スイッチは乗員が前進、後進を指示できる構成であればよく、押しボタンスイッチに限定されない。例えば操作スイッチをスライドスイッチとして構成し、このスライドスイッチのレバーを中立位置から一方の方向にスライドさせたときは前進を指示するオン信号を出力し、逆方向にスライドさせたときは後進を指示するオン信号を出力し、中立位置にあるときは信号の出力を停止するという構成であってもよい。あるいは時計回りに倒すと前進を指示するオン信号を出力し、反時計回りに倒すと後進を指示するオン信号を出力するレバーであってもよい。
(2)上記実施形態では第1の時間を2秒、第2の時間を4秒として説明したが、これらの時間は適宜選択可能な設計事項であり、上述した時間に限定されない。同様に上記実施形態では第1の時間に達する前の所定の駆動速度を2[mm/s]とし、第1の時間に達した後に駆動速度を2[mm/s]から10[mm/s]まで速くする場合を例に説明したが、これらの速度は適宜選択可能な設計事項であり、上述した速度に限定されない。
(3)上記実施形態ではオン状態の継続時間が第1の時間に達する前と達した後とでPWM信号のデューティ比を変更することによって駆動速度を変化させているが、ガバナを用いて変化させてもよい。具体的には例えば、第1の時間に達するまではガバナを介してモータ13に電力を供給し、第1の時間に達した後はガバナを介さずに電力を供給する構成とする。そして、ガバナを介して電力を供給しているときはモータ13の回転数が一定数以上になるとガバナによって電力を遮断する構成とする。このように構成すると、第1の時間に達するまではモータ13の回転速度が一定数以上まで上がらずに低速で駆動され、第1の時間に達した後はモータ13の回転速度が一定数以上となって高速に駆動されることにより、第1の時間に達する前と後とで駆動速度を変化させることができる。
(4)上記実施形態では第2の時間(上述した例では4秒)に達した後は駆動速度をそれ以上速くせず一定の駆動速度で駆動している。すなわち上記実施形態では駆動速度を一定にするタイミングを時間に基づいて決定しているが、駆動速度に基づいて決定してもよい。具体的には例えば、駆動速度が10[mm/s]に達したら一定の駆動速度(10[mm/s])で駆動するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用シート駆動装置を示す模式図。 本発明の一実施形態に係る車両用シート駆動装置のブロック図。 本発明の一実施形態に係る前進速度の変化の一例を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係るPWM信号の変化を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。
符号の説明
1…車両用シート駆動装置
11…車両用シート
12…操作スイッチ
12a…前進スイッチ(操作スイッチ)
12b…後進スイッチ(操作スイッチ)
13…モータ(駆動手段)
14…モータ制御装置(制御手段)
30…リードスクリュー(駆動手段)
31…ナット(駆動手段)

Claims (6)

  1. 操作スイッチと、
    前記操作スイッチがオン状態にされると駆動手段を制御して車両用シートを駆動し、オフ状態にされると前記駆動手段による前記車両用シートの駆動を停止する制御手段であって、オン状態の継続時間が第1の時間に達するまでは所定の駆動速度で前記車両用シートを駆動し、前記継続時間が前記第1の時間に達すると駆動速度を速くする制御手段と、
    を備える車両用シート駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の時間に達した後、駆動速度を徐々に速くする請求項1に記載の車両用シート駆動制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の時間に達した後、第2の時間に達するまでは駆動速度を徐々に速くし、第2の時間に達した後は駆動速度を一定にする請求項2に記載の車両用シート駆動制御装置。
  4. 前記操作スイッチは、前記車両用シートを車両前方にスライド駆動するための第1のスイッチと車両後方にスライド駆動するための第2のスイッチとを有し、
    前記制御手段は、前記第1のスイッチがオン状態にされると前記駆動手段を制御して前記車両用シートを車両前方にスライド駆動し、前記第2のスイッチがオン状態にされると前記駆動手段を制御して車両後方にスライド駆動する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車両用シート駆動制御装置。
  5. 車両用シートを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両用シート駆動制御装置と、
    を備える車両用シート駆動装置。
  6. 車両用シートと、
    前記車両用シートを駆動する請求項5に記載の車両用シート駆動装置と、
    を備えるパワーシート。
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