JP2016117274A - 出没式筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、軸筒を細くしても、十分な操作部の操作面積を確保できる出没式筆記具を提供する。【解決手段】軸筒2の内部に、回転子8と、操作部6の一部と、連結部7を備え、操作部6の一部が軸筒2から露出し、露出部分に押圧壁部52を有し、操作部6の押圧壁部52を押圧することで回転子8が回転し、ペン先10が軸筒2の先端から外部に出没可能なっており、軸筒2は、操作部6の押圧壁部52よりも前方の部位全体を、後端部側から挿入可能であり、軸筒2は、その内周面に連結部7及び/又は回転子8と係合可能な軸筒側係合部31を有し、軸筒側係合部31は、連結部7及び/又は回転子8と係合することによって、操作部6の軸筒2からの脱離を係止可能である構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、筆記部たるペン先が出没する出没式筆記具に関する。特に、ノック式のボールペンに関する。
従来から、ノック棒をノックすることによって軸筒からレフィールのペン先が露出し、再度ノック棒をノックすることによって軸筒内部にペン先が収納されるノック式ボールペンが知られている(例えば、特許文献1)。
このノック式のボールペンは、レフィールのペン先を露出した状態にすることによって、筆記可能とし、軸筒内部にペン先を収納した状態にすることによって、服等へのインキの付着等を防止可能となる。
特開2014−205241号公報
ところで、ボールペン等の筆記具は、需要者層を子供や女性をターゲットとする場合、デザイン性の観点から、軸筒の太さを細くしたいという要望がある。特に女性は、筆箱等に多数のボールペンを収納して持ち運ぶことが多いので、できる限り筆箱等に収納したいという要望がある。
しかしながら、ノック式のボールペンの軸筒の太さを細くすると、ノック棒が細くなりすぎるという問題がある。
この点について具体的に説明すると、従来のノック式ボールペンは、レフィールの交換時等において、図24に示されるように、分解する際にノック棒200の軸筒201からの抜け落ちを防止するために、後端部に周方向に延びた抜け落ち防止壁202を設けている。すなわち、従来のボールペンは、この抜け落ち防止壁202でノック棒200を係止することによって、ノック棒200の後方への移動を規制し、軸筒201から後方側への抜け落ちを防止している。そのため、従来のボールペンの組み立ては、図24に示されるように、ノック棒200を軸筒201の先端側から挿入して組み立てており、組み立てた後のノック棒200の軸筒201からの露出部分は、抜け落ち防止壁202に接触しない大きさとなっている。
つまり、従来のボールペンは、抜け落ちを防止するためにノック棒200と抜け落ち防止壁202を係合させる必要があるため、軸筒201の前方側からノック棒200を入れる必要があり、ノック棒200の太さは、その抜け落ち防止壁202の分だけ細くなってしまう。
軸筒201の径を小さくして軸筒201を細くすると、ノック棒200の径も小さくなり、使用者が押圧操作する際の押圧面積が小さくなってしまうので、使用者が押圧操作を行いにくくなるという問題がある。
また、組み立てた状態のノック式ボールペンにおけるノック棒200の軸筒201からの露出部分は、抜け落ち防止壁202の内側を通過する必要があるため、ノック棒200自身も抜け落ち防止壁202で係止できる程度の大きさにしかできないという問題があった。
そこで、本発明は、軸筒の太さを細くしても、十分な操作部(ノック棒)の太さを確保できる出没式筆記具を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、軸筒の内部に、回転部と、操作部の一部と、前記操作部と前記回転部を連結する連結部を備え、前記操作部の他の一部が前記軸筒から露出し、当該露出部分に押圧部を有する出没式筆記具であって、前記操作部の押圧部を押圧することで前記回転部が回転し、筆記部が前記軸筒の先端から外部に出没可能な出没式筆記具において、前記軸筒は、前記操作部の前記露出部分よりも前方側の部分全体を後端部側から挿入可能であり、前記軸筒は、その内周面に前記連結部及び/又は前記回転部と係合可能な軸筒側係合部を有し、前記軸筒側係合部は、前記連結部及び/又は前記回転部と係合することによって、前記操作部の軸筒からの脱離を係止可能である出没式筆記具である。
本様相によれば、軸筒側係合部は、連結部及び/又は回転部と係合することによって、操作部の軸筒からの脱離を係止可能であるので、従来の出没式の筆記具とは異なり、操作部の抜け落ちを防止するための抜け落ち防止壁を設ける必要がなくなり、従来の出没式筆記具に比べて、少なくとも抜け落ち防止壁の分は操作部を太くできる。そのため、軸筒を細くしても操作感が損なわれず、操作しやすい出没式筆記具となる。
また本様相によれば、操作部の前記露出部分よりも前方の部分全体を軸筒の後端部側から挿入可能である。すなわち、軸筒の後端部側から操作部を挿入して連結部と接続して組み立てることができるため、押圧部の大きさや形状を適宜設計することができる。例えば、軸筒からの露出部分を軸筒の内部の部分に比べて太くすることも可能である。
好ましい様相は、筆記部を先端に備えた芯部材を有し、前記操作部を押圧操作することで、前記回転部が前方側に移動して芯部材を押圧して筆記部の一部が前記軸筒から突出した筆記可能状態となるものであり、前記軸筒側係合部は、操作用規制部と、回転用規制部を有し、前記操作用規制部は、前記操作部の周方向の移動を規制するものであり、前記回転用規制部は、筆記可能状態において、前記回転部の後方側への移動を規制するものであることである。
本様相によれば、軸筒側係合部は、操作部の周方向の移動を規制する操作用規制部を有しているので、筆記可能状態とする際に、操作部は周方向に回転せず、軸方向にのみ移動可能となる。そのため、操作部に加わった力を回転部に無駄なく伝えることができ、回転部をスムーズに前方側に移動させることができる。それ故に、出没式筆記具を容易に筆記可能状態とすることができる。
また本様相によれば、軸筒側係合部は、筆記可能状態において回転部の後方側への移動を規制する回転用規制部を有している。通常、使用者が筆記部で筆記を行う際には、芯部材が被筆記面に押圧され、芯部材が回転部を押圧することになるが、本様相によれば、回転用規制部によって回転部の後方側への移動を規制されているので、芯部材からの押圧によって回転部が移動しない。そのため、安定して筆記を行うことができる。
より好ましい様相は、前記軸筒側係合部は、連結用規制部を有し、筆記可能状態の操作部を押圧操作することで、前記回転部が後方側に移動して筆記部の全体が前記軸筒の内部に収納された収納状態となるものであり、前記連結用規制部は、収納状態において、連結部の後方側への移動を規制することである。
本様相によれば、操作用規制部によって操作部は周方向の移動が規制されているものの、収納状態において、軸方向の移動は可能となる。そのため、回転部の後方側への移動に伴って、操作部及び連結部が軸方向に移動し、軸筒から連結部ごと抜け落ちるおそれがある。
そこで、本様相によれば、軸筒側係合部は、収納状態において、連結部の後方側への移動を規制する連結用規制部を備えている。そのため、収納状態において、回転部の後方側への移動の反動によって、連結部が後方側へ移動して軸筒から抜け落ちることを防止できる。
好ましい様相は、前記軸筒側係合部は、前記軸筒の後端部から軸筒の全長の1/4の範囲に設けられていることである。
本様相によれば、前記軸筒側係合部は、前記軸筒の後端部から軸筒の全長の1/4の範囲に設けられているので、後方側で出没機構を設けることが可能であり、芯部材のインキを貯留する部位たるインキ貯留部の長さを長くすることができる。すなわち、本様相によれば、大容量の芯部材を使用することが可能であり、長時間にわたって筆記が可能な出没式筆記具とすることができる。
好ましい様相は、前記連結部は、棒状であって、外周面に連結側係合部を有しており、前記回転部は、回転部の内部に前記連結部の一部を挿入可能であり、回転部の内周面に前記連結側係合部と係合可能な回転側係合部を備えていることである。
本様相によれば、回転部の内周面に回転側係合部を備えているので、回転側係合部を連結側係合部と連結させることによって、レフィールの交換時等において軸筒を分解する際に、自重等によって回転部から連結部が抜けることを防止できる。
上記した様相は、前記連結部は、棒状であり、前記操作部は、操作部の内部に連結部の一部を挿入可能であり、操作部の内周面に前記連結部の外周面と係合可能な操作側係合部を備えていてもよい。
好ましい様相は、前記操作部の前記露出部分よりも前方側の部分は、筒状であって、その内側に前記連結部の一部が挿入されており、さらに、前記操作部の前記露出部分よりも前方側の部分は、その内周面に前記連結部の外周面と係合可能な操作側係合部を備えていることである。
これらの様相によれば、操作部の内周面に連結部の外周面と係合可能な操作側係合部を備えているため、レフィールの交換時等において軸筒を分解する際に、連結部から操作部が抜け落ちることを防止できる。
より好ましい様相は、前記操作側係合部は、複数の突起部から構成されており、前記複数の突起部は、周方向に連続的又は間欠的に並んでいることである。
本様相によれば、突起部が周方向に並設されているため、突起部が連結部としっかりと係合しやすく、連結部が抜けにくい。
より好ましい様相は、前記操作側係合部は、第1突起部と、第2突起部を有し、前記第1突起部と第2突起部は、周方向に交互に並んでおり、前記第1突起部は、第2突起部よりも突出高さが高いことである。
本様相によれば、突出高さが異なる第1突起部と第2突起部が交互に並んでいるため、第1突起部及び第2突起部を無理抜きで形成した場合でも、型崩れしにくい。また型崩れしにくい分、操作部と連結部がしっかり係合しやすく、操作部から連結部が抜けにくい。
さらに好ましい様相は、前記第1突起部は、隣接する第2突起部と連なって周方向に延びた突条を形成しており、前記突条は、無端状に形成されていることである。
本様相によれば、突条が無端状に形成されているため、操作部から連結部が抜けにくい。
好ましい様相は、前記連結部と操作部は、固着されていることである。
本様相によれば、連結部と操作部が固着されて不可分一体となっているため、レフィールの交換時等において軸筒を分解する際に、連結部から操作部が抜け落ちることを防止できる。
好ましい様相は、前記操作部の軸筒からの露出部分に、軸筒内部の部位の外径よりも大きな外径を備えた部位を有することである。
本様相によれば、上記したように軸筒が操作部の押圧部よりも前方の部位全体を後端部側から挿入可能であるため、操作部の軸筒からの露出部分に、軸筒内部の部位の外径よりも大きな外径を備えた部位を有する場合であっても、組み立てることが可能である。
本発明の出没式筆記具によれば、軸筒の後端部側から操作部を挿入して組み立てることができるため、軸筒の太さを細くしても、十分な操作部の太さを確保できる。
本発明の第1実施形態に係る出没式筆記具を表す斜視図である。 図1の出没式筆記具の分解斜視図である。 図1の筆記可能状態の出没式筆記具の断面図である。 図1の収納状態の出没式筆記具の断面図である。 図2の後方側形成部の断面斜視図である。 図2の後方側形成部の軸筒側係合部の周辺を表す概念図であり、(a)は軸筒側係合部を突出方向からみた図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 図2の後方側形成部の軸筒側係合部の周辺を表す概念的に示した斜視図である。 図2の操作部の外周面を展開した展開図である。 図2の操作部の一部破断斜視図である。 図2の回転子の外周面を展開した展開図である。 図2の回転子の一部破断斜視図である。 図1の出没式筆記具の筆記可能状態における要部の位置関係を表す概念図である。 図1の出没式筆記具の収納状態における要部の位置関係を表す概念図である。 図1の出没式筆記具の筆記可能状態から収納状態に変更する際の要部の位置関係を表す概念図であり、(a)から(e)は各工程を表す。 図1の出没式筆記具の収納状態から筆記可能状態に変更する際の要部の位置関係を表す概念図であり、(a)から(e)は各工程を表す。 本発明の第2実施形態の出没式筆記具の要部を表す斜視図である。 本発明の第3実施形態の出没式筆記具の要部を表す斜視図である。 図17の出没式筆記具の断面図である。 本発明の第4実施形態の出没式筆記具の操作部を表す断面斜視図である。 図19の操作部の断面図であり、理解を容易にするためにハッチングを省略している。 本発明の第5実施形態の出没式筆記具の操作部を表す断面斜視図である。 図21の操作部の断面図であり、理解を容易にするためにハッチングを省略している。 本発明の他の実施形態の出没式筆記具の要部を表す断面図である。 従来のノック式ボールペンの後端部付近の組み立てを示す概念図であり、(a)は組み立て途中を表し、(b)は組み立て後を表す。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、特に断りのない限り、図1の軸筒2の軸方向Lにおいて、ペン先10側を前、操作部6側を後とする。
本発明の第1実施形態の出没式筆記具1は、具体的にはノック式のボールペンであり、図1,図2から読み取れるように、軸筒2と、芯部材3と、弾性部材5と、操作部6と、連結部7、回転子8(回転部)から構成されている。
また出没式筆記具1は、使用者が操作部6の一部を指等で押圧操作することによって、芯部材3が軸筒2の軸方向Lに沿って移動し、芯部材3の前方端部に設けられたペン先10が軸筒2の内外に出没する構成となっている。すなわち、出没式筆記具1は、操作部6にたいして押圧操作を行うことによって、図3に示されるペン先10の一部が軸筒2から突出した筆記可能状態と、図4に示されるペン先10全体が軸筒2内に収納された収納状態との間で交互に切り替えが可能となっている。
軸筒2は、使用者が筆記時に主に把持する部材であって、出没式筆記具1の主要部品をその内部に収納可能な部材である。
軸筒2は、軸方向に延びた筒状の長尺体であり、内部空間が軸方向Lに連通している。すなわち、軸筒2は、図1に示されるように、軸方向Lの先端部にペン先10を挿通可能な開口部11を有し、軸方向Lの後端部に操作部6の一部を挿通可能な開口部12を有している。そして、開口部11と開口部12は、軸筒2の内部空間を介して連通している。
軸筒2は、図1,図2から読み取れるように、前方側形成部15と、後方側形成部16を有し、これら前方側形成部15と後方側形成部16を軸方向Lに接続して形成されている。
前方側形成部15は、ペン先10が出没可能な開口部11を備える部位である。
前方側形成部15は、図2に示されるように、軸筒2の先端部を形成する先端形成部18と、樹脂製のグリップ部材19が巻かれた把持部20と、後方側形成部16と接続する接続部21を有している。
先端形成部18は、把持部20から開口部11に向けて外径面積が漸次減少している。
把持部20は、主に使用者が把持する部位であり、軸方向Lにほぼ一律の外径面積を有している。
接続部21は、把持部20に対して外径が小さく、その外周面に外ネジ部22を備えている。
後方側形成部16は、図5に示されるように本体筒部30と、軸筒側係合部31と、クリップ部32から構成されている。
本体筒部30は、後方側形成部16の骨格を構成する部位であり、略円筒状の部位である。本体筒部30は、図2に示されるように、前方側(前方側形成部15)から、外径が長手方向に異なる異径部33と、外径が長手方向に同一となる同径部35の順に有している。
異径部33は、その外径が後方側から前方側に向かって拡径した部位である。すなわち、異径部33は、後端側から前端側に向けて、先が徐々に広がっており、外形面積が漸次大きくなっている。
また、異径部33は、異径部33の前方端部の内周面に内ネジ部36を有している。
同径部35は、その外径が後方側から前方側に向かってほぼ一定となる部位であり、異径部33よりも外径が小さい部位である。
軸筒側係合部31は、図3,図6から読み取れるように、連結部7及び/又は回転子8と係合することによって、操作部6の軸筒2からの脱離を係止可能な部位であり、本体筒部30の内周面から内側に向けて突出した部位である。
軸筒側係合部31は、図6(b)に示されるように、断面視したときに、階段状となっており、第1係合部40(操作用規制部)と、第2係合部41(回転用規制部)と、第3係合部42(連結用規制部)から構成されている。
すなわち、軸筒側係合部31は、本体筒部30を基準として、1段目に第1係合部40、2段目に第2係合部41、3段目に第3係合部42がそれぞれ配されている。
第1係合部40は、図6(b)に示されるように、本体筒部30の内周面から内側に向けて突出した突条であり、軸方向Lに直線状に延びた突条である。
第1係合部40の前方側端面は、図7に示されるように本体筒部30の内周面に対して径方向に直立しており、第1係合部40の内周面と本体筒部30の内周面は、第1係合部40の前方側端面を介して段状に連続している。同様に、第1係合部40の後方側端面も、本体筒部30の内周面に対して径方向に直立しており、第1係合部40の内周面と本体筒部30の内周面は、第1係合部40の後方側端面を介して段状に連続している。
また、図6(a)に示されるように、第1係合部40をその突出方向からみると、第1係合部40の前方側端面は、軸方向Lに対して交差する方向に延びている。すなわち、第1係合部40の前方側端面は、軸方向Lに対して所定の角度θ1で傾斜しており、先端傾斜面43を形成している。
第1係合部40の後方側端面は、前方側から後方側に向けて突出した山形となっている。すなわち、第1係合部40の後方側端面は、軸方向Lに対して交差する方向に延びた2つの壁部が交差した後端壁部47を形成している。
本実施形態の第1係合部40の本体筒部30からの突出高さ(径方向高さ)は、回転子8及び操作部6の操作用係合部51が回転しない最小高さとなっている。
第2係合部41は、図6(b)に示されるように、第1係合部40の前端部分にあって、かつ、第1係合部40の内周面から内側に向けて突出した突起であり、軸方向Lに直線状に延びた突起である。
第2係合部41の前方側端面は、第1係合部40の前方側端面と連続しており、面一となっている。すなわち、第2係合部41の前方側端面も第1係合部40の前方側端面と同様、周方向に対して所定の角度θ1で傾斜しており、第1係合部40の前方側端面とともに先端傾斜面43を形成している。
一方、第2係合部41の後方側端面は、第1係合部40の内周面に対して直立している。
第3係合部42は、図6(b)に示されるように、第2係合部41の後端部分にあって、かつ、第2係合部41の内周面から内側に向けて突出した突起である。
第3係合部42の前方側端面は、第2係合部41の内周面に対して直立している。すなわち、第2係合部41の内周面と第3係合部42の内周面は、第3係合部42の前方側端面を介して段状に連続している。
第3係合部42の後方側端面は、図6(b)に示されるように、第2係合部41の後方側端面と連続しており、面一となっている。すなわち、第3係合部42の後方側端面も第2係合部41の後方側端面と同様、第1係合部40の内周面に対して直立している。つまり、第3係合部42の内周面と、第1係合部40の内周面は、第2係合部41及び第3係合部42の後端面を介して段状に連続している。
クリップ部32は、公知のクリップと同様、使用者のポケット等に取り付け可能な部位である。すなわち、クリップ部32は、図1,図5から読み取れるように、長板状のクリップ本体45と、本体筒部30の外周面とクリップ本体45を接続する接続部46を有しており、クリップ本体45が接続部46によって片持ち状に支持されている。
ここで、後方側形成部16の各部位の位置関係について説明する。
軸筒側係合部31は、軸方向Lにおいて、後方側形成部16の後端部から軸筒2全長の1/4以下の範囲に位置していることが好ましい。本実施形態では、軸筒側係合部31は、軸方向Lにおいて、後方側形成部16の近傍に設けられている。
また、軸筒側係合部31の第1係合部40は、図6(a)に示されるように後端部近傍から軸方向Lに延びている。また、第1係合部40の長さL1は、図10に示される回転子8の回転用ガイド溝91の長さL2よりも長い。
第1係合部40の先端部は、図3,図5,図7から読み取れるように、前後方向(軸方向L)においてクリップ部32の本体筒部30との接続部分である接続部46よりやや前側に位置しており、第2係合部41の後端部は、接続部46と同じかやや前側に位置している。すなわち、第1係合部40は、接続部46の前側から接続部46を超えて後端部近傍まで伸びている。
芯部材3は、いわゆるレフィールであり、図2に示されるように、所定の方向(軸方向L)に棒状に延びている。芯部材3は、インキ収容部24と、ペン先10(筆記部)から形成されている。
インキ収容部24は、円筒状の部位であって、その内部にインキを収容可能となっている。インキ収容部24は、前側端部(ペン先10側)に弾性部材5を固定可能な弾性用固定部25を有している。
弾性用固定部25は、弾性部材5をその外周面に取り付け可能な部位であって、インキ収容部24の他の部位に比べて縮径された部位である。
ペン先10は、インキ収容部24内に収容したインキを紙等の被筆記物に対して塗布可能な部位である。インキ収容部24とペン先10は、軸方向Lに一体的に接続されている。
芯部材3の長手方向の長さは、軸筒2の全長の75パーセント以上100パーセント未満の長さであることが好ましく、80パーセント以上95パーセント以下の長さであることが好ましい。
弾性部材5は、公知の圧縮コイルばねであり、圧縮することで圧縮方向に対して反対方向に弾性復元力が働く部材である。
弾性部材5の自由高さ(軸方向の長さ)は、弾性用固定部25の軸方向Lの長さよりも大きく、さらに軸方向Lにおける弾性用固定部25の基端からペン先10の先端までの長さよりも大きい。
操作部6は、使用者がノック操作可能な部位であり、透明樹脂によって形成されている。本実施形態では、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)によって形成されている。
ここでいう「透明」とは、透けて見えるものをいい、無色のものだけではなく、有色のものであっても透けて見えれば透明である。
操作部6は、図9に示されるように、外部操作部50と、内部操作部49を有している。
外部操作部50は、収納姿勢において、軸筒2から露出する部分であって、その後端部が閉塞された円筒状の部位である。具体的には、外部操作部50は、円板状の押圧壁部52(押圧部)と、押圧壁部52の縁に沿って前方に向けて立ち上がった側壁部53から構成されている。すなわち、外部操作部50は、押圧壁部52と側壁部53に囲繞され、前方側に向けて開放した空間を有している。
また、押圧壁部52よりも前方部位たる、側壁部53及び内部操作部49は、図3,図4に示されるように軸筒2の開口部12からその内部に挿入可能となっている。
内部操作部49は、収納姿勢において、軸筒2の内部に収納される部分であって、軸筒2の軸筒側係合部31及び回転子8の回転用係合部81(図11参照)のそれぞれと係合する部位である。
内部操作部49は、本体部54と、操作用係合部51を有している。
本体部54は、軸筒2内での操作部6の動きを安定させる部位であって、外部操作部50の側壁部53と連続した円筒状の部位である。
本体部54の外径は、軸筒2の開口部12の内径と同じか、やや小さい。
操作用係合部51は、図8,図9から読み取れるように、3つの操作用ガイド片56,56,56が周方向Cに並んだ部位である。
操作用ガイド片56は、後端部の一部が本体部54の先端部と一体となっており、操作用ガイド片56の内周面は、本体部54の内周面と面一となっている。
すなわち、内部操作部49の内周面と外部操作部50の内周面は、一つの曲面を形成している。
操作用ガイド片56は、側面視したときに、略五角形状の部位である。操作用ガイド片56は、図8に示されるように、軸方向Lに延びた側面部61,62と、側面部61,62の前方側端部から軸方向L及び周方向Cのいずれに対しても交差する方向に延びた傾斜面部63,64から構成されている。
傾斜面部63,64は、先端部分で互いに交わっており、交差している。図8に示される傾斜面部63の軸方向Lに対する傾斜角度θ2は、傾斜面部64の軸方向Lに対する傾斜角度θ3よりも小さくなっている。
また、傾斜面部63の軸方向成分の長さ(軸方向Lの長さ)は、傾斜面部64の軸方向成分の長さ(軸方向Lの長さ)よりも長く、傾斜面部63の周方向成分の長さ(周方向Cの長さ)も、傾斜面部64の周方向成分の長さ(周方向Cの長さ)よりも長い。
また、内部操作部49の内周面には、図9に示されるように、周方向Cに延びた突起部65(操作側係合部)を備えている。
突起部65は、操作用ガイド片56の内周面から径方向に突出した部位であり、連結部7からの抜け落ちを防止する部位である。
ここで、操作用係合部51の各操作用ガイド片56,56,56の位置関係について説明する。
操作用ガイド片56,56,56は、本体部54の前端部に接続され、周方向Cに沿って所定の間隔を沿って配されている。すなわち、操作用ガイド片56の側面部61は、空間を介して周方向Cに隣接する操作用ガイド片56の側面部62と概ね対面している。
言い換えると、操作用係合部51は、周方向Cに隣接する各操作用ガイド片56,56,56によってガイド溝66,66,66(図8参照)が形成されている。
ガイド溝66は、周方向Cに隣接する操作用ガイド片56,56の側面部61,62を側壁とする溝である。
連結部7は、操作部6と回転子8を連結させる部材であり、有色樹脂で形成された部材である。連結部7は、操作部6と異なる色となっている。
連結部7は、図2に示されるように、本体部70と、連結側係合部71と、固定用係合部72を備えている。
本体部70は、連結部7の芯となる部位であり、軸方向Lに棒状に延びた長尺体である。本実施形態の本体部70は、軸方向Lに延びた筒状体であり、中心に組み立て治具を挿入可能な貫通孔73を備えている。
連結側係合部71は、図2に示されるように、本体部70の長手方向の端部にあって、かつ、本体部70の外周面から径方向の外側に向けて張り出したフランジ状の部位である。
連結側係合部71の断面積は、軸筒2の開口部12の開口面積よりも小さい。
また、連結側係合部71は、図3に示されるように、出没式筆記具1を組み立てて筆記可能状態にしたときに、回転子8の突条部90(図11参照)と係合可能となっている。
連結側係合部71は、図4に示されるように、出没式筆記具1を組み立てて収納状態にしたときに、回転子8の内部で軸筒2の第3係合部42と係合可能となっている。
固定用係合部72は、操作部6の突起部65と係合して、操作部6の抜け落ちを防止する部位である。固定用係合部72は、軸方向Lに平行となるように延びた2本の突条片75,76から構成されている。
突条片75,76は、本体部70の外周面に形成され、本体部70の周方向に沿って延びた突条である。
突条片75,76は、本体部70の周方向に連続しており、無端状に延びている。
突条片75,76は、軸方向Lに所定の間隔を空けて配されている。具体的には、突条片75,76の間隔は、操作部6の突起部65の軸方向Lの長さと同じ又はやや広くなっている。
また別の観点からみると、突条片76の前方側及び突条片75,76の間に突条片75,76を側壁とする溝部77,78が形成されている。
溝部77,78は、周方向に無端状に延びた溝であり、前後方向に平行となっている。
回転子8は、回転することで芯部材3の位置を変更する部材であり、図11に示されるように、押出部80と、回転用係合部81を有している。
押出部80は、図3に示されるように、回転子8の前方端部を構成する部位であって、収納状態から筆記可能状態に変更する際に、芯部材3を押圧し、軸筒2の開口部11からペン先10を押し出す部位である。
押出部80は、円形状の板状部位であり、中心に組み立て治具を挿入可能な貫通孔82(図2参照)を有している。
回転用係合部81は、軸筒2の軸筒側係合部31及び操作部6の操作用係合部51のそれぞれと係合する部位であり、図10に示されるように、3つの回転用ガイド片83,83,83が周方向Cに並んだ部位である。
回転用ガイド片83は、先端部が押出部80と一体となっており、押出部80に対して後方に向かって立ち上がっている。
回転用ガイド片83は、図12に示されるように、連結部7の外周面に沿って湾曲した板状片であり、その後端部が鋸歯状となった係合片である。
また回転用ガイド片83は、押出部80の周端部から後方に向かって立設された部位である。回転用ガイド片83は、押出部80の縁に沿って周方向Cに並設されている。
回転用ガイド片83は、図10に示されるように、軸方向Lに延びた側面部85,86及び壁面部87と、側面部85,86の前方側端部から軸方向L及び周方向Cのいずれに対しても交差する方向に延びた傾斜面部88,89から構成されている。
壁面部87は、傾斜面部88,89を接続する壁面である。
傾斜面部88,89は互いに平行となっており、同一方向を向いている。
図10に示される傾斜面部88の軸方向Lに対する傾斜角度θ4は、傾斜面部89の軸方向Lに対する傾斜角度θ5とほぼ同じ傾斜角度となっており、軸筒側係合部31の先端傾斜面43の傾斜角度θ1(図6(a)参照)ともほぼ同じ傾斜角度となっている。さらに傾斜角度θ4は、操作部6の傾斜面部64の傾斜角度θ3(図8参照)ともほぼ同じ傾斜角度となっている。
ここでいう「ほぼ同じ角度」とは、角度の差が10度未満のものをいう。
また、回転用ガイド片83の内周面には、図11に示されるように、周方向に延びた突条部90(回転側係合部)を備えている。
突条部90は、連結部7の抜け落ちを防止する部位であり、連結部7の連結側係合部71と係合して連結部7の後方への移動を規制する部位である。
ここで、回転用係合部81の各回転用ガイド片83,83,83の位置関係について説明する。
回転用ガイド片83,83,83は、図10に示されるように、押出部80の外周面に沿って所定の間隔を空けて配されている。すなわち、回転用ガイド片83の側面部85は、空間を介して周方向に隣接する回転用ガイド片83の側面部86と概ね対面している。
言い換えると、回転用係合部81は、一の回転用ガイド片83の側面部86と、それに隣接する回転用ガイド片83の側面部85と、押出部80の後端面とによって回転用ガイド溝91が形成されている。
回転用ガイド溝91は、隣接する回転用ガイド片83,83の側面部85,86を側壁とする溝である。
回転用ガイド溝91は、軸方向Lに延びており、軸筒2の軸筒側係合部31に対する回転子8の移動を軸方向Lのみに規制可能となっている。
続いて、第1実施形態の筆記可能状態における出没式筆記具1の各部材の位置関係について説明する。
筆記可能状態の出没式筆記具1は、図3に示されるように、芯部材3の弾性用固定部25の周囲に弾性部材5が取り付けられており、弾性部材5の弾性復元力によって後方側に向かって力が加わっている。前方側形成部15は、外ネジ部22が後方側形成部16の内ネジ部36と螺合して、後方側形成部16と一体となっている。
筆記可能状態の出没式筆記具1は、図3から読み取れるように、軸筒2の内部に操作部6の一部、連結部7の一部、及び回転子8の全部が配されている。
操作部6の内部操作部49は、軸筒2の内部に位置しており、外部操作部50の一部も軸筒2の内部に位置している。外部操作部50の押圧壁部52は、軸筒2から露出している。
操作部6の先端側に位置する操作用係合部51の各操作用ガイド片56は、周方向Cに隣接する軸筒側係合部31,31の間に位置している。すなわち、操作用係合部51の操作用ガイド片56は、軸筒側係合部31,31に挟まれることで周方向Cの移動が規制されている。別の観点からみると、軸筒側係合部31は、隣接する操作用ガイド片56,56に挟まれている。
また、操作用ガイド片56の傾斜面部64は、回転子8の回転用ガイド片83の傾斜面部88と接触している。
連結部7の前端部側は、図12に示されるように、回転子8の回転用ガイド片83,83,83の内側に挿入されている。すなわち、連結部7の一部は、回転子8の回転用ガイド片83,83,83によって周方向に囲繞された空間内に配されており、連結側係合部71は軸筒2の軸筒側係合部31の第3係合部42よりも前方側に配されている。つまり、連結部7の前端部側は、回転子8の回転用ガイド片83によって覆われている。
連結部7の後端部側は、操作部6の操作用ガイド片56,56,56によって周方向Cに囲繞された空間を通過し、外部操作部50の内側に圧入されている。すなわち、連結部7の後端部側は、操作部6によって覆われており、操作部6の外部に露出していない。また、本実施形態の操作部6は、透明樹脂によって形成されているため、操作部6を透かして連結部7の後端部位が見えている。
連結部7の固定用係合部72は、操作部6の突起部65と係合している。具体的には、固定用係合部72の突条片75,76は、操作部6の突起部65を挟んでいる。そのため、操作部6と連結部7は、不可分一体となっている。
また別の観点からみると、操作部6の突起部65は、固定用係合部72の溝部77又は溝部78に挿入されており、前後方向において突条片75,76と係合している。
回転子8は、芯部材3の後方に位置しており、弾性部材5の弾性復元力によって、後方に向かって押圧されている。そのため、回転子8の傾斜面部89は、軸筒側係合部31の先端面たる先端傾斜面43に当接している。
回転子8の回転用ガイド片83は、軸筒2の本体筒部30の内側であって、かつ、連結部7の本体部70及び連結側係合部71の外側に位置している。
回転子8は、図12に示されるように、傾斜面部89と先端傾斜面43の関係により、軸筒側係合部31に対して、先端傾斜面43に沿って周方向に相対的に移動しようとするが、回転用ガイド片83の壁面部87が軸筒側係合部31の側面と係合している。そのため、回転子8は、周方向Cの移動が規制されている。
続いて、第1実施形態の収納状態における出没式筆記具1の各部材の位置関係について説明する。
収納状態の出没式筆記具1は、図4から読み取れるように、軸筒2の内部に操作部6の一部、連結部7の一部、及び回転子8の全部が配されている。
内部操作部49は、軸筒2の内部に位置しており、外部操作部50は、軸筒2の外部に位置している。すなわち、外部操作部50の押圧壁部52は、軸筒2から露出している。
操作用係合部51は、後端部近傍に位置しており、本体部54の後端部は軸筒2の開口部12よりも前方に位置している。
収納状態の連結部7は、軸筒2の開口部12から大きく張り出している。具体的には、固定用係合部72よりも後方部位の大部分が軸筒2の開口部12から張り出している。
また、収納状態の連結部7の軸筒2の開口部12からの張り出し長さは、筆記可能状態の連結部7の軸筒2の開口部12からの張り出し長さよりも長い。
連結側係合部71は、図4に示されるように、軸方向Lにおいて、回転子8の押出部80と軸筒側係合部31の第2係合部41に挟まれている。そのため、連結部7は、第2係合部41によって後方への移動が規制されており、連結部7が軸筒2から抜け落ちることを防止できる。
回転子8の各回転用ガイド片83は、図13に示されるように、周方向に隣接する軸筒側係合部31,31の間に位置している。すなわち、回転用ガイド片83は、軸筒側係合部31,31に挟まれて周方向の移動が規制されている。
別の観点からみると、軸筒2の軸筒側係合部31はそれぞれ回転用ガイド溝91に挿入されており、周方向に隣接する回転用ガイド片83,83に挟まれている。
また、回転子8の側面部86は、操作部6の側面部62と軸方向Lに同一直線上に並んでおり、回転子8の後方端部付近において、操作部6の傾斜面部64と回転子8の傾斜面部89が接触している。
続いて、出没式筆記具1を筆記可能状態から収納状態に変更する際の手順とともに各部材の位置関係について説明する。
使用者が指で押圧壁部52を押圧し、操作部6がある程度、前側まで行くと、押圧壁部52から指を離し、押圧壁部52への押圧を止める。
このとき、出没式筆記具1の軸筒2の内部では、使用者からの押圧壁部52への押圧力によって、弾性部材5の弾性復元力に逆らって、操作部6がやや前方側に進む。
それに伴い、操作部6の操作用ガイド片56の傾斜面部64が回転子8の傾斜面部88を押圧する。そうすると、回転子8の傾斜面部89が軸筒2の軸筒側係合部31に対して相対的に軸方向に離反し、回転子8の傾斜面部88と壁面部87とでなす頂点68が軸筒側係合部31の先端部を超えて離反する(図14(a)から図14(b))。すなわち、回転子8の壁面部87と軸筒側係合部31の側面との周方向の係合が解除される。
そして、その状態で、使用者が指を離すと、弾性部材5の弾性復元力によって、回転子8の押出部80が芯部材3によって後方に押圧され、回転子8が操作部6の傾斜面部64及び軸筒2の先端傾斜面43に沿って相対的に周方向に回転する。その後、回転子8の側面部86と傾斜面部89とでなす頂点92が操作用係合部51の傾斜面部63と当接する(図14(b)から図14(c))。
その後、弾性部材5の弾性復元力によって、回転子8の傾斜面部88と軸筒側係合部31の先端傾斜面43との関係及び傾斜面部89と側面部86とでなす頂点92と操作部6の傾斜面部63との関係によって、回転子8が周方向に相対的に回転し、操作部6が後方に移動する。
そして、回転子8の頂点92が操作部6の傾斜面部63と傾斜面部64でなす頂点67を超えると(図14(c)から図14(d))、傾斜面部89と傾斜面部64との関係によって、回転子8が相対的に周方向に回転する。その後、回転用ガイド溝91が軸筒側係合部31に至り、回転用ガイド溝91内に軸筒側係合部31が進入して、回転子8及び操作部6が軸筒側係合部31に沿って後方に移動する(図14(d)から図14(e))。そうすると、芯部材3のペン先10が後退して、開口部11から軸筒2内部に退避して収納され、出没式筆記具1は、収納状態となる。
続いて、出没式筆記具1を収納状態から筆記可能状態に変更する際の手順とともに各部材の位置関係について説明する。
使用者が指で押圧壁部52を押圧し、操作部6がある程度、前側まで行くと、押圧壁部52から指を離し、押圧壁部52への押圧を止める。
このとき、出没式筆記具1では、使用者からの押圧壁部52への押圧力によって、弾性部材5の弾性復元力に逆らって、操作部6及び回転子8が前方側に進む。それに伴い、軸筒側係合部31の長手方向に沿って回転子8が前進し、軸筒側係合部31が回転用ガイド溝91から外れる(図15(a)から図15(b))。すなわち、軸筒側係合部31と回転用ガイド溝91との係合が解除される。
軸筒側係合部31が回転用ガイド溝91から外れると、回転子8の傾斜面部89と操作部6の傾斜面部64との関係によって、回転子8が相対的に周方向に回転する。
回転子8の回転によって、傾斜面部88と壁面部87とでなす頂点93が操作用係合部51の傾斜面部63に当接すると(図15(b)から図15(c))、回転子8は操作用係合部51の傾斜面部63に沿って移動する。
そして、その状態で、使用者が指を離すと、弾性部材5の弾性復元力によって、回転子8が芯部材3によって押圧され、操作用係合部51の傾斜面部64に沿って回転子8が移動する(図15(c)から図15(d))。そして、軸筒側係合部31は、回転子8の壁面部87によって係止される(図15(d)から図15(e))。
そうすると、芯部材3のペン先10が前進して、開口部11から露出し、出没式筆記具1は、筆記可能状態となる。
本実施形態の出没式筆記具1であれば、軸筒側係合部31の第3係合部42が連結側係合部71よりも径方向の内側に張り出しているため、軸筒側係合部31の第3係合部42によって連結部7の後方への移動を係止可能であり、連結部7が軸筒2から抜け落ちることを防止できる。それ故に、連結部7と不可分一体となっている操作部6も軸筒2から抜け落ちることを防止できる。
また本実施形態の出没式筆記具1であれば、軸筒2の第3係合部42よりも後端部側に第1係合部40を除き突起等が設けられていないので、筆記可能状態における操作部6の側壁部53の軸筒2からの露出部分の外径を大きくとることができる。そのため、軸筒2の外径を小さくしても操作部6の押圧壁部52の押圧面積を十分に確保することができる。
本実施形態の出没式筆記具1であれば、軸筒2の後端部近傍で芯部材3が出没する機構を備えているため、従来に比べて芯部材3を長くすることで、芯部材3のインキ収容部24を大きくすることが可能である。
本実施形態の出没式筆記具1であれば、操作部6の側壁部53が透明であり、連結部7が有色であるので、図1に示されるように、操作部6の側壁部53を介して連結部7を視認可能である。そのため、例えば、連結部7の色をインキの色と同じ色又は同系統の色にすることによって、使用者はインキの色を把握しやすい。
また本実施形態の出没式筆記具1であれば、収納状態における操作部6の露出部分よりも前側部位を軸筒2の開口部12から挿通可能であるので、後方側からの組み立てが可能であり、収納状態における軸筒2からの露出部分の太さを大きくすることができる。そのため、軸筒2からの露出部分と軸筒2の外周面との段差を小さくすることも可能である。また、収納状態における軸筒2からの露出部分の形状を自由な形にもできる。
本実施形態の出没式筆記具1によれば、軸筒2が後端部側の同径部35から前端部側のグリップ部材19に向けて緩やかに拡径しているので、軸筒2の同径部35を芯部材3の外径程度にまで細くしても、使用者が握るグリップ部材19の太さを太くすることができる。そのため、軸筒2の同径部35が細くても握りやすい。
続いて、第2実施形態の出没式筆記具100について説明する。
第2実施形態の出没式筆記具100は操作部101の形状が第1実施形態の操作部と異なる。
第2実施形態の操作部101は、図16に示されるように、後端部の近傍がフランジ状に広がっている。すなわち、第2実施形態の操作部101は、後端面を構成する押圧壁部102の面積が側壁部103の外径面積より大きい。
別の観点からみると、筆記可能状態において、軸筒2から露出する部分の外径が、軸筒2の開口部12の開口径よりも大きい。また、軸筒2の後端側から操作部101を挿入して組み立てるので、軸筒2から露出する部分の外径は、軸筒2の外径よりも大きくしてもよい。
第2実施形態の出没式筆記具100によれば、押圧壁部102の押圧面積が大きいので、使用者がノック操作しやすい。
続いて、第3実施形態の出没式筆記具150について説明する。
第3実施形態の出没式筆記具150は、第1実施形態の操作部6にクリップ部32が一体成形により、一体的に設けられている。
すなわち、出没式筆記具150は、図17,図18に示されるように、操作部6の外周面にクリップ本体45が接続部46を介して接続されている。また、接続部46の後端面は、操作部6の押圧壁部52と面一となっている。
続いて、第4実施形態の出没式筆記具160について説明する。
第4実施形態の出没式筆記具160は、操作部161の操作用係合部162の構造が第1実施形態の操作部6の操作用係合部51と異なる。
具体的には、操作部161の操作用係合部162は、図19,図20から読み取れるように、本体部54と、操作用ガイド片56を備えている。
また操作部161は、樹脂製であって、射出成形によって成形されたものである。
本体部54は、操作用ガイド片56との接続部分の近傍に、周方向に延びた突条部167(操作側係合部)を備えている。
突条部167は、高さが異なる2種類の突起部165,166が連なって形成されたものである。具体的には、突条部167は、3つの第1突起部165と、3つの第2突起部166を備えている。
第1突起部165は、本体部54の内周面に形成され、周方向に延びた突起である。
第2突起部166は、第1突起部165と同様、本体部54の内周面に形成され、周方向に延びた突起である。
第2突起部166は、第1突起部165の端部と連続しており、第2突起部166の突出高さは、第1突起部165の突出高さよりも低い。すなわち、第1突起部165の先端面は、第2突起部166の先端面と、第1突起部165の側面を介して概ね段状に連続している。
第1突起部165及び第2突起部166は、角部が丸みを帯びている。
また、操作用ガイド片56は、本体部54との接続部分からの先端部分までの中間部に第3突起部168を備えている。第3突起部168は、周方向に延びており、突条部167と平行となっている。また、第3突起部168は、角部が丸みを帯びている。
ここで、第1突起部165と第2突起部166と第3突起部168の位置関係について説明すると、第1突起部165と第2突起部166は、周方向に交互に並設されている。すなわち、第1突起部165は、周方向において、第2突起部166,166と隣接しており、第2突起部166は、第1突起部165,165と隣接している。
第1突起部165の周方向の長さは、ガイド溝66の幅よりも長い。
第2突起部166の周方向の長さは、操作用ガイド片56の幅よりも短い。すなわち、第1突起部165は、周方向において、ガイド溝66を超えて操作用ガイド片56,56間に跨るように形成されている。
図20に示される第1突起部165の内周面からの突出長さD1は、0.07mm程度であるのに対して、第2突起部166の内周面からの突出長さD2は、0.03mm程度である。すなわち、第1突起部165の内周面からの突出長さD1は、第2突起部166の内周面からの突出長さD2の2倍以上となっている。
第3突起部168の周方向の長さは、第2突起部166の周方向の長さと同程度となっており、第1突起部165の周方向の長さよりも短い。第3突起部168は、第1突起部165と第2突起部166からなる突条部167よりも先端側に位置している。
続いて、操作部161と連結部7を組み立てたときの各部位の位置関係について説明する。
連結部7の固定用係合部72の突条片75は、側面視したときに、操作部161の第1突起部165を軸方向に係止しており、連結部7の固定用係合部72の突条片76は、側面視したときに、操作部161の第3突起部168を軸方向に係止している。
別の観点から視ると、操作部161の第1突起部165は、溝部77に挿入されており、操作部161の第3突起部168は、溝部78に挿入されている。
第4実施形態の出没式筆記具160によれば、高さが異なる第1突起部165及び第2突起部166を周方向に連続的に並べて突条部167を形成しているので、操作部161を無理抜きして成形した場合でも、第1突起部165及び第2突起部166が型崩れしにくい。そのため、突条部167を連結部7の固定用係合部72にしっかり係合させることが可能であり、操作部161が抜け落ちにくい。
続いて、本発明の第5実施形態の出没式筆記具170について説明する。
本発明の第5実施形態の出没式筆記具170は、第4実施形態の出没式筆記具160と操作部の構造が異なる。
具体的には、出没式筆記具170の操作部171には、図21,図22から読み取れるように、第2突起部166がない。出没式筆記具170の突条部172は、第1突起部165が周方向に間欠的に設けられている。
上記した実施形態では、操作部6の押圧壁部52の外径が軸筒2の開口部12の開口径と同じか大きいものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、押圧壁部52の外径は開口部12の開口径よりも小さくてもよい。
上記した実施形態は、回転子8と連結部7を互いに係合させることによって一体化していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、回転子8と連結部7を接着剤等によって一体化してもよい。
この場合、図23に示されるように、操作部6の側壁部53の内周面に支持係合部98を設け、連結部7に被支持係合部99を設け、連結部7が回動可能となるように支持することが好ましい。この支持係合部98は、周方向に連続的又は間欠的に延びた凹部であり、支持係合部98は、凹部と対をなす周方向に連続的又は間欠的に延びた凸部であることが好ましい。
上記した実施形態では、連結部と操作部を互いに係合させることによって一体化していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、連結部と操作部は固着されて一体化されていてもよい。また、接着剤等によって一体化されていてもよい。
上記した実施形態では、ノック式ボールペンについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ノック式マーカー等の他の筆記具でもよい。
上記した実施形態では、操作部6を透明樹脂で形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、有色樹脂で形成してもよい。
また、上記した実施形態では、操作部6を透かして連結部7の一部が見えるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、操作部6を不透明にして、操作部6を透かして連結部7が見えないようにしてもよい。
上記した実施形態では、クリップ部32を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、クリップ部32を設けなくてもよい。
上記した実施形態では、連結部7は、操作部6と異なる色となっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、連結部7は、操作部6と同色でもよい。
上記した実施形態では、本体部70及び押出部80に組み立て治具を挿入可能な貫通孔73,82を設けていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、貫通孔73,82を設けなくてもよい。
上記した第4実施形態では、突条部167は、高さが異なる2種類の突起部165,166が連なって形成されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、突条部167は、3種類以上の突起部が連なって形成されていてもよい。
上記した第4実施形態では、第2突起部166は、連続的に延びて第1突起部165,165間を接続していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2突起部166は、間欠的に延びて第1突起部165,165間を接続していてもよい。
なお、上記した実施形態の応用として、突条部167や突条部172の構造を筆記具の尾栓に適用することも可能である。
1,100,150,160,170 出没式筆記具
2 軸筒
6,101,161,171 操作部
7 連結部
8 回転子(回転部)
31 軸筒側係合部
40 第1係合部(操作用規制部)
41 第2係合部(回転用規制部)
42 第3係合部(連結用規制部)
52 押圧壁部(押圧部)
65 突起部(操作側係合部)
71 連結側係合部
72 固定用係合部
90 突条部(回転側係合部)
165 第1突起部
166 第2突起部
167,172 突条部(操作側係合部)
168 第3突起部(操作側係合部)

Claims (11)

  1. 軸筒の内部に、回転部と、操作部の一部と、前記操作部と前記回転部を連結する連結部を備え、前記操作部の他の一部が前記軸筒から露出し、当該露出部分に押圧部を有する出没式筆記具であって、
    前記操作部の押圧部を押圧することで前記回転部が回転し、筆記部が前記軸筒の先端から外部に出没可能な出没式筆記具において、
    前記軸筒は、前記操作部の前記露出部分よりも前方側の部分全体を後端部側から挿入可能であり、
    前記軸筒は、その内周面に前記連結部及び/又は前記回転部と係合可能な軸筒側係合部を有し、
    前記軸筒側係合部は、前記連結部及び/又は前記回転部と係合することによって、前記操作部の軸筒からの脱離を係止可能であることを特徴とする出没式筆記具。
  2. 筆記部を先端に備えた芯部材を有し、
    前記操作部を押圧操作することで、前記回転部が前方側に移動して芯部材を押圧して筆記部の一部が前記軸筒から突出した筆記可能状態となるものであり、
    前記軸筒側係合部は、操作用規制部と、回転用規制部を有し、
    前記操作用規制部は、前記操作部の周方向の移動を規制するものであり、
    前記回転用規制部は、筆記可能状態において、前記回転部の後方側への移動を規制するものであることを特徴とする請求項1に記載の出没式筆記具。
  3. 前記軸筒側係合部は、連結用規制部を有し、
    筆記可能状態の操作部を押圧操作することで、前記回転部が後方側に移動して筆記部の全体が前記軸筒の内部に収納された収納状態となるものであり、
    前記連結用規制部は、収納状態において、連結部の後方側への移動を規制することを特徴とする請求項2に記載の出没式筆記具。
  4. 前記軸筒側係合部は、前記軸筒の後端部から軸筒の全長の1/4の範囲に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の出没式筆記具。
  5. 前記連結部は、棒状であって、外周面に連結側係合部を有しており、
    前記回転部は、回転部の内部に前記連結部の一部を挿入可能であり、回転部の内周面に前記連結側係合部と係合可能な回転側係合部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の出没式筆記具。
  6. 前記操作部の前記露出部分よりも前方側の部分は、筒状であって、その内側に前記連結部の一部が挿入されており、
    さらに、前記操作部の前記露出部分よりも前方側の部分は、その内周面に前記連結部の外周面と係合可能な操作側係合部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の出没式筆記具。
  7. 前記操作側係合部は、複数の突起部から構成されており、
    前記複数の突起部は、周方向に連続的又は間欠的に並んでいることを特徴とする請求項6に記載の出没式筆記具。
  8. 前記操作側係合部は、第1突起部と、第2突起部を有し、
    前記第1突起部と第2突起部は、周方向に交互に並んでおり、
    前記第1突起部は、第2突起部よりも突出高さが高いことを特徴とする請求項7に記載の出没式筆記具。
  9. 前記第1突起部は、隣接する第2突起部と連なって周方向に延びた突条を形成しており、
    前記突条は、無端状に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の出没式筆記具。
  10. 前記連結部と操作部は、固着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の出没式筆記具。
  11. 前記操作部の軸筒からの露出部分に、軸筒内部の部位の外径よりも大きな外径を備えた部位を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の出没式筆記具。
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