JP2016117127A - ロボットアーム機構 - Google Patents
ロボットアーム機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016117127A JP2016117127A JP2014258148A JP2014258148A JP2016117127A JP 2016117127 A JP2016117127 A JP 2016117127A JP 2014258148 A JP2014258148 A JP 2014258148A JP 2014258148 A JP2014258148 A JP 2014258148A JP 2016117127 A JP2016117127 A JP 2016117127A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- row
- guide
- connecting piece
- connection
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J18/00—Arms
- B25J18/02—Arms extensible
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/18—Chains having special overall characteristics
- F16G13/20—Chains having special overall characteristics stiff; Push-pull chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
【課題】 直動伸縮関節を有するロボットアーム機構において、安定した伸縮動作を実現すること。【解決手段】 直動伸縮関節を有するロボットアーム機構において、直動伸縮関節はアーム部2とアーム部2を支持する射出部30とを有する。アーム部2は、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とを有する。第1連結コマ列21は複数の第1連結コマ23から構成される。第2連結コマ列20は、略平板形状を有する複数の第2連結コマ22から構成される。第1連結コマ列21が第2連結コマ列20に接合されることにより柱状体が構成される。柱状体は射出部30から前方に向かって送り出される。射出部30の後方には第2連結コマ列20を射出部30に誘導し且つ第2連結コマ22に設けられたリニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態を維持するガイドローラ411が設けられる。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態はロボットアーム機構に関する。
従来より、多関節ロボットアーム機構が産業用ロボットなどさまざまな分野で用いられている。このような多関節ロボットアーム機構には、例えば、直動伸縮関節が組み合わされて装備されている。直動伸縮関節を構成するアーム部は、例えば、同一形状を有する複数のコマを列状に連結した連結コマ列で構成される。連結コマ列が接合されることで一定の剛性を有する柱状体が構成される。直動伸縮関節が駆動されるとアーム部が伸縮する。具体的には、モータが回転すると、格納されていた連結コマ列が接合機構まで誘導され、接合機構で接合され柱状体となったアーム部が伸長される。したがって、連結コマ列が設計した経路からはずれて移動されてしまうと、ロボットアーム機構の伸縮動作が安定しない可能性がある。
直動伸縮関節を有するロボットアーム機構において、安定した伸縮動作を実現することを目的とする。
本実施形態に係るロボットアーム機構は直動伸縮関節を有し、前記直動伸縮関節はアーム部と前記アーム部を支持する射出部とを有し、前記アーム部は第1連結コマ列と第2連結コマ列とを有し、前記第1連結コマ列は断面コ字、円弧またはロ字形状を有する複数の第1連結コマから構成され、前記第2連結コマ列は略平板形状を有する複数の第2連結コマから構成され、前記第2連結コマ列は前記第1連結コマ列と接合されることにより柱状体を構成し、前記第2連結コマ列は前記第1連結コマ列に対し接合された状態で前記第1連結コマ列とともに前記射出部から前方に向かって送り出され、前記第2連結コマ列を前記射出部に誘導し且つ前記第2連結コマに設けられたリニアギアとドライブギアとの係合状態を維持するガイドローラが設けられる。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るロボットアーム機構を説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係るロボットアーム機構の外観斜視図である。図2、図3は図1のロボットアーム機構の内部構造を示している。ロボットアーム機構は、略円筒形状の基部1と基部1に接続するアーム部2とを有する。アーム部2の先端にはエンドエフェクタと呼ばれる手先効果器3が取り付けられる。図1では手先効果器3として対象物を把持可能なハンド部を図示している。手先効果器3としてはハンド部に限定されず、他のツール、またはカメラ、ディスプレイであってもよい。アーム部2の先端には任意の種類の手先効果器3に交換することができるアダプタが設けられていてもよい。
アーム部2は、複数、ここでは6つの関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6を有する。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は基部1から順番に配設される。一般的に、第1、第2、第3軸RA1,RA2,RA3は根元3軸と呼ばれ、第4、第5、第6軸RA4,RA5,RA6はハンド部3の姿勢を変化させる手首3軸と呼ばれる。根元3軸を構成する関節部J1,J2,J3の少なくとも一つは直動関節である。ここでは第3関節部J3が直動関節、特に伸縮距離の比較的長い関節部として構成される。第1関節部J1は台座面に対して例えば垂直に支持される第1回転軸RA1を中心としたねじり関節である。第2関節部J2は第1回転軸RA1に対して垂直に配置される第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節である。第3関節部J3は、第2回転軸RA2に対して垂直に配置される第3軸(移動軸)RA3を中心として直線的に伸縮する関節である。第4関節部J4は、第3移動軸RA3に一致する第4回転軸RA4を中心としたねじり関節であり、第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を中心とした曲げ関節である。第6関節部J6は第4回転軸RA4に対して直交し、第5回転軸RA5に対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心とした曲げ関節である。
第1関節部J1のねじり回転によりアーム部2がハンド部3とともに旋回する。第2関節部J2の曲げ回転によりアーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の第2回転軸RA2を中心に起伏動をする。基部1を成すアーム支持体(第1支持体)11aは、第1関節部J1の回転軸RA1を中心に形成される円筒形状の中空構造を有する。第1関節部J1は図示しない固定台に取り付けられる。第1関節部J1が回転するとき、第1支持体11aはアーム部2の旋回とともに軸回転する。なお、第1支持体11aが接地面に固定されていてもよい。その場合、第1支持体11aとは独立してアーム部2が旋回する構造に設けられる。第1支持体11aの上部には第2支持部11bが接続される。
第2支持部11bは第1支持部11aに連続する中空構造を有する。第2支持部11bの一端は第1関節部J1の回転部に取り付けられる。第2支持部11bの他端は開放され、第3支持部11cが第2関節部J2の回転軸RA2において回動自在に嵌め込まれる。第3支持部11cは第1支持部11a及び第2支持部に連通する鱗状の中空構造を有する。第3支持部11cは、第2関節部J2の曲げ回転に伴ってその後部が第2支持部11bに収容され、また送出される。アーム部2の直動関節部を構成する第3関節部J3の後部はその収縮により第1支持部11aと第2支持部11bの連続する中空構造の内部に収納される。
第1関節部J1は円環形状の固定部と回転部とからなり、固定部において台座に固定される。回転部には第1支持部11aと第2支持部11bとが取り付けられる。第1関節部J1が回転するとき、第1、第2、第3支持体11a、11b、11cが第1回転軸RA1を中心としてアーム部2とハンド部3と共に旋回する。
第3支持部11cはその後端下部において第2支持部11bの開放端下部に対して回転軸RA2を中心として回動自在に嵌め込まれる。それにより回転軸RA2を中心とした曲げ関節部としての第2関節部J2が構成される。第2関節部J2が回動すると、アーム部2がハンド部3とともに第2関節部J2の回転軸RA2を中心に垂直方向に回動、つまり起伏動作をする。第2関節部J2の回転軸RA2は、ねじり関節部としての第1関節部J1の第1回転軸RA1に垂直に設けられる。
上記の通り関節部としての第3関節部J3はアーム部2の主要構成物を構成する。アーム部2の先端に上述のハンド部3が設けられる。ハンド部3は、図1に示すようにアーム部2の先に装備されている。ハンド部3は、第1、第2、第3関節部J1.J2.J3により任意位置に移動され、第4、第5、第6関節部J4、J5、J6により任意姿勢に配置される。ハンド部3は、開閉される2つの指部16a、16bを有している。第4関節部J4は、アーム部2の伸縮方向に沿ったアーム中心軸、つまり第3関節部J3の移動軸RA3に典型的には一致する回転軸RA4を有するねじり関節である。第4関節部J4が回転すると、第4関節部J4から先端にかけてハンド部3が回転軸RA4を中心に回転する。
第5関節部J5は、第4関節部J4の移動軸RA4に対して直交する回転軸RA5を有する曲げ関節部である。第5関節部が回転すると、第5関節部J5から先端にかけてハンド部16とともに上下に回動する。第6関節部J6は、第4関節部J4の回転軸RA4に直交し、第5関節部J5の回転軸RA5に垂直な回転軸RA6を有する曲げ関節である。第6関節部J6が回転するとハンド16が左右に旋回する。
第1乃至第6関節部J1−J6の回転、曲げ、伸縮によりハンド部3の2指ハンド16を任意の位置・姿勢に配置することが可能である。特に第3関節部J3の直動伸縮距離の長さは、基部1の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にハンド部3で作用することを可能にする。
第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮アーム機構により実現される直動伸縮距離の長さが特徴的である。直動伸縮距離の長さは、図2、図3に示す構造により達成される。直動伸縮アーム機構は第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とを有する。アーム部2が水平に配置される基準姿勢では、第1連結コマ列21は第2連結コマ列20の下部に位置し、第2連結コマ列20は第1連結コマ列21の上部に位置する。
第1連結コマ列21は、同一の断面コ字形状を有し、ピンにより表面箇所において列状に連結される複数の第1連結コマ23からなる。第1連結コマ23の断面形状及びピンによる連結位置により第1連結コマ列21はその背面方向に屈曲可能であるが逆に表面方向には屈曲不可な性質を備える。第1連結コマ23の断面形状は、コ字形状だけでなく、断面ロ字形状、円弧形状等であってもよい。
第2連結コマ列20は、第1連結コマ23と略等価な幅を有する略平板形状を有し、ピンにより列状に連結される複数の第2連結コマ22からなる。第2連結コマ列20は連結部分の形状またはピンによる連結位置により、その表面方向に屈曲可能であるが逆に背面方向には屈曲不可な性質を備える。第1連結コマ列21は第2連結コマ列20と先端部おいて結合コマ26により結合される。結合コマ26は、第1連結コマ23と第2連結コマ22とが一体的になった形状を有している。図2に示すように第2連結コマ22の背面側には個々にリニアギア22aが形成されている。リニアギア22aは第2連結コマ22が直線状になったときに連結され、連続的なリニアギア(ラック)を構成する。
図3に示すように、ドライブギア24aと射出部30との間にはガイド部40が設けらえる。ガイド部40により第2連結コマ22の背面に形成されたリニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態が維持される。アーム伸長時、モータM1が駆動し、ドライブギア24aが順回転することにより、第2連結コマ列20は第1連結コマ列21と接合され、柱状体となって射出部30から前方に向かって送り出される。このとき、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20との背面同士が接合されることにより柱状体は構成される。アーム収縮時、モータM1が駆動し、ドライブギア24aが逆回転することにより柱状体は射出部30よりも後方で接合状態が解除され、互いに離反される。離反された第2連結コマ列20と第1連結コマ列21とはそれぞれ屈曲可能な状態になり、第1回転軸RA1に沿う方向に屈曲され、第1支持体11aの内部に格納される。
以下、ガイド部40の構造について図4、5を参照して説明する。図4は、図3のガイド部40とドライブギア24aとの間の位置関係を示す図である。図5は、図3のガイド部40を上方、側方及び下方から見た図である。
ガイド部40は第2連結コマ列20を接合機構に誘導する機能を有する。接合機構とは、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とを接合し、柱状体を構成するための機構である。本実施形態において、接合機構は射出部30に構成される。したがって、以下、接合機構は射出部30とする。ガイド部40はドライブギア24aから射出部30までの第2連結コマ列20の移動経路を形成する。移動経路は第2連結コマ列20が射出部30に適切な角度で進入するための経路である。適切な角度で第2連結コマ列20を射出部30に進入させることで、射出部30で第2連結コマ列20に対して第1連結コマ列21を接合できない等の不具合の発生を少なくすることができる。また、ガイド部40は第2連結コマ22に設けられたリニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態を維持する機能を有する。これらの機能の詳細は後述する。
ガイド部40は、典型的には以下のように構成される。ガイド部40はコの字形状の外観を有する。ガイド部40は一対の側壁板321,322、下壁板323及び上壁板324を備える。側壁板321は長方形状の平板である。側壁板321の短辺はアーム部2の厚みよりも長く、長辺は射出口33からドライブギア24aの後方までの距離程度の長さを有する。側壁板322及び上壁板324は側壁板321と同一の形状を有する。一対の側壁板321,322は第1支持体11aまたは第2支持体11bに対して固定される。
一対の側壁板321,322は射出中心軸からそれぞれ左右方向(図中、+Y方向と−Y方向と)に等距離を隔てて配置される。一対の側壁板321,322は、柱状体の幅よりも長い距離を隔てて配置される。一対の側壁板321,322の下端部の間は下壁板323により固定される。一対の側壁板321,322の上端部の間は上壁板324により固定される。下壁板323及び上壁板324により、一対の側壁板321,322の間隔は一定に保持される。なお、射出中心軸は射出部30の中心軸である。射出中心軸は射出部30によりアーム部2が支持されているとき、アーム部2の中心軸に一致する。
側壁板321、322の上端部間にはガイドローラが回転可能に固定される。ガイドローラはシャフトとローラとを備える。シャフトの両端は側壁板321,322にそれぞれ固定される。シャフトには2つのローラが回転自在に取り付けられている。本実施形態に係るガイド部40は複数、ここでは3つのガイドローラ411,412,413を備える。複数のガイドローラ411,412,413は第2連結コマ22の幅方向に平行な回転軸を有する。複数のガイドローラ411,412,413はドライブギア24a付近から射出部30までの間に配列される。
まず、複数のガイドローラ411,412,413のうち最後尾のガイドローラ411の配置について説明する。最後尾のガイドローラ411はドライブギア24aの近傍に、ドライブギア24aとリニアギア22aとの係合を維持するための位置に配置される。具体的には、ガイドローラ411はドライブギア24aの回転軸24rからガイドローラ411の回転軸までの射出中心軸に関する距離dx1が、ドライブギア24aの半径以下となるように配置される。好適には、ガイドローラ411は距離dx1がゼロ、つまり、射出中心軸に関してドライブギア24aと同位置に配置される。また、ガイドローラ411は、ドライブギア24aの半径方向に関して、ドライブギア24aの回転軸24rから所定距離dz1よりも長い距離を隔てて配置される。所定距離dz1はドライブギア24aとリニアギア22aとが係合するために必要な距離を有する。すなわち、所定距離dz1はドライブギア24aの半径24dと第2連結コマ22の厚み22dとを合算した長さに対応する。厚み22dは、第2連結コマ22の表面から背面に設けられたリニアギア22aの下端までの長さに対応する。それにより、第2連結コマ列20は、ドライブギア24aに係合した後、ガイドローラ411とドライブギア24aとの間に挟まれ、リニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態が維持される。複数のガイドローラ412、413は、最後尾のガイドローラ411と射出部30との間に配列される。複数のガイドローラ412,413の配置方法については後述する。
射出部30は第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とを接合する機能とアーム部2を支持する機能とを有する。そのために、射出部30は以下のように構成される。射出部30は略角筒形状の外観を有する。本実施形態において、一対の側壁板321,322、下壁板323、上壁板324はガイド部40と射出部30との共通部品である。したがって、一対の側壁板321,322にガイド部40と射出部30とが構成される。このときガイド部40は射出部30よりも後方に構成される。なお、ガイド部40と射出部30とは、それぞれ異なる一対の側壁板に構成されてもよい。しかしながら、本実施形態のように、共通の一対の側壁板321,322にガイド部40と射出部30とを構成することで以下のような効果を得ることができる。つまり、共通の一対の側壁板321,322により、一方の一対の側壁板分、部品点数を少なくすることができる。また、共通の一対の側壁板321,322により、第2連結コマ列20が射出部30に到達するまでの間、第2連結コマ列20が幅方向にずれるのを防ぐことができる。言い換えると、共通の一対の側壁板321,322が第2連結コマ列20を誘導する機能の一部を果たすことができる。
一対の側壁板321,322には、それぞれ複数の側部ローラ313,314が設けられる。以下、側壁板321に設けられる複数の側部ローラ313について説明する。
側壁板321の外側面の所定位置には、一対の軸受け部325,326が固定される。軸受け部325は細長い角柱であり、射出中心軸に平行な中心軸を有する。軸受け部326は軸受け部325と同一の形状を有する。一対の軸受け部325,326が固定される位置は、射出中心軸から上下方向(図中+Z方向と−Z方向と)に等距離を隔てた位置にそれぞれ対応する。
側壁板321の外側面の所定位置には、一対の軸受け部325,326が固定される。軸受け部325は細長い角柱であり、射出中心軸に平行な中心軸を有する。軸受け部326は軸受け部325と同一の形状を有する。一対の軸受け部325,326が固定される位置は、射出中心軸から上下方向(図中+Z方向と−Z方向と)に等距離を隔てた位置にそれぞれ対応する。
軸受け部325,326の間には複数の側部ローラ313が回転可能に固定される。複数の側部ローラ313は互いに平行に且つ射出中心軸に沿って配列される。複数の側部ローラ313は、上下方向(図中Z方向)の回転軸を有する。側部ローラ313は軸受け部325,326に固定された側部ローラ313の回転軸から側壁板321の内側面までの距離よりも長い半径を有する。側壁板321の所定位置には、側部ローラ313を側壁板321の内側面から突出させるための突出穴329が形成されている。側壁板321において突出穴329が形成される位置は、軸受け部323と324との間に固定される側部ローラ313の位置に対応する。側壁板321に突出穴329が形成されていることで、軸受け部325,326に固定された側部ローラ313が側壁板321の内側面から突出する。側壁板321の内側面から突出した複数の側部ローラ313の突出端により柱状体を支持する支持面が規定される。
側壁板321と同様に、側壁板322には一対の軸受け部327,328が固定される。一対の軸受け部325,326と同様に、一対の軸受け部327,328の間には複数の側部ローラ314が回転可能に固定される。側部ローラ314は、側部ローラ313と同一の形状を有する。複数の側部ローラ314は、複数の側部ローラ313と同様に、側壁板322の内側面から突出する。側壁板322の内側面から突出した複数の側部ローラ314の突出端により柱状体を支持する支持面が規定される。
複数の側部ローラ313により規定される支持面から複数の側部ローラ314により規定される支持面までの距離は、射出部30の筒状部分の幅に対応する。複数の側部ローラ313により規定される支持面と複数の側部ローラ314により規定される支持面とは、射出部30の筒状部分の幅が柱状体の幅以下の長さになるように設計される。具体的には、側部ローラ313,314の側壁板321,322の内側面からの突出長が、複数の側部ローラ313により規定される支持面から複数の側部ローラ314により規定される支持面までの距離が柱状体の幅以下の長さになるように調整される。複数の側部ローラ313により規定された支持面から複数の側部ローラ314により規定された支持面までの距離が柱状体の幅よりも短いとき、複数の側部ローラ313,314は、柱状体との間で予圧がかけられた状態で柱状体を支持する。
側壁板321、322の上部間には複数の上部ローラ312が回転可能に固定される。複数の上部ローラ312は互いに平行に且つ射出中心軸に沿って配列される。したがって、複数の上部ローラ312は、左右方向(図中Y方向)の回転軸を有する。複数の上部ローラ312の下部により柱状体を支持する支持面が規定される。側壁板321、322の下部間には複数の下部ローラ311が回転可能に固定される。複数の下部ローラ311は互いに平行に且つ射出中心軸に沿って配列される。したがって、複数の下部ローラ311は、左右方向(図中Y方向)の回転軸を有する。複数の下部ローラ311の上部により柱状体を支持する支持面が規定される。
複数の上部ローラ312により規定される支持面から複数の下部ローラ311により規定される支持面までの距離は射出部30の筒状部分の厚みに対応する。複数の上部ローラ312により規定される支持面と複数の下部ローラ311により規定される支持面とは、射出部30の筒状部分の厚みが柱状体の厚み以下の長さになるように設計される。具体的には、複数の上部ローラ312と複数の下部ローラ311との固定位置が、複数の上部ローラ312により規定される支持面から複数の下部ローラ311により規定される支持面までの距離が柱状体の厚み以下の長さになるように決定される。複数の上部ローラ312により規定される支持面から複数の下部ローラ311により規定される支持面までの距離が柱状体の厚みよりも短いとき、複数の上部ローラ312と複数の下部ローラとは、柱状体との間に予圧がかけられた状態で柱状体を支持する。
以上説明したように、射出部30の筒状部分の幅及び厚みは、それぞれ柱状体の幅及び厚みよりも短くなるように設計される。それにより、射出部30と柱状体との間に予圧がかけられた状態となる。射出部30と柱状体との間に適切な予圧がかけられることで、アーム収縮時のガタツキが減り、ガタツキが減ることにより異音を防止することができる。また、射出部30の剛性を高めることができる。すなわち、アーム部2及び手先効果器3の移動に伴ってかかる外力やアーム部2及び手先効果器3の重量に応じた外力に対して射出部30の変形量を小さくすることができる。それにより、射出部30によるアーム部2の位置を保持する精度を高くすることができる。なお、本実施形態では予圧をかける方法として定位置予圧を採用している。本実施形態において、定位置予圧はローラと柱状体との間の位置関係によって、柱状体と射出部30との間に予圧をかける方法である。このとき、ローラの間隔は柱状体の幅(厚み)よりもわずかに短くすることで柱状体と射出部30との間に予圧がかかる。しかしながら、柱状体と射出部30との間に予圧をかける方法はこれに限定されない。コイルバネや皿バネなどを利用した定圧予圧により、柱状体と射出部30との間に予圧をかけてもよい。本実施形態では、これらのバネを利用してローラを柱状体に向かって押し込むことにより柱状体と射出部30との間に予圧をかけることができる。
なお、射出部30にはアーム部2及び手先効果器3の重量に応じた外力(重力)が常に働く。したがって、柱状体との間に予圧がかけられる効果は、特に射出部30の上部ローラ312と下部ローラ311に関して顕著である。一方、側部ローラ313、314には、上部ローラ312及び下部ローラ311に比べて大きな外力が働かない。したがって、側部ローラ313,314と柱状体との間には予圧がかけられなくてもよい。つまり、射出部30の筒状部分の幅は柱状体の幅に等価であればよい。また、柱状体と線で接触する側部ローラ313,314に代わって、柱状体と点で接触するボールベアリングが用いられてもよい。
ドライブギア24aが順回転すると、第2連結コマ列20が第1連結コマ列21とともに射出部30に誘導される。射出部30に誘導された第1連結コマ23は、最後尾の下部ローラ311に沿って回転しながら射出中心軸に平行な直線上に整列される。同様に、射出部30に誘導された第2連結コマ22は、最後尾の上部ローラ312の回転軸に沿って射出中心軸に平行な直線上に整列される。既述のとおり、射出部30の筒状部分の厚みはアーム部2の厚みよりもわずかに短い。そのため、第2連結コマ列20は第1連結コマ列21とともに、射出部30の後方の上部ローラ312と下部ローラ311とにより挟まれる。それにより、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは相互に押圧され、接合される。接合された第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とは射出部30の複数のローラにより支持されることにより接合状態が保持される。第1連結コマ列21と第2連結コマ列20との接合状態が保持されたとき、第1連結コマ列21と第2連結コマ列20の屈曲は制限され、それにより第1連結コマ列21と第2連結コマ列20とにより一定の剛性を備えた柱状体が構成される。そして、接合されたアーム部2が射出部30から前方に向かって送り出される。
次に、複数のガイドローラ411,412,413の配置方法について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るガイド部40を構成する複数のガイドローラ411,412,413の配置方法を説明するための補足説明図である。図6(a)は、ロボットアーム機構のガイド部40と射出部30とを含む範囲を断面方向から見た図である。図6(b)は第2連結コマ22の長さを説明するための補足説明図である。図6(b)に示すように、第2連結コマ22が連なっている方向(長さ方向)において、第2連結コマ22の先端から後端までの距離L2を第2連結コマ22長L2とする。また、ガイドローラ411とガイドローラ412との間の回転軸間距離をL41(以下、ローラ間隔L41と称す)、ガイドローラ412とガイドローラ413との間の回転軸間距離をL42(以下、ローラ間隔L42と称す)、ガイドローラ413の回転軸と射出部30の後端、ここでは射出部30の最後尾の上部ローラ312の回転軸との間の距離をL43(以下、ローラ間隔L43と称す)とする。
図6に示すように、複数のガイドローラ411,412,413は互いに平行にドライブギア24a付近から射出部30にかけてそれぞれ配置される。具体的には、ガイドローラ413(先頭のガイドローラ413)は、射出中心軸に関して、射出部30の後端から(最後尾の上部ローラ312から)ローラ間隔L43を隔てて配置される。ローラ間隔L43は第2連結コマ長L2以下の長さを有する。先頭のガイドローラ413は、射出部30の厚み方向に関して、最後尾の上部ローラ312と同位置に配置される。
ガイドローラ412は、ガイドローラ411と413との間に配置される。具体的には、ガイドローラ412は、射出中心軸に関して、ガイドローラ411からローラ間隔L41を隔てた位置であって、ガイドローラ413からローラ間隔L42を隔てた位置に配置される。ローラ間隔L41、L42は、第2連結コマ長L2以下の長さを有する。それにより、第2連結コマ22は少なくとも1つのガイドローラにより支持される。ガイドローラ412は、射出部30の厚み方向に関して、先頭のガイドローラ413と最後尾のガイドローラ411との間に配置される。本実施形態のように、最後尾のガイドローラ411が射出部30の厚み方向に関して最後尾の上部ローラ312と同位置に配置されているとき、複数のガイドローラ411,412,413の下部と最後尾の上部ローラ312とで規定される面は、射出中心軸に平行となる。
なお、ローラ間隔L41とL42とを合算した長さが第2連結コマ長L2以下であれば、ガイドローラ412はなくてもよい。また、ローラ間隔L41とL42とを合算した長さが第2連結コマ長L2の2倍よりも長い場合、先頭のガイドローラ413と最後尾のガイドローラ411との間に2つ以上のガイドローラを、ローラ間隔が第2連結コマ長L2以下になるように配置すればよい。
次に、複数のガイドローラ411,412,413が図6で説明した条件に従って配置されたときの機能について図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係るロボットアーム機構のガイド部40の機能を説明するための補足説明図である。図7は、ロボットアーム機構のガイド部40と射出部30とを含む範囲を断面方向から見た図である。図7はアーム部2が送り出される様子を示している。図7(b)は図7(a)から所定時間経過後の状態を示している。
図7は、本実施形態に係るロボットアーム機構のガイド部40の機能を説明するための補足説明図である。図7は、ロボットアーム機構のガイド部40と射出部30とを含む範囲を断面方向から見た図である。図7はアーム部2が送り出される様子を示している。図7(b)は図7(a)から所定時間経過後の状態を示している。
まず、最後尾のガイドローラ411の機能について説明する。ドライブギア24aが順回転されると、第2連結コマ列20が射出部30に誘導される。図6に示すように、第2連結コマ22はドライブギア24aに係合した直後にコマの向きが大きく変化する。したがって、特にアーム部2が高速に伸長されているとき、ドライブギア24aに係合した直後の第2連結コマ22は、その前方の連結部分を回転の中心としてその後方部分が図中矢印UDの方向に勢いよく回転される。最後尾のガイドローラ411はドライブギア24aに係合した直後の、回転された第2連結コマ22を係止する。そのために、最後尾のガイドローラ411は射出中心軸に関して、ドライブギア24aと同位置またはドライブギア24aの後方近傍に配置される。それにより最後尾のガイドローラ411により、第2連結コマ22が第2支持体11b及びそのカバー等に衝突する可能性を低減することができ、第2連結コマ22の損傷や衝突で発生する音を抑止することができる。
なお、最後尾のガイドローラ411は第2連結コマ22よりも低い硬度を有する。具体的には、最後尾のガイドローラ411は弾性体、例えばゴム等でそのローラ部分が覆われている。それにより第2連結コマ22がガイドローラ411に衝突するときの力を弾性体で吸収することができるため、第2連結コマ22の損傷を防止することができる。また、例えば、最後尾のガイドローラ411は他のガイドローラに比べて大きな径を有する。それにより、回転した第2連結コマ22を係止できる可能性を高くすることができる。
また、最後尾のガイドローラ411がドライブギア24aとの間で第2連結コマ22を挟むための位置に配置されることで、最後尾のガイドローラ411はリニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態を維持することができる。したがって、最後尾のガイドローラ411により、ドライブギア24aからリニアギア22aが外れてしまうのを防ぐことができるため、アーム部2の収縮動作が安定させることができる。
次に、複数のガイドローラ412,413の機能について説明する。複数のガイドローラ412、413は、ローラ間隔が第2連結コマ長L2以下の長さになるように配置される。それにより、第2連結コマ長L2の間に少なくとも1つのガイドローラが配置される。第2連結コマ列20は表面方向に屈曲可能な性質を有する。したがって、第2連結コマ列20は表面方向に湾曲する可能性がある。しかしながら、第2連結コマ22は表面方向で少なくとも1つのガイドローラにより支持されるため、何らかの要因で第2連結コマ列20に対してその表面方向に屈曲する力が作用した場合でも、第2連結コマ列20の表面方向への湾曲を抑えることができる。複数のガイドローラ412、413は第2連結コマ22よりも低い硬度を有する。それにより複数のガイドローラ412,413に対して第2連結コマ22により強い力が作用した場合でも、第2連結コマ22よりも先に複数のガイドローラ412,413が壊れるため、第2連結コマ22の損傷を抑えることができる。
さらに、先頭のガイドローラ413には以下の機能がある。先頭のガイドローラ413は、射出部30の厚み方向に関して、最後尾の上部ローラ312と同位置に配置される。先頭のガイドローラ413が射出部30の厚み方向に関して最後尾の上部ローラ311と同位置に配置されることで、第2連結コマ列20を最後尾の上部ローラ312に進入する角度をゼロにすることができる。つまり、先頭のガイドローラ413により、第2連結コマ列20を射出中心軸に平行な方向に沿って射出部30に進入させることができる。したがって、第2連結コマ22が最後尾の上部ローラ312で大きく向きが変化しないため、射出部30での第1連結コマ23と第2連結コマ22との接合の不具合が発生する可能性を小さくすることができる。
なお、ガイド部40の構成は本実施形態に限定されない。
図8は、本実施形態に係るロボットアーム機構のガイド部40の他の構成例を示す図である。図8(a)に示すように、ドライブギア24aと射出部30との間が距離が長い場合、最後尾のガイドローラ411と射出部30までの間に、ローラ間隔が第2連結コマ長L2以下になるように、複数のガイドローラ412,413,414,415,416を射出中心軸に沿って配置すればよい。さらに、第2連結コマ列20が背面方向にも屈曲可能な場合、図8(a)に示すように、第2連結コマ列20を挟んで複数のガイドローラ412,413,414,415,416と対向する位置に複数のガイドローラ417,418を配置してもよい。このとき、複数のガイドローラ417,418は、複数のガイドローラ412−416から、第2連結コマ22の厚みと同じまたはわずかに長い距離を隔てて配置されている。それにより、複数のガイドローラ412−418は、第2連結コマ列20の表面方向と背面方向とに湾曲を防止することができる。
図8は、本実施形態に係るロボットアーム機構のガイド部40の他の構成例を示す図である。図8(a)に示すように、ドライブギア24aと射出部30との間が距離が長い場合、最後尾のガイドローラ411と射出部30までの間に、ローラ間隔が第2連結コマ長L2以下になるように、複数のガイドローラ412,413,414,415,416を射出中心軸に沿って配置すればよい。さらに、第2連結コマ列20が背面方向にも屈曲可能な場合、図8(a)に示すように、第2連結コマ列20を挟んで複数のガイドローラ412,413,414,415,416と対向する位置に複数のガイドローラ417,418を配置してもよい。このとき、複数のガイドローラ417,418は、複数のガイドローラ412−416から、第2連結コマ22の厚みと同じまたはわずかに長い距離を隔てて配置されている。それにより、複数のガイドローラ412−418は、第2連結コマ列20の表面方向と背面方向とに湾曲を防止することができる。
また、第2連結コマ列20の表面方向に屈曲する角度がピン等により制限されている場合を想定する。このような場合、図8(b)に示すように、ガイド部40はガイドローラ411だけで構成されてもよい。それは、第2連結コマ列20は表面方向に屈曲する角度が制限されているため、表面方向に大きく湾曲することがない。したがって、第2連結コマ列20の表面方向への湾曲を防止する必要性が低い。また、本実施形態のように、射出部30の厚み方向に関して、最後尾の上部ローラ312とガイドローラ411とが同位置に配置されている場合、ガイドローラ411とドライブギア24aとに挟まれた第2連結コマ22は、既に射出中心軸に平行となっている。したがって、第2連結コマ列20を射出中心軸に平行な方向に沿って射出部30に進入させるための先頭のガイドローラ413を配置する必要がない。これらの理由から、第2連結コマ列20の背面方向への屈曲が負荷であって、表面方向への屈曲角度が制限されている場合において、複数のガイドローラ412,413は不要である。もちろん、射出部30の厚み方向に関して、最後尾の上部ローラ312に対してガイドローラ411が大きく隔てられている場合、第2連結コマ列20を射出中心軸に平行な方向に沿って射出部30に進入させる必要がある。したがって、先頭のガイドローラ413は配置されてもよい。ガイド部40がこのように構成されることで、部品点数も少なくすることができるため、コスト削減の効果がある。
また、ガイド部40は射出部30の一部として機能してもよい。具体的には、図8(c)に示すように、ガイドローラ411は、下部ローラ311とともに射出部30を構成する。このとき、重力方向は−Z方向とする。このとき、柱状体にはアーム部2及び手先効果器3の重量に応じて働く重力により力のモーメントが発生する。しかしながら、ガイドローラ411により柱状体が支持されていることで、モーメントにより回転しようとする柱状体を抑えることができる。例えば、アーム部2及び手先効果器3の重力が軽い等の場合において、ガイドローラ411と下部ローラ311とにより構成された射出部30で柱状体を支持する機能を果たすことができる。射出部30がこのように構成されることで、射出部30の部品点数も少なくすることができるため、コスト削減の効果がある。
以上説明した本実施形態に係るロボットアーム機構のガイド部40によれば以下のような効果を得られる。つまり、ガイド部40により、アーム伸長時において、ドライブギア24aに係合した直後の第2連結コマ22を他の機構に衝突させることなく、射出部30まで誘導することができる。具体的には、ドライブギア24aに係合した直後に跳ね上がる第2連結コマ22を、最後尾のガイドローラ411により抑えることができる。また、最後尾のガイドローラ411は第2連結コマ22の背面に設けられたリニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態を維持することができる。つまり、最後尾のガイドローラ411は、第2連結コマ列20を射出部30にガイドし且つ第2連結コマ22の背面に設けられたリニアギア22aとドライブギア24aとの係合状態を維持することができる。また、先頭のガイドローラ413は射出中心軸に関して最後尾の上部ローラ312と同位置に配置される。先頭のガイドローラ413は第2連結コマ列20を射出中心軸に平行に射出部30に進入させることができる。それにより射出部30での第1連結コマ列21との接合の不具合を少なくすることができる。また、複数のガイドローラ411,412,413は回転軸間距離が第2連結コマ22の長さ以下になるように配列される。それにより、第2連結コマ列20が表面方向に湾曲するのを防ぐことができる。したがって、本実施形態に係るロボットアーム機構のガイド部40は、アーム部2の収縮動作を安定させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…基部、2…アーム部、3…手先効果器、J1,J2,J4,J5,J6…回転関節部、J3…直動関節部、11a…第1支持体、11b…第2支持体、11c…第3支持体、20…第2連結コマ列、21…第1連結コマ列、22…第2連結コマ、23…第1連結コマ、26…結合コマ、30…射出部、311…下部ローラ、312…上部ローラ、313,314…側部ローラ、321,322…側壁板、323…下壁板,324…上壁板,325,326,327,328…軸受け部、40…ガイド部、411、412,413…ガイドローラ
Claims (3)
- 直動伸縮関節を有するロボットアーム機構において、
前記直動伸縮関節はアーム部と前記アーム部を支持する射出部とを有し、
前記アーム部は第1連結コマ列と第2連結コマ列とを有し、
前記第1連結コマ列は断面コ字、円弧またはロ字形状を有する複数の第1連結コマから構成され、前記第2連結コマ列は略平板形状を有する複数の第2連結コマから構成され、前記第2連結コマ列は前記第1連結コマ列と接合されることにより柱状体を構成し、
前記第2連結コマ列は前記第1連結コマ列に対し接合された状態で前記第1連結コマ列とともに前記射出部から前方に向かって送り出され、
前記第2連結コマ列を前記射出部に誘導し且つ前記第2連結コマに設けられたリニアギアとドライブギアとの係合状態を維持するガイドローラが設けられる、ロボットアーム機構。 - 前記ガイドローラは前記アーム部の中心軸に関して前記ドライブギアと同位置または前記ドライブギアよりも後方に設けられる、請求項1記載のロボットアーム機構。
- 前記ガイドローラの表面は前記第2連結コマよりも低い硬度を有している、請求項1記載のロボットアーム機構。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014258148A JP2016117127A (ja) | 2014-12-20 | 2014-12-20 | ロボットアーム機構 |
PCT/JP2015/085235 WO2016098814A1 (ja) | 2014-12-20 | 2015-12-16 | ロボットアーム機構 |
EP15870016.1A EP3235608B1 (en) | 2014-12-20 | 2015-12-16 | Robot arm mechanism |
CN201580069355.9A CN107107345B (zh) | 2014-12-20 | 2015-12-16 | 机械臂机构 |
TW104142793A TW201632322A (zh) | 2014-12-20 | 2015-12-18 | 機械臂機構 |
US15/627,111 US10406697B2 (en) | 2014-12-20 | 2017-06-19 | Robot arm mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014258148A JP2016117127A (ja) | 2014-12-20 | 2014-12-20 | ロボットアーム機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016117127A true JP2016117127A (ja) | 2016-06-30 |
Family
ID=56126698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014258148A Pending JP2016117127A (ja) | 2014-12-20 | 2014-12-20 | ロボットアーム機構 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10406697B2 (ja) |
EP (1) | EP3235608B1 (ja) |
JP (1) | JP2016117127A (ja) |
CN (1) | CN107107345B (ja) |
TW (1) | TW201632322A (ja) |
WO (1) | WO2016098814A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6468804B2 (ja) * | 2014-10-30 | 2019-02-13 | ライフロボティクス株式会社 | ロボットアーム機構 |
JP6605847B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2019-11-13 | ライフロボティクス株式会社 | ロボットアーム機構 |
JP6725640B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2020-07-22 | ライフロボティクス株式会社 | ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 |
DE112017003832B4 (de) | 2016-07-30 | 2023-05-17 | Life Robotics Inc. | Roboterarmmechanismus |
JP2019162670A (ja) * | 2016-07-30 | 2019-09-26 | ライフロボティクス株式会社 | ロボットアーム機構 |
CN109571527B (zh) * | 2018-12-28 | 2021-10-29 | 北京信息科技大学 | 一种仓储拣货机器人的末端执行器 |
EP3750675B1 (de) * | 2019-05-20 | 2023-06-21 | Gerhard Schubert GmbH | Roboterarm |
JP7359638B2 (ja) * | 2019-10-23 | 2023-10-11 | ファナック株式会社 | 直動伸縮機構 |
JP7359648B2 (ja) * | 2019-10-31 | 2023-10-11 | ファナック株式会社 | ロボット装置 |
CN111823269A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-10-27 | 北京航空航天大学 | 一种卷尺拉链型伸缩机械臂及其设计方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2574657A (en) * | 1945-10-23 | 1951-11-13 | Harold C Pierce | Flexible power transmitting mechanism |
US5139464A (en) * | 1991-06-19 | 1992-08-18 | The Will-Burt Company | Telescoping mast assembly |
US5355643A (en) * | 1991-10-04 | 1994-10-18 | Alain Burri Sa | Transformable structural element |
DE29706739U1 (de) * | 1997-04-15 | 1997-06-12 | Grasl Andreas Ing | Einrichtung zur Übertragung einer Kraft, insbesondere Druckkraft, längs einer im wesentlichen geraden Strecke |
JP3487540B2 (ja) * | 1997-07-01 | 2004-01-19 | 本田技研工業株式会社 | チェーン駆動車両のチェーンローラ構造 |
WO2011152265A1 (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 直動伸縮アーム機構および当該直動伸縮アーム機構を備えたロボットアーム |
EP2740967A1 (en) * | 2012-12-06 | 2014-06-11 | Serapid SAS | Operating device |
JP2014139482A (ja) * | 2014-04-22 | 2014-07-31 | Ntn Corp | チェーンガイド |
JP6508704B2 (ja) * | 2014-11-29 | 2019-05-08 | ライフロボティクス株式会社 | ロボットアーム機構 |
-
2014
- 2014-12-20 JP JP2014258148A patent/JP2016117127A/ja active Pending
-
2015
- 2015-12-16 WO PCT/JP2015/085235 patent/WO2016098814A1/ja active Application Filing
- 2015-12-16 EP EP15870016.1A patent/EP3235608B1/en active Active
- 2015-12-16 CN CN201580069355.9A patent/CN107107345B/zh not_active Withdrawn - After Issue
- 2015-12-18 TW TW104142793A patent/TW201632322A/zh unknown
-
2017
- 2017-06-19 US US15/627,111 patent/US10406697B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201632322A (zh) | 2016-09-16 |
EP3235608A1 (en) | 2017-10-25 |
WO2016098814A1 (ja) | 2016-06-23 |
EP3235608B1 (en) | 2021-05-19 |
CN107107345A (zh) | 2017-08-29 |
CN107107345B (zh) | 2020-08-04 |
US20170297209A1 (en) | 2017-10-19 |
EP3235608A4 (en) | 2018-08-22 |
US10406697B2 (en) | 2019-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016098814A1 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP6508704B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2016098815A1 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP6717838B2 (ja) | 直動伸縮機構 | |
JP6725645B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP6605847B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2017170306A1 (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
WO2018025725A1 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2016104807A1 (ja) | ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 | |
JP6711911B2 (ja) | 直動伸縮機構 | |
JP2016136059A (ja) | 連結コマ、直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP6514024B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2016108281A1 (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP6662581B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP2016160963A (ja) | 曲動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP2016160964A (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP2016160962A (ja) | 曲動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP2016168646A (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
WO2017030104A1 (ja) | 回転関節部のカバー装置 | |
WO2018025726A1 (ja) | ロボットアーム機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170408 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20171115 |