JP7359648B2 - ロボット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボット装置に関する。
ロボット装置の直動伸縮機構として、複数の第1コマ(平板)が回動軸により屈曲可能に連結された第1コマ列と、同様に複数の第2コマ(ブロック)が屈曲可能に連結された第2コマ列とを接合させることにより、柱状体としてのアーム部を構成させるとともに、第1、第2のコマ列を分離させ屈曲可能な列状体として支柱部内に縦方向に収容させる構造が知られている(特許文献1)。
当該直動伸縮機構は第1、第2のコマ数を増やすことによりアーム部を延長することができ、しかもアーム部が後方に突き出ることもないことから、限られた空間での用途に有用性が高いと言える。
しかし当該構造では2種類のコマ列を必要とすることから構造が複雑化し、また重量が増加することは避けられず、またアーム部としての強度はコマの連結強度及び2種類のコマ列どうしの接合強度に依存することからアーム部としての強度を高めるには限界があった。
特許文献2には一群の移動ピースにより直動伸縮機構を実現した構造が開示されている。当該構造は移動ピースが一群であることから構造の簡素化、軽量化を実現できる可能性がある。しかし、アーム部としての強度向上という課題は、アーム部が移動ピース群で構成され、移動ピースどうしが回動軸により連結される構造上、その連結強度に依存することから、依然として残存する。
また移動ピース群は下方への回動が規制されているので、アーム部より上方に移動ピース群を収容させる必要がある。そのため当該直動伸縮機構をロボット装置に適用する場合、収容空間を確保するための筐体にも高さが必要とされ、筐体はアーム部よりも上方に大きく張り出した構造になる。従ってロボット装置としての全高は増大し、大型化せざるを得ない。またロボット装置ではアーム部の上下回転は欠かせない機能であるが、その場合、アーム部とともに筐体を回動させる必要があり、大きな筐体はアーム部の上下回転の可動範囲を制限するかもしれない。さらに移動ピース群を駆動するための駆動歯車と移動ピースのラックとの間のバックラッシュは不可避であり、そのために高い位置精度を担保し難いという問題もある。
特許第5435679号公報 特開2015-213974号公報
直動伸縮機構を備えたロボット装置において、構造の簡素化、軽量化及びアーム部の強度向上の実現、さらにアーム部の上下回転の広い可動範囲を担保しながら小型化を実現することが望まれている。
本開示の一態様に係るロボット装置は、基台と、基台上に立設され、基台に垂直な第1回転軸を備える第1回転関節を有する支柱部と、支柱部上に、第1回転軸に直交する第2回転軸を備える第2回転関節を介して回転自在に支持される直動伸縮機構とを具備する。直動伸縮機構は、多段に組まれる複数の直動要素と、列状に連結される複数のブロックからなるブロック列であって、複数のブロックのうち先頭のブロックは複数の直動要素のうち先頭の直動要素に接続されるブロック列と、ブロック列を円弧軌道に沿って収容するものであって、最後尾の直動要素の下方であって支柱部の上方に配置される収容部とを有する。収容部は、ブロック列を円弧軌道に沿って移動させるために、ブロック列の両側に分設される一対の円弧レールを有し、ブロック各々の両側面には一対の円弧レールにそれぞれ係合する一対の突状体が設けられ、一対の円弧レールは、収容部内で突状体の軌道を内側から規制する内側レールと、収容部内で突状体の軌道を外側から規制する外側レールとからなり、内側レールは、ブロック列の一方側に配置され、外側レールはブロック列の他方側に配置される。
本態様によれば、直動伸縮機構を備えたロボット装置において、構造の簡素化、軽量化及びアーム部の強度向上の実現、さらにアーム部の上下回転の広い可動範囲を担保しながら小型化を実現することができる。
一実施形態に係るロボット装置を斜め前方から示す斜視図である。 図1のロボット装置を斜め後方から示す斜視図である。 図1のロボット装置をアーム部を伸長させた状態で示す斜視図である。 図4は、図1の収縮時の直動伸縮機構の斜視図である。 図5は、図1の伸長時の直動伸縮機構の斜視図である。 図6は、図1の収縮時の直動伸縮機構の内部構造をブロック列を除外した状態で示す側面図である。 図7は、図6の直動伸縮機構を筐体とアーム部とを分離した状態で示す側面図である。 図8は、図1の収縮時の直動伸縮機構の内部構造を示す側面図である。 図9は、図1の伸長時の直動伸縮機構の内部構造を示す側面図である。 図10は、図8のブロックを斜め前方から示す斜視図である。 図11は、図8のブロックを斜め後方から示す斜視図である。 図12は、図8のブロックの側面図である。 図13は、筐体に設けられる一対のレールをブロックとともに示す側面図である。 図14は、図13のブロック列の最後尾のブロックを斜め前方から示す斜視図である。 図15は、図14の最後尾のブロックを斜め後方から示す斜視図である。 図16は、図13のレールを示す側面図である。 図17は、図13のレールを示す斜視図である。 図18は、図16のA-A′断面図である。 図19は、図18のレールをブロックとともに示す断面図である。 図20は、図15のレールの変形例を示す側面図である。 図21は、図4の直動伸縮機構を構成するブロック列の変形例を伸長状態のアーム部とともに示す側面図である。 図22は、図21のB-B´断面図である。 図23は、テレスコピック構造が、縦続される複数の直動案内機構に代替えされた直動伸縮機構を示す平面図である。 図24は、図23の直動伸縮機構が伸長された状態を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態を説明する。
図1、図2、図3に示すように、本実施形態に係るロボット装置200では、平板状の基台210上に支柱部220が垂直に立設される。支柱部220は上下に2分割され、それらは基台210に垂直な回転軸(第1回転軸RA1)を備える第1回転関節J1により相互に回転自在に接続される。支柱部220の上部には、第1回転軸RA1に直交する回転軸(第2回転軸RA2)を備える第2回転関節J2を介して直動伸縮機構1が上下回転自在に支持される。
直動伸縮機構1は収容部10と伸縮性を備えたアーム部20を有する。収容部10はその筐体11において第2回転関節J2の回転軸RA2に軸支される。回転軸RA2は支柱部220の上部に固定されたサイドフレーム230に支持される。筐体11の上部にアーム部20がその後端において固定される。アーム部20の先端には、回転軸が互いに直交する3つの回転関節J4,J5,J6を備える手首部100が装備される。回転関節J4は直動軸RA3に直交する回転軸RA4を有する。回転関節J5は回転軸RA4に垂直な回転軸RA5を有する。回転関節J6は回転軸RA4と回転軸RA5とに垂直な回転軸RA6を有する。手首部100の先端面にはグリッパ等の図示しないエンドエフェクタを装着するためのアダプタが設けられている。
アーム部20は、第2回転軸RA2に直交する直動軸RA3を有する第3直動関節J3を構成する。図3に示すように、アーム部20は直動軸RA3に沿って前後に伸縮することができる。アーム部20は内部が中空に構成され、その内部に後述するブロック列が挿入される。このブロック列は、アーム部20の伸縮を駆動するアクチュエータをなす。
図4、図5に示すように、アーム部20は、多段に組まれる複数の直動要素からなる。直動要素は典型的には筒体である。アーム部20は、テレスコピック構造(多段入れ子構造)に組まれた複数、ここでは4つの筒体21,22,23,24により構成される。なお、筒体21,22,23,24としては典型的には円筒形状であるが、多角筒形状であってもよい。
アーム部20は、ブロック列30を収容するための収容部10の筐体11の端面に支持される。典型的には、筐体11は、略短円筒形であり、上部の略1/4円の範囲を切り欠かれてなる。図6、図7に示すように、筐体11の上部の切り欠き箇所は蓋板19で閉塞される。蓋板19にはアーム部20の後端、すなわち最後尾の円筒体24がその終端フランジにおいて垂直に固定される。最後尾の円筒体24が固定された蓋板19には、開口191があけられている。開口191を介して、筐体11の内部と円筒体21,22,23,24の中空内部とが連通する。開口191を介して後述のブロック列30が通過する。
図8、図9に示すように、筐体11の内部空間にはブロック列30が収容される。筐体11は後述するレール等とともに収容部10を構成する。ブロック列30は複数のブロック40が列状に連結されてなる。ブロック列30は円筒体21,22,23,24の内部に挿入される。ブロック列30の先頭のブロック40は、複数の円筒体21,22,23,24のうち先頭の円筒体21に接続片31を介して接続される。その接続位置は、筐体11の内部から送り出されたブロック列30が円筒中心線CL1に平行な直線軌道CL2(移動軸CL2)に沿って直線的に移動できるように位置決めされている。なお、上記の開口191も、その開口面に対して移動軸CL2が交差するように位置決めされている。
ブロック列30を収容する収容部10は、支柱部220の上方に配置される。さらに収容部10は、アーム部20の後端、より具体的には最後尾の円筒体24の後端から下方に配置される。収容部10の筐体11は最後尾の円筒体24の後端よりも上方に大きく張り出すことなく、ロボット装置としての全高は抑えられ、小型化が実現され、局小空間への設置が可能になるとともに、回転動作に対する制約を小さくすることができる。
筐体11はその円筒中心線Rcが第2回転関節J2の回転軸RA2に一致し、ブロック列30の円弧軌道の中心が回転軸RA2上に位置するように第2回転関節J2に支持される。筐体11を、ブロック列30の送り出し・引き戻し動作とともに軽快に回転させることができる。
収容部10の筐体11の内部においてブロック列30は短円筒体としての筐体11の中心線Rcを中心とした円弧状の軌道に沿って収容される。アーム部20が最も収縮したとき、ブロック列30のほとんどが筐体11の内部に収容される。なお、図示しないが、筐体11の内部には、ブロック列30を送り出し、引き戻すための駆動機構が設けられる。駆動機構として典型的にはラックアンドピニオン機構であるが、ボールネジ機構など他の任意の機構が採用される。
直動伸縮機構1の基本的な伸縮動作は以下の通りである。
筐体11に収容されていたブロック列30が駆動機構により開口191を通じてアーム部20の内部に送り出され、先頭のブロック40は移動軸CL2に沿って前方に移動される。先頭のブロック40は先頭の円筒体21に接続されているため先頭のブロック40の前方への移動に伴って、筐体11に固定された最後尾の円筒体24から他の円筒体21,22,23が次々に引き出され、その結果、アーム部20は円筒中心線CL1に沿って前方に伸長される。
駆動機構によって、アーム部20の内部に送り出されていたブロック列30が開口191を通じて筐体11の内部に引き戻され、先頭のブロック40は移動軸CL2に沿って後方に移動される。先頭のブロック40の後方への移動に伴って、先頭の円筒体21から順に後方の円筒体に収容され、その結果、アーム部20は円筒中心線CL1に沿って後方に収縮される。
このように、ブロック列30は、アーム部20の伸縮を駆動するアクチュエータの一部を構成する。アーム部20を多段入れ子構造に組まれた複数の円筒体21,22,23,24で構成するとともに、その伸縮のアクチュエータを単一のブロック列30により構成することにより、構造が簡素化され、軽量化が実現され、多段入れ子構造とブロック列とにより相乗的にアーム部20の強度が向上する。
図10、図11に示すように、ブロック40はブロック本体41を有する。ブロック本体41は、例えば直方体形状を有する。ブロック本体41の前端の下部には前方に突出する2つの軸受け42,43が幅方向に離間して設けられる。ブロック本体41の後端の下部には、ブロック本体41と一体的に形成された軸受け44,45が幅方向に離間して設けられる。隣り合う2つのブロック40のうち一方のブロック40の前端の軸受け42,43が他方のブロック40の後端の軸受け44,45の間に嵌め込まれ、連続する孔に図示しない回動軸が挿入される。それによりブロック40は回動可能に列状に連結される。なおブロック40は回動軸に直交する方向(連結方向)に沿って列状に連結される。図12に示すように、軸受け42、43,44,45がブロック本体41の底部側に設けられ、ブロック本体41が直方体形状を有するため、直線状に並んだ状態で、隣接する2つのブロック40は互いの端面どうしが当接し、それ以上の上方への回動が規制されるが、下方への回動は許容される。
ブロック本体41の両側面には、側方に張り出す一対の突状体46,47がそれぞれ設けられる。一対の突状体46,47は後述の一対の円弧状のレール13,14にそれぞれ係合する。典型的には突状体46,47としては、一対の円弧状のレール13,14を転動するカムフォロアを使用することができる。カムフォロアは、それぞれの外輪回転軸がブロック40の回動軸と平行に、且つ同軸になるようにブロック本体41にそれぞれ取り付けられている。なお突状体46,47として単に円柱形状または他の形状の突起であることを否定されない。ここでは突状体46,47はカムフォロアであるものとして説明する。
図13に示すように、カムフォロア46,47は、ブロック列30が円弧軌道に沿って平滑に移動することができるように、側面視においてカムフォロア46(47)の外輪回転軸がブロック40を連結する回動軸とともに中心線Rcを中心とする円弧軌道(後述の円弧状のレール13,14)と同心の円CO1上に配列するようにブロック本体41に対して位置付けされている。それにより、ブロック列30は円弧状のレール13,14による規制を受けて筐体11内に円弧軌道に沿って収容される。
レール13,14の規制を受けるのはブロック40が有するカムフォロア46,47である。カムフォロア46,47はブロック本体41の両側面それぞれに1個ずつ互いに同軸に取り付けられているので、このブロック40は、カムフォロア46,47を中心に若干回動することができる。そのため、ブロック列30が収容部内で折れ曲がり、平滑な移動を阻害する事態が生じる可能性がある。
それを抑制するために本実施形態では、図14、図15に示すように、ブロック列30の最後尾のブロック40のブロック本体41には、その一方の側面に2個のカムフォロア46、48が取り付けられ、他方の側面にも2個のカムフォロア47,49が取り付けられている。ブロック本体41の両側面それぞれに取り付けられた2個のカムフォロアは、円CO1上に配列するようにブロック本体41に対して位置づけされている。ブロック本体41の両側面に2個のカムフォロアがそれぞれ取り付けられているので、最後尾のブロック40はレール13,14に沿う姿勢に向きが固定される。最後尾のブロック40の隣のブロック40は、それ自身のカムフォロア46,47と、最後尾のブロック40と連結される回動軸との2カ所で規制されるので、最後尾のブロック40と同様にレール13,14に沿う姿勢に向きが固定される。さらに前方の他のブロック40も自身のカムフォロア46,47と、後隣のブロック40に連結される回動軸との2カ所で規制されるので、レール13,14に沿う姿勢に向きが固定される。このように全てのブロック40の姿勢は最後尾のブロック40の姿勢と同じに連鎖的に統一される。従ってブロック列30は収容部内で折れ曲がることなく、一定の姿勢を保ったまま円弧軌道にそって平滑に移動することができる。
なお、ブロック40がレール13,14に沿って移動できるのであれば、レール13,14に係合する突状体はカムフォロアに限定されることはない。突状体としては、レール表面を転動する転動体やレール表面を摺動する摺動体を適宜採用することができる。転動体としては、円筒形状、針状、棒状、円錐状、球状などの各種軸受けが挙げられる。摺動体としては、少なくともレール13,14に接触する面が自己潤滑性樹脂製の円筒体、棒状体などが挙げられる。
なお、両側面それぞれに2個ずつカムフォロアが取り付けられたブロック40は、最後尾のブロック40に限定されることはなく、アーム部20が最伸長した状態で筐体11内(レール13,14内)に存在するブロック40のいずれであっても良い。また全てのブロック40の両側面それぞれにカムフォロアを2個ずつ取り付けるようにしても良いし、数個に1個ずつ離散的なブロック40の両側面それぞれにカムフォロアを2個ずつ取り付けるようにしても良い。また、最後尾のブロック40の両側面それぞれにカムフォロアを2個ずつ取り付けるのではなく、ブロック40の両側面それぞれにカムフォロア46,47を1個ずつ、それらの回転軸を前後にずらして取り付けることで、そのブロック40をレール13,14に沿う姿勢に向きを固定することができる。
図16、図17に示すように、ブロック列30を円弧軌道に沿って平滑に収容するために収容部は、ブロック40に装着されたカムフォロア46,47を案内する一対の円弧状のレール13,14を有する。円弧状のレール13,14はカムフォロア46,47をその内側と外側とから別々に案内する。円弧状のレール13,14は互いに半径が異なる。円弧状のレール13,14は同心円をなし、その中心は筐体11の中心線Rc上に位置する。ブロック列30は円弧状のレール13,14に沿って移動し、また筐体11の中心線Rcは第2回転関節J2の第2回転軸RA2に一致するよう構成されているので、ブロック列30は第2回転関節J2の第2回転軸RA2を中心とした円弧軌道に沿って移動し、収容される。
カムフォロア46,47がブロック40の移動方向に対して逆回転しその移動を阻害することがないように、円弧状のレール13,14は筐体11の中心線の方向に沿ってブロック40の幅より若干広い間隔を隔てて配置され、ブロック列30の両側に分設される。以下詳述する。図17において、131,141は、カムフォロア46,47の外輪が転動する一対の円弧状のレール13,14の案内面をそれぞれ示す。案内面131,141がその全域にわたって側面視においてカムフォロア46,47の直径R1(図12参照)より若干広い間隔を隔てられるように一対の円弧状のレール13,14それぞれの半径が設定されている。つまりカムフォロア46,47はそれらの案内面131,141の半径がカムフォロア46,47の直径R1より若干長い距離だけ相違されている。一方の円弧状のレール13は、他方より短径に構成され、ブロック40の一側面のカムフォロア46をその内側から誘導し、ブロック列30の軌道を内側から規制する内側レール13を構成する。他方の円弧状のレール14は、内側レール13より長径に構成され、ブロック40の反対側のカムフォロア47をその外側から誘導し、ブロック列30の軌道を外側から規制する外側レール14を構成する。
なお、ブロック40の側面は後述するようにレール13,14に規制されていて、またブロック列30は円弧軌道に編成されて収容されるので、ブロック列30のその軸周りの回転が規制され、従ってブロック列30が一対の円弧状のレール13,14から外れることはない。
ブロック40の一側面のカムフォロア46の外輪は内側レール13の外側の案内面131上のみを転動し、ブロック40の反対側のカムフォロア47の外輪は外側レール14の内側の案内面141上のみ転動する。つまり両側のカムフォロア46,47の外輪どうしは互いに案内面131,141から見て逆方向に回転するが、ブロック列30が移動する方向に対してはともに順方向に転動することになる。仮に、ブロック40の一側面のカムフォロアが内側レールと外側レールとの間に挟まれた状態でブロック列30が移動するとき、一方のレールに対してカムフォロアの外輪は順回転をするが、他方のレールに対してはカムフォロアの外輪はブロック列の移動を阻害するように逆回転をすることになるため、ブロック列30は平滑に移動することはできない。本実施形態のように、内側レール13と外側レール14をブロック列30の両側に分設し、両側のカムフォロア46,47の外輪それぞれが内側レール13と外側レール14との一方のみを転動することにより、カムフォロア46,47がブロック列30の移動を阻害する逆回転をすることがない。それによりブロック列30を円弧軌道に沿って平滑に送り出し、引き戻すことができ、それに伴ってアーム部20も平滑に伸長し、短縮することができるようになる。
図16に示すように、円弧状のレール13,14は、典型的には3/4円分の周長に構成されているが、好ましくはそれより若干周長が短縮されている。短縮した円弧状のレール13,14に合わせて筐体11の蓋板19も、半径に平行、換言すると円筒中心線CL1に垂直な向きの状態のまま円弧状のレール13,14を短縮した8度に応じた接線距離B0だけ後退されている。蓋板19にはアーム部20の後端が固定されるので、手先の可動範囲を筐体11に少し接近させることができ、その分手元へのアプローチ性が向上する。
なお、アーム部20は半径に平行な蓋板19に垂直に取り付けられ、円弧状のレール13,14はその周長が若干短縮されているので、円弧状のレール13,14の前端における接線と、円筒中心線CL1とは平行にはならず、若干ではあるが交差する。それによるブロック列30が円弧軌道から直線軌道に変位する際に僅かではあるが急峻な角度変化が生じる。ブロック列30が収容部に引き戻されるときも同様にブロック列30は急峻な角度変化を起こす。この急峻な角度変化は、ブロック列30に上下方向のがたつきや、緩やかではあるが湾曲を生じさせることは否定されない。これらブロック列30のがたつきや湾曲をできるだけ抑えるために、円弧状のレール13,14の先端に直線レール15,16が継接される。図16、図17に示すように、直線レール15は、円弧状のレール13の先端から円筒中心線CL1と平行な向きに延びる。同様に、直線レール16は、円弧状のレール14の先端に円筒中心線CL1と平行な向きに延びる。一対の直線レール15,16の上下左右方向に関する間隔は、一対の円弧状のレール13,14の先端付近のそれを維持するため、一対の直線レール15,16の案内面151,161は、全域にわたって側面視においてカムフォロア46,47の直径R1と略等価な間隔D1を隔てられる。
図16に示すように、直線レール15,16は隣接する2つのブロック40のカムフォロア46,47の回転軸間距離Dに等価な長さLを有する。ブロック列30が円弧状のレール13,14から送り出され、また円弧状のレール13,14に引き戻されるとき、常に1つのブロック40のカムフォロア46,47が直線レール15,16の規制を受ける。つまり、ある1つのブロック40のカムフォロア46,47が直線レール15,16から外れるとき、隣のブロック40のカムフォロア46,47が新たに直線レール15,16に導入する。常に1つのブロック40のカムフォロア46,47が直線レール15,16の規制を受けることにより、そのブロック40と隣のブロック40とは円弧状のレール13,14と直線レール15,16との間を通過する際に、それらの相対的な位置は変化するが、その変化は常に同じ過程を経ることになる。換言すると円弧状のレール13,14と直線レール15,16との間をブロック列30は常に同じ軌道を通過する。従って位置精度を担保することができる。なお、直線レール15,16はカムフォロア46,47の回転軸間距離D以上の長さがあれば良いのであるが、軽量化及び上下回転の軽快性の観点から回転軸間距離Dに等価であることが好ましい。
円弧状のレール13,14は円環体の一部として構成される。しかし、製造効率の観点から、一定の厚さを有する円盤状のレール板101,102に円弧形に溝111,121を形成することにより円弧状のレール13,14を構成することが好ましい。図18に示すように、円盤状のレール板101,102は、一対の溝111,121の溝底間の距離が、一対のカムフォロア46,47の全幅よりもわずかに長くなる間隙を隔てて平行に配置される。一対の溝111,121の深さは、カムフォロア46,47の外輪の全長(高さ)に一致する。一対の溝111,121の幅は、カムフォロア46,47の外輪の直径よりも十分広い。
一方の円盤状のレール板101には、円弧形の長径の溝(外側溝111)が形成され、他方の円盤状のレール板102には、外側溝111と同心円をなす円弧形の短径の溝(内側溝121)が形成されている。側面視において、外側溝111の溝幅と内側溝121の溝幅は、カムフォロア46,47の直径R1よりもわずかに広い距離分オーバーラップしている。
図19に示すように、半径の長いレール板101の溝111の内側の壁面(案内面)131がブロック40の一側面のカムフォロア46の外輪が転動する案内面131として機能する。半径の短いレール板102の溝121の外側の壁面(案内面)141がブロック40の反対側のカムフォロア47の外輪が転動する案内面141として機能する。すなわち、外側溝111の内側の溝側面は、ブロック40の一側面のカムフォロア46をその内側から誘導し、ブロック列30の軌道を内側から規制する内側レール13の案内面131に相当し、外側溝111の内側の溝側面を含む部分が上記の内側レール13として機能する。同様に、内側溝121の外側の溝側面は、ブロック40の反対側のカムフォロア47をその外側から誘導し、ブロック列30の軌道を外側から規制する外側レール14の案内面141に相当し、内側溝121の外側の溝側面を含む部分が上記の外側レール14として機能する。
なお、図20に示すように、直線レール15,16に対してブロック列30を誘導するために直線レール15,16の先端に、前方に向かって逆テーパー状に拡がる一対の補助レール17,18をそれぞれ接続してもよい。
なお、図21に示すように、アーム部20を最長に伸長させるためにブロック列30が最長距離で送り出されたときに、ブロック列30が収容部に少なくとも半周分残留するようにブロック列30はその全長を有することが好ましい。それにより、アーム部20に円筒中心線CL1周りの外力、つまり捻れ外力が加わった場合であっても、その外力はアーム部20に接続された先頭のブロック40から、ブロック列30の全体に連鎖的に伝達する。アーム部20の捻れ誤差を縮小するには、アーム部20の剛性、直動伸縮機構1の剛性、それらの支持剛性等を高めることはもちろん必要とされるが、本実施形態では、その捻れ誤差を効果的に抑えるために上述のように収容部に少なくとも半周分残留させるのに必要な全長をブロック列30が備えている。
詳述する。図22に示すようにアーム部20には円筒中心線CL1を中心に例えば紙面時計回りに外力F0が加わったとき、ブロック列30にもその外力F1,F2が加わる。開口191に近いブロック40には、その外力F1はカムフォロア46,47が円弧状のレール13,14の案内面131,141から離れる方向に作用する。しかし、当該上部のブロック40と反対側の下部に残留するブロック40には、その外力F2はカムフォロア46,47が円弧状のレール13,14の案内面131,141に押しつけられる方向に作用する。従ってアーム部20が最長より短いときはもちろんのこと、アーム部20が最長に伸長したときであっても、ブロック列30はレール13,14とともにアーム部20の捻れ抑止を効果的に補佐することができる。一方、アーム部20に紙面反時計回りに外力F0が加わったときには、下部のブロック40には、その外力F2がカムフォロア46,47が円弧状のレール13,14の案内面131,141から離れる方向に作用するが、反対側の上部のブロック40には、その外力F1はカムフォロア46,47が円弧状のレール13,14の案内面131,141に押しつけられる方向に作用する。同様に、ブロック列30はアーム部20の捻れ抑止を補佐することができる。
なお、本実施形態に係るアーム部20は、テレスコピック構造に限定されることはない。例えば、図23、図24に示すように、アーム部60は縦続された複数の直動案内機構61,62,63により構成されてもよい。直動案内機構61,62,63各々は、スライドレール(直動要素)、スライダからなる。複数の直動案内機構61,62,63のうち最後尾の直動案内機構63のスライドレールが蓋板19に水平に固定され、先頭の直動案内機構61のスライダが例えばL字形の接続具64を介してブロック列30の先頭のブロック40に接続される。ブロック列30が移動軸CL2に沿って前後に移動することに伴って、アーム部60は伸縮される。アーム部の構造が異なるだけであり、複数の直動案内機構61,62,63からなるアーム部60を採用した直動伸縮機構であっても、アーム部20としてテレスコピック構造を採用した直動伸縮機構1と同様の効果を奏する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…直動伸縮機構、10…収容部、11…筐体、20…アーム部、200…ロボット装置、210…基台、220…支柱部、230…サイドフレーム。

Claims (8)

  1. 基台と、
    前記基台上に立設され、前記基台に垂直な第1回転軸を備える第1回転関節を有する支柱部と、
    前記支柱部上に、前記第1回転軸に直交する第2回転軸を備える第2回転関節を介して回転自在に支持される直動伸縮機構とを具備し、
    前記直動伸縮機構は、
    多段に組まれる複数の直動要素と、
    列状に連結される複数のブロックからなるブロック列であって、前記複数のブロックのうち先頭のブロックは前記複数の直動要素のうち先頭の直動要素に接続されるブロック列と、
    前記ブロック列を円弧軌道に沿って収容するものであって、前記複数の直動要素のうち最後尾の直動要素の下方であって前記支柱部の上方に配置される収容部とを有し、
    前記収容部は、前記ブロック列を円弧軌道に沿って移動させるために、前記ブロック列の両側に分設される一対の円弧レールを有し、
    前記ブロック各々の両側面には前記一対の円弧レールにそれぞれ係合する一対の突状体が設けられ、
    前記一対の円弧レールは、前記収容部内で前記突状体の軌道を内側から規制する内側レールと、前記収容部内で前記突状体の軌道を外側から規制する外側レールとからなり、
    前記内側レールは、前記ブロック列の一方側に配置され、前記外側レールは前記ブロック列の他方側に配置される、ロボット装置。
  2. 基台と、
    前記基台上に立設され、前記基台に垂直な第1回転軸を備える第1回転関節を有する支柱部と、
    前記支柱部上に、前記第1回転軸に直交する第2回転軸を備える第2回転関節を介して回転自在に支持される直動伸縮機構とを具備し、
    前記直動伸縮機構は、
    多段に組まれる複数の直動要素と、
    列状に連結される複数のブロックからなるブロック列であって、前記複数のブロックのうち先頭のブロックは前記複数の直動要素のうち先頭の直動要素に接続されるブロック列と、
    前記ブロック列を円弧軌道に沿って収容するものであって、前記複数の直動要素のうち最後尾の直動要素の下方であって前記支柱部の上方に配置される収容部とを有し、
    前記収容部は、前記ブロック列を円弧軌道に沿って移動させるために、前記ブロック列の両側に分設される一対の円弧レールを有し、
    前記ブロック各々の両側面には前記一対の円弧レールにそれぞれ係合する一対の突状体が設けられ、
    前記ブロック列を構成する前記複数のブロックのうち少なくとも一のブロックには前記突状体が前記ブロックの両側面それぞれに2個ずつ設けられ、他のブロックには前記突状体が前記ブロックの両側面それぞれに1個ずつ設けられる、ロボット装置。
  3. 基台と、
    前記基台上に立設され、前記基台に垂直な第1回転軸を備える第1回転関節を有する支柱部と、
    前記支柱部上に、前記第1回転軸に直交する第2回転軸を備える第2回転関節を介して回転自在に支持される直動伸縮機構とを具備し、
    前記直動伸縮機構は、
    多段に組まれる複数の直動要素と、
    列状に連結される複数のブロックからなるブロック列であって、前記複数のブロックのうち先頭のブロックは前記複数の直動要素のうち先頭の直動要素に接続されるブロック列と、
    前記ブロック列を円弧軌道に沿って収容するものであって、前記複数の直動要素のうち最後尾の直動要素の下方であって前記支柱部の上方に配置される収容部とを有し、
    前記収容部は、前記ブロック列を円弧軌道に沿って移動させるために、前記ブロック列の両側に分設される一対の円弧レールを有し、
    前記ブロック各々の両側面には前記一対の円弧レールにそれぞれ係合する一対の突状体が設けられ、
    前記ブロック列を構成する前記複数のブロックのうち最後尾のブロックには前記突状体が前記ブロックの両側面それぞれに2個ずつ設けられ、他のブロックには前記突状体が前記ブロックの両側面それぞれに1個ずつ設けられる、ロボット装置。
  4. 基台と、
    前記基台上に立設され、前記基台に垂直な第1回転軸を備える第1回転関節を有する支柱部と、
    前記支柱部上に、前記第1回転軸に直交する第2回転軸を備える第2回転関節を介して回転自在に支持される直動伸縮機構とを具備し、
    前記直動伸縮機構は、
    多段に組まれる複数の直動要素と、
    列状に連結される複数のブロックからなるブロック列であって、前記複数のブロックのうち先頭のブロックは前記複数の直動要素のうち先頭の直動要素に接続されるブロック列と、
    前記ブロック列を円弧軌道に沿って収容するものであって、前記複数の直動要素のうち最後尾の直動要素の下方であって前記支柱部の上方に配置される収容部とを有し、
    前記収容部は、前記ブロック列を円弧軌道に沿って移動させるために、前記ブロック列の両側に分設される一対の円弧レールを有し、
    前記ブロック各々の両側面には前記一対の円弧レールにそれぞれ係合する一対の突状体が設けられ、
    前記一対の円弧レールそれぞれには直線レールが延設され、前記直線レールには前記ブロック列の出入りを誘導するために側面視において前方に向かって徐々に離れる一対の補助レールが延設される、ロボット装置。
  5. 基台と、
    前記基台上に立設され、前記基台に垂直な第1回転軸を備える第1回転関節を有する支柱部と、
    前記支柱部上に、前記第1回転軸に直交する第2回転軸を備える第2回転関節を介して回転自在に支持される直動伸縮機構とを具備し、
    前記直動伸縮機構は、
    多段に組まれる複数の直動要素と、
    列状に連結される複数のブロックからなるブロック列であって、前記複数のブロックのうち先頭のブロックは前記複数の直動要素のうち先頭の直動要素に接続されるブロック列と、
    前記ブロック列を円弧軌道に沿って収容するものであって、前記複数の直動要素のうち最後尾の直動要素の下方であって前記支柱部の上方に配置される収容部とを有し、
    前記収容部は、前記ブロック列を円弧軌道に沿って移動させるために、前記ブロック列の両側に分設される一対の円弧レールを有し、
    前記ブロック各々の両側面には前記一対の円弧レールにそれぞれ係合する一対の突状体が設けられ、
    前記複数の直動要素それぞれが最長に伸長した状態で前記ブロック列は前記円弧軌道の少なくとも半周分収容されるのに必要な長さを有する、ロボット装置。
  6. 前記円弧軌道の中心は前記第2回転軸上に位置する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のロボット装置。
  7. 前記突状体は、側面視において前記収容部内で前記突状体の中心線が前記ブロックを連結する回動軸とともに前記円弧状のレールと同心の円上に配列するように前記ブロック上の位置に設けられる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のロボット装置。
  8. 前記複数の直動要素は、多段入れ子構造に組まれた複数の筒体からなり、
    前記ブロックは、上方への回動が規制され、下向への回動が許容されるように回動軸を介して前記回動軸に直交する連結方向に沿って連結され、前記筒体の内部に挿入され、前記複数の筒体のうち先頭の筒体に前記複数のブロックのうち先頭のブロックが結合される、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のロボット装置。
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