JP2016117062A - 洗米装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗米タンクにて洗米した後に水加減して米と炊飯に必要な適量水とを下方に待機する炊飯釜に落下投入する際、洗米タンク内の残米を少なくすることができる洗米装置を提供する。【解決手段】水加減工程は、洗米後の米が存在する洗米タンクに供給する前段水加減工程と、前段水加減工程の水と米とを洗米タンクから投下排出開始後に、洗米タンク部に供給する後段水加減工程からなり、前段水加減工程における給水は下供給管から行い、後段水加減工程における給水は上供給管から行う。【選択図】図7
Description
本発明は、洗米及び水加減をする洗米装置に関する。
従来、洗米タンクにて洗米した後に水加減して米と炊飯に必要な適量水とを下方に待機する炊飯釜に落下投入する形態としている(特許文献1)。
なお、この水加減を複数回にわたって行うことにより、お粥など大量の水を必要とする水加減でも、比較的小容量の洗米タンクで水加減できる構成としている(特許文献2)。
洗米タンクにて洗米した後に水加減して米と炊飯に必要な適量水とを下方に待機する炊飯釜に落下投入する際、洗米タンク(7)内の残米を少なくすることを課題とする。
この発明は、かかる技術的課題を解決するために次のような技術的手段を講ずる。
すなわち、請求項1記載の発明は、
投入した米を洗浄する洗浄工程と、炊飯用の水加減工程を行なう洗米タンク(7)を備え、
洗米タンク(7)内に供給する米量(Rn)から炊飯に必要な水量(Qn)を算出する必要水量算出手段(C3)を備え、
前記水加減工程は、この必要水量算出手段(C3)によって算出された必要水量(Qn)よりも少なく設定した供給水量(Q´)を洗米後の米が存在する洗米タンク(7)に供給する前段水加減工程(X1)と、前段水加減工程(X1)の水と米とを洗米タンク(7)から投下排出開始後に、必要水量(Qn)と前段水加減水量(Q´)との差の水量を洗米タンク(7)部に供給する後段水加減工程(X2)からなり、
洗米タンク(7)へ水を供給する水供給管は、給水口が洗米タンク(7)の上部にのぞむ上給水管(16)と、給水口が洗米タンク(7)の下部にのぞむ下給水管(9)とからなり、前段水加減工程(X1)における給水は下供給管(9)から行い、後段水加減工程(X2)における給水は上供給管(16)から行う構成とする洗米装置とする。
投入した米を洗浄する洗浄工程と、炊飯用の水加減工程を行なう洗米タンク(7)を備え、
洗米タンク(7)内に供給する米量(Rn)から炊飯に必要な水量(Qn)を算出する必要水量算出手段(C3)を備え、
前記水加減工程は、この必要水量算出手段(C3)によって算出された必要水量(Qn)よりも少なく設定した供給水量(Q´)を洗米後の米が存在する洗米タンク(7)に供給する前段水加減工程(X1)と、前段水加減工程(X1)の水と米とを洗米タンク(7)から投下排出開始後に、必要水量(Qn)と前段水加減水量(Q´)との差の水量を洗米タンク(7)部に供給する後段水加減工程(X2)からなり、
洗米タンク(7)へ水を供給する水供給管は、給水口が洗米タンク(7)の上部にのぞむ上給水管(16)と、給水口が洗米タンク(7)の下部にのぞむ下給水管(9)とからなり、前段水加減工程(X1)における給水は下供給管(9)から行い、後段水加減工程(X2)における給水は上供給管(16)から行う構成とする洗米装置とする。
請求項2に記載の発明は、前段水加減工程(X1)による水加減水と米を洗米タンク(7)から排出中に後段水加減工程(X2)による水加減を開始する構成とした請求項1記載の洗米装置とする。
請求項3に記載の発明は、洗米対象の必要水量(Qn)を増減補正する設定水量補正手段(31)を備え、必要水量(Qn)が増加側(+ΔQ)に選択されたときは、当該増加分の水量を後段水加減工程(X1)で給水する構成とした請求項1又は請求項2記載の洗米装置とする。
請求項1記載の発明においては、前段水加減工程(X1)では必要水量(Qn)の例えば9割の水量(Q´)を下給水管(9)から洗米タンク(7)内へ給水し、次いで、該水と米とを炊飯釜等の収容容器に排出を開始する。その後、後段水加減工程A(X2)で上給水管(16)から洗米タンク(7)へ給水すると、洗米タンク(7)から前記収容容器に排出される。
これにより、洗米タンク(7)内の残米を少なくすることができる。
請求項2記載の発明においては、前段水加減工程(X1)による水加減水と米を洗米タンク(7)から排出中に後段水加減工程(X2)による水加減を開始するから水加減を前・後段に分けて行っても重複工程を行うため時間の効率化が図れる。
また、後段水加減工程(X2)の開始時期を前段水加減工程(X1)の水と米の投下排出中にすることで、後段水加減工程(X2)の水が投下排出による流動状態の米に作用して洗米タンク(7)内の壁面への米の付着を少なくすることができる。
請求項3記載の発明においては、必要水量(Qn)が増加側(+ΔQ)に選択されたときは、必要水量(Qn)が増加側(+ΔQ)に選択されたときは、当該増加分の水量を後段水加減工程(X1)で給水する構成とすることで、洗米タンク(7)の容量拡大を伴わずかつ軟らかいご飯に対応できる。
本発明の実施の形態である洗米炊飯装置の基本構成について図に基づいて説明する。
機体フレーム1に貯米庫2を取り付け、貯米庫2の下部には洗米器3を取り付けている。洗米器3の下方には、左右2位置に、ガスコンロ上に載置された炊飯釜4,4を設け、これら炊飯釜4,4はガスコンロと共に左右の引き出し5,5に載置され、左右が独立的に前側に引き出し可能に構成している。
上記のように、この実施の形態の洗米炊飯装置は炊飯釜4,4を左右に2個並列して設け、貯米庫2と洗米器3とが一体となって機体フレーム1に沿って左右の炊飯釜4,4の上方をスライド移動できる構成としている。
貯米庫2の正面側には制御部Bを内蔵する操作盤6を設け、所望の洗米炊飯制御を実行できる。
洗米器3は、円錐状のホッパ形状の洗米タンク7を備える。この洗米タンク7は貯米庫2の繰出排出部下面に配置すべく対応させて機体フレーム1に吊下状に支持される。該洗米タンク7の側面には洗米タンク7内の点検用の開閉窓8を形成し、内部には縦軸18a回りに回転する攪拌棒18を設け、下端部には周囲を覆う平面視円型のジャケット部19を取り付けている。洗米タンク7のホッパ状部下部とジャケット部19との境界部に米粒を漏下させない程度の開口を持つ網状体からなるフィルタを設けている。ジャケット部19には洗米タンク7内の下部から洗浄用の水を給水する下給水管9と、洗米タンク7内で洗浄時に気泡を起すための空気を給水する空気管10と、洗浄水を排水するための洗浄水排水管11と、水加減水を排水する水加減用水排水管12を接続している。
前記洗米タンク7の上部の満水域に満水検出センサ13を設ける。水の有無を検出でき、水位の上昇と共に水検知でオンし、水位の低下で水の非検知でオフする構成である。満水検出センサ13の上側にはオーバーフロー口14を設けこのオーバーフロー口14にオーバーフロー排水管15を接続している。そして、洗米タンク7の上面には水加減用の水を給水する上給水管16の給水口16aとしてのノズルをのぞませて設けている。
また、前記洗米タンク7の下部において、ホッパ状下端部開口7Eを開閉する投下バルブ21を備える。この投下バルブ21は、垂直作動アーム21aの下端に装着され、該作動アーム21aの上下動に連動して開口7Eを開閉できる構成としている。
洗浄水と水加減水を給水する水源(水道)17の水栓20の下流側から上給水管16と下給水管9とに分岐し、上給水管16には流量センサ22と上給水管バルブ23を設け、下給水管9には下給水管バルブ24を設けている。空気管10はコンプレッサ25に接続している。
洗浄水排水管11には洗浄水排水管バルブ26を、水加減用水排水管12には水加減用水排水管バルブ27を設け、洗浄水排水管バルブ26と水加減用水排水管バルブ27の下流側は排水ボックス29に合流する。
次に、洗米炊飯工程の概要について説明する。なお基本フローチャートは図を示している。
作業者が操作盤6で炊飯する米の量を設定して起動スイッチ(図示せず)を操作すると、制御部Cは各部を起動し、貯米庫内の米はこの操作盤6で設定された米量Rn分が繰出回転バルブ(図示せず)の回転に伴って、洗米タンク7に供給される(図6ステップ103、米計量・供給工程)。
次に下給水管バルブ24が開き、下給水管9を通過した水がジャケット部19を経て洗米タンク7内に給水され、コンプレッサ25が駆動し空気管10より空気が供給され洗米タンク7内の水中で気泡が生じる。
縦軸18a周りに回転する攪拌棒18の攪拌と気泡の作用により、水流の気泡水が米粒に作用し洗米タンク7内の米は洗米される(同ステップ104、洗米工程)。洗米工程が終了するときには下給水管バルブ24は閉じられ、コンプレッサ25と攪拌棒18は停止している。そして、洗米工程終了後、洗浄水排水管バルブ26が開き洗浄水が洗浄水排水管11から排水ボックス29へ排水される。
上記洗米工程後の水加減工程(同ステップ105)について以下詳述する。
前記のように、洗米タンク7の上部から上給水管16で水供給可能に設けられ、その途中には流量センサ22を備える。ジャケット部19の下給水管9によって洗米タンク7下側から給水できる。この下給水管9の途中には流量センサ22Dを備える。
水加減は以下の方法がある。洗米工程後には上給水管バルブ23または下給水管バルブ24が開き、上給水管16または下給水管9から洗米タンク7内に水加減水が給水される。この水加減水は、洗米タンク7に供給した米量Rnに応じた水量とされる。制御部Cには必要水量算出手段C3を備え、必要水量Qnは米量Rnによって予め算出し、あるいは算出表に基づいて設定される。この水量Qnを流量センサ22または22Dによる流量検出に基づき設定水量を得る第一水加減制御手段X1に基づく方法、または上給水管16または下給水管9あるいは上下給水管同時に給水し満水検出センサ13が満水を検出してから給水を遮断し次いで水加減用水排水管バルブ27を開いてこの満水検出センサ13が水検知有りから無しとなる瞬間から設定水量になるまでの排水量Enを調整制御する第二水加減制御手段X2に基づく方法がある。なお、第二水加減制御手段X2に基づく排水量Enの検出は、水加減水排水管バルブ27の開時間TEの管理によりEn≒αTE(αは定数)なる算出式で得る方法、水加減水排水管バルブ27の下手側に設けた排水流量センサ(図示せず)の検出結果による方法、洗米タンク7重量を管理する方法等がある。
ここで本発明の改良された水加減処理について説明する。
洗米タンク内の米量Rnから必要な炊飯水量Qnを算出する必要水量算出手段C3によって算出された必要水量Qnよりも少なく設定した供給水量Q´=(Qn−β*Qn)(ここでβは、0.1前後の一定値)を上給水管16または下給水管9により洗米タンク7に供給する前段水加減工程X1と、この前段水加減工程X1の水と米とを炊飯釜4に投下排出後に、必要水量と前段水加減水量との差の水量(β*Qn)を上給水管16から洗米タンク7に給水する後段水加減工程X2を備え、後段水加減工程X2による水も炊飯釜4に排出するよう構成している。
上記の実施例では、前段水加減工程X1では必要水量Qnの9割の水量Q´を供給して投下バルブ21の開弁作動によって該水と米とを炊飯釜4に排出し、その後、残り1割の水量を後段水加減工程X2で同様に開弁作動で供給することで、炊飯釜4には必要水量Qnが確保できる。このように構成すると、一度に必要水量Qnを洗米タンク7に確保する必要がなく、これより少ない水量で足り、洗米タンク7を小型化できる。なお、後段水加減工程X2では上給水管16によって給水する構成であるから、ノズル先端からの拡散水によって洗米タンク7の内周を洗浄できる効果がある。
なお、図7において、必要水量算出手段C3は予め設定した炊飯米量、即ち貯米庫2からの投入米量Rnから必要水量Qnを算出する(ステップ201)。洗米工程(ステップ202)を経て、水加減処理に移る。まず給水量Q´を算出して前段水加減工程X1が始まり(ステップ203,204)、この給水量Q´に達すると前段水加減工程X1は終了する(ステップ205)。ついで、米と前段水加減水Q´を洗米タンク7下端の投下バルブ21が開いて下方に蓋を開いて待機する炊飯釜4に投下排出する(ステップ206)。
上記の前段水加減工程X1による給水量Q´で不足する水量(=Qn−Q´)の補充が後段水加減工程X2で行われ、その開始(ステップ207)にて上給水管16の給水ノズルにて洗米タンク7の上方から内壁に向けて撒水される(ステップ208)。この時上給水管16の途中に設けた流量センサ22によって給水量が検出されていて、この検出水量が上記不足する水量となると後段水加減工程X2は終了する(ステップ209〜211)。そしてこの後段水加減水が前記洗米タンク7の下端の投下バルブ21を開いて炊飯釜4内に追加投入される(ステップ212)。
上記のように水加減が前段と後段の2工程(または3工程以上に設定してもよい)によって行う構成としたから、タンク容量の大きい洗米タンク7を準備せずとも多量の炊飯米に対応できる。また、前記のように、前段水加減工程X1における水供給は下供給管9から行い後段水加減工程X2における水供給は上供給管16から行うことによって、水加減量を安定的に精度よく設定できかつ洗米タンク7内の残米を少なくできる。
なお、図7による実施例において、ステップ207の後段水加減水の工程開始の時期はステップ206の前段水加減水と米の投下排出途中から開始させてもよい。このように構成すると、給水ノズルによる後段水加減水の投入時間が短縮でき、この開始時期が投下排出のため流動状態の米に作用して壁面への付着を少なくする。
また、後段水加減工程X2においては、洗米タンク7の下端の図外投下バルブを常時開放させておくことで更に時間短縮の効果がある。
図7の例において、前段水加減工程を以下のように構成することで排水の無駄を少なくする。すなわち、設定されて炊飯米量から必要水量Qnを算出し、前段水加減工程が開始される(ステップ301〜303)。ここで、前記洗米タンク7の米量Rnが所定量γ以上のときには、前記第二水加減制御手段C2によって前段水加減工程X1の処理を行い(ステップ305)、ついで後段水加減工程X2によって必要水量を給水するように構成する(図8)。前記第二水加減制御手段C2による給水は、一旦満水域まで洗米タンク7内に貯水した後排水量Enを管理することで所定の水加減を得る構成であるから、放水状に撒かれる第一水加減制御手段C1に比較して所定の水加減量への精度を高められる利点がある。ところが、第二水加減制御手段C2で一旦満水域まで貯水する工程を必要とするため必要以上の水を洗米タンク7に給水しなければならず、炊飯する米が少ないほど水の無駄が生じる。上記の事情により、前記のように米量Rnが所定量γ以上(例えば、最大炊飯米量の8割以上)の場合に限って第二水加減制御手段C2を実行することによって、水加減精度を高めながら排水無駄を少なくし得る。またステップ304で炊飯米量Rnが所定量γ以下のときは洗米タンク7の内壁に向かって放水状に上給水管16の給水ノズルから水を撒きつつこの給水量を検出して前段水加減を行う(ステップ306)。
ここで図8において、第一水加減制御手段C1の実行の際、上記実施例では上給水管16からの給水量を検出することで所定の水量を得る構成としたが、下給水管9からの給水を行いながら流量センサ22Dにて給水量を検出する構成としてもよい。このような上給水又は下給水を選択する切替手段を設けておき、実際の給水事情や環境に鑑みながら適当な方を選択するとよい。また、下給水と上給水の両者で所定の水加減水を得ることもできる。このように構成すると、前段水加減工程X1の短縮化が図れ、作業時間を短縮できる。
また、洗米対象の米が無洗米であるか通常白米であるかを選択する選択手段としての無洗米選択スイッチ30を設け、このスイッチ30が無洗米を選択すると前記前段水加減工程X1と後段水加減工程X2とをもって必要水量Qmを得る構成としている。同じ米量の場合、標準白米に比較して無洗米の方が水加減をやや多くすることが慣用されているが(例えば通常白米の10〜15%程度多くする)、この多い目の水加減に対応して前・後段水加減工程X1,X2を採用することで洗米タンク7の小型化が図れる。なお、上記の実施例では無洗米選択スイッチ30によって無洗米か通常白米かを選択する構成としたが、米粒への付着糠を直接光学的に検出して無洗米か通常白米かを識別する識別手段C4を構成してもよく、さらに識別手段C4としては洗米タンク7の浮遊糠の状況を検出することによって無洗米であることを推測する構成でもよい。
次いで図9について、洗米対象の米が無洗米であるか通常白米であるかを選択する選択手段30または識別手段C4の識別結果により無洗米を選択したときは、制御部Cは無洗米水量補正手段C5により算出水量Qnを予め設定した分多い無洗米水量Qm(=δQn、δは1.10〜1.15)に補正する(ステップ401〜404)。なお、通常白米の最大洗米量Rmaxに対して無洗米の許容洗米量Rexを所定に小さく設定して、これを越える洗米量の設定がなされたときはブザーで警告する(ステップ405,406)。なお、ステップ405でRn>Rexと判定されたときは炊飯米量を再設定することで(ステップ401)、必要水量Qmを所定に確保できる(ステップ402〜405)。なお、ステップ403で通常白米と判定されるときは、必要水量Qnに設定される(ステップ407)。
洗米タンク7の底部から前記投下バルブ21の開弁作動時に、蓋を開放状態で待機する炊飯釜4に米及び水加減水は投下排出される。この後、炊飯工程が開始される。
以上、米計量・供給工程、洗米工程、水加減工程及び炊飯工程は連続して自動的に行なうことができる(図6ステップ101〜107)。
また、洗米炊飯の作業形態として操作盤6で設定すると即時に洗米炊飯工程を行なう通常機能と、操作盤6で予め炊飯開始時刻や炊飯完了時刻等の日時を指定して洗米・炊飯する予約機能が可能である。すなわち、この予約機能は前日の夜に、例えば翌日の朝に炊飯された米が完成しているように予め設定することができる。
図10は前記の水加減工程において、第一水加減制御手段C1を採用する場合に、流量センサ22,22Dが異常となった場合の対応に関するものである。
フローチャートに基づき、洗米炊飯条件を設定し、起動スイッチを入れると、各部の運転及び各種データの取り込みが行われる(ステップ501〜503)。直ちに流量センサ22(22D)の流量チェックが開始され(ステップ504)、流量≒0か否かが判定され(ステップ505)、この判定で略0の状態であると判定されると、ブザー警告し(ステップ506)、給水の元栓20の開き忘れを問う画面が表示され(ステップ507)、オペレータの「はい」「いいえ」回答操作による入力を受け、「はい」選択で元栓20開状態の場合には、第二水加減制御手段C2に移行する(ステップ508〜510)、給水は継続しあるいは上下給水管両方からの給水に切替わり、満水検出センサ13の検出結果に基づき排水処理して適正な水量を得る(ステップ514)。この場合、画面には「応急運転」の旨表示出力する(ステップ514)。
このように、第一水加減制御手段C1実行による水加減設定中に流量センサ22(22D)の異常が検知された場合には、洗米タンク7内の水の貯留状況に関わらずそのまま第二水加減制御手段C2に切替えることにより、満水検出センサ13の検出状況に基づいて水加減処理を行うことができ、作業中断の恐れがない。
図11は、前記米と水加減水を投下バルブ21の開弁動作と共に、前記空気管10からの気泡を発生しながら、併せて攪拌棒18を駆動することで投下排出性を向上させる場合の改良構成に関するものである。
従来、水加減を前記第二水加減制御手段によって実行する場合、投下バルブの開作動出力よりも先行して気泡発生のための空気管10による気泡供給及び攪拌棒18駆動の各出力を行わせる構成とし洗米洗浄効果の向上促進を図ったが、オーバーフロー口14から米と水が流出する欠点があった。そこで、炊飯米量が所定以上の場合には、上記の先行出力でなく同時出力とすることで(図11(ロ))、従来の欠点を解消し残米を少なくでき、ひいては洗米及び水加減の時間の短縮に寄与する。
ところで、炊飯米量と水加減量とは密接に関係し(例えば標準時1.3倍程度)に設定されている。ところが炊飯量の多少や、古米化程度、米飯の硬軟等の好み等によって微妙な増減補正が要求される。そこで段階的に標準設定に対して増加・減少に調整できる設定水量補正手段としての増減補正ダイヤル31を設けて任意に補正設定できる構成としている。前記水加減処理の際、前段水加減処理工程では標準設定を仮定した水加減処理を行い、後段水加減処理工程では増加側補正によって必要な増分給水を行う。このとき、増分給水は投下バルブ21を開けた状態で下給水管9からの給水でまかなうものとすると、洗米タンク7の容量拡大を伴わず炊飯量が多くかつ軟らかいご飯に対応できる。
図12は前記洗米タンク7の改良構造を示すものである。洗米タンク7は機体フレーム1の貯米庫から米繰り出し部を開口した固定用プレート部1Aに重合してボルト32止めされる構成であるが、洗米タンク7のフランジ部7aと該固定用プレート1Aとの間に例えばシリコン製のパッキン32を介在している。このパッキン32は、フランジ部7aに沿い一体形状または分割型いずれかの円盤状に形成される。その断面において、洗米タンク7の円盤状に形成されたフランジ部7aの外縁部7bからフランジ部7aの内縁側屈曲部7cとの間に渡って設けられ、上記外縁部7bを包囲すべく該外縁部7bの嵌合溝32aを形成し、内周側には内周側係止部としての断面三角形部分32bを形成している(図12(イ))。この三角形部分32bは、フランジ部7aに装着すると、斜め内側上方に向く凸条32c及び上記内縁側屈曲部7cに沿う下向き凸条32dが現れるよう形成する。
すなわち、パッキン32自由長において(図12(イ))、パッキン32の上記嵌合溝32aの底部からパッキン32の接合面32eに対して略直角に形成され断面三角形状の内周側係止部(三角形部分)32bの垂直面32fとの距離Lpが洗米タンク7のフランジ部7aの外縁部7bから該タンク7の内周までの距離Ltに対して小(Lp<Lt)に形成され、フランジ部7aへ該パッキン32を装着するときは元々面一に形成された接合面32eおよび上記係止部32bに上記のように上方向く凸条32cと下向く凸条32dが現れるよう形成している(同(ロ))。
このように構成すると、固定用プレート部31に洗米タンク7のフランジ部7aを接合してボルト33止めすると、図(ハ)のように固定プレート部1Aに上向き凸条32cの尖端が密着し、洗米タンク7上部内周には下向き凸条32dの尖端が密着して水密を向上している。
図13は貯米庫2の周壁部2aに付設して機構部周辺への熱気を流動排出させるファンユニット35の取り付け構造の改良に関する。貯米庫2の左右側壁部に選択的に装着可能に構成するもので、該貯米庫2の左右側壁に装着用孔2b,2bを形成し、この装着用孔2bに対してファンユニット35または蓋36を選択的に装着する。このように構成すると、本体フレーム1の近傍にフライヤー等の熱源が存在する場合にはこれとは反対側にファンユニット36を装着して機構部への熱気や油分の進入を防止する。なお、ファンユニット35はボルトにて着脱自在に設けられ、蓋36はパンチングメタルなどを着脱自在に設けられている。
図14は前記排水ボックス29に接続する排水ホース40の装着構成に関するもので、排水ボックス29の排出口と建屋に設ける排水口41との間を排水ホース40で連結する場合において、機体フレーム1の炊飯釜4部を囲う脚部1B,1Bに保持孔42,42を形成し、該保持孔42に排水ホース40途中部を支持することで、各別の支持構成を不要とし簡素な構成で、設置床部をすっきりさせる。なおこの際保持孔42は排水ボックス29に直接設けられた排水エルボ43の高さと床面44との略中央の高さLに設定されている。排水エルボ43は水平軸芯回りに回動可能に設けられ左右いずれの方向に向けることができ、設置都合の良い方に取り付けることができる。
7 洗米タンク
9 下給水管
11 洗浄水排水管
12 水加減用排水管
13 満水検出センサ
16 上給水管
22 流量センサ
22D 流量センサ
26 洗浄水排水バルブ
30 無洗米設定スイッチ(無洗米選択手段)
31 増減補正ダイヤル(設定水量補正手段)
C 制御部
C1 第一水加減制御手段
C2 第二水加減制御手段
C3 必要水量算出手段
C4 無洗米識別手段
C5 無洗米水量補正手段
X1 前段水加減工程
X2 後段水加減工程
9 下給水管
11 洗浄水排水管
12 水加減用排水管
13 満水検出センサ
16 上給水管
22 流量センサ
22D 流量センサ
26 洗浄水排水バルブ
30 無洗米設定スイッチ(無洗米選択手段)
31 増減補正ダイヤル(設定水量補正手段)
C 制御部
C1 第一水加減制御手段
C2 第二水加減制御手段
C3 必要水量算出手段
C4 無洗米識別手段
C5 無洗米水量補正手段
X1 前段水加減工程
X2 後段水加減工程
Claims (3)
- 投入した米を洗浄する洗浄工程と、炊飯用の水加減工程を行なう洗米タンク(7)を備え、
洗米タンク(7)内に供給する米量(Rn)から炊飯に必要な水量(Qn)を算出する必要水量算出手段(C3)を備え、
前記水加減工程は、この必要水量算出手段(C3)によって算出された必要水量(Qn)よりも少なく設定した供給水量(Q´)を洗米後の米が存在する洗米タンク(7)に供給する前段水加減工程(X1)と、前段水加減工程(X1)の水と米とを洗米タンク(7)から投下排出開始後に、必要水量(Qn)と前段水加減水量(Q´)との差の水量を洗米タンク(7)部に供給する後段水加減工程(X2)からなり、
洗米タンク(7)へ水を供給する水供給管は、給水口が洗米タンク(7)の上部にのぞむ上給水管(16)と、給水口が洗米タンク(7)の下部にのぞむ下給水管(9)とからなり、前段水加減工程(X1)における給水は下供給管(9)から行い、後段水加減工程(X2)における給水は上供給管(16)から行う構成とする洗米装置。 - 前段水加減工程(X1)による水加減水と米を洗米タンク(7)から排出中に後段水加減工程(X2)による水加減を開始する構成とした請求項1記載の洗米装置。
- 洗米対象の必要水量(Qn)を増減補正する設定水量補正手段(31)を備え、必要水量(Qn)が増加側(+ΔQ)に選択されたときは、当該増加分の水量を後段水加減工程(X1)で給水する構成とした請求項1又は請求項2記載の洗米装置。
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