JP2005168537A - 洗米処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所要の水加減による軟飯や粥飯等の炊飯に際し、誤操作を回避する炊飯処理装置を提供することにある。
【解決手段】炊飯用の米を貯留する貯米部4と、この貯米部4から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部13と、この計量部13から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部5とを備えるものにおいて、操作盤70に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、この炊飯量S又は洗米量sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって通常炊飯による水加減モード又は粥飯炊飯による水加減モードに設定する制御部69を構成してなる。
【選択図】図12

Description

本発明は、要求量の炊飯を行うようにした洗米炊飯装置に関し、特に、所要の水加減による軟飯や粥飯等の炊飯に際し、誤操作を回避して要求の炊飯量について確実に目的軟度の炊飯をすることができる洗米炊飯装置に関するものである。
特許文献1または特許文献2に示すように、貯米部から要求量を計量して洗米部で洗米し、洗米部乃至炊飯部で所要の水分量により浸漬し、ついで炊飯を行うようにした洗米炊飯装置が知られている。この洗米炊飯装置は、オペレータが要求の炊飯米量とその硬軟の水加減とを指定する簡易な操作により、水加減の多い粥飯までを含む自動炊飯を可能とするものである。
しかし、最大炊飯量は、炊飯部の炊飯容器の大きさで規定され、また、洗米部において所定の水加減を行わせるものであるため、軟飯や粥飯等の水加減の程度により最大炊飯量が変化することから、特に水加減の多い粥飯の場合に、要求した米量が最大炊飯量を越えることがあり、目的の軟度の粥飯を得ることができないという問題や、一度の洗米部による水加減処理では水量が不足するなどによって複数回の水加減処理を余儀なくされた。
特開平10−71083号公報 特開平10−94482号公報
解決しようとする問題点は、所要の水加減による軟飯や粥飯等の炊飯に際し、誤操作を回避して要求量について確実に目的軟度の炊飯をすることができる洗米炊飯装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、炊飯用の米を貯留する貯米部と、この貯米部から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部と、この計量部から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部とを備えるものにおいて、操作盤に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、この炊飯量S又は洗米量sが予め設定した所定量A未満のときには粥飯処理モードに設定する制御部を構成してなる炊飯処理装置とする。
これによって、予め設定した所定量Aと操作盤にて設定する炊飯量S又は洗米量sとの比較によって、所定量A未満のときは粥飯処理モードに選択されて粥飯用水加減処理や粥飯炊飯処理を行う。
請求項2に係る発明は、炊飯用の米を貯留する貯米部と、この貯米部から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部と、この計量部から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部とを備えるものにおいて、操作盤に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、この炊飯量S又は洗米量sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって通常炊飯による水加減モード又は粥飯炊飯による水加減モードに設定する制御部を構成してなる炊飯処理装置とする。
これによって、予め設定した所定量Aと操作盤にて設定する炊飯量S又は洗米量sとの比較によって、所定量Aを超えるときは通常炊飯モードに選択されて通常炊飯による水加減処理を行い、所定量A未満のときは粥飯炊飯モードに選択されて粥飯用水加減処理を行う。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の炊飯処理装置において、予め設定した所定量Aを洗米部の容量Qに基づいて設定してなる。これによって予め設定した所定量Aを洗米部の最大容量Qに基づいて設定するから、水量不足に陥ることがなくなる。
請求項4に係る発明は、炊飯用の米を貯留する貯米部と、この貯米部から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部と、この計量部から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部と、洗米部から米を受けて炊飯する炊飯部とを備えるものにおいて、操作盤に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、制御部には通常炊飯を行う通常炊飯モードと粥飯炊飯を行う粥飯炊飯モードとを備え前記炊飯量Sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって通常炊飯モード又は粥飯炊飯モードに切り替えるべく構成してなる洗米処理装置とする。よって通常炊飯を行う通常炊飯モードと粥飯炊飯を行う粥飯炊飯モードとは、前記炊飯量Sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって切替えられる。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の炊飯処理装置において、洗米部から米を受けて炊飯する炊飯部を複数に設け、該複数の炊飯部は通常炊飯モードに設定した加熱部と粥飯炊飯モードに設定した加熱部を備え、洗米部に供給される炊飯量Sが所定量Aを越えるか否かによって対応する炊飯部に供給すべく構成してなる。
これによって、洗米部に供給される炊飯量Sが所定量Aを越えるか否かによって対応する炊飯部に供給するから、複数の炊飯部を予め通常炊飯または粥飯炊飯に仕様を設定しておくことにより、モードの切替手段を不要とする。
本発明の洗米処理装置は、予め設定した所定量Aに対する操作盤にて設定する炊飯量S又は洗米量sの比較によって、所定量A未満のときは粥飯処理モードに選択されて粥飯用水加減処理や粥飯用炊飯処理を行うものであり、炊飯量Sの設定に伴なって自動的に粥飯処理モードが選択設定されることとなり、該粥飯処理モードへの切替え入力を不要とし操作を容易化する(請求項1)。
本発明の洗米処理装置は、予め設定した所定量Aに対する操作盤にて設定する炊飯量S又は洗米量sの比較によって、所定量Aを超えるときは通常炊飯モードに選択されて通常炊飯による水加減処理を行い、所定量A未満のときは粥飯炊飯モードに選択されて粥飯用水加減処理を行うものであり、炊飯量Sの設定に伴なって自動的に水加減処理モードが選択設定されることとなり、通常炊飯用水加減または粥飯炊飯用の水加減への切替え入力を不要とし操作を容易化する(請求項2)。
予め設定した所定量Aを洗米部の最大容量Qに基づいて設定すると、水量不足に陥ることがなくなり、炊飯量に対して水量を多く必要とする粥飯炊飯に際して便利である(請求項3)。
洗米部から米を受けて炊飯する炊飯部を設け、制御部には通常炊飯を行う通常炊飯モードと粥飯炊飯を行う粥飯炊飯モードとを備え前記炊飯量Sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって通常炊飯モード又は粥飯炊飯モードに切り替えるべく構成してなるから、洗米処理後の炊飯工程移行に伴なっても水加減処理に対応した炊飯処理を施すことができるものである(請求項4)。
洗米部から米を受けて炊飯する炊飯部を複数に設け、該複数の炊飯部は通常炊飯モードに設定した加熱部と粥飯炊飯モードに設定した加熱部に構成し、洗米部に供給される炊飯量Sが所定量Aを越えるか否かによって対応する炊飯部に供給すべく構成してなるから、複数の炊飯部を予め通常炊飯または粥飯炊飯に仕様を設定しておくことにより、モードの切替手段を不要としながら、炊飯釜を通常炊飯用専用または粥飯用専用とすることができ、構成を簡単化する(請求項5)。
本発明の実施の形態について、以下図面に基づいて詳細に説明する。
コ型又は角筒材を縦横に枠組みする支持部材1は、下部にキャスタを備えた長方形状の台枠1aと、所定幅及び所定高さの左右支柱1b,1bと、左右支柱1b,1b間に支架した複数の横桟1c,1c…により構成されている。
上記横桟1cには各機材を装着すべく平板状の仕切り部材3を設け、その上部に貯米タンク4を設け、この貯米タンク4の下方には洗米タンク5を設け、洗米タンク5の下方には、間隔をおいて炊飯装置6を配置する。この炊飯装置6は炊飯釜7、釜加熱用ガス台8と引出式の架台9等から構成されている。
貯米タンク4は、断面方形状の上部の主タンク4aと、下部の漏斗状ホッパ部4bとからなり、このホッパ部4bの下端部に計量ドラムケース10が取り付けられている。該計量ドラムケース10内には、円筒状で切欠き部11を形成したドラム部11aと、前後の側壁部12a,12bとからなる計量ドラム13を設け、該前後の側壁部12a,12bを貫通すべく横軸14によって回転自在にドラムケース10に支持している。またこの軸14を直接連動すべくドラムケース10の後面側にモータ15を装着し、貯米タンク4から切欠き部11を介して計量ドラム13に一定量ずつ流下した米が充填され、回転によって切欠き部11位置が下方に反転してドラムケース10に形成した排出口16に至ると計量ドラム13から流下排出される構成である。
前記仕切り部材3には排出口16に対応する開口17を備え、上記計量ドラム13を所定回転数だけ回転させることで、所定量の米を貯米タンク4から洗米タンク5に繰り出すよう構成されている。又、その繰り出し回数をカウントする回転センサ(図示せず)の検出によって所定量を供給できる構成としている。
上記ドラムケース10と漏斗状ホッパ4bとは、一体的に構成され、上部の主タンク4aを取り外した後、このホッパ4bとドラムケース10との一体物は、仕切り部材3から外すことができるよう構成される。即ち、後方側は仕切り部材3に形成したフック状部18にドラムケース10の係合凸状部19を係脱可能に係合部20を設け、前方側にはこれら仕切り部材3とドラムケース10との間に螺子で着脱固定自在の着脱係合ステー21を設け、螺子22を緩めてステー21を螺子部中心に回動することにより、ドラムケース10との係合を解く構成である。ドラムケース10はその下端縁が仕切り部材3の長方形状の開口に嵌合すべく形成されるが、上記の係合ステー21の係合を外してその側を上方にやや持ち上げて上記下端縁の仕切り部材3からの嵌合を解き、前方から手前方向斜めに引き抜くことによって後方側の下端縁の嵌合を解きつつ係合部20の係合から解放できる。
前記貯米タンク2及び計量部は、外方をカバー部材23で覆う構成で、左右側壁及び後側壁は適宜前記仕切り部材3等に固定して設けられ、前側壁23aは例えば正面視右側部を支点として開閉可能な扉形態に構成される。従って、前記貯米タンク2やドラムケース10の点検着脱はこの前側壁23aを解放した状態で行える。なお、24は主タンク4aを上方から着脱自在に施蓋する方形の覆板である。
25は、漏斗状ホッパ部4bの一側(図例では前側)に設けた排米用の排出シャッタで、起立姿勢で排米を遮断し、軸支部回りに回動することによって傾斜案内シュート状になり内部の米を排出できる構成としている。
図7は計量ドラム13部の断面図を示し、漏斗状の下部ホッパ4bとドラムケース10との間に米を傾斜案内するガスケット26a,26bを斜設し、計量ドラム13外周とドラムケース10内周との間隔を米の浸入によってもこれを圧砕しない程度の隙間t(例えば約1mm)を有する構成としている。
前記計量ドラム13はモータ15によって一定方向イに回転、停止を繰り返すが、計量ドラム13の停止位置は図10の実線にて示す位置としている。即ち、漏斗状ホッパ4bの側壁に加振手段(図例では後記空気供給用のポンプ66としている)を回転後方側ガスケット26bの存在側近傍の傾斜壁に装着して内部の米流動の促進を図る構成とし、併せて計量ドラム13はその開口端縁が当該加振側ガスケット26bの回転後位にて停止し、他方の開口端縁は非加振側ガスケット26aの前位にて停止するようになして、上記加振手段の振動によって入り込もうとする米を計量ドラム13をもって遮蔽する一方、非加振側では自然に計量ドラム13内に米を送り込むことにより供給量の精度を安定できる。
洗米タンク5は、図3に示すように、天井部に上記ドラムケース10から供給される米を案内する受け筒部131を備え、中間部に円筒状の胴部と、下部にホッパ状部を持つ構成である、洗米タンク3のホッパ状部の下方にジャケット部132を接続し、ホッパ状部とジャケット部132との境界部に米粒を漏下させない程度の開口を持つ網状体からなるフィルタ133を設けている。
洗米タンク5の中心部には鉛直方向の回転軸134を設け、この回転軸134には棒状体を逆L型に折り曲げ成形した複数の攪拌棒135,135…を、これらの上側端部を軸134に溶接等によって取り付ける。回転軸134は洗米モータ136によりベベルギヤ機構137を介して回転され、回転によってタンク内の米と水とを撹拌すべく構成する。
上記回転軸134は中空軸であり、内側の軸138は外側の中空軸134の内部に上下摺動自在に遊嵌されていて、下方に延出するこの軸138の下端に着脱自在に円錐形状の排米弁139を設ける。該軸138の上端を排米弁駆動用モータ140で駆動するカム141、後記投下アーム等の連動機構により上下動させて、排米弁139の開閉制御がなされる構成である。排米弁139が開くと、洗米タンク5内の米は下方の炊飯装置6の内釜中に落下するよう構成する。
洗米タンク5への水の供給は水道蛇口に連通する主配水管146、上側給水弁147及び2連の可撓性の上給水管148,148、洗米タンク5の天井部の上部給水口149,149を経由する上側給水ルートと、上記主配水管146から分岐して下側給水弁50、配水管51、下部給水口52からジャケット部132を経由する下側給水ルートの2系統で行われる。なお各給水ルートには流量センサを備えている。
即ち、前記ドラムケース10近傍で仕切り部材3をベースにして、主配水管146に通じる2本の上給水管148,148を配設すると共に、仕切り部材3を貫通状に設ける配水管51には下給水管53を接続している。
55は前記電動モータ15と連繋して排出口16を開閉動するシャッタで、モータ15の回転をリンク機構56,57を介してシャッタ支軸58部に連結しドラム開口部が排出口16に一致するときシャッタ55開状態となるよう連動構成している。このため、常時はシャッタ55は閉じ姿勢にあり、洗米タンク3における洗米途中での拡散水の飛散を防いで計量ドラム13内の水の浸入を防止している。
なお、上記の上給水管148,148は平面視において、左右中央線上に位置すべく配置され、この位置は後記の洗米タンク5の平面視左右中央線上に当たるものである。また、この上給水管148,148の配置される位置よりも左側にドラムケース10が位置し、右側には後記の排米弁139用モータ140及び撹拌棒135,135…駆動用洗米モータ136を配置している。
洗米タンク3の下部後方には排水箱60が設けられる。排水口61を有した排水箱60は、上端が洗米タンク3の上部側面に開口するオーバーフロー管62の下端部と、一端部が前記ジャケット部132に連通するジャケット部132の他端部とが接続されている。ジャケット部132からの排水は排水弁64の開閉で行われ、水位弁65で排水しながら洗米タンク5内の水位を調整する。
常時、排水箱60は排水弁64及び水位弁65で閉鎖されているが、洗米タンク5内の水を排水する場合には、ジャケット部132のフィルタ133から、排水弁64及び/または水位弁65、排水箱60及び排水口61を経て排水される。排水弁64及び水位弁65は適宜の開閉出力によって開閉する。また、洗米タンク3内上部には洗米タンク5内の水量を検出する電気接点付きフロートセンサ68を備えている。
前記洗米タンク5への水の供給は、洗米タンク5の天井部の上部給水口148を経由する上部給水ルートと、下部給水口51からジャケット部132を経由する下部給水ルートの2系統で行われる構成とするが、下部給水ルートの下給水管52に並列して、ポンプ66に連通して空気を噴出する空気噴出管67を配置し、下部給水ルートの水と並列して空気を併せてジャケット部132内に噴出する構成としており、下部給水管52、空気噴出管67は、それぞれ図8(b)において、ジャケット部132の中心より偏芯した位置に設けられ、空気と水が混合された旋回流が生じやすくしている。
そして、洗米タンク5での洗米作業時には、洗米タンク5内の回転軸134に設けられている大小の攪拌棒135,135…の回転方向と、下部給水ルートからの水噴出方向及び空気噴出管67からの空気噴出方向を互いに逆方向となるように構成している。
洗米作業時には、攪拌棒135,135…を、図8(b)に示すように、反時計方向に回転させ、下部給水ルートからの水及び空気噴出管67の空気の噴出方向を時計方向に回転するように噴出させる。すると、洗米タンク5内の特に底部近傍において、米は攪拌棒135,135…による撹拌と共に、空気の噴出により気泡が生じて気泡洗米状態となって、高い洗米効果を得ることができる。
次に、炊飯装置の操作について説明する。
まず、コンピュータの制御部69に、炊飯量、洗米時間(攪拌棒135の回転時間)、研米時間(攪拌棒135の回転時間)、洗米タンク乃至釜内での浸漬時間などの炊飯装置稼働に必要な条件を前記カバー部材23の正面側扉部に配設した操作パネル(操作表示装置)70により設定するよう構成する。
図9には、上記操作パネル(操作表示装置)70のスイッチカバー71を閉じた状態(図9(a))と開いた状態(図9(b))を示している。この操作パネル70には、工程表示部72、予約スイッチ73、設定スイッチ群74、スタートスイッチ75、ヘルプスイッチ76等が配置され、下方には液晶表示画面77を備えている。上記工程表示部72には米の計量、洗米及び浸し(浸漬)からなる予備工程と、釜の準備、浸し(浸漬)、点火、炊飯、むらし、炊き上りからなる炊飯工程を夫々表記し、現在どの工程を実行中であるかを各工程表示部毎に設けたLED78,78…を点灯して識別できるようにし、正常な運転状態では緑色、異常時に赤色の2色に発光するようにして、運転状態を容易に認識できるようにしている。
上記設定スイッチ群74は、上下左右に「UP(+)」「DOWN(−)」及び「送り」の各スイッチを配設してなり、主な設定変更、例えば予定釜数、炊き上がり時刻等の設定を行なえる構成である。
また、操作パネル70の下部には横軸支点で上下に開閉する上記スイッチカバー71を有し、図9(a)に示す当該カバー71を閉じた状態では、液晶表示画面77は通常運転表示画面Aを表示する。この実施例の形態では累計炊飯回数(炊飯釜数に相当する。以下累計釜数という)、連続して炊飯する回数(以下予定釜数という)、一回の炊飯で処理する容量、炊飯の仕方(モード)、炊飯予備工程と炊飯工程における合計浸漬時間、及び、蒸らし時間を表示している。
また、図9(b)はスイッチカバー71を開いた状態を示す。該カバー71にはフォトカプラと反射板とからなるカバー開閉検知手段79と係止部80を設け、該カバー71を開くと、カバー開閉検知手段79がOFFになり、液晶表示画面77は通常運転表示画面Aから即座に炊飯条件を設定できる画面を表示し、以下この画面を炊飯条件設定画面Bという。炊飯条件設定画面Bは、炊飯量、水加減、洗い方、浸し時間、蒸らし時間、炊飯の仕方(モード)、点火方法の中のいずれかの炊飯条件が設定できる画面であり、各炊飯条件に対応した位置にある設定スイッチ81,81…で、その炊飯条件を決めることができるようになっている。82は操作パネル70の下方に配置した電源スイッチである。
上記制御部69は、次の機能をも併せて備えるものである。即ち、白米を通常の水加減の元に炊飯する通常炊飯モードと水加減量を通常炊飯モードよりも多くし、特有の加熱プログラムに従って炊飯する粥飯炊飯モードとを備え、夫々特有の水加減に設定しうるものとなっている。なお、この通常炊飯モードと粥飯炊飯モードとは、炊飯量Sと予め制御部69に設定された所定量Aとの対比によって自動設定される構成である。
例えば、所定量Aとの対比において、設定した炊飯量Sが多いときは(S≧A)、「通常炊飯モード」に設定される。また、この設定した炊飯量Sが少ないときは(S<A)、「粥飯炊飯モード」に設定される。
上記の「通常炊飯モード」と「粥飯炊飯モード」との相違によって、水加減及び炊飯加熱プログラムが異なり、夫々制御部69に記憶されたプログラムに従って制御運転される構成である。例えば、水加減処理については、図11に示すように水加減処理に入ると、まず所定量A(2升」に設定している)と設定炊飯量Sとを比較し(S101)、2升以上のときは通常水加減モードに設定され(S102)、2升未満のときは粥飯水加減モードに設定される(S103)。具体的には洗米タンク5からのオーバフロー状態から水位弁65で水位調節するための水位弁65開時間Tを各モード用に設定したテーブル乃至は関係グラフに基づいて設定する。通常水加減モードでは、水位弁65の開時間TがTSにセットされ(S104)、粥飯水加減モードではTNに設定されるものとなる(S105)。このようなモード設定及び水位弁開時間の選定が行われると、排水弁・水位弁の双方が閉じ(S106)、給水が行われる(S107)(本実施例では下給水としているが、上給水であってもよく、上下両同時給水を選択できる構成でもよい)。
やがてオーバーフローセンサ68がオンするが(S108)、下給水を停止し(S109)水位弁65を開動作させる(S110)。そしてこの水位弁65の開に伴なって洗米タンク5から排水し、所定時間経過後これを閉じることによって所望の水位、即ち水加減を得る(S112〜S115)。ここで、通常水加減モードのときは、前記の水位弁開時間としてTSを呼び出し(S115)、炊飯量の約1.2倍程度の炊飯水を確保すべくなしている。また、粥飯水加減モードでは水位弁開時間としてTNを呼び出す(TS<TN)(S114)。
もって、これらの時間をタイマセットによって管理し、タイマが上記時間の経過を出力すると、タイマアップし水位弁65は閉じ(S116)、所定の水加減が終了する。
次いで、炊飯工程にいたると、その処理手順について、図12に示すように、通常炊飯モード設定と粥飯炊飯モード設定とが選択設定される。通常炊飯モードでは通常炊飯用の加熱プログラムに沿って炊飯処理され、粥飯炊飯モードでは後述の加熱プログラムに沿って炊飯処理される。
なお、上記の所定量Aは、洗米タンク5の最大容量Qを勘案して設定する。炊飯量Sと必要な水加減量Wとは、比例関係にあり、例えばW=pS+q(p、qは定数)となる。従って、全量ではS+W=S+pS+q=(1+p)S+qである。最大容量Qを勘案するときは、Q<(1+p)S+qを満たす炊飯量Sの最大値を設定値Aとするとよい。
また、通常炊飯用水加減の場合と粥飯炊飯用水加減の場合とで、前記定数pが相違するため、設定値Aも当然に相違する。つまり、通常炊飯用水加減量WSと粥飯用水加減量WNとは、WS<WNの関係にあり、通常炊飯用の定数p(=ps)に対し、粥飯炊飯用の定数p(=pn)が数倍と大きいため、設定量Aは粥飯炊飯用の値が選択される(図13)。
次に、図10に基づき排米弁139の駆動構成の実施例について説明する。
この排米弁139の駆動構成は、排米弁139を排米軸138から取り外して清掃した後、再び装着するとき、排米軸138が上下に摺動しないように固定し、装着し易くするものである。
中空の回転軸134内には排米軸138が上下摺動自在に遊嵌されていて、排米軸138の下端に排米弁139を取り付けている。洗米タンク5上部の取付部材にはシーソー状に上下動する投下アーム92の中間部を軸支し、投下アーム92の一端を排米軸138の上端にピン93連結し、投下アーム92の他端部に設けたローラ94に排米弁駆動用モータ140で矢印方向に駆動される投下カム141を接動可能に連係し、排米弁139を上下動させて洗米タンク5下部開口を開閉する構成である。なお、投下アーム92の一端側の下方への回動を所定位置で停止させるストッパ95を設けている。
図10実線に示す状態では、投下カム141の大径部が投下アーム92のローラー94に当接し、投下アーム92の左側ブームを持ち上げ、投下アーム92を介して排米軸138及び排米弁139を持ち上げ、排米弁139を閉鎖状態としている。次いで、投下カム141が更に反時計方向に回動すると、投下アーム92の左側部を押圧しながら回転し、その大径部がローラー94から離れると、投下アーム92の左側が排米弁139等の自重により下動し、排米軸138も下動し排米弁139は開状態となる(図10仮想線)。
上例の作用について説明する。
電源スイッチ82をオンにし、操作パネル70の各操作に従って炊飯条件の設定を行ない、各種の炊飯条件を設定の後、スタートスイッチ75をオンすると、図14で示す炊飯フローのように運転開始される。
即ち、まず電源スイッチをオン(ステップ1)後、炊飯条件の設定入力を行い(ステップ2)、スタートスイッチ75を押すと(ステップ3)、ステップ4で貯米タンク4の米を計量ドラムで計量し、洗米タンク5に設定量の米を供給し、ステップ5で洗米する。
ステップ5の洗米工程は、水をたれ流しながら米を攪拌する糠抜き工程、一旦給水した後水切りし米を湿潤状態で攪拌する研米工程、所定水位で米を攪拌する荒ゆすぎ工程、水をタンクよりオーバーフローしながら攪拌する仕上げゆすぎ工程からなる。
上記ステップ5の洗米工程の次は、ステップ6の水加減処理工程に進む。このステップ6では、図11のフローに基づき前述の要領で「通常炊飯用水加減モード」または「粥飯炊飯用水加減モード」に設定され、かつ洗米タンク3内の米の量、米の質、気温、水温等に見合った水量をマイクロコンピュータが計算して、洗米タンク5に給水し、洗米タンク5の満水後に、水位弁65を算出された時間分、即ちTS又はTN「開」して水加減をする。
通常炊飯における水加減は炊飯量の約1.2倍程度であるのに対し、粥飯炊飯における水加減は、炊飯量の約5倍程度の水量を要するから、格段に相違する。炊飯釜に収容しうる量には制限があり、業務用の炊飯機を用いて通常炊飯で5升の炊飯が可能であっても粥飯炊飯は2升以下である。所定量を超えるか否かによって、制御部69にて自動的に「通常炊飯用水加減モード」か「粥飯炊飯用水加減モード」かが選択され、それに基づいて所定の水加減を得る構成であるから、作業者の側で通常炊飯又は粥飯炊飯であるかの選択設定操作を不要として操作の簡単化が図れる。
ステップ7では、洗米タンク5内の洗米済の米とステップ3の水加減の計量された水が、排米弁139の開閉により炊飯釜7に投下される。
ステップ8では、炊飯釜7内の米は規定時間にわたり水に浸漬される。規定時間経過後に、ステップ9で点火、ステップ10で炊飯、ステップ11で蒸らしを行い、ステップ12で炊き上り、所定の米飯ができあがる。
尚、スタートスイッチ75をオンする前に、予約スイッチ操作によって予約画面を出力し、炊き上がり時刻等を予約設定することにより予定の時刻に炊きあげることができる。
図15の洗米炊飯装置は、その躯体フレーム96上で貯米部と洗米部を左右にスライド可能に構成し、スライド位置で洗米部から洗米を受けるように左右の炊飯装置を備える。即ち、コ型又は角筒材を縦横に枠組みするフレーム96は、下部にキャスタを備えた長方形状の台枠96aと、所定幅及び所定高さの左右支柱96b,96bと、左右支柱96b,96b間に支架した複数の横桟96c,96c…により構成され、この横桟96c,96cに沿って左右に移動可能に設ける横移動フレーム97に、貯米タンクや洗米タンクなどを支持する構成である。この横移動フレーム97は、上部の平面状の横フレーム部97aと、横フレーム部97aの後端部に連結されている縦フレーム部97bとで、側面視L型に構成されている。
上記横フレーム97aに前記実施例の仕切り部材を構成し、その上部に貯米タンク98を、下方には洗米タンク99を夫々設ける構成である。
また、洗米タンク99の下方には、間隔をおいて炊飯装置100を配置する。この炊飯装置100は炊飯釜、釜加熱用ガス台と引出式の架台等から構成されている。なお、炊飯装置100は左右2連に設けられ、上記横移動フレーム97に沿う左右移動に伴って、貯米タンク98と洗米タンク99の一体型タンクが左・右各炊飯装置100a,100bの上位置に各対向しうる構成である。
これら左右の炊飯装置100a,100bは、一方が白飯等の比較的硬い範囲、他方が粥飯等の比較的軟い範囲で炊飯する専用炊飯釜である。制御部は、設定炊飯量に基づいて「通常炊飯モード」または「粥飯炊飯モード」のいずれかを選択し、併せて「通常炊飯用水加減モード」または「粥飯炊飯用水加減モード」のいずれかを選択すべく判定制御する。そして左右の炊飯装置100a,100bの一方を選択するべく、貯米部と洗米部のスライドを含め、対応する炊飯処理を統括制御する。このように構成することにより、水加減に応じた専用の炊飯部によってそれぞれに最適な炊飯処理が可能となる。
図16の洗米炊飯装置は、大きな貯米部103に図示せぬ計量部と切換弁とを内設し、切換弁の切換口と連通して左右の洗米タンク101,101とそれぞれから洗米を受けるように左右の炊飯装置102a,102bを備える。これら左右の炊飯装置102a,102bは、一方が白飯等の比較的硬い範囲、他方が粥飯等の比較的軟い範囲で炊飯する専用炊飯釜である。制御部は、上記と同様に設定炊飯量に基づいて「通常炊飯モード」または「粥飯炊飯モード」のいずれかを選択し、併せて「通常炊飯用水加減モード」または「粥飯炊飯用水加減モード」のいずれかを選択すべく判定制御する。そして左右の炊飯装置102a,102bの一方を選択するべく、切換弁を含め、対応する炊飯処理を統括制御する。このように構成することにより、前記同様に、水加減に応じた専用の炊飯装置によってそれぞれに最適な炊飯処理が可能となる。
以上の実施例では、洗米の必要な米処理について説明したが、所謂無洗米においても同様に効果がある。すなわち、洗米処理を省略する無洗米の場合であっても、炊飯量Aを基準に洗米タンク5(あるいはこれに代わる容器でもよい)にて所定量の水加減を行わせるものであるから、この炊飯量と水加減量との関係から各請求項に開示の構成をとって操作の容易化をはかることができる。
また上記実施例では、水加減を洗米タンクの満量状態から水位弁65の開放によって順次減じながら所定水量を確保する形態としたが、この形態に限らず例えば、流量センサを設けて給水量を管理する構成でもよい。
つぎに、粥飯専用の炊飯容器(炊飯内釜)について説明する。図17は粥飯専用の炊飯容器の一部破断側面図、図18はその平面図である。炊飯容器31は、その本体開口を塞いで中心部が高い中高形状の上蓋32を着脱可能に備え、この上蓋32には、比較的小さい中心孔32aを形成し、この中心孔32aを塞ぐようにスライドシャッタ33を開閉可能に取付ける。
炊飯容器31の本体部開口周縁は、さらに拡径して外周壁31aを立ち上げ、この外周壁31aは、少なくとも上蓋32の中段を越える高さまで立ち上げることにより、上蓋32の上側に及ぶ液溜まり部Aを形成する。上蓋32の外周部には、例えば、3ヶ所等配した複数の半径線位置についてそれぞれ、炊飯時の内圧を抜くための1つの圧抜孔36と炊飯時に吹出した炊飯液を戻すための複数の戻し孔35…を貫通形成する。その一つの半径線位置を炊飯容器31の左右の受部31b、31bの方向に合わせる。
詳細には、上蓋32の外周には、図19(a)の拡大断面図のように、外周壁31aの上端位置より低い壁状の立上がり部34aを形成し、または、図19(b)の拡大断面図のように、一様に傾斜する傾斜部34bを形成した上で、この立上がり部34a、または、傾斜部34bの下部に上記複数の戻し孔35…を集合して配置し、また、上記圧抜孔36は、立上がり部34a、または、傾斜部34bからその内方に高まる中段部37に、外周壁31aの上端高さに略相当する位置に配置する。
スライドシャッタ33は、その中心にノブ38を突設し、上蓋32の中心孔32aの上方に一定の隙間Gを確保するべくカラー39…を介してシャッタフレーム33aを取付ける。詳細には、図17の炊飯容器のA部拡大図を図20に示すように、隙間Gは、中心孔32aから大気に到るまでの流路抵抗によって炊飯圧を確保しうる範囲に設定する。
上記構成の炊飯容器31は、水加減が極端に多い軟飯炊きや粥飯炊きの際に、大量の炊飯液が上蓋32の中心孔32aおよび複数の圧抜孔36から吹き出して流下し、この炊飯液は、本体部の外周壁31aによる液溜まり部Aに貯留されるとともに、複数の戻し孔35…から炊飯容器31の内部に還流される。この時、上蓋32の中心孔32aとスライドシャッタ33との間の隙間Gにより、所定の炊飯圧が確保されるとともに、極端な吹きこぼれが低減される。したがって、炊飯容器31は、炊飯条件を損なうことなく、容器外部への吹きこぼれが防止されて衛生面が向上するとともに、炊飯コンロ部の損傷を防止することができる。
つぎに、炊飯部における粥飯炊飯加熱制御について説明する。
炊飯部41は、図21の炊飯加熱システム系統図に示すように、炊飯加熱用の釜42、この釜42を加熱するメーンバーナ43、このメーンバーナ43の着火のためのパイロットバーナ44、バーナ火力制御用の制御部を構成するメーン基板45等から構成される。
釜42は、所要粥飯の水加減済みの米を入れた炊飯内釜を受け、また、釜底サーミスタ46等の温度検知手段を底部に備える。メーンバーナ43は、比例弁47を介して燃料ガス流量を調節可能に構成する。メーン基板45は、操作パネル5を構成する操作基板5a、比例弁47等と接続することにより、操作指令に応じて所定の加熱パターンでメーンバーナ43の火力を調節するほか、釜の装着等を対応センサによって監視しつつ、パイロットバーナ44による種火を確保する。
本発明による事前浸漬による粥飯加熱処理は、図22の炊飯温度線図に示すように、水加減調節による浸漬状態で所定時間の経過の後、釜底サーミスタ46の検出温度に基づいて火力調節することにより、予備炊き、本炊き、蒸らしの各工程を制御部により、順次、処理を進める。予備炊き工程は、沸騰手前の温度t1(≒90℃)に達するまで一様傾斜で急加熱する。本炊き工程は、米の中の澱粉質のアルファー化とその促進のために、予備炊き工程から緩傾斜でt2(≒120℃)まで加熱し、所定時間x(=26分)の経過までその温度に保持する。蒸らし工程は、メーンバーナを完全消火し、目的や好みに応じた温度まで放置する。
仮想線で示す従来の炊飯温度線図によれば、50℃まで急激な予備炊き、90℃までの本炊き1、120℃保持の本炊き2、98℃保持による蒸らし温調とするが、これと比較すると、本発明の炊飯温度制御は、前半の予備炊きにおいて加熱を抑え、後半の本炊きにおいて強火で一気に120℃の高温で26分間本炊き工程(120℃設定時点から120℃に達し、所定温度に保持する工程)に入ることにより、白米の表面形状を保持してさらさらでありながら軟らかい炊飯が可能となる。したがって、従来の蒸らし温調による雑炊状態(白米表面がぶよぶよの状態)を改善して粥飯の品質向上が可能となる。
また、事前浸漬なしに水加減後の即時炊飯による粥飯加熱処理は、図23の炊飯温度パターン線図に示すように、水加減調節した直後に、50℃までの予備炊き1の工程と、50℃14分保持の予備炊き2の工程とを前記炊飯処理に先行することにより、所定時間の事前浸漬に代えることができる。以降のそれぞれの加熱制御およびその作用効果は前記同様である。
本発明の洗米炊飯装置は、軟飯や粥飯等の特に水加減の多い炊飯に際し、簡易な操作により、確実に目的軟度の粥飯を炊飯することができる。
本発明の洗米炊飯装置(第1例)の正面図である。 洗米炊飯機の側面図である。 洗米炊飯機の正断面図である。 貯米タンクと洗米タンクの斜視図である。 貯米タンクと洗米タンクの平面図である。 計量部の側断面図である。 ドラムケースの断面図である。 (a)作用状態を示す側面図。(b)作用状態を示す平面図。 (a)(b)操作パネルの正面図である。 投下アームの作用状態を示す正面図である。 水加減工程フローチャートである。 炊飯工程フローチャートである。 洗米タンク容量と水加減量との関係を示す説明図である。 洗米炊飯機の全体の制御フローチャートである。 本発明の洗米炊飯装置(第2例)の正面図である。 本発明の洗米炊飯装置(第3例)の正面図である。 粥飯専用の炊飯容器の一部破断側面図である。 図17の粥飯専用の炊飯容器の平面図である。 図17の炊飯容器の破断部分拡大図(a)と別例の破断部分拡大図(b)である。 図17の炊飯容器のA部拡大図である。 炊飯釜加熱システム概要図である。 炊飯経過時間−温度特性グラフ(第1例)である。 炊飯経過時間−温度特性グラフ(第2例)である。
符号の説明
4 貯米タンク
5 洗米タンク
6 炊飯装置本体
13 計量ドラム
69 制御部
70 操作パネル

Claims (5)

  1. 炊飯用の米を貯留する貯米部と、この貯米部から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部と、この計量部から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部とを備えるものにおいて、
    操作盤に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、この炊飯量S又は洗米量sが予め設定した所定量A未満のときには粥飯処理モードに設定する制御部を構成してなる炊飯処理装置。
  2. 炊飯用の米を貯留する貯米部と、この貯米部から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部と、この計量部から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部とを備えるものにおいて、
    操作盤に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、この炊飯量S又は洗米量sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって通常炊飯による水加減モード又は粥飯炊飯による水加減モードに設定する制御部を構成してなる炊飯処理装置。
  3. 予め設定した所定量Aを洗米部の容量Qに基づいて設定してなる請求項2に記載の炊飯処理装置。
  4. 炊飯用の米を貯留する貯米部と、この貯米部から炊飯処理要求に係る炊飯量の米を計量して送出する計量部と、この計量部から受けた米を洗米した後に所要の水加減に調節する洗米部と、洗米部から米を受けて炊飯する炊飯部とを備えるものにおいて、
    操作盤に炊飯量S又は洗米量sを設定する手段を設け、制御部には通常炊飯を行う通常炊飯モードと粥飯炊飯を行う粥飯炊飯モードとを備え前記炊飯量Sが予め設定した所定量Aを超えるか否かによって通常炊飯モード又は粥飯炊飯モードに切り替えるべく構成してなる洗米処理装置。
  5. 洗米部から米を受けて炊飯する炊飯部を複数に設け、該複数の炊飯部は通常炊飯モードに設定した加熱部と粥飯炊飯モードに設定した加熱部を備え、洗米部に供給される炊飯量Sが所定量Aを越えるか否かによって対応する炊飯部に供給すべく構成してなる請求項4に記載の洗米処理装置。
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