JP2016115546A - シート貼付装置 - Google Patents

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【課題】容易にかつ精度良く端子にシートを貼り付けることが可能なシート貼付方法及びシート貼付装置を提供すること。【解決手段】端子に形成されたU字状のバレル部3の内面に止水用のシート6を貼り付けるシート貼付装置であって、バレル部3内にシート6を介して押し込まれる圧着ヘッド32と、バレル部3の両側を外側から押圧して内側へ変形させる一対の押圧板52を有する押圧機構51と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、端子にシートを貼り付けるシート貼付装置に関する。
加締めることで電線と圧着されるU字状のバレル部を有する端子として、バレル部における電線の被覆部分に加締められる部分の内面に止水材を設け、この止水材によって電線の被覆との隙間を塞いで止水するものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2014−182957号公報 特開2014−160591号公報
ところで、バレル部に対して止水材の位置がずれていたり、バレル部に密着されていないと、加締め後に電線の被覆部分との間における良好な止水性能が得られないおそれがある。一方、端子のバレル部は、電線の端部を受け入れるために、予めU字状に形成されている。したがって、このU字状のバレル部の内面の所定位置に精度良く止水材を塗布する塗布作業や、シート状の止水材を端子のU字状のバレル部の内面に隙間なく貼り付ける貼付作業は、極めて困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易にかつ確実に端子にシートを貼り付けることが可能なシート貼付装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るシート貼付装置は、下記(1)及び(2)を特徴としている。
(1) 端子に形成された凹状のバレル部の内面に止水用のシートを貼り付けるシート貼付装置であって、
前記バレル部内に前記シートを介して押し込まれる圧着ヘッドと、
前記バレル部の両側を外側から押圧して内側へ変形させる一対の押圧板を有する押圧機構と、
を備えることを特徴とするシート貼付装置。
(2) 前記圧着ヘッドは、その表面に形成された複数の吸引孔によって前記シートを吸着して保持することを特徴とする(1)に記載のシート貼付装置。
上記(1)の構成のシート貼付装置では、圧着ヘッドがシートを介して端子のバレル部内に押し込まれ、バレル部の両側が一対の押圧板によって外側から押圧されて内側へ変形すると、シートとバレル部が圧着ヘッドと押圧板によって挟持される。これにより、凹状のバレル部の内面に止水用のシートを押し付けることができ、バレル部の内面の所定位置にシートを確実かつ容易に隙間なく貼り付けることができる。したがって、バレル部に電線を加締めて圧着した際に、電線の被覆部分との間における良好な止水性能を得ることができる。また、押圧板でバレル部を内側へ押圧して変形させることで、バレル部へのシートの貼り付けとともにバレル部の成形も行うことができる。したがって、バレル部の幅を正規の形状よりも予め広めに形成しておき、シートの貼り付け時に押圧板で押圧してバレル部の幅を狭めて正規の形状に形成することができる。このようにすれば、シートの貼付工程において、バレル部へ押し込まれる圧着ヘッドのバレル部との干渉を抑制することができる。
上記(2)の構成のシート貼付装置では、圧着ヘッドにシートを保持させてバレル部内に押し込んで、押圧板でバレル部を内側へ押圧して変形させることで、容易に端子のバレル部の内面にシートを貼り付けることができる。これにより、端子のバレル部へのシートの貼付作業性を向上させることができる。
本発明によれば、容易にかつ確実に端子にシートを貼り付けることが可能なシート貼付装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るシート貼付装置を説明する図であって、図1(a)はシート貼り付け前におけるシート貼付装置の斜視図、図1(b)はシート貼り付け時におけるシート貼付装置の斜視図である。 図2は、セパレータにシートが保持されたシートテープの平面図である。 図3は、押圧機構による押圧動作を説明する図であって、図3(a)は、押圧板による押圧前の端子のバレル部の概略断面図、図3(b)は、押圧板による押圧時の端子のバレル部の概略断面図である。 図4は、シート貼付装置によって端子のバレル部へシートを貼り付ける際の各工程を説明する図であって、図4(a)から図4(f)は、それぞれシート貼付装置の斜視図である。 図5は、圧着ヘッドと押圧板によって端子のバレル部にシートを貼り付ける他の実施形態を説明する図であって、図5(a)から図5(f)は、それぞれ各作業工程における斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るシート貼付装置を説明する図であって、図1(a)はシート貼り付け前におけるシート貼付装置の斜視図、図1(b)はシート貼り付け時におけるシート貼付装置の斜視図である。図2は、セパレータにシートが保持されたシートテープの平面図である。図3は、押圧機構による押圧動作を説明する図であって、図3(a)は、押圧板による押圧前の端子のバレル部の概略断面図、図3(b)は、押圧板による押圧時の端子のバレル部の概略断面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態に係るシート貼付装置11は、端子1に対して、止水用のシート6を貼り付ける装置である。
端子1は、例えば、銅または銅合金などの導電性金属材料から形成されたもので、プレス加工によって成形されたものである。端子1は、相手方端子と接続される接続部2と、電線が圧着されるU字状のバレル部3とを有している。端子1は、そのバレル部3側が長尺の帯状に形成されたキャリア4に連結されている。端子1は、キャリア4の長手方向に間隔をあけて連結されている。キャリア4には、バレル部3との連結箇所に対応する位置に、端子位置決め孔5が形成されている。キャリア4は、端子搬送機構(図示略)によって長手方向に沿って移動される。これにより、キャリア4に連結された端子1は、キャリア4の移動に伴って順に搬送される。
端子1のバレル部3に貼り付けられるシート6は、ゴム等の弾性を有する材料をシート状に形成したものである。シート6は、U字状のバレル部3の内面側に貼り付けられる。シート6は、バレル部3への貼付面側である下面に接着剤が塗布されており、この接着剤によってバレル部3に貼り付けられる。シート6は、シートテープ7の状態でシート貼付装置11に送り込まれる。シート6は、シートテープ7における長手方向に間隔をあけた位置に配置されている。
図2に示すように、シートテープ7は、剥離紙8とセパレータ9とを有しており、シート6は、剥離紙8とセパレータ9との間に挟まれた状態で保持されている。シート6は、下面からなる貼付面を剥離紙8側に向けて剥離紙8上に配置されている。剥離紙8は、その表面がシリコンでコーティングされており、これにより、シート6の接着材が塗布された貼付面から容易に剥離可能とされている。セパレータ9は、剥離紙8上に間隔をあけて配置されたシート6の上面側に配置されている。セパレータ9は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなるフィルムであり、シート6側の下面にはシート6の貼付面の接着剤よりも十分に弱い粘着力を有する粘着剤がコーティングされている。これにより、セパレータ9は、シート6の上面に貼り付いた状態とされている。セパレータ9は、剥離紙8よりも大きな幅寸法を有している。セパレータ9の一側部側には、剥離紙8からはみ出した部分に、シート位置決め孔10が長手方向へ間隔をあけて形成されている。これらのシート位置決め孔10は、それぞれのシート6の側方に形成されている。
シート貼付装置11は、搬送ステージ21と、貼付機構31と、搬送機構41と、押圧機構51とを備えている。
搬送ステージ21は、長尺の板状に形成されており、その上部に溝状の搬送路22を有している。搬送路22には、シート6を有するシートテープ7が搬送方向Aへ向かって送り込まれる。搬送ステージ21の搬送路22には、長手方向の略中間部に、開口部23が形成されている。搬送路22へ送り込まれるシートテープ7は、その最下層の剥離紙8が開口部23で下方へ折り返される。搬送ステージ21におけるシートテープ7の搬送方向Aの上流側には、剥離紙巻取ロール(図示略)が設けられており、開口部23で搬送ステージ21の下方へ折り返された剥離紙8が剥離紙巻取ロールによって巻き取られる。これにより、シートテープ7は、開口部23の上流側の縁部において剥離紙8が剥がされ、剥離紙8のない状態で下流側へ搬送される。これにより、開口部23の上流側の縁部よりも下流側では、シート6は、セパレータ9の下面側に保持された状態で搬送される。搬送ステージ21は、その下方側が端子搬送経路24とされており、この端子搬送経路24をキャリア4に連結された端子1が端子搬送機構によって搬送方向Aへ向かって搬送される。
貼付機構31は、搬送ステージ21における開口部23の上方に設けられている。貼付機構31は、圧着ヘッド32と、位置決めヘッド33とを有している。これらの圧着ヘッド32及び位置決めヘッド33は、それぞれ昇降機構(図示略)によって昇降可能とされている。
圧着ヘッド32は、下部が端子1のバレル部3の内面形状に沿うU字状の外形とされている。圧着ヘッド32は、搬送ステージ21の搬送路22の上方の待機位置(図1(a)に示す位置)と、搬送路22の開口部23を通り、搬送ステージ21の下方側に配置される端子1のバレル部3内に入り込んだ圧着位置(図1(b)に示す位置)との間で昇降される。圧着ヘッド32が待機位置から圧着位置に下降されると、圧着ヘッド32によって、シート6がセパレータ9とともに押し下げられ、端子1のバレル部3に押し込まれる。
位置決めヘッド33は、その下部の外形がU字状とされている。位置決めヘッド33には、その下端部に、下方へ延在する位置決めピン34が設けられている。位置決めピン34は、シートテープ7のセパレータ9に形成されたシート位置決め孔10及びキャリア4に形成された端子位置決め孔5に挿通可能な外径を有している。位置決めヘッド33は、位置決めピン34の下端が搬送ステージ21の搬送路22の上方に配置された待機位置(図1(a)に示す位置)と、搬送路22の開口部23を通り、搬送ステージ21の下方側に配置されてキャリア4に当接した位置決め位置(図1(b)に示す位置)との間で昇降される。位置決めヘッド33が下降される際に、セパレータ9のシート位置決め孔10及びキャリア4の端子位置決め孔5が位置決めピン34の軸線を通る位置に配置される。これにより、位置決めヘッド33が位置決め位置まで下降されることで、位置決めピン34は、セパレータ9のシート位置決め孔10及びキャリア4の端子位置決め孔5に挿通され、キャリア4の下方側へ突出される。
搬送機構41は、上流側搬送部42と、下流側搬送部43とを有している。上流側搬送部42及び下流側搬送部43は、それぞれ昇降機構(図示略)によって昇降可能とされている。また、これらの上流側搬送部42及び下流側搬送部43は、それぞれ移動機構(図示略)によって搬送路22に沿って移動可能とされている。
上流側搬送部42は、貼付機構31よりも搬送方向Aの上流側に配置されている。上流側搬送部42は、その下端部に、係止ピン44を有している。係止ピン44は、シートテープ7のセパレータ9に形成されたシート位置決め孔10に挿通してセパレータ9を係止可能な外径を有している。上流側搬送部42は、係止ピン44がシートテープ7よりも上方に配置された非係止位置と、係止ピン44がシートテープ7のセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれてセパレータ9を係止した係止位置との間で昇降される。
下流側搬送部43は、貼付機構31よりも搬送方向Aの下流側に配置されている。下流側搬送部43は、その下端部に、係止ピン45を有している。係止ピン45は、シートテープ7のセパレータ9に形成されたシート位置決め孔10に挿通してセパレータ9を係止可能な外径を有している。下流側搬送部43は、係止ピン45がシートテープ7よりも上方に配置された非係止位置と、係止ピン45がシートテープ7のセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれてセパレータ9を係止した係止位置との間で昇降される。
押圧機構51は、端子搬送経路24の下方に設けられている。押圧機構51は、搬送ステージ21の開口部23を介して貼付機構31と対向する位置に配置されている。押圧機構51は、一対の押圧板52を備えている。これらの押圧板52は、開口部23の下方に配置された端子1のバレル部3の両側に配置されている。押圧板52は、互いに近接する縁部側が端子1に沿う軸線を中心に回動可能に支持されている。それぞれの押圧板52は、互いに逆方向へ回動され、端子1のバレル部3から離れた待機位置と端子1のバレル部3を押圧して内側へ変形させる押圧位置との間で移動される。
図3(a)に示すように、圧着ヘッド32が圧着位置に下降され、圧着ヘッド32によって、シート6がセパレータ9とともに端子1のバレル部3に押し込まれると、図3(b)に示すように、押圧機構51の待機位置に配置されていた各押圧板52が内側(図3(b)中矢印B方向)へ回動されて押圧位置に配置される。これにより、バレル部3が内側(図3(b)中矢印C方向)へ押圧されて変形される。これにより、シート6とバレル部3とが圧着ヘッド32と押圧板52とで挟持され、シート6の貼付面が端子1のバレル部3の内面に押し付けられ、シート6がバレル部3に貼り付けられる。
次に、上記構成のシート貼付装置11によって端子1のバレル部3にシート6を貼り付ける場合について説明する。
図4は、シート貼付装置によって端子のバレル部へシートを貼り付ける際の各工程を説明する図であって、図4(a)から図4(f)は、それぞれシート貼付装置の斜視図である。
図4(a)に示すように、シート貼付装置11がシート貼付準備状態とされる。このシート貼付準備状態では、搬送ステージ21の開口部23の下方に、シート6が貼り付けられていない未貼付の端子1が配置される。また、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43の係止ピン44,45がセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれてセパレータ9が保持され、セパレータ9における剥離紙8が剥がされた箇所に保持されているシート6が搬送ステージ21の開口部23に配置される。
(位置決め工程)
図4(b)に示すように、貼付機構31の位置決めヘッド33が下降し(図4(b)中矢印D参照)、この位置決めヘッド33の位置決めピン34が、セパレータ9のシート位置決め孔10及びキャリア4の端子位置決め孔5に挿通され、シート6と端子1とが位置決めされる。
(貼付工程)
位置決めヘッド33の下端が圧着ヘッド32の下端と同一高さ位置とされると、位置決めヘッド33とともに圧着ヘッド32が下降する(図4(b)中矢印D参照)。これにより、開口部23において、セパレータ9が圧着ヘッド32と位置決めヘッド33によって押し下げられる。このとき、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43が、開口部23で下方側へ引き込まれるセパレータ9に追従して開口部23へ向かって移動する(図4(b)中矢印E参照)。これにより、セパレータ9には、圧着ヘッド32と位置決めヘッド33による下方への押下箇所を境とした上流側及び下流側に、弛みが生じない程度の所定の張力が均一に付与される。したがって、セパレータ9に保持されたシート6は、圧着ヘッド32と位置決めヘッド33によって無理なく押し下げられる。
図4(c)に示すように、圧着ヘッド32が圧着位置まで下降して端子1のバレル部3内に押し込まれると、押圧機構51の各押圧板52が回動されて押圧位置へ移動する(図4(c)中矢印B参照)。これにより、バレル部3が押圧板52によって内側へ押圧されて変形され、シート6とバレル部3が圧着ヘッド32と押圧板52とで挟持される。これにより、シート6の貼付面が端子1のバレル部3の内面に押し付けられ、シート6がバレル部3に貼り付けられる。
(離間工程)
図4(d)に示すように、押圧機構51の各押圧板52が回動されて待機位置に移動し、押圧板52によるバレル部3の押圧が解除される。また、貼付機構31の圧着ヘッド32及び位置決めヘッド33が待機位置まで上昇する(図4(d)中矢印F参照)。
(剥離工程)
図4(e)に示すように、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43が、互いに離間する方向へ移動する(図4(e)中矢印G参照)。すると、セパレータ9は、バレル部3に貼り付けられたシート6を境に両側へ引っ張られ、開口部23で下方側へ引き込まれた部分に張力が付与されてシート6から引き剥がされ、搬送路22上に戻される。
(送り工程)
図4(f)に示すように、搬送機構41の上流側搬送部42が上昇し(図4(f)中矢印H参照)、係止ピン44がセパレータ9のシート位置決め孔10から引き抜かれ、下流側搬送部43が下流側へ移動する(図4(f)中矢印I参照)。これにより、セパレータ9が搬送方向Aに送られ、次に貼付するシート6が開口部23に配置される。また、端子搬送機構によってキャリア4が搬送方向Aに送り出され、次にシート6が貼付される未貼付の端子1が開口部23の下方側に配置される。その後、搬送機構41の上流側搬送部42が下降し、係止ピン44がセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれる。また、搬送機構41の下流側搬送部43が上昇し、係止ピン45がセパレータ9のシート位置決め孔10から引き抜かれ、さらに、上流側へ移動して下降し、セパレータ9における一つ上流側のシート位置決め孔10に係止ピン45が挿し込まれる。これにより、シート貼付装置11がシート貼付準備状態とされる(図4(a)参照)。
このように、本実施形態に係るシート貼付装置11によれば、圧着ヘッド32がシート6を介して端子1のバレル部3内に押し込まれ、バレル部3の両側が一対の押圧板52によって外側から押圧されて内側へ変形すると、シート6とバレル部3が圧着ヘッド32と押圧板52によって挟持される。これにより、U字状のバレル部3の内面に止水用のシート6を押し付けることができ、バレル部3の内面の所定位置にシート6を確実かつ容易に隙間なく貼り付けることができる。したがって、バレル部3に電線を加締めて圧着した際に、電線の被覆部分との間における良好な止水性能を得ることができる。また、押圧板52でバレル部3を内側へ押圧して変形させることで、バレル部3へのシート6の貼り付けとともにバレル部3の成形も行うことができる。したがって、バレル部3の幅を正規の形状よりも予め広めに形成しておき、シート6の貼り付け時に押圧板52で押圧してバレル部3の幅を狭めて正規の形状に形成することができる。このようにすれば、シート6の貼付工程において、バレル部3へ押し込まれる圧着ヘッド32のバレル部3との干渉を抑制することができる。
次に、端子1のバレル部3にシート6を貼り付ける他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図5は、圧着ヘッドと押圧板によって端子のバレル部にシートを貼り付ける他の実施形態を説明する図であって、図5(a)から図5(f)は、それぞれ各作業工程における斜視図である。
図5(a)に示すように、シート6は、剥離紙8上に保持された状態で搬送板61上へ送り込まれる。剥離紙8は、搬送板61の縁部で裏側へ折り返される。これにより、シート6は、搬送板61の縁部で剥離紙8から剥がされる。搬送板61の縁部における上方には、シート吸着器62が設けられている。シート吸着器62は、筒状に形成されており、その下端部は網状の吸着面63を有している。このシート吸着器62は、吸着面63から外気を吸引することで、剥離紙8から剥がされたシート6を吸着面63に吸着して保持する。
図5(b)に示すように、シート吸着器62は、シート屈曲器65の上方に移動して吸引を解除することで、このシート屈曲器65の表面にシート6を配置させる。シート屈曲器65は、その表面がシリコンでコーティングされており、これにより、表面にシート6が載せられても、このシート6の下面側の接着材が接着しないようになっている。シート屈曲器65は、固定部66と、この固定部66の両側に設けられた回動部67とを有している。回動部67は、固定部66に対して同一方向に延びる軸線を中心に回動可能に連結されており、それぞれ固定部66に対して上方へ回動される。
図5(c)に示すように、このシート屈曲器65上には、圧着ヘッド32が移動される。圧着ヘッド32は、その表面に複数の吸引孔(図示略)を有しており、これらの吸引孔から外気を吸引する。
図5(d)に示すように、シート屈曲器65上に圧着ヘッド32が移動すると、シート屈曲器65は、回動部67が上方へ回動する。これにより、シート屈曲器65上に配置されたシート6が圧着ヘッド32の下部を覆うように曲げられ、圧着ヘッド32に吸着される。
図5(e)に示すように、圧着ヘッド32は、その下部にシート6を吸着しながら端子1のバレル部3上へ移動する。
図5(f)に示すように、下部にシート6を吸着した圧着ヘッド32は、端子1のバレル部3へ向かって圧着位置まで下降する。次いで、押圧機構51の各押圧板52が回動されて押圧位置に移動する。これにより、バレル部3が内側へ押圧されて変形され、シート6とバレル部3とが圧着ヘッド32と押圧板52とで挟持される。これにより、シート6の貼付面が端子1のバレル部3の内面に押し付けられ、シート6がバレル部3に貼り付けられる。
上記の他の実施形態によれば、圧着ヘッド32にシート6を保持させてバレル部3内に押し込んで、押圧板52でバレル部3を内側へ押圧して変形させることで、容易に端子1のバレル部3の内面にシート6を貼り付けることができる。これにより、端子1のバレル部3へのシート6の貼付作業性を向上させることができる。
なお、上記実施形態に係るシート貼付装置11では、圧着ヘッド32の外形形状を変更することで、U字状以外の他の凹状のバレル部3の内面にシート6を貼り付けることも可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るシート貼付装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]及び[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 端子(1)に形成された凹状のバレル部(3)の内面に止水用のシート(6)を貼り付けるシート貼付装置(11)であって、
前記バレル部(3)内に前記シート(6)を介して押し込まれる圧着ヘッド(32)と、
前記バレル部(3)の両側を外側から押圧して内側へ変形させる一対の押圧板(52)を有する押圧機構(51)と、を備えることを特徴とするシート貼付装置。
[2] 前記圧着ヘッド(32)は、その表面に形成された複数の吸引孔によって前記シート(6)を吸着して保持することを特徴とする[1]に記載のシート貼付装置。
1:端子
3:バレル部
6:シート
11:シート貼付装置
32:圧着ヘッド
51:押圧機構
52:押圧板

Claims (2)

  1. 端子に形成された凹状のバレル部の内面に止水用のシートを貼り付けるシート貼付装置であって、
    前記バレル部内に前記シートを介して押し込まれる圧着ヘッドと、
    前記バレル部の両側を外側から押圧して内側へ変形させる一対の押圧板を有する押圧機構と、
    を備えることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記圧着ヘッドは、その表面に形成された複数の吸引孔によって前記シートを吸着して保持することを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
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