JP6063435B2 - シート貼付方法及びシート貼付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端子にシートを貼り付けるシート貼付方法及びシート貼付装置に関する。
加締めることで電線と圧着されるU字状のバレル部を有する端子として、バレル部における電線の被覆部分に加締められる部分の内面に止水材を設け、この止水材によって電線の被覆との隙間を塞いで止水するものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2014−182957号公報 特開2014−160591号公報
ところで、バレル部に対して止水材の位置がずれていたり、バレル部に密着されていないと、加締め後に電線の被覆部分との間における良好な止水性能が得られないおそれがある。一方、端子のバレル部の所定位置に精度良く止水材を塗布する塗布作業や、シート状の止水材を端子のバレル部の所定位置に精度良く貼り付ける貼付作業は、極めて煩雑で手間のかかる作業であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易にかつ精度良く端子にシートを貼り付けることが可能なシート貼付方法及びシート貼付装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るシート貼付方法は、下記(1)及び(2)を特徴としている。
(1) 帯状のキャリアに間隔をあけて連結された端子のバレル部の内面に止水用のシートを貼り付けるシート貼付方法であって、
一方の面に前記シートが間隔をあけて保持された可撓性を有する長尺のフィルムからなるセパレータの前記シートを前記端子の前記バレル部に対向した位置に位置決めして配置させる位置決め工程と、
前記バレル部の内面形状に沿う外形を有する圧着ヘッドを前記セパレータにおける前記シートの保持側と反対側から前記バレル部へ向かって押し付け、前記シートを前記バレル部内に押し込んで前記バレル部の内面に貼り付ける貼付工程と、
前記バレル部から前記圧着ヘッドを離間させる離間工程と、
前記バレル部に貼り付けられた前記シートを境に前記セパレータを両側へ引っ張ることで前記セパレータに張力を付与し、前記シートから前記セパレータを引き剥がす剥離工程と、
を含むことを特徴とするシート貼付方法。
(2) 前記セパレータに形成されたシート位置決め孔と前記キャリアに形成された端子位置決め孔に、位置決めピンを挿通させて前記セパレータの前記シートと前記端子の前記バレル部とを互いに位置決めすることを特徴とする(1)に記載のシート貼付方法。
上記(1)のシート貼付方法では、端子のバレル部の内面に止水用のシートを容易に貼り付けることができる。しかも、バレル部に対して位置決めしたシートを圧着ヘッドで押し付けて貼り付けるので、バレル部の所定位置に精度良くシートを貼り付けることができる。また、バレル部にシートを貼り付けた後に、シートからセパレータを容易に引き剥がすことができる。
上記(2)のシート貼付方法では、セパレータのシート位置決め孔とキャリアの端子位置決め孔に位置決めピンを挿通させることで、セパレータのシートを端子のバレル部に高精度に位置決めすることができる。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るシート貼付装置は、下記(3)から(5)を特徴としている。
(3) 帯状のキャリアに間隔をあけて連結された端子のバレル部の内面に止水用のシートを貼り付けるシート貼付装置であって、
一方の面に前記シートが間隔をあけて保持された可撓性を有する長尺のフィルムからなるセパレータを搬送する搬送機構と、
前記バレル部の内面形状に沿う外形を有する圧着ヘッドを備え、前記圧着ヘッドを前記セパレータにおける前記シートの保持側と反対側から前記バレル部へ向かって押し付け、前記シートを前記バレル部内に押し込んで前記バレル部の内面に貼り付ける貼付機構と、を備え、
前記搬送機構は、前記圧着ヘッドの両側で前記セパレータをそれぞれ保持する一対の搬送部を備え、
前記搬送部は、前記バレル部に前記シートを押し付けた前記圧着ヘッドが前記バレル部から離間した後に互いに離間し、前記バレル部に貼り付けられた前記シートを境に前記セパレータを両側へ引っ張ることで前記セパレータに張力を付与し、前記シートから前記セパレータを引き剥がすことを特徴とするシート貼付装置。
(4) 前記セパレータに形成されたシート位置決め孔と、前記キャリアに形成された端子位置決め孔とに挿通し、前記セパレータの前記シートと前記端子の前記バレル部とを互いに位置決めする位置決めピンを備えることを特徴とする(3)に記載のシート貼付装置。
(5) 前記搬送機構は、一方の前記搬送部による前記セパレータの保持を解除した状態で他方の前記搬送部を一方の前記搬送部から離れる方向へ移動させることで、前記セパレータを搬送させることを特徴とする(3)または(4)に記載のシート貼付装置。
上記(3)の構成のシート貼付装置では、搬送機構で搬送されるシートを保持したセパレータに対して、貼付機構の圧着ヘッドがシートの保持側と反対側からバレル部へ向かって押し付けることで、シートをバレル部内に押し込んでバレル部の内面に容易に貼り付けることができる。また、バレル部にシートを押し付けた圧着ヘッドがバレル部から離間した後に、搬送機構の搬送部が互いに離間してバレル部に貼り付けられたシートを境にセパレータを両側へ引っ張ることで、シートからセパレータを容易に引き剥がすことができる。
上記(4)の構成のシート貼付装置では、セパレータのシート位置決め孔とキャリアの端子位置決め孔に挿通する位置決めピンによって、セパレータのシートを端子のバレル部に高精度に位置決めすることができる。
上記(5)の構成のシート貼付装置では、搬送機構の一対の搬送部によってセパレータを確実に搬送させ、セパレータに保持されたシートを貼付機構によるバレル部への貼付位置へ容易に配置させることができる。
本発明によれば、容易にかつ精度良く端子にシートを貼り付けることが可能なシート貼付方法及びシート貼付装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るシート貼付方法及びシート貼付装置を説明する図であって、図1(a)はシート貼り付け前におけるシート貼付装置の斜視図、図1(b)はシート貼り付け時におけるシート貼付装置の斜視図である。 図2は、セパレータにシートが保持されたシートテープの平面図である。 図3は、シート貼り付け時における端子のバレル部の概略断面図である。 図4は、シート貼付装置によって端子のバレル部へシートを貼り付ける際の各工程を説明する図であって、図4(a)から図4(e)は、それぞれシート貼付装置の斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るシート貼付方法及びシート貼付装置を説明する図であって、図1(a)はシート貼り付け前におけるシート貼付装置の斜視図、図1(b)はシート貼り付け時におけるシート貼付装置の斜視図である。図2は、セパレータにシートが保持されたシートテープの平面図である。図3は、シート貼り付け時における端子のバレル部の概略断面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態に係るシート貼付装置11は、端子1に対して、止水用のシート6を貼り付ける装置である。
端子1は、例えば、銅または銅合金などの導電性金属材料から形成されたもので、プレス加工によって成形されたものである。端子1は、相手方端子と接続される接続部2と、電線が圧着されるU字状のバレル部3とを有している。端子1は、そのバレル部3側が長尺の帯状に形成されたキャリア4に連結されている。端子1は、キャリア4の長手方向に間隔をあけて連結されている。キャリア4には、バレル部3との連結箇所に対応する位置に、端子位置決め孔5が形成されている。キャリア4は、端子搬送機構(図示略)によって長手方向に沿って移動される。これにより、キャリア4に連結された端子1は、キャリア4の移動に伴って順に搬送される。
端子1のバレル部3に貼り付けられるシート6は、ゴム等の弾性を有する材料をシート状に形成したものである。シート6は、U字状のバレル部3の内面側に貼り付けられる。シート6は、バレル部3への貼付面側である下面に接着剤が塗布されており、この接着剤によってバレル部3に貼り付けられる。シート6は、シートテープ7の状態でシート貼付装置11に送り込まれる。シート6は、シートテープ7における長手方向に間隔をあけた位置に配置されている。
図2に示すように、シートテープ7は、剥離紙8とセパレータ9とを有しており、シート6は、剥離紙8とセパレータ9との間に挟まれた状態で保持されている。シート6は、下面からなる貼付面を剥離紙8側に向けて剥離紙8上に配置されている。剥離紙8は、その表面がシリコンでコーティングされており、これにより、シート6の接着材が塗布された貼付面から容易に剥離可能とされている。セパレータ9は、剥離紙8上に間隔をあけて配置されたシート6の上面側に配置されている。セパレータ9は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなるフィルムであり、シート6側の下面にはシート6の貼付面の接着剤よりも十分に弱い粘着力を有する粘着剤がコーティングされている。これにより、セパレータ9は、シート6の上面に貼り付いた状態とされている。セパレータ9は、剥離紙8よりも大きな幅寸法を有している。セパレータ9の一側部側には、剥離紙8からはみ出した部分に、シート位置決め孔10が長手方向へ間隔をあけて形成されている。これらのシート位置決め孔10は、それぞれのシート6の側方に形成されている。
シート貼付装置11は、搬送ステージ21と、貼付機構31と、搬送機構41とを備えている。
搬送ステージ21は、長尺の板状に形成されており、その上部に溝状の搬送路22を有している。搬送路22には、シート6を有するシートテープ7が搬送方向Aへ向かって送り込まれる。搬送ステージ21の搬送路22には、長手方向の略中間部に、開口部23が形成されている。搬送路22へ送り込まれるシートテープ7は、その最下層の剥離紙8が開口部23で下方へ折り返される。搬送ステージ21におけるシートテープ7の搬送方向Aの上流側には、剥離紙巻取ロール(図示略)が設けられており、開口部23で搬送ステージ21の下方へ折り返された剥離紙8が剥離紙巻取ロールによって巻き取られる。これにより、シートテープ7は、開口部23の上流側の縁部において剥離紙8が剥がされ、剥離紙8のない状態で下流側へ搬送される。これにより、開口部23の上流側の縁部よりも下流側では、シート6は、セパレータ9の下面側に保持された状態で搬送される。搬送ステージ21は、その下方側が端子搬送経路24とされており、この端子搬送経路24をキャリア4に連結された端子1が端子搬送機構によって搬送方向Aへ向かって搬送される。
貼付機構31は、搬送ステージ21における開口部23の上方に設けられている。貼付機構31は、圧着ヘッド32と、位置決めヘッド33とを有している。これらの圧着ヘッド32及び位置決めヘッド33は、それぞれ昇降機構(図示略)によって昇降可能とされている。圧着ヘッド32は、下部が端子1のバレル部3の内面形状に沿うU字状の外形とされている。圧着ヘッド32は、搬送ステージ21の搬送路22の上方の待機位置(図1(a)に示す位置)と、搬送路22の開口部23を通り、搬送ステージ21の下方側に配置される端子1のバレル部3内に入り込んだ圧着位置(図1(b)に示す位置)との間で昇降される。
図3に示すように、圧着ヘッド32が待機位置から圧着位置に下降されると、圧着ヘッド32によって、シート6がセパレータ9とともに押し下げられ、端子1のバレル部3に押し込まれる。これにより、シート6の貼付面が端子1のバレル部3の内面に押し付けられ、これにより、シート6がバレル部3に貼り付けられる。
位置決めヘッド33は、その下部の外形がU字状とされている。位置決めヘッド33には、その下端部に、下方へ延在する位置決めピン34が設けられている。位置決めピン34は、シートテープ7のセパレータ9に形成されたシート位置決め孔10及びキャリア4に形成された端子位置決め孔5に挿通可能な外径を有している。位置決めヘッド33は、位置決めピン34の下端が搬送ステージ21の搬送路22の上方に配置された待機位置(図1(a)に示す位置)と、搬送路22の開口部23を通り、搬送ステージ21の下方側に配置されてキャリア4に当接した位置決め位置(図1(b)に示す位置)との間で昇降される。位置決めヘッド33が下降される際に、セパレータ9のシート位置決め孔10及びキャリア4の端子位置決め孔5が位置決めピン34の軸線を通る位置に配置される。これにより、位置決めヘッド33が位置決め位置まで下降されることで、位置決めピン34は、セパレータ9のシート位置決め孔10及びキャリア4の端子位置決め孔5に挿通され、キャリア4の下方側へ突出される。
搬送機構41は、上流側搬送部(搬送部)42と、下流側搬送部(搬送部)43とを有している。上流側搬送部42及び下流側搬送部43は、それぞれ昇降機構(図示略)によって昇降可能とされている。また、これらの上流側搬送部42及び下流側搬送部43は、それぞれ移動機構(図示略)によって搬送路22に沿って移動可能とされている。
上流側搬送部42は、貼付機構31よりも搬送方向Aの上流側に配置されている。上流側搬送部42は、その下端部に、係止ピン44を有している。係止ピン44は、シートテープ7のセパレータ9に形成されたシート位置決め孔10に挿通してセパレータ9を係止可能な外径を有している。上流側搬送部42は、係止ピン44がシートテープ7よりも上方に配置された非係止位置と、係止ピン44がシートテープ7のセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれてセパレータ9を係止した係止位置との間で昇降される。
下流側搬送部43は、貼付機構31よりも搬送方向Aの下流側に配置されている。下流側搬送部43は、その下端部に、係止ピン45を有している。係止ピン45は、シートテープ7のセパレータ9に形成されたシート位置決め孔10に挿通してセパレータ9を係止可能な外径を有している。下流側搬送部43は、係止ピン45がシートテープ7よりも上方に配置された非係止位置と、係止ピン45がシートテープ7のセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれてセパレータ9を係止した係止位置との間で昇降される。
次に、上記構成のシート貼付装置11によって端子1のバレル部3にシート6を貼り付ける場合について説明する。
図4は、シート貼付装置によって端子のバレル部へシートを貼り付ける際の各工程を説明する図であって、図4(a)から図4(e)は、それぞれシート貼付装置の斜視図である。
図4(a)に示すように、シート貼付装置11がシート貼付準備状態とされる。このシート貼付準備状態では、搬送ステージ21の開口部23の下方に、シート6が貼り付けられていない未貼付の端子1が配置される。また、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43の係止ピン44,45がセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれてセパレータ9が保持され、セパレータ9における剥離紙8が剥がされた箇所に保持されているシート6が搬送ステージ21の開口部23に配置される。
(位置決め工程)
図4(b)に示すように、貼付機構31の位置決めヘッド33が下降し(図4(b)中矢印D参照)、この位置決めヘッド33の位置決めピン34が、セパレータ9のシート位置決め孔10及びキャリア4の端子位置決め孔5に挿通され、シート6と端子1とが位置決めされる。
(貼付工程)
位置決めヘッド33の下端が圧着ヘッド32の下端と同一高さ位置とされると、位置決めヘッド33とともに圧着ヘッド32が下降する(図4(b)中矢印D参照)。これにより、開口部23において、セパレータ9が圧着ヘッド32と位置決めヘッド33によって押し下げられる。このとき、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43が、開口部23で下方側へ引き込まれるセパレータ9に追従して開口部23へ向かって移動する(図4(b)中矢印E参照)。これにより、セパレータ9には、圧着ヘッド32と位置決めヘッド33による下方への押下箇所を境とした上流側及び下流側に、弛みが生じない程度の所定の張力が均一に付与される。したがって、セパレータ9に保持されたシート6は、圧着ヘッド32と位置決めヘッド33によって無理なく押し下げられる。そして、圧着ヘッド32が圧着位置まで下降すると、セパレータ9に保持されているシート6が端子1のバレル部3に押し込まれ、バレル部3に貼り付けられる。
(離間工程)
図4(c)に示すように、貼付機構31の圧着ヘッド32及び位置決めヘッド33が待機位置まで上昇する(図4(c)中矢印F参照)。
(剥離工程)
図4(d)に示すように、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43が、互いに離間する方向へ移動する(図4(d)中矢印G参照)。すると、セパレータ9は、バレル部3に貼り付けられたシート6を境に両側へ引っ張られ、開口部23で下方側へ引き込まれた部分に張力が付与されてシート6から引き剥がされ、搬送路22上に戻される。
(送り工程)
図4(e)に示すように、搬送機構41の上流側搬送部42が上昇し(図4(e)中矢印H参照)、係止ピン44がセパレータ9のシート位置決め孔10から引き抜かれ、下流側搬送部43が下流側へ移動する(図4(e)中矢印I参照)。これにより、セパレータ9が搬送方向Aに送られ、次に貼付するシート6が開口部23に配置される。また、端子搬送機構によってキャリア4が搬送方向Aに送り出され、次にシート6が貼付される未貼付の端子1が開口部23の下方側に配置される。その後、搬送機構41の上流側搬送部42が下降し、係止ピン44がセパレータ9のシート位置決め孔10に挿し込まれる。また、搬送機構41の下流側搬送部43が上昇し、係止ピン45がセパレータ9のシート位置決め孔10から引き抜かれ、さらに、上流側へ移動して下降し、セパレータ9における一つ上流側のシート位置決め孔10に係止ピン45が挿し込まれる。これにより、シート貼付装置11がシート貼付準備状態とされる(図4(a)参照)。
このように、上記のシート貼付装置11を用いれば、搬送機構41で搬送されるシート6を保持したセパレータ9に対して、貼付機構31の圧着ヘッド32がシート6の保持側と反対側からバレル部3へ向かって押し付けられることで、止水用のシート6をバレル部3内に押し込んで端子1のU字状のバレル部3の内面に容易に貼り付けることができる。
また、バレル部3にシート6を押し付けた圧着ヘッド32がバレル部3から離間した後に、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43が互いに離間してバレル部3に貼り付けられたシート6を境にセパレータ9を両側へ引っ張ることで、シート6からセパレータ9を容易に引き剥がすことができる。
また、セパレータ9のシート位置決め孔10とキャリア4の端子位置決め孔5に位置決めピン34を挿通させることで、セパレータ9のシート6を端子1のバレル部3に高精度に位置決めすることができる。
しかも、搬送機構41の上流側搬送部42及び下流側搬送部43によってセパレータ9を確実に搬送させ、セパレータ9に保持されたシート6を貼付機構31によるバレル部3への貼付位置である開口部23へ容易に配置させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るシート貼付方法及びシート貼付装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 帯状のキャリア(4)に間隔をあけて連結された端子(1)のバレル部(3)の内面に止水用のシート(6)を貼り付けるシート貼付方法であって、
一方の面に前記シート(6)が間隔をあけて保持された可撓性を有する長尺のフィルムからなるセパレータ(9)の前記シート(6)を前記端子(1)の前記バレル部(3)に対向した位置に位置決めして配置させる位置決め工程と、
前記バレル部(3)の内面形状に沿う外形を有する圧着ヘッド(32)を前記セパレータ(9)における前記シート(6)の保持側と反対側から前記バレル部(3)へ向かって押し付け、前記シート(6)を前記バレル部(3)内に押し込んで前記バレル部(3)の内面に貼り付ける貼付工程と、
前記バレル部(3)から前記圧着ヘッド(32)を離間させる離間工程と、
前記バレル部(3)に貼り付けられた前記シート(6)を境に前記セパレータ(9)を両側へ引っ張ることで前記セパレータ(9)に張力を付与し、前記シート(6)から前記セパレータ(9)を引き剥がす剥離工程と、
を含むことを特徴とするシート貼付方法。
[2] 前記セパレータ(9)に形成されたシート位置決め孔(10)と前記キャリア(4)に形成された端子位置決め孔(5)に、位置決めピン(34)を挿通させて前記セパレータ(9)の前記シート(6)と前記端子(1)の前記バレル部(3)とを互いに位置決めすることを特徴とする[1]に記載のシート貼付方法。
[3] 帯状のキャリア(4)に間隔をあけて連結された端子(1)のバレル部(3)の内面に止水用のシート(6)を貼り付けるシート貼付装置(11)であって、
一方の面に前記シート(6)が間隔をあけて保持された可撓性を有する長尺のフィルムからなるセパレータ(9)を搬送する搬送機構(41)と、
前記バレル部(3)の内面形状に沿う外形を有する圧着ヘッド(32)を備え、前記圧着ヘッド(32)を前記セパレータ(9)における前記シート(6)の保持側と反対側から前記バレル部(3)へ向かって押し付け、前記シート(6)を前記バレル部(3)内に押し込んで前記バレル部(3)の内面に貼り付ける貼付機構(31)と、を備え、
前記搬送機構(41)は、前記圧着ヘッド(32)の両側で前記セパレータ(9)をそれぞれ保持する一対の搬送部(上流側搬送部42,下流側搬送部43)を備え、
前記搬送部(上流側搬送部42,下流側搬送部43)は、前記バレル部(3)に前記シート(6)を押し付けた前記圧着ヘッド(32)が前記バレル部(3)から離間した後に互いに離間し、前記バレル部(3)に貼り付けられた前記シート(6)を境に前記セパレータ(9)を両側へ引っ張ることで前記セパレータ(9)に張力を付与し、前記シート(6)から前記セパレータ(9)を引き剥がすことを特徴とするシート貼付装置。
[4] 前記セパレータ(9)に形成されたシート位置決め孔(10)と、前記キャリア(4)に形成された端子位置決め孔(5)とに挿通し、前記セパレータ(9)の前記シート(6)と前記端子(1)の前記バレル部(3)とを互いに位置決めする位置決めピン(34)を備えることを特徴とする[3]に記載のシート貼付装置。
[5] 前記搬送機構(41)は、一方の前記搬送部(上流側搬送部42)による前記セパレータ(9)の保持を解除した状態で他方の前記搬送部(下流側搬送部43)を一方の前記搬送部(上流側搬送部42)から離れる方向へ移動させることで、前記セパレータ(9)を搬送させることを特徴とする[3]または[4]に記載のシート貼付装置。
1:端子
3:バレル部
4:キャリア
5:端子位置決め孔
6:シート
9:セパレータ
10:シート位置決め孔
11:シート貼付装置
31:貼付機構
32:圧着ヘッド
34:位置決めピン
41:搬送機構
42:上流側搬送部(搬送部)
43:下流側搬送部(搬送部)

Claims (5)

  1. 帯状のキャリアに間隔をあけて連結された端子のバレル部の内面に止水用のシートを貼り付けるシート貼付方法であって、
    一方の面に前記シートが間隔をあけて保持された可撓性を有する長尺のフィルムからなるセパレータの前記シートを前記端子の前記バレル部に対向した位置に位置決めして配置させる位置決め工程と、
    前記バレル部の内面形状に沿う外形を有する圧着ヘッドを前記セパレータにおける前記シートの保持側と反対側から前記バレル部へ向かって押し付け、前記シートを前記バレル部内に押し込んで前記バレル部の内面に貼り付ける貼付工程と、
    前記バレル部から前記圧着ヘッドを離間させる離間工程と、
    前記バレル部に貼り付けられた前記シートを境に前記セパレータを両側へ引っ張ることで前記セパレータに張力を付与し、前記シートから前記セパレータを引き剥がす剥離工程と、
    を含むことを特徴とするシート貼付方法。
  2. 前記セパレータに形成されたシート位置決め孔と前記キャリアに形成された端子位置決め孔に、位置決めピンを挿通させて前記セパレータの前記シートと前記端子の前記バレル部とを互いに位置決めすることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付方法。
  3. 帯状のキャリアに間隔をあけて連結された端子のバレル部の内面に止水用のシートを貼り付けるシート貼付装置であって、
    一方の面に前記シートが間隔をあけて保持された可撓性を有する長尺のフィルムからなるセパレータを搬送する搬送機構と、
    前記バレル部の内面形状に沿う外形を有する圧着ヘッドを備え、前記圧着ヘッドを前記セパレータにおける前記シートの保持側と反対側から前記バレル部へ向かって押し付け、前記シートを前記バレル部内に押し込んで前記バレル部の内面に貼り付ける貼付機構と、を備え、
    前記搬送機構は、前記圧着ヘッドの両側で前記セパレータをそれぞれ保持する一対の搬送部を備え、
    前記搬送部は、前記バレル部に前記シートを押し付けた前記圧着ヘッドが前記バレル部から離間した後に互いに離間し、前記バレル部に貼り付けられた前記シートを境に前記セパレータを両側へ引っ張ることで前記セパレータに張力を付与し、前記シートから前記セパレータを引き剥がすことを特徴とするシート貼付装置。
  4. 前記セパレータに形成されたシート位置決め孔と、前記キャリアに形成された端子位置決め孔とに挿通し、前記セパレータの前記シートと前記端子の前記バレル部とを互いに位置決めする位置決めピンを備えることを特徴とする請求項3に記載のシート貼付装置。
  5. 前記搬送機構は、一方の前記搬送部による前記セパレータの保持を解除した状態で他方の前記搬送部を一方の前記搬送部から離れる方向へ移動させることで、前記セパレータを搬送させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のシート貼付装置。
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