JP2016113922A5 - - Google Patents

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従来の高圧燃料ポンプ等において、ハウジング本体に設けられたダイヤフラムにより、吸入通路から加圧室に吸入される流体の脈動を吸収して低減させるパルセーションダンパが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記目的を達成するために、本発明のダイヤフラムは、金属薄板により成形され、フランジ部及び前記フランジ部の一方の側に突出するように設けられた突出部を有する、パルセーションダンパに用いられるダイヤフラムであって、前記突出部は、前記突出部の外壁側の圧力と内壁側の圧力とが同じ状態において平面状の天井部及び前記天井部の径方向外側に環状に設けられる少なくとも2つの環状湾曲部を有し、少なくとも2つの前記環状湾曲部は、前記ダイヤフラムの中心線を含む仮想平面で切断した断面において、いずれも湾曲するように形成されると共に、少なくとも2つの前記環状湾曲部の曲率中心はいずれも前記突出部の突出方向とは反対側の異なる位置に配置されたことを特徴とする。
すなわち、特許文献1に記載されたダイヤフラムにおいて、突出部の天井面がダイヤフラム外周面と平行な平面であり、かつその底部外周部(底部輪郭部)がただ1つの環状の湾曲形成部となっている点に着目し、ダイヤフラムの形状を変更することにより大きな圧力変動を吸収することができないかと鋭意検討し、本発明に至ったものである。
また、本発明の別のダイヤフラムは、金属薄板により成形され、フランジ部及び前記フランジ部の一方の側に突出するよう設けられた突出部を有する、パルセーションダンパに用いられるダイヤフラムであって、前記突出部は、中央湾曲部及び前記中央湾曲部の径方向外側に環状に設けられる少なくとも1つの環状湾曲部を有し、前記中央湾曲部と少なくとも1つの前記環状湾曲部は、前記突出部の外壁側の圧力と内壁側の圧力とが同じ状態のとき、前記ダイヤフラムの中心線を含む仮想平面で切断した断面において、いずれも湾曲するように形成されると共に、前記中央湾曲部と少なくとも1つの前記環状湾曲部の曲率中心はいずれも前記突出部の突出方向とは反対側に位置し、かつ前記中央湾曲部の曲率中心は当該ダイヤフラムの中心線上に位置することを特徴とする。
これら第1の環状湾曲部11及び第2の環状湾曲部12は、ダイヤフラム10の外観上では、平面状とされた天井部10Sの径方向外側に環状に設けられる2段の環状湾曲部として形成されている。
また、突出部10Aの外周には、環状のフランジ10Cが形成されており、突出部10Aが環状のフランジ部10Cの一方の側に突出する形態とされている。
第1の環状湾曲部11の曲率中心R11C及び第2の環状湾曲部12の曲率中心R12Cは、いずれも突出部10Aの突出方向とは反対側(突出部10Aの内壁側)において、それぞれ異なる位置に設けられている。
また、第1の実施形態において、第1の環状湾曲部11及び第2の環状湾曲部12を接続する接続部10は、その中心断面においてほぼ直線状となるように、かつ天井部に対して傾斜するように形成されている。
この第1の実施形態は、中心断面において2種の環状湾曲部(第1の環状湾曲部11及び第2の環状湾曲部12)を形成するものである。したがって、図1に示したように、第1の環状湾曲部11の曲率半径R11と第2の環状湾曲部12の曲率半径12とを異なる寸法とする場合には、接続部10は特に設けられなくても良い。この場合、曲率中心R11C及びR12Cは異なる位置となる。
また、第1の環状湾曲部11の曲率半径R11と第2の環状湾曲部12の曲率半径12とを同一寸法とする場合には、直線状の傾斜面(接続部10R)を設け、また曲率中心R11C及びR12Cは異なる位置とされる。
なお、この第1の実施形態においては2つの環状湾曲部が形成されているが、3つ以上の環状湾曲部を形成してもよい。
ここで、環状湾曲部22は、ダイヤフラム20の外観上では中央湾曲部25の径方向外側に環状で設けられている。つまり、ダイヤフラム20は、1段(1つ)の円環状の屈曲部(環状湾曲部22)を備え、天井部がドーム状とされた突出部20Aを備えている。
また、突出部20Aの外周には、環状のフランジ20Cが形成されており、突出部20Aが上記環状のフランジ部20Cの一方の側に突出する形態とされている。
図10に示されたパルセーションダンパ600は、図7に示された支持板50の両側に、図1及び2に示されたダイヤフラム10をそれぞれ1枚ずつ配置して重ね合わせ、その内部にヘリウムや窒素等の不活性ガスを所定の圧力で封入した後、各ダイヤフラム10のフランジ部10と支持板50の外周部50Cとをレーザ溶接等で全周溶接することにより一体化されている。
この変形例は、図7のパルセーションダンパ300を2組重ね合わせて構成したものと同等である。この変形例も、当該パルセーションダンパに必要とされる特性に応じて採用することができる。
このように、ダイヤフラム10と平板とを用いてパルセーションダンパを構成することができる。
10、20、90 ダイヤフラム
10A、20A、90A 突出部
10B、20B、90B 凹部
10C、20C、90C フランジ部
11、12 第1及び第2の環状湾曲部
22 環状湾曲部
25 中央湾曲部
100、200、300、400、500、600、700 パルセーションダンパ
R11、R12 第1及び第2の環状湾曲部の曲率半径
R11C、R12C 第1及び第2の環状湾曲部の曲率中心
R22 環状湾曲部の曲率半径
R22C 環状湾曲部の曲率中心
R25 中央湾曲部の曲率半径
R25C 中央湾曲部の曲率中心

Claims (9)

  1. 金属薄板により成形され、フランジ部及び前記フランジ部の一方の側に突出するよう設けられた突出部を有する、パルセーションダンパに用いられるダイヤフラムであって、
    前記突出部は、前記突出部の外壁側の圧力と内壁側の圧力とが同じ状態において平面状の天井部及び前記天井部の径方向外側に環状に設けられる少なくとも2つの環状湾曲部を有し、
    少なくとも2つの前記環状湾曲部は、前記ダイヤフラムの中心線を含む仮想平面で切断した断面において、いずれも湾曲するように形成されると共に、少なくとも2つの前記環状湾曲部の曲率中心はいずれも前記突出部の突出方向とは反対側の異なる位置に配置されたことを特徴とするダイヤフラム。
  2. 前記突出部は、少なくとも2つの前記環状湾曲部同士を接続する接続部を有し、
    前記接続部は、前記突出部の外壁側の圧力と内壁側の圧力とが同じ状態のとき、前記ダイヤフラムの中心線を含む仮想平面で切断した断面において、前記天井部に対し傾斜する直線状となるよう形成されていることを特徴とする請求項1記載のダイヤフラム。
  3. 少なくとも2つの前記環状湾曲部は、前記ダイヤフラムの中心線を含む仮想平面で切断した断面において、それぞれ曲率半径が異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のダイヤフラム。
  4. 金属薄板により成形され、フランジ部及び前記フランジ部の一方の側に突出するよう設けられた突出部を有する、パルセーションダンパに用いられるダイヤフラムであって、
    前記突出部は、中央湾曲部及び前記中央湾曲部の径方向外側に環状に設けられる少なくとも1つの環状湾曲部を有し、
    前記中央湾曲部と少なくとも1つの前記環状湾曲部は、前記突出部の外壁側の圧力と内壁側の圧力とが同じ状態のとき、前記ダイヤフラムの中心線を含む仮想平面で切断した断面において、いずれも湾曲するように形成されると共に、前記中央湾曲部と少なくとも1つの前記環状湾曲部の曲率中心はいずれも前記突出部の突出方向とは反対側に位置し、かつ前記中央湾曲部の曲率中心は当該ダイヤフラムの中心線上に位置することを特徴とするダイヤフラム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のダイヤフラムを2つ接合することにより閉空間を形成したことを特徴とするパルセーションダンパ。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載のダイヤフラムと前記ダイヤフラムとは異なる他の部材とを接合することにより閉空間を形成したことを特徴とするパルセーションダンパ。
  7. 前記他の部材は、請求項1ないし4のいずれかに記載のダイヤフラムとは異なる形状のダイヤフラムであることを特徴とする請求項6に記載のパルセーションダンパ。
  8. 前記他の部材は、平板であることを特徴とする請求項6に記載のパルセーションダンパ。
  9. 前記閉空間には、不活性ガスが充填されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載のパルセーションダンパ。
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