JP5252076B2 - パルセーションダンパ - Google Patents

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Description

この発明はパルセーションダンパ、特にガソリンを燃料とする筒内噴射式内燃機関のデリバリパイプに高圧燃料を圧送する高圧燃料ポンプに一体に設けられて、ポンプの作動によって生じる脈動の抑制を図るパルセーションダンパに関する。
周知のように、ガソリンを燃料とする筒内噴射式内燃機関には、燃料ポンプにより燃料タンクから汲み出された燃料をこの燃料ポンプの吐出圧よりも高圧化して燃料噴射装置であるインジェクタが接続されたデリバリパイプ(高圧配管)に圧送する高圧燃料ポンプが設けられている。こうした高圧燃料ポンプを備える内燃機関では一般に、燃料タンクから燃料ポンプによって汲み出された燃料は、その圧力が例えば400kPa以下である、いわゆるフィード圧に維持されて高圧燃料ポンプに設けられた燃料室に供給される。また、この燃料室に供給された燃料は、その後、電磁弁を介して燃料室からシリンダ内の加圧室へと送られるとともに、シリンダ内部を上下動するプランジャの上方への運動により加圧室内の燃料量が所望の量に調量されると電磁弁が閉じられることとなる。こうして電磁弁が閉じられると、プランジャの上方への運動に伴って燃料が加圧され、逆止弁を介してデリパリパイプに圧送される。なお、加圧室から圧送される燃料の圧力は、上記電磁弁が閉弁されるタイミング等により例えば4〜13MPaの間で可変とされる。そして、このデリバリパイプに蓄圧された高圧の燃料がインジェクタの開弁により内燃機関の気筒内に直接噴射される。ところでこのとき、単位時間当たりに燃料ポンプ側から高圧燃料ポンプの燃料室に流入する燃料量と、燃料室からシリンダ内の加圧室へ流出する燃料量とが必ずしも一致しないため、この燃料量の差に起因して燃料室内の燃料圧力に脈動が生じることとなる。また、こうした高圧燃料ポンプでは通常、燃料室からシリンダ内の加圧室へと送られて加圧されつつある燃料を再び燃料室へ戻すことによって、該ポンプからデリバリパイプに圧送する燃料量を調節するようにしている。そのため、これら燃料室側の燃料と加圧されつつある燃料との圧力差によっても、燃料室内の燃料圧力に脈動が生じることとなる。そして、こうした燃料の圧力脈動、換言すれば圧力のばらつきは、上記燃料室からシリンダ内の加圧室へ送り込む燃料量のばらつきを招き、ひいては高圧燃料ポンプからデリバリパイプに圧送される燃料量の調量精度を低下させる一因となる。
そこで、例えば特許文献1,2に記載の高圧燃料ポンプには、その燃料室に燃料の圧力脈動を吸収するパルセーションダンパが設けられており、これにより上述のような圧力脈動を低減するようにしている。
すなわち、特許文献1に記載のパルセーションダンパは、その断面構造を図9に示すように、ハウジング70内に設けられた燃料室75に、外周に接合部73a,73bを備える2枚1組のダイヤフラム71a,71bが、その接合部73a,73bにおいて溶接されるとともに、支持部材74に支持されるかたちで2つ設けられた構成となっている。なお、上記ダイヤフラム71a,71bには、それぞれ2枚のダイヤフラムによって形成されたガス室72a,72b内に所定圧力の不活性ガス、例えばアルゴンガスや窒素ガス等が充填されている。そして、燃料室75内の燃料圧力に対応して上記ガス室72a,72bの容積が変動することによって上述の圧力脈動を吸収するようにしている。なお、燃料室75には、燃料室75に連通する燃料通路76を介して、図示しない燃料タンクの燃料が供給される。
また、特許文献2に記載のパルセーションダンパは、同じくその断面構造を図10に示すように、ハウジング84と協働して燃料室85を形成する板部材83とダイヤフラム81とが、それぞれの外周部に設けられた接合部81aにて溶接されているとともに、同接合部81aに沿って環状部材86が設けられている。また、上記板部材83はポンプカバー80によって覆われている。なお、板部材83とダイヤフラム81とにより形成されるガス室82には、上記特許文献1に記載のパルセーションダンパと同様、所定圧力の不活性ガスが充填されている。そしてこのパルセーションダンパにあっては、燃料室85内の燃料圧力に応じてダイヤフラム81が燃料室85側、あるいは板部材83側に変位することにより、燃料の圧力脈動が吸収されるようにしている。
このように、上記特許文献1あるいは2に記載のいずれのパルセーションダンパにあっても、燃料室内の燃料に圧力脈動が生じた場合には、この圧力脈動に応じてガス室の容積が増大若しくは減少する方向にダイヤフラムが変形し、これにより圧力脈動が吸収され、燃料圧力の変化が緩和されるようになる。
ところで、これらいずれのパルセーションダンパであれ、上記ダイヤフラムの変形によるガス室の容積変化時には、ガス室内に充填されたガスの圧力に由来する力が上記接合部を含むガス室の外周を構成する部材、すなわち上記ダイヤフラムや板部材に作用するようになる。しかもこの力はガス室内からガス室外に向けて作用するものであることから、これが接合部に作用した場合には、接合された部材同士、具体的にはダイヤフラム同士、あるいはダイヤフラムと板部材同士とを離間させる力として作用することになる。そして、上記圧力脈動によるダイヤフラムの変形の度にこうした力が接合部に作用すると、上記接合された部材同士が完全には剥離されないものの、これら部材同士の重ね代部分のうち最も内側の部位から順に剥離する、いわゆる接合部の口開きが生じる虞がある。そのため、こうしたパルセーションダンパにあっては、上記支持部材74(特許文献1)や、上記環状部材86(特許文献2)等、接合された部材同士を密着させる方向に力を加えてこうした口開きを抑制するための部材を別途に設けざるを得ない。
特開2008−19728号公報 特開2008−2361号公報
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成でありながら、高圧燃料ポンプに一体に設けられてガス室との協働のもとに燃料の圧力脈動を抑制するダイヤフラムの接合部における信頼性を高く維持することのできるパルセーションダンパを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、高圧燃料ポンプの燃料室に配設されるパルセーションダンパにおいて、圧力の印加によって変位する変位部を有し、前記燃料室に生じる圧力脈動を前記変位部の変位を通じて抑制するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを支持するとともに、該ダイヤフラムと協働してガス室を形成する前記高圧燃料ポンプのポンプカバーとを備え、前記変位部は、前記ガス室側の面と前記燃料室側の面との両方が平坦な平坦部であり、前記ダイヤフラムは有底筒状に形成されてなるものであって、前記変位部によって形成される底と、前記変位部を囲むように形成されて前記変位部よりも前記燃料室側へ張り出すように断面円弧状をなした環状の突出部と、前記突出部の外周から前記突出部の突出方向とは反対の方向に前記変位部に対して垂直に延びる筒状周部とを有し、前記筒状周部は前記ポンプカバーに外嵌した状態で同ポンプカバーに接合される嵌合部を有し、前記筒状周部及び前記突出部の外周面の全領域が前記燃料室に面していることをその要旨とする。
上記構成では、ダイヤフラムの変位部を囲む環状の突出部から垂直に延びる筒状周部が該ダイヤフラムを支持するポンプカバーに嵌合された状態でこの筒状周部の嵌合部がポンプカバーに接合されるようにしているため、この接合部分と変位部とが垂直をなすようになる。すなわち、上記変位部の変位によるガス室の容積変化に起因する圧力が筒状周部とポンプカバーとの間の上記接合部分に作用しても、この圧力が嵌合部をポンプカバーから引き離す方向に作用することはないため、ダイヤフラムとポンプカバーとの接合部における信頼性を高く維持することができるようになる。
なお、ダイヤフラムの変位部に印加された圧力により同ダイヤフラムに生じる応力は、同変位部と垂直をなす方向に延びる筒状周部に連なる部分、すなわち変位部の周縁部分に集中する。そこで、上記構成のように、応力の集中する変位部の周縁部分に、燃料室側へ張り出すように断面円弧状をなした突出部を設けるとともに、変位部平坦状にすることによって、周縁部分に集中する応力を受ける面積を大きくすることができ、ダイヤフラムにかかる応力を緩和することが可能となる。これにより、上記接合部分での信頼性をより高く維持することが可能となり、ひいてはパルセーションダンパとしての圧力耐性を更に向上させることが可能ともなる。
しかも、パルセーションダンパが備えるダイヤフラムを支持する部材として、当該パルセーションダンパが設けられる高圧燃料ポンプのポンプカバーを用いるようにしているため、ダイヤフラムを支持する部材を別途備える構成と比較して、高圧燃料ポンプを構成する部品の点数を削減可能であるとともに、高圧燃料ポンプとしての体格も最小限に維持することができるようになる
本発明の一態様では、前記ポンプカバーは、部分的に他の部位よりも剛性の低い低剛性部を有する。
上記構成によれば、ポンプカバーに低剛性部を設けるようにした分だけ、ダイヤフラムの変位部に印加された圧力に応じた当該ポンプカバーの変位量を大きくすることができる。すなわち、変位部を備えるダイヤフラムに加え、支持部材としてのカバーによっても燃料に生じた圧力変化、換言すれば圧力脈動を吸収可能となり、パルセーションダンパがその全体として吸収することのできる圧力脈動の範囲を拡大し、その抑制効果をより大きくすることができる。
なお、上記低剛性部としては、例えば、当該ポンプカバーを高圧燃料ポンプのハウジングの上端筒部に対して装着する構成とし、この上端筒部に装着される部位を薄肉化して低剛性部とする、あるいは、ポンプカバーにおけるダイヤフラムの筒状周部が接合された部位を薄肉化して低剛性部とする、またあるいは、ポンプカバーにおけるダイヤフラムの変位部と対向する部位を薄肉化して低剛性部とする、といった構成が可能であり、且つ有効である。
こうした構成によれば、ポンプカバーを構成する材料の一部分を薄肉化して低剛性部を形成するという簡易な構成で、パルセーションダンパにより吸収可能な圧力の範囲を拡大することができるようになる。
本発明に係るパルセーションダンパの一実施の形態が適用される高圧燃料ポンプ及びその周辺構成の概略を示す断面図及びブロック図。 同実施の形態に係るパルセーションダンパの断面構造を示す断面図。 同実施の形態に係るパルセーションダンパの変形例についてその断面構造を示す断面図。 燃料圧力からガス室内に封入されたガスの圧力を減算して算出される差圧と、そのときの同ガス室の容積変化量との関係を示すグラフ。 同差圧と、同容積変化量当りの応力との関係を示すグラフ。 他の実施形態に係るパルセーションダンパの断面構造を示す断面図。 他の実施形態に係るパルセーションダンパの断面構造を示す断面図。 他の実施形態に係るパルセーションダンパの断面構造を示す断面図。 従来技術に係るパルセーションダンパの断面構造を示す断面図。 他の従来技術に係るパルセーションダンパの断面構造を示す断面図。
以下、本発明に係るパルセーションダンパの一実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のパルセーションダンパを備える高圧燃料ポンプ20及びその周辺構成、いわゆる燃料供給系の概略を示したものである。なお、この高圧燃料ポンプ20は、例えばガソリンを燃料とする筒内噴射式内燃機関のシリンダヘッドカバー等に取り付けられている。
同図1に示されるように、高圧燃料ポンプ20のハウジング21内には、燃料タンク40から燃料ポンプ(フィードポンプ)41によって汲み出された燃料が流入される燃料入口22aとともに、この燃料入口22aから流入した燃料が一旦滞留される燃料室23が設けられている。また、この燃料室23に滞留された燃料は燃料連絡通路22b及び電磁弁24を介してシリンダ内の加圧室22cへと送られ、この加圧室22cでプランジャ25により加圧された燃料が逆止弁26及び燃料出口22dを介してデリバリパイプ50に圧送される。
こうした高圧燃料ポンプ20にあって、上記燃料室23はそのハウジング21の上端に開口しており、この開口部分がパルセーションダンパにより覆われている。パルセーションダンパは、ポンプカバー10と、ポンプカバー10に接合されたダイヤフラム11とを備えている。ダイヤフラム11は、平坦部11a、平坦部11aを囲むように形成されて燃料室23側に断面円弧状をなして張り出した突出部11b、及びポンプカバー10に接合される接合部11cを有している。また、この燃料室23と加圧室22cとを連絡する燃料連絡通路22bの途中に設けられた電磁弁24は、常閉型の電磁弁であり、そのコイルに通電されている期間に限って開弁状態となり、上記燃料連絡通路22bを遮断する。なお、この電磁弁24のコイルへの通電は、上記筒内噴射式内燃機関の運転状態を制御する電子制御装置60を通じて制御されている。さらに、シリンダ内に設けられているプランジャ25はスプリング28により下死点側に付勢された状態でその上記加圧室22cと反対側の端部がリフタ27に連結されている。このリフタ27は、例えばカムシャフトの一端に設けられてこれと一体に回転するポンプカム30にその底面が当接されており、ポンプカム30に設けられたカムノーズがリフタ27を押し上げる度にプランジャ25が上方へ移動して上記加圧室22cにある燃料を加圧する。
このように構成された高圧燃料ポンプ20を含む燃料供給系では、まず、燃料タンク40内に貯留された燃料が燃料ポンプ(フィードポンプ)41によって例えば400kPaの吐出圧で高圧燃料ポンプ20の燃料入口22aに供給される。こうして高圧燃料ポンプ20に供給された燃料は、燃料室23に一旦滞留され、シリンダ内のプランジャ25が下方に移動中であって且つ、電磁弁24が開弁状態(非通電状態)にあることを条件に、この燃料室23から燃料連絡通路22bを介して加圧室22cへ送られる。その後、プランジャ25の上方への移動に伴って加圧室22cに送られた燃料の加圧が開始されるものの、上記電磁弁24が開弁されている間は、この燃料が燃料出口22d側へ送られることなく燃料連絡通路22bを通じて燃料室23へと戻される。そして、更にその後、電子制御装置60からの通電に基づいて電磁弁24が閉弁されると、加圧室22c内で加圧された燃料の圧力が、例えば4〜13MPa程度に高められ、この高圧に加圧された燃料が逆止弁26を介して燃料出口22dからデリバリパイプ50に圧送される。このように、こうした高圧燃料ポンプ20にあっては、プランジャ25が上方に移動するときの電磁弁24の閉弁タイミングを制御することにより、デリバリパイプ50に圧送される燃料量及び燃料圧力を制御することが可能である。そして、こうしてデリバリパイプ50に蓄圧された燃料がインジェクタ51の開弁に伴って内燃機関の筒内に噴射されることとなる。
ところで前述のように、こうした燃料供給系にあっては、上記燃料ポンプ41によって高圧燃料ポンプ20、特にその燃料室23に単位時間当りに供給される燃料の量と、上記電磁弁24を介して燃料室23から加圧室22cに供給される燃料の量とは必ずしも一致しない。そのため、この燃料室23における燃料の供給量と流出量との差に起因して、燃料圧力の変動である、いわゆる圧力脈動が生じることとなる。加えて、加圧室22c内でプランジャ25の上方への移動に伴い加圧されつつある燃料が、上記電磁弁24の閉弁以前に燃料室23に逆流することもこの圧力脈動の一因となる。そして、こうした圧力脈動が、燃料室23にその開口部を覆うように設けられたパルセーションダンパによって吸収されるようになる。
次に、この高圧燃料ポンプ20内で生じる燃料の圧力脈動を吸収するパルセーションダンパの構成及びその圧力脈動の吸収に係るメカニズムについて、図2を参照して詳述する。
図2は、本実施の形態に係るパルセーションダンパの断面構造を示したものである。同図2に示されるように、このパルセーションダンパは、上記高圧燃料ポンプ20(図1)の開口部を覆うポンプカバー10と、このポンプカバー10に支持されて上記燃料室23(図1)に滞留する燃料に接触する、すなわちその圧力が印加される部分であるダイヤフラム11とからなる。そして本実施の形態において、このダイヤフラム11は、その表面積の大部分を占めるとともに、上記燃料の圧力が集中的に印加される部位である平坦部11aと、この平坦部11aを囲むように形成されて燃料室23側に断面円弧状をなして張り出した部位である環状の突出部11bとを有する有底筒状をなしている。すなわち、突出部11bの外周には、底を形成する平坦部11aと垂直をなして該突出部11bの突出方向とは反対側に延びる筒状の周部が設けられている。なお、このダイヤフラム11は、ステンレス系の材料、例えばSUS631(析出硬化系ステンレス鋼)からなり、例えばプレス成形等によってこのような形状に形成されている。他方、上記ポンプカバー10も、パルセーションダンパとして組み立てられたときに、ダイヤフラム11の上記平坦部11aと平行になる平坦部10aと、この平坦部10aを囲むように形成されてダイヤフラム11側に突出する環状の突出部10bとを有している。また、この突出部10bの外周には、同突出部10bの突出方向とは反対の方向に延びる周部が設けられているとともに、この周部の上端には、上記ハウジング21(図1)の開口部の上端に掛着される掛着部10cが設けられている。なお、このポンプカバー10は、ステンレス系の材料、例えばSUS430(フェライト系ステンレス鋼)からなり、これも例えばプレス成形等によってこのような形状に形成されている。
このように形成されたポンプカバー10及びダイヤフラム11の組付け時には、ポンプカバー10の上記平坦部10aと垂直をなして突出部10bの突出方向とは反対側に延びる周部に対し、ダイヤフラム11のこれも平坦部11aと垂直をなして突出部11bの突出方向とは反対側に延びる周部の先端が圧入により外嵌される。そして、この圧入された部分がその支持部材であるポンプカバー10の周部に溶接によって固定されている。先の図1及びこの図2においては、ダイヤフラム11のこの溶接により固定された部分を接合部(嵌合部)11cとしている。なお、これら部材が嵌合されるときには、ポンプカバー10とダイヤフラム11とによって形成される空間であるガス室12内に、不活性ガスである例えばアルゴンガスや窒素ガスが、例えば400kPa等の所定の圧力にて封入される。また、これらポンプカバー10とダイヤフラム11との上述した溶接に際しては、炭酸ガスレーザーやYAGレーザー等のレーザーエネルギーを用いて溶接するレーザー溶接が利用可能である他、被溶接材料である上記2つの部材を圧着しながらこれに電流を流し、このときの抵抗熱で溶接部を溶解して接合する抵抗溶接等も利用可能である。
このように形成されて高圧燃料ポンプ20(図1)に一体に組付けられたパルセーションダンパは、上述のような高圧燃料ポンプ20(図1)の作動に伴って燃料に圧力脈動が生じると、上記燃料室23(図1)内の燃料に曝されるダイヤフラム11の平坦部11aにこの脈動する燃料の圧力が印加される。そして、この印加された燃料圧力、特に上記加圧室22c(図1)内で加圧されつつある燃料の圧力は通常、上記ガス室12内に封入された不活性ガスの圧力よりも大きいことから、ダイヤフラム11の平坦部11aはポンプカバー10側に変形する。すなわち、ガス室12の容積が小さくなる方向に変形する。これにより、こうした燃料の圧力が吸収されるようになる。しかも、本実施の形態に係るパルセーションダンパでは、ポンプカバー10に対してダイヤフラム11を溶接するにあたり、上記接合部11cにおけるこれら部材の重ね代と、燃料の圧力を受圧する平坦部11aとの関係が垂直となるようにしているため、上記燃料の圧力脈動に際し、この接合部11cにはいわば剪断荷重のみが印加されることとなる。また、ガス室12の容積が減少することに起因して接合部11cに作用する封入ガスの圧力も、同接合部11cに対してほぼ平行な方向に作用することとなる。すなわち、こうした圧力が接合部11cにおける上記ポンプカバー10とダイヤフラム11との重ね代を互いに引き離す方向に作用することはないため、前述したいわゆる口開き等自体が自ずと生じにくくなっている。
ちなみに、先の図9に例示した構成の従来のパルセーションダンパと本実施の形態のパルセーションダンパとでそれぞれ同一の圧力を印加したとき、従来のパルセーションダンパでは口開き、すなわち重ね代の剥離が最大で300μmにも達しているのに対し、本実施の形態のパルセーションダンパでは0.05μm程度と極めて小さいことが発明者らによって確認されている。
また、これも先の図10に例示した従来のパルセーションダンパの場合、ダイヤフラム81の平坦部に燃料圧力が印加されると、ダイヤフラム81の変形に起因して発生する応力はその屈曲部に集中することとなる。これに対し、本実施の形態に係るパルセーションダンパでは上述のように、ダイヤフラム11の平坦部11aの周囲に環状の突出部11bを設けたことにより、ダイヤフラム11の変形時に発生する応力はこの突出部11bによって緩和されることとなる。すなわち、上記従来のパルセーションダンパと比較して応力が集中する範囲を広くすることができ、応力の最大値を低下させることが可能となる。このため、当該部分に加わる応力の最大値を同一のものとして設計する場合、本実施の形態のパルセーションダンパでは、従来のパルセーションダンパよりもダイヤフラムの径を拡大する、あるいはダイヤフラムを薄肉化する等が可能となる。ここで、ダイヤフラムの変位量は、その半径の4乗に比例するとともにその厚さの3乗に反比例するといった特性を有することから、本実施の形態に係るパルセーションダンパによれば、上記従来のパルセーションダンパよりもその変位量を大きくとることができるようにもなる。換言すれば、ダイヤフラム11の枚数を増加させることなくその容積変位量を増大させることが可能となる。
なお、本実施の形態のパルセーションダンパは、その変形例として例えば図3に示すように、平坦部11aの周囲に突出部11bを複数、例えば3周ほど設けた構成とすることもできる。ただし、上述した応力緩和作用は、上記突出部11bの数が少ないほど、すなわち、図2に例示したように、ダイヤフラム11の周縁に突出部11bを1周だけ設けた構造においてより顕著であることが発明者らによって確認されている。以下に、ダイヤフラム11の平坦部11aの周囲に設けた突出部11bの数とその応力緩和作用との関係について、発明者らによる実験結果をまとめた図4及び図5を参照して説明する。
図4は、差圧、すなわち燃料圧力から上記ガス室12に封入された不活性ガスの圧力を減算した圧力と、同ガス室12の容積変化量、すなわちダイヤフラム11の特に平坦部11aの変位量との関係を示すグラフである。なお、図中黒丸で示すサンプル値は先の図2の構造により得られる値であり、黒四角で示すサンプル値は先の図3の構造により得られる値である。
同図4から明らかなように、差圧が正の値である場合、すなわち、燃料圧力がガス室12内に封入されている不活性ガスの圧力よりも大きく、ダイヤフラム11がポンプカバー10側に変形する場合であれ、逆に、差圧が負の値である場合、すなわち、燃料圧力が上記不活性ガスの圧力よりも大きく、ダイヤフラム11が燃料室23側に変形する場合であれ、ダイヤフラム11に作用する圧力当りの容積変化量は、図2の構造である、ダイヤフラム11の周縁に突出部11bを1周だけ設けた構造の方が大きい。
一方、図5は、上記差圧と、ダイヤフラム11の変形時に係る応力の最大値を上記容積変化量で割った値との関係を示すグラフである。なお、このグラフについても、図4と同様に、図2の構造により得られる値を黒丸で示すとともに、図3の構造により得られる値を黒四角で示している。
同図5から明らかなように、差圧が正の値である場合は、この差圧が300kPaのときに図2の構造と図3の構造とで容積変化量当りの応力がほぼ同一であるものの、差圧が400kPaになると図3の構造の方が図2の構造よりも容積変化量当りの応力が小さくなってはいる。ただし、その差はほぼ「0」に等しい。これに対し、差圧が正、且つ100〜200kPaである場合には、図2の構造の方が容積変化量当りの応力は小さい。他方、差圧が負の値である場合には、その絶対値が小さいほど、図2の構造が図3の構造に比較して容積変化量当りの応力が大幅に小さく、しかも、差圧が−100〜−400kPaの範囲に渡り、図2の構造での容積変化量当りの応力が図3の構造に比較して1.5倍以上小さくなる。
このように、これら図4、図5の結果によれば、差圧の正負、あるいはその大きさを問わず、図2の構造は、図3の構造よりもその容積変化量を大きくすることが可能でありながらも、この容積変化量当りの応力は小さいか、あるいは大きいとしてもその差がほぼ「0」に等しいことがわかる。すなわち、ダイヤフラム11の周縁に突出部11bを1周だけ設けることにより、同突出部11bを複数周、例えば3周設けるよりも、その応力緩和、並びに容積変化量拡大に係る効果がより顕著なものとなる。
以上説明したように、本実施の形態に係るパルセーションダンパによれば、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(1)ダイヤフラム11の平坦部11aから突出部11bを介して垂直に延びる筒状周部がポンプカバー10に外嵌された状態でこの筒状周部の嵌合部をポンプカバー10に溶接するようにした。すなわち、接合部11cと平坦部11aとが垂直をなすようにダイヤフラム11をポンプカバー10に組み付けられるようにした。これにより、平坦部11aの変位によるガス室12の容積変化に起因する圧力が筒状周部とポンプカバー10との間の溶接部分に作用しても、この圧力が接合部11cをポンプカバー10から引き離す方向に作用することはなくなり、ポンプカバー10と接合部11cとの間の接合に対する信頼性を高く維持することができるようになる。
(2)ダイヤフラム11の変位時に応力が集中する平坦部11aを囲む部分、すなわちダイヤフラム11の筒状周部に連なる周縁部に、ポンプカバー10とは反対側に断面が円弧状をなすように張り出した突出部11bを設けることとした。これにより、周縁部に集中する応力を緩和することができるようになり、接合部11cにおける信頼性を高く維持することが可能となる。すなわち、パルセーションダンパとしての圧力耐性を更に向上させることができるようにもなる。
(3)本実施の形態の変形例として図3に例示したように、ダイヤフラム11の周縁に上記突出部11bを複数設けることも可能である。ただしここでは、この突出部11bをダイヤフラム11の周縁に1周だけ設けることとしたことによって、その応力緩和作用をより顕著なものとし、上記接合部11cにおける信頼性をより高く維持することができるようになる。
(4)ダイヤフラム11の支持部材として高圧燃料ポンプ20のポンプカバー10を用いるようにした。これにより、高圧燃料ポンプ20を構成する部品の部品点数を削減可能であるとともに、高圧燃料ポンプ20としての体格も最小限に維持することができるようになる。
なお、上記実施の形態あるいはその変形例は、これを適宜変更した以下の形態にて実行することも可能である。
・先の図2、あるいはその変形例として図3に示したように、パルセーションダンパを構成するポンプカバー10の肉厚をほぼ均一とした。これに限らず、例えば、
a.図2に対応する図として図6に示すように、ポンプカバー10の掛着部10cに同ポンプカバー10の他の部位と比較して薄肉化した薄肉部10dを設ける。
b.図2に対応する図として図7に示すように、平坦部10aと垂直をなして、突出部10bの突出方向とは反対側に延びる周部、すなわちダイヤフラム11が溶接される部位に薄肉化した薄肉部10eを設ける。
c.同じく図2に対応する図として図8に示すように、ポンプカバー10の平坦部10aに薄肉化した薄肉部10fを設ける。
等々、によってポンプカバー10の剛性を低下させるようにしてもよい。
こうした構成によれば、上記(1)〜(4)の効果に加えて、
(5)上記低剛性部、すなわち薄肉部10d,10e,10fが撓む分だけ、ダイヤフラム11の平坦部11aに印加された圧力に応じた当該パルセーションダンパとしての変位量を大きくすることができる。すなわち、ダイヤフラム11での変位に加え、支持部材としてのポンプカバー10によっても燃料に生じた圧力脈動を吸収することができ、圧力脈動抑制効果をより高く維持することができる。
といった効果が得られるようになる。
・また、薄肉部10d,10e,10fを設けることによりポンプカバー10の剛性を低下させることに代えて、上記薄肉化した部分に相当する部分をその他の部位とは異なる材料にて、すなわちその他の部位よりも剛性の低い材料にて形成することで、ポンプカバー10としての剛性を低下させるようにしてもよい。ただし、ポンプカバー10の構成材料として望ましいステンレス系の材料は、その種類による剛性の差異がそれほど大きくないことや、異なる種類の材料にてポンプカバー10を形成することの煩雑さを考慮すれば、上述のように薄肉部10d,10e、あるいは10fを設けてポンプカバー10としての剛性の低下を図る方法が最も容易、且つ実用的な方法である。
・ポンプカバー10に対しダイヤフラム11が外嵌される構造としたが、これに限らずポンプカバー10に対しダイヤフラム11が内嵌される構造であってもよい。
・ポンプカバー10とダイヤフラム11との組付け時には、ポンプカバー10の周部に対しダイヤフラム11の周部の先端を圧入のうえ、この圧入された部分を溶接して、同ダイヤフラム11をポンプカバー10に固定するようにした。これに限らず、ダイヤフラム11は溶接以外の方法によりポンプカバー10に接合されるようにしてもよい。例えば、圧入された部分をろう付けや接着材等で接合するようにしてもよい。
・高圧燃料ポンプ20のポンプカバー10が、ダイヤフラム11を支持する支持部材を兼ねる構成とした。これに限らず、ポンプカバー10とは別に設けられた部材により、上記ダイヤフラム11が支持されるようにしてもよい。
・変形例として図3に示したパルセーションダンパでは、ダイヤフラム11に同一の幅を有する突出部11bを3周設ける構造としたが、これに限らず、互いに幅の異なる突出部を複数備えるようにしてもよい。もっとも、図2に示したパルセーションダンパが上記応力を緩和する上で最も望ましい構造であることは上述の通りである。
・ダイヤフラム11の平坦部11aを囲むようにその周縁部に1周以上の突出部11bを設けるようにした。これに限らず、こうした突出部11bを備えないダイヤフラム、すなわちダイヤフラムの筒状周部から適宜の曲率を有して変位部となる平坦部11aが直接連なる構造を有するダイヤフラム等も適宜採用可能である。

Claims (5)

  1. 高圧燃料ポンプの燃料室に配設されるパルセーションダンパにおいて、
    圧力の印加によって変位する変位部を有し、前記燃料室に生じる圧力脈動を前記変位部の変位を通じて抑制するダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムを支持するとともに、該ダイヤフラムと協働してガス室を形成する前記高圧燃料ポンプのポンプカバーと、を備え、
    前記変位部は、前記ガス室側の面と前記燃料室側の面との両方が平坦な平坦部であり、
    前記ダイヤフラムは有底筒状に形成されてなるものであって、前記変位部によって形成される底と、前記変位部を囲むように形成されて前記変位部よりも前記燃料室側へ張り出すように断面円弧状をなした環状の突出部と、前記突出部の外周から前記突出部の突出方向とは反対の方向に前記変位部に対して垂直に延びる筒状周部とを有し、前記筒状周部は前記ポンプカバーに外嵌した状態で同ポンプカバーに接合される嵌合部を有し、
    前記筒状周部及び前記突出部の外周面の全領域が前記燃料室に面している
    ことを特徴とするパルセーションダンパ。
  2. 前記ポンプカバーは、部分的に他の部位よりも剛性の低い低剛性部を有する
    請求項に記載のパルセーションダンパ。
  3. 前記ポンプカバーは前記高圧燃料ポンプのハウジングの上端筒部に対して装着されるものであり、この上端筒部に装着される部位において、前記低剛性部を形成するように薄肉化される
    請求項に記載のパルセーションダンパ。
  4. 前記ポンプカバーは、前記ダイヤフラムの筒状周部が接合された部位において、前記低剛性部を形成するように薄肉化される
    請求項に記載のパルセーションダンパ。
  5. 前記ポンプカバーは、前記ダイヤフラムの変位部と対向する部位において、前記低剛性部を形成するように薄肉化される
    請求項に記載のパルセーションダンパ。
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