JP2016113882A - マンホールの継手構造及びマンホールとその施工方法 - Google Patents

マンホールの継手構造及びマンホールとその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】弾性筒状体が目地部に挟まれることを防止し、止水性を確保する。【解決手段】上下に重ねた筒体2,2の目地部5に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体21を設ける。弾性筒状体21の目地部5への侵入を防止する侵入防止部材11を、目地部5に跨って上下の筒体2,2の外周に配置する。また、侵入防止部材11の外周に弾性筒状体21を配置すると共に、弾性筒状体21の上,下取付部23A,23Bを上下の筒体2,2に取り付け、侵入防止部材11の上方及び下方で上下の筒体2,2の外周と弾性筒状体21の内周との間に止水用の上,下弾性リング部材14A,14Bを配置する。地震などにより目地部5が開くと、弾性筒状体21が上下方向に伸び、この状態でも弾性筒状体21には地下水圧が加わるが、侵入防止部材11により弾性筒状体21が開いた目地部5に挟まれることがなく、地震終了後は前の状態に戻ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、筒体を重ね合わせるマンホールの継手構造及びマンホールとその施工方法に関する。
従来、この種の継手構造として、筒体の継手部分に伸縮性の可とう継手装置を設置し、筒体の変位を吸収するものが知られている(例えば特許文献1の図12)。
そして、例えばマンホールを地震時に破壊しないようにするには、マンホールを上下方向に剛結合するより、筒体間の継手に遊びを持たせた柔構造とするのが好ましい。
一方、筒体間の継手は漏水の発生箇所となる可能性があり、なるべく継手箇所が少ない方がよい。しかし、継手を少なくすると筒体間の目開き量が大きくなり、継手に弾性のあるシール部材を使用して止水性と可とう性とを確保するには、対応可能な目開き量に限度がある。
また、目開き量はマンホールの外径が大きくなると同じ屈曲角度でも大きくなるため、大口径のマンホールになるほど、継手に高い可とう性が求められる。
図14〜図15は、特許文献1の図12に対応した概略説明図である。同図に示すように、上下の筒体101,101の重ね合せ箇所に跨って伸縮性の可とう継手装置102が設けられており、地震などにより上下の筒体が相対的に傾くと、図14に示すように重ね合せ箇所に目開きが発生し、可とう継手装置102に外側から地下水圧が加わることにより内側に屈曲し、地震が終了すると、図15に示すように、可とう継手装置102の屈曲部分102Aが重ね合せ箇所に挟まれ、これにより可とう継手装置102の止水性能の低下を招くという問題がある。
特開2007−56462号公報
解決しようとする課題は、弾性筒状体が重ね合せ箇所に挟まれることを防止し、止水性を確保することができるマンホールの継手構造及びマンホールとその施工方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上下に重ねた筒体の重ね合せ箇所の上下に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体を設けるマンホールの継手構造において、前記弾性筒状体の前記重ね合せ箇所への侵入を防止する侵入防止部材を、前記重ね合せ箇所の上下に跨って前記上下の筒体の外周に配置し、前記侵入防止部材の外周に前記弾性筒状体を配置すると共に、前記弾性筒状体の上,下取付部を前記上下の筒体に取り付けたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、地震力などが作用した場合、筒体の重ね合せ箇所が開くことで地震時などの力を吸収し、筒体にひび割れ等が生じない。また、筒体の重ね合せ箇所が開くと、弾性筒状体が上下方向に伸び、この状態でも弾性筒状体には地下水圧が加わるが、侵入防止材により弾性筒状体が開いた重ね合せ箇所に挟まれることがなく、地震終了後は前の状態に戻ることができる。
また、請求項2の発明は、前記侵入防止部材の上方及び下方で前記上下の筒体の外周と前記弾性筒状体の内周との間に止水用の上,下弾性リング部材を配置したことを特徴とする。
また、請求項2の構成によれば、地下水圧が加わると、弾性筒状体は筒体及び上,下弾性リング部材に押し付けられ、上,下弾性リング部材は圧縮され止水効果を発揮する。
また、請求項3の発明は、前記侵入防止部材は周方向に分割されていることを特徴とする。
また、請求項3の構成によれば、分割されているため、筒体への配置を容易に行うことができる。
また、請求項4の発明は、前記上,下取付部に対応して前記上下の筒体の外周に取付部用溝部を形成したことを特徴とする。
また、請求項4の構成によれば、取付部用溝部を基準にして上,下取付部の取付を容易に行うことができる。また、取付部用溝部に上,下取付部が嵌ることにより安定した取付状態が得られる。さらに、筒体の外周より凹んだ取付部用溝部に、上,下取付部を嵌めることにより、筒体の外周に上,下取付部を装着する場合に比べて、上,下取付部における周方向の伸びによるストレスを抑制することができる。
また、請求項5の発明は、前記上下の筒体の外周に、前記上,下弾性リング部材を配置するリング部材用溝部を形成したことを特徴とする。
また、請求項5の構成によれば、上,下弾性リング部材の位置決めを容易に行うことができる。
また、請求項6の発明は、前記侵入防止部材の上下方向中央側には、前記重ね合せ箇所に係合する係合部を設けたことを特徴とする。
また、請求項6の構成によれば、係合部を重ね合せ箇所に係合することにより、侵入防止部材の上下方向の位置決めを行うことができる。
また、請求項7の発明は、複数の前記筒体を上下方向に重ね合わせると共に、前記上下の筒体に前記継手構造を設けたことを特徴とする。
請求項7の構成によれば、複数の筒体を上下に重ね合わせてマンホールを構築し、このマンホールは、地震時などにより筒体の重ね合せ箇所に目開きが発生しても、弾性筒状体が重ね合せ箇所に挟まれることを防止でき、弾性筒状体による止水性を確保することができる。
また、請求項8の発明は、前記筒体が周方向に分割された複数の分割筒体からなり、前記複数の分割筒体を周方向に接続したことを特徴とする。
請求項8の構成によれば、止水性に優れた大径のマンホールが得られる。
また、請求項9の発明は、上下に重ねた筒体の重ね合せ箇所の上下に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体を設けるマンホールの継手構造の施工方法において、前記弾性筒状体の前記重ね合せ箇所への侵入を防止する侵入防止部材を、前記重ね合せ箇所の上下に跨って前記上下の筒体の外周に配置し、前記侵入防止部材の外周に前記弾性筒状体を配置すると共に、前記弾性筒状体の上,下取付部を前記上下の筒体に取り付けることを特徴とする。
請求項9の構成によれば、請求項1に記載のマンホールの継手構造が得られる。
また、請求項10の発明は、前記侵入防止部材の上方及び下方で前記上下の筒体の外周に止水用の上,下弾性リング部材を配置した後、前記侵入防止部材の外周に前記弾性筒状体を配置すると共に、前記弾性筒状体の上,下取付部を前記上下の筒体に取り付け、前記弾性筒状体の内周に止水用の前記上,下弾性リング部材を当接することを特徴とする。
また、請求項10の構成によれば、請求項2に記載のマンホールの継手構造が得られる。
上記構成によれば、地震時などにより筒体の重ね合せ箇所に目開きが発生しても、弾性筒状体が重ね合せ箇所に挟まれることを防止でき、弾性筒状体による止水性を確保することができる。
本発明の実施例1を示す継手構造の断面図である。 同上、要部の拡大断面図である。 同上、侵入防止部材の斜視図である。 同上、弾性筒状体を図示省略した断面図である。 同上、係合部周りの拡大断面図である。 同上、取付部の断面図である。 同上、マンホールの要部の斜視図である。 同上、筒体の平面図である。 同上、重ね合せ箇所が開いた状態の断面図である。 同上、取付部用溝部のない止水構造の断面図である。 本発明の実施例2を示す止水構造の断面図である。 本発明の実施例3を示す止水構造の断面図である。 本発明の実施例4を示すマンホールの要部の斜視図である。 従来例を示す重ね合せ部分が開いた状態の断面図である。 同上、重ね合せ部分が開いた後に閉まった状態の断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図9は実施例1を示しており、マンホール1は、円筒形の筒体2,2・・・を組み立てる組立式マンホールであり、前記筒体2はプレキャストコンクリートなどからなる。尚、前記筒体2の直径(内径)は2000〜3500mm程度である。また、マンホール1は地中に埋設され、土圧を受ける。尚、この例では、筒体2は周方向に一体のものを用いている。
上下の筒体2,2が重ね合わされ、上下の筒体2,2の下端面3と上端面4との間に5mm程度の目地部5を設け、この目地部5には充填材6などが充填される。尚、前記目地部5が重ね合せ箇所である。また、この例では、下端面3と上端面4は平坦面に形成されている。
継手構造として以下の構成を備える。前記上下の筒体2,2の外周には前記目地部5の上下を跨ぐように、侵入防止部材11が設けられている。この侵入防止部材11は、鉄板やステンレス鋼板などからなり、高さが一定なリング体を分割した複数の円弧状分割体12,12・・・からなり、図3では円周方向等間隔で5分割したものを例示している。尚、前記リング体の分割数は分割体12を人力で取り扱える重量を基準にして決めるので、筒体2が大きくなれば増加する。
前記侵入防止部材11は、厚さが0.5〜2mm程度で、前記高さHが70〜150mm程度である。前記高さHは、予想される地震などにより目地部5が開く量の2倍以上とし、これにより地震時などでも目地部5を覆うことができる。また、直径(内径)が2000〜3500mm程度で、地震などにより目地部5が開く量は略30mmと予想されるから、上記の寸法とした。前記侵入防止部材11は上下の筒体2のずれによるせん断等に対抗する構造材ではなく、後述する弾性筒状体21の目地部5への侵入を防止するものであるから、上記の厚さとした。
前記円弧状分割体12はゴム系接着剤により前記上下の筒体2,2の目地部5に跨って貼り付けられる。この場合、周方向に隣り合う円弧状分割体12,12・・・の周方向端縁12F,12F同士を合わせるように貼り付けることが好ましいが、必ずしも端縁12F,12F同士を密着させる必要はなく、端縁12F,12F間に多少の隙間があっても弾性筒状体21が目地部5に侵入しなければよい。
また、円弧状分割体12を筒体2の外周に貼り付ける際は、円弧状分割体12の高さ方向中央が目地部5に位置するようにする。この場合、全ての前記円弧状分割体12,12・・・の内周には、図5に示すように、その高さ方向中央に係合部13を設け、この係合部13が前記目地部5に係入する。前記係合部13はT形リブや突起などからなり、前記円弧状分割体12の内周に溶着して設けられる。また、図4に示したように、下端面3と上端面4の外周側の面取り部3M,4Mの間に前記係合部13を挿入するようにしてもよい。尚、1つの円弧状分割体12の内周に、周方向に間隔を置いて複数の係合部13を設けてもよい。このように目地部5に係合部13を係合することにより、貼り付け時の作業が容易となり、また、目地部5に対する円弧状分割体12の高さ位置の偏りを防止することができる。
また、前記上下の筒体2,2の外周には、止水のために上,下弾性リング部材14A,14Bが配置され、これら上,下弾性リング部材14A,14Bは環状の丸ゴムなどからなる。このため、上下の筒体2,2の外周には、上,下リング部材用溝部15A,15Bが周設されている。この例では、断面円形の弾性リング部材14A,14Bに対応して、略半円形のリング部材用溝部15A,15Bが形成されている。これらリング部材用溝部15A,15Bの深さは弾性リング部材14A,14Bの直径の1/2〜1/3程度が好ましい。また、リング部材用溝部15A,15Bに嵌めることにより接着を不要とすることができる。
また、図2に示すように、上側のリング部材用溝部15Aは、前記侵入防止部材11の上端より上方に設けられ、下側のリング部材用溝部15Bは、前記侵入防止部材11の下端より下方に設けられ、上端と上側のリング部材用溝部15Aのリング部材14Aとの間隔H1と、下端と下側のリング部材用溝部15Bのリング部材14Bとの間隔H1とは、10mm以上が望ましく、前記間隔H1を15〜20mm程度としている。即ち、弾性リング部材14A,14Bの位置は、弾性リング部材14A,14Bの外側に侵入防止部材11が乗り上げるか、または弾性リング部材14A,14Bが侵入防止部材11の外周に乗り上げると止水性がなくなるので、侵入防止部材11から離れた位置にしており、上述したように間隔H1を10mm以上とした。尚、施工性は劣るが、溝部15A,15Bを設けないようにすることもでき、この場合は筒体2の外周に接着することが好ましい。
また、前記弾性リング部材14A,14Bは、硬い方が丸ゴムの効果が発揮できるので、JIS K 6253に準拠したタイプAデュロメータを用いた硬度(JIS A硬さ)で、50〜70度、60度程度が好ましい。
ゴムなどの弾性体からなる前記弾性筒状体21は、円筒形の筒本体22と、この筒本体22の上下に一体に設けられた上,下取付部23A,23Bとを一体に備え、上,下取付部23A,23Bは前記筒本体22より肉厚に形成されている。前記弾性筒状体21の高さH2は、侵入防止部材11の高さと上,下取付部23A,23Bの高さから決まるが、侵入防止部材11の高さに200mm程度加えた高さが好ましい。尚、前記弾性筒状体21は上下対称である。尚、弾性筒状体21は、筒本体22と上,下取付部23A,23Bとを同じ肉厚にすることもできる。
また、前記筒本体22の内周長は、前記筒体2の外周長と同じか若干短めに形成されている。即ち、筒体2が円筒形状の場合、筒本体22の内径は筒体2の外径と同一か若干小さく形成されている。したがって、実際の装着状態では図2に示すように、筒本体22は筒体2の外周及び侵入防止部材11の外周に接する。また、図6などに示すように、上,下取付部23A,23Bは、前記筒本体22に比べて厚く、且つ前記筒本体22の内径と、凹凸部26を除いた上,下取付部23A,23Bの内径Dが略同一に形成されている。即ち、筒本体22の内面の周長と、凹凸部26を除いた上,下取付部23A,23Bの内面の周長が略同一に形成されている。
前記上,下取付部23A,23Bの外周には、上下にバンド用の凹部24,24を形成し、これら凹部24,24にそれぞれ締付手段たる締付バンド25,25を装着する。図1では、締付バンド25は上,下取付部23A,23Bに2本ずつ装着しているが、1本でもよく、3本以上でもよい。また、上,下取付部23A,23Bの内周には、断面が略三角形の凹部と凸部が上下に並んだ凹凸部26が形成されている。さらに、前記上下の筒体2,2の外周には、前記上,下取付部23A,23Bに対応して、取付部用溝部27,27が周設されており、この取付部用溝部27の底部は筒体2の外周より小径に形成されている。
そして、上下の取付部用溝部27,27に前記上,下取付部23A,23Bを配置し、締付バンド25,25により前記上,下取付部23A,23Bを締め付けて筒体2に取付固定する。尚、弾性筒状体21の前記硬度は、40〜50程度であり、前記弾性リング部材14A,14Bに比べて柔らかい。このように上,下取付部23A,23Bが比較的柔らかいため、締付バンド25,25による締付により、凹凸部26が凹んで溝部27の底部との接触面積が大きくなり止水性が向上する。また、取付部用溝部27を設けることにより、溝部27からの上,下取付部23A,23Bの抜け出し防止、位置決めの目安、さらに、溝部27を接着剤又は滑材のスペースとして使用することができる。
また、取付部用溝部27を設けることにより上,下取付部23A,23Bの取付周長が短くなることにより、取付状態において上,下取付部23A,23Bの伸びを緩和することができる。即ち、上述したように弾性筒状体21の内周長は、筒体2の外周長と同一か若干短く形成されているから、筒体2の外周には弾性筒状体21を周方向に伸ばしながら装着する必要があるが、溝部27により上,下取付部23A,23Bの伸びが軽減され、加わるストレスが減る。そして、取付部23A,23Bと筒本体22の内径は略同一であり、目地部5が開いたときに、筒体2に比べて周長の短い取付部用溝部27の取付部23A,23Bに加わる引っ張り力は、他の筒本体22より小さくなり、締め付け力の効果が上がる。
ところで、弾性筒状体21が図14〜図15のようにならないようにするためには、筒本体の厚さを厚くすることや、ゴムに繊維を入れて剛性を高めることが考えられるが、いずれも弾性筒状体が重くなって施工が大変になり、また、ゴムに繊維を入れるとゴムの伸びが無くなるので、可とう性も損なわれる。本実施例では、これらの問題を解消することができる。
次に、前記継手構造の施工方法について説明する。上,下リング部材用溝部15A,15Bに上,下弾性リング部材14A,14Bを装着する。また、上,下の筒体2,2のいずれか一方に弾性筒状体21を外装する。この場合、上リング部材用溝部15Aの上方又は下リング部材用溝部15Bの下方に弾性筒状体21を外装しておく。
この後、上下の筒体2,2を重ね合せ、その目地部5に係合部13を挿入して複数の円弧状分割体12により目地部5を囲み、円弧状分割体12を上,下の筒体2,2の少なくとも一方の外周に接着剤により接着する。尚、この例では、下の筒体2の外周に円弧状分割体12を接着する。このようにして侵入防止部材11を目地部5の上下に跨って取り付けた後、上,下の筒体2,2のいずれか一方に外装していた弾性筒状体21を移動し、上,下の取付部用溝部27,27に上,下取付部23A,23Bを嵌める。この場合、外装していた弾性筒状体21を周方向に伸ばした状態で移動する。
上,下取付部23A,23Bの凹部24,24に締付バンド25,25を外装し、これら締付バンド25,25により上,下取付部23A,23Bを締め付けて凹部24,24に固定する。
尚、図10に示すように、筒体2の外周に取付部用溝部27を設けずに、筒体2の外周に上,下取付部23A,23Bを取付固定してもよい。
次に、前記構成につきその作用を説明する。マンホール1に地震力などが作用した場合、マンホール1が傾き、目地部5が開くことで地震時の力を吸収し、筒体2にひび割れが生じない。そして、図9に示すように、下の筒体2に対して上の筒体2が傾くと、傾いた反対側の目地部5が広がる。上の筒体2が傾くと、侵入防止部材11は上下の筒体2,2に接着されているが、接着剤はゴム糊であり、筒体2の動きを止めるほどの力はないので、目地部5が開き、主として筒本体22が伸びる。この時も外部から地下水圧がマンホール1に作用し続けており、筒本体22は水圧でマンホール1の内側に押されるが、薄板鋼板などからなる侵入防止部材11が開いた目地部5を覆っているため、目地部5に筒本体22が嵌ることがない。このように筒本体22は上下方向のみに伸び、地震終了後は、地震前に戻ることができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、上下に重ねた筒体2,2の重ね合せ箇所たる目地部5の上下に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体21を設けるマンホール1の継手構造において、弾性筒状体21の目地部5への侵入を防止する侵入防止部材11を、前記目地部5の上下に跨って上下の筒体2,2の外周に配置し、侵入防止部材11の外周に弾性筒状体21を配置すると共に、弾性筒状体21の上,下取付部23A,23Bを上下の筒体2,2に直接取り付けたから、地震力などが作用した場合、筒体2,2の目地部5が開くことで地震時などの力を吸収し、筒体2にひび割れ等が生じない。また、筒体2,2の目地部5が開くと、弾性筒状体21が上下方向に伸び、この状態でも弾性筒状体21には地下水圧が加わるが、侵入防止部材11により弾性筒状体21が開いた目地部5に挟まれることがなく、地震終了後は前の状態に戻ることができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、侵入防止部材11の上方及び下方で上下の筒体2,2の外周と弾性筒状体21の内周との間に止水用の上,下弾性リング部材14A,14Bを配置したから、地下水圧が加わると、弾性筒状体21は筒体2及び上,下弾性リング部材14A,14Bに押し付けられ、上,下弾性リング部材14A,14Bは圧縮され止水効果を発揮する。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、侵入防止部材11は周方向に分割されているから、筒体2への配置を容易に行うことができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、上,下取付部23A,23Bに対応して上下の筒体2,2の外周に取付部用溝部27,27を形成したから、取付部用溝部27,27を基準にして上,下取付部23A,23Bの取付を容易に行うことができる。また、取付部用溝部27,27に上,下取付部23A,23Bが嵌ることにより安定した取付状態が得られる。さらに、筒体2の外周より凹んだ取付部用溝部27に、上,下取付部23A,23Bを嵌めることにより、筒体2の外周に上,下取付部23A,23Bを装着する場合に比べて、上,下取付部23A,23Bにおける周方向の伸びによるストレスを抑制することができる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、上下の筒体2,2の外周に、上,下弾性リング部材14A,14Bを配置するリング部材用溝部15A,15Bを形成したから、上,下弾性リング部材14A,14Bの位置決めを容易に行うことができる。
また、このように本実施例では、請求項6に対応して、侵入防止部材11の上下方向中央側には、重ね合せ箇所たる目地部5に係合する係合部13を設けたから、係合部13を目地部5に係合することにより、侵入防止部材11の上下方向の位置決めを行うことができる。
また、このように本実施例では、請求項7に対応して、複数の筒体2,2・・・を上下方向に重ね合わせると共に、上下の筒体2,2・・・に前記継手構造を設けたから、地震時などにより筒体2,2の重ね合せ箇所に目開きが発生しても、弾性筒状体21が重ね合せ箇所に挟まれることを防止でき、弾性筒状体21による止水性を確保することができる。
また、このように本実施例では、請求項9に対応して、上下に重ねた筒体2,2の重ね合せ箇所たる目地部5の上下に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体21を設けるマンホール1の継手構造の施工方法において、弾性筒状体21の目地部5への侵入を防止する侵入防止部材11を、目地部5の上下に跨って上下の筒体2,2の外周に配置し、侵入防止部材11の外周に弾性筒状体21を配置するから、請求項1に記載のマンホール1の継手構造が得られる。
また、このように本実施例では、請求項10に対応して、弾性筒状体21の目地部5への侵入を防止する侵入防止部材11を、目地部5の上下に跨って上下の筒体2,2の外周に配置し、侵入防止部材11の上方及び下方で上下の筒体2,2の外周に止水用の上,下弾性リング部材14A,14Bを配置した後、侵入防止部材11の外周に弾性筒状体21を配置すると共に、弾性筒状体21の上,下取付部23A,23Bを上下の筒体2,2に取り付け、弾性筒状体21の内周に止水用の上,下弾性リング部材14A,14Bを当接するから、請求項2に記載のマンホール1の継手構造が得られる。
また、実施例上の効果として、1つの円弧状分割体12の内周に、周方向に間隔を置いて複数の係合部13を設ければ、円弧状分割体12を安定して位置決めすることができる。
図11は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、上下の筒体2,2を凹凸嵌合する例であり、上の筒体2の下端面3に嵌合凸部31を形成し、この嵌合凸部31が嵌合する嵌合凹部32を下の筒体2の上端面4に形成している。また、嵌合凸部31の下端と嵌合凹部32の底部との間には、止水用のシール材33を設けている。
このように本実施例でも上記実施例と同様な作用・効果を奏する。また、この例では、凹凸嵌合により上下の筒体2,2の位置合わせが容易となる。
図12は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、上の筒体2の下端面3の内側に段差状の段差凸部36を設け、この段差凸部36に対応して、下の筒体2の上端面4の内側に段差状の段差凹部37を形成している。また、段差凸部36の下端と段差凹部37の底部との間には、止水用のシール材33を設けている。
このように本実施例でも上記実施例と同様な作用・効果を奏する。また、この例では、インロー嵌合より上下の筒体2,2の位置合わせが容易となる。
図13は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、筒体2を周方向に二分割した分割筒体51,51を用い、これら分割筒体51,51の周方向端面52,52を接続して筒体2を構成している。
前記周方向端面52,52同士の接続構造としては、接着剤,機械接続,接着剤と機械接続を組み合わせたものが例示される。前記機械接続構造53にはボルト接続やコッター継手金具などが用いられる。尚、周方向端面52,52を剛接続する場合は、筒体2のコンクリート強度よりも強い又は同等の接続強度を持つ手段で剛接続すればよい。
また、周方向端面52,52の位置は上下の筒体2,2において平面位置をずらしており、この例では180度ずらした位置に配置している。したがって、上下の筒体2,2の周方向端面52,52が上下方向に連続することがない。そして、周方向端面52,52の位置は縦目地箇所となるが、構造的に弱点になりうる縦目地箇所を上下で連続させないことで構造物の強度の安定化を図ることができる。
このように本実施例でも上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、この例では、請求項8に対応して、筒体2が周方向に分割された複数の分割筒体51,51からなり、複数の分割筒体51,51を周方向に接続したから、止水性に優れた大径のマンホール1が得られる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、筒体が平面円形のマンホールを例に説明したが、筒体は平面角形でもよい。また、実施例では、侵入防止部材をステンレス製としたが、防錆処理を施した鋼製や合成樹脂製でもよい。さらに、実施例では、取付部を2本の締付バンドで取り付けたが、締付バンドは1本でもよいし、3本以上でもよい。また、実施例では、筒体を二分割した例を示したが、三分割以上としてもよい。
1 マンホール
2 筒体
3 下端面
5 目地部(重ね合せ箇所)
11 侵入防止部材
12 円弧状分割体
13 係合部
14A 上弾性リング部材
14B 下弾性リング部材
15A リング部材用溝部
15B リング部材用溝部
21 弾性筒状体
22 筒本体
23A 上取付部
23B 下取付部
24 凹部
25 締付バンド(締付手段)
27 取付部用溝部
51 分割筒体

Claims (10)

  1. 上下に重ねた筒体の重ね合せ箇所の上下に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体を設けるマンホールの継手構造において、
    前記弾性筒状体の前記重ね合せ箇所への侵入を防止する侵入防止部材を、前記重ね合せ箇所の上下に跨って前記上下の筒体の外周に配置し、
    前記侵入防止部材の外周に前記弾性筒状体を配置すると共に、前記弾性筒状体の上,下取付部を前記上下の筒体に取り付けたことを特徴とするマンホールの継手構造。
  2. 前記侵入防止部材の上方及び下方で前記上下の筒体の外周と前記弾性筒状体の内周との間に止水用の上,下弾性リング部材を配置したことを特徴とする請求項1記載のマンホールの継手構造。
  3. 前記侵入防止部材は周方向に分割されていることを特徴とする請求項1又は2記載のマンホールの継手構造。
  4. 前記上,下取付部に対応して前記上下の筒体の外周に取付部用溝部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマンホールの継手構造。
  5. 前記上下の筒体の外周に、前記上,下弾性リング部材を配置するリング部材用溝部を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマンホールの継手構造。
  6. 前記侵入防止部材の上下方向中央側には、前記重ね合せ箇所に係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマンホールの継手構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のマンホールの継手構造を備え、複数の前記筒体を上下方向に重ね合わせると共に、前記上下の筒体に前記継手構造を設けたことを特徴とするマンホール。
  8. 前記筒体が周方向に分割された複数の分割筒体からなり、前記複数の分割筒体を周方向に接続したことを特徴とする請求項7記載のマンホール。
  9. 上下に重ねた筒体の重ね合せ箇所の上下に跨って上下方向に伸縮可能な弾性筒状体を設けるマンホールの継手構造の施工方法において、
    前記弾性筒状体の前記重ね合せ箇所への侵入を防止する侵入防止部材を、前記重ね合せ箇所の上下に跨って前記上下の筒体の外周に配置し、
    前記侵入防止部材の外周に前記弾性筒状体を配置すると共に、前記弾性筒状体の上,下取付部を前記上下の筒体に取り付けることを特徴とするマンホールの継手構造の施工方法。
  10. 前記侵入防止部材の上方及び下方で前記上下の筒体の外周に止水用の上,下弾性リング部材を配置した後、前記侵入防止部材の外周に前記弾性筒状体を配置すると共に、前記弾性筒状体の上,下取付部を前記上下の筒体に取り付け、前記弾性筒状体の内周に止水用の前記上,下弾性リング部材を当接することを特徴とする請求項7記載のマンホールの継手構造の施工方法。
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