JP2016113720A - シート製造装置及びシート製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 欠陥のあるシートを選別できるシート製造装置100を提供する。【解決手段】 本発明に係るシート製造装置100は、堆積部と、シート形成部と、検出部91と、切断部90と、を備える。堆積部は、繊維を含む材料を堆積してウェブを形成する。シート形成部80は、ウェブWを加圧加熱して連続シートS1を形成する。検出部91は、連続シートS1の欠陥を検出可能である。切断部90は、連続シートS1を切断して、欠陥を検出した欠陥シートS3と、欠陥を検出しなかった単票シートS2とに加工する。欠陥シートS3と欠陥を検出しなかった単票シートS2とで、切断後のシートの搬送経路を変える。【選択図】図2

Description

本発明は、シート製造装置及びシート製造方法に関する。
従来、古紙を原料としてシートを製造するシート製造装置が知られている。そして、特
許文献1には、乾式解繊機において紙片を繊維状に解繊して、紙を成形する紙再生装置が
記載されている。特許文献1に記載された紙再生装置は、作成したウェブ(再生紙)を搬
送方向と交わる方向に裁断機によって切断し、所望のサイズのシートを製造するものであ
る。
しかしながら、このような紙再生装置にあっては、出来上がったシートまたはウェブは
、その厚みが規定外であったり、シワや破損、うねり、汚れなどがある場合がある。
特開2012−144819号公報
本発明の幾つかの態様に係る目的の1つは、欠陥のあるシートを選別できるシート製造
装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態
様または適用例として実現することができる。
本発明に係るシート製造装置の一態様は、
繊維を含む材料を堆積してウェブを形成する堆積部と、
前記ウェブを加圧加熱してシートを形成するシート形成部と、
前記シートの欠陥を検出可能な検出部と、
前記シートを切断する切断部と、を備え、
前記検出部で欠陥を検出したシートと欠陥を検出しなかったシートとで、切断後のシー
トの搬送経路を変えることを特徴とする。
このようなシート製造装置では、欠陥を検出した場合としない場合で搬送経路を変える
ので、欠陥のあるシートを選別できる。また、選別された欠陥のあるシートを製品となる
シートから排除したり、ユ-ザーが欠陥のあるシートであることを認識したりすることが
できる。
本発明に係るシート製造装置において、
前記切断後のシートは、前記欠陥を検出したシートと、前記欠陥を検出しなかったシー
トとで異なる場所に積載してもよい。
このようなシート製造装置では、異なる場所に積載することで、欠陥を検出したシート
を認識することができる。
本発明に係るシート製造装置において、
前記切断部は、前記欠陥を検出したシートの長さを前記欠陥を検出しなかったシートの
長さよりも短く切断してもよい。
このようなシート製造装置では、欠陥を検出しなかった正常なシートよりも欠陥を検出
したシートを短く切断して、欠陥を検出したシートを回収しやすくすることができる。
本発明に係るシート製造装置において、
前記切断部は、前記欠陥を検出したシートの長さを前記欠陥を検出しなかったシートの
長さよりも長く切断してもよい。
このようなシート製造装置では、欠陥を検出しなかった正常なシートに対して欠陥を検
出した異常なシートをすぐに認識することができる。
本発明に係るシート製造装置において、
前記検出部は、前記シートの表面状態を検出してもよい。
このようなシート製造装置では、表面状態を検出することで、シワや破損、うねり、汚
れのあるシートを選別できる。
本発明に係るシート製造装置において、
前記検出部は、前記シートの厚みを検出してもよい。
このようなシート製造装置では、シートの厚みを検出することで、シートの厚みが規格
外のシートを選別できる。
本発明に係るシート製造方法の一態様は、
繊維を含む材料を堆積してウェブを形成し、
前記ウェブを加圧加熱してシートを形成し、
前記シートの欠陥を検出し、
前記シートを切断し、
切断後、欠陥を検出したシートと欠陥を検出しなかったシートとで、シートの搬送経路
を変えることを特徴とする。
このようなシート製造方法では、欠陥を検出した場合としない場合で搬送経路を変える
ので、欠陥のあるシートを選別できる。また、選別された欠陥のあるシートを製品となる
シートから排除したり、ユ-ザーが欠陥のあるシートであることを認識したりすることが
できる。
本実施形態に係るシート製造装置を模式的に示す図。 本実施形態に係るシート製造装置の検出部及び切替部を模式的に示す側面図。 本実施形態に係るシート製造装置の連続シートの切断長さを模式的に示す平面図。 第1変形例に係るシート製造装置の検出部及び切替部を模式的に示す側面図。 第2変形例に係るシート製造装置の検出部及び切替部を模式的に示す側面図。 第2変形例における単票シート及び欠陥シートの斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に
説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するもので
はない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない
1. シート製造装置
1.1. 構成
まず、本実施形態に係るシート製造装置について、図面を参照しながら説明する。図1
は、本実施形態に係るシート製造装置100を模式的に示す図である。
シート製造装置100は、図1に示すように、供給部10と、製造部102と、制御部
140と、を備える。製造部102は、シートを製造する。製造部102は、粗砕部12
と、解繊部20と、分級部30と、選別部40と、混合部50と、堆積部60と、ウェブ
形成部70と、シート形成部80と、切断部90と、を有している。
供給部10は、粗砕部12に原料を供給する。供給部10は、例えば、粗砕部12に原
料を連続的に投入するための自動投入部である。
粗砕部12は、供給部10によって供給された原料を、空気中で裁断して細片にする。
細片の形状や大きさは、例えば、数cm角の細片である。図示の例では、粗砕部12は、
粗砕刃14を有し、粗砕刃14によって、投入された原料を裁断することができる。粗砕
部12としては、例えば、シュレッダーを用いる。粗砕部12によって裁断された原料は
、ホッパー1で受けてから管2を介して、解繊部20に移送(搬送)される。
解繊部20は、粗砕部12によって裁断された原料を解繊する。ここで、「解繊する」
とは、複数の繊維が結着されてなる原料(被解繊物)を、繊維1本1本に解きほぐすこと
をいう。解繊部20は、原料に付着した樹脂粒やインク、トナー、にじみ防止剤等の物質
を、繊維から分離させる機能をも有する。
解繊部20を通過したものを「解繊物」という。「解繊物」には、解きほぐされた解繊
物繊維の他に、繊維を解きほぐす際に繊維から分離した樹脂(複数の繊維同士を結着させ
るための樹脂)粒や、インク、トナーなどの色剤や、にじみ防止材、紙力増強剤等の添加
剤を含んでいる場合もある。解きほぐされた解繊物の形状は、ひも(string)状や
平ひも(ribbon)状である。解きほぐされた解繊物は、他の解きほぐされた繊維と
絡み合っていない状態(独立した状態)で存在してもよいし、他の解きほぐされた解繊物
と絡み合って塊状となった状態(いわゆる「ダマ」を形成している状態)で存在してもよ
い。
解繊部20は、大気中(空気中)において乾式で解繊を行う。具体的には、解繊部20
としては、インペラーミルを用いる。解繊部20は、原料を吸引し、解繊物を排出するよ
うな気流を発生させる機能を有している。これにより、解繊部20は、自ら発生する気流
によって、導入口22から、原料を気流と共に吸引し、解繊処理して、排出口24へと搬
送することができる。解繊部20を通過した解繊物は、管3を介して、分級部30に移送
される。
分級部30は、解繊部20を通過した解繊物を分級する。具体的には、分級部30は、
解繊物の中で比較的小さいものや密度の低いもの(樹脂粒や色剤や添加剤など)を分離し
て除去する。これにより、解繊物の中で比較的大きいもしくは密度の高いものである繊維
の占める割合を高めることができる。
分級部30としては、気流式分級機を用いる。気流式分級機は、旋回気流を発生させ、
分級されるもののサイズと密度とにより受ける遠心力の差によって分離するものであり、
気流の速度および遠心力の調整によって、分級点を調整することができる。具体的には、
分級部30としては、サイクロン、エルボージェット、エディクラシファイヤーなどを用
いる。特に図示のようなサイクロンは、構造が簡便であるため、分級部30として好適に
用いることができる。
分級部30は、例えば、導入口31と、導入口31が接続された円筒部32と、円筒部
32の下方に位置し円筒部32と連続している逆円錐部33と、逆円錐部33の下部中央
に設けられている下部排出口34と、円筒部32上部中央に設けられている上部排出口3
5と、を有している。
分級部30において、導入口31から導入された解繊物をのせた気流は、円筒部32で
円周運動に変わる。これにより、導入された解繊物には遠心力がかかり、分級部30は、
解繊物のうちで樹脂粒やインク粒よりも大きく密度の高い繊維(第1分級物)と、解繊物
のうちで繊維よりも小さく密度の低い樹脂粒や色剤や添加剤など(第2分級物)と、に分
離することができる。第1分級物は、下部排出口34から排出され、管4を介して、選別
部40に導入される。一方、第2分級物は、上部排出口35から管5を介して受け部36
に排出される。
選別部40は、分級部30を通過した第1分級物を導入口42から導入し、繊維の長さ
によって選別する。選別部40としては、例えば、篩(ふるい)を用いる。選別部40は
、網(フィルター、スクリーン)を有し、第1分級物に含まれる、網の目開きの大きさよ
り小さい繊維または粒子(網を通過するもの、第1選別物)と、網の目開きの大きさより
大きい繊維や未解繊片やダマ(網を通過しないもの、第2選別物)と、を分けることがで
きる。例えば、第1選別物は、ホッパー6で受けてから管7を介して、混合部50に移送
される。第2選別物は、排出口44から管8を介して、解繊部20に戻される。具体的に
は、選別部40は、モーターによって回転することができる円筒の篩である。選別部40
の網は、例えば、金網、切れ目が入った金属板を引き延ばしたエキスパンドメタル、金属
板にプレス機等で穴を形成したパンチングメタルを用いる。
混合部50は、選別部40を通過した第1選別物と、樹脂を含む添加物と、を混合する
。混合部50は、添加物を供給する添加物供給部52と、選別物と添加物とを搬送する管
54と、ブロアー56と、を有している。図示の例では、添加物は、添加物供給部52か
らホッパー9を介して管54に供給される。管54は、管7と連続している。
混合部50では、ブロアー56によって気流を発生させ、管54中において、第1選別
物と添加物とを混合させながら、搬送することができる。なお、第1選別物と添加物とを
混合させる機構は、特に限定されず、高速回転する羽根により攪拌するものであってもよ
いし、V型ミキサーのように容器の回転を利用するものであってもよい。
添加物供給部52としては、図1に示すようなスクリューフィーダーや、図示せぬディ
スクフィーダーなどを用いる。添加物供給部52から供給される添加物は、複数の繊維を
結着させるための樹脂を含む。樹脂が供給された時点では、複数の繊維は結着されていな
い。樹脂は、シート形成部80を通過する際に溶融して、複数の繊維を結着させる。
添加物供給部52から供給される樹脂は、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂であり、例えば
、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンエ
ーテル、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ
アセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、などである。
これらの樹脂は、単独または適宜混合して用いてもよい。添加物供給部52から供給され
る添加物は、繊維状であってもよく、粉末状であってもよい。
なお、添加物供給部52から供給される添加物には、繊維を結着させる樹脂の他、製造
されるシートの種類に応じて、繊維を着色するための着色剤や、繊維の凝集を防止するた
めの凝集防止材、繊維等が燃えにくくするための難燃剤が含まれていてもよい。混合部5
0を通過した混合物(第1分級物と添加物との混合物)は、管54を介して、堆積部60
に移送される。
堆積部60は、混合部50を通過した混合物を導入口62から導入し、絡み合った解繊
物(繊維)をほぐして、空気中で分散させながら降らせる。さらに、堆積部60は、添加
物供給部52から供給される添加物の樹脂が繊維状である場合、絡み合った樹脂をほぐす
。これにより、堆積部60は、ウェブ形成部70に、混合物を均一性よく堆積させること
ができる。
堆積部60としては、回転する円筒の篩を用いる。堆積部60は、網を有し、混合部5
0を通過した混合物に含まれる、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子(網を通
過するもの)を降らせる。堆積部60の構成は、例えば、選別部40の構成と同じである
なお、堆積部60の「篩」は、特定の対象物を選別する機能を有していなくてもよい。
すなわち、堆積部60として用いられる「篩」とは、網を備えたもの、という意味であり
、堆積部60は、堆積部60に導入された混合物の全てを降らしてもよい。
ウェブ形成部70は、堆積部60を通過した通過物を堆積して、ウェブWを形成する。
ウェブ形成部70は、例えば、メッシュベルト72と、張架ローラー74と、サクション
機構76と、を有している。
メッシュベルト72は、移動しながら、堆積部60の開口(網の開口)を通過した通過
物を堆積する。メッシュベルト72は、張架ローラー74によって張架され、通過物を通
しにくく空気を通す構成となっている。メッシュベルト72は、張架ローラー74が自転
することによって移動する。メッシュベルト72が連続的に移動しながら、堆積部60を
通過した通過物が連続的に降り積もることにより、メッシュベルト72上にウェブWが形
成される。メッシュベルト72は、例えば、金属製、樹脂製、布製、あるいは不織布等で
ある。
サクション機構76は、メッシュベルト72の下方(堆積部60側とは反対側)に設け
られている。サクション機構76は、下方に向く気流(堆積部60からメッシュベルト7
2に向く気流)を発生させることができる。サクション機構76によって、堆積部60に
より空気中に分散された混合物をメッシュベルト72上に吸引することができる。これに
より、堆積部60からの排出速度を大きくすることができる。さらに、サクション機構7
6によって、混合物の落下経路にダウンフローを形成することができ、落下中に解繊物や
添加物が絡み合うことを防ぐことができる。
以上のように、堆積部60およびウェブ形成部70(ウェブ形成工程)を経ることによ
り、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態のウェブWが形成される。メッシュベルト7
2に堆積されたウェブWは、シート形成部80へと搬送される。
なお、図示の例では、ウェブWを調湿する調湿部78が設けられている。調湿部78は
、ウェブWに対して水や水蒸気を添加して、ウェブWと水との量比を調節することができ
る。
シート形成部80は、メッシュベルト72に堆積したウェブWを加圧加熱してシートS
を成形する。シート形成部80では、ウェブWにおいて混ぜ合された解繊物および添加物
の混合物に、熱を加えることにより、混合物中の複数の繊維を、互いに添加物(樹脂)を
介して結着することができる。
シート形成部80としては、例えば、加熱ローラー(ヒーターローラー)、熱プレス成
形機、ホットプレート、温風ブロワー、赤外線加熱器、フラッシュ定着器を用いる。図示
の例では、シート形成部80は、第1結着部82と第2結着部84とを備え、結着部82
,84がそれぞれ一対の加熱ローラー86を備えている。結着部82,84を加熱ローラ
ー86として構成したことにより、結着部82,84を板状のプレス装置(平板プレス装
置)として構成した場合に比べて、ウェブWを連続的に搬送しながらシートSを成形する
ことができる。なお、加熱ローラー86の数は、特に限定されない。
切断部90は、シート形成部80によって成形されたシートSを切断する。図示の例で
は、切断部90は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断する第1切断部
92と、搬送方向に平行な方向にシートSを切断する第2切断部94と、を有している。
第2切断部94は、例えば、第1切断部92を通過したシートSを切断する。
以上により、所定のサイズの単票のシートSが成形される。切断された単票のシートS
は、排出部96へと排出される。
1.2. 検出部
シート製造装置100の検出部91について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。
図2は本実施形態に係るシート製造装置100の一部である検出部91及び切替部95を
模式的に示す側面図であり、図3は連続シートS1の切断長さを模式的に示す平面図であ
る。なお、図2及び図3では、連続シートS1の搬送方向Mの上流側にある堆積部60や
シート形成部80は省略し、搬送方向Mの下流側にある第2切断部94を省略して示して
いる。また、以下の説明において、「上流側」及び「下流側」という表現は「搬送方向M
における上流側」及び「搬送方向Mにおける下流側」という意味である。また、以下の説
明において、「シートの幅」は搬送方向Mに直交する方向のシートの長さであり、「シー
トの長さ」は搬送方向Mに平行な方向のシートの長さである。
図2に示すように、シート製造装置100は、図1に示したシート形成部80の下流側
に、連続シートS1の欠陥を検出可能な検出部91と、連続シートS1を切断する切断部
90と、検出部91で欠陥を検出した欠陥シートS3と欠陥を検出しなかった単票シート
S2とで、切断後のシートの搬送経路95b,97aを変える切替部95と、を備える。
検出部91は、連続シートS1の厚みを検出する第1検出部91aと、連続シートS1
の表面状態を検出する第2検出部91bと、を有する。図2では、第1検出部91aは連
続シートS1の上面側に配置され、第2検出部91bは連続シートS1の下面側に配置さ
れているが、第1、第2検出部91a,91bの配置はこれに限らず、切断部90の上流
側であれば適宜配置することができる。また、検出部91は、第1、第2検出部91a,
91bのいずれか一方だけでもよい。
第1検出部91aは、連続シートS1の厚みを検出する接触式センサーを用いることが
できる。接触式センサーとしては、例えば、連続シートS1の上面に常時接触するローラ
ーの上下(連続シートS1の厚さ方向)の移動距離から連続シートS1の厚みを検出して
もよいし、連続シートS1の上下両面に接触する一対のローラーの相対的な移動距離によ
り連続シートS1の厚みを検出してもよい。
第1検出部91aにより、連続シートS1の厚みを検出することで、連続シートS1の
厚みをあらかじめ設定された規格と比較して、規格外の連続シートS1であれば、後述す
る切替部95で欠陥のある欠陥シートS3として選別できる。
第2検出部91bは、連続シートS1の表面状態を検出する光学式センサーを用いるこ
とができる。光学式センサーは、例えば、連続シートS1の全幅に渡るCCDラインセン
サーや、光源部と読取部を連続シートS1を挟んで対向配置する透過光を利用したライン
センサーなどを採用することができる。第2検出部91bは、連続シートS1の表面状態
におけるシワや破損、うねり、汚れなどの有無を検出することができる。
また、第2検出部91bは、連続シートS1の地合いを検出してもよい。ここで「地合
い」とは、連続シートS1または単票シートS2の地質のことであり、具体的には、連続
シートS1の一方の表面から光を当てた際に見られる濃淡差の度合い(程度)のことをい
う。すなわち、「地合いが比較的良いシート」とは、該濃淡差が小さい連続シートS1ま
たは単票シートS2のことをいう。
第2検出部91bにより、連続シートS1の表面状態(シワ、破損、うねり、汚れなど
)が、例えば、あらかじめ設定された所定の基準を満たさない場合には、「欠陥」として
検出し、切断後に、後述する切替部95で選別できる。
第1検出部91a及び第2検出部91bは、連続シートS1の全面を対象としてもよい
し、一部を対象としてもよい。ここで、連続シートS1の「全面」は文字通りの全面でも
よいし、略全面でもよい。例えば、連続シートS1の略全面は、連続シートS1における
製品となる部分(すなわち単票シートS2の全面)であってもよい。
図2に示す第2検出部91bのように連続シートS1の一部を対象とするCCDライン
センサーを用いる場合には、CCDラインセンサーを連続シートS1の全幅に渡って配置
し、または少なくとも単票シートS2の全幅SW(図3参照)に渡って配置する。第2検
出部91bがラインセンサーである場合には、連続シートS1における搬送方向Mの移動
速度に合わせて所定サイクルで読み取ることで、連続シートS1の全面の表面状態を検出
できる。
検出部91は、検出した情報を制御部140へ出力する。制御部140は、検出部91
からの情報に基づいて、下流側の各処理部(切断部90、ローラー93b,93bなど)
を制御することができる。
なお、第1検出部91a及び第2検出部91bには、上述のセンサーに限らず、公知の
センサーを採用することができる。
1.3. 第1切断部
第1切断部92は、連続シートS1を切断する刃が下端に形成された刃部92bと、刃
部92bを連続シートS1に対して昇降させる切断駆動部92aと、を有する。刃部92
bは、搬送方向Mに交差する方向で連続シートS1の全幅に渡って延びる刃を有する。第
1切断部92は、いわゆるギロチンカッター方式の例について説明するが、円板状の刃を
回転して用いるロータリーカッター方式など公知の紙類の裁断機構を採用することができ
る。
第1切断部92は、検出部91よりも下流側に配置される。第1切断部92は、連続シ
ートS1を送り出すように連続的に回転するローラー93a,93aと単票シートS2を
送り出すように連続的または間欠的に回転するローラー93b,93bとの間に配置され
る。第1切断部92の下流側、例えばローラー93b,93bと後述するローラー93c
,93cとの間には連続シートS1の搬送方向Mに沿って切断する図示しない第2切断部
94が配置される。なお、第2切断部94は、単票シートS2の幅方向両端を切除するも
ので、切断する方向が異なるだけであり、第1切断部92と同様の機構を採用することが
できる。
図3に示すように、第1切断部92は、制御部140の指令に従って、製品である単票
シートS2の長さごとに連続シートS1の切断を実行する。そして、検出部91の検出結
果に基づいて、制御部140が設定された基準を超える欠陥DF1,DF2を発見すると
、欠陥DF1,DF2を含む領域に対し、長さL1よりも短い長さL2、L3を設定する
。図3では、切断位置を連続シートS1に搬送方向Mと直交する方向に延びる仮想線であ
る破線で示す。
欠陥DF1を含む領域が第1切断部92に到達すると、制御部140の指令に従って、
長さL2の長さに破線の位置で連続シートS1は切断される。したがって、第1切断部9
2が切断を実行すると、欠陥を検出したシート(図2では欠陥シートS3として示す)の
長さL2は、欠陥を検出しなかったシート(製品である単票シートS2)の長さL1より
も短くなる。
このように、欠陥を検出しなかった正常なシート(単票シートS2)よりも欠陥を検出
したシート(欠陥シートS3)を短く切断することで、欠陥シートS3を回収しやすくす
ることができる。欠陥シートS3を短く切断することで、欠陥シートS3を回収する際に
もかさばらず、また、欠陥シートS3を回収後に再利用する際に風で搬送することもでき
るなど取り扱いが容易になる。
また、欠陥DF2を含む領域は、その上流側(連続シートS1の先端側)で第1切断部
92が単票シートS2を切り出すと、次は長さL3の位置で切断することになる。長さL
3は、単票シートS2の長さL1より短いが長さL2よりも長い。しかし、長さL3では
、上述したように、回収の際や再利用の際に、特に、再利用する際に風で搬送する場合に
は容易に搬送できないこともある。そこで、図3に示すように、第1切断部92が長さL
3の範囲で複数回(ここでは3回)切断を実行し、細断することが好ましい。このように
することで、欠陥DF1を含む領域と同様に取り扱いが容易になる。
第1切断部92によって切断された欠陥シートS3の長さは、例えば10mm〜20m
mである。欠陥シートS3の長さがこの程度であれば、回収する際にもかさばらず、風に
よる搬送も可能である。したがって、制御部140は、1枚の欠陥シートS3の長さが1
0mm〜20mm程度になるように第1切断部92に切断を実行させることが好ましい。
第1切断部92は、検出された欠陥DF1,DF2を避けて切断することが好ましい。
すなわち、図3における破線の位置に欠陥DF1,DF2が重ならないように制御部14
0が切断位置を設定することが好ましい。特に、第1検出部91aの検出結果が基準より
厚い部分を欠陥DF1,DF2とした場合には、シートに混入した異物(例えば、金属片
など)による欠陥であることも考えられる。そのため、欠陥DF1,DF2を避けてカッ
トすることで、単票シートS2の品質向上に加えて、刃部92bの損傷を避けることがで
き、刃部92bの耐久性の向上につながる。
1.4. 切替部
図2に示すように、検出部91と排出部96との間であって、切断部90の下流に切替
部95が設けられている。切替部95は、検出部91で欠陥を検出した欠陥シートS3と
欠陥を検出しなかった単票シートS2とで、切断後のシートの搬送経路95b,97aを
変える。切替部95は、第1切断部92で搬送方向Mと直交する方向に切断された単票シ
ートS2を押し出すローラー93b,93bと、ローラー93b,93bの回転を制御す
る制御部140と、を含む。
切替部95は、少なくとも2つの搬送経路95b,97aに切断後のシートを振り分け
ることで選別する。具体的には、切替部95は、欠陥を検出しなかった単票シートS2の
搬送経路である第1経路95bと、検出部91で欠陥を検出した欠陥シートS3の搬送経
路である第2経路97aと、に切断後のシートを振り分ける。
第1経路95bは、検出部91で欠陥を検出しなかった領域から切り出した単票シート
S2をローラー93b,93cを介して排出部96へと導く経路である。排出部96は、
単票シートS2を積載する積載部96aを有する。
第2経路97aは、検出部91で欠陥を検出した領域から切り出した欠陥シートS3を
ローラー93b,93bの上流側から回収部97へと導く経路である。回収部97は、単
票シートS2を積載した状態で収納可能な箱であってもよい。回収部97に回収された欠
陥シートS3は、ユーザーによって再び粗砕部12または解繊部20へ戻してもよい。
制御部140は、ローラー93b,93bの回転を制御して、単票シートS2を第1経
路95bへ、欠陥シートS3を第2経路97aへと割り振ることができる。なお、検出部
91とローラー93b、93bとの間隔は、少なくとも単票シートS2の長さよりも長く
することが好ましい。欠陥シートS3がローラー93b,93bに届く前に欠陥シートS
3であるか否かを判定しなければならないからである。
制御部140は、例えば、欠陥を検出しなかった単票シートS2であればローラー93
b,93bを図の矢印の方向に回転して単票シートS2を第1経路95bに送り、ローラ
ー93c,93cを介して単票シートS2を積載部96aへと導く。また、制御部140
は、例えば、欠陥を検出した欠陥シートS3であればローラー93b,93bの回転を停
止し、または図の矢印とは反対の方向へ回転し、欠陥シートS3を第2経路97aに送り
、回収部97へ落下させる。このように、単票シートS2の搬送経路と欠陥シートS3の
搬送経路とを変えるため、欠陥のある欠陥シートS3を選別できる。また、選別された欠
陥のある欠陥シートS3は、製品となる単票シートS2から排除したり、ユ-ザーが欠陥
のある欠陥シートS3であることを認識したりすることができる。
制御部140は、図示しないユーザーが操作できる操作部と、各処理部の処理結果等を
表示する出力部と、欠陥判定の基準となるデータや各部のプログラム等を記憶する記憶部
と、各種のアプリケーションプログラムやデータを記憶してコンピューターが読み取り可
能な記憶媒体と、記憶部や記憶媒体に記憶されているプログラムに従って各種の制御処理
を行う処理部と、を含む。処理部は、例えば、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、A
SIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。なお、
処理部の少なくとも一部をハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、ローラー93b,93bは、図2に示さない第2切断部94より上流側に配置し
てもよい。製品にならない欠陥シートS3にはそのような切断は不要だからであり、不良
と判定された欠陥シートS3の両端を切断しない分だけ第2切断部94のカッターの寿命
が延びるからである。
1.5. シート製造方法
シート製造方法は、図1及び図2に示すように、繊維を含む材料を堆積してウェブWを
形成し、ウェブWを加圧加熱して連続シートS1を形成し、連続シートS1の欠陥を検出
し、連続シートS1を切断し、切断後、欠陥を検出した欠陥シートS3と欠陥を検出しな
かった単票シートS2とで、シートの搬送経路95b,97aを変える。
シート製造方法は、シート製造装置100によって実施することができる。
まず、ユーザーが制御部140の図示しない操作部を介して、シートSを製造するため
の処理を要求すると、制御部140は各処理部の処理を開始する。
制御部140は、検出部91からの出力信号を受けて、連続シートS1の表面状態(シ
ワ、破損、うねり、汚れ、地合い)をあらかじめ設定された基準値と比較して、欠陥の有
無を判定する。制御部140は、「欠陥を検出しなかった」と判定すると、ローラー93
b,93bを操作して、連続シートS1におけるその領域が切断された単票シートS2を
第1経路95bにある排出部96へと排出し、積載部96aに積層する。また、制御部1
40は、「欠陥を検出した」と判定すると、ローラー93b,93bを操作して、連続シ
ートS1におけるその領域が切断された欠陥シートS3を第2経路97aにある回収部9
7へ導く。
このように、このシート製造方法によれば、欠陥を検出した場合としない場合で搬送経
路95b,97aを変えるので、欠陥シートS3を選別できる。また、選別された欠陥シ
ートS3は、製品となる単票シートS2から排除したり、ユ-ザーが欠陥シートS3であ
ることを認識したりすることができる。
欠陥シートS3は、図3の欠陥DF2を用いて説明したように、細断することにより欠
陥を含むものと欠陥を含まないものが含まれてもよい。
図3に示すように、検出部91は、単票シートS2の全幅である幅SW(図3で斜線で
示した第2切断部94により切断されて除かれる領域を除く幅)の領域の欠陥を検出する
。斜線で示した領域は、製品部でないため欠陥の有無判定に含めなくてもよい。また、斜
線で示した領域は、堆積部60(図1参照)における原料の堆積にむらが比較的発生し易
いため、欠陥の有無判定に含めない方が望ましい。
2. 第1変形例
図4は、本実施形態に係るシート製造装置100の第1変形例における検出部91及び
切替部95を模式的に示す側面図である。図4では、検出部91より上流側にある堆積部
60やシート形成部80などは省略して示している。
図4に示すシート製造装置100は、回収部97がホッパー97b及び管97cを有す
る点で図2と相違する。図2と重複する説明については省略する。
切替部95で落下する欠陥シートS3は、回収部97のホッパー97b内に落下し、矢
印で示した戻し方向Nに沿って管97c内を移動する。この管97c内は図示しないブロ
アーによって欠陥シートS3を搬送する風が流れており、欠陥シートS3を粗砕部12ま
で搬送する。管97cの途中(搬送の障害とならない位置、例えば管97cの外壁に隣接
した位置)には磁石97dが設けられ、金属を含む欠陥シートS3が粗砕部12へ送られ
ることを防止できる。金属を含む欠陥シートS3は、そのままでは再生紙の原料として再
利用できないからである。
このように、磁石97dを設けて解繊部20に再投入されないようにすることで、ステ
ープラーの針など金属片が再度解繊部20に入ることを防止し、再度シートに混入して、
欠陥シートS3となることを防止できる。
3. 第2変形例
図5は本実施形態に係るシート製造装置100の第2変形例における検出部91及び切
替部95を模式的に示す側面図であり、図6は第2変形例によって得られる単票シートS
2及び欠陥シートS3の斜視図である。図5では、検出部91より上流側にある堆積部6
0やシート形成部80などは省略して示している。
図5に示すシート製造装置100は、回収部97が排出部96の下方に設けられ、制御
部140が排出部96と回収部97を昇降移動する点で図2と相違する。すなわち、第2
変形例では、切替部95は、排出部96と、回収部97と、排出部96及び回収部97を
昇降移動させる図示しない昇降機構と、その昇降機構を制御する制御部140と、を含む
。図2と重複する説明については省略する。
第1切断部92は、連続シートS1を単票シートS2と欠陥シートS3に切断する。欠
陥シートS3の長さは、第1切断部92の下流の搬送路を搬送可能長さであればよい。
図6に示すように、第2変形例の第1切断部92は、欠陥DF3を含む欠陥シートS3
の長さを欠陥を検出しなかった単票シートS2の長さよりも長く切断している。斜線で示
した領域が単票シートS2よりも長い部分である。このように欠陥シートS3を斜線で示
した分だけ長くすることで、欠陥を検出しなかった正常な単票シートS2に対して欠陥シ
ートS3をすぐに認識することができる。ユーザーが欠陥シートS3を認識することがで
きれば、誤って製品である単票シートS2と一緒に使用することを防ぐことができる。
切替部95は、切断後のシートを、欠陥シートS3と、欠陥を検出しなかった単票シー
トS2とで異なる場所に積載する。このように異なる場所に積載することで、欠陥シート
S3を認識することができる。具体的には、図5に示すように、排出部96の第1積載部
96aの下方に回収部97の第2積載部97eを設ける。そして、ローラー93c,93
cの回転によって排出される単票シートS2及び欠陥シートS3に対して第1、第2積載
部96a,97eを昇降移動させて、対象のシートだけを積載する。欠陥シートS3の長
さは単票シートS2の長さとは異なっているので、積載部97eに積載されたシートは欠
陥品であることをユーザーは容易に認識することができる。
以上説明したように、切替部95が「切断後のシートの搬送経路を変える」ことは、図
2及び図4のように排出部96よりも上流側で欠陥シートS3を別の搬送経路へと導くだ
けでなく、排出部96に併設された第2積載部97eに欠陥シートS3を積載することも
含む。
また、ここでは2つの積載部96a,97eの例について説明したが、これに限らず、
例えば、3つ以上の積載部を設け、切替部95が欠陥の度合いに応じて異なる積載部に欠
陥シートS3を振り分けてもよい。例えば、金属を含む欠陥シートS3は再利用できない
積載部へ積載し、単にシワや破損があるだけの欠陥シートS3であれば粗砕部12へ戻し
てシートの製造に再利用できる別の積載部に積載すればよい。また、図3で欠陥DF2を
用いて説明したように、欠陥DF2を含まないその上流側の領域が欠陥シートS3として
選別されることがある。この場合には、欠陥部分を含む欠陥シートS3の積載部と、それ
とは別の積載部に欠陥部分を含まない欠陥シートS3を積載すればよい。さらに、図2及
び図4で示した例にも第2変形例と同様に、切替部95が3つ以上の搬送経路に振り分け
る構成を採用してもよい。
なお、上記の例では、乾式の態様であったが、本発明に係るシート製造装置は、湿式の
態様であってもよい。例えば、解繊部20の代わりに離解部(パルパー)を、分級部30
の代わりに脱墨具を、シート形成部80の代わりに抄紙部を用いてもよい。
また、本発明に係るシート製造装置によって製造されるシートS,S1,S2は、シー
ト状にしたものを主に指す。しかしシート状ものに限定されず、ボード状、ウェブ状であ
ってもよい。本明細書におけるシートは、紙と不織布に分けられる。紙は、パルプや古紙
を原料とし薄いシート状に成形した態様などを含み、筆記や印刷を目的とした記録紙や、
壁紙、包装紙、色紙、画用紙、ケント紙などを含む。不織布は紙より厚いものや低強度の
もので、一般的な不織布、繊維ボード、ティッシュペーパー(清掃用ティッシュペーパー
)、キッチンペーパー、クリーナー、フィルター、液体(廃インクや油)吸収材、吸音材
、断熱材、緩衝材、マットなどを含む。なお、原料としてはセルロースなどの植物繊維や
PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエステルなどの化学繊維や羊毛、絹などの
動物繊維であってもよい。
本発明は、本願に記載の特徴や効果を有する範囲で一部の構成を省略したり、各実施形
態や変形例を組み合わせたりしてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(機能、方法および結果が
同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形
態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の
形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができ
る構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を
含む。
1…管、2…ホッパー、3,4,5…管、6…ホッパー、7,8…管、9…ホッパー、1
0…供給部、12…粗砕部、14…粗砕刃、20…解繊部、22…導入口、24…排出口
、30…分級部、31…導入口、32…円筒部、33…逆円錐部、34…下部排出口、3
5…上部排出口、36…受け部、40…選別部、42…導入口、44…排出口、50…混
合部、52…添加物供給部、54…管、56…ブロアー、60…堆積部、62…導入口、
70…ウェブ形成部、72…メッシュベルト、74…張架ローラー、76…サクション機
構、78…調湿部、80…シート形成部、82…第1結着部、84…第2結着部、86…
加熱ローラー、90…切断部、91…検出部、91a…第1検出部、91b…第2検出部
、92…第1切断部、92a…切断駆動部、92b…刃部、93a〜93c…ローラー、
94…第2切断部、95…切替部、95a…ガイド、95b…第1経路、96…排出部、
96a…(第1)積載部、96b…巻取部、96c…巻き取りローラー、97…回収部、
97a…第2経路、97b…ホッパー、97c…管、97d…磁石、97e…第2積載部
、100…シート製造装置、102…製造部、140…制御部、DF1,2,3…欠陥部
分、L1…単票シート長さ、L2、L3…欠陥シート長さ、M…搬送方向、N…戻り方向
、S…シート、S1…連続シート、S2…単票シート、S3…欠陥シート、SW…シート
幅、W…ウェブ

Claims (7)

  1. 繊維を含む材料を堆積してウェブを形成する堆積部と、
    前記ウェブを加圧加熱してシートを形成するシート形成部と、
    前記シートの欠陥を検出可能な検出部と、
    前記シートを切断する切断部と、を備え、
    前記検出部で欠陥を検出したシートと欠陥を検出しなかったシートとで、切断後のシー
    トの搬送経路を変えることを特徴とする、シート製造装置。
  2. 前記切断後のシートは、前記欠陥を検出したシートと、前記欠陥を検出しなかったシー
    トとで異なる場所に積載することを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
  3. 前記切断部は、前記欠陥を検出したシートの長さを前記欠陥を検出しなかったシートの
    長さよりも短く切断することを特徴とする、請求項1または2に記載のシート製造装置。
  4. 前記切断部は、前記欠陥を検出したシートの長さを前記欠陥を検出しなかったシートの
    長さよりも長く切断することを特徴とする、請求項1または2に記載のシート製造装置。
  5. 前記検出部は、前記シートの表面状態を検出することを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載のシート製造装置。
  6. 前記検出部は、前記シートの厚みを検出することを特徴とする、請求項1〜4のいずれ
    か一項に記載のシート製造装置。
  7. 繊維を含む材料を堆積してウェブを形成し、
    前記ウェブを加圧加熱してシートを形成し、
    前記シートの欠陥を検出し、
    前記シートを切断し、
    切断後、欠陥を検出したシートと欠陥を検出しなかったシートとで、シートの搬送経路
    を変えることを特徴とする、シート製造方法。
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