JP2020187265A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020187265A
JP2020187265A JP2019091957A JP2019091957A JP2020187265A JP 2020187265 A JP2020187265 A JP 2020187265A JP 2019091957 A JP2019091957 A JP 2019091957A JP 2019091957 A JP2019091957 A JP 2019091957A JP 2020187265 A JP2020187265 A JP 2020187265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
images
paper
invalid
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019091957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7234789B2 (ja
Inventor
佐藤 拓
Taku Sato
拓 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019091957A priority Critical patent/JP7234789B2/ja
Publication of JP2020187265A publication Critical patent/JP2020187265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7234789B2 publication Critical patent/JP7234789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】欠陥ありの画像と欠陥なしの画像が同一の記録媒体に画像形成された後に画像毎に断裁される場合に、欠陥なしの画像及びその記録媒体部分が無駄になり難い画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成システムは、用紙Pに対して、用紙搬送方向Xに複数の画像を形成可能であると共に用紙幅方向Yに複数の画像を並列して形成可能な画像形成部と、画像形成部が形成した複数の画像の各々を読み取り可能な読取部と、読取部の読取結果に基づいて複数の画像の中に欠陥画像があるかを判断する欠陥判断部と、欠陥判断部が複数の画像の中に欠陥画像があると判断すると欠陥画像を無効画像として成果物の対象から外し、無効画像と用紙幅方向Yで隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める成果物対象判断部と、複数の画像が形成された用紙Pを複数の画像毎に断裁する断裁部と、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、画像形成システムに関する。
従来、記録媒体(用紙)に画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置に接続されて画像の欠陥を検査する検査装置と、を有する画像形成システムが知られている。例えば、特許文献1の画像形成システムでは、そのような画像の欠陥(画質異常)を検知する構成を含み、画像に欠陥有りと判定された記録媒体は、不良品(ヤレ)として正常品の位置からオフセットされて排出され、本来記録媒体に形成する予定であった予定画像が新たに記録媒体に形成され、この予定画像が形成された記録媒体が通常の正常品の位置からオフセットされて排出される。
この一方で、複数の画像が記録媒体上に記録媒体搬送方向及び記録媒体幅方向に配列されて画像形成された後に、複数の画像毎に分割して排出される画像形成システムも存在する。
特開2007−322465号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成システムにおいて、各々の記録媒体に複数の画像が配列されて画像形成された場合に、仮に1枚の記録媒体に形成された複数の画像の1つに欠陥があったとしても、その1枚の記録媒体に形成された複数の画像全てが不良品としてはじかれる。そして、その複数の画像全てが再び新たな記録媒体に画像形成されることになる。この場合に、その記録媒体に形成された欠陥がなかった画像及びその記録媒体部分が無駄になる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、欠陥を有する画像と欠陥を有しない画像が同一の記録媒体に形成された後に画像毎に断裁される場合に、欠陥を有しない画像及びその記録媒体部分が無駄に扱われることを減少させることができる画像形成システムを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る画像形成システムは、記録媒体に対して、記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向に複数の画像を並列して形成可能な画像形成部と、前記画像形成部が形成した複数の画像の各々を読み取り可能な読取部と、前記読取部の読取結果に基づいて、前記複数の画像の中に欠陥を有する欠陥画像があるか否かを判断する欠陥判断部と、前記欠陥判断部が前記複数の画像の中に前記欠陥画像があると判断すると前記欠陥画像を無効画像として成果物の対象から外し、前記無効画像と前記記録媒体幅方向で隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると前記隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める成果物対象判断部と、前記複数の画像が形成された前記記録媒体を前記複数の画像毎に断裁する断裁部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る別の画像形成システムは、記録媒体に対して、記録媒体搬送方向に複数の画像を形成可能であると共に前記記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向に複数の画像を並列して形成可能な画像形成部と、前記画像形成部が形成した複数の画像の各々を読み取り可能な読取部と、前記読取部の読取結果に基づいて、前記複数の画像の中に欠陥を有する欠陥画像があるか否かを判断する欠陥判断部と、前記欠陥判断部が前記複数の画像の中に前記欠陥画像があると判断すると、前記欠陥画像、及び前記欠陥画像に後続する1又は複数の画像形成済みの画像を無効画像として成果物の対象から外し、前記無効画像と前記記録媒体幅方向で隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると、前記隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める成果物対象判断部と、前記複数の画像が形成された前記記録媒体を前記複数の画像毎に断裁する断裁部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、欠陥を有する画像と欠陥を有しない画像が同一の記録媒体に形成された後に画像毎に断裁される場合に、欠陥を有しない画像及びその記録媒体部分が無駄に扱われることが減少する。
本発明の第1実施形態に係る画像形成システムの構成を模式的に示す正面図 (a)断裁排出ユニットの構成を示す断面図(b)カード収容箱の平面図 断裁前の用紙上の画像の配置を示す平面図 (a)有効画像だけが画像形成された状態を示す用紙の平面図(b)分割されたA列の用紙とB列の用紙が重ね合わせられる様子を示す平面図 (a)無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙の平面図(b)分割されたA列の用紙とB列の用紙が重ね合わせられる様子を示す平面図 制御部の制御工程を示すフローチャート 比較例に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙の平面図 第2実施形態に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙の平面図 第3実施形態に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙の平面図 変形例3に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙の平面図
以下の説明の中で、第2実施形態及びそれ以降に説明する構成のうち第1実施形態と同様の構成に関しては、第1実施形態の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
[画像形成システム]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成システム1の構成を模式的に示す正面図である。画像形成システム1は、画像形成装置2と、給送装置3(大容量トレイ)と、インサータ4と、画像読取ユニット5(検知部)と、パージユニット6(無効排出部)と、断裁排出ユニット7と、通常排出ユニット8と、を備える。
[画像形成装置]
画像形成装置2は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて用紙P(記録媒体)に画像を形成する。画像形成装置2は筐体2a(装置本体)を備える。筐体2aの内部には、画像形成部10が配置されている。画像形成部10は、用紙Pに対して、用紙搬送方向X(記録媒体搬送方向)に複数の画像を形成可能であると共に、用紙搬送方向Xと直交する用紙幅方向Y(記録媒体幅方向)(図4及び図5参照)に複数の画像を並列して形成可能な部位である。画像形成部10は、感光体11と、帯電部12と、像露光部13と、現像部14と、二次転写部15と、クリーニング装置19と、定着装置21と、を備える。
また、画像形成装置2は、その他に、自動原稿送り部22と、原稿画像読取部23、ラインセンサ95(端部位置検知部)と、レジストローラ対39a,39bと、位置調整ローラ32aと、位置調整ローラ32bと、位置調整ローラ31aと、位置調整ローラ31bと、モニタ201と、制御部26と、を備える。
感光体11は、後述の帯電部12、像露光部13により静電潜像を担持し、後述の現像部14のトナーによりトナー像を担持するものである。帯電部12は、感光体11の表面を一様に帯電させる部位である。像露光部13は、画像データを基に後述の制御部26から出力される出力情報に基づいて、レーザビームにより感光体11の表面を走査露光し、静電潜像を形成する部位である。現像部14は、トナーにより感光体11の表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する部位である。
二次転写部15は、位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31bよりも用紙搬送方向Xの下流に配置されており、感光体11の表面のトナー像を、給送装置3から給送された用紙Pに転写する部位である。二次転写部15は、複数の内側ローラ16a,16bと、二次転写内ローラ17aと、二次転写外ローラ17bと、中間転写ベルト18と、を備える。複数の内側ローラ16a,16b及び二次転写内ローラ17aには、中間転写ベルト18が懸架されている。
複数の内側ローラ16aの一つは、中間転写ベルト18に回転力を付与するための駆動ローラであり、複数の内側ローラ16aの残りは、駆動ローラに対する従動ローラである。複数の内側ローラ16bの各々は、中間転写ベルト18を複数の感光体11の各々に付勢するローラである。二次転写内ローラ17aは、中間転写ベルト18を介して二次転写外ローラ17bとニップを形成している。クリーニング装置19は、トナー像が用紙Pに転写された後の感光体11の表面に残留しているトナーを除去する装置である。
定着装置21は、加熱及び加圧により用紙Pに画像を定着させる装置である。定着装置21は、定着ローラ21a(定着部材)と、加圧ローラ21b(加圧部材)と、を有する。加圧ローラ21bが定着ローラ21aに圧着されると、定着ローラ21aと加圧ローラ21bとの間にニップが形成される。用紙Pがこのニップを通過することにより、用紙Pには画像が定着されていく。反対に、加圧ローラ21bが定着ローラ21aから圧着解除されると、加圧ローラ21bが定着ローラ21aから引き離される。
自動原稿送り部22は、原稿を載置する原稿トレイ22aを有し、筐体2aの上部の上に配置され原稿トレイ22a上の原稿を原稿画像読取部23の読取位置に送って原稿画像読取部23に読み取らせる装置である。原稿画像読取部23は、筐体2aの上部に配置され、原稿台ガラス面に載置された原稿又は自動原稿送り部22によって送られる原稿の画像を読み取る部位である。原稿画像読取部23は、読み取った画像を所定の画像信号として出力する。この画像信号は、所定の処理及び補正を受けた後に制御部26に出力される。
ラインセンサ95は、用紙Pの用紙幅方向Yの端部の位置を検知するセンサである。本実施形態では、ラインセンサ95は、用紙Pの端部の蛇行軌跡を検知することになる。
レジストローラ対39a,39bは、用紙Pを、一時停止させた後に二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17bに向かわせるタイミングをとるローラ対である。
位置調整ローラ32a,32bは、筐体2aの内部から用紙Pを排出して搬送可能なローラ対である。また、位置調整ローラ32a,32bは、用紙幅方向Yに対して所定角度傾斜するように位置を調整可能なローラ対である。位置調整ローラ32aは用紙搬送経路の上に配置され、位置調整ローラ32bは用紙搬送経路の下に配置されている。
位置調整ローラ31a,31bは、筐体2aの内部に用紙Pを取り込んで搬送可能なローラ対である。また、位置調整ローラ31a,31bは、位置調整ローラ32a,32bが用紙幅方向Yに対して所定角度傾斜するように駆動しない場合には、用紙幅方向Yに対して所定角度傾斜するように位置を調整可能である。しかし、位置調整ローラ31a,31bは、位置調整ローラ32a,32bが用紙幅方向Yに対して所定角度傾斜するように駆動する場合には、用紙幅方向Yに対して所定角度傾斜するように位置を調整しない。位置調整ローラ31aは用紙搬送経路の上に配置され、位置調整ローラ31bは用紙搬送経路の下に配置されている。
モニタ201は、タッチパネル202を有する。タッチパネル202には、選択部203が表示されている。選択部203は、画像形成装置2の操作を選択可能な部位である。選択部203は、モニタ201のタッチパネル202の内部に設けられている。
両面反転搬送路96は、定着装置21で画像が定着された用紙Pの表裏を反転させて再び画像形成させるための搬送路である。
制御部26は、筐体2aの内部機器の駆動を制御する部位である。制御部26は、画像形成装置2の制御を行う。また、制御部26は、回復部26aを有する。回復部26aは、無効画像が発生した場合には、無効画像が形成された用紙Pに後続する用紙Pに対して、予定画像を形成することによって、予定画像を回復するように制御する部位である。制御部26としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。CPUは、各種プログラムを実行する(プロセッサー)。
ROMは、CPUが実行する各種プログラムを、当該CPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納する。また、ROMは、プログラムの実行に必要となるデータを記憶する。RAMは、作業用の記憶領域となるメモリである。ROMに格納されたプログラム及びデータは、CPUにより読み出されると、RAM上に展開される。そして、CPUは、RAM上に展開したプログラム及びデータに基づいて、各種の処理を行う。
給送装置3は、用紙Pを収納する用紙カセット36,37,38を有する。例えば、用紙カセット36は、載置台36aと、ローラ36bと、を有する。載置台36aは、用紙Pの束が載置される台であり、鉛直方向に昇降可能に構成されている。載置台36aは、用紙Pの最大量が載置されているときには最下位置に配置されており、用紙Pの量が減少するに従って最上位置に移動する。ローラ36bは、載置台36aに載置される用紙Pの束の最上面の用紙Pに圧接して回転し、用紙Pを画像形成装置2へと取り込む。
給送装置3は、ユーザがタッチパネル202の選択部203からコピーを指示した場合、又は、ユーザがネットワークで接続されたパソコンからプリントアウトを指示した場合に、その指示の信号を受信し、用紙カセット36,37,38のうちの指定されたトレイから用紙Pを画像形成装置2に給送する。なお、用紙カセット37,38も、用紙カセット36と同様に構成されている。
[インサータ]
インサータ4は、画像形成装置2で画像形成された用紙Pと用紙Pとの間に挿入する用紙Pを用紙搬送経路に送り込むための装置である。用紙Pは、定着装置21を通過し、インサータ4に搬送され、画像読取ユニット5を通過する。
[画像読取ユニット]
画像読取ユニット5は、インサータ4よりも用紙搬送方向Xの下流に配置されている。画像読取ユニット5は、第1スキャナー51(表面画像読取部)(読取部)と、第2スキャナー52(裏面画像読取部)(読取部)と、制御部50と、を有する。画像読取ユニット5は、画像形成装置2が用紙Pに画像を形成した画像形成面を、用紙Pがパージユニット6に搬送される前に第1スキャナー51及び第2スキャナー52により読み取って、得られた読取データを制御部50に出力する。
[第1スキャナー]
第1スキャナー51は、画像形成部10が用紙Pの表面に形成した複数の画像の各々を読み取り可能な部位である。第1スキャナー51は、用紙搬送経路の上方に配置され、用紙搬送経路に向かってレーザ光を走査する。
[第2スキャナー]
第2スキャナー52は、画像形成部10が用紙Pの裏面に形成した複数の画像の各々を読み取り可能な部位である。第2スキャナー52は、用紙搬送経路の下方に配置され、用紙搬送経路に向かってレーザ光を走査する。第2スキャナー52は、用紙Pの表面に画像が形成されているだけでは駆動せず、用紙Pの裏面にも画像が形成されている場合に駆動する。
第1スキャナー51及び第2スキャナー52は、複数の受光素子(例えばCCD(Charge Coupled Device))を有している。この複数の受光素子は、用紙Pの面と平行な方向、かつ用紙搬送方向Xと直交する用紙幅方向Yにライン状に所定間隔毎に配列されてラインセンサとして構成されている。第1スキャナー51及び第2スキャナー52は、用紙Pが用紙搬送方向Xに搬送されることにより、用紙Pの全域を読み取ることができる。第1スキャナー51及び第2スキャナー52は、制御部50と接続されている。第1スキャナー51及び第2スキャナー52の各受光素子は、光源から射出されて用紙P上に形成された画像データの表面で反射した光の強度に応じた信号を制御部50に出力する。なお、ラインセンサとしては、CCDセンサの他に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサが用いられても良い。
制御部50は、欠陥判断部50aと、成果物対象判断部50bと、を有する。制御部50は制御部26と接続されており、制御部50と制御部26とは互いに制御情報を伝達可能である。
[欠陥判断部]
欠陥判断部50aは、第1スキャナー51の読取結果に基づいて、用紙Pの表面の複数の画像の中に欠陥画像があるか否かを判断する。欠陥判断部50aは、第2スキャナー52の読取結果に基づいて、用紙Pの裏面の複数の画像の中に欠陥画像があるか否かを判断する。印刷欠陥とは、画像汚れ、濃度ムラ、見当ずれ、色調不良、等の画像不良や、用紙シワ、用紙キズ、等の用紙不良、等が挙げられる。
[成果物対象判断部]
成果物対象判断部50bは、欠陥判断部50aが複数の画像の中に欠陥画像があると判断すると、欠陥画像、及び欠陥画像に同列で後続する1又は複数の画像形成済みの画像順序ありの画像を無効画像として成果物の対象から外す。また、成果物対象判断部50bは、無効画像と用紙幅方向Yで隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると、隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める。また、成果物対象判断部50bは、基準値外と判定した用紙Pを、ヤレ紙と判断し、その隣のパージユニット6のパージトレイ61から排出する。成果物対象判断部50bは、画像チェックして基準値の範囲内であれば、正常な画像であるとして用紙Pを、断裁排出ユニット7に搬送する。
[パージユニット]
パージユニット6は、無効画像が形成された複数のヤレ紙(無効画像記録媒体)を排出するユニットである。パージユニット6は、ヤレ紙を排出するためのパージトレイ61を有する。パージユニット6は、用紙Pに複数の画像を形成した場合に、複数の画像の全ての画像が無効画像であった場合に、その全ての無効画像が形成された用紙Pを除外する。
[断裁排出ユニット]
図2(a)は、断裁排出ユニット7の構成を示す断面図である。図3は、断裁前の用紙P上の画像の配置を示す平面図である。図3は、用紙Pが、用紙搬送方向Xに2分割(A,B)、用紙幅方向Yに4分割(α,β,γ,δ)されている例である。用紙搬送方向Xを列とし、用紙幅方向Yを行と呼ぶ。断裁排出ユニット7は、断裁部71と、排出部72と、を有する。
[断裁部]
断裁部71は、複数の画像(分割画像)が形成された画像付きの用紙P(画像付き記録媒体)を画像毎に断裁して分割用紙(画像付き分割記録媒体)を形成する部位である。断裁部71には、画像読取ユニット5から成果物が搬送される。断裁部71は、縦カッター73と、横カッター74a,74bと、を有する。
縦カッター73は、用紙搬送方向Xに断裁(FD断裁)するために用いられ、用紙Pを列毎に切断することができるカッターである。縦カッター73は、図3に示されるように、用紙Pを切断線P1〜P6に沿って切断する。
横カッター74a,74bは、用紙幅方向Yに断裁(CD断裁)するために用いられ、用紙Pを行毎に切断することができるカッターである。横カッター74aは上方から用紙搬送経路に突出可能に構成されており、横カッター74bは下方から用紙搬送経路に突出可能に構成されている。横カッター74a,74bは、図3に示されるように、用紙Pを切断線P51〜P60に沿って切断する。
[排出部]
排出部72は、屑箱75(無効排出部)と、カード収容箱76(有効排出部)と、誘導板77と、サブトレイ78(無効排出部)(図1参照)と、を有する。
屑箱75は、複数の画像が形成された用紙Pを複数の画像毎に分割した際に発生する画像同士の間に配置されていた余白部分(切れ端部分)を落として廃棄するための箱である。屑箱75は、無効画像が画像形成されて分割された用紙のみを無効画像の用紙として受け入れることにもなる。
カード収容箱76は、有効画像が形成された用紙P(有効画像記録媒体)を排出するための箱である。カード収容箱76は、複数の画像が形成された用紙Pが複数の画像毎に断裁されて分割された後に、画像付きのカード片を収容するための小サイズ紙用の箱である。なお、図2(b)に示されるように、カード収容箱76は、収容部76a,76b,76cを有する。例えば、収容部76aにはA列の用紙Pが収容され、収容部76bにはB列の用紙Pが収容される。
誘導板77は、用紙切片をカード収容箱76に誘導するための板である。
サブトレイ78(図1参照)は、ミス画像を含んだ用紙Pを排出するためのトレイである。
[通常排出ユニット]
通常排出ユニット8は、メイントレイ81と、サブトレイ82と、を有する。画像形成部10が通常の画像形成をする場合には、用紙Pはメイントレイ81に排出される。また、ユーザが選択部203でサブトレイ82を選択する場合には、用紙Pはサブトレイ82に排出される。
次に、制御部50の制御工程に関して説明する。
[A列にもB列にもヤレ紙が無い場合]
図4(a)は、有効画像だけが画像形成された状態を示す用紙Pの平面図である。図4(a)に示される複数の画像101〜120は、チケットプリントの連番画像であり、画像順が有り、用紙搬送方向Xに並べられて配列されている。複数の画像101〜120は、ここでは有効画像だけが形成されていて無効画像が形成されていない。複数の画像101〜120は、用紙Pの表面と裏面の両面に形成されている。画像101〜110は昇順でA列(第1領域)に形成されており、画像111〜120は降順でB列(第2領域)に形成されている。画像101〜110の裏面画像と画像111〜120の表面画像とが同一面に配置されるように配置されている。なお、図4(a)には表れていないが、同様に、画像101〜110の表面画像と画像111〜120の裏面画像とが同一面(図4(a)の裏面のこと)に配置されるように配置されている。画像101,102,120,119が一枚の用紙Pに配置される。画像103,104,118,117が一枚の用紙Pに配置される。その他の画像も同様に配置される。
図4(b)は、分割されたA列の用紙とB列の用紙が重ね合わせられる様子を示す平面図である。なお、図4(b)中では画像101,105,110,111,115,120のみを記載しており、それらの間の画像を説明の便宜上省略している。図4(a)を参照しつつ説明した5枚の用紙Pは、20枚の用紙Pに分割される。そして、図4(b)に示されるように、画像110の裏面に対して画像111の表面が向い合せられて重ねられるため、20枚の用紙Pの表裏の方向は揃う。
[A列にヤレ紙及び後続する無効画像が有る場合]
本実施形態では、排出後の用紙Pの順(画像順)が連番であり、チケットや会員カード等のプリントするようなものを想定して以下説明する。
図5(a)は、無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙Pの平面図である。図5(a)では、画像103’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像104’,105’,106’は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。なお、図5(a)に記載される画像の面の反対の面は正常な画像であるものとして以下説明していく(図7、図8、図9、図10も同様とする)。例えば、画像103’の裏面は欠陥画像であるが、画像103’の表面は正常な画像であるものとして説明していく。
また、この例においても、A列(第1領域)及びB列(第2領域)が配置されている。A列(第1領域),B列(第2領域)と画像103’(欠陥画像)との関係は、以下のように言える。A列(第1領域)は、画像103’(欠陥画像)と同列に画像が用紙搬送方向Xに昇順で並べられている列である。B列(第2領域)は、画像103’(欠陥画像)と別列に画像が用紙搬送方向Xに降順(A列とは逆順)で並べられている列である。
成果物対象判断部50bは、欠陥判断部50aが複数の画像の中に画像103’(欠陥画像)があると判断すると、画像103’(欠陥画像)、及び画像103’(欠陥画像)に同列で後続する画像順序ありの1又は複数の画像104’,105’,106’(画像形成済みの画像)を無効画像と判断する。すなわち、成果物対象判断部50bは、画像103’を欠陥画像として除外し、画像104’,105’,106’を印刷順が変わるからとして無効扱いするのである。なお、成果物対象判断部50bは、A列の画像103’,104’,105’,106’とは別列の画像118,117,116,115については、無効扱いしない。
回復部26aは、画像103,104,105,106(予定画像)を、第1領域の内部で無効画像の数だけずらして後続させるように制御する。このように、回復部26aは、画像103’(欠陥画像)と同列のA列(欠陥が検出された列)については、欠陥画像から印刷されるよう面付けを変更するように制御する。なお、回復部26aは、画像103’(欠陥画像)と別列のB列(欠陥が検出されない列)については、面付けを変更しない。
回復部26aは、B列(第2領域)に空き領域があると判断したときには、A列(第1領域)に配置する画像109,110を、B列(第2領域)の画像107,108の隣の領域(空き領域)に移動するように制御する。回復部26aは、A列(第1領域)からB列(第2領域)に移動された画像109,110(移動画像)を、A列(第1領域)の順番からB列(第2領域)の順番に変更して、B列(第2領域)の画像に後続させるように制御する。
図5(b)は、分割されたA列の用紙PとB列の用紙Pが重ね合わせられる様子を示す平面図である。なお、図5(b)中では画像101,107,108,109,110,120のみを記載しており、それらの間の画像102〜106,119〜111を説明の便宜上省略している。図5(a)において1枚毎に4枚の画像が印刷された5枚の用紙Pは、画像毎に分割されて画像101〜120の20枚の用紙Pに分割される。そして、図5(b)に示されるように、画像108の裏面に対して画像109の表面が向い合せられて重ねられるため、20枚の用紙Pの表裏の方向は揃う。
図6は、制御部50の制御工程を示すフローチャートである。この図6を参照しつつ、制御部50の制御内容について説明する。制御部50が制御を開始する。
ステップS1において、制御部50は、無効画像をクリアする。
ステップS2において、制御部50は、複数の画像の中に欠陥画像が有るか否かを判断する。欠陥画像が有る場合には、ステップS2で肯定判定され、ステップS3に進む。一方、欠陥画像が無い場合には、ステップS2で否定判定され、制御を終了する。
ステップS3において、制御部50は、欠陥画像を無効画像に追加する。
ステップS4において、制御部50は、欠陥画像と同列で後続する画像順序有りの画像形成済みの画像が有るか否かを判断する。画像形成済みの画像が有る場合には、ステップS4で肯定判定され、ステップS5に進む。画像形成済みの画像が無い場合には、ステップS4で否定判定され、制御を終了する。
ステップS5において、制御部50は、欠陥画像と同列で後続する画像順序有りの画像形成済み画像を無効画像に追加する。
このように本実施形態において、画像形成システム1は、用紙Pに対して、用紙搬送方向Xに複数の画像を形成可能であると共に用紙搬送方向Xと直交する用紙幅方向Yに複数の画像を形成可能な画像形成部10と、画像形成部10が形成した複数の画像の各々を読み取り可能な第1スキャナー51及び第2スキャナー52と、第1スキャナー51及び第2スキャナー52の読取結果に基づいて、複数の画像の中に欠陥画像があるか否かを判断する欠陥判断部50aと、欠陥判断部50aが複数の画像の中に欠陥画像があると判断すると、欠陥画像、及び欠陥画像に後続する1又は複数の画像形成済みの画像を無効画像として成果物の対象から外し、無効画像と用紙幅方向Yで隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると、隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める成果物対象判断部50bと、複数の画像が形成された用紙Pを複数の画像毎に断裁する断裁部71と、を備える。
この構成によれば、欠陥を有する画像103’及び順番不適画像104’,105’,106’並びに欠陥を有しない画像118,117,116,115が形成された用紙Pを画像毎に分割する場合に、欠陥を有しない画像118,117,116,115及びその用紙Pの部分が無駄に扱われることが減少する。
また、本実施形態では、画像形成システム1は、複数の画像が形成された記録媒体を複数の画像毎に断裁する断裁部71と、有効画像が形成された用紙P(有効画像記録媒体)を排出するカード収容箱76(有効排出部)と、無効画像が形成された複数の用紙P(無効画像記録媒体)を排出する屑箱75(無効排出部)及びパージユニット6(無効排出部)と、を備える。この構成によれば、有効な画像を有する用紙Pと無効な画像を有する用紙Pとが判別し易い。
また、本実施形態では、画像形成システム1において、無効排出部は、パージトレイ61(トレイ)、屑箱75(箱)である。この構成によれば、無効な画像を有する用紙Pが判別し易い。
また、本実施形態では、画像形成システム1は、無効画像が発生した場合には、画像103’,104’,105’,106’(無効画像)が形成された用紙Pに後続する用紙Pに対して、元々画像形成することを予定していた画像103,104,105,106(予定画像)を形成することによって、画像103,104,105,106(予定画像)を回復するように制御する回復部26aを備える。この構成によれば、予定画像を形成する順序が変わらないようにして予定画像を画像形成することができる。
また、本実施形態では、画像形成システム1において、回復部26aは、画像103’,104’,105’,106’(無効画像)と同列に画像が昇順で並べられるA列(第1領域)、及び画像103’,104’,105’,106’(無効画像)とは別列に画像が第1領域とは逆順で並べられるB列(第2領域)が配置されている場合に、画像103,104,105,106(予定画像)を、A列(第1領域)の内部で無効画像の数だけずらして後続させるように制御する。この構成によれば、予定画像を形成する順序が変わらないようにして予定画像を画像形成することができる。また、画像形成した後に、画像の並べ替えをする手間を回避することができる。
また、本実施形態では、画像形成システム1において、回復部26aは、画像103’,104’,105’,106’(無効画像)と同列に画像が昇順で並べられるA列(第1領域)、及び無効画像とは別列に画像が第1領域とは逆順で並べられるB列(第2領域)が配置されている場合に、B列(第2領域)に空き領域があると判断したときには、A列(第1領域)に配置する画像109,110を、B列(第2領域)の空き領域に移動するように制御する。この構成によれば、B列(第2領域)の空き領域が有効に活用されると共に、A列(第1領域)に余分に用紙Pを必要としない。
また、本実施形態では、画像形成システム1では、回復部26aは、A列(第1領域)からB列(第2領域)に移動された画像109,110(移動画像)を、A列(第1領域)の順番からB列(第2領域)の順番に変更して、B列(第2領域)の画像に後続させるように制御する、ことが好ましい。この構成によれば、A列(第1領域)の用紙PとB列(第2領域)の用紙Pとを重ね合わせたときに、第1領域に配置するはずだった109,110(予定画像)の用紙Pを並べ替える必要がなくなる。
[比較例]
図7は、比較例に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙Pの平面図である。この図7を参照しつつ、比較例の画像形成システムについて説明する。比較例でも、連番画像のチケットをプリントする場合について説明する。図7では、画像103’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像104’,105’,106’は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。また、A列(第1領域)及びB列(第2領域)が配置されている。A列(第1領域)は、画像103’(無効画像)と同列に画像が用紙搬送方向Xに昇順で並べられている列である。B列(第2領域)は、画像103’(無効画像)と別列に画像が用紙搬送方向Xに降順(A列とは逆順)で並べられている列である。
比較例では、制御部は、画像103’,104’,105’,106’と用紙幅方向Yで隣接する画像118’,117’,116’,115’も無効画像と認識する。
比較例の構成によれば、欠陥が無い画像118’,117’,116’,115’に関しても、制御部が再び画像118,117,116,115を形成することになり、無駄な制御工程及び用紙Pが発生する。
[第2実施形態]
[A列にヤレ紙及び後続する無効画像が有り、B列にヤレ紙及び後続する無効画像が有る場合]
図8は、第2実施形態に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙Pの平面図である。第2実施形態でも、連番画像のチケット(又は、会員カード)をプリントする場合について説明する。図8では、画像103’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像104’,105’,106’は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。画像116’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像115’,114’,113’は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。また、A列(第1領域)及びB列(第2領域)が配置されている。A列(第1領域)は、画像が用紙搬送方向Xに昇順で並べられている列である。B列(第2領域)は、画像が用紙搬送方向Xに降順(A列とは逆順)で並べられている列である。
第2実施形態に係る画像形成システムが、第1実施形態の画像形成システム1と相違する点は、B列にも欠陥画像である画像116’があり、それに後続して画像形成済みの画像である画像115’,114’,113’がある点である。
図8に示されるように、チケットプリントの連番画像の画像順があり、用紙搬送方向Xに並べられて配列されている。ここで、画像103’がヤレ紙となり、画像103’(除外画像)と同列で昇順のA列(第1領域)、及び画像103’(除外画像)と別列で逆順のB列(第2領域)が並列されている。
回復部26aは、画像103’,104’,105’,106’(無効画像)が発生した場合には、画像103’,104’,105’,106’(無効画像)が形成された用紙Pに後続する用紙Pに対して、画像103,104,105,106(予定画像)を形成することによって、画像103,104,105,106(予定画像)を回復するように制御する。
また、回復部26aは、画像116’,115’,114’,113’(無効画像)が発生した場合には、画像116’,115’,114’,113’(無効画像)が形成された用紙Pに後続する用紙Pに対して、画像116,115,114,113(予定画像)を形成することによって、画像116,115,114,113(予定画像)を回復するように制御する。
こうした構成によれば、無効画像の別列の有効画像は、活用可能になる。すなわち、無効画像である画像103’,104’と隣接する有効画像である画像118,117は、活用され、無駄にならない。また、無効画像である画像114’,113’と隣接する有効画像である画像103,104は、活用され、無駄にならない。
[第3実施形態]
[A列が昇順かつB列が昇順で配列されている場合であって、A列にヤレ紙及び後続する無効画像が有る場合]
図9は、第3実施形態に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙Pの平面図である。第3実施形態でも、連番画像チケット(又は、会員カード)をプリントする場合について説明する。図9では、画像103’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像104’,105’,106’は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。また、この例においても、A列(第1領域)及びB列(第2領域)が配置されている。A列,B列と画像103’との関係は、以下のように言える。A列(第1領域)は、画像103’(欠陥画像)と同列に画像が用紙搬送方向Xに昇順で並べられている列である。B列(第2領域)は、画像103’(欠陥画像)と別列に画像が用紙搬送方向Xに昇順(A列とは同順)で並べられている列である。
第3実施形態に係る画像形成システムが、第1実施形態の画像形成システム1と相違する点は、A列(第1領域)とB列(第2領域)とは同順で配置されており、A列の画像109,110がB列に移動されて区切り90で区切られている点である。
回復部26aは、画像103(無効画像)と同列に画像が昇順で並べられるA列(第1領域)、及び画像103(無効画像)と別列に画像がA列(第1領域)とは同順で並べられるB列(第2領域)が配置されている場合に、B列(第2領域)に空き領域があると判断したときには、A列(第1領域)に配置する画像109,110を、B列(第2領域)の空き領域に移動して、元から配置されていたB列(第2領域)の画像120と後から移動された画像109(移動画像)との間に区切り90を配置するように制御する。
こうした構成によれば、欠陥画像が発生しても、無駄な用紙Pの発生が抑制される。すなわち、A列に画像109,110を画像形成するはずであった無駄な用紙Pの発生が抑制され、A列の画像107,108に隣接する余白となるはずであった無駄な用紙Pの発生が抑制される。また、区切り90によって画像109,110が区別され易い。
[変形例]
以上、本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能である。
[変形例1]
第1乃至第3実施形態では、無効排出部として屑箱75及びサブトレイ78が用いられる構成であったが、上記実施形態に限定されない。無効排出部としてサイズを変更して断裁して排出するサイズ変更部が用いられても良い。サイズ変更部とは、例えば、縦カッター73により、用紙Pを通常の分割よりも細かく分割するようなものが挙げられる。
[変形例2]
第1及び第2実施形態では、A列が昇順で並べられ、B列が降順で並べられる構成であったが、上記実施形態に限定されない。A列が降順で並べられ、B列が昇順で並べられる構成であっても良い。
[変形例3]
第1乃至第3実施形態では、排出後の用紙Pの順(画像順)を考慮する必要があり、チケット(チケットプリント)や会員カード等のようなものが想定されていたが、上記実施形態に限定されない。排出後の用紙Pの順(画像順)を考慮する必要がない、名刺(名刺プリント)等のように同じ画像を画像形成するものであっても良い。
図10は、変形例3に係る画像形成システムによって無効画像及び有効画像が画像形成された状態を示す用紙Pの平面図である。第3実施形態では、番号不要の名刺をプリントする場合について説明する。便宜上用紙Pの番号を付しているが、用紙の順番は本実施形態では意味はない。図10では、画像103’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像104,105,106は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。画像116’は欠陥画像であり、この部分の用紙はヤレ紙となる。画像117,118は画像形成済みの画像であり、この部分の用紙は画像形成済み用紙となる。また、この例においても、A列(第1領域)及びB列(第2領域)が配置されている。A列(第1領域)において、欠陥画像である画像103’が発生すると、画像103’(欠陥画像)に対応する画像形成予定であった画像103(予定画像)は、画像104〜106(画像形成済みの画像)に後続させられて割り付けられる。同様に、B列(第2領域)において、欠陥画像である画像116’が発生すると、画像116’(欠陥画像)に対応する画像形成予定であった画像116(予定画像)は、画像117,118(画像形成済みの画像)に後続させられて割り付けられる。
[変形例4]
第1乃至第3実施形態では、欠陥判断部50aが複数の画像の中に欠陥画像があると判断すると欠陥画像、及び欠陥画像に後続する後続画像を無効画像として成果物の対象から外す構成であったが、後続画像が無い場合には、前述の欠陥画像だけを無効画像として成果物の対象から外しても良い。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
2a 筐体(装置本体)
3 給送装置
4 インサータ
5 画像読取ユニット(検知部)
6 パージユニット(無効排出部)
7 断裁排出ユニット
8 通常排出ユニット
10 画像形成部
11 感光体
12 帯電部
13 像露光部
14 現像部
15 二次転写部
16a 内側ローラ
16b 内側ローラ
17a 二次転写内ローラ
17b 二次転写外ローラ
18 中間転写ベルト
19 クリーニング装置
21 定着装置
21a 定着ローラ
21b 加圧ローラ
22 自動原稿送り部
22a 原稿トレイ
23 原稿画像読取部
26 制御部
26a 回復部
31a 位置調整ローラ
31b 位置調整ローラ
32a 位置調整ローラ
32b 位置調整ローラ
36,37,38 用紙カセット
36a 載置台
36b ローラ
39a,39b レジストローラ対
50 制御部
50a 欠陥判断部
50b 成果物対象判断部
51 第1スキャナー(表面画像読取部)(読取部)
52 第2スキャナー(裏面画像読取部)(読取部)
61 パージトレイ
71 断裁部
72 排出部
73 縦カッター
74a 横カッター
74b 横カッター
75 屑箱(無効排出部)
76 カード収容箱(有効排出部)
76a,76b,76c 収容部
77 誘導板
78 サブトレイ(無効排出部)
81 メイントレイ
82 サブトレイ
90 区切り
95 ラインセンサ
96 両面反転搬送路
101〜120 画像
103’〜106’ 画像
113’〜116’ 画像
201 モニタ
202 タッチパネル
203 選択部
P 用紙(記録媒体)
P1〜P6 切断線
P51〜P60 切断線
X 用紙搬送方向(記録媒体搬送方向)
Y 用紙幅方向(記録媒体幅方向)

Claims (9)

  1. 記録媒体に対して、記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向に複数の画像を並列して形成可能な画像形成部と、
    前記画像形成部が形成した複数の画像の各々を読み取り可能な読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて、前記複数の画像の中に欠陥を有する欠陥画像があるか否かを判断する欠陥判断部と、
    前記欠陥判断部が前記複数の画像の中に前記欠陥画像があると判断すると前記欠陥画像を無効画像として成果物の対象から外し、前記無効画像と前記記録媒体幅方向で隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると前記隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める成果物対象判断部と、
    前記複数の画像が形成された前記記録媒体を前記複数の画像毎に断裁する断裁部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 記録媒体に対して、記録媒体搬送方向に複数の画像を形成可能であると共に前記記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向に複数の画像を並列して形成可能な画像形成部と、
    前記画像形成部が形成した複数の画像の各々を読み取り可能な読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて、前記複数の画像の中に欠陥を有する欠陥画像があるか否かを判断する欠陥判断部と、
    前記欠陥判断部が前記複数の画像の中に前記欠陥画像があると判断すると、前記欠陥画像、及び前記欠陥画像に後続する1又は複数の画像形成済みの画像を無効画像として成果物の対象から外し、前記無効画像と前記記録媒体幅方向で隣接する別列の隣接画像が欠陥を有しないと判断すると、前記隣接画像を有効画像として成果物の対象に含める成果物対象判断部と、
    前記複数の画像が形成された前記記録媒体を前記複数の画像毎に断裁する断裁部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記有効画像が形成された有効画像記録媒体を排出する有効排出部と、
    前記無効画像が形成された無効画像記録媒体を排出する無効排出部と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記無効排出部は、
    トレイ、箱、又はサイズを変更して断裁して排出するサイズ変更部である、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記無効画像が発生した場合には、前記無効画像が形成された記録媒体に後続する記録媒体に対して、元々画像形成することを予定していた予定画像を形成することによって、前記予定画像を回復するように制御する回復部を備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記回復部は、
    前記無効画像と同列に画像が昇順又は降順で並べられる第1領域、及び前記無効画像とは別列に画像が前記第1領域とは逆順で並べられる第2領域が配置されている場合に、前記予定画像を、前記第1領域の内部で前記無効画像の数だけずらして後続させるように制御する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記回復部は、
    前記無効画像と同列に画像が昇順又は降順で並べられる第1領域、及び前記無効画像とは別列に画像が前記第1領域とは逆順で並べられる第2領域が配置されている場合に、前記第2領域に空き領域があると判断したときには、前記第1領域に配置する画像を、前記第2領域の前記空き領域に移動するように制御する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  8. 前記回復部は、
    前記第1領域から前記第2領域に移動された移動画像を、前記第1領域の順番から前記第2領域の順番に変更して、前記第2領域の画像に後続させるように制御する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記回復部は、
    前記無効画像と同列に画像が昇順又は降順で並べられる第1領域、及び前記無効画像の別列に画像が前記第1領域とは同順で並べられる第2領域が配置されている場合に、前記第2領域に空き領域があると判断したときには、前記第1領域に配置する画像を、前記第2領域の前記空き領域に移動して、元から配置されていた前記第2領域の画像と後から移動された移動画像との間に区切りを配置するように制御する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。

JP2019091957A 2019-05-15 2019-05-15 画像形成システム Active JP7234789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091957A JP7234789B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091957A JP7234789B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020187265A true JP2020187265A (ja) 2020-11-19
JP7234789B2 JP7234789B2 (ja) 2023-03-08

Family

ID=73222743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091957A Active JP7234789B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7234789B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174065A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2007229962A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置、画像形成方法及びそのプログラム
JP2013195495A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2016113720A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法
JP2018146641A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成システムおよび画像検査方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174065A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2007229962A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置、画像形成方法及びそのプログラム
JP2013195495A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2016113720A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法
JP2018146641A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成システムおよび画像検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7234789B2 (ja) 2023-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1256851B1 (en) Image forming apparatus capable of determining type of recording sheet to prevent sheet jam
EP1108554A1 (en) Image forming apparatus
JP6165082B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US7620334B2 (en) Image forming apparatus having disablement of image formation based on detection of developer
JP2007096813A (ja) 画像形成装置
JP2007221246A (ja) 原稿読取り装置、及びそれを用いた画像形成装置
JP2005144927A (ja) 画像形成装置
US10509609B2 (en) Image forming apparatus
JPH05178469A (ja) 画像形成装置
JP2020187265A (ja) 画像形成システム
JP2006347645A (ja) 画像形成装置
JP2003263076A (ja) 画像形成装置
JP2006215154A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011121777A (ja) 給紙搬送装置
JP7147574B2 (ja) 画像形成装置、用紙挿入制御方法及び用紙挿入制御プログラム
JP2005024749A (ja) 画像形成装置
JP3972668B2 (ja) 画像形成装置
JP3667177B2 (ja) 画像形成装置
JP2006126488A (ja) 画像形成装置
JP2012071979A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP2023144178A (ja) 画像形成システム及び検査装置
JP2021134062A (ja) 排出装置、及び、画像形成装置
JP2002333797A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2023066621A (ja) シート排出装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2011006191A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7234789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150