JP2016113202A - 梱包容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】梱包容器として梱包を解くに際しての作業性を従来よりも向上させるための技術を提供すること。【解決手段】単一の梱包用シートにおいて対向する端部それぞれを別のシート状部材とみなし、この一組のシート状部材における少なくとも一部領域同士を表裏方向にそれぞれ重ねた重なり領域を一定長さにわたって糸状部材で縫って連結することにより、前記シート状部材に囲まれた筒状の収容空間を形成するとともに、該収容空間における少なくとも一方の端部が平面状の蓋部で閉じた構造とされており、前記重なり領域において表側にある前記シート状部材のうち、前記蓋部に沿った辺から前記糸状部材による一端側の縫い目に至る所定幅の領域は、該領域をシート状部材の表面側へ離脱可能な離脱部として形成され、該離脱部を前記シート状部材から離脱させることで前記糸状部材における端部側の縫い目が解かれる、ように構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、梱包容器に関する。
従来から、一枚の梱包用シートを折り曲げて収容空間を形成した梱包容器が知られている(特許文献1参照)。
ただ、上述した梱包容器においては、その組立に際し、梱包用シートにおける連結部分を、テープ、接着剤、連結具(ステープラー)などで連結することが一般的であるため、梱包容器として梱包を解くにあたり、テープや接着剤を剥がしたり、連結具を取り除く必要があるなど、その作業性が悪いという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、梱包容器として梱包を解くに際しての作業性を従来よりも向上させるための技術を提供することである。
上記課題を解決するため第1の構成(請求項1)に係る梱包容器は、単一の梱包用シートにおいて対向する端部それぞれを別のシート状部材とみなし、この一組のシート状部材における少なくとも一部領域同士を表裏方向にそれぞれ重ねた重なり領域を一定長さにわたって糸状部材で縫って連結することにより、前記シート状部材に囲まれた筒状の収容空間を形成するとともに、該収容空間における少なくとも一方の端部が平面状の蓋部で閉じた構造とされており、前記糸状部材による縫い方には、縫われた糸状部材における端部側の縫い目を解くことで一本の糸状部材として抜糸可能となる縫い方が採用されている。
そして、前記重なり領域において表側にある前記シート状部材のうち、前記蓋部に沿った辺から前記糸状部材による一端側の縫い目に至る所定幅の領域は、該領域をシート状部材の表面側へ離脱可能な離脱部として形成され、該離脱部を前記シート状部材から離脱させることで前記糸状部材における端部側の縫い目が解かれる、ように構成されており、前記重なり領域において表側にある前記シート状部材の離脱部、および、該離脱部の裏側に位置する前記シート状部材の部位である被離脱部は、前記蓋部における平面と直交する方向から見て、該被離脱部において前記蓋部表面に沿った領域が、前記離脱部において前記蓋部表面に沿った領域に対して相対的にオフセットされている。
この発明であれば、重なり領域におけるシート状部材から離脱部を離脱させることにより、シート状部材を連結していた糸状部材が抜糸可能となるため、こうして糸状部材を抜糸させるだけで、簡単にシート状部材同士の連結を解除することができる。これにより、梱包容器としての梱包を解くにあたっての作業性を従来よりも向上させることができる。
また、離脱部と被離脱部との相対的なオフセットにより、離脱部を離脱させる際に指が引っかかりやすくなっており、これにより、梱包容器としての梱包を解くにあたっての作業性が高いものとなっている。
また、この離脱部と被離脱部との相対的なオフセットは、どのような構成により実現してもよいが、例えば、以下に示す第2、第3の構成(請求項2,3)を採用または併用することが考えられる。
第2の構成において、前記重なり領域において表側にある前記シート状部材の離脱部は、前記蓋部表面と直交する方向から見て、前記蓋部表面に沿った領域が、該蓋部表面を超えない範囲で、該蓋部表面に向けて突出する形状とされている。
また、第3の構成において、前記重なり領域において前記離脱部の裏側に位置する前記シート状部材の被離脱部は、前記蓋部表面と直交する方向から見て、前記蓋部表面に沿った領域が、該蓋部表面から離れる方向に切り欠かれた形状とされている。
これら構成を採用または併用することにより、離脱部を離脱させる際に指が引っかかりやすくし、梱包容器としての梱包を解くにあたっての作業性を高めることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
梱包容器1は、図1に示すように、筒状の収容空間を有するものであり、図2,3に示すように、単一の梱包用シート2において対向する端部それぞれを別のシート状部材10,20とみなし、この一組のシート状部材10,20における少なくとも一部領域同士を表裏方向にそれぞれ重ねた重なり領域(本実施形態では全面が重なり領域となっている)を一定長さにわたって糸状部材30で縫って連結することにより、シート状部材10,20に囲まれた筒状の収容空間を形成するとともに、この収容空間における端部がそれぞれ平面状の蓋部40,50で閉じられた構造とされている。
梱包容器1は、図1に示すように、筒状の収容空間を有するものであり、図2,3に示すように、単一の梱包用シート2において対向する端部それぞれを別のシート状部材10,20とみなし、この一組のシート状部材10,20における少なくとも一部領域同士を表裏方向にそれぞれ重ねた重なり領域(本実施形態では全面が重なり領域となっている)を一定長さにわたって糸状部材30で縫って連結することにより、シート状部材10,20に囲まれた筒状の収容空間を形成するとともに、この収容空間における端部がそれぞれ平面状の蓋部40,50で閉じられた構造とされている。
なお、本実施形態において、梱包用シート2は、立方体の収容空間を形成すべく6つの面(重なり領域となる面を除く)を有するものとして構成された紙製段ボールシートである。
上述した糸状部材30による縫い方には、縫われた糸状部材30における端部側の縫い目を解くことで一本の糸状部材として抜糸可能となる縫い方が採用されている。具体的な縫い方としては、上記のように抜糸可能となる方法であればどのような縫い方を採用してもよく、例えば、単環縫いや二重環縫いなどを採用することが考えられる。
また、重なり領域において表側にあるシート状部材10のうち、上方の蓋部40に沿った辺から糸状部材30による一端側の縫い目に至る所定幅の領域は、この領域をシート状部材10の表面側へ離脱可能な離脱部11として形成され、この離脱部11をシート状部材10から離脱させることで糸状部材30における端部側の縫い目が解かれる構成とされている。ここでは、シート状部材10における角を中心とする所定半径の扇型領域として離脱部11を構成しているが、この離脱部11となる領域の形状は特に限定されず、例えば、当該角を頂点とする三角形や四角形の領域としてもよいし、それ以外の直線および曲線を組み合わせた形状の領域としてもよい。
本実施形態では、上記「離脱可能」な構成として、離脱部11に対応する領域をミシン目で区画した構成を採用しており、このミシン目で区画された領域が離脱部11として離脱可能となっている。より具体的にいえば、離脱部11を梱包容器1から引き剥がすことにより、この離脱部11そのものがシート状部材10から離脱されることとなる。
なお、この「離脱可能」な構成としては、ミシン目で区画する構成の他、糸状部材30による端部側の縫い目が位置する領域を、他の領域よりも破れやすい素材で形成する、他の領域よりも厚さが薄くなるように形成するなどといった構成を採用してもよい。
また、重なり領域において表側にあるシート状部材10の離脱部11、および、離脱部10の裏側に位置するシート状部材20の部位である被離脱部21は、蓋部40における平面と直交する方向から見て、被離脱部21において蓋部40表面に沿った領域が、離脱部10において蓋部40表面に沿った領域に対して相対的にオフセットされている。
具体的には、重なり領域において表側にあるシート状部材10の離脱部11は、蓋部40表面と直交する方向から見て、蓋部40表面に沿った領域が、蓋部40表面を超えない範囲で、蓋部40表面に向けて突出する形状とされている。
これに加え、重なり領域において離脱部10の裏側に位置するシート状部材20の被離脱部21は、蓋部40表面と直交する方向から見て、蓋部40表面に沿った領域が、蓋部40表面から離れる方向に切り欠かれた形状とされている。
このように構成された梱包容器1であれば、重なり領域におけるシート状部材10から離脱部11を離脱させることにより、シート状部材10,20を連結していた糸状部材30が抜糸可能となるため、こうして糸状部材30を抜糸させるだけで、簡単にシート状部材10,20同士の連結を解除することができる(図4(a)→(b))。これにより、梱包容器1としての梱包を解くにあたっての作業性を従来よりも向上させることができる。
また、離脱部11と被離脱部21との相対的なオフセットにより、離脱部11を離脱させる際に指が引っかかりやすくなっており、これにより、梱包容器1としての梱包を解くにあたっての作業性が高いものとなっている。
1…梱包容器、2…梱包用シート、10…シート状部材、10…離脱部、11…離脱部、20…シート状部材、21…被離脱部、30…糸状部材、40…蓋部、50…蓋部。
Claims (3)
- 単一の梱包用シートにおいて対向する端部それぞれを別のシート状部材とみなし、この一組のシート状部材における少なくとも一部領域同士を表裏方向にそれぞれ重ねた重なり領域を一定長さにわたって糸状部材で縫って連結することにより、前記シート状部材に囲まれた筒状の収容空間を形成するとともに、該収容空間における少なくとも一方の端部が平面状の蓋部で閉じた構造とされており、
前記糸状部材による縫い方には、縫われた糸状部材における端部側の縫い目を解くことで一本の糸状部材として抜糸可能となる縫い方が採用されており、
前記重なり領域において表側にある前記シート状部材のうち、前記蓋部に沿った辺から前記糸状部材による一端側の縫い目に至る所定幅の領域は、該領域をシート状部材の表面側へ離脱可能な離脱部として形成され、該離脱部を前記シート状部材から離脱させることで前記糸状部材における端部側の縫い目が解かれる、ように構成されており、
前記重なり領域において表側にある前記シート状部材の離脱部、および、該離脱部の裏側に位置する前記シート状部材の部位である被離脱部は、前記蓋部における平面と直交する方向から見て、該被離脱部において前記蓋部表面に沿った領域が、前記離脱部において前記蓋部表面に沿った領域に対して相対的にオフセットされている
ことを特徴とする梱包容器。 - 前記重なり領域において表側にある前記シート状部材の離脱部は、前記蓋部表面と直交する方向から見て、前記蓋部表面に沿った領域が、該蓋部表面を超えない範囲で、該蓋部表面に向けて突出する形状とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。 - 前記重なり領域において前記離脱部の裏側に位置する前記シート状部材の被離脱部は、前記蓋部表面と直交する方向から見て、前記蓋部表面に沿った領域が、該蓋部表面から離れる方向に切り欠かれた形状とされている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の梱包容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014256018A JP2016113202A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | 梱包容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014256018A JP2016113202A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | 梱包容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016113202A true JP2016113202A (ja) | 2016-06-23 |
Family
ID=56140625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014256018A Pending JP2016113202A (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | 梱包容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016113202A (ja) |
-
2014
- 2014-12-18 JP JP2014256018A patent/JP2016113202A/ja active Pending
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