JP2016113097A - 車両制御装置および車両制御プログラム - Google Patents

車両制御装置および車両制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016113097A
JP2016113097A JP2014255321A JP2014255321A JP2016113097A JP 2016113097 A JP2016113097 A JP 2016113097A JP 2014255321 A JP2014255321 A JP 2014255321A JP 2014255321 A JP2014255321 A JP 2014255321A JP 2016113097 A JP2016113097 A JP 2016113097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
preceding vehicle
traveling state
vehicle control
operation amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014255321A
Other languages
English (en)
Inventor
隆大 成田
Takahiro Narita
隆大 成田
益弘 近藤
Masuhiro Kondo
益弘 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014255321A priority Critical patent/JP2016113097A/ja
Publication of JP2016113097A publication Critical patent/JP2016113097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】自車両の前方を走行する他車両の走行状態および道路状態の少なくともいずれか一方に基づいてドライバの運転操作により自車両を適切な走行状態に制御する技術を提供する。【解決手段】車両制御装置は、自車両の前方を走行する第1先行車両の前方を走行する第2先行車両が存在する場合には第2先行車両の走行状態である第2走行状態を取得し(S406)、第2先行車両が存在せず第1走行車両が存在する場合には第1先行車両の走行状態である第1走行状態を取得し(S408)、自車両の進行方向前方の道路状態を取得する(S406、S408、S410)。車両制御装置は、第1走行状態または第2走行状態のいずれか一方と道路状態との少なくともいずれか一方に基づいて、自車両を運転するドライバの運転操作量に対応する自車両の駆動源の出力および制動装置の制動力の少なくともいずれか一方に対する制御量を調整する(S406〜S410)。【選択図】図3

Description

本発明は、自車両の走行状態を制御する技術に関する。
自車両の走行状態を制御する技術として、特許文献1には、自車両の前方を走行する他車両として、自車両の前方を走行する先行車両と、先行車両の前方を走行している先先行車両との車間距離が拡大傾向である場合、自車両の車速を先行車両の車速よりも速くし、先行車両と先先行車両との車間距離が縮小傾向である場合、自車両の車速を先行車両の車速よりも遅くして追従走行を実行する技術が開示されている。
特許文献1に開示されている技術では、先行車両と先先行車両との車間距離が拡大傾向または縮小傾向であるかを、例えば先行車両の加速度と先先行車両の加速度とに基づいて判定している。
特開2011−84105号公報
先行文献1のように自車両の車速を車両自体が制御して追従走行を実行する技術に対し、アクセル操作およびブレーキ操作等の運転操作によりドライバが自車両の車速を制御して追従走行を実行することがある。この場合、ドライバは、先行車両の走行状態として先行車両の加速または減速の程度を判断し、アクセル操作量またはブレーキ操作量を決定する。
また、ドライバは、自車両が走行する道路状態として道路が上り坂であるか下り坂であるかによって道路の勾配の程度を判断し、アクセル操作量またはブレーキ操作量を決定する。
しかしながら、例えば運転が苦手なドライバの場合、先行車両の走行状態および道路状態に基づいて適切な運転操作量で自車両を走行させることができないことがある。その結果、先行車両と自車両との車間距離あるいは自車両の車速を、運転操作によって適切に制御できないという問題がある。
運転が苦手なドライバは、例えば一定速度の維持を意図して、道路環境に関わらずアクセル操作量を変化させないことがある。その結果、自車両が平坦路から上り坂に移動すると自車両は減速する。そして、運転が苦手なドライバは、自車両の減速に気付くのに時間を要すると、意図した車速になるまで急アクセルで急加速させることがある。
また、自車両が平坦路から下り坂に移動すると自車両は加速する。そして、運転が苦手なドライバは、自車両の加速に気付くのに時間を要すると、意図した車速になるまで急ブレーキにより急減速させることがある。
また、運転が苦手なドライバは、先行車両の減速に気付くのに時間を要すると急ブレーキで自車両を急減速させたり、先行車両の加速に気付くのに時間を要すると急アクセルで自車両を急加速させたりすることがある。
これら、加減速の急変動はエンジン出力の急変動となるので、燃費が悪化する。また、一般に、急加速および急減速は運転フィーリングを悪化させる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、自車両の前方を走行する他車両の走行状態および道路状態の少なくともいずれか一方に基づいてドライバの運転操作により自車両を適切な走行状態に制御する技術を提供することを目的とする。
本発明の車両制御装置は、走行状態取得手段と、道路状態取得手段と、制御量調整手段と、を備えている。
走行状態取得手段は、自車両の前方を走行する第1先行車両の前方を走行する第2先行車両が存在する場合には第2先行車両の走行状態である第2走行状態を取得し、第2先行車両が存在せず第1走行車両が存在する場合には第1先行車両の走行状態である第1走行状態を取得する。道路状態取得手段は自車両の進行方向前方の道路状態を取得する。
制御量調整手段は、走行状態取得手段が取得する第1走行状態または第2走行状態のいずれか一方と、道路状態取得手段が取得する道路状態との少なくともいずれか一方に基づいて、自車両を運転するドライバの運転操作量に対応する自車両の駆動源の出力および制動装置の制動力の少なくともいずれか一方に対する制御量を調整する。
第1先行車両の前方に第2先行車両が存在する場合には、第1先行車両は第2先行車両に追従して走行すると予測できるので、本発明の車両制御装置では、第1先行車両に追従するために第2先行車両の走行状態である第2走行状態を取得する。
また、第2先行車両が存在せず第1先行車両が存在する場合には、第1先行車両に追従するために第1先行車両の走行状態である第1走行状態を取得する。
この構成によれば、自車両の前方を走行する他車両の走行状態として、第1走行状態または第2走行状態のいずれか一方と道路状態との少なくともいずれか一方に対してドライバが適切な運転操作量で運転できなくても、ドライバの運転操作量に対応する自車両の駆動源の出力および制動力の少なくともいずれか一方に対する制御量を適切に調整できる。これにより、ドライバの運転操作により自車両を適切な走行状態に制御できる。
尚、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明が適用された車両制御装置を示すブロック図。 先行車両および先先行車両から取得する情報を示す平面図。 アクセル操作量に対する車両制御処理を示すフローチャート。 アクセル操作量とエンジン指令出力との関係を示す特性図。 ブレーキ操作量に対する車両制御処理を示すフローチャート。 ブレーキ操作量と制動指令出力との関係を示す特性図。
以下、本発明が適用された実施形態について図を用いて説明する。
[1.構成]
図1に示す車両制御装置50は、図示しないCPU、ROM、RAM、入出力インタフェース等を備えたマイクロコンピュータを搭載する電子制御装置(ECU)である。車両制御装置50は、ROMに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、エンジン10およびブレーキ40に対する制御量を調整して自車両の走行状態を制御する。
駆動源としてのエンジン10の駆動力は、トランスミッション20を介して車輪30に伝達される。尚、エンジン10は、車両を走行させる駆動力を発生するのであれば、例えば、内燃機関単体、内燃機関と電気モータとの併用、電気モータ単体等、どのような構成でもよい。
図2に示すように、車両制御装置50は、自車両100の前方を走行する第1先行車両である先行車両102の走行状態、ならびに先行車両102の前方を走行する第2先行車両である先先行車両104の走行状態として、位置、車速、加速度等を種々の方式で取得する。
図1に示すように、車両制御装置50は、カメラ60およびレーダ62等により、先行車両102の車速、第1加速度である加速度、自車両100に対する位置、先行車両102と自車両100との車間距離等の情報を取得する。
車両制御装置50は、車車間通信装置74により、先行車両102、ならびに先行車両102の前方を走行する先先行車両104の車速、加速度、自車両100に対する位置等の情報を取得してもよい。
車両制御装置50は、車車間通信装置74により、先行車両102および先先行車両104からGPS等の情報に基づいて先行車両102および先先行車両104の位置を取得し、位置の変化量に基づいて先行車両102および先先行車両104の車速および加速度を算出してもよい。また、車両制御装置50は、先行車両102および先先行車両104から取得する位置情報に基づいて、先行車両102と先先行車両104との車間距離を算出する。
アクセルセンサ64は、アクセルペダルの操作量を検出し、ブレーキセンサ66はブレーキペダルの操作量を検出する。車速センサ68は自車両の車速を検出し、加速センサ70は自車両100の加速度を検出する。
ナビゲーション装置72はGPSと地図データとを備えている。ナビゲーション装置72は、GPS衛星から受信するGPS信号に基づいて自車両100の位置を測位し、地図データ上に自車両100の位置をマッピングするとともに、自車両100の走行経路を案内する。車両制御装置50は、ナビゲーション装置72から自車両100の進行方向の道路状態として道路の勾配等を取得する。
スイッチ76はドライバにより操作される。スイッチ76がオンになると、以下に説明する図3の車両制御処理による出力制御および図5の車両制御処理による制動力制御が実行される。スイッチ76がオフになると、図3の車両制御処理による出力制御および図5の車両制御処理による制動力制御は実行されない。
[2.処理]
以下、車両制御装置50が実行する車両制御処理について説明する。車両制御処理を実行する図3および図5のフローチャートは、所定時間間隔のタイマ割り込みで実行されるか、あるいは処理ループ内で常時実行される。図3および図5において、「S」はステップを表わしている。
[2−1.アクセル操作量に対する処理]
図3のS400において、車両制御装置50は、スイッチ76がオンであるか否かを判定する。スイッチ76がオフの場合(S400:No)、車両制御装置50は、本処理による出力制御を実行せず本処理を終了する。
、スイッチ76がオンの場合(S400:Yes)、車両制御装置50は、自車両100の前方に先行車両102が存在するか否かを、次式(1)が成立するか否かに基づいて判定する(S402)。
自車両と先行車両との車間距離<定数×自車両の車速 ・・・(1)
先行車両102が存在しない場合(S402:No)、車両制御装置50はS410に処理を移行する。先行車両102が存在する場合(S402:Yes)、車両制御装置50は先行車両102の前方に先先行車両104が存在するか否かを、次式(2)が成立するか否かに基づいて判定する(S404)。
先行車両と先先行車両との車間距離<定数×先行車両の車速 ・・・(2)
尚、式(1)、(2)の定数は、固定値でもよいし、車速に応じて設定されてもよい。
先先行車両104が存在しない場合(S404:No)、車両制御装置50はS408に処理を移行する。先先行車両104が存在する場合(S404:Yes)、車両制御装置50はS406に処理を移行する。
S406、S408、S410のK1はアクセル操作量、K2は先行車両102の加速度、K3は自車両100の進行方向前方の道路勾配、K4は先先行車両104の加速度、K5は自車両100の車速をパラメータとして、それぞれのパラメータが大きくなるにしたがい大きくなり、パラメータが小さくなるにしたがい小さくなるように、マップ等から設定される値である。
S406において車両制御装置50は、ドライバのアクセル操作量に応じてエンジン10に指令する制御量である目標出力を次式(3)から決定する。先先行車両104が存在する場合には、先行車両102は先先行車両104に追従して走行すると予測できるので、先先行車両104が存在する場合にエンジン10に指令する目標出力を算出する式(3)において先行車両102の加速度から設定されるK2は採用していない。
目標出力=K1+K3+K4+K5 ・・・(3)
S408において車両制御装置50は、ドライバのアクセル操作量に応じてエンジン10に指令する目標出力を次式(4)から決定する。S408は先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合に実行されるので、式(4)において先先行車両104の加速度から設定されるK4は採用していない。
目標出力=K1+K2+K3+K5 ・・・(4)
S410において車両制御装置50は、ドライバのアクセル操作量に応じてエンジン10に指令する目標出力を次式(5)から決定する。S410は先行車両102および先先行車両104が存在しない場合に実行されるので、式(5)において先行車両102の加速度から設定されるK2および先先行車両104の加速度から設定されるK4は採用していない。
目標出力=K1+K3+K5 ・・・(5)
尚、式(3)〜式(5)において、加速度については加速は正、減速は負の値で表わされ、道路勾配については上り坂は正、下り坂は負の値で表わされる。
したがって、エンジン10に指令する目標出力と、アクセル操作量と、先行車両102の加速度と、道路勾配と、先先行車両104の加速度と、自車両100の車速とは、図4に示す関係になる。
つまり、先先行車両104が存在する場合には先先行車両104の加速度、あるいは先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合には先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とがそれぞれ大きくなるにしたがい、図4の特性は上方に移動してエンジン10に指令する目標出力は大きくなる。
また、先先行車両104が存在する場合には先先行車両104の加速度、あるいは先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合には先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とがそれぞれ小さくなるにしたがい、図4の特性は下方に移動してエンジン10に指令する目標出力は小さくなる。
[2−2.ブレーキ操作量に対する処理]
図5のS420において、車両制御装置50は、スイッチ76がオンであるか否かを判定する。スイッチ76がオフの場合(S420:No)、車両制御装置50は、本処理による制動力制御を実行せず本処理を終了する。
スイッチ76がオンの場合(S420:Yes)、車両制御装置50は、自車両100の前方に先行車両102が存在するか否かを式(1)が成立するか否かに基づいて判定する(S422)。
先行車両102が存在しない場合(S422:No)、車両制御装置50はS430に処理を移行する。先行車両102が存在する場合(S422:Yes)、車両制御装置50は先行車両102の前方に先先行車両104が存在するか否かを式(2)が成立するか否かに基づいて判定する(S424)。
先先行車両104が存在しない場合(S424:No)、車両制御装置50はS428に処理を移行する。先先行車両104が存在する場合(S424:Yes)、車両制御装置50はS426に処理を移行する。
S426、S428、S430のM1はブレーキ操作量、M2は先行車両102の加速度、M3は自車両100の前方の道路勾配、M4は先先行車両104の加速度、M5は自車両100の車速をパラメータとして、それぞれのパラメータが大きくなるにしたがい大きくなり、パラメータが小さくなるにしたがい小さくなるように、マップ等から設定される値である。
S426において車両制御装置50は、ドライバのブレーキ操作量に応じてブレーキ40に指令する制御量である目標制動力を次式(6)から決定する。先先行車両104が存在する場合には、先行車両102は先先行車両104に追従して走行すると予測できるので、先先行車両104が存在する場合にブレーキ40に指令する目標制動力を算出する式(6)において先行車両102の加速度から設定されるM2は採用していない。
目標制動力=M1−M3−M4+M5 ・・・(6)
S428において車両制御装置50は、ドライバのブレーキ操作量に応じてブレーキ40に指令する目標制動力を次式(7)から決定する。S428は先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合に実行されるので、式(7)において先先行車両104の加速度から設定されるM4は採用していない。
目標制動力=M1−M2−M3+M5 ・・・(7)
S430において車両制御装置50は、ドライバのブレーキ操作量に応じてブレーキ40に指令する目標制動力を次式(8)から決定する。S430は先行車両102および先先行車両104が存在しない場合に実行されるので、式(8)において先行車両102の加速度から設定されるM2および先先行車両104の加速度から設定されるM4は採用していない。
目標制動力=M1−M3+M5 ・・・(8)
尚、式(6)〜式(8)において、加速度については加速は正、減速は負の値で表わされ、道路勾配については上り坂は正、下り坂は負の値で表わされる。
したがって、ブレーキ40に指令する目標制動力と、ブレーキ操作量と、先行車両102の加速度と、道路勾配と、先先行車両104の加速度と、自車両100の車速とは、図6に示す関係になる。
つまり、先先行車両104が存在する場合には先先行車両104の加速度、あるいは先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合には先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とがそれぞれが小さくなるにしたがい、図6の特性は上方に移動してブレーキ40に指令する目標制動力は大きくなる。
また、先先行車両104が存在する場合には先先行車両104の加速度、あるいは先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合には先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とがそれぞれが大きくなるにしたがい、図6の特性は下方に移動してブレーキ40に指令する目標制動力は小さくなる。
上記実施形態において、先先行車両104が存在する場合にも、先先行車両104の走行状態に関わらず、先行車両102と自車両100との車間距離が所定距離未満になると、式(3)〜式(8)からではなく、例えば基準となるマップから、エンジン10に指令する目標出力、ならびにブレーキ40に指令する目標制動力が取得される。
[3.効果]
以上説明した本実施形態によると、以下の効果を得ることができる。
(1)先先行車両104が存在する場合には先先行車両104の加速度、あるいは先先行車両104が存在せず先行車両102が存在する場合には先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とがそれぞれ大きくなるにしたがい、同じアクセル操作量に対してエンジン10に指令する目標出力は大きくなる。
これにより、上記の段落[0007]に記載したように、例えば、運転が苦手なドライバが先先行車両104または先行車両102の加速度と道路勾配とに応じて適切なアクセル操作量でアクセルペダルを操作できない場合に、ドライバが先先行車両104または先行車両102の加速度と道路勾配とに応じた適切な目標出力をエンジン10に指令できる。
したがって、自車両100を適切な走行状態に制御できる。その結果、加減速の急変動を低減できるので、燃費が向上し、運転フィーリングが向上する。
(2)先先行車両104が存在する場合には先先行車両104の加速度、あるいは先先行車両104が存在しない場合には先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とがそれぞれ小さくなるにしたがい、同じブレーキ操作量に対してブレーキ40に指令する目標制動力は大きくなる。
これにより、上記の段落[0007]に記載したように、例えば、運転が苦手なドライバが先先行車両104または先行車両102の加速度と道路勾配とに応じて適切なブレーキ操作量でブレーキペダルを操作できない場合に、ドライバが先先行車両104または先行車両102の加速度と道路勾配とに応じた適切な目標制動力をブレーキ40に指令できる。
したがって、自車両100を適切な走行状態に制御できる。その結果、加減速の急変動を低減できるので、燃費が向上し、運転フィーリングが向上する。
[4.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、以下の種々の形態を取り得る。
(1)上記実施形態では、先先行車両104の加速度または先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配とに基づいて、ドライバのアクセル操作量に対応してエンジン10に指令する目標出力、ならびにブレーキ操作量に対応してブレーキ40に指令する目標制動力の両方を調整した。
これに対し、エンジン10に指令する目標出力またはブレーキ40に指令する目標制動力のいずれか一方だけを調整してもよい。
(2)先先行車両104の加速度または先行車両102の加速度のいずれか一方と道路勾配との両方ではなく、いずれか一方に基づいて、ドライバのアクセル操作量に対応してエンジン10に指令する目標出力、ならびにブレーキ操作量に対応してブレーキ40に指令する目標制動力を調整してもよい。
(3)上記実施形態では、スイッチ76の操作により図3の車両制御処理による出力制御および図5の車両制御処理による制動力制御を実行するか否かを決定した。これに対し、スイッチ76を設置せず、図3の車両制御処理による出力制御および図5の車両制御処理による制動力制御を常時実行してもよい。
(4)上記実施形態における一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。尚、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(5)上述した車両制御装置の他、当該車両制御装置を構成要素とする車両制御システム、当該車両制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体、車両制御方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
10:エンジン(駆動源)、40:ブレーキ(制動装置)、50:車両制御装置(走行状態取得手段、道路状態取得手段、制御量調整手段、判定手段)、76:スイッチ、100:自車両、102、先行車両(第1先行車両)、104:先先行車両(第2先行車両)

Claims (11)

  1. 自車両(100)の前方を走行する第1先行車両(102)の前方を走行する第2先行車両(104)が存在する場合には前記第2先行車両の走行状態である第2走行状態を取得し、前記第2先行車両が存在せず前記第1走行車両が存在する場合には前記第1先行車両の走行状態である第1走行状態を取得する走行状態取得手段(S406、S408、S426、S428)と、
    自車両の進行方向前方の道路状態を取得する道路状態取得手段(S406〜S410、S426〜S430)と、
    前記走行状態取得手段が取得する前記第1走行状態または前記第2走行状態のいずれか一方と、前記道路状態取得手段が取得する前記道路状態との少なくともいずれか一方に基づいて、自車両を運転するドライバの運転操作量に対応する自車両の駆動源(10)の出力および制動装置(40)の制動力の少なくともいずれか一方に対する制御量を調整する制御量調整手段(S406〜S410、S426〜S430)と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置(50)。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記第1先行車両が加速していることを前記第1走行状態が示しているか、あるいは前記第2先行車両が加速していることを前記第2走行状態が示している場合、前記制御量調整手段(S406、S408)は、前記運転操作量として前記ドライバのアクセル操作量に対応する前記駆動源の出力を増加させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両制御装置であって、
    前記第1先行車両が減速していることを前記第1走行状態が示しているか、あるいは前記第2先行車両が減速していることを前記第2走行状態が示している場合、前記制御量調整手段(S406、S408)は、前記運転操作量として前記ドライバのアクセル操作量に対応する前記駆動源の出力を減少させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記道路状態が上り坂であることを示している場合、前記制御量調整手段(S406〜S410)は、前記運転操作量として前記ドライバのアクセル操作量に対応する前記駆動源の出力を増加させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記道路状態が下り坂であることを示している場合、前記制御量調整手段(S406〜S410)は、前記運転操作量として前記ドライバのアクセル操作量に対応する前記駆動源の出力を減少させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記第1先行車両が加速していることを前記第1走行状態が示しているか、あるいは前記第2先行車両が加速していることを前記第2走行状態が示している場合、前記制御量調整手段(S426、S428)は、前記運転操作量として前記ドライバのブレーキ操作量に対応する前記制動力を減少させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記第1先行車両が減速していることを前記第1走行状態が示しているか、あるいは前記第2先行車両が減速していることを前記第2走行状態が示している場合、前記制御量調整手段(S426、S428)は、前記運転操作量として前記ドライバのブレーキ操作量に対応する前記制動力を増加させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記道路状態が上り坂であることを示している場合、前記制御量調整手段(S426〜S430)は、前記運転操作量として前記ドライバのブレーキ操作量に対応する前記制動力を減少させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記道路状態が下り坂であることを示している場合、前記制御量調整手段(S426〜S430)は、前記運転操作量として前記ドライバのブレーキ操作量に対応する前記制動力を増加させる、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    スイッチ(76)からの指令に基づいて、請求項1から9のいずれか一項に記載の車両制御装置を構成する各手段を実行するか否かを判定する判定手段(S400、S420)を備える、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  11. コンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の車両制御装置を構成する各手段として機能させるための車両制御プログラム。
JP2014255321A 2014-12-17 2014-12-17 車両制御装置および車両制御プログラム Pending JP2016113097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255321A JP2016113097A (ja) 2014-12-17 2014-12-17 車両制御装置および車両制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255321A JP2016113097A (ja) 2014-12-17 2014-12-17 車両制御装置および車両制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016113097A true JP2016113097A (ja) 2016-06-23

Family

ID=56140765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014255321A Pending JP2016113097A (ja) 2014-12-17 2014-12-17 車両制御装置および車両制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016113097A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020152221A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 本田技研工業株式会社 車両制御装置
CN114655028A (zh) * 2021-03-23 2022-06-24 北京新能源汽车股份有限公司 一种车辆的控制方法、装置及系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244659A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Tokico Ltd 車両ブレ−キ装置
JP2003039978A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Hitachi Ltd 車両走行制御方法、その装置及び車両
JP2003267698A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Nippon Yusoki Co Ltd 電動車両
JP2005138782A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2011143798A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Suzuki Motor Corp 運転操作補助装置
JP2014193657A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244659A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Tokico Ltd 車両ブレ−キ装置
JP2003039978A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Hitachi Ltd 車両走行制御方法、その装置及び車両
JP2003267698A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Nippon Yusoki Co Ltd 電動車両
JP2005138782A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2011143798A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Suzuki Motor Corp 運転操作補助装置
JP2014193657A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020152221A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP7106477B2 (ja) 2019-03-20 2022-07-26 本田技研工業株式会社 車両制御装置
CN114655028A (zh) * 2021-03-23 2022-06-24 北京新能源汽车股份有限公司 一种车辆的控制方法、装置及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5417386B2 (ja) 車両運動制御装置
KR101897336B1 (ko) 차량의 운전 지원 장치
CN108025750B (zh) 车辆控制装置
US11027740B2 (en) Acceleration and deceleration control system and acceleration and deceleration control method
KR20160069197A (ko) 자동차의 오토크루즈 속도 제어 장치 및 방법
US20110320102A1 (en) Vehicle travel control device
JP6105439B2 (ja) 減速度設定システム、方法およびプログラム
JP2006044326A (ja) 車間距離制御装置
US10668923B2 (en) Method for adaptively controlling a vehicle speed in a vehicle, and speed control system for carrying out the method
JP2017058891A (ja) 車両の制御装置及び追従走行システム
JP6265191B2 (ja) 車両の制御装置
JP2010083402A (ja) 車速制御装置
JP6659513B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム
CN111836746A (zh) 车辆控制装置、车辆控制方法和车辆追随行驶系统
JP2006175943A (ja) 加減速度制御装置
JP4613124B2 (ja) ナビ協調走行制御装置
JP2016113097A (ja) 車両制御装置および車両制御プログラム
EP3798075B1 (en) A method for driving a vehicle platoon
KR20120035263A (ko) 내비게이션을 이용한 차량의 주행 조절장치 및 방법
JP7351076B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び、電動車両の制御装置
JP2007118746A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP5652337B2 (ja) 車両制御装置
JP2005297900A (ja) 車速制御装置
KR20110073233A (ko) 차간 거리 유지가 가능한 차량용 순항 제어 장치 및 방법
JP2006044590A (ja) 車両の減速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190205