JP2016112780A - 間隔調整制御装置、画像形成装置、間隔調整制御方法 - Google Patents

間隔調整制御装置、画像形成装置、間隔調整制御方法 Download PDF

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正文 平塚
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道誠 綿引
稔之 鈴木
Toshiyuki Suzuki
稔之 鈴木
徹 寺内
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徹 寺内
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Abstract

【課題】一対の処理機構が処理対象物を挟んだ状態でその処理対象物に関する処理を行う装置において、その一対の処理機構の間隔を正確に調整すること。【解決手段】回転駆動により一対の処理機構の少なくともいずれかを、前記一対の処理機構の間隔が変化するように移動させる駆動部と連動して動作する連動動作部の動作範囲の一端に前記連動動作部が位置していることが検知されるまで前記駆動部を駆動させてから停止させた後、その状態から、前記動作範囲の他端に前記連動動作部が位置していることが検知されるまで前記駆動部を駆動させ、そのときの前記駆動部の駆動量を取得し、前記駆動部が前記一端から前記他端まで前記連動動作部を動作させるために必要となる前記駆動部の駆動量として、取得された前記駆動量を設定し、設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、間隔調整制御装置、画像形成装置、間隔調整制御方法に関する。
近年、印字素子を備える印字ハンマとプラテンとの間に、インクを吸着したインクリボンを備えるインパクト方式の画像形成装置が(以下、「インパクトプリンタ」とする)が知られている。このようなインパクトプリンタは、インクリボンとプラテンとの間に用紙を挟んだ状態で印字ハンマをプラテンに対して叩きつけることで、インクリボンに吸着されているインクを用紙に転写することで画像を形成するようになっている。
このようなインパクトプリンタのうち、印刷品質の向上を目的として、画像形成出力の対象となる用紙の厚さ(以下、「紙厚」とする)に応じて、印字ハンマとプラテンとの間隔(以下、「ハンマギャップ」とする)を自動で調整するものが提案され既に知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このように、紙厚に応じてハンマギャップを自動調整するインパクトプリンタは、通常、紙厚を計測する紙厚計測センサ、プラテンを印字ハンマの方向に移動させ若しくはその方向とは反対の方向に移動させるステッピングモータを備える。
そして、インパクトプリンタは、紙厚計測センサにより計測した紙厚に応じたステップ数だけステッピングモータを駆動させることで、紙厚に応じてハンマギャップを自動調整するようになっている。
このとき、インパクトプリンタは、ハンマギャップを正確に調整するために、ハンマギャップが最も狭くなる位置から最も広くなる位置までのステッピングモータの駆動ステップ数(以下、「動作範囲ステップ数」とする)を予め記憶しておく必要がある。
そこで、このようなインパクトプリンタは、通常、ハンマギャップの自動調整に先だって、動作範囲ステップ数をカウントし、その動作範囲ステップ数を記憶するための作業(以下、「動作範囲カウント作業」とする)が必要となる。
そのため、インパクトプリンタは、上記作業に必要となる機構として、タイミングベルトを介してステッピングモータと連動して動く調整レバー、ハンマギャップが最も狭くなる位置で調整レバーが突き当たることで調整レバーを停止させるためのストッパ、ハンマギャップが最も広くなる位置に調整レバーがあることを検知するレバー検知センサを備える。
そして、このようなインパクトプリンタにおいて、上記動作範囲カウント作業を行うためにはまず、作業者は、調整レバーをストッパに突き当てる。その後、インパクトプリンタは、その状態からレバー検知センサにより調整レバーが検知されるまで1ステップずつステッピングモータを駆動させ、そのときのステップ数をカウントする。
インパクトプリンタは、このようにして得られたステップ数のカウント値を動作範囲ステップ数として不揮発性の記憶媒体に記憶する。
ところが、このような動作範囲カウント作業において、作業者が調整レバーをストッパに突き当てた際、ステッピングモータの励磁している相とストッパの位置とが合っていないことにより、調整レバーがストッパに突き当たった状態とはならず、ずれて停止してしまうことがある。
そして、インパクトプリンタは、このように、調整レバーがずれた状態で動作範囲ステップ数のカウントを開始したのでは、動作範囲ステップ数を本来の動作範囲ステップ数よりも少なくカウントしてしまうことになる。
また、このような動作範囲カウント作業において、作業者は、調整レバーをストッパに強く突き当ててしまう場合がある。このような場合、調整レバーはストッパに突き当たった状態にはあるものの、タイミングベルトの張力変化によりステッピングモータはストッパ位置よりハンマギャップが狭くなる方向へ移動し過ぎてしまい、本来の励磁位置とは異なる相が励磁してしまうことがある。
そして、インパクトプリンタは、このように、ステッピングモータが本来の励磁位置とは異なる相が励磁している状態で動作範囲ステップ数のカウントを開始したのでは、動作範囲ステップ数を本来の動作範囲ステップ数よりも多くカウントしてしまうことになる。
このように、インパクトプリンタは、動作範囲ステップ数を本来の動作範囲ステップ数よりも少なくカウントし、若しくは、多くカウントした結果、ハンマギャップを正確に調整することができなくなってしまう。その結果、インパクトプリンタは、印刷品質を向上させることができなくなってしまうといった問題がある。
尚、このような問題は、ハンマギャップを自動調整するインパクトプリンタに限らず、ステッピングモータの駆動ステップ数を作業者が入力することで、ハンマギャップを調整するインパクトプリンタにおいても同様に起こり得る問題である。
また、このような問題は、インパクトプリンタに限らず、一対の処理機構同士が処理対象物を挟んだ状態でその処理対象物に関する処理を行う装置において、その処理機構同士の間隔、例えば、用紙搬送ローラ対の各ローラ同士の間隔や、インクジェットプリンタにおける印字ヘッドと用紙支持板との間隔などを調整する装置においても同様に起こり得る問題である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、一対の処理機構が処理対象物を挟んだ状態でその処理対象物に関する処理を行う装置において、その一対の処理機構の間隔を正確に調整することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、一対の処理機構が処理対象物を挟むことで前記処理対象物に関する処理を行う処理装置における前記一対の処理機構の間隔調整を制御する間隔調整制御装置であって、回転駆動により前記一対の処理機構の少なくともいずれかを前記間隔が変化するように移動させる駆動部と、前記駆動部と連動して動作する連動動作部と、前記間隔の調整範囲における前記連動動作部の動作範囲の一端に前記連動動作部が位置していることを検知する第一の検知部と、前記動作範囲の前記一端とは異なる他端に前記連動動作部が位置していることを検知する第二の検知部と、前記第一の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させた後、その状態から、前記第二の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させるように、前記駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、前記第一の検知部が前記連動動作部を検知している状態から前記第二の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部が駆動したときの、前記駆動部の駆動量を取得する駆動量取得部と、前記駆動部が前記一端から前記他端まで前記連動動作部を動作させるために必要となる前記駆動部の駆動量として、取得された前記駆動量を設定する駆動量設定部と、を備え、前記駆動制御部は、設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする。
本発明によれば、一対の処理機構が処理対象物を挟んだ状態でその処理対象物に関する処理を行う装置において、その一対の処理機構の間隔を正確に調整することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンを画像形成面に対して平行な方向から示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンを画像形成面に対して平行な方向から示す図である。 本発明の実施形態に係るインジケータを画像形成面に対して平行な方向から示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る駆動ステップ換算テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が動作範囲カウント作業を行う際の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が紙厚に応じてハンマギャップを自動調整する際の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置がハンマギャップを調整する際の動作を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、間隔調整制御装置の例としてインパクト方式の画像形成装置について説明する。まず、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)50、プリントエンジン60、表示部70、操作部80がバス90を介して接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。
ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
EEPROM50は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、画像形成装置1が動作するためのパラメータや設定値が格納される。
プリントエンジン60は、用紙に対して画像形成出力を実行することにより画像を描画する画像形成部である。本実施形態に係るプリントエンジン60の具体的態様としては、印字素子を備える印字ハンマとプラテンとの間に、インクを吸着したインクリボンを備えるインパクト方式の画像形成機構である。プリントエンジン60の詳細な構成については、図2〜図4を参照して後述する。
このプリントエンジン60は、用紙に対して画像形成出力を実行する際、インクリボンとプラテンとの間に用紙を挟んだ状態で印字ハンマをプラテンに対して叩きつけることで、インクリボンに吸着されているインクを用紙に転写することで画像を形成する。
表示部70は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースであり、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって実現される。操作部80は、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースであり、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力装置によって実現される。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係るプリントエンジン60の構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2及び図3は、本実施形態に係るプリントエンジン60を画像形成面に対して平行な方向から示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン60は、用紙搬送機構601、印字ハンマ602、インクリボン603、プラテン604、調整カム605、調整レバー606、調整モータ607、タイミングベルト608、インジケータ609、ストッパ610、始端検知センサ611、終端検知センサ612、紙厚計測センサ613を備える。
用紙搬送機構601は、インクリボン603とプラテン604との間に向けて用紙2を搬送する。印字ハンマ602は、印字素子を備え、インクリボン603とプラテン604との間に用紙2を挟んだ状態でプラテン604の方向に往復動作することで、インクリボン603及び用紙2をプラテン604に対して叩きつける。
インクリボン603は、インクを吸着し、プラテン604との間に用紙2を挟んだ状態で印字ハンマ602によりプラテン604に対して叩きつけられることでインクを用紙2に転写する。プラテン604は、印字ハンマ602により叩きつけられるインクリボン603及び用紙2を支持する。
このように構成されたプリントエンジン60は、画像形成出力を実行する際、インクリボン603とプラテン604との間に、用紙搬送機構601により搬送されてきた用紙2を挟んだ状態で印字ハンマ602をプラテン604の方向に往復動作させる。
そして、プリントエンジン60は、このような印字ハンマ602の往復動作の過程で、印字ハンマ602をプラテン604に対して叩きつけることで、インクリボン603に吸着されているインクを用紙2に転写することで画像を形成するようになっている。
調整カム605は、図3に示すように、回転軸を中心に回転することによりその回転軸からプラテン604との接点までの距離が変化することで、プラテン604の位置、即ち、印字ハンマ602とプラテン604との間隔(以下、「ハンマギャップ」とする)を調整する。
調整レバー606は、図3に示すように、調整カム605と回転軸を共有し、調整カム605と連動してその回転軸を中心に回転する。従って、作業者は、調整レバー606を手動で回転させることでハンマギャップを調整することができる。
調整モータ607は、ローターと、そのローターの周囲に配置されたA相、B相、A’相、B’相の4相のステーターとを備える2相励磁駆動型のステッピングモータであり、断続的なステップ増加分に応じて駆動する。従って、調整モータ607は、A相→B相→A’相→B’相の順に励磁することで4ステップ分駆動し、4ステップ単位で励磁相が元の相に戻るように構成されている。尚、本実施形態においては、調整モータ607は、1ステップ当たり1.8°駆動するものとする。
このように構成された調整モータ607は、図3に示すように、タイミングベルト608を介して調整カム605を回転させると共に調整レバー606を回転させる。従って、調整モータ607が駆動することでハンマギャップを調整することができる。即ち、本実施形態においては、調整レバー606が連動動作部として機能し、調整モータ607が回転駆動する駆動部として機能する。タイミングベルト608は、調整モータ607の駆動力を調整カム605及び調整レバー606の回転軸に伝達する。
インジケータ609は、図4に示すように、1〜21の目盛りが等間隔に記されており、その目盛りにより調整レバー606の位置を示す。この目盛りにより、作業者は、ハンマギャップを確認することができる。即ち、本実施形態においては、インジケータ609が位置表示部として機能する。
尚、本実施形態においては、調整レバー606が、数字が大きい目盛りに位置するほどハンマギャップが広くなり、数字が小さい目盛りに位置するほどハンマギャップが狭くなることを表す。そのため、調整レバー606が、インジケータ609の目盛り1に位置する場合が最もハンマギャップが狭くなり、目盛り21に位置する場合が最もハンマギャップが広くなる。尚、インジケータ609の目盛り1は、調整レバー606の動作開始基準位置として設定されている。
本実施形態においては、インジケータ609の1目盛り当たりの間隔は、調整モータ607が4ステップ分だけ駆動したときの調整レバー606の移動距離となるように設定されている。従って、調整モータ607は、調整レバー606がどの目盛りに位置しているときであっても常に同じ相が励磁することになる。
ストッパ610は、ハンマギャップが最も狭くなる位置で調整レバー606が突き当たることで、調整レバー606をそれ以上ハンマギャップが狭くなる方向に回転させないように停止させるためのストッパである。従って、作業者は、調整レバー606をストッパ610に突き当てることで、調整レバー606をインジケータの目盛り1の位置に停止させることができる。
始端検知センサ611は、調整レバー606がインジケータの目盛り1に位置していること、即ち、ストッパ610に突き当たっている状態であることを検知するためのセンサである。終端検知センサ612は、調整レバー606がインジケータの目盛り21に位置していることを検知するためのセンサである。
即ち、本実施形態においては、始端検知センサ611若しくは終端検知センサ612が、ハンマギャップの調整範囲における調整レバー606の動作範囲の一端若しくは他端に、調整レバー606が位置していることを検知する第一の検知部若しくは第二の検知部として機能する。
紙厚計測センサ613は、用紙搬送機構601により搬送される用紙2の厚さ(以下、「紙厚」とする)を計測する。即ち、本実施形態においては紙厚計測センサ613が処理対象物の寸法を計測する寸法計測部として機能する。
本実施形態に係るプリントエンジン60は、この紙厚計測センサ613により計測した紙厚に応じて調整モータ607を駆動させることで、紙厚に応じてハンマギャップを自動で調整するように構成されている。また、本実施形態に係るプリントエンジン60は、この紙厚計測センサ613により計測した紙厚に応じて作業者が手動で調整レバー606を回転させることで、紙厚に応じてハンマギャップを手動で調整するように構成されている。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1は、紙厚に応じてハンマギャップを調整することで、印刷品質の向上を図ることができるようになっている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を模式的に示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ100を備える。コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30やHDD40等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM20にロードされ、それらのプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
また、コントローラ100は、主制御部101、操作表示制御部102、信号入力制御部103、換算テーブル記憶部104、駆動ステップ換算部105、モータ駆動制御部106、動作範囲カウンタ107、調整情報記憶部108を備える。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。操作表示制御部102は、表示部70に情報表示を行い若しくは操作部80を介して入力された情報を主制御部101に通知する。
信号入力制御部103は、始端検知センサ611、終端検知センサ612、紙厚計測センサ613による信号若しくは計測信号を主制御部101に入力する。
換算テーブル記憶部104は、駆動ステップ換算テーブルを記憶する。ここで、駆動ステップ換算テーブルについて、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る駆動ステップ換算テーブルの一例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係る駆動ステップ換算テーブルは、調整モータ607の駆動ステップ数と紙厚とが対応付けられたテーブルであり、紙厚計測センサ613により計測された紙厚を調整モータ607の駆動ステップ数に換算するためのテーブルである。この駆動ステップ換算テーブルに対応付けられている駆動ステップ数は、プラテン604を紙厚に応じた距離だけ移動させるための駆動ステップ数である。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1は、紙厚計測センサ613により計測された紙厚に対応付けられている駆動ステップ数だけ調整モータ607を駆動させることで、紙厚に応じたハンマギャップとすることができる。
駆動ステップ換算部105は、紙厚計測センサ613により計測された紙厚を、換算テーブル記憶部104に記憶されている駆動ステップ換算テーブルを参照して、調整モータ607の駆動ステップ数に換算する。
モータ駆動制御部106は、調整モータ607の駆動を制御する。即ち、本実施形態においては、モータ駆動制御部106が駆動制御部として機能する。
動作範囲カウンタ107及び調整情報記憶部108については図7を参照して後述する。
このように構成された画像形成装置1は、ハンマギャップを正確に調整するために、ハンマギャップが最も狭くなる位置から最も広くなる位置までの調整モータ607の駆動ステップ数(以下、「動作範囲ステップ数」とする)を予め記憶しておく必要がある。
即ち、画像形成装置1は、ハンマギャップを正確に調整するために、調整レバー606が目盛り1(動作開始基準位置)から目盛り21まで回転するために必要となる、調整モータ607の駆動ステップ数(動作範囲ステップ数)を予め記憶しておく必要がある。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1は、ハンマギャップの自動調整に先だって、動作範囲ステップ数をカウントし、その動作範囲ステップ数を記憶するための作業(以下、「動作範囲カウント作業」とする)が必要となる。
但し、画像形成装置1は、せっかく動作範囲ステップ数をカウントしても、その動作範囲ステップ数が正確でなければ、ハンマギャップを正確に調整することができない。その結果、画像形成装置1は、印刷品質を向上させることができなくなってしまう。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置1は、このような動作範囲カウント作業において、動作範囲ステップ数を正確にカウントすることを要旨の一つとしている。その結果、本実施形態に係る画像形成装置1は、印刷品質を向上させることが可能となる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1が動作範囲カウント作業を行う際の処理について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る画像形成装置1が動作範囲カウント作業を行う際の処理を説明するためのフローチャートである。
本実施形態に係る画像形成装置1が動作範囲カウント作業を行う際にはまず、作業者は、搬送経路から用紙を取り除き(S701)、ストッパ610に突き当てることで調整レバー606をインジケータ609の目盛り1(動作開始基準位置)に合わせる(S702)。そして、作業者は、操作部80から動作範囲カウント作業モードに設定する(S703)。このとき、主制御部101は、操作表示制御部102から入力された情報に基づき、モータ駆動制御部106を動作範囲カウント作業モードに設定する。
モータ駆動制御部106は、動作範囲カウント作業モードに設定されると、ハンマギャップが拡大する方向に調整モータ607をインジケータ609の1目盛り分だけ、即ち、4ステップ分だけ駆動させ(S704)、調整レバー606の振動が収束するまで待機する(S705)。
このように、モータ駆動制御部106が調整レバー606の振動が収束するまで待機するのは、調整レバー606が振動しているときに調整モータ607を駆動さてしまうと、調整モータ607が脱調してしまうことがあるためである。このときの待機時間は、駆動対象の機構部品、調整モータ607の制御プロフィールに合わせて事前に設定されている。
尚、本実施形態に係る画像形成装置1は、S704において、ハンマギャップが拡大する方向に調整モータ607を4ステップ分だけ駆動させるが、1ステップ以上であれば何ステップでも良い。但し、本実施形態に係る画像形成装置1は、このとき駆動させるステップ数が少ないほど、動作範囲カウント作業に要する時間を短縮することが可能となる。
モータ駆動制御部106は、調整レバー606の振動が収束すると、ハンマギャップが縮小する方向に調整モータ607を1ステップ分だけ駆動させ(S706)、調整レバー606の振動が収束するまで待機する(S707)。このように、モータ駆動制御部106が調整レバー606の振動が収束するまで待機するのは、S705と同様の理由である。
モータ駆動制御部106は、調整レバー606の振動が収束すると、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したか否かを判定する(S708)。
モータ駆動制御部106は、S708における判定処理において、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したと判定するまでS706及びS707と同様の処理を繰り返す(S708/NO)。
このとき、モータ駆動制御部106がS706の繰り返し処理において調整モータ607を1ステップ分ずつ駆動させる理由について説明する。調整モータ607は、S706の繰り返し処理において複数ステップ分ずつ駆動すると、駆動途中で調整レバー606がストッパに突き当たってもなお、ハンマギャップが縮小する方向に駆動しようとするため、本来の停止位置からずれて停止してしまうことがある。
そして、画像形成装置1は、このように、調整モータ607が本来の停止位置からずれた状態で駆動ステップ数のカウントを開始したのでは、動作範囲ステップ数を本来の動作範囲ステップ数よりも多くカウントしてしまうことになるためである。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、ハンマギャップが拡大する方向に調整モータ607を4ステップ分だけ駆動させた後、1ステップ分ずつハンマギャップが縮小する方向に駆動させることを要旨の一つとしている。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、作業者が調整レバー606をストッパ610に突き当てた後、調整レバー606の自動調整を行うことを要旨の一つとしている。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1は、作業者が調整レバー606をストッパ610に突き当てた際に、調整レバー606が動作開始基準位置からずれた状態となっていても、その後の調整レバー606の自動調整により、調整レバー606を動作開始基準位置に正確に合わせることが可能となる。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、調整レバー606が動作開始基準位置からずれた状態で動作範囲ステップ数のカウントを開始するといったことを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、本実施形態に係る画像形成装置1は、作業者が調整レバー606をストッパ610に突き当てた際に、調整モータ607が本来の励磁相よりもハンマギャップが狭くなる方向の相が励磁している状態となっていても、その後の調整レバー606の自動調整により、調整モータ607を本来の励磁動に合わせることが可能となる。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、調整モータ607が本来の励磁相よりもハンマギャップが狭くなる方向の相が励磁している状態で動作範囲ステップ数のカウントを開始するといったことを防ぐことが可能となる。
そのため、本実施形態に係る画像形成装置1は、正確に動作範囲ステップ数をカウントすることが可能となる。その結果、本実施形態に係る画像形成装置1は、印刷品質を向上させることが可能となる。
そして、モータ駆動制御部106は、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したと判定すると(S708/YES)、そのときの調整モータ607の励磁相を調整情報記憶部108に記憶させる(S709)。即ち、本実施形態においては、モータ駆動制御部106が、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したときの励磁相として、駆動部の停止位置を識別するための位置情報を取得する位置情報取得部として機能する。
このとき記憶された励磁相は、調整レバー606がインジケータ609の各目盛りに位置しているときに励磁しているべき相であって、ハンマギャップ調整時の基準となる励磁相として設定される。即ち、本実施形態においては、モータ駆動制御部106が位置情報設定部として機能する。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したときの調整モータ607の励磁相を、ハンマギャップ調整時の基準となる励磁相として設定することを要旨の一つとしている。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1は、ハンマギャップ調整時、このとき設定された励磁相を再現することで、インジケータ609の目的とする目盛りに精度良く調整レバー606を停止させることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、調整レバー606がインジケータ609の目盛り1に位置しているときの調整モータ607の励磁相とストッパ610の位置とを合わせ込むための作業、即ち、ストッパ610と調整モータ607との取り付け位置の調整作業が不要となる。これにより、ハンマギャップの調整に関わる構成部品の保守交換作業や画像形成装置1の組み立て作業を簡素化することが可能となる。
そして、モータ駆動制御部106は、ハンマギャップが拡大する方向に調整モータ607をインジケータ609の1目盛り分だけ、即ち、4ステップ分だけ駆動させ(S710)、動作範囲カウンタ107の動作範囲カウント数を4ステップ分だけ増加させた値に更新する(S711)。
そして、モータ駆動制御部106は、調整レバー606の振動が収束するまで待機し(S712)、調整レバー606の振動が収束すると、終端検知センサ612が調整レバー606を検知したか否かを判定する(S713)。このように、モータ駆動制御部106が調整レバー606の振動が収束するまで待機するのは、S705と同様の理由である。
モータ駆動制御部106は、S713における判定処理において、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したと判定するまでS710〜S712と同様の処理を繰り返す(S713/NO)。
尚、本実施形態に係る画像形成装置1は、S710〜S712において、4ステップ分ずつ処理を行うが、1ステップ分ずつ処理を行うように構成されていても良い。但し、本実施形態に係る画像形成装置1は、4ステップ分ずつ処理を行うと、動作範囲カウント作業に要する時間を短縮することが可能となる。
そして、モータ駆動制御部106は、終端検知センサ612が調整レバー606を検知したと判定すると(S713/YES)、そのときの動作範囲カウンタ107の動作範囲カウント数を動作範囲ステップ数として調整情報記憶部108に記憶させる(S714)。即ち、本実施形態においては、動作範囲ステップ数が駆動量として取得され、モータ駆動制御部106が駆動量取得部及び駆動量設定部として機能する。
モータ駆動制御部106は、動作範囲ステップ数を記憶させると、その動作範囲ステップ数だけ調整モータ607をハンマギャップが縮小する方向に駆動させることで調整レバー606をインジケータ609の目盛り1(動作開始基準位置)まで回転させる(S715)。このようにして、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業を行う際の処理を終了する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1が紙厚に応じてハンマギャップを自動調整する際の処理について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る画像形成装置1が紙厚に応じてハンマギャップを自動調整する際の処理を説明するためのフローチャートである。図9は、本実施形態に係る画像形成装置1がハンマギャップを調整する際の動作を説明するための図である。尚、図8及び図9においては、動作範囲カウント作業にて得られた動作範囲ステップ数をL1とする。
本実施形態に係る画像形成装置1が紙厚に応じてハンマギャップを自動調整する際にはまず、主制御部101は、紙厚計測センサ613により計測された紙厚を駆動ステップ換算部105に紙厚を通知する(S801)
駆動ステップ換算部105は、主制御部101から通知された紙厚を調整モータ607の駆動ステップ数に換算する(S802)。このとき得られた駆動ステップ数をL2とする。
モータ駆動制御部106は、調整モータ607を駆動させることで、調整レバー606を位置Aからインジケータ609の目盛り21の位置Bまで、即ち、終端検知センサ612が調整レバー606を検知する位置Bまで回転させる(S803)。
モータ駆動制御部106は、L1−L2の駆動ステップ数だけ調整モータ607を駆動させることで、調整レバー606を位置Bから目的とする位置Cまで回転させる(S804)。このようにして、本実施形態に係る画像形成装置1は、紙厚に応じてハンマギャップを自動調整する際の処理を終了する。
尚、図8及び図9を参照して説明したハンマギャップの調整方法は一例であって、本実施形態に係る画像形成装置1は、この他の方法でハンマギャップを調整するように構成されていても良い。
以上、説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、ハンマギャップが拡大する方向に調整モータ607を4ステップ分だけ駆動させた後、1ステップ分ずつハンマギャップが縮小する方向に駆動させることを要旨の一つとしている。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、作業者が調整レバー606をストッパ610に突き当てた後、調整レバー606の自動調整を行うことを要旨の一つとしている。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1は、作業者が調整レバー606をストッパ610に突き当てた際に、調整レバー606が動作開始基準位置からずれた状態となっていても、その後の調整レバー606の自動調整により、調整レバー606を動作開始基準位置に正確に合わせることが可能となる。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、調整レバー606が動作開始基準位置からずれた状態で動作範囲ステップ数のカウントを開始するといったことを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、作業者が調整レバー606をストッパ610に突き当てた際に、調整モータ607が本来の励磁相よりもハンマギャップが狭くなる方向の相が励磁している状態となっていても、その後の調整レバー606の自動調整により、調整モータ607を本来の励磁相に合わせることが可能となる。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、調整モータ607が本来の励磁相よりもハンマギャップが狭くなる方向の相が励磁している状態で動作範囲ステップ数のカウントを開始するといったことを防ぐことが可能となる。
そのため、本実施形態に係る画像形成装置1は、正確に動作範囲ステップ数をカウントすることが可能となる。その結果、本実施形態に係る画像形成装置1は、印刷品質を向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、始端検知センサ611が調整レバー606を検知したときの調整モータ607の励磁相を、ハンマギャップ調整時の基準となる励磁相として設定することを他の要旨の一つとしている。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1は、ハンマギャップ調整時、このとき設定された励磁相を再現することで、インジケータ609の目的とする目盛りに精度良く調整レバー606を停止させることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、調整レバー606がインジケータ609の目盛り1に位置しているときの調整モータ607の励磁相とストッパ610の位置とを合わせ込むための作業、即ち、ストッパ610と調整モータ607との取り付け位置の調整作業が不要となる。これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、ハンマギャップの調整に関わる構成部品の保守交換作業や画像形成装置1の組み立て作業を簡素化することが可能となる。
尚、本実施形態においては、動作範囲カウント作業において、調整レバー606を始端検知センサ611から終端検知センサ612に向けて回転させるように構成されている画像形成装置1について説明した。この他、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作範囲カウント作業において、調整レバー606を終端検知センサ612から始端検知センサ611に向けて回転させるように構成されていても良い。
また、本実施形態においては、プラテン604が移動する画像形成装置1について説明した。この他、本実施形態に係る構成は、印字ハンマ602とプラテン604との少なくとも一方が移動する画像形成装置1についても同様に適用可能である。
また、本実施形態においては、ハンマギャップを自動調整する画像形成装置1について説明した。この他、本実施形態に係る構成は、調整モータ607の駆動ステップ数を作業者が入力することで、ハンマギャップを調整する画像形成装置についても同様に適用可能である。
また、本実施形態においては、紙厚を自動で検知する画像形成装置1について説明した。この他、本実施形態に係る構成は、作業者が紙厚を入力し、若しくは、外部から紙厚が入力されることで紙厚を取得する画像形成装置についても同様に適用可能である。
また、本実施形態においては、インパクト方式の画像形成装置1について説明した。この他、本実施形態に係る構成は、一対の処理機構が処理対象物を挟んだ状態でその処理対象物に関する処理を行う処理装置において、その一対の処理機構の間隔を調整する場合についても同様に適用可能である。
1 画像形成装置
2 用紙
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 EEPROM
60 プリントエンジン
70 表示部
80 操作部
90 バス
100 コントローラ
101 主制御部
102 操作表示制御部
103 信号入力制御部
104 換算テーブル記憶部
105 駆動ステップ換算部
106 モータ駆動制御部
107 動作範囲カウンタ
108 調整情報記憶部
601 用紙搬送機構
602 印字ハンマ
603 インクリボン
604 プラテン
605 調整カム
606 調整レバー
607 調整モータ
608 タイミングベルト
609 インジケータ
610 ストッパ
611 始端検知センサ
612 終端検知センサ
613 紙厚計測センサ
特開平08−142420号公報

Claims (9)

  1. 一対の処理機構が処理対象物を挟むことで前記処理対象物に関する処理を行う処理装置における前記一対の処理機構の間隔調整を制御する間隔調整制御装置であって、
    回転駆動により前記一対の処理機構の少なくともいずれかを前記間隔が変化するように移動させる駆動部と、
    前記駆動部と連動して動作する連動動作部と、
    前記間隔の調整範囲における前記連動動作部の動作範囲の一端に前記連動動作部が位置していることを検知する第一の検知部と、
    前記動作範囲の前記一端とは異なる他端に前記連動動作部が位置していることを検知する第二の検知部と、
    前記第一の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させた後、その状態から、前記第二の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させるように、前記駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、
    前記第一の検知部が前記連動動作部を検知している状態から前記第二の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部が駆動したときの、前記駆動部の駆動量を取得する駆動量取得部と、
    前記駆動部が前記一端から前記他端まで前記連動動作部を動作させるために必要となる前記駆動部の駆動量として、取得された前記駆動量を設定する駆動量設定部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする間隔調整制御装置。
  2. 前記駆動制御部は、設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が前記処理対象物の寸法に応じた間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の間隔調整制御装置。
  3. 前記処理対象物の寸法を計測する寸法計測部を備え、
    前記駆動制御部は、設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が、計測された前記処理対象物の寸法に応じた間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の間隔調整制御装置。
  4. 前記駆動制御部が、前記第一の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させたときの、その状態における前記駆動部の停止位置を識別するための位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記連動動作部が前記一端に位置しているときの前記駆動部が停止しているべき位置として、取得された前記位置情報を設定する位置情報設定部と、
    を備え
    前記駆動制御部は、設定された前記駆動量及び前記位置情報に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の間隔調整制御装置。
  5. 前記連動動作部の位置を表す目盛りが表示された位置表示部を備え、
    前記位置情報設定部は、前記連動動作部が前記目盛りのいずれかに位置しているときの前記駆動部が停止しているべき位置として、取得された前記位置情報を設定し、
    前記駆動制御部は、設定された前記駆動量及び前記位置情報に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする請求項4に記載の間隔調整制御装置。
  6. 前記第一の検知部は、前記調整範囲のうち前記間隔が最も狭い状態において前記連動動作部を検知し、
    前記第二の検知部は、前記調整範囲のうち前記間隔が最も広い状態において前記連動動作部を検知することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の間隔調整制御装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか1項に記載の間隔調整制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 印字素子を備える印字ハンマとプラテンとの間に、インクを吸着したインクリボンを備え、前記インクリボンと前記プラテンとの間に用紙を挟んだ状態で前記印字ハンマを前記プラテンに対して叩きつけることで、前記インクリボンに吸着されているインクを前記用紙に転写することで前記用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    回転駆動により前記印字ハンマと前記プラテンとの少なくともいずれかを、前記印字ハンマと前記プラテンとの間隔が変化するように移動させる駆動部と、
    前記駆動部と連動して動作する連動動作部と、
    前記間隔の調整範囲における前記連動動作部の動作範囲の一端に前記連動動作部が位置していることを検知する第一の検知部と、
    前記動作範囲の一端とは異なる他端に前記連動動作部が位置していることを検知する第二の検知部と、
    前記第一の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させた後、その状態から、前記第二の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部を駆動させてから停止させるように、前記駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、
    前記第一の検知部が前記連動動作部を検知している状態から前記第二の検知部が前記連動動作部を検知するまで前記駆動部が駆動したときの、前記駆動部の駆動量を取得する駆動量取得部と、
    前記駆動部が前記一端から前記他端まで前記連動動作部を動作させるために必要となる前記駆動部の駆動量として、取得された前記駆動量を設定する駆動量設定部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 一対の処理機構が処理対象物を挟むことで前記処理対象物に関する処理を行う処理装置における前記一対の処理機構の間隔調整を制御する間隔調整制御装置における間隔調整制御方法であって、
    前記間隔調整制御装置は、
    回転駆動により前記一対の処理機構の少なくともいずれかを前記間隔が変化するように移動させる駆動部と、
    前記駆動部と連動して動作する連動動作部と、
    を備え、
    前記間隔の調整範囲における前記連動動作部の動作範囲の一端に前記連動動作部が位置していることが検知されるまで前記駆動部を駆動させてから停止させた後、その状態から、前記動作範囲の前記一端とは異なる他端に前記連動動作部が位置していることが検知されるまで前記駆動部を駆動させ、
    前記連動動作部が前記一端に位置していることが検知されている状態から、前記連動動作部が前記他端に位置していることが検知されるまで前記駆動部が駆動したときの、前記駆動部の駆動量を取得し、
    前記駆動部が前記一端から前記他端まで前記連動動作部を動作させるために必要となる前記駆動部の駆動量として、取得された前記駆動量を設定し、
    設定された前記駆動量に基づき、前記間隔が目的となる間隔となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする間隔調整制御方法。
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