JPH03118175A - ヘッドギャップ調整機能を備えた印字装置 - Google Patents

ヘッドギャップ調整機能を備えた印字装置

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JPH03118175A
JPH03118175A JP25591989A JP25591989A JPH03118175A JP H03118175 A JPH03118175 A JP H03118175A JP 25591989 A JP25591989 A JP 25591989A JP 25591989 A JP25591989 A JP 25591989A JP H03118175 A JPH03118175 A JP H03118175A
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JP
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head
head gap
print head
gap
scale
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JP25591989A
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Atsushi Murakami
厚 村神
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は印字装置に関するものであり、特に、印字媒体
と印字ヘッドとの隙間であるヘッドギャップの調整に関
するものである。
従来の技術 印字装置は、一般に、印字媒体を支持するプラテンと、
その印字媒体に印字を施す印字ヘッドとを含むように構
成される。また、印字装置には、印字媒体の厚さに応じ
て印字媒体と印字ヘッドとの間の隙間であるヘッドギャ
ップの調整が行われるものがある。例えば、ワイヤドツ
トプリンタのように印字時に印字媒体が加圧される装置
においては、ヘッドギャップが変われば印字圧が変わり
、インクジェットプリンタにおいては印字媒体へのイン
クの付着状態が変わるなど、ヘッドギャップの大きさに
より印字結果に違いが生じ、印字品質が左右されるが、
ヘッドギャップは印字媒体の厚さによって変わるため、
その大きさを良い品質の得られる距離に調整することが
望ましいのである。
そのため、ヘッドギャップの調整が行われる印字装置に
おいては、特開昭61−262161号公報に記載され
ているように、印字ヘッドがプラテンに接近離間する前
後方向に移動可能に設けられるとともに、その印字ヘッ
ドを前後方向に移動させる印字ヘッド進退装置と、印字
ヘッド進退装置を駆動制御してヘッドギャップを調整す
るヘッドギャップ調整手段とが設けられる。ヘッドギャ
ップ調整手段は、印字ヘッドをプラテンにより支持され
た印字媒体に当てた後、設定量後退させてヘッドギャッ
プを調整するようにされる。印字ヘッドを印字媒体に当
てれば、印字媒体の印字面を基準にして印字ヘッドの位
置を設定することができるのであり、また、上記設定量
は一定でもよく、あるいは印字媒体の厚さに応じて異な
る量としてもよく、いずれにしても適宜の量に設定する
ことにより良好な印字品質が得られる。
発明が解決しようとする課題 しかし、従来は、ヘッドギャップの調整が自動的に行わ
れる印字装置や手動で行われる印字装置はあったが、自
動と手動との両方でヘッドギャップを調整できる印字装
置はなかった。印字媒体が一般的な印字用紙であり、か
つ、特別の事情がない限り、自動的に調整されたヘッド
ギャップで良好な印字品質が得られるのであるが、印字
媒体が紙ではなかったり、紙ではあるが特別な紙質のも
のであったり、あるいは他に特別の事情があったりして
、ヘッドギャップを自動的に調整される大きさ以外の大
きさに調整することが望ましい場合があり、その場合に
は手動で適宜の大きさに調整し得ることが望ましいので
あるが、ヘッドギャップの調整が自動的に行われる印字
装置においてはそのような事情に応じた調整を行うこと
ができなかったのである。
そこで本発明は、ヘッドギャップを自動と手動との両方
で調整することができる印字装置を提供することを課題
として為されたものである。
課題を解決するための手段 本発明は、上記の課題を解決するために、前記(a)プ
ラテン、う)印字ヘッド、(C)印字ヘッド進退装置お
よび(d)ヘッドギャップ調整手段を有する印字装置に
おいて、(イ)印字ヘッド進退装置を手動で操作し、ヘ
ッドギャップを調整する手動操作手段と、(ロ)ヘッド
ギャップがヘッドギャップ調整手段により自動的に調整
される自動調整モードと、手動操作手段の操作により手
動で調整される手動調整モードとを選択するヘッドギャ
ップ調整モード選択手段とを設けたことを特徴とする。
作用 以上のように構成された印字装置においてオペレータは
、ヘッドギャップの調整を自動的に行う場合には自動調
整モードを選択すればよく、それによりヘッドギャップ
調整手段によりヘッドギャップが自動的に調整される。
また、手動でヘッドギャップを調整することを望む場合
には、手動調整モードを選択すれば、手動操作手段によ
りヘッドギャップを任意の大きさに調整することが可能
となる。
発明の効果 このように本発明の印字装置によれば、ヘッドギャップ
を自動でも手動でも調整することができる。したがって
、ヘッドギャップを自動で調整される大きさ以外の大き
さにも調整することが可能となり、印字媒体が紙ではな
いなどの事情が存在する場合にもヘッドギャップを適宜
の大きさに調整することができ、印字が広く高品質で行
われる印字装置が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例である印字装置を示す図であ
り、図においてlOはプラテンである。
プラテン10は角柱状を成し、図示しないフレームに支
持され、その側面には印字媒体たる印字用紙を支持する
垂直な支持面12が形成されている。
プラテン10の支持面12に対向して印字ヘッド14が
配設されている。印字ヘッド14が搭載されたキャリッ
ジ16は円筒状の嵌合部17におGて、プラテン10に
平行に配設された案内軸1εに相対回転可能かつ軸方向
に相対移動可能に嵌ぞされている。嵌合部17にはプラ
テン10とはL対側に一対の脚部20が突設され、その
脚部2Cにそれぞれ、プラテン10に接近離間する前後
フ向に延びる長穴22が形成されて、プラテン10に平
行に配設されたガイドバー24に嵌合されマいる。また
、案内軸18はその両端から突出さ七られた偏心軸26
において図示しないフレームC支持されている。印字ヘ
ッド14はワイヤドツト式のものであり、ノーズ部28
内に収容された袷数本のワイヤのうち適宜のものがソレ
ノイドの月磁、消磁に応じて進退させられるとともに、
キャリッジ16が移動させられることにより印字が1j
われる。
上記偏心軸26は、その軸心が案内軸18の刺心に対し
て偏心した位置に設けられており、−力の端部に扇形歯
車30が固定されている。、扇形体重30には、円形の
第一歯車32が噛み合わさねている。第一歯車32は、
偏心軸26と平行に配設された軸34に相対回転不能に
取り付けられており、軸34には更にyJ+tの第二歯
車36が相対回転可能に取り付けられている。第二歯車
36には、軸34の軸心を中心とする円弧に沿って長大
40が形成され、第一歯車32に軸34と平行に立設さ
れた連結棒42が挿通されるとともに、軸34に巻き付
けられたばね44の一方のアーム43が当接させられて
いる。ばね44の他方のアーム45は第二歯車36に突
設されたピン46に係止され、連結棒42を長穴40の
一方の端に押し付ける向きに付勢している。第二歯車3
6はまた、ステップモータ48の出力軸50に固定の駆
動歯車52に噛み合わされており、第二歯車36がステ
ップモータ48により第1図において矢印で示すように
時計方向に回転させられるとき、連結棒42がばね44
により付勢され、長穴40の端面に当接した状態で第二
歯車36に追従させられることにより、第一歯車32が
矢印で示すように第二歯車36と同じ方向に回転し、扇
形歯車30が回転させられるとともに偏心軸26が回転
させられ印字ヘッド14がプラテンlOに向がって前進
させられる。印字ヘッド14がプラテン1oに直接ある
いは印字用紙を介して当接し、前進を止められれば、扇
形歯車30.第一歯車32の回転が止まるため、連結棒
42は第二歯車36の回転に追従しなくなり、第二歯車
36のみが回転してステップモータ48の回転は第一歯
車32、延いては印字ヘッド14に伝達されなくなる。
長穴40゜連結棒42およびばね44がステップモータ
48の設定量を超えるトルクは伝達しないトルクリミッ
タを構成しているのであり、印字ヘッド14のプラテン
10への当接時にステップモータ48の回転が阻止され
ることにより、ステップモータ48の脱調による振動が
発生することが回避される。
また、このときばね44は第二歯車36の回転に伴って
弾性変形させられ、印字ヘッド14をプラテン10に押
し付ける力を発生させる。
一方、第二歯車36が反時計方向に回転させられれば連
結棒42は長穴4oの端によって押され、第一歯車32
が反時計方向に回転させられて印字ヘッド14が後退さ
せられる。本実施例においては、嵌合部17.案内軸1
8.扇形歯車30.第一、第二歯車32,36.連結棒
42.ばね44.。
ステップモータ48等が印字ヘッド進退装置を構成して
いるのである。なお、ステップモータ48は4相のステ
ップモータであり、2−2相励磁される。また、ステッ
プモータ48の印字ヘッド14を駆動する駆動パルスの
電圧は39Vであるのに対し、停止状態を保持する電圧
は5■とされており、さらに、ばね44にはステップモ
ータ48の駆動力と保持力との間の大きさの予荷重が与
えられている。
上記第一歯車32にはエンコーダ54が設けられ、印字
ヘッド14が移動しているか否かが検出されるようにな
っている。第一歯車32の第二歯車36とは反対側の端
面には扇形の回転板56が固定されている。この回転板
56には、その一部に複数のスリット58が等間隔に形
成されるとともに、回転板56を跨いでフォトインクラ
ブタ60が設けられている。フォトインクラブタロ0は
、基準信号発生用スリットと方向信号発生用スリンとを
備え、それら・両スリットおよび回転板56を間に挟ん
で2対の発光素子および受光素子を備え、2個の受光素
子の出力信号の変化に基づいて印字ヘッド14の移動量
および移動方向が検出される。
なお、スリット58は印字ヘッド14が前進、後退する
際に信号が出力されるのに十分な数形成されている。
上記扇形歯車30にはさらに、レバー64が固定され、
フレームの扇形歯車30に隣接する部分には目盛板66
が固定されている。この目盛板66は、偏心軸26のフ
レームからの突出端部に相対回転可能に嵌合されるとと
もに、偏心軸26の軸心を中心とする円弧に沿って長穴
68が形成され、その長穴68に嵌合されたボルト70
がフレームに螺合されることにより位置調節可能にフレ
ームに固定されるようになっている。目盛板66には、
偏心軸26の軸心を中心とする部分円筒状の目盛面72
が形成されるとともに、複数の目盛74が等間隔に付さ
れており、また、レバー64の目盛板66例の側面には
指針76が設けられている。偏心軸26が回転させられ
るときレバー64が共に回動し、指針76が目盛面72
上を移動して印字ヘッド14のプラテンIOに対する相
対位置を示す。また、ステップモータ48に前記5Vの
保持電圧が供給された状態において、オペレータはレバ
ー64を操作して偏心軸26を回転させ、印字ヘッド1
4を前進、後退させてヘッドギャップを変更することが
できる。この場合には、ばね44の予荷重の方がステッ
プモータ48の保持力より大きくされているため、レバ
ー64によって第一歯車32が回転させられるとき、第
二歯車36はステップモータ48を脱調させつつ第一歯
車32と共に回転し、印字ヘッド14が任意の位置に移
動させられるのであり、レバー64の操作後はステップ
モータ48の保持力により、印字ヘッド14はレバー6
4の操作によって決まる位置に保持される。なお、目盛
板66に付された複数の目盛のうち、隣接する目盛74
の間隔は、ステップモータ4日に駆動パルスが1個入力
されるときの指針76の移動量の4倍に等しい距離とさ
れている。
本印字装置は、第2図に示す制御装置80によって制御
される。制御装置80は、CPU82゜ROM84.プ
ログラマブルROM (以下、E2FROMと略称する
。)86.RAM88およびそれらを接続するバス90
を備えたマイクロコンピュータを主体とするものである
。バス90には入力インタフェース92が接続され、ス
イッチパネル94およびエンコーダ処理回路96が接続
されている。スイッチパネル94には、印字用紙の厚さ
に対応する目盛74の値の人力等に用いられる数字キー
、モータ操作スイッチ、ヘッドギャップの調整モード選
択スイッチ等、種々の操作スイッチが設けられている。
エンコーダ処理回路96は、前記エンコーダ54から発
せられる信号を処理するものである。バス90にはまた
、出力インタフェース100が接続されており、この出
力インタフェース100には駆動回路102を介してス
テップモータ48が接続されている。また、RAM88
には、第3図に示すように第一、第二および第三カウン
タがワーキングメモリと共に設けられている。さらに、
E” FROM86は、プリンタの電源がOFFにされ
ても記憶内容が消えず、記憶内容の消去および書換えが
可能なメモリである。ROM84には、ステップモータ
48の駆動パルス数で得られる印字用紙の厚さに対する
適切なヘッドギャップをステップモータ48の駆動パル
ス数で求める式が記憶されるとともに、複数の目盛74
の各々の値と、各目盛74の位置Mnとを対応付けたテ
ーブルが記憶されている。目盛74の位置Mnは、目盛
74を指針76が指すときの印字ヘッド14の初期位置
(後に説明する。)からの距離に対応する駆動パルス数
で表される。
また、ROM84には第4図にフローチャートで示す機
械誤差調整プログラムおよび第5図にフローチャートで
示すヘッドギャップ調整用プログラムが記憶されている
。以下、これらフローチャトに基づいて機械誤差の調整
およびヘッドギャップの調整について説明する。
機械誤差の調整は、まず、印字装置の組立時に手動によ
り行われるが、この調整はステップモータ48には電圧
を印加しない状態で行われる。しかし、ステップモータ
48はPM型であって、励磁電圧が印加されない状態で
も、ロータの歯といずれかの極の歯とがちょうど対峙す
る状態で一定のデイテントトルクが作用するものである
ため、調整はレバー64の操作によってこのデイテント
トルクに打ち勝ってステップモータ48を回転させつつ
行われる。また、調整には第6図に示すすきま調整工具
110が使用される。すきま調整工具110は、棒状の
握り部112の長手方向の両端部にそれぞれ測定子11
4と116とが取り付けられて成る。これら測定子11
4,116は駒形に曲げられたワイヤにより作られてお
り、測定子114の径は測定子116より大きくされて
いる。そして、調整時にはレバー64を操作し、印字ヘ
ッド14をプラテン10に向かって前進させ、プラテン
10との間に隙間が残った状態で、すきま調整工具11
0を握り部112がプラテン10の長手方向に直角で支
持面12に平行となる姿勢とし、測定子114または1
16をプラテン10と印字ヘッド14との間に出し入れ
しつつ印字ヘッド14を移動させ、ステップモータ48
がデイテントトルクにより安定した状態でプラテン10
との間の隙間が大径の測定子114は入らないが、小径
の測定子116は入る大きさとなる位置を求める。その
状態でボルト70を緩めて目盛板66を回し、指針76
が1の目盛74を指すように目盛板66の位置を調整し
た後、ボルト70を締め付けてフレームに固定する。
上記調整は、印字ヘッド14をプラテンIOに当接させ
ないで行われるのであるが、ヘッドギャップの自動調整
時には印字ヘッド14が自動的に前進させられ、プラテ
ン10に当接させられるため、プラテンlOの弾性変形
やプラテン10.印字ヘッド14等を支持する装置のク
リアランスの変化等に基づいて生じる各印字装置に固有
の前進量が現れ、印字ヘッド14がプラテンIOに当接
した位置から印字ヘッド14を上記すきま調整工具11
0を使用して設定した隙間骨だけ後退させても、固有の
前進量分目盛74と指針76とにずれが生ずる。そのた
め指針76と1の目盛74とが一致するように第4図の
フローチャートに基づいて再調整が行われる。
まず、ステップ31(以下、Slと略称する。
他のステップについても同じ。)において機械誤差調整
を行うか否かの判定が行われる。この調整を行うか否か
はスイッチパネル94を用いて入力され、調整を行うの
であればSlがYESとなり、S2において印字ヘッド
14が初期位置へ移動させられる。初期位置は、印字ヘ
ッド14が後退させられ、回転ttIi56のスリット
58の形成されていない部分がフォトインクラブタロ0
に至ってからステップモータ48の駆動方向が反転させ
られ、回転板56のスリット58が最初に検出された後
に印字ヘッド14が一定駆動パルス(例えば7駆動パル
ス)分前進させられた位置である。次いで、S3におい
て印字ヘッド14がプラテン10に当接するまで移動さ
せられる。この場合にはすきま調整工具110は挟まれ
ず、印字ヘッド14はプラテン10に直接当接し、エン
コーダ54からの出力信号が変化しなくなり、それに応
じてステップモータ48が停止させられる。印字ヘッド
14が初期位置からプラテン10に当接する位置に至る
までのステップモータ48の駆動パルス数はカウンタに
よってカウントされており、S4において印字ヘッド1
4が初期位置からプラテン10に当接するまでの駆動パ
ルス数NsがE” PROM86に記憶される。
その後、S5においてステップモータ48が規定パルス
数N1だけ逆転させられ、印字ヘッド14がN、に相当
する距離プラテン10から離間させられる。このN、は
すきま調整工具110の小径の測定子116の径と大径
の測定子114の径との間の大きさの隙間に相当するパ
ルス数であり、この後退時には前記固有の前進量分だけ
指針76と1の目盛74とにずれが生ずるため、S6に
おいて一致する状態とされる。オペレータがスイッチバ
ネル94に設けられたモータ駆動スイッチを1回押圧操
作する毎にステップモータ48が1パルス分駆動され、
指針76が目盛74に一致するまでの駆動パルス数(補
正パルス数)Nxが第二カウンタによりカウントされる
のであり、指針76と1の目盛74とが一致し、スイッ
チパネル94の操作終了スイッチが操作されれば、S7
において補正パルス数Nxが固有の前進量を表す固有値
としてE” PROM86に記憶される。また、S8に
おいて1の目盛74と指針76とが一致したときのステ
ップモータ48の励磁相がE”PROM86に記憶され
る。
なお、このように再調整を行っても実際には指針76と
目盛74との間にはl/8目盛分のずれが生ずる。前述
のように機械誤差の手動調整時にはステップモータ48
がデイテントトルクによってロータの歯といずれかの極
の歯とがちょうど対峙する状態で安定し、目盛板66は
そのようにロータが停止した状態で目盛74と指針76
とが一致するように位置調整されている。それに対し、
機械誤差の自動調整時には2−2相励磁されることによ
りロータの歯が隣接する2個の極の歯の中間に位置する
状態でステップモータ48が安定することとなり、手動
調整時の安定点との間に2分の1パルス分のずれが生ず
るため、手動調整時のロータ安定状態において位置調整
された目盛板66の目盛74と指針76との間には、2
分の1パルス分、すなわち1目盛の8分の1だけずれが
生ずるのである。しかし、このずれは極く僅かであり、
指針76がいずれの目盛74を指しているかは明瞭にわ
かるため、支障はない。
機械誤差調整が行われないときにはSlがN。
となり、52〜S8は実行されない。機械誤差の調整は
印字装置のメーカにより予め行われ、E2FROM86
には駆動パルス数Ns、補正パルス数Nxおよびステッ
プモータ48の励磁相が記憶されているため、ユーザが
機械誤差調整を行うことは不可欠ではないのであり、ユ
ーザによって機械誤差調整が行われる場合には、その調
整結果によってE!FROM86の内容が書き換えられ
ることとなる。
また、ROM84に記憶された目盛74の値と駆動パル
ス数で表される目盛位置とを対応付けたテーブルの目盛
位置は、第4図のプログラムに基づいて機械誤差調整が
行われ、駆動パルス数Ns。
NxO値が書き換えられる毎に変更される。1の目盛7
4の位置M、を、印字ヘッド14が初期位置から指針7
6が1の目盛74を指す位置に至るまでのステップモー
タ48の駆動パルス数で表せば、M、=Ns  N+ 
  Nxとなる。そして、1の目盛74と2〜7の目盛
74との距離にそれぞれ相当するステップモータ48の
駆動パルス数をN、 〜N、とすれば、目盛位置Mn 
=M、−Nnとなり、Ns、NxO値が変わる毎にこの
式に基づいて目盛位置Mnが印字装置に応じた値に書き
換えられるのである。
以上で機械誤差調整が終了し、次にヘッドギャップの調
整が行われる。本印字装置においてヘッドギャップ隷手
動と自動とのいずれによっても調整することができ、ス
イッチパネル94に設けられた調整モード選択スイッチ
により自動調整が選択された場合には5101がYES
となり、5102〜3106が実行され、ヘッドギャッ
プが印字用紙の厚さに応じた大きさに自動的に調整され
る。自動調整時にはまず、5102において印字ヘッド
14が前記初期位置まで後退させられた後、5103に
おいてプラテン10に向かって前進させられる。このと
きプラテン10には既に印字用紙がセットされており、
プラテン10に向かって前進させられた印字ヘッド14
はプラテン10に支持された印字用紙に当接する。それ
により印字ヘッド14の前進が止められれば、トルクリ
ミッタによってステップモータ48からの設定量を超え
る駆動力の伝達が断たれるため、印字ヘッド14はばね
44の付勢力を受けて適正な力で印字用紙に押し付けら
れる。また、印字ヘッド14が停止すればエンコーダ5
4の出力信号が変化しなくなり、ステップモータ48が
停止させられるが、印字ヘッド14が初期位置から印字
用紙に当接するまでに要するスッテモータ48の駆動パ
ルス数Ncは第三カウンタによってカウントされており
、5104においてその駆動パルス数NcがRAM88
に記憶される。次いで、5105において初期位置から
プラテン10までの距離に対応するステップモータ48
の駆動パルス数Nsから駆動パルス数Ncが引かれ、印
字用紙の厚さがステップモータ48の駆動パルス数Nz
で求められる。続いて5106において印字用紙の厚さ
Nzに対応するヘッドギャップNyが求められ、このヘ
ッドギャップNyと前記補正パルス数Nxの和だけ印字
ヘッド14が後退させられる。ヘッドギャップNyは、
ROM84に記憶された式に基づいて求められ、印字ヘ
ッド14が適正なヘッドギャップNyより各印字装置に
固有の前進量分だけ余分に後退させられて、印字ヘッド
が固有の前進量のばらつきとは無関係に印字用紙の厚さ
に応じた適正な大きさに調整されることとなる。なお、
ヘッドギャップNyは印字用紙厚さNzが大きいほど大
きい値に設定されている。
それに対し、手動調整モードが選択された場合には31
01がNoとなり、5107においてステップモータ4
8に5■の保持電圧が供給され、E2 PROM86に
記憶された励磁相で励磁される。この励磁相は前述のよ
うに1の目盛74と指針76とが一致するときの相であ
り、また、隣接する目盛74間の距離は、ステップモー
タ48への1駆動パルスの供給による指針76の移動量
の4倍とされているため、手動調整モードが選択された
ときに印字ヘッド14がどの位置にあっても指針76は
最寄りの目盛74に一致した状態(@密には8分の1目
盛分ずれた状態)となる。したがって、オペレータは目
盛74を見て、レバー64をヘッドギャップが大きくな
る方、あるいは小さくなる方へ操作して印字ヘッド14
を移動させ、ヘッドギャップを調整することができる。
このときステップモータ48はE” PROM86に記
憶された励磁相で停止されているため、レバー64は指
針76が目盛74のいずれかに一致する位置に節度感を
伴って停止する。このように調整されたヘッドギャップ
の大きさが不適当な場合には、再度レバー64を操作し
てヘッドギャップを再調整すればよい。
また、手動調整モードが選択され、5107の実行後、
更にスイ・ンチパネル94を用いて印字用紙の厚さに応
じた目盛74の値が入力されれば、8108がYESと
なる。そして、5109においてその目盛74の位置M
nが読み出され、現在、指針76が指す目盛74の位i
Mnとの比較により印字ヘッド14の移動方向および移
動に要する駆動パルス数が算出され、ステップモータ4
8が駆動されて印字ヘッド14が指針76が人力された
目盛74と一致する位置へ移動させられ、ヘッドギャッ
プが任意の大きさに調整される。
以上の説明から明らかなように、本実施例におイテハ、
E” PROM86.ROM84の5102〜5106
を記憶する部分、ならびにCPU82およびRAM88
のそれらステップを実行する部分がヘッドギャップ調整
手段を構成し、スイッチパネル94のヘッドギャップ調
整モードを選択するためのスイッチがヘッドギャップ調
整モード選択手段を構成し、レバー64が手動操作手段
の一つを構成し、スイッチパネル94のモータ駆動スイ
tチ、E” PROM86.ROM84(7)3107
〜5109を記憶する部分、ならびにCPU82および
RAM8Bのそれらステップを記憶する部分が別の手動
操作手段を構成しているのである。
なお、上記実施例においては、ヘッドギャップの手動調
整時には目盛74と指針76とが一致するようにされて
いたが、自動調整モード時にも一致するようにしてもよ
い。
また、機械誤差の手動調整時に目盛板66を目盛74と
指針76とが8分の1目盛分ずれた状態となるようにフ
レームに固定し、ヘッドギャップをスイッチパネル94
による目盛値の入力やレバー64の手動操作により調整
する際に目盛74と指針76とがちょうど一致するよう
にしてもよい。
さらに、上記印字装置においては第一、第二歯車32.
36のバックラッシュが無視できる程度に小さくされて
いるため、ヘッドギャップ調整時に印字ヘッド14を印
字用紙に当接させた後、適切なヘッドギャップが得られ
る駆動パルス数分、後退させればよいのであるが、印字
ヘッド14を目的のヘッドギャップを得るための駆動パ
ルス数にバックラッシュを解消するに十分な駆動パルス
数を加えた分だけ後退させた後、バックラッシュ解消の
ために加えたパルス数前進させれば、バックラッシュを
解消してヘッドギャップを調整することができる。
また、上記実施例においてヘッドギャップを自動調整す
る場合、ヘッドギャップは式に基づいて求められるよう
になっていたが、印字用紙の厚さと適正ヘッドギャップ
とを対応付けるテーブルを予めROM84に記憶させ、
そのテーブルから求めるようにしてもよく、手動調整時
の目盛位置は、人力された目盛の値に基づいて式で求め
るようにしてもよい。
さらにまた、上記実施例においては手動調整が2つの態
様で行われるようになっていたが、いずれか一方のみ行
われるようにしてもよい。その際、目盛74の値の入力
に基づくヘッドギャップの調整を行わない場合には、機
械誤差調整時に目盛74と指針76とが不一致の状態か
ら一致状態になるまでの駆動パルス数の記憶は不要であ
り、目盛74と指針76とが一致するときの励磁相のみ
を記憶手段に記憶させ、レバー64の操作によるヘッド
ギャップの手動調整時に目盛74と指針76とが一致す
るようにすればよい。
また、上記実施例においては、駆動源の駆動力は歯車3
0,32.36等により回転で印字ヘッド14に伝達さ
れるようになっており、設定量を超える回転トルクの伝
達を遮断するトルクリミッタが、ステップモータ48の
設定量以下の駆動力は印字ヘッド14に伝達し、設定量
を超える駆動力は伝達しないクラッチ機構を構成してい
たが、直線運動により伝達されるようにしてもよく、そ
の場合にはクラッチ機構は、設定量を超える直線的な駆
動力の伝達を遮断するものとすることができる。
さらに、トルクリミッタにより構成されるクラッチ機構
は不可欠ではなく、ステップモータ48を脱調させ、ク
ラッチ機構を省略してもよい。
また、エンコーダ54の出力信号に基づいて印字ヘッド
14の移動量を求めるようにしてもよい。
さらにまた、本発明は、ワイヤドツトプリンタのみなら
ず、インクジェットプリンタ等、別の種類の印字装置に
適用することができる。
その他、印字ヘッド進退装置やヘッドギャップ調整手段
の構成を変更するなど、特許請求の範囲を逸脱すること
なく、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施し
た態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である印字装置の要部を示す
斜視図である。第2図はその印字装置の制御装置を示す
ブロック図である。第3図はその制御装置の主体を成す
コンピュータのRAMの構成を示す図である。第4図は
上記コンピュータのROMに記憶された機械誤差調整プ
ログラムを示すフローチャートであり、第5図はへラド
ギヤツブ調整プログラムを示すフローチャートである。 第6図は上記印字装置の機械誤差を手動により調整する
際に使用するすきま調整工具を示す平面図である。 10ニブラテン    I4:印字ヘッド26:偏心軸
     30:扇形歯車32:第一歯車    36
:第二歯車48ニステツプモータ 54:エンコーダ6
4ニレバー     66:目盛板 74:目盛      76:指針 80:制御装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 印字媒体を支持するプラテンと、 そのプラテンに接近離間する前後方向に移動可能に設け
    られた印字ヘッドと、 その印字ヘッドを前記前後方向に移動させる印字ヘッド
    進退装置と、 前記印字ヘッド進退装置を駆動制御し、前記印字ヘッド
    を前記プラテンにより支持された印字媒体に当てた後、
    設定量後退させて前記印字媒体と前記印字ヘッドとの間
    の隙間であるヘッドギャップを調整するヘッドギャップ
    調整手段と を含む印字装置において、 前記印字ヘッド進退装置を手動で操作し、ヘッドギャッ
    プを調整する手動操作手段と、 前記ヘッドギャップが前記ヘッドギャップ調整手段によ
    り自動的に調整される自動調整モードと、前記手動操作
    手段の操作により手動で調整される手動調整モードとを
    選択するヘッドギャップ調整モード選択手段と を設けたことを特徴とする印字装置。
JP25591989A 1989-09-30 1989-09-30 ヘッドギャップ調整機能を備えた印字装置 Pending JPH03118175A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137859U (ja) * 1991-06-18 1992-12-22 スター精密株式会社 印字装置のヘツドギヤツプ調整・指示装置
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