JP2013233813A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハード構成が複雑化することなく、シンプルな構成で精度よくプラテンギャップを切り替えることができる記録装置を提供すること。
【解決手段】 記録装置(11)は、被記録媒体(P)に対して記録を実行する記録ヘッド19と、前記記録ヘッド19を被記録媒体(P)に対して接離可能な移動方向(Z)に移動させる駆動機構(51、61、71、81、104、105)と、前記駆動機構における一の駆動の際、当該一の駆動に係る第1の前記移動方向(Z)と当該一の駆動の直近の駆動に係る第2の前記移動方向(Z)との比較に基づいて、当該一の駆動に係る駆動量を決定する制御部(100)と、を備え、前記第1の移動方向と前記第2の移動方向とが異なると判断した場合における前記駆動量と、前記第1の移動方向と前記第2の移動方向とが同じであると判断した場合における前記駆動量とが異なることを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、被記録媒体に対して記録を実行する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを被記録媒体に対して接離可能な移動方向に移動させる駆動機構と、を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置は、キャリッジと、媒体支持部としてのプラテンと、支持部としてのガイド部と、駆動機構としての作用部および動力伝達手段と、を備えていた。このうち、前記キャリッジは、被記録媒体の一例である用紙に対して記録を実行する記録ヘッドを有し、用紙の幅方向に移動するように設けられていた。また、前記プラテンは、前記記録ヘッドと対向し、用紙を支持するように設けられていた。またさらに、前記ガイド部は、前記キャリッジを幅方向にガイドするように設けられていた。また、前記作用部は、前記ガイド部を前記記録ヘッドと前記プラテンとが対向する方向へ移動させるように構成されていた。またさらに、前記動力伝達手段は、駆動源から前記作用部へ動力を伝達することができるように設けられていた。
従って、前記駆動源を駆動させることによって、前記作用部へ動力を伝達することができ、前記ガイド部を前記対向する方向へ移動させることができた。そして、前記記録ヘッドと、前記プラテンとの間の距離である所謂、プラテンギャップを切り替えることができた。
また、前記動力伝達手段は、複数のギアを有していた。従って、前記駆動源を正転・逆転させた際にギアの公差である所謂、バックラッシが発生する。そして、該バックラッシ対策として、検出器としてのセンサと被検出部としての遮光板とにより前記作用部の位置・位相を判定して制御していた。具体的には、前記作用部の位相が変化してもプラテンギャップが変化しない安定領域において、前記センサが前記遮光板を検出するように構成されていた。従って、前記記録ヘッドの位置を制御することができ、精度よくプラテンギャップを切り替えることができた。
特開2004−314591号公報
しかしながら、前記センサを設けたことにより、ハード構成が複雑化する。また、前記センサを設けた分だけコストも高くなる虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、ハード構成が複雑化することなく、シンプルな構成で精度よくプラテンギャップを切り替えることができる記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体に対して記録を実行する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを被記録媒体に対して接離可能な移動方向に移動させる駆動機構と、前記駆動機構における一の駆動の際、当該一の駆動に係る第1の前記移動方向と当該一の駆動の直近の駆動に係る第2の前記移動方向との比較に基づいて、当該一の駆動に係る駆動量を決定する制御部と、を備え、前記第1の移動方向と前記第2の移動方向とが異なると判断した場合における前記駆動量と、前記第1の移動方向と前記第2の移動方向とが同じであると判断した場合における前記駆動量とが異なることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記記録装置は、前記制御部を備えている。従って、前記駆動機構を作用させて前記記録ヘッドから被記録媒体までの距離を変更する際、前記第1の移動方向と前記第2の移動方向とが異なると判断した場合、所定の補正値を加えて前記駆動機構を駆動させることができる。即ち、前記動力機構のおける伝達ロスの分だけ前記所定の補正値として加えで駆動させることができる。その結果、前記記録ヘッドが前記移動方向に移動する範囲において、前記記録ヘッドを精度良く移動させることができる。特に、前記駆動機構がギア等を有し、該ギア等の公差である所謂、バックラッシ対策に有効である。
本発明の第2の態様の記録装置は、被記録媒体に対して記録を実行する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを被記録媒体に対して接離可能な移動方向に移動させる駆動機構と、前記記録ヘッドの移動範囲の一端と他端とをそれぞれ規制する第1規制部および第2規制部と、前記第1規制部で規制されることにより前記記録ヘッドが移動不能になるまで当該記録ヘッドを前記一端に移動させた後に、前記第2規制部で規制されることにより前記記録ヘッドが移動不能になるまで当該記録ヘッドを前記他端に移動させる駆動を実行し、当該駆動に係る駆動量を基準駆動量として取得すると共に、前記駆動機構における一の駆動に係る駆動量を、前記基準駆動量に基づいて決定する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、前記記録装置は、前記制御部を備えている。従って、前記第1規制部で規制されることにより前記記録ヘッドが移動不能になるまで当該記録ヘッドを前記一端に移動させた後に、前記第2規制部で規制されることにより前記記録ヘッドが移動不能になるまで当該記録ヘッドを前記他端に移動させる駆動を実行し、当該駆動に係る駆動量を基準駆動量として取得すると共に、前記駆動機構における一の駆動に係る駆動量を、前記基準駆動量に基づいて決定することができる。
言い換えると、前記記録ヘッドを、該記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲における前記一端から前記他端へ移動させ、前記駆動機構の駆動量の理論値と実測値としての前記駆動機構における一の駆動に係る駆動量との差から補正値を算出することができる。そして、前記駆動機構を作用させて前記記録ヘッドから被記録媒体までの距離を変更する際、前記補正値を加えて前記駆動機構を駆動させることができる。その結果、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
尚、前記補正値の算出は、記録装置の電源がONになった都度算出することが望ましい。係る場合、経時変化に対応することができる。さらに、記録装置毎の部材精度のバラツキにも対応することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記制御部は、今回前記記録ヘッドから被記録媒体までの距離を変更する際、今回の前記記録ヘッドの移動開始時の移動方向が前回前記距離の変更を完了した際の前記記録ヘッドの移動方向と異なる場合、前記基準駆動量に基づいて決定し前記駆動機構を駆動させることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記制御部は、今回前記記録ヘッドから被記録媒体までの距離を変更する際、今回の前記記録ヘッドの移動開始時の移動方向が前回前記距離の変更を完了した際の前記記録ヘッドの移動方向と異なる場合、前記基準駆動量に基づいて決定し前記駆動機構を駆動させる。係る場合、バックラッシの影響を受けやすいので、前記補正値を加えることが非常に有効である。また、前記駆動機構のおける伝達ロスである所謂、ガタ対策に有効である。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記制御部は、前記記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の両端でない中間位置から他の中間位置へ移動させる際、該範囲の一端へ移動させた後に前記他の中間位置へ移動させることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記制御部は、前記記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の両端でない中間位置から他の中間位置へ移動させる際、該範囲の一端へ移動させた後に前記他の中間位置へ移動させる。即ち、前記他の中間位置は、前記一端を基準に決められる。さらに、前記一端へ移動させた際に前記記録ヘッドの移動方向が切り替わるので前記補正値を加える。従って、前記中間位置から前記他の中間位置へ移動させる場合であっても、常に前記記録ヘッドを精度よく移動させることができる。即ち、前記記録ヘッドを移動させる毎に前記中間位置および前記他の中間位置の位置が、徐々にずれていく虞がない。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記制御部は、前記記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の一端から他の位置へ移動させる際、前記駆動機構を、前記記録ヘッドが前記範囲の一端へ接近する方向へ駆動させた後に逆方向へ駆動させ、前記記録ヘッドを移動させることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記制御部は、前記記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の一端から他の位置へ移動させる際、前記駆動機構を、前記記録ヘッドが前記範囲の一端へ接近する方向へ駆動させた後に逆方向へ駆動させ、前記記録ヘッドを移動させる。即ち、前記他の位置は、前記一端を基準に決められる。さらに、この際に前記駆動機構の駆動方向が切り替わるので前記補正値を加える。従って、前記一端から前記他の位置へ移動させる場合であっても、常に前記記録ヘッドを精度良く移動させることができる。前記記録ヘッドを移動させる毎に前記他の位置が、徐々にずれていく虞がない。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記制御部は、前記記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の一端へ移動させる際、前記駆動機構を高速で駆動させて前記記録ヘッドを移動させ、前記駆動機構の駆動速度を低速に切り替えて前記記録ヘッドを前記範囲の一端へ接近させることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記制御部は、前記記録ヘッドが前記接離可能な移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の一端へ移動させる際、前記駆動機構を高速で駆動させて前記記録ヘッドを移動させ、前記駆動機構の駆動速度を低速に切り替えて前記記録ヘッドを前記範囲の一端へ接近させる。ここで、前述したように、前記記録ヘッドを精度良く移動させることができる。従って、前記範囲の一端に度当たる直前まで前記駆動機構を高速で駆動させることができる。その結果、より短い時間で、前記記録ヘッドから被記録媒体までの距離を変更することができる。
また、前記度当たるときに低速に切り替えるので、前記駆動機構等の部材が破損する虞を低減することができる。
本発明に係るプリンタの全体を示す斜視図。 本発明に係る記録部を示す斜視図。 本発明に係る記録部を示す側面図。 本発明に係るPG調整手段を示す斜視図。 (A)(B)は第1ポジションのときのPG調整手段を示す側面図。 (A)(B)は第2ポジションのときのPG調整手段を示す側面図。 (A)(B)は第3ポジションのときのPG調整手段を示す側面図。 (A)(B)は第4ポジションのときのPG調整手段を示す側面図。 本発明に係る第1カムの第1係合部および第3カムの第3係合部における半径を示す側面図。 本発明に係る第2カムの第2係合部および第4カムの第4係合部における半径を示す側面図。 本発明に係るPG切り替えにおけるPG調整用モータの動作を示す図。 本発明に係るPG切り替えにおける動作の一部を示すチャート図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタを示す斜視図である。
図1に示すように、プリンタ11は、四角箱状の本体12を有しており、本体12の中央領域には、キャリッジ13が、図1における左右方向(主走査方向)に沿って延びるように架設されたガイド主軸14に案内されて、主走査方向に往復移動自在に設けられている。
図1に示すように、本体12の中央領域にはキャリッジ13と対向する下側位置に、長尺板状の媒体支持部としてのプラテン15がその長手方向が主走査方向と平行となる状態で配置されている。プリンタ11の前面(図1における手前側の面)下部には、給紙用のカセット16が、前面側が開口するように本体12に形成された凹状の被装着部12Aに挿抜可能な状態で装着(挿入)されている。また、本体12の右端部前面を覆っているカバー12Bの内側には、複数個のインクカートリッジ17が装填されている。
各インクカートリッジ17のインクは、フレキシブル配線板18に付設された図示しない複数本のインク供給チューブを通じてキャリッジ13にそれぞれ供給され、キャリッジ13の下部に設けられた記録ヘッド19(図2、図3、図5〜図8に示す)からインク滴が噴射(吐出)される。なお、記録ヘッド19には、インクを噴射させるための圧力をインクに付与する加圧素子(圧電素子、静電素子、発熱素子等)がノズル毎に内蔵され、加圧素子に所定の電圧が印加されることで対応するノズルからインク滴が噴射(吐出)される構成となっている。
印刷時は、カセット16から給紙されてプラテン15上に位置する用紙Pに対して、キャリッジ13と共に主走査方向へ移動する過程の記録ヘッド19からインク滴が噴射されることにより、1ライン分の印刷が施される。こうしてキャリッジ13の一走査による印字動作と、次行までの用紙搬送動作とが交互に繰り返されることにより、用紙Pに対する印刷が進められる。また、本体12の左端前面下部には、電源スイッチを含む各種の操作スイッチ20が設けられている。
図2に示すのは、本発明に係る記録部を示す斜視図である。
図2に示す如く、記録部40は、キャリッジ13と、記録ヘッド19と、キャリッジモータ121と、第1プーリ124と、第2プーリ127と、第3プーリ128と、無端ベルト30と、主軸としてのガイド主軸14と、副軸としてのガイドレール部33とを有する。
このうち、キャリッジモータ121は、基体部21としてのモータステイ129に固定されている。また、キャリッジモータ121の軸には、モータピニオン122が設けられている。
尚、本実施例では、プリンタ11の正面からみて右側を幅方向1桁側、左側を幅方向80桁側とする。
また、第1プーリ124は、用紙Pの幅方向Xにおける80桁側の80桁側プーリホルダ123に回動自在に保持されている。さらに、80桁側プーリホルダ123は、第1プーリ124を幅方向Xに所定範囲内において移動可能に保持している。そして、80桁側プーリホルダ123はコイルばね125を有し、コイルばね125によって第1プーリ124が幅方向外側に付勢されている。従って、後述する無端ベルト30にテンションを与えることができる。即ち、テンションローラの役割を果たすことができるように設けられている。
またさらに、幅方向Xにおける1桁側において、第2プーリ127および第3プーリ128が、回動自在に1桁側プーリホルダ126によって保持されている。
尚、1桁側プーリホルダ126は、モータステイ129と一体に形成されている。
また、無端ベルト30は、モータピニオン122と第1プーリ124と第2プーリ127とに巻回されている。即ち、無端ベルト30の内周面は、モータピニオン122、第1プーリ124および第2プーリ127の外周と接触するように巻回されている。そして、無端ベルト30の下側ベルト32の外周面は、第3プーリ128の外周と接触するように巻回されている。
ここで、「下側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ124および第2プーリ127間の高さ方向Zにおける下側のベルトをいう。
また、無端ベルト30の上側ベルト31の一部は、キャリッジ13に設けられた係合部(図示せず)と係合している。
ここで、「上側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ124および第2プーリ127間の高さ方向Zにおける上側のベルトをいう。
従って、キャリッジモータ121が駆動すると、無端ベルト30が送られてキャリッジ13に動力が伝達される。また、キャリッジ13は、軸挿通孔37と、凸部34とを有する。
このうち、軸挿通孔37にはガイド主軸14が挿通される。一方、凸部34は、ガイド主軸14と平行に設けられたガイドレール部33の溝部33aと係合し案内されるように設けられている。
本実施形態のキャリッジ13は、用紙Pの幅方向Xおよび送り方向Yに対して直交する高さ方向Zにおいて、薄い薄型に設けられている。従って、ガイド主軸14と、ガイドレール部33との位置関係は、高さ方向Zに大きく異なるのでははく、送り方向Yに大きく異なる位置関係となる。
具体的には、キャリッジ13における送り方向上流端近傍に、ガイド主軸14が挿通される軸挿通孔37が設けられている。一方、キャリッジ13における送り方向下流端近傍に、ガイドレール部33と係合する凸部34が設けられている。その結果、記録ヘッド19の姿勢は、ガイド主軸14を支点として下流側(凸部側)が下がるように回動する量である所謂、おじぎ量を殆ど無にすることができる。
図3に示すのは、本発明に係る記録部を示す側面図である。また、図4に示すのは、本発明に係るPG調整手段を示す斜視図である。またさらに、図5(A)(B)に示すのは、第1ポジションのときのPG調整手段を示す側面図である。このうち、図5(A)は幅方向1桁側からみた側面図である。一方、図5(B)は幅方向80桁側からみた側面図である。
尚、「第1ポジション」とは、プラテンギャップPGが最小のときの各部材のポジションをいう。
図3から図5(A)(B)に示す如く、記録部40は、記録ヘッド19とプラテン15との距離(PG:プラテンギャップ)を調整するPG調整手段50を有している。具体的にはPG調整手段50は、第1カム51と、第2カム61と、第3カム71と、第4カム81と、第1スライダ76と、第2スライダ86とを有している。
このうち、第1カム51は、ガイド主軸14の1桁側に設けられている。そして、ガイド主軸14の1桁側端部に形成された同心である第1支軸52と係合し、第1支軸52を支点にガイド主軸14と一体に回動するように設けられている。また、PG調整用モータ104(図10参照)の動力が動力伝達手段105である第1ギア56、第2ギア58等へ伝達されるように構成されている。具体的には、動力伝達手段105としての第1ギア56に伝達され、第1ギア56から第2ギア58へ伝達されるように構成されている。
ここで、第2ギア58は、第1カム51と一体に形成されている。
従って、第1カム51は、PG調整用モータ104の動力によって回動することができる。
また、第1カム51の外周は、基体部側に設けられた第1アジャスタ54と第1基準点55で当接している。具体的には、第1カム51の外周に設けられ、第1支軸52を中心とした同径箇所である第1ポジションの第1安定部51a(図9参照)が、第1アジャスタ54と第1基準点55で当接している。
ここで、ガイド主軸14の両端は、基体部21の図示しない部分によってZ軸方向のみへ案内されるように構成されている。
従って、第1カム51が回動すると、ガイド主軸14の1桁側は、Z軸方向へ変位することができる。
尚、第1アジャスタ54は、回動することによって、第1カム51と当接する第1基準点55の位置をZ軸方向において僅かに変位させ微調整することができるように設けられている。
第2カム61は、ガイド主軸14の80桁側に設けられている。そして、ガイド主軸14の80桁側端部に形成された同心である第2支軸62と係合し、第2支軸62を支点にガイド主軸14と一体に回動するように設けられている。従って、第2カム61は、第2ギア58およびガイド主軸14を介して伝達されるPG調整用モータ104の動力によって回動することができる。
また、第2カム61の外周は、基体部側に設けられた第2アジャスタ64と第2基準点65で当接している。具体的には、第2カム61の外周に設けられ、第2支軸62を中心とした同径箇所である第1ポジションの第2安定部61a(図10参照)が、第2アジャスタ64と第2基準点65で当接している。
ここで、前述したようにガイド主軸14の両端は、基体部21の図示しない部分によってZ軸方向のみへ案内されるように構成されている。
従って、第2カム61が回動すると、ガイド主軸14の80桁側は、Z軸方向へ変位することができる。
尚、第2アジャスタ64は、回動することによって、第2カム61と当接する第2基準点65の位置をZ軸方向において僅かに変位させ微調整することができるように設けられている。
第3カム71は、ガイドレール部33の1桁側に設けられている。そして、第1スライダ76に設けられた第3支軸72と係合し、第3支軸72を支点に回動するように設けられている。さらに、動力伝達手段105の一例である第1リンクバー91によって、第1カム51の第1係合部53と、第3カム71の第3係合部73とが連結されている。従って、第3カム71は、第1リンクバー91を介して伝達されるPG調整用モータ104の動力によって回動することができる。
尚、動力伝達手段105として、第1リンクバー91および後述する第2リンクバー92に換えて、ギア輪列によって動力を伝達するように構成してもよい。
また、第3カム71の外周は、基体部側に設けられた第3アジャスタ74と第3基準点75で当接している。具体的には、第3カム71の外周に設けられ、第3支軸72を中心とした同径箇所である第1ポジションの第3安定部71a(図9参照)が、第3アジャスタ74と第3基準点75で当接している。
ここで、第1スライダ76は、基体部21の図示しない部分によってZ軸方向のみへ案内されるように構成されている。
従って、第3カム71が回動すると、第1スライダ76は、Z軸方向へ変位することができる。ここで、ガイドレール部33の両端は、1桁側の第1スライダ76および80桁側の第2スライダ86によって保持されている。その結果、ガイドレール部33の1桁側は、第1スライダ76と共にZ軸方向へ変位することができる。
尚、第3アジャスタ74は、回動することによって、第3カム71と当接する第3基準点75の位置をZ軸方向において僅かに変位させ微調整することができる。
第4カム81は、ガイドレール部33の80桁側に設けられている。そして、第2スライダ86に設けられた第4支軸82と係合し、第4支軸82を支点に回動するように設けられている。さらに、動力伝達手段105の一例である第2リンクバー92によって、第2カム61の第2係合部63と、第4カム81の第4係合部83とが連結されている。従って、第4カム81は、第2リンクバー92を介して伝達されるPG調整用モータ104の動力によって回動することができる。
また、第4カム81の外周は、基体部側に設けられた第4アジャスタ84と第4基準点85で当接している。具体的には、第4カム81の外周に設けられ、第4支軸82を中心とした同径箇所である第1ポジションの第4安定部81a(図10参照)が、第4アジャスタ84と第4基準点85で当接している。
ここで、第2スライダ86は、第1スライダ76と同様に基体部21によってZ軸方向のみへ案内されるように構成されている。
従って、第4カム81が回動すると、第2スライダ86は、Z軸方向へ変位することができる。ここで、前述したように、ガイドレール部33の80桁側端部は、第2スライダ86によって保持されている。その結果、ガイドレール部33の80桁側は、第2スライダ86と共にZ軸方向へ変位することができる。
尚、第4アジャスタ84は、回動することによって、第4カム81と当接する第4基準点85の位置をZ軸方向において僅かに変位させ微調整することができる。
第1アジャスタ54〜第4アジャスタ84は、プリンタ11の出荷時等に調整されるものであって、PG切替えが実行される際、固定されている。
また、第1ポジションでは、第1ギア56に設けられたギア突部57は、基体部21に設けられた第1度当て部22と当接している。従って、第1ポジションにおける各部材の位置および姿勢を精度良く位置決めすることができる。
図6(A)(B)に示すのは、第2ポジションのときのPG調整手段を示す側面図である。このうち、図6(A)は幅方向1桁側からみた側面図である。一方、図6(B)は幅方向80桁側からみた側面図である。
尚、「第2ポジション」とは、プラテンギャップPGが二番目に小さいときの各部材のポジションをいう。
図6(A)(B)に示す如く、PG調整用モータ104が第1ポジションの状態から正転駆動すると、第1ギア56が、図6(A)における時計方向へ僅かに回動する。第1ギア56の動力を受けて第2ギア58が、図6(A)における反時計方向へ僅かに回動する。
ここで、前述したように、第1カム51は、第2ギア58と一体に形成されている。
従って、第1カム51も反時計方向へ僅かに回動する。また、第1カム51は前述したように第1支軸52と係合しており、第1カム51の外周の第1作用部(51b、51d、51f)は第1支軸52の中心に対して偏心している。従って、第1カム51は、第1基準点55で第1アジャスタ54と接してガイド主軸14を、図6(A)における反時計方向へ僅かに回動させながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第1カム51の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第1−第2ポジション間の第1作用部51b(図9参照)が設けられている。また、第1ポジションの第1安定部51aより大径であって、第1支軸52を中心とした同径箇所である第2ポジションの第1安定部51c(図9参照)が設けられている。そして、第1カム51が回動することに従って、第1−第2ポジション間の第1作用部51bが、第1アジャスタ54と当接し、ガイド主軸14をZ軸の正方向(矢印の方向)へ押し上げるように変位させる。その後、第2ポジションの第1安定部51c(図9参照)が、第1アジャスタ54と第1基準点55で当接した状態となる。
また、第2カム61は、前述したように、第1カム51が回動したとき、ガイド主軸14を介して動力を受けて回動することができるように設けられている。従って、第1カム51が図6(A)における反時計方向へ僅かに回動したとき、第2カム61は、図6(B)における時計方向へ僅かに回動する。
ここで、第2カム61は、前述したように第2支軸62と係合しており、第2カム61の外周の第2作用部(61b、61d、61f)は第2支軸62の中心に対して偏心している。
従って、第2カム61は、第2基準点65で第2アジャスタ64と接してガイド主軸14と共に図6(B)における時計方向へ僅かに回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へガイド主軸14を押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第2カム61の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第1−第2ポジション間の第2作用部61b(図10参照)が設けられている。また、第1ポジションの第2安定部61aより大径であって、第2支軸62を中心とした同径箇所である第2ポジションの第2安定部61c(図10参照)が設けられている。そして、第2カム61が回動することに従って、第1−第2ポジション間の第2作用部61bが、第2アジャスタ64と当接し、ガイド主軸14をZ軸の正方向(矢印の方向)へ押し上げるように変位させる。その後、第2ポジションの第2安定部61c(図10参照)が、第2アジャスタ64と第2基準点65で当接した状態となる。
またさらに、第3カム71は、前述したように、第1カム51が回動したとき、第1リンクバー91を介して動力を受けて回動することができるように設けられている。従って、第1カム51が図6(A)における反時計方向へ僅かに回動したとき、第3カム71は、図6(A)における反時計方向へ僅かに回動する。
ここで、第3カム71は、前述したように第3支軸72と係合しており、第3カム71の外周の第3作用部(71b、71d、71f)は第3支軸72の中心に対して偏心している。
従って、第3カム71は、第3基準点75で第3アジャスタ74と接して回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ第1スライダ76を押し上げるように変位させることができる。ここで、ガイドレール部33の1桁側端部は、前述したように第1スライダ76によって保持されている。従って、ガイドレール部33の1桁側端部を、第1スライダ76と共にZ軸の正方向(矢印の方向)へ変位させることができる。
具体的には、第3カム71の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第1−第2ポジション間の第3作用部71b(図9参照)が設けられている。また、第1ポジションの第3安定部71aより大径であって、第3支軸72を中心とした同径箇所である第2ポジションの第3安定部71c(図9参照)が設けられている。そして、第3カム71が回動することに従って、第1−第2ポジション間の第3作用部71bが、第3アジャスタ74と当接し、ガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へ押し上げるように変位させる。その後、第2ポジションの第3安定部71c(図9参照)が、第3アジャスタ74と第3基準点75で当接した状態となる。
また、第4カム81は、前述したように、第2カム61が回動したとき、第2リンクバー92を介して動力を受けて回動することができるように設けられている。従って、第2カム61が図6(B)における時計方向へ僅かに回動したとき、第4カム81は、図6(B)における時計方向へ僅かに回動する。
ここで、第4カム81は、前述したように第4支軸82と係合しており、第4カム81の外周の第4作用部(81b、81d、81f)は第4支軸82の中心に対して偏心している。
従って、第4カム81は、第4基準点85で第4アジャスタ84と接して回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ第2スライダ86を押し上げるように変位させることができる。ここで、ガイドレール部33の80桁側端部は、前述したように第2スライダ86によって保持されている。従って、ガイドレール部33の80桁側端部を、第2スライダ86と共にZ軸の正方向(矢印の方向)へ変位させることができる。
具体的には、第4カム81の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第1−第2ポジション間の第4作用部81b(図10参照)が設けられている。また、第1ポジションの第4安定部81aより大径であって、第4支軸82を中心とした同径箇所である第2ポジションの第4安定部81c(図10参照)が設けられている。そして、第4カム81が回動することに従って、第1−第2ポジション間の第4作用部81bが、第4アジャスタ84と当接し、ガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へ押し上げるように変位させる。その後、第2ポジションの第4安定部81c(図10参照)が、第4アジャスタ84と第4基準点85で当接した状態となる。
以上、説明したように、ガイド主軸14およびガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へ変位させることができる。このときのガイド主軸14およびガイドレール部33の変位量は同じである。即ち、ガイドレール部33を、軸方向を軸に回動するガイド主軸14と同期させてZ軸方向へ容易に変位させることができる。例えば、ガイドレール部33が、円柱型の軸ではなく、板金で形成されたものであって、軸方向を軸に回動させることができないものである場合に特に有効である。
その結果、プラテンギャップPGを二番目に小さい第2ポジションの状態にすることができる。
図7(A)(B)に示すのは、第3ポジションのときのPG調整手段を示す側面図である。このうち、図7(A)は幅方向1桁側からみた側面図である。一方、図7(B)は幅方向80桁側からみた側面図である。
尚、「第3ポジション」とは、プラテンギャップPGが三番目に小さいときの各部材のポジションをいう。
図7(A)(B)に示す如く、PG調整用モータ104が第2ポジションの状態からさらに正転駆動すると、第2ギア58が、図7(A)における反時計方向へ図6(A)の状態からさらに僅かに回動する。従って、第1カム51も反時計方向へ図6(A)の状態からさらに僅かに回動する。その結果、第1カム51は、第1基準点55で第1アジャスタ54と接してガイド主軸14を、図7(A)における反時計方向へ僅かに回動させながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ図6(A)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第1カム51の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第2−第3ポジション間の第1作用部51d(図9参照)が設けられている。また、第2ポジションの第1安定部51cより大径であって、第1支軸52を中心とした同径箇所である第3ポジションの第1安定部51e(図9参照)が設けられている。そして、第1カム51が回動することに従って、第2−第3ポジション間の第1作用部51dが、第1アジャスタ54と当接し、ガイド主軸14をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第3ポジションの第1安定部51e(図9参照)が、第1アジャスタ54と第1基準点55で当接した状態となる。
また、第1カム51が図7(A)における反時計方向へ僅かに回動したとき、第2カム61は、図7(B)における時計方向へ図6(B)の状態からさらに僅かに回動する。その結果、第2カム61は、第2基準点65で第2アジャスタ64と接してガイド主軸14と共に図7(B)における時計方向へ僅かに回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へガイド主軸14を、図6(B)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第2カム61の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第2−第3ポジション間の第2作用部61d(図10参照)が設けられている。また、第2ポジションの第2安定部61cより大径であって、第2支軸62を中心とした同径箇所である第3ポジションの第2安定部61e(図10参照)が設けられている。そして、第2カム61が回動することに従って、第2−第3ポジション間の第2作用部61dが、第2アジャスタ64と当接し、ガイド主軸14をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第3ポジションの第2安定部61e(図10参照)が、第2アジャスタ64と第2基準点65で当接した状態となる。
またさらに、第1カム51が図7(A)における反時計方向へ僅かに回動したとき、第3カム71は、図7(A)における反時計方向へ図6(A)の状態からさらに僅かに回動する。その結果、第3カム71は、第3基準点75で第3アジャスタ74と接して回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ第1スライダ76およびガイドレール部33の1桁側端部を、図6(A)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第3カム71の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第2−第3ポジション間の第3作用部71d(図9参照)が設けられている。また、第2ポジションの第3安定部71cより大径であって、第3支軸72を中心とした同径箇所である第3ポジションの第3安定部71e(図9参照)が設けられている。そして、第3カム71が回動することに従って、第2−第3ポジション間の第3作用部71dが、第3アジャスタ74と当接し、ガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第3ポジションの第3安定部71e(図9参照)が、第3アジャスタ74と第3基準点75で当接した状態となる。
また、第2カム61が図7(B)における時計方向へ僅かに回動したとき、第4カム81は、図7(B)における時計方向へ僅かに回動する。その結果、第4カム81は、第4基準点85で第4アジャスタ84と接して回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ第2スライダ86およびガイドレール部33の80桁側端部を、図6(B)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第4カム81の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第2−第3ポジション間の第4作用部81d(図10参照)が設けられている。また、第2ポジションの第4安定部81cより大径であって、第4支軸82を中心とした同径箇所である第3ポジションの第4安定部81e(図10参照)が設けられている。そして、第4カム81が回動することに従って、第2−第3ポジション間の第4作用部81dが、第4アジャスタ84と当接し、ガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第3ポジションの第4安定部81e(図10参照)が、第4アジャスタ84と第4基準点85で当接した状態となる。
以上、説明したように、ガイド主軸14およびガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へ図6(A)(B)の状態からさらに変位させることができる。このときのガイド主軸14およびガイドレール部33の変位量は同じである。
その結果、プラテンギャップPGを三番目に小さい第3ポジションの状態にすることができる。
図8(A)(B)に示すのは、第4ポジションのときのPG調整手段を示す側面図である。このうち、図8(A)は幅方向1桁側からみた側面図である。一方、図8(B)は幅方向80桁側からみた側面図である。
尚、「第4ポジション」とは、プラテンギャップPGが最大のときの各部材のポジションをいう。
図8(A)(B)に示す如く、PG調整用モータ104が第3ポジションの状態からさらに正転駆動すると、第1ギア56が、図8(A)における時計方向へ図7(A)の状態からさらに僅かに回動する。そして、ギア突部57が、基体部21に形成された第2度当て部23と当接する。従って、第1ギア56の位相を精度良く決めることができる。そして、第1ギア56の動力を受けて第2ギア58が、図8(A)における反時計方向へ図7(A)の状態からさらに僅かに回動する。従って、第1カム51も反時計方向へ図7(A)の状態からさらに僅かに回動する。その結果、第1カム51は、第1基準点55で第1アジャスタ54と接してガイド主軸14を、図8(A)における反時計方向へ僅かに回動させながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ図7(A)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第1カム51の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第3−第4ポジション間の第1作用部51f(図9参照)が設けられている。また、第3ポジションの第1安定部51eより大径であって、第1支軸52を中心とした同径箇所である第4ポジションの第1安定部51g(図9参照)が設けられている。そして、第1カム51が回動することに従って、第3−第4ポジション間の第1作用部51fが、第1アジャスタ54と当接し、ガイド主軸14をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第4ポジションの第1安定部51g(図9参照)が、第1アジャスタ54と第1基準点55で当接した状態となる。
また、第1カム51が図8(A)における反時計方向へ僅かに回動したとき、第2カム61は、図8(B)における時計方向へ図7(B)の状態からさらに僅かに回動する。その結果、第2カム61は、第2基準点65で第2アジャスタ64と接してガイド主軸14と共に図8(B)における時計方向へ僅かに回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へガイド主軸14を、図7(B)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第2カム61の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第3−第4ポジション間の第2作用部61f(図10参照)が設けられている。また、第3ポジションの第2安定部61eより大径であって、第2支軸62を中心とした同径箇所である第4ポジションの第2安定部61g(図10参照)が設けられている。そして、第2カム61が回動することに従って、第3−第4ポジション間の第2作用部61fが、第2アジャスタ64と当接し、ガイド主軸14をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第4ポジションの第2安定部61g(図10参照)が、第2アジャスタ64と第2基準点65で当接した状態となる。
またさらに、第1カム51が図8(A)における反時計方向へ僅かに回動したとき、第3カム71は、図8(A)における反時計方向へ図7(A)の状態からさらに僅かに回動する。その結果、第3カム71は、第3基準点75で第3アジャスタ74と接して回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ第1スライダ76およびガイドレール部33の1桁側端部を、図7(A)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第3カム71の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第3−第4ポジション間の第3作用部71f(図9参照)が設けられている。また、第3ポジションの第3安定部71eより大径であって、第3支軸72を中心とした同径箇所である第4ポジションの第3安定部71g(図9参照)が設けられている。そして、第3カム71が回動することに従って、第3−第4ポジション間の第3作用部71fが、第3アジャスタ74と当接し、ガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第4ポジションの第3安定部71g(図9参照)が、第3アジャスタ74と第3基準点75で当接した状態となる。
また、第2カム61が図8(B)における時計方向へ僅かに回動したとき、第4カム81は、図8(B)における時計方向へ僅かに回動する。その結果、第4カム81は、第4基準点85で第4アジャスタ84と接して回動しながら、Z軸の正方向(矢印の方向)へ第2スライダ86およびガイドレール部33の80桁側端部を、図7(B)の状態からさらに押し上げるように変位させることができる。
具体的には、第4カム81の外周には、カムの回動方向に対して傾いた作用部としての第3−第4ポジション間の第4作用部81f(図10参照)が設けられている。また、第3ポジションの第4安定部81eより大径であって、第4支軸82を中心とした同径箇所である第4ポジションの第4安定部81g(図10参照)が設けられている。そして、第4カム81が回動することに従って、第3−第4ポジション間の第4作用部81fが、第4アジャスタ84と当接し、ガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へさらに押し上げるように変位させる。その後、第4ポジションの第4安定部81g(図10参照)が、第4アジャスタ84と第4基準点85で当接した状態となる。
以上、説明したように、ガイド主軸14およびガイドレール部33をZ軸の正方向(矢印の方向)へ図7(A)(B)の状態からさらに変位させることができる。このときのガイド主軸14およびガイドレール部33の変位量は同じである。
その結果、プラテンギャップPGを最大の第4ポジションの状態にすることができる。
尚、第4ポジションから第1〜第3ポジションへ切替える場合、PG調整用モータ104を逆転駆動させることによって、切替えることができる。係る場合、第4ポジションから第1および第2ポジションへ直接切替えることができるのは勿論である。
図9に示すのは、本発明に係る第1カムの第1係合部および第3カムの第3係合部における半径を示す側面図である。また、図10に示すのは、本発明に係る第2カムの第2係合部および第4カムの第4係合部における半径を示す側面図である。
図9に示す如く、第3支軸72の中心から第3係合部73までの距離である第3係合回転半径r3は、第1支軸52の中心から第1係合部53までの距離である第1係合回転半径r1より大となるように設けられている。
即ち、動力伝達方向下流側の第3カム71における支点から第3係合部73までの距離である第3係合回転半径r3は、上流側の第1カム51の第1係合回転半径r1より大となるように設けられている。従って、上流側の第1カム51が回動した際、第1リンクバー91に引っ張られて回動する下流側の第3カム71の回動角度幅は、上流側の第1カム51の回動角度幅より狭くなる。その結果、第3係合部73の位置を、第3支軸72の中心と第1支軸52の中心とを結ぶ直線上から離れた箇所の範囲で移動させることができ、所謂、ガタのロスを低減することができる。
即ち、第1リンクバー91が第3係合部73に作用する力の方向を、常に第3支軸72の中心と第1支軸52の中心とを結ぶ直線の方向に対して同じまたは僅かに傾いた範囲にすることができ、効率よく動力を伝達することができる。さらに言い換えると、第1リンクバー91が第3係合部73に作用する力の方向が、第3支軸72の中心と第1支軸52の中心とを結ぶ直線の方向と直交することによる動力伝達ロスが生じる虞がない。従って、第1カム51が回動した際、ロスが低減した分、第3係合部73の直線移動距離を、第1係合部53の直線移動距離に限りなく近づけることができる。その結果、ロスが低減した分、ガイドレール部のZ軸方向における移動量を、ガイド主軸のZ軸方向における移動量に限りなく近づけることができる。そして、プラテンギャップを切り替える際、精度良く切り替えることができる。
図10に示す如く、第4支軸82の中心から第4係合部83までの距離である第4係合回転半径r4は、第2支軸62の中心から第2係合部63までの距離である第2係合回転半径r2より大となるように設けられている。従って、前述した第1係合部53から第1リンクバー91を介した第3係合部73への動力伝達と同様に、第2係合部63から第2リンクバー92を介した第4係合部83への動力伝達についても、ガタのロスを低減し効率よく動力を伝達することができる。即ち、第2カム61が回動した際、第4係合部83の直線移動距離を、第2係合部63の直線移動距離に限りなく近づけることができる。
図11に示すのは、本発明に係るPG切り替えにおけるPG調整用モータの動作を示す図である。ここで、上方の縦軸はPG量を示す。下方の縦軸は動作項目を示す。一方、横軸はPG調整用モータの回転量を示す。
また、図12に示すのは、本発明に係るPG切り替えにおける動作の一部を示すチャート図である。具体的には、図12は後述する第1ポジション側の度当て駆動の動作を示すチャート図である。
図11に示す如く、PG調整用モータ104を正転・逆転させることによってPG量を切り替えることができる。具体的には、前述したように記録ヘッド19の位置を第1ポジション〜第4ポジションの間において移動させることによってPG量を切り替えることができる。
プリンタ11の電源がONになると、先ず、制御部100(図10参照)は、PG調整手段50の第1ギア等の動力伝達手段105のバックラッシ量を算出する。具体的には、図11の下方の縦軸の「補正量算出」に示す如く、制御部100はPG調整用モータ104を逆転駆動させ、第1ギア56のギア突部57を基体部側の第1度当て部22に度当たらせる(図5(A)参照)。
その後、PG調整用モータ104を正転駆動させ、ギア突部57を基体部側の第2度当て部23に度当たらせる(図8(A)参照)。このときの第1ギア56の回動に必要なPG調整用モータ104の回転量の理論値と、駆動量測定手段101の一例であるエンコーダスケール103およびエンコーダセンサ102(図10参照)によって測定されたPG調整用モータ104の回転量の実測値との差からバックラッシ量を算出する。そして、制御部100は、PG量を切り替える際、算出したバックラッシ量を補正値として加えてPG調整用モータ104を駆動させる。
尚、制御部100は、予め所定の補正値を有していてもよいのは勿論である。具体的には、制御部が加える値のテーブルを有する構成である。係る場合、「補正量算出」の動作を省略することができ、その分、動作時間を短縮することができる。
また、駆動量測定手段101は、PG調整用モータ104の動力伝達経路においてPG調整用モータ近傍に設けることが望ましい。本実施例では、伝達ベルト106(図10参照)を介して動力伝達経路におけるPG調整用モータ104の近傍でエンコーダスケール103が回動するように設けられている。そして、制御部100は、エンコーダセンサ102によってエンコーダスケール103の回動量を測定することができる。従って、制御部100は、精度よくPG調整用モータ104の駆動量を測定することができる。
またさらに、ギア突部57、第1度当て部22および第2度当て部23は、PG調整用モータ104の動力伝達経路における動力伝達方向の最下流近傍に設けることが望ましい。本実施例では、動力伝達手段105の動力伝達方向の最下流近傍に設けられている。従って、第1カム51〜第4カム81の回動範囲を精度良く決めることができ、記録ヘッド19のZ軸方向における移動範囲を精度良く決めることができる。
続いて、どのように補正値を加えてPG調整用モータ104を駆動させるかについて説明する。
[中間ポジションから他の中間ポジションへの切り替え]
中間ポジションから他の中間ポジションへの切り替えの例として、「切り替えA」である第2ポジションから第3ポジションへの切り替えについて説明する。
第2ポジションから第3ポジションへ切り替わる際、第1ポジションを経由して一度、第1ギア56のギア突部57を基体部側の第1度当て部22に度当ててから第3ポジションに切り替えるように構成されている。
図12に示すのは、第1ギアのギア突部を基体部側の第1度当て部に度当てる際のチャート図である。
図12に示す如く、ステップS1では、APG前回移動方向フラグを判定する。具体的には、制御部100は、PG調整用モータ104の前回の駆動終了時の駆動方向を判定する。前回のPG調整用モータ104の駆動方向が正転方向の場合(移動方向フラグが1の場合)はステップS2へ進む。一方、前回のPG調整用モータ104の駆動方向が逆転方向の場合(移動方向フラグが0の場合)はステップS8へ進む。
例えば、現在のポジションが第2ポジションとした場合、前回のPG切り替えにおいて、第3ポジションまたは第4ポジションから第2ポジションへ切り替わったのであれば、前回の駆動方向は逆転方向である。一方、第1ポジションから第2ポジションへ切り替わったのであれば、前回の駆動方向は正転方向である。
ステップS2では、補正値LocalAP3=AP3とする。具体的には、後述するステップS4における補正値を「AP3」と設定する。より具体的には、補正値「AP3」は、前述した制御部100が算出したバックラッシ量である。そして、ステップS3へ進む。
ステップS3では。現在のPGフラグを判定する。具体的には、制御部100がPGフラグを判定し、現在、第2ポジション〜第4ポジションのいずれかの場合はステップS4へ進む。一方、現在、第1ポジションの場合はステップS5へ進む。
例えば、現在のポジションが第2ポジションとした場合、第2ポジション〜第4ポジションのいずれかの場合に該当するので、ステップS4へ進む。
ステップS4では、PF:CCW、Speed:PS3、駆動量:|Posi1位置−現在PG位置|+LocalAP3−AP2*2を実行する。具体的には、制御部100が、搬送用モータを兼ねるPG調整用モータ104を逆転駆動させる。このとき、高速駆動で、第1ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置からのPG調整用モータ104の回転量)と現在のポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置からのPG調整用モータ104の回転量)との差の絶対値に補正値(バックラッシ量)を加えた値に、ギア突部57が第1度当て部22に度当たらない程度に僅かな値(AP2*2)を引いた値の量だけ駆動させる。そして、ステップS5へ進む。
例えば、現在のポジションが第2ポジションとした場合、第1ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置(PG調整用モータ104の回転量0とする))と第2ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置からのPG調整用モータ104の回転量1000とする)との差の絶対値に補正値(バックラッシ量)を加えた値に、ギア突部57が第1度当て部22に度当たらない程度に僅かな値(AP2*2)を引いた量だけ駆動させる。
ステップS5では、PF度当て検出駆動を実行する。具体的には、PG調整用モータ104の電流値にしきい値を設けると共に、PG調整用モータ104を所定量だけステップS4より低速で逆転駆動させる。従って、ギア突部57を第1度当て部22に低速で度当たるようにすることができる。その結果、動力伝達手段105が破損する虞がない。そして、ステップS6へ進む。
ステップS6では、前記電流値がしきい値を超えたか否かを判定する。超えた(検出)場合、ギア突部57が第1度当て部22に度当たったと判断しステップS6へ進む。一方、否(未検出)の場合、ギア突部57が第1度当て部22に度当たっていないと判断しステップS9へ進む。
ステップS7では、Wait300msecを実行する。300msec間停止することによって、ギア突部57と第1度当て部22との間における面圧を低減することができる。そして、度当てるシーケンスを終了する。
ステップS8では、LocalAP3=0とする。具体的には、前述したステップS4における補正値を「0」と設定する。そして、ステップS3へ進む。
ステップS9では、FATALエラーとしてPGエラー表示をする。具体的にはプリンタ11の前面の図示しない表示部に表示する。そして、度当てるシーケンスを終了する。
そして、第1ギア56のギア突部57を基体部側の第1度当て部22に度当てた後、制御部100は、PG調整用モータ104を正転で高速駆動させる。このときの駆動量は、目標ポジションである第3ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置からのPG調整用モータ104の回転量2000とする)と第1ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置(PG調整用モータ104の回転量0とする))との差の絶対値に補正値(バックラッシ量)を加えた量である。また、制御部100は、PG前回移動方向フラグ=1(駆動方向:正転)、現在のPGフラグ=第3ポジションに書き換える。
即ち、第2ポジションから第3ポジションへ切り替わる際、第1ポジションを経由することにより、第1ポジションを基準に補正値を加えて第3ポジションへ切り替えるように構成されている。従って、第3ポジションの位置を精度良く決めることができる。
尚、第2ポジションから第3ポジションへ切り替える際、前回のPG調整用モータ104の駆動方向が逆転方向であった場合、第1ポジションを経由せずに補正値を加えて第2ポジションから直接第3ポジションへ切り替えるように構成してもよい。係る場合も、補正値を加えているので、バックラッシ対策に有効である。即ち、中間ポジションである第2ポジションと第3ポジションとの間を往復する際に、徐々に位置ずれが生じる虞がない。
また、上記の例(図12参照)では、第1ギア56のギア突部57を基体部側の第1度当て部22に度当てる際の動作について説明したが、ギア突部57を第2度当て部23に度当てる際も同様である。
[中間ポジションから一端ポジションへの切り替え]
中間ポジションから一端ポジションへの切り替えの例として、「切り替えB」である第3ポジションから第4ポジションへの切り替えについて説明する。
第3ポジションから第4ポジションへ切り替わる際、図12に示すギア突部57を第1度当て部22に度当てる動作と同様に、ギア突部57を第2度当て部23に度当てるように構成されている。
具体的には、S2における値を「0」、S8における値を「AP3」と読み替えをする。また、S3において、第1ポジション〜第3ポジションのいずれかの場合はステップS4へ進む。一方、現在、第4ポジションの場合はステップS5へ進むと読み替えをする。またさらに、S4において、「逆転駆動」を「正転駆動」とし、「Posi1位置」を「Posi4位置」と読み替えをする。また、S5において、「逆転駆動(CCW)」を「正転駆動(CW)」と読み替えをする。
従って、ギア突部57を第2度当て部23に度当てることができる。このとき、前述したように度当たる直前にPG調整用モータ104の駆動速度を高速から低速に切り替えるように構成されている。従って、動力伝達手段105が破損する虞がない。さらに、前述したように第3ポジションの位置を精度よく決めることができるので、度当たる直前の位置制御を向上させることができる。従って、PG調整用モータ104を高速で駆動させる区間をできるだけ長く構成することができる。
その結果、PG切り替えに要する時間を従来と比較して短くすることができる。即ち、ユーザを待たせる時間を短くすることができ、ユーザにストレスを与える虞がない。
その後、制御部100は、PG調整用モータ104を高速で所定stepだけ逆転駆動させる。ここで、「所定step」は、ギア突部57と第2度当て部23との間の面圧を解放するための僅かな駆動量である。従って、第4ポジションにおいて、PG量を安定させることができる。
[一端ポジションから中間ポジションへの切り替え]
一端ポジションから中間ポジションへの切り替えの例として、「切り替えC」である第4ポジションから第2ポジションへの切り替えについて説明する。
第4ポジションから第2ポジションへ切り替わる際、何らかの原因により、ギア突部57と第2度当て部23との間の距離が前記「所定step」に相当する距離より大となっている虞がある。そして、このままの状態でPG調整用モータ104を逆転駆動させ、第2ポジションに切り替えると切り替えたはずの第2ポジションに位置ずれが発生する虞がある。
そこで、先ず、PG調整用モータ104を正転駆動させ、ギア突部57を第2度当て部23に度当てる。具体的には、前述した「切り替えB」において、ギア突部57を第2度当て部23に度当てた動作と同様である。従って、動力伝達手段105が破損する虞がない。さらに、第4ポジションの位置を精度よく決めることができる。
その後、制御部100は、第2ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置からのPG調整用モータ104の回転量1000とする)と第4ポジションの位置(第1度当て部22を基準とした位置からのPG調整用モータ104の回転量4000とする)との差の絶対値に補正値(バックラッシ量)を加えた量だけ駆動させる。
即ち、第4ポジションから第2ポジションへ切り替わる際、第4ポジションにおいてギア突部57を第2度当て部23に度当てることにより、第4ポジションを基準に補正値を加えて第2ポジションへ切り替えるように構成されている。従って、第2ポジションの位置を精度良く決めることができる。
尚、第1ポジションにおいてギア突部57を第1度当て部22に度当てたときの補正値としてのバックラッシ量は、第4ポジションにおいてギア突部57を第2度当て部23に度当てたときのバックラッシ量と略同じであるため、同じ値を使用している。より精度を高めるために、それぞれ測定して補正値を算出してもよいのは勿論である。
本実施形態の記録装置の一例であるプリンタ11は、被記録媒体の一例である用紙Pに対して記録を実行する記録ヘッド19と、記録ヘッド19と対向し、用紙Pを支持する媒体支持部としてのプラテン15と、記録ヘッド19を支持する支持部としてのガイド主軸14およびガイドレール部33と、ガイド主軸14およびガイドレール部33を記録ヘッド19とプラテン15とが対向する方向である高さ方向Zへ移動させる作用部としての第1カム51〜第4カム81と、駆動源であるPG調整用モータ104から第1カム51〜第4カム81へ動力を伝達する動力伝達手段105と、第1カム51〜第4カム81を作用させて記録ヘッド19からプラテン15までの距離であるプラテンギャップを変更する際、PG調整用モータ104の回動方向が切り替わった場合、所定の補正値を加えてPG調整用モータ104を駆動させる制御部(100)と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態のプリンタ11は、被記録媒体の一例である用紙Pに対して記録を実行する記録ヘッド19を有し、用紙Pの幅方向Xに移動するキャリッジ13と、記録ヘッド19と対向し、用紙Pを支持する媒体支持部としてのプラテン15と、キャリッジ13を幅方向Xにガイドする支持部としてのガイド主軸14およびガイドレール部33と、ガイド主軸14およびガイドレール部33を記録ヘッド19とプラテン15とが対向する方向である高さ方向Zへ移動させる作用部としての第1カム51〜第4カム81と、駆動源であるPG調整用モータ104から第1カム51〜第4カム81へ動力を伝達する動力伝達手段105と、第1カム51〜第4カム81を作用させて記録ヘッド19からプラテン15までの距離であるプラテンギャップを変更する際、PG調整用モータ104の回動方向が切り替わった場合、所定の補正値を加えてPG調整用モータ104を駆動させる制御部(100)と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態のプリンタ11は、用紙Pに対して記録を実行する記録ヘッド19を有し、用紙Pの幅方向Xに移動するキャリッジ13と、記録ヘッド19と対向し、用紙Pを支持するプラテン15と、キャリッジ13を幅方向Xにガイドするガイド主軸14およびガイドレール部33と、ガイド主軸14およびガイドレール部33を記録ヘッド19とプラテン15とが対向する方向である高さ方向Zへ移動させる第1カム51〜第4カム81と、PG調整用モータ104から第1カム51〜第4カム81へ動力を伝達する動力伝達手段105と、PG調整用モータ104の駆動量を測定する駆動量測定手段101の一例であるエンコーダセンサ102およびエンコーダスケール103と、ガイド主軸14およびガイドレール部33が高さ方向Zへ移動する範囲の一端を決める第1規制部としての第1度当て部22と、前記範囲の他端を決める第2規制部としての第2度当て部23と、ガイド主軸14およびガイドレール部33を、ガイド主軸14およびガイドレール部33が高さ方向Zへ移動する範囲における前記一端から前記他端へ移動させ、PG調整用モータ104の駆動量の理論値と駆動量測定手段101による実測値との差から補正値を算出し、第1カム51〜第4カム81を作用させて記録ヘッド19からプラテン15までの距離を変更する際、前記補正値を加えてPG調整用モータ104を駆動させる制御部100と、を備えていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、制御部100は、今回記録ヘッド19からプラテン15までの距離を変更する際、今回のPG調整用モータ104の駆動開始時の回転方向が前回前記距離の変更を完了した際のPG調整用モータ104の回転方向と異なる場合、前記補正値を加えてPG調整用モータ104を駆動させることを特徴とする。
また、本実施形態において、制御部100は、ガイド主軸14およびガイドレール部33が高さ方向Zへ移動する範囲において、ガイド主軸14およびガイドレール部33を該範囲の両端でない中間位置(例えば第2ポジション)から他の中間位置(例えば第3ポジション)へ移動させる際、該範囲の一端(第1ポジション)へ移動させた後に前記他の中間位置(第3ポジション)へ移動させることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、制御部100は、ガイド主軸14およびガイドレール部33が高さ方向Zへ移動する範囲において、ガイド主軸14およびガイドレール部33を該範囲の一端(例えば第4ポジション)から他の位置(例えば第2ポジション)へ移動させる際、PG調整用モータ104を、ガイド主軸14およびガイドレール部33が前記範囲の一端(第4ポジション)へ接近する方向へ回転(正転駆動)させた後に逆方向へ回転(逆転駆動)させ、ガイド主軸14およびガイドレール部33を移動させることを特徴とする。
また、本実施形態において、制御部100は、ガイド主軸14およびガイドレール部33が高さ方向Zへ移動する範囲において、ガイド主軸14およびガイドレール部33を該範囲の一端(例えば第4ポジション)へ移動させる際、PG調整用モータ104を高速で駆動させてガイド主軸14およびガイドレール部33を移動させ、PG調整用モータ104の駆動速度を低速に切り替えてガイド主軸14およびガイドレール部33を前記範囲の一端(第4ポジション)へ接近させることを特徴とする。
本実施形態のプリンタ11は、用紙Pに対して記録を実行する記録ヘッド19と、記録ヘッド19を用紙Pに対して接離可能な移動方向である高さ方向Zに移動させる駆動機構としての第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105と、第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105における一の駆動の際、当該一の駆動に係る第1の前記移動方向(例えばZ軸の矢印の方向である正方向)と当該一の駆動の直近の駆動に係る第2の前記移動方向(例えばZ軸の矢印と逆方向である負方向)との比較に基づいて、当該一の駆動に係る駆動量を決定する制御部(100)と、を備え、前記第1の移動方向(例えばZ軸の正方向)と前記第2の移動方向(例えばZ軸の負方向)とが異なると判断した場合における前記駆動量と、前記第1の移動方向と前記第2の移動方向とが同じであると判断した場合における前記駆動量とが異なることを特徴とする。
また、本実施形態のプリンタ11は、用紙Pに対して記録を実行する記録ヘッド19と、記録ヘッド19を用紙Pに対して接離可能な移動方向である高さ方向Zに移動させる駆動機構としての第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105と、記録ヘッド19の移動範囲の一端と他端とをそれぞれ規制する第1規制部としての第1度当て部22および第2規制部としての第2度当て部23と、第1度当て部22で規制されることにより記録ヘッド19が移動不能になるまで記録ヘッド19を前記一端に移動させた後に、第2度当て部23で規制されることにより記録ヘッド19が移動不能になるまで記録ヘッド19を前記他端に移動させる駆動を実行し、当該駆動に係る駆動量を基準駆動量として取得すると共に、第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105における一の駆動に係る駆動量を、前記基準駆動量に基づいて決定する制御部100と、を備えることを特徴とする。
また、本実施形態において、制御部100は、今回記録ヘッド19から用紙Pまでの距離を変更する際、今回の記録ヘッド19の移動開始時の移動方向(例えばZ軸の矢印の方向である正方向)が前回前記距離の変更を完了した際の記録ヘッド19の移動方向(例えばZ軸の矢印と逆方向である負方向)と異なる場合、前記基準駆動量に基づいて決定し第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105を駆動させることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、制御部100は、記録ヘッド19が高さ方向Zへ移動する範囲において、記録ヘッド19を該範囲の両端でない中間位置(例えば第2ポジション)から他の中間位置(例えば第3ポジション)へ移動させる際、該範囲の一端(第1ポジション)へ移動させた後に他の中間位置(第3ポジション)へ移動させることを特徴とする。
また、本実施形態において、制御部100は、記録ヘッド19が高さ方向Zへ移動する範囲において、記録ヘッド19を該範囲の一端(例えば第4ポジション)から他の位置(例えば第2ポジション)へ移動させる際、第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105を、記録ヘッド19が前記範囲の一端(第4ポジション)へ接近する方向へ駆動(正転駆動)させた後に逆方向へ駆動(逆転駆動)させ、記録ヘッド19を移動させることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、制御部100は、記録ヘッド19が高さ方向Zへ移動する範囲において、記録ヘッド19を該範囲の一端(例えば第4ポジション)へ移動させる際、第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105を高速で駆動させて記録ヘッド19を移動させ、第1カム51〜第4カム81、PG調整用モータ104および動力伝達手段105の駆動速度を低速に切り替えて記録ヘッド19を前記範囲の一端(第4ポジション)へ接近させることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
11 プリンタ、12 本体、12A 被装着部、12B カバー、13 キャリッジ、
14 ガイド主軸、15 プラテン、16 カセット、17 インクカートリッジ、
18 フレキシブル配線板、19 記録ヘッド、20 操作スイッチ、21 基体部、
22 第1度当て部、23 第2度当て部、30 無端ベルト、31 上側ベルト、
32 下側ベルト、33 ガイドレール部、33a 溝部、34 凸部、
37 軸挿通孔、40 記録部、50 PG調整手段、51 第1カム、
51a 第1ポジションの第1安定部、51b 第1−第2ポジション間の第1作用部、
51c 第2ポジションの第1安定部、51d 第2−第3ポジション間の第1作用部、
51e 第3ポジションの第1安定部、51f 第3−第4ポジション間の第1作用部、
51g 第4ポジションの第1安定部、52 第1支軸、53 第1係合部、
54 第1アジャスタ、55 第1基準点、56 第1ギア、57 ギア突部、
58 第2ギア、61 第2カム、61a 第1ポジションの第2安定部、
61b 第1−第2ポジション間の第2作用部、61c 第2ポジションの第2安定部、
61d 第2−第3ポジション間の第2作用部、61e 第3ポジションの第2安定部、
61f 第3−第4ポジション間の第2作用部、61g 第4ポジションの第2安定部、
62 第2支軸、63 第2係合部、64 第2アジャスタ、65 第2基準点、
71 第3カム、71a 第1ポジションの第3安定部、
71b 第1−第2ポジション間の第3作用部、71c 第2ポジションの第3安定部、
71d 第2−第3ポジション間の第3作用部、71e 第3ポジションの第3安定部、
71f 第3−第4ポジション間の第3作用部、71g 第4ポジションの第3安定部、
72 第3支軸、73 第3係合部、74 第3アジャスタ、75 第3基準点、
76 第1スライダ、81 第4カム、81a 第1ポジションの第4安定部、
81b 第1−第2ポジション間の第4作用部、81c 第2ポジションの第4安定部、
81d 第2−第3ポジション間の第4作用部、81e 第3ポジションの第4安定部、
81f 第3−第4ポジション間の第4作用部、81g 第4ポジションの第4安定部、
82 第4支軸、83 第4係合部、84 第4アジャスタ、85 第4基準点、
86 第2スライダ、91 第1リンクバー、92 第2リンクバー、100 制御部、
101 駆動量測定手段、102 エンコーダセンサ、103 エンコーダスケール、
104 PG調整用モータ、105 動力伝達手段、106 伝達ベルト、
121 キャリッジモータ、122 モータピニオン、123 80桁側プーリホルダ、
124 第1プーリ、125 コイルばね、126 1桁側プーリホルダ、
127 第2プーリ、128 第3プーリ、129 モータステイ、
r1 第1係合回転半径、r2 第2係合回転半径、r3 第3係合回転半径、
r4 第4係合回転半径、P 用紙、X 幅方向、Y 送り方向、Z 高さ方向

Claims (5)

  1. 被記録媒体に対して記録を実行する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを被記録媒体に対して接近する方向及び離れる方向となる移動方向に移動させる駆動機構と、
    前記記録ヘッドの移動範囲の一端と他端とをそれぞれ規制する第1規制部および第2規制部と、
    前記第1規制部で規制されることにより前記記録ヘッドが移動不能になるまで当該記録ヘッドを前記一端に移動させた後に、前記第2規制部で規制されることにより前記記録ヘッドが移動不能になるまで当該記録ヘッドを前記他端に移動させる駆動を実行し、当該駆動に係る駆動量を基準駆動量として取得すると共に、
    前記駆動機構における一の駆動に係る駆動量を、前記基準駆動量に基づいて決定する制御部と、を備えることを特徴とする、記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記制御部は、
    今回前記記録ヘッドから被記録媒体までの距離を変更する際、今回の前記記録ヘッドの移動開始時の移動方向が前回前記距離の変更を完了した際の前記記録ヘッドの移動方向と異なる場合、前記基準駆動量に基づいて決定し前記駆動機構を駆動させる記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の記録装置において、前記制御部は、
    前記記録ヘッドが前記被記録媒体に対して接近する方向及び離れる方向となる移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の両端でない中間位置から他の中間位置へ移動させる際、該範囲の一端へ移動させた後に前記他の中間位置へ移動させる記録装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記制御部は、
    前記記録ヘッドが前記被記録媒体に対して接近する方向及び離れる方向となる移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の一端から他の位置へ移動させる際、前記駆動機構を、前記記録ヘッドが前記範囲の一端へ接近する方向へ駆動させた後に逆方向へ駆動させ、前記記録ヘッドを移動させる記録装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記制御部は、
    前記記録ヘッドが前記被記録媒体に対して接近する方向及び離れる方向となる移動方向へ移動する範囲において、前記記録ヘッドを該範囲の一端へ移動させる際、前記駆動機構を高速で駆動させて前記記録ヘッドを移動させ、前記駆動機構の駆動速度を低速に切り替えて前記記録ヘッドを前記範囲の一端へ接近させる記録装置。
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