JP2009233930A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 キャリッジを高さ方向に薄く設けた場合であっても、幅方向に記録装置が広がることを防止することができる記録装置を提供すること。
【解決手段】 記録装置(11)は、モータピニオン22と、被記録媒体(P)の幅方向一端側に設けられた第1プーリ24と、幅方向他端側に設けられた第2プーリ27と、前記モータピニオン22と前記第1プーリ24と前記第2プーリ27とに巻回された無端ベルト30と、キャリッジ13を幅方向Xに案内する第1ガイド部(14)と、を備え、前記モータピニオン22は、被記録媒体(P)の送り方向Yおよび幅方向Xと交差する高さ方向Zにおいて、前記第1プーリ24および前記第2プーリ27と異なる位置であって、幅方向Xにおいて、前記第1プーリ24と前記第2プーリ27との間の位置に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】 記録装置(11)は、モータピニオン22と、被記録媒体(P)の幅方向一端側に設けられた第1プーリ24と、幅方向他端側に設けられた第2プーリ27と、前記モータピニオン22と前記第1プーリ24と前記第2プーリ27とに巻回された無端ベルト30と、キャリッジ13を幅方向Xに案内する第1ガイド部(14)と、を備え、前記モータピニオン22は、被記録媒体(P)の送り方向Yおよび幅方向Xと交差する高さ方向Zにおいて、前記第1プーリ24および前記第2プーリ27と異なる位置であって、幅方向Xにおいて、前記第1プーリ24と前記第2プーリ27との間の位置に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、モータの軸に設けられたモータピニオンと、被記録媒体の幅方向一端側に設けられた第1プーリと、幅方向他端側に設けられた第2プーリと、前記モータピニオンと前記第1プーリと前記第2プーリとに巻回された無端ベルトと、記録ヘッドを有し、前記無端ベルトと係合し幅方向に移動するキャリッジと、該キャリッジを幅方向に案内するガイド部と、を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置は、用紙の幅方向に移動するキャリッジと、主軸と、副軸と、従動プーリと、駆動プーリと、無端ベルトとを有していた。このうち、前記主軸および副軸は、前記キャリッジを幅方向に案内するように設けられていた。また、前記従動プーリは幅方向80桁側において回転自在に保持されていた。またさらに、前記駆動プーリは、幅方向1桁側においてモータの動力で駆動するように設けられていた。また、前記無端ベルトは、前記従動プーリおよび駆動プーリに巻回されると共に、前記キャリッジと係合するように構成されていた。従って、前記モータが駆動すると、動力が前記駆動プーリおよび前記無端ベルトを介して前記キャリッジに伝達され、前記キャリッジを幅方向へ移動させることができた。
また、従来技術における前記キャリッジは、用紙の送り方向および幅方向と直交する高さ方向において、高さ寸法が十分に長く設けられ、前記主軸および副軸の位置関係が高さ方向に異なるように構成されていた。そして、高さ方向における前記主軸と副軸との間に、前記モータが配設されていた。言い換えると、前記キャリッジの高さ寸法が十分に長く、高さ方向における前記主軸と副軸との間に前記モータを設けるスペースが十分に確保されていた。そのため、前記キャリッジの幅方向における移動範囲内に前記モータを配設することができた。
特開平5−220969号公報
しかしながら、前記キャリッジを高さ方向において薄型化すると、高さ方向における前記主軸と副軸との間隔が狭くなり、前記モータを設けるスペースを確保することができない虞がある。係る場合、前記モータを、前記キャリッジの幅方向における移動範囲よりも外側に設けることが考えられるが記録装置が幅方向に大型化する虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、キャリッジを高さ方向に薄く設けた場合であっても、幅方向に記録装置が広がることを防止することができる記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の記録装置は、モータの軸に設けられたモータピニオンと、被記録媒体の幅方向一端側に設けられた第1プーリと、幅方向他端側に設けられた第2プーリと、前記モータピニオンと前記第1プーリと前記第2プーリとに巻回された無端ベルトと、記録ヘッドを有し、前記無端ベルトと係合し幅方向に移動するキャリッジと、該キャリッジを幅方向に案内する第1ガイド部と、を備え、前記モータピニオンは、被記録媒体の送り方向および幅方向と交差する高さ方向において、前記第1プーリおよび前記第2プーリと異なる位置であって、幅方向において、前記第1プーリと前記第2プーリとの間の位置に設けられていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記モータピニオンは、被記録媒体の送り方向および幅方向と交差する高さ方向において、前記第1プーリおよび前記第2プーリと異なる位置であって、幅方向において、前記第1プーリと前記第2プーリとの間の位置に設けられている。ここで、前記第2プーリを設けることによって、前記モータピニオンのレイアウトの自由度を増すことができる。従って、前記モータを幅方向における前記キャリッジの移動範囲内に設けることができる。その結果、前記キャリッジを前記高さ方向に薄く設けた場合であっても、幅方向に該記録装置が広がることを防止することができる。即ち、該記録装置を前記幅方向および前記高さ方向において容易に小型化することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記幅方向他端側には、前記モータピニオンと、前記無端ベルトの外側と接触する第3プーリと、が設けられ、該第3プーリは、前記無端ベルトの巻回経路における前記第1プーリと前記モータピニオンとの間であって、前記第2プーリが設けられていない側に設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記幅方向他端側には、前記モータピニオンと、前記無端ベルトの外側と接触する第3プーリと、が設けられ、該第3プーリは、前記無端ベルトの巻回経路における前記第1プーリと前記モータピニオンとの間であって、前記第2プーリが設けられていない側に設けられている。従って、前記無端ベルトをL字状に引き回すことができ、無駄な空間である所謂、デッドスペースを無くすことができる。その結果、該記録装置をより小型化することができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記幅方向他端側には、前記モータピニオンと、前記無端ベルトの外側と接触する第3プーリと、が設けられ、該第3プーリは、前記無端ベルトの巻回経路における前記第1プーリと前記モータピニオンとの間であって、前記第2プーリが設けられていない側に設けられている。従って、前記無端ベルトをL字状に引き回すことができ、無駄な空間である所謂、デッドスペースを無くすことができる。その結果、該記録装置をより小型化することができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記モータピニオンおよび前記複数のプーリの半径は、それぞれが異なる構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記モータピニオンおよび前記複数のプーリの半径は、それぞれが異なる構成である。
ここで、仮に前記モータピニオンおよび前記複数のプーリの半径が同じである場合、固有振動が増幅される虞がある。
そこで、本態様では、前記半径は、それぞれ異なるように構成されている。従って、固有振動が増幅されることを防止することができる。その結果、良好な記録を実行することができる。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記モータピニオンおよび前記複数のプーリの半径は、それぞれが異なる構成である。
ここで、仮に前記モータピニオンおよび前記複数のプーリの半径が同じである場合、固有振動が増幅される虞がある。
そこで、本態様では、前記半径は、それぞれ異なるように構成されている。従って、固有振動が増幅されることを防止することができる。その結果、良好な記録を実行することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、被記録媒体の送り方向において、前記第1ガイド部と異なる位置に設けられ、前記キャリッジを幅方向に案内する第2ガイド部を備え、送り方向における前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間に、前記記録ヘッドと、前記第1プーリと、前記第2プーリと、前記モータピニオンとが配設されていることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、送り方向における前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間に、前記記録ヘッドと、前記第1プーリと、前記第2プーリと、前記モータピニオンとが配設されている。従って、前記キャリッジを前記高さ方向において薄く設けた場合であっても、前記キャリッジにおける送り方向上流側および下流側において、該キャリッジの姿勢を規制することができる。その結果、前記記録ヘッドの姿勢を安定させることができる。
具体的には、前記記録ヘッドのノズル形成面の姿勢を、前記幅方向に延設された前記第1ガイド部の軸を支点とした回動方向に安定させることができる。言い換えると、前記記録ヘッドが前記支点とした回動変位する大きさである所謂、おじぎ量を小さくすることができる。
また、ただ単に前記キャリッジを薄く設けた場合、前記モータを幅方向における前記キャリッジの移動範囲内に設けることが困難になるが、本態様のように前記第2プーリを設けたことによって、前記モータを前記移動範囲内に設けることができる。即ち、前記第2プーリを含む構成は、特に前記キャリッジを薄く設けた場合に有効である。
また、ただ単に前記キャリッジを薄く設けた場合、前記モータを幅方向における前記キャリッジの移動範囲内に設けることが困難になるが、本態様のように前記第2プーリを設けたことによって、前記モータを前記移動範囲内に設けることができる。即ち、前記第2プーリを含む構成は、特に前記キャリッジを薄く設けた場合に有効である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタを示す斜視図である。
図1に示すように、プリンタ11は、四角箱状の本体12を有しており、本体12の中央領域には、キャリッジ13が、図1における左右方向(主走査方向)に沿って延びるように架設されたガイド主軸14に案内されて、主走査方向に往復移動自在に設けられている。
図1に示すのは、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタを示す斜視図である。
図1に示すように、プリンタ11は、四角箱状の本体12を有しており、本体12の中央領域には、キャリッジ13が、図1における左右方向(主走査方向)に沿って延びるように架設されたガイド主軸14に案内されて、主走査方向に往復移動自在に設けられている。
図1に示すように、本体12の中央領域にはキャリッジ13と対向する下側位置に、長尺板状のプラテン15がその長手方向が主走査方向と平行となる状態で配置されている。プリンタ11の前面(図1における手前側の面)下部には、給紙用のカセット16が、前面側が開口するように本体12に形成された凹状の被装着部12Aに挿抜可能な状態で装着(挿入)されている。また、本体12の右端部前面を覆っているカバー12Bの内側には、複数個のインクカートリッジ17が装填されている。
各インクカートリッジ17のインクは、フレキシブル配線板18に付設された図示しない複数本のインク供給チューブを通じてキャリッジ13にそれぞれ供給され、キャリッジ13の下部に設けられた記録ヘッド19(図2〜図7に示す)からインク滴が噴射(吐出)される。なお、記録ヘッド19には、インクを噴射させるための圧力をインクに付与する加圧素子(圧電素子、静電素子、発熱素子等)がノズル毎に内蔵され、加圧素子に所定の電圧が印加されることで対応するノズルからインク滴が噴射(吐出)される構成となっている。
印刷時は、カセット16から給紙されてプラテン15上に位置する用紙Pに対して、キャリッジ13と共に主走査方向へ移動する過程の記録ヘッド19からインク滴が噴射されることにより、1ライン分の印刷が施される。こうしてキャリッジ13の一走査による印字動作と、次行までの用紙搬送動作とが交互に繰り返されることにより、用紙Pに対する印刷が進められる。また、本体12の左端前面下部には、電源スイッチを含む各種の操作スイッチ20が設けられている。
図2に示すのは、本発明に係る記録部を示す斜視図である。また、図3に示すのは、本発明に係る記録部を示す平面図である。またさらに、図4に示すのは、本発明に係る記録部を1桁側からみた側面図である。また、図5に示すのは、本発明に係る記録部を示す正面図である。またさらに、図6に示すのは、本発明に係る記録部を示す拡大背面図である。
図2〜図6に示す如く、記録部40は、キャリッジ13と、記録ヘッド19と、キャリッジモータ21と、第1プーリ24と、第2プーリ27と、第3プーリ28と、無端ベルト30と、主軸としてのガイド主軸14と、副軸としてのガイドレール部33とを有する。
このうち、キャリッジモータ21は、基体部としてのモータステイ29に固定されている。また、キャリッジモータ21の軸には、モータピニオン22が設けられている。
尚、本実施例では、プリンタ11の正面からみて右側を幅方向1桁側、左側を幅方向80桁側とする。
このうち、キャリッジモータ21は、基体部としてのモータステイ29に固定されている。また、キャリッジモータ21の軸には、モータピニオン22が設けられている。
尚、本実施例では、プリンタ11の正面からみて右側を幅方向1桁側、左側を幅方向80桁側とする。
また、第1プーリ24は、用紙Pの幅方向Xにおける80桁側の80桁側プーリホルダ23に回動自在に保持されている。さらに、80桁側プーリホルダ23は、第1プーリ24を幅方向Xに所定範囲内において移動可能に保持している。そして、80桁側プーリホルダ23はコイルばね25を有し、コイルばね25によって第1プーリ24が幅方向外側に付勢されている。従って、後述する無端ベルト30にテンションを与えることができる。即ち、テンションローラの役割を果たすことができるように設けられている。
またさらに、幅方向Xにおける1桁側には、第2プーリ27および第3プーリ28が回動自在に1桁側プーリホルダ26によって保持されている。
尚、1桁側プーリホルダ26は、モータステイ29と一体に形成されている。
また、無端ベルト30は、モータピニオン22と第1プーリ24と第2プーリ27とに巻回されている。即ち、無端ベルト30の内周面は、モータピニオン22、第1プーリ24および第2プーリ27の外周と接触するように巻回されている。そして、無端ベルト30の下側ベルト32の外周面は、第3プーリ28の外周と接触するように巻回されている。
ここで、「下側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ24および第2プーリ27間の高さ方向Zにおける下側のベルトをいう。
尚、1桁側プーリホルダ26は、モータステイ29と一体に形成されている。
また、無端ベルト30は、モータピニオン22と第1プーリ24と第2プーリ27とに巻回されている。即ち、無端ベルト30の内周面は、モータピニオン22、第1プーリ24および第2プーリ27の外周と接触するように巻回されている。そして、無端ベルト30の下側ベルト32の外周面は、第3プーリ28の外周と接触するように巻回されている。
ここで、「下側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ24および第2プーリ27間の高さ方向Zにおける下側のベルトをいう。
また、無端ベルト30の上側ベルト31の一部は、キャリッジ13に設けられた係合部36と係合している。
ここで、「上側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ24および第2プーリ27間の高さ方向Zにおける上側のベルトをいう。
ここで、「上側ベルト」とは、無端ベルト30のうち、幅方向Xに張られた第1プーリ24および第2プーリ27間の高さ方向Zにおける上側のベルトをいう。
従って、キャリッジモータ21が駆動すると、無端ベルト30が送られてキャリッジ13に動力が伝達される。また、キャリッジ13は、軸挿通孔37と、凸部34とを有する。
このうち、軸挿通孔37にはガイド主軸14が挿通される。一方、凸部34は、ガイド主軸14と平行に設けられたガイドレール部33の溝部33aと係合し案内されるように設けられている。
このうち、軸挿通孔37にはガイド主軸14が挿通される。一方、凸部34は、ガイド主軸14と平行に設けられたガイドレール部33の溝部33aと係合し案内されるように設けられている。
またさらに、キャリッジ13には、エンコーダセンサ35が設けられている。エンコーダセンサ35は、ガイド主軸14と平行に設けられたエンコーダスケール38を読み、幅方向Xにおけるキャリッジ13の位置を検出することができるように設けられている。
本実施形態のキャリッジ13は、用紙Pの幅方向Xおよび送り方向Yに対して直交する高さ方向Zにおいて、薄い薄型に設けられている。従って、ガイド主軸14と、ガイドレール部33との位置関係は、高さ方向Zに大きく異なるのでははく、送り方向Yに大きく異なる位置関係となる(図4参照)。
本実施形態のキャリッジ13は、用紙Pの幅方向Xおよび送り方向Yに対して直交する高さ方向Zにおいて、薄い薄型に設けられている。従って、ガイド主軸14と、ガイドレール部33との位置関係は、高さ方向Zに大きく異なるのでははく、送り方向Yに大きく異なる位置関係となる(図4参照)。
具体的には、キャリッジ13における送り方向上流端近傍に、ガイド主軸14が挿通される軸挿通孔37が設けられている。一方、キャリッジ13における送り方向下流端近傍に、ガイドレール部33と係合する凸部34が設けられている。その結果、記録ヘッド19の姿勢は、ガイド主軸14を支点として下流側(凸部側)が下がるように回動する量である所謂、おじぎ量を殆ど無にすることができる。
また、送り方向Yにおけるガイド主軸14とガイドレール部33との間において、無端ベルト30とキャリッジ13とが係合部36によって係合するように構成されている。
ここで、高さ方向Zにおいて、第1プーリ24の上端と第2プーリ27の上端との位置を同じにすることによって、上側ベルト31の姿勢を幅方向Xと略平行にすることができる。そして、キャリッジ13を薄型に設けたことによって、上側ベルト31のすぐ近傍にガイド主軸14が配設されている。
ここで、高さ方向Zにおいて、第1プーリ24の上端と第2プーリ27の上端との位置を同じにすることによって、上側ベルト31の姿勢を幅方向Xと略平行にすることができる。そして、キャリッジ13を薄型に設けたことによって、上側ベルト31のすぐ近傍にガイド主軸14が配設されている。
そこで、キャリッジモータ21を高さ方向Zにおいて、第1プーリ24および第2プーリ27の位置と異なる位置に設けると共に、第2プーリ27および第3プーリ28を用いて、無端ベルト30をL字状に引き回す構成としている。従って、幅方向Xにおいて、キャリッジモータ21をキャリッジ13の移動範囲内(W)に設けることができる(図2、図3、図5および図6参照)。
その結果、キャリッジ13を薄型に設けた場合であっても、幅方向Xにおいて、プリンタ11が大型化する虞がない。即ち、キャリッジモータ21をキャリッジ13の移動範囲Wの外側に設けることによるプリンタ11の大型化を防止することができる。
尚、キャリッジモータ21を上側ベルト31および下側ベルト32より下方に設けたが、下方にはプラテン15やカセット16等を設けた際の空きスペースがある。従って、該空きスペースを利用することにより、高さ方向Zにプリンタ11が大型化する虞はない。
尚、キャリッジモータ21を上側ベルト31および下側ベルト32より下方に設けたが、下方にはプラテン15やカセット16等を設けた際の空きスペースがある。従って、該空きスペースを利用することにより、高さ方向Zにプリンタ11が大型化する虞はない。
またさらに、第3プーリ28を設けることによって、無端ベルト30の一周の領域を小さくすることができる。従って、該小さくした分、スペースを有効利用することができる。その結果、さらにプリンタ11を小型化することができる。
また、モータピニオン22の半径R4、第1プーリ24の半径R1、第2プーリ27の半径R2および第3プーリ28の半径R3は、それぞれ異なるように構成されている。従って、固有振動によって振動が増幅されることを防止することができる。即ち、従来技術の構成と比較してプーリの数を増やした場合であっても、振動が増幅される虞がない。その結果、記録精度が低下する虞がない。
また、モータピニオン22の半径R4、第1プーリ24の半径R1、第2プーリ27の半径R2および第3プーリ28の半径R3は、それぞれ異なるように構成されている。従って、固有振動によって振動が増幅されることを防止することができる。即ち、従来技術の構成と比較してプーリの数を増やした場合であっても、振動が増幅される虞がない。その結果、記録精度が低下する虞がない。
尚、本実施形態の記録部40は、プラテン15と記録ヘッド19との間の距離(PG:プラテンギャップ)を調整するPG調整手段(図示せず)を有する。該PG調整手段は、カム機構(図示せず)によってガイド主軸14およびガイドレール部33を高さ方向Zに変位させることができるように構成されている。その結果、キャリッジ13および記録ヘッド19を高さ方向Zに変位させ、プラテン15と記録ヘッド19との間の距離を調整することができる。
そして、キャリッジ13の係合部36が高さ方向Zに変位した場合であっても、確実にキャリッジモータ21の動力をキャリッジ13に伝達するために、無端ベルト30の巻回姿勢は、X−Z軸が成す面上に構成されている。具体的には、係合部36が高さ方向Zに変位した場合であっても、無端ベルト30がモータピニオン22、第1プーリ24〜第3プーリ28から脱落しないように、キャリッジモータ21、第1プーリ24〜第3プーリ28の軸の向きは、Y軸方向に構成されている。さらに、モータピニオン22の位置を、Z軸方向において、第1プーリ24および第2プーリ27の位置と異なる位置に設けている。
ここで、モータピニオンの位置を、第1プーリおよび第2プーリの位置に対してY軸方向にずらすことが考えられるが、係る場合、キャリッジモータ、第1プーリ〜第3プーリの軸の向きをZ軸方向に構成する必要があり、無端ベルトが前記脱落する虞がある。
仮に、キャリッジモータ、第1プーリ〜第3プーリの軸の向きをZ軸方向に構成した場合、無端ベルトの巻回姿勢はX−Y軸が成す面上となる。そして、係合部が高さ方向Zに変位すると、無端ベルトがZ軸方向に斜行するため、無端ベルトがモータピニオン、第1プーリ〜第3プーリから脱落する虞がある。
そこで、本実施例では、前述したように、キャリッジモータ21、第1プーリ24〜第3プーリ28の軸の向きをY軸方向に構成すると共に、モータピニオン22の位置を、Z軸方向において、第1プーリ24および第2プーリ27の位置と異なる位置に設けている。
仮に、キャリッジモータ、第1プーリ〜第3プーリの軸の向きをZ軸方向に構成した場合、無端ベルトの巻回姿勢はX−Y軸が成す面上となる。そして、係合部が高さ方向Zに変位すると、無端ベルトがZ軸方向に斜行するため、無端ベルトがモータピニオン、第1プーリ〜第3プーリから脱落する虞がある。
そこで、本実施例では、前述したように、キャリッジモータ21、第1プーリ24〜第3プーリ28の軸の向きをY軸方向に構成すると共に、モータピニオン22の位置を、Z軸方向において、第1プーリ24および第2プーリ27の位置と異なる位置に設けている。
図7(A)(B)に示すのは、記録部のキャリッジの姿勢を示す概略平面図である。このうち、図7(A)はキャリッジが停止した状態である。一方、図7(B)は無端ベルトに引っ張られてキャリッジが移動を開始したときの状態である。
図7(A)(B)に示す如く、送り方向Yにおいて、ガイド主軸14を基準として、エンコーダセンサ35、記録ヘッド19および係合部36は、同じ側に設けられている。
図7(A)(B)に示す如く、送り方向Yにおいて、ガイド主軸14を基準として、エンコーダセンサ35、記録ヘッド19および係合部36は、同じ側に設けられている。
そして、キャリッジモータ21が駆動を開始した際、例えば、キャリッジ13が1桁側から80桁側へ移動する場合、上側ベルト31が係合部36を介してキャリッジ13を80桁側(図中の右側)へ引っ張るように作用する。
このとき、ガイド主軸14と軸挿通孔37との間に僅かであるが摩擦抵抗が発生する。従って、図7(B)に示す如く、キャリッジ13の姿勢は送り方向Yに対して僅かに傾く。
このとき、ガイド主軸14と軸挿通孔37との間に僅かであるが摩擦抵抗が発生する。従って、図7(B)に示す如く、キャリッジ13の姿勢は送り方向Yに対して僅かに傾く。
尚、キャリッジ13の姿勢が傾くのは、ガイド主軸14と軸挿通孔37との間に僅かな隙間が設けられているからである。該隙間は、キャリッジ13がガイド主軸14に案内されてスムーズに摺動するために設けられているものである。
また、ガイド主軸14と軸挿通孔37との間に生じる摩擦抵抗は、ガイドレール部33と凸部34との間に生じる摩擦抵抗より大となるように構成されているものとする。
また、ガイド主軸14と軸挿通孔37との間に生じる摩擦抵抗は、ガイドレール部33と凸部34との間に生じる摩擦抵抗より大となるように構成されているものとする。
本実施例では、ガイド主軸14に対して、エンコーダセンサ35および係合部36が記録ヘッド側に設けられている。従って、キャリッジ13が傾いた場合、記録ヘッド19とエンコーダセンサ35の動きが同じ方向(同位相)となる。その結果、エンコーダセンサ35によって記録ヘッド19の動きを確実に捉えることができる。
仮に、ガイド主軸14に対して係合部が記録ヘッド側に設けられ、エンコーダセンサが記録ヘッドと反対側に設けられた場合、記録ヘッドの動きと、エンコーダセンサの動きは逆方向(逆位相)となる。係る場合、記録ヘッドの動きを捉えることが困難となる。具体的には、係合部および記録ヘッドが80桁側へ傾くことに対して、エンコーダセンサは1桁側へ傾く。従って、制御上、キャリッジが逆方向へ移動したと認識し、キャリッジモータはさらに大きな力で係合部を介してキャリッジを80桁側へ引っ張ろうとする。その結果、キャリッジが大きく傾く所謂、首振りが発生し、キャリッジの動作が安定しない虞がある。
また、仮に、ガイド主軸14に対してエンコーダセンサが記録ヘッド側に設けられ、係合部が記録ヘッドと反対側に設けられた場合、上側ベルトが係合部を80桁側へ引っ張ることより係合部は80桁側へ傾くことに対して、エンコーダセンサおよび記録ヘッドは1桁側へ傾く。従って、前述した場合と同様に首振りが発生し、キャリッジの動作が安定しない虞がある。
またさらに、仮に、ガイド主軸14に対してエンコーダセンサおよび係合部が記録ヘッドと反対側に設けられた場合、記録ヘッドの動きと、エンコーダセンサの動きが逆方向(逆位相)となる。係る場合、前述した場合と同様に記録ヘッドの動きを捉えることが困難となる。
またさらに、仮に、ガイド主軸14に対してエンコーダセンサおよび係合部が記録ヘッドと反対側に設けられた場合、記録ヘッドの動きと、エンコーダセンサの動きが逆方向(逆位相)となる。係る場合、前述した場合と同様に記録ヘッドの動きを捉えることが困難となる。
これに対して、本実施例では、前述したように、ガイド主軸14に対して、エンコーダセンサ35および係合部36が記録ヘッド側に設けられている。従って、上記のような虞はない。
本実施形態の記録装置の一例であるプリンタ11は、モータであるキャリッジモータ21の軸に設けられたモータピニオン22と、被記録媒体の一例である用紙Pの幅方向一端側である80桁側に設けられた第1プーリ24と、幅方向他端側である1桁側に設けられた第2プーリ27と、モータピニオン22と第1プーリ24と第2プーリ27とに巻回された無端ベルト30と、記録ヘッド19を有し、無端ベルト30と係合し幅方向Xに移動するキャリッジ13と、キャリッジ13を幅方向Xに案内する第1ガイド部としてのガイド主軸14と、を備え、モータピニオン22は、用紙Pの送り方向Yおよび幅方向Xと交差する高さ方向Zにおいて、第1プーリ24および第2プーリ27と異なる位置であって、幅方向Xにおいて、第1プーリ24と第2プーリ27との間の位置に設けられていることを特徴とする。
本実施形態において、幅方向1桁側には、モータピニオン22と、無端ベルト30の外側と接触する第3プーリ28と、が設けられ、第3プーリ28は、無端ベルト30の巻回経路における第1プーリ24とモータピニオン22との間であって、第2プーリ27が設けられていない側に設けられていることを特徴とする。
本実施形態において、モータピニオン22の半径R1および複数のプーリである第1プーリ24〜第3プーリ28の半径R2、R3、R4は、それぞれが異なる構成であることを特徴とする。
本実施形態において、モータピニオン22の半径R1および複数のプーリである第1プーリ24〜第3プーリ28の半径R2、R3、R4は、それぞれが異なる構成であることを特徴とする。
本実施形態において、用紙Pの送り方向Yにおいて、ガイド主軸14と異なる位置に設けられ、キャリッジ13を幅方向Xに案内する第2ガイド部としてのガイドレール部33を備え、送り方向Yにおけるガイド主軸14とガイドレール部33との間に、記録ヘッド19と、第1プーリ24と、第2プーリ27と、モータピニオン22とが配設されていることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
11 プリンタ、12 本体、12A 被装着部、12B カバー、13 キャリッジ、
14 ガイド主軸、15 プラテン、16 カセット、17 インクカートリッジ、
18 フレキシブル配線板、19 記録ヘッド、20 操作スイッチ、
21 キャリッジモータ、22 モータピニオン、23 80桁側プーリホルダ、
24 第1プーリ、25 コイルばね、26 1桁側プーリホルダ、27 第2プーリ、
28 第3プーリ、29 モータステイ、30 無端ベルト、31 上側ベルト、
32 下側ベルト、33 ガイドレール部、33a 溝部、34 凸部、
35 エンコーダセンサ、36 係合部、37 軸挿通孔、38 エンコーダスケール、
40 記録部、P 用紙、R1 第1プーリの半径、R2 第2プーリの半径、
R3 第3プーリの半径、R4 モータピニオンの半径、W キャリッジの移動範囲、
X 幅方向、Y 送り方向、Z 高さ方向
14 ガイド主軸、15 プラテン、16 カセット、17 インクカートリッジ、
18 フレキシブル配線板、19 記録ヘッド、20 操作スイッチ、
21 キャリッジモータ、22 モータピニオン、23 80桁側プーリホルダ、
24 第1プーリ、25 コイルばね、26 1桁側プーリホルダ、27 第2プーリ、
28 第3プーリ、29 モータステイ、30 無端ベルト、31 上側ベルト、
32 下側ベルト、33 ガイドレール部、33a 溝部、34 凸部、
35 エンコーダセンサ、36 係合部、37 軸挿通孔、38 エンコーダスケール、
40 記録部、P 用紙、R1 第1プーリの半径、R2 第2プーリの半径、
R3 第3プーリの半径、R4 モータピニオンの半径、W キャリッジの移動範囲、
X 幅方向、Y 送り方向、Z 高さ方向
Claims (4)
- モータの軸に設けられたモータピニオンと、
被記録媒体の幅方向一端側に設けられた第1プーリと、
幅方向他端側に設けられた第2プーリと、
前記モータピニオンと前記第1プーリと前記第2プーリとに巻回された無端ベルトと、
記録ヘッドを有し、前記無端ベルトと係合し幅方向に移動するキャリッジと、
該キャリッジを幅方向に案内する第1ガイド部と、を備え、
前記モータピニオンは、被記録媒体の送り方向および幅方向と交差する高さ方向において、前記第1プーリおよび前記第2プーリと異なる位置であって、
幅方向において、前記第1プーリと前記第2プーリとの間の位置に設けられている記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記幅方向他端側には、前記モータピニオンと、前記無端ベルトの外側と接触する第3プーリと、が設けられ、
該第3プーリは、前記無端ベルトの巻回経路における前記第1プーリと前記モータピニオンとの間であって、前記第2プーリが設けられていない側に設けられている記録装置。 - 請求項1または2に記載の記録装置において、前記モータピニオンおよび前記複数のプーリの半径は、それぞれが異なる構成である記録装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置において、被記録媒体の送り方向において、前記第1ガイド部と異なる位置に設けられ、前記キャリッジを幅方向に案内する第2ガイド部を備え、
送り方向における前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間に、前記記録ヘッドと、前記第1プーリと、前記第2プーリと、前記モータピニオンとが配設されている記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008080587A JP2009233930A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008080587A JP2009233930A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009233930A true JP2009233930A (ja) | 2009-10-15 |
Family
ID=41248514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008080587A Pending JP2009233930A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009233930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151135A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Brother Industries Ltd | 液体吐出装置 |
-
2008
- 2008-03-26 JP JP2008080587A patent/JP2009233930A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151135A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Brother Industries Ltd | 液体吐出装置 |
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