JP2016110796A - 供受給電部品 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂100質量部に対する、(B)ポリスチレン系樹脂0〜15質量部、(C)水添ブロック共重合体1〜25質量部である組成物からなる供受給電部品であって、
(C)水添ブロック共重合体の下記(i)式で定義される分散相粒子係数が1.10〜1.55であり、かつ、平均肉厚が1.0mm〜3.0mmである部分を有する、供受給電部品。
分散相粒子係数=L/2D・・・・(i)
(L:分散相粒子の平均円周長(μm)、D:分散相粒子の平均最大粒子径(μm))
[2]
前記組成物が、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂100質量部に対し、(D)難燃剤5〜20質量部をさらに含む、上記の[1]に記載の供受給電部品。
[3]
前記組成物が、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂100質量部に対し、(E)酸化チタンを0.1〜3質量部をさらに含む、上記の[1]または[2]に記載の供受給電部品。
[4]
(C)水添ブロック共重合体の前記分散相粒子係数が1.20〜1.55である、上記の[1]〜[3]のいずれかに記載の供受給電部品。
[5]
太陽電池用コネクタの構造部品である、上記の[1]〜[4]のいずれかに記載の供受給電部品。
[6]
底面とその四方を囲む壁面とを有する形状を有する太陽電池モジュール用ジャンクションボックスの構造部品である、上記の[1]〜[4]のいずれかに記載の供受給電部品。
[7]
電源アダプターの構造部品である、上記の[1]〜[4]のいずれかに記載の供受給電部品。
[8]
インバーター、またはコンバーターの構造部品である、上記の[1]〜[4]のいずれかに記載の供受給電部品。
−樹脂組成物−
本実施の形態の供受給電部品を構成する樹脂は、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂および(C)水添ブロック共重合体を含み、更に任意に(B)ポリスチレン系樹脂を含む熱可塑性樹脂組成物からなり、前記(A)成分の100質量部に対し、前記(B)成分の含有量が0〜15質量部であり、前記(C)成分の含有量が1〜25質量部であるが、これ以外の成分を含んでもよい。なお、(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計質量は、組成物の50質量%以上であることが好ましく、より好ましくは70質量%である。
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂とは、ポリフェニレンエーテル、または変性ポリフェニレンエーテルをいう。
ポリフェニレンエーテルは、下記一般式(1)および/または一般式(2)で表される繰り返し単位を有する単独重合体、あるいは共重合体であることが好ましい。
なお、還元粘度は、ウベローデ粘度計を用いて、クロロホルム溶媒、30℃、0.5g/dl溶液で測定するものとする。
(B)ポリスチレン系樹脂とは、スチレン系化合物、またはスチレン系化合物とスチレン系化合物に共重合可能な化合物とを重合して得られる重合体をいう。その際、さらにゴム質重合体を含有してもよい。
(B)ポリスチレン系樹脂の含有量が0質量部の場合、耐熱エージング性に優れている点で好ましいが、含有量を増やすほど流動性は向上するので、供受給電部品の形状によっては、(B)ポリスチレン系樹脂を上記範囲内で含有させるのが好ましい。(B)ポリスチレン系樹脂の含有量は、耐熱性の観点で15質量部以下が好ましい。
(C)水添ブロック共重合体は、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体、すなわち芳香族ビニル化合物重合体ブロックと共役ジエン化合物重合体ブロックからなるブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体である。さらに、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とがランダムに重合した重合体ブロックを水素添加して得られるブロックを有していてもよい。ここで、芳香族ビニル化合物重合体ブロックとは、芳香族ビニル化合物を60質量%以上含むブロックをいう。また共役ジエン化合物重合体ブロックとは、共役ジエン化合物を60質量%以上含むブロックをいう。
分散相粒子係数=L/2D (i)
(L:分散相粒子の平均円周長(μm)、D:分散相粒子の平均最大粒子径(μm))
得られた観察写真において、長径が0.3μm以上である分散相粒子の中から任意に30個を選択し、各々の分散相粒子の円周長および最大粒径を測定し、平均値を求める。
なお、供受給電部品中に、(C)水添ブロック共重合体からなる分散相粒子以外の分散相粒子が存在する場合には、(C)水添ブロック共重合体の分散相粒子係数の算出には、(C)水添ブロック共重合体からなる分散相粒子以外の分散相粒子を含めない。具体的には、例えば、(B)ポリスチレン系樹脂としてHIPSを用いた場合は、HIPSからなる分散相粒子が存在する。しかしながら、HIPSからなる分散相粒子は分散相粒子係数の算出に含めない。なお、HIPSからなる分散相粒子はサラミ型構造(例えば、「新高分子文庫34 耐衝撃性高分子材料(下) 井出文雄 著 高分子刊行会 1996年発行」の363-364ページ記載の(B)ポリスチレン系樹脂を参照)からなるので、明確に区別することができる。
耐薬品性に優れるメカニズムは定かではないが、水添ブロック共重合体が所定の条件を満たすことで、成形時の歪が緩和され、薬品接触による歪みの解放が低減されると考えられる。
本実施の形態の供受給電部品を構成する樹脂は、前述した成分以外に、(D)難燃剤を含むことが好ましい。(D)難燃剤としては、特に限定されるものではなく、ハロゲン系難燃剤、無機難燃剤、シリコーン化合物、および有機リン化合物等を使用することができるが、無機難燃剤、シリコーン化合物、および有機リン化合物等からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
リン酸エステル化合物の具体例としては、トリフェニルフォスフェート、トリスノニルフェニルフォスフェート、レゾルシノールビス(ジフェニルフォスフェート)、レゾルシノールビス[ジ(2,6−ジメチルフェニル)フォスフェート]、2,2−ビス{4−[ビス(フェノキシ)ホスホリルオキシ]フェニル}プロパン、2,2−ビス{4−[ビス(メチルフェノキシ)ホスホリルオキシ]フェニル}プロパン等が挙げられるがこれらに制限されることはない。
これらの中、加工時のガス発生が少なく、熱安定性などに優れることから芳香族縮合リン酸エステル化合物が好適に用いられる。
これらの芳香族縮合リン酸エステル化合物は、一般に市販されており、例えば、大八化学工業(株)のCR741、CR733S、PX200、(株)ADEKAのFP600、FP700、FP800などが知られている。
この中で、好ましい縮合リン酸エステルは、一般式(3)におけるm1、m2、m3、m4、n1およびn2がゼロであって、R9およびR10がメチル基である縮合リン酸エステル、および一般式(3)におけるQ1、Q2、Q3、Q4、R9およびR10がメチル基であり、n1、n2がゼロでありm1、m2、m3およびm4が1から3の整数の縮合リン酸エステルであって、nの範囲は1から3、特にnが1であるリン酸エステルを50質量%以上含有するものが好ましい。
本実施の形態に用いる熱可塑性樹脂組成物は、(E)酸化チタンを含有することが好ましい。(E)酸化チタンを含有することにより、低温衝撃強度と耐トラッキング性とにおいて
優れたバランスを有する熱可塑性樹脂組成物が得られる。
(E)成分を0.1質量部以上とすることにより、耐トラッキング性が向上し、3質量部以下とすることにより低温衝撃強度を確保することができる。
本実施の形態に用いる供受給電部品を構成する樹脂は、更に(F)ポリオレフィンを含有することが好ましい。(F)ポリオレフィンを含有することにより、熱可塑性樹脂組成物の成形時の離型性が改良される。
本実施の形態に用いる供受給電部品を構成する樹脂は、更に(G)熱安定剤を含有することが好ましい。(G)熱安定剤を含有することにより、供受給電部品の熱劣化を抑制し、耐熱エージング性も向上する。
本実施の形態に用いる供受給電部品を構成する樹脂には、更に他の特性を付与するため、あるいは供受給電部品の耐衝撃性及び/又は耐薬品性を損なわない範囲で他の添加剤を加えることができる。他の添加剤として、例えば、紫外線吸収剤、耐光変色剤、可塑剤、酸化防止剤、各種安定剤、帯電防止剤、離型剤、染顔料、その他の樹脂等が挙げられる。また、従来公知の、他の難燃剤および難燃助剤を配合することで、難燃性をさらに向上させることもできる。他の難燃剤および難燃助剤としては、例えば、カオリンクレー、タルク等の無機ケイ素化合物等が挙げられる。そのほか、アルカリ土類金属の炭酸塩及び/又は硫酸塩、ガラス繊維、ガラスフレーク、炭酸カルシウム、タルク等の無機系充填剤、その他の繊維状補強剤等を配合することで、電気絶縁性や寸法精度や耐熱性がさらに優れた供受給電部品とすることができる。また、本実施の形態に用いる供受給電部品には、更に他のポリマーやオリゴマーを添加できる。例えば、流動性改良剤としての石油樹脂、テルペン樹脂およびその水添樹脂、クマロン樹脂、クマロンインデン樹脂、あるいは難燃性を改善するためのシリコーン樹脂やフェノール樹脂などが挙げられる。
本実施の形態に用いる供受給電部品を構成する樹脂組成物は、上述した各成分を押出機で溶融混練することにより得ることができる。押出機としては、二軸押出機が好適である。
このような製造方法により、上述した熱可塑性樹脂組成物を得ることができる。
本実施の形態の供受給電部品は、特定の樹脂組成物を成形して得られ、耐衝撃性と成形時の残留歪みの解放で生じるクラックを大幅に低減できる。本実施の形態の供受給電部品は、1.0mm〜3.0mmの平均肉厚となる部分を有し、それゆえに、分散相粒子径数を調節し、耐衝撃性と成形時の残留歪みを低減することができる。好ましくは1.0mm〜2.5mm、より好ましくは2.0mm〜2.5mmである。
なお、上記の所定の平均肉厚となる部分とは、例えば、供受給電部品が筐体部品であれば、最も面積の広い面を有する部分であり、支持・保持するシャーシ部品であれは、応力がかかり強度・剛性が求められる部分であり、コネクタであれば、雌雄の金属端子を覆う構造を有する壁面となる部分である。
本実施の形態の供受給電部品の樹脂組成物の成形方法は、供受給電部品が1.0mm〜3.0mm、好ましくは1.0mm〜2.5mm、より好ましくは2.0mm〜2.5mmの平均肉厚となる部分を有するのであれば、特に限定されないが、射出成形(インサート成形、中空成形、多色成形等を含む)、ブロー成形、圧縮成形、押出し成形、等が挙げられる。中でも、量産性の観点から射出成形が好ましい。
本実施の形態の供受給電部品は、自動車、電気・電子、住設、エネルギー産業における電気・電力供給部品、およびこうした部品を収納あるいは保持するための筐体や躯体あるいはシート状成形体として好適に用いることができる。中でも、本実施の形態の供受給電部品は、太陽電池用コネクタ、太陽電池用ジャンクションボックスなどの太陽電池モジュール用絶縁部品(構造部品)もしくは電源アダプター部品やインバーター/コンバーター部品、パワーコンディショナー部品、ディストリビューター部品として用いられる。なお、太陽電池モジュール用ジャンクションボックスの構造部品としては、底面とその四方を囲む壁面とを有する形状を有するものとすることができる。
特に小型・薄肉化が進む当該用途においては、落下衝撃や、屋外使用時の飛来物、内部部品の発熱に対する耐熱性が求められる。また機能の高度化・集約化により、金属部品との一体成型、圧入、接着等が生産工程として増えてきている。
ソリ、ヒケの発生を許容し、充填圧力を下げた場合には内部歪みは小さくできるが、樹脂の充填量が十分とならず、供受給電部品として求められる衝撃強度や耐熱剛性が不足することになり、薄肉になるほど耐熱性・耐衝撃性の向上が求められる供受給電部品としては十分な解決策とはなり難い。
(PPE)
ポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル:旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「ザイロン S201A」
(GPPS)
ホモポリスチレン:PSジャパン(株)製、商品名「PSJ−ポリスチレン 685」
(HIPS)
ハイインパクトポリスチレン:PSジャパン(株)製、商品名「PSJ−ポリスチレンH9302」
(SEBR)
数平均分子量約250,000、スチレン重合体ブロック約33質量%、ブタジエンユニットの水素添加率98%以上の水添ブロック共重合体:Kraton Polymers LLC製、商品名「クレイトン G1651」
なお、本実施例において、数平均分子量は、ゲル・パーミッション・クロマトグラフ(GPC)により測定し、スチレン重合体ブロック量は、四酸化オスミウム分解法により測定し、ブタジエンユニットの水素添加率は、赤外線分光分析または核磁気共鳴分析により測定した。
ビスフェノールA系縮合リン酸エステル:大八化学(株)製、商品名「CR−741」
表面処理剤としてAl2O3含有する粒径が0.2μmのルチル型酸化チタン
(LDPE)
低密度ポリエチレン:旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「サンテックLD M2004」
1/1の質量比率でブレンドした酸化亜鉛/硫化亜鉛
各実施例および比較例の供受給電用絶縁成形体は、表4〜7に記載される樹脂組成物、条件及び製品肉厚の組み合わせにしたがって、上記の成分を表1に示した比で配合して製造した樹脂組成物A〜Dを、表2に示した条件で、表3に示す製品肉厚となるように射出成形して作製した。
[樹脂組成物の製造]
表1に示した上記の成分を配合して樹脂組成物Aを以下の製造条件にて作製した。
スクリュー直径58mm、バレル数13、減圧ベント口付二軸押出機(TEM58SS:東芝機械社製)を用いて、各成分を溶融混練した。溶融混練する際に(A)PPE、(B)PS及び/もしくはHIPS、(C)水添ブロック共重合体、(E)酸化チタン、(F)LDPE、(G)安定剤を、押出機の流れ方向に対して上流側のバレル1にある第1供給口より供給した。その後、(D)難燃剤を、第1供給口より下流側にある第2(液体)供給口よりギアポンプを使って押出機のサイドに注入ノズルからフィードして、ストランドを押出した。押出されたストランドを冷却裁断して樹脂組成物ペレットを得た。
押出機のスクリュー構成は未溶融混合ゾーンを全バレル長の70%をとした。溶融ゾーンには、位相45度のニーディングエレメント(Rと表示)、位相90度のニーディングエレメント(Nと表示)、負位相45度のニーディングエレメント(Lと表示)を使用した。更に未溶融ゾーンには(D)難燃剤を第2供給口よりフィードした後に位相45度のニーディングエレメント(Rと表示)を使用した。
真空脱気ゾーンをバレル11に設け、−900hPaで減圧脱気した。(D)難燃剤を供給する第2供給口をバレル5に設けた。バレル設定温度をバレル1:水冷、バレル2:100℃、バレル3〜6:200℃、バレル7:250℃、バレル8:270℃、バレル9〜13:280℃、ダイス:290℃としてスクリュー回転数350rpm、吐出量400kg/hrの条件で押出をした。
得られた樹脂組成物より以下の方法で製造した供受給電用絶縁成形体の特性評価を、以下の方法および条件で行った。結果を表4に示す。
得られた樹脂組成物Aペレットを100℃で2時間乾燥した後、東芝機械(株)製EC100SA型射出成形機にて下記形状の供受給電用絶縁成形体(A及びB)を成形した。この成形体は一例であって、この形状に限定されるものではない。
供受給電用絶縁成形体Aは、長手方向が100mm、短手が90mmの長方形の平面部を有し、その四方の端面から4mmの高さで垂直な外周壁を有した蓋状成形品であり、長方形の平面部の肉厚は2.0mmである(表3の製品肉厚の肉厚(I)である)。
供受給電用絶縁成形体Bとの勘合のため爪形状のスナップフィットが長辺に1か所、短辺に2か所全部で6か所配置されている。
射出成形条件は、表2の条件Aであり、具体的には、成形機のシリンダー温度がノズルを含む2番目のバレル温度までを300℃とし、3番目以降は順次10℃ずつ下げる温度を設定した。金型温度は温調機の設定で70℃とした。
射出速度は100mm/sとし、この時の金型のキャビティを溶融樹脂で満たすのにわずか少ない量だけ充填できる基準射出圧力は60MPaであった。射出圧力を70MPaとし、保圧力を100MPaとした。保圧速度は10mm/s、射出時間を15秒、冷却時間を10秒とした。可塑化条件は背圧5MPa、スクリュー回転数を100RPMとした。成形サイクルは40秒とした。
本成形体は射出成形によって得られる。樹脂を充填するゲートは長方形の平面部の中心にダイレクトピンゲートであり、その径は1.3mmφである。
供受給電用絶縁成形体Bはケース状成形体であり、長手方向が100mm、短手が90mmの長方形でその四方の端面から20mmの高さで垂直な外周壁を有している。ケースの肉厚は2.0mmであり(表3の製品肉厚の肉厚(I)である)、蓋状の供受給電用絶縁成形体Aと爪形状のスナップフィットで勘合する。
射出速度は100mm/s、射出圧力を70MPaとし、射出時間を15秒、冷却時間を10秒とした。保圧速度は10mm/s、保圧力は100MPaとした。可塑化条件は背圧5MPa、スクリュー回転数を100RPMとした。成形サイクルは40秒とした。
樹脂を充填するゲートは長方形平面部の中心にあるダイレクトピンゲートであり、その径は1.3mmφである。なお、射出成形条件は、表2の条件Aを用いた。
供受給電部品Aと供受給電部品Bをスナップフィットで勘合させた組み立て部品(ジャンクションボックス)を−35℃の恒温槽に5時間放置し、デュポン式ダート試験機にて低温衝撃強度を測定した。試験には2kgの直径10φのストライカーを使用し、150mmの高さから落下させた。落下場所は長手方向の片端部から25mm、短手方向の方端部から45mmの位置とした。強度判定には供受給電部品Aに発生したクラックを目視にて以下の基準で判断した。
○:クラックなし
△:片側クラック
×:貫通クラック有り
供受給電部品に分散した(C)水添ブロック共重合体の分散相粒子係数を以下のとおり測定した。
供受給電部品Aの外周壁部を切出し、さらに超薄切片を作成し、透過型電子顕微鏡写真を撮影した。25000倍の写真を用いて(C)水添ブロック共重合体の各粒子径を測定し、長径が0.3μm以上となる任意の分散相粒子30個を選択し、各々の分散相粒子の円周長および最大粒径を測定し、平均値を求めた。
分散相粒子係数=L/2D・・・・(i)
(L:分散相粒子の平均円周長(μm),D:分散相粒子の平均最大粒子径(μm))
供受給電部品Aを用い、これをシクロヘキサン(特級)液に1分間浸漬させ、イソプロピルアルコールで洗浄した後、クラック発生の有無を目視で確認した。耐薬品性の評価基準は以下の通りである。
○:目視にてクラックの発生なし。
△:目視にて5mm未満のミクロクラックの発生を確認。
×:目視にて5mm以上のミクロクラックの発生を確認。
実施例2〜60、比較例1〜16は、表4〜7に記載の、樹脂組成物(表1)、射出成形条件(表2)及び製品肉厚(表3)の組み合わせにしたがって、実施例1と同様に、それぞれ供受給電部品Aと供受給電部品Bを作製し、特性を評価した。結果を表4〜7に示す。
Claims (8)
- (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂100質量部に対する、(B)ポリスチレン系樹脂0〜15質量部、(C)水添ブロック共重合体1〜25質量部である組成物からなる供受給電部品であって、
(C)水添ブロック共重合体の下記(i)式で定義される分散相粒子係数が1.10〜1.55であり、かつ、平均肉厚が1.0mm〜3.0mmである部分を有する、供受給電部品。
分散相粒子係数=L/2D・・・・(i)
(L:分散相粒子の平均円周長(μm)、D:分散相粒子の平均最大粒子径(μm)) - 前記組成物が、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂100質量部に対し、(D)難燃剤5〜20質量部をさらに含む、請求項1に記載の供受給電部品。
- 前記組成物が、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂100質量部に対し、(E)酸化チタンを0.1〜3質量部をさらに含む、請求項1または2に記載の供受給電部品。
- (C)水添ブロック共重合体の前記分散相粒子係数が1.20〜1.55である、請求項1〜3のいずれかに記載の供受給電部品。
- 太陽電池用コネクタの構造部品である、請求項1〜4のいずれかに記載の供受給電部品。
- 底面とその四方を囲む壁面とを有する形状を有する太陽電池モジュール用ジャンクションボックスの構造部品である、請求項1〜4のいずれかに記載の供受給電部品。
- 電源アダプターの構造部品である、請求項1〜4のいずれかに記載の供受給電部品。
- インバーター、またはコンバーターの構造部品である、請求項1〜4のいずれかに記載の供受給電部品。
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