JP2016109407A - 温調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきを低減できる温調システムを提供する。【解決手段】温調システムは、複数のゾーンに夫々配置され、温水(または冷水)が流れる複数の第1〜第8床冷暖房パネル(P1〜P8)と、第1〜第8床冷暖房パネル(P1〜P8)に供給される温水(または冷水)の温度を制御する水温制御部(220a)と、暖房負荷と第1〜第8床冷暖房パネル(P1〜P8)の放熱量(または冷房負荷と第1〜第8床冷暖房パネル(P1〜P8)の吸熱量)に基づいて、リモートコントローラの能力設定目盛に対応する目標往き水温を第1〜第8床冷暖房パネル(P1〜P8)毎に算出する目標往き水温算出部(220b)を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、温調システムに関し、詳しくは、温水を利用した暖房運転または冷水を利用した冷房運転のうちの少なくとも一方を行う温調システムに関する。
従来、温調システムとしては、床暖房パネルと熱源機との間で循環ポンプを介して温水を循環させて暖房を行う温水床暖房装置がある(例えば、特開2004−20008号公報(特許文献1)参照)。
上記温水床暖房装置では、遠隔操作器からの制御信号を受けて、熱源機に伝達するための中継器を備え、その中継器の室温検出サーミスタにより室内温度を検出する。そして、上記温水床暖房装置は、設定温度と室内温度との偏差に基づいて、室内温度が設定温度になるように床暖房パネルへの温水供給量を制御している。
特開2004−20008号公報
しかしながら、上記温水床暖房装置では、建物の断熱構造や床暖房パネルの敷詰率が考慮されておらず、複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきが大きいという問題がある。
そこで、この発明の課題は、複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきを低減できる温調システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の温調システムは、
複数のゾーンに夫々配置され、温水または冷水が流れる複数の床パネルと、
上記複数の床パネルに供給される上記温水または上記冷水の温度を制御する水温制御部と、
暖房負荷と上記床パネルの放熱量、または、冷房負荷と上記床パネルの吸熱量に基づいて、コントローラの能力設定目盛に対応する目標往き水温を上記床パネル毎に算出する目標往き水温算出部と
を備えたことを特徴とする。
ここで、「コントローラ」とは、この温調システムの運転を制御するための指令を行う操作機器である。
上記構成によれば、暖房運転時、複数のゾーンに夫々配置された複数の床パネルに温水が供給される。この温水の温度を水温制御部により制御する。このとき、暖房負荷と床パネルの放熱量とに基づいて、コントローラの能力設定目盛に対応する目標往き水温を目標往き水温算出部により床パネル毎に算出するので、床パネル毎の暖房負荷に対して床パネルの放熱量を決定することができる。すなわち、コントローラの能力設定目盛のうちの特定の目盛位置に対応させて、暖房負荷と床パネルの放熱量が同じになるように目標往き水温を決定すると、外部に逃げる熱量と床パネルから供給される熱量が等しくなり、その床パネルが配置されたゾーンの室内温度は略一定となる。同様に、冷房運転においても、コントローラの能力設定目盛のうちの特定の目盛位置に対応させて、冷房負荷と床パネルの吸熱量が同じになるように目標往き水温を決定すると、その床パネルが配置されたゾーンの室内温度は略一定となる。
したがって、複数の床パネルに対して、コントローラの能力設定目盛のうちの特定の目盛位置を合わせることによって、設置環境の断熱性能や床パネルの敷詰率に影響されることなく、床パネル毎のコントローラの能力設定目盛により複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきを低減できる。
また、一実施形態の温調システムでは、
建物の熱損失係数(Q値)と外気温度に基づいて、上記暖房負荷または上記冷房負荷を算出する負荷算出部を備えた。
上記実施形態によれば、建物の熱損失係数(Q値)と外気温度に基づいて、負荷算出部により暖房負荷(または冷房負荷)を算出することによって、建物の断熱構造や外気温度に影響されることなく、コントローラの能力設定目盛に対する暖房能力(または冷房能力)が正確に得られる。
また、一実施形態の温調システムでは、
上記床パネルの敷詰率と上記床パネルの放熱性能に基づいて、上記複数の床パネルの放熱量または吸熱量を算出する熱量算出部を備えた。
上記実施形態によれば、床パネルの敷詰率と床パネルの放熱性能に基づいて、熱量算出部により複数の床パネルの放熱量(または吸熱量)を算出する。ここで、床パネルの放熱性能は、例えば60℃の温水を供給(標準水量[リットル/min])したときの床パネルから放出される熱量を暖房能力[W]として規定している。これにより、床パネルが配置されたゾーンにおける正確な放熱量(または吸熱量)が得られる。
また、一実施形態の温調システムでは、
上記床パネルに上記温水または上記冷水を供給するための流路と、
上記流路を開閉する開閉弁と、
上記目標往き水温算出部により上記床パネル毎に算出された上記目標往き水温に基づいて、上記複数の床パネルに対応する上記開閉弁のオンオフのデューティー比を制御する開閉弁制御部と
を備えた。
上記実施形態によれば、1つの熱源から各床パネルに温水(または冷水)を供給するための流路が分岐している場合、最も水温が高い温水(または最も水温が低い冷水)が必要なゾーンの床パネルには、開閉弁を全開にして上記目標往き水温の温水(または冷水)を供給し、その目標往き水温よりも目標往き水温が低い温水(または高い冷水)を供給するゾーンの他の床パネルには、開閉弁のオンオフのデューティー比を制御することにより、室内温度を調節するゾーン毎に必要な温水(または冷水)を供給できる。
以上より明らかなように、この発明によれば、設置環境の断熱性能や床パネルの敷詰率に影響されることなく、複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきを低減できる温調システムを実現することができる。
図1はこの発明の実施の一形態の温調システムの概略構成図である。 図2は上記温調システムのリモートコントローラの概略正面図である。 図3は上記リモートコントローラの画面表示を説明するための図である。 図4は上記リモートコントローラの冷暖房の能力設定目盛について説明するための図である。 図5は上記リモートコントローラの冷暖房の能力設定目盛について説明するための図である。 図6は上記リモートコントローラの冷暖房の能力設定目盛について説明するための図である。
以下、この発明の温調システムを図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の温調システムの概略構成図を示している。
〔温調システムの全体構成〕
上記温調システムは、室外機100と、この室外機100に接続された床冷暖房ユニット200と、この床冷暖房ユニット200に接続された床パネルの一例としての第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8とを備える。
〔室外機100の構成〕
上記室外機100は、圧縮機101と、四路切換弁102と、室外熱交換器103と、電動膨張弁104およびアキュムレータ105を有する。この電動膨張弁104の一端には、室外熱交換器103の一端が接続され、電動膨張弁104の他端には、床冷暖房ユニット200の水熱交換器201の他端が接続されている。また、四路切換弁102の第1ポート102aは、圧縮機101の吐出側に接続されている。また、四路切換弁102の第2ポート102bは、室外熱交換器103の他端に接続されている。また、四路切換弁102の第3ポート102cは、アキュムレータ105を介して圧縮機101の吸入側に接続されている。また、四路切換弁102の第4ポート102dは、床冷暖房ユニット200の水熱交換器201の一端に接続されている。この水熱交換器201には、プレート式水熱交換器を用いている。
暖房運転時、四路切換弁102を実線の切換位置に切り換えて、第1ポート102aと第4ポート102dとの間が連通すると共に、第2ポート102bと第3ポート102cとの間が連通する。
一方、冷房運転時、四路切換弁102を点線の切換位置に切り換えて、第1ポート102aと第2ポート102bとの間が連通すると共に、第3ポート102cと第4ポート102dとの間が連通する。
また、上記室外機100は、第1〜第4温度センサ106〜109と、室外温度センサ110と、第1〜第4温度センサ106〜109により検出された冷媒温度および室外温度センサ110により検出された室外温度を表す信号を受ける室外機用制御装置120とを有する。上記第1〜第4温度センサ106〜109と室外温度センサ110は、例えばサーミスタからなる。
上記第1温度センサ106は、電動膨張弁104と水熱交換器201との間の冷媒の温度を検出する。上記第2温度センサ107は、四路切換弁102の第4ポート102dと水熱交換器201との間の冷媒の温度を検出する。上記第3温度センサ108は、圧縮機101と四路切換弁102の第1ポート102aとの間の冷媒の温度を検出する。上記第4温度センサ109は、室外熱交換器103内の冷媒の温度を検出するために、室外熱交換器103に取り付けられている。上記室外温度センサ110は、外気温度を検出するために、室外熱交換器103の近傍に配置されている。
上記室外機用制御装置120は、インバータ(図示せず)を介して、圧縮機101の運転周波数を制御する。この室外機用制御装置120は、水熱交換器201および室外熱交換器103の熱交換効率が最適となるように、電動膨張弁104の開度も制御する。また、室外機用制御装置120は、図示しない信号線を介して床冷暖房ユニット用制御装置220に接続されており、室外機用制御装置120と床冷暖房ユニット用制御装置220は、互いに協調動作する。
また、上記室外熱交換器103と圧縮機101と水熱交換器201および電動膨張弁104を環状に接続することにより冷媒回路を構成している。
また、図示しないが、室外熱交換器103の近傍には室外ファンが配置されている。この室外ファンが室外熱交換器103に送風を行う。
〔床冷暖房ユニット200の構成〕
上記床冷暖房ユニット200は、水熱交換器201と、膨張タンク202と、循環ポンプ203と、往きヘッダ204および戻りヘッダ205を有する。
上記水熱交換器201は凝縮器または蒸発器として機能する。すなわち、水熱交換器201は、冷媒と水との熱交換を行う。これにより、水熱交換器201で所望の温度の温水または冷水が生成される。また、水熱交換器201には、室外機100からの冷媒が流れる流路と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8からの戻り水が流れる流路とが設けられている。
上記膨張タンク202は、正負圧弁が付いており、水熱交換器201からの温水(または冷水)が溜まる。また、膨張タンク202の上部には給水口202aが設けられており、給水口202aから膨張タンク202内に水が必要時に補充される。
上記循環ポンプ203は、吸入側が膨張タンク202に接続されている一方、吐出側が往きヘッダ204に接続されている。これにより、循環ポンプ203は、水熱交換器201を通過する冷媒と熱交換した温水(または冷水)を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に送ることができるようになっている。
また、上記往きヘッダ204には、第1〜第8熱動弁V1〜V8の一端と、水抜き栓V9の一端とが接続されている。この第1〜第8熱動弁V1〜V8の他端には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水入口が接続されている。なお、第1〜第8熱動弁V1〜V8は、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に温水(または冷水)を供給するための流路を開閉する開閉弁の一例である。
上記第1〜第8熱動弁V1〜V8は、温水(または冷水)の流れを制御する。より詳しくは、第1〜第8熱動弁V1〜V8は、床冷暖房ユニット用制御装置220によって制御され、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の冷暖房能力設定に対応する開閉動作を行う。
また、上記戻りヘッダ205には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水出口が接続されている。これにより、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の温水(または冷水)が、床冷暖房ユニット200に戻り、水回路211を循環できるようになっている。
また、上記床冷暖房ユニット200は、第1,第2水温センサ212,213と、冷媒温度センサ214と、冷媒圧センサ215と、床冷暖房ユニット用制御装置220とを有する。上記第1,第2水温センサ212,213と冷媒温度センサ214は、例えばサーミスタからなる。
上記第1水温センサ212は、膨張タンク202から往きヘッダ204へ向かって流れる温水(または冷水)の温度を検出し、この温度を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
上記第2水温センサ213は、戻りヘッダ205から水熱交換器201へ向かって流れる温水(または冷水)の温度を検出し、この温度を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
上記冷媒温度センサ214は、電動膨張弁104と水熱交換器201の他端とを接続する冷媒配管かつ水熱交換器201の近傍に配置されている。この冷媒温度センサ214は、電動膨張弁104と水熱交換器201の間の冷媒の温度を検出し、この温度を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
上記冷媒圧センサ215は、四路切換弁102と水熱交換器201の一端とを接続する冷媒配管かつ水熱交換器201の近傍に配置されている。また、冷媒圧センサ215は、四路切換弁102の第4ポート102dと水熱交換器201との間の冷媒の圧力を検出し、この圧力を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
上記床冷暖房ユニット用制御装置220は、リモートコントローラ400から、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の冷暖房能力設定を表す信号を受信する。また、床冷暖房ユニット用制御装置220は、リモートコントローラ400からの信号などに基づいて、循環ポンプ203および第1〜第8熱動弁V1〜V8などを制御する。
〔第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の構成〕
上記第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8は、第1〜第8熱動弁V1〜V8を介して、温水(または冷水)の供給を受けて、温調ゾーンの冷暖房を行う。より詳しくは、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8は、蛇行形状に形成された第1〜第8水循環パイプ301〜308を有する。この第1〜第8水循環パイプ301〜308内には、水熱交換器201からの温水(または冷水)が流れる。また、第1〜第8水循環パイプ301〜308の上流側の端部が、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水入口を形成する。また、第1〜第8水循環パイプ301〜308の下流側の端部が、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水出口を形成する。
ここで、上記温調ゾーンとは、第1〜第8水循環パイプ301〜308から温熱または冷熱が供給される空間を指す。
図2は上記リモートコントローラ400の概略正面図を示している。
上記リモートコントローラ400は、操作部401と、この操作部401上に設けられた表示部402とを備える。
上記操作部401は、ゾーン選択ボタン411、表示切替ボタン412、運転/停止ボタン413、戻るボタン414、メニュー/決定ボタン415、上ボタン416、下ボタン417、右ボタン418および左ボタン419を有する。ユーザーが、ゾーン選択ボタン411、表示切替ボタン412、…および左ボタン419を操作すると、この操作に対応する操作信号が床冷暖房ユニット用制御装置220(図1に示す)へ出力される。すなわち、床冷暖房ユニット用制御装置220は、リモートコントローラ400の操作部401から、ユーザーの操作に対応する操作信号を受信する。
図3は上記リモートコントローラ400の画面表示を説明するための図を示している。
図3に示すように、表示部402は、第1画面403を表示している。なお、表示部402は、第1画面403と第2画面(図示せず)を切り替えて表示することが可能である。
この第1画面403および第2画面には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8(図1に示す)のうちの少なくとも1つの床冷暖房パネルに関わる情報を表示させることが可能である。また、第1画面403および第2画面には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうちの複数の床冷暖房パネルに関わる複数の情報を同時に表示可能である。ここで、上記情報とは、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8が運転している否かを示す情報と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のタイマー運転が設定されているか否かを示す情報と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の運転モードを示す情報と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の冷暖房能力の設定の情報とのうちの少なくとも1つを指す。
上記第1画面403には、中央の主要領域が縦方向に4分割されて、第1表示領域431と、第2表示領域432と、第3表示領域433および第4表示領域434が設けられている。一方、図示しない第2画面にも、第1画面403と同様に中央の主要領域が縦方向に4分割されて、第5表示領域、第6表示領域、第7表示領域および第8表示領域が設けられている。この第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域のそれぞれには、少なくとも、制御グループを示すアルファベットと、運転または停止の漢字と、冷暖房の能力設定目盛の図形とが表示される。
より詳しくは、図3の第1画面403では、第1床冷暖房パネルP1が制御グループAに属し、第2床冷暖房パネルP2が制御グループBに属し、第3床冷暖房パネルP3が制御グループCに属し、第4床冷暖房パネルP4が制御グループDに属するように設定されている。また、図示しない第2画面では、第5床冷暖房パネルP5が制御グループEに属し、第6床冷暖房パネルP6が制御グループFに属し、第7床冷暖房パネルP7が制御グループGに属し、第8床冷暖房パネルP8が制御グループHに属するように設定されている。
次の表1には、その第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8と制御グループA〜Hとの関係を示している。
Figure 2016109407
この表1の制御グループ「A」〜「H」は、リモートコントローラ400の上ボタン416,下ボタン417,右ボタン418および左ボタン419の操作で変更可能になっている。例えば、「2」下の「B」を「A」に変更すると、第1,第2床冷暖房パネルP1,P2が制御グループAに属するように設定することが可能である。
また、上記第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域には、温調ゾーンの名称が表示されている。この温調ゾーンの名称は、制御グループに属する床冷暖房パネルで冷暖房される温調ゾーンの名称である。例えば、第1表示領域431の「1Fリビング1」は、第1床冷暖房パネルP1で温調される温調ゾーンの名称を示している。
また、上記第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域において、「運転」は、床冷暖房パネルが運転中であることを示す一方、「停止」は、床冷暖房パネルが停止中であることを示す。例えば、第3表示領域433の「停止」は、第3床冷暖房パネルP3が停止中で冷暖房を行っていないことを示している。
また、上記第3,第4表示領域433,434では、タイマー運転が設定されていることを時計の図形で示している。すなわち、第3,第4床冷暖房パネルP3,P4は、ユーザーが設定した時間に冷暖房を行うようになっている。
また、上記第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の運転モードが示される。
また、上記第1〜第4表示領域431〜434では、冷暖房の能力を設定する能力設定目盛の図形501〜504が表示されている(第5〜第8表示領域も同様)。例えば、第4表示領域434の目盛の図形504は、暖房運転時、第4床冷暖房パネルP4の暖房能力が最小となる設定であることを示す一方、冷房運転時、第4床冷暖房パネルP4の冷房能力が最大となる設定であることを示している。また、第1表示領域431の目盛の図形504は、暖房運転時、第1床冷暖房パネルP1の暖房能力が最大となる設定であることを示す一方、冷房運転時、第1床冷暖房パネルP1の冷房能力が最小となる設定であることを示している。
また、上記床冷暖房ユニット用制御装置220は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる。
この床冷暖房ユニット用制御装置220は、図1に示すように、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給される温水または冷水の温度を制御する水温制御部220aと、リモートコントローラ400の能力設定目盛に対応する目標往き水温を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する目標往き水温算出部220bと、建物の熱損失係数(Q値)と外気温度に基づいて、暖房負荷(または冷房負荷)を算出する負荷算出部220cと、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の敷詰率と放熱性能に基づいて、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量および吸熱量を算出する熱量算出部220dと、第1〜第8熱動弁V1〜V8のオンオフを制御する開閉弁制御部の一例としての熱動弁制御部220eを備える。
この水温制御部220aと目標往き水温算出部220bと負荷算出部220cと熱量算出部220dと熱動弁制御部220eは、ソフトウェアで構成されている。
次に、上記リモートコントローラ400の冷暖房の能力設定目盛について図4,図5,図6により説明する。
図4に示すように、冷暖房の能力設定目盛は、左側から右側に向かって徐々に高くなる9つの棒状の目盛M1〜M9が階段状に配置されている。
暖房運転時、図4に示すように、9つの棒状の目盛M1〜M9が全て表示されているときは、対応する床冷暖房パネルの暖房能力が最大となる設定である。
一方、冷房運転時、図4に示すように、9つの棒状の目盛M1〜M9が全て表示されているときは、対応する床冷暖房パネルの冷房能力が最小となる設定である。
また、暖房運転時、図5に示すように、5つの棒状の目盛M1〜M5が表示されているときは、対応する床冷暖房パネルの暖房能力が最大と最小の中間となる設定である。
一方、冷房運転時、図5に示すように、5つの棒状の目盛M1〜M5が表示されているときは、対応する床冷暖房パネルの冷房能力が最大と最小の中間となる設定である。
また、暖房運転時、図6に示すように、1つの棒状の目盛M1が表示されているときは、対応する床冷暖房パネルの暖房能力が最小となる設定である。
一方、冷房運転時、図6に示すように、1つの棒状の目盛M1が表示されているときは、対応する床冷暖房パネルの冷房能力が最大となる設定である。
〔暖房運転時の制御〕
暖房運転時は、例えば次の表2に示すように、目盛M1〜M9に対する目標室内温度が設定されている。実際には、目標室内温度に相当する目標往き水温が設定されている。
Figure 2016109407
そして、暖房負荷と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量とに基づいて、目標往き水温算出部220bによって、リモートコントローラ400の冷暖房の能力設定目盛に対応する目標往き水温を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する。
このとき、「暖房負荷」は、建物の熱損失係数(Q値)と室外温度センサ110により検出された外気温度に基づいて、負荷算出部220cにより算出する。ここで、暖房運転によりユーザーが希望する室内温度を目標室内温度とすると、「暖房負荷」は、
暖房負荷[W] = Q値[W/K]×(目標室内温度[℃]−外気温度[℃])
で表される。
また、「第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量」は、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の敷詰率と床冷暖房パネルの放熱性能に基づいて、熱量算出部220dにより算出する。ここで、床冷暖房パネルの放熱性能は、例えば60℃の温水を供給(標準水量[リットル/min])したときに放出される熱量[W]として規定する。
このように、外気温度や室内温度が変化すると、目標往き水温算出部220bにより算出される目標往き水温が補正される。詳しくは、暖房運転において、外気温度が低くなるほど暖房負荷は大きくなると共に、目標室内温度を高くするほど暖房負荷は大きくなる。また、暖房運転において、床冷暖房パネルの敷詰率が高いほど放熱量は大きくなると共に、床冷暖房パネルの放熱性能が高いほど放熱量は大きくなる。
次に、上記目標往き水温算出部220bにより算出された第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の目標往き水温のうち、目標往き水温が最も高い床冷暖房パネルに対応する熱動弁を、熱動弁制御部220eによりオン状態にして全開にする。
例えば、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうち、第1床冷暖房パネルP1の目標往き水温が最も高い最高目標往き水温とすると、第1水温センサ212により検出された往き水温が最高目標往き水温になるように、室外機用制御装置120により圧縮機101の運転周波数と電動膨張弁104の開度を制御して、第1床冷暖房パネルP1に対応する熱動弁V1を全開にし、循環ポンプ203をオンする。そして、他の第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8に対応する熱動弁V2〜V8は、それぞれに対応する目標往き水温に基づいて、熱動弁制御部220eによりオンオフ制御される。このとき、熱動弁制御部220eは、第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8夫々の算出された目標往き水温に基づいて、対応する熱動弁V2〜V8のオンオフのデューティー比を制御する。
詳しくは、この実施の形態では、実際は最高目標往き水温の温水が供給される状態で熱動弁のオンオフを20分間隔で繰り返し、算出した目標往き水温の温水を20分間連続で供給したときと同じ温熱量の温水が床冷暖房パネルに供給されるように、熱動弁のオフ時間を調整する。
床冷暖房ユニット200において、水熱交換器201の熱交換により目標往き水温の最高値(ここでは、第1床冷暖房パネルP1の目標往き水温)すなわち最高目標往き水温の温水が生成され、各第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8には、最高目標往き水温の温水が熱動弁V1〜V8を介して供給される。このとき、オンオフのデューティー比が制御される熱動弁V2〜V8を介して最高目標往き水温の温水が供給されても、各第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8に対して、算出された目標往き水温の温水が連続的に供給されたときの状態と等しい温熱量の温水が供給される。
上記構成の温調システムによれば、暖房運転時、複数のゾーンに夫々配置された第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8(床パネル)に温水が供給される。この温水の温度を制御するリモートコントローラ400の能力設定目盛に対応する目標往き水温を、目標往き水温算出部220bにより第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する。このとき、暖房負荷と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量とに基づいて、リモートコントローラ400の能力設定目盛に対応する目標往き水温を算出するので、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎の暖房負荷に対して第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量を決定することができる。
すなわち、リモートコントローラ400の能力設定目盛のうちの特定の目盛位置に対応させて、暖房負荷と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量が同じになるように目標往き水温を決定すると、外部に逃げる熱量と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8から供給される熱量が等しくなり、その第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8が配置されたゾーンの室内温度は略一定となる。
したがって、全ての第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に対して、リモートコントローラ400の能力設定目盛のうちの特定の目盛位置を合わせることによって、暖房運転において、設置環境の断熱性能や床パネルの敷詰率に影響されることなく、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎のリモートコントローラ400の能力設定目盛により複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきを低減できる。
また、建物の熱損失係数(Q値)と外気温度に基づいて、負荷算出部220cにより暖房負荷を算出することによって、建物の断熱構造や外気温度に影響されることなく、リモートコントローラ400の能力設定目盛に対する暖房能力が正確に得られる。
また、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の敷詰率と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱性能に基づいて、熱量算出部220dにより第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量を算出する。ここで、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱性能は、例えば60℃の温水を供給(標準水量[リットル/min])したときの第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8から放出される熱量を暖房能力[w]として規定している。これにより、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8が配置されたゾーンにおける正確な放熱量が得られる。
また、1つの熱源(室外機100)から第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に温水を供給する流路が分岐している温調システムにおいて、最も水温が高い温水が必要なゾーンの冷暖房パネル(第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の少なくとも1つ)の熱動弁(開閉弁)を全開にして、上記目標往き水温算出部220bにより算出された複数の目標往き水温のうちの最高目標往き水温の温水を供給し、その目標往き水温よりも目標往き水温が低い温水(または高い冷水)を供給するゾーンの他の冷暖房パネルの熱動弁のオンオフのデューティー比を制御することにより、室内温度を調節するゾーン毎に必要な放熱量の温水を供給できる。
〔冷房運転時の制御〕
冷房運転時は、例えば次の表3に示すように、目盛M1〜M9に対する目標室内温度が設定されている。実際には、目標室内温度に相当する目標往き水温が設定されている。
Figure 2016109407
そして、冷房負荷と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の吸熱量とに基づいて、目標往き水温算出部220bによって、リモートコントローラ400の冷暖房の能力設定目盛に対応する目標往き水温を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する。
このとき、「冷房負荷」は、建物の熱損失係数(Q値)と室外温度センサ110により検出された外気温度に基づいて、負荷算出部220cにより算出する。ここで、冷房運転によりユーザーが希望する室内温度を目標室内温度とすると、「冷房負荷」は、
冷房負荷[W] = Q値[W/K]×(外気温度[℃]−目標室内温度[℃])
で表される。
また、「第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の吸熱量」は、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の敷詰率と床冷暖房パネルの放熱性能に基づいて、熱量算出部220dにより算出する。
このように、外気温度や室内温度が変化すると、目標往き水温算出部220bにより算出される目標往き水温が補正される。詳しくは、冷房運転において、外気温度が高くなるほど冷房負荷は大きくなると共に、目標室内温度を低くするほど冷房負荷は大きくなる。また、冷房運転において、床冷暖房パネルの敷詰率が高いほど吸熱量は大きくなると共に、床冷暖房パネルの放熱性能が高いほど吸熱量は大きくなる。
次に、上記目標往き水温算出部220bにより算出された第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の目標往き水温のうち、目標往き水温が最も低い床冷暖房パネルに対応する熱動弁を、熱動弁制御部220eによりオン状態にして全開にする。
例えば、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうち、第1床冷暖房パネルP1の目標往き水温が最も低いとすると、第1水温センサ212により検出された往き水温が最低目標往き水温になるように、室外機用制御装置120により圧縮機101の運転周波数と電動膨張弁104の開度を制御して、第1床冷暖房パネルP1に対応する熱動弁V1を全開にし、循環ポンプ203をオンする。そして、他の第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8に対応する熱動弁V2〜V8は、それぞれに対応する目標往き水温に基づいて、熱動弁制御部220eによりオンオフ制御される。このとき、熱動弁制御部220eは、第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8夫々の算出された目標往き水温に基づいて、対応する熱動弁V2〜V8のオンオフのデューティー比を制御する。
床冷暖房ユニット200において、水熱交換器201の熱交換により目標往き水温の最低値(ここでは、第1床冷暖房パネルP1の目標往き水温)すなわち最低目標往き水温の冷水が生成され、各第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8には、最低目標往き水温の冷水が熱動弁V1〜V8を介して供給される。このとき、オンオフのデューティー比が制御される熱動弁V2〜V8を介して最低目標往き水温の冷水が供給されても、各第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8に対して、算出された目標往き水温の冷水が連続的に供給されたときの状態と等しい冷熱量の冷水が第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8に供給される。
上記構成の温調システムによれば、冷房運転時、複数のゾーンに夫々配置された第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8(床パネル)に冷水が供給される。この冷水の温度を制御するリモートコントローラ400の能力設定目盛に対応する目標往き水温を、目標往き水温算出部220bにより第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する。このとき、冷房負荷と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の吸熱量とに基づいて、リモートコントローラ400の能力設定目盛に対応する目標往き水温を算出するので、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎の冷房負荷に対して第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の吸熱量を決定することができる。
すなわち、リモートコントローラ400の能力設定目盛のうちの特定の目盛位置に対応させて、冷房負荷と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の吸熱量が同じになるように目標往き水温を決定すると、その第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8が配置されたゾーンの室内温度は略一定となる。
したがって、全ての第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に対して、リモートコントローラ400の能力設定目盛のうちの特定の目盛位置を合わせることによって、冷房運転において、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎のリモートコントローラ400の能力設定目盛により複数のゾーンの室内温度を調節するときのばらつきを低減できる。
また、建物の熱損失係数(Q値)と外気温度に基づいて、負荷算出部220cにより冷房負荷を算出することによって、リモートコントローラ400の能力設定目盛に対する冷房能力が建物の断熱構造や外気温度に影響されることなく、正確な冷房能力が得られる。
また、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の敷詰率と第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱性能に基づいて、熱量算出部220dにより第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の吸熱量を算出する。これにより、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8が配置されたゾーンにおける正確な吸熱量が得られる。
また、1つの熱源(室外機100)から第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に冷水を供給する流路が分岐している温調システムにおいて、最も水温が低い冷水が必要なゾーンの冷暖房パネル(第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の少なくとも1つ)の熱動弁(開閉弁)を全開にして、上記目標往き水温算出部220bにより算出された複数の目標往き水温のうちの最低目標往き水温の冷水を供給し、その目標往き水温よりも目標往き水温が高い冷水を供給するゾーンの他の冷暖房パネルの熱動弁のオンオフのデューティー比を制御することにより、室内温度を調節するゾーン毎に必要な冷熱量の冷水を供給できる。
上記実施の形態では、暖房運転と冷房運転を行う温調システムについて説明したが、暖房運転または冷房運転のいずれか一方のみを行う温調システムにこの発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、リモートコントローラ400により床冷暖房ユニット200を遠隔操作したが、コントローラはこれに限らず、床冷暖房ユニットに設けられたコントローラであってもよい。
また、上記実施の形態では、水温制御部220aと目標往き水温算出部220bと負荷算出部220cと熱量算出部220dと熱動弁制御部220eは、ソフトウェアで構成されていたが、水温制御部と目標往き水温算出部と負荷算出部と熱量算出部と開閉弁制御部の少なくとも1つはハードウェアで構成されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、床冷暖房ユニット200の水熱交換器201にプレート式水熱交換器を用いたが、二重管式水熱交換器などの他の水熱交換器を用いてもよい。
また、上記実施の形態において、冷媒圧センサ215の代わりに、圧力スイッチを設けてもよい。
また、上記実施の形態では、室外機100の冷媒回路に電動膨張弁104を設けていたが、膨張機構の一例としての例えばキャピラリチューブを設けてもよい。
また、上記実施の形態において、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうちの少なくとも一つを、天井冷暖房パネル、天井冷房パネル、天井暖房パネル、壁冷暖房パネル、壁冷房パネル、壁暖房パネル、または、室内設置型ラジエータなどの熱交換端末に換えてもよい。
また、上記実施の形態において、室外機用制御装置120と床冷暖房ユニット用制御装置220の間の通信は、有線で行ってもよいし、無線で行ってもよい。
また、上記実施の形態において、開閉弁として第1〜第8熱動弁V1〜V8を用いた温調システムについて説明したが、開閉弁はこれ限らず、電磁弁などの他の開閉機構を用いてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
100…室外機
101…圧縮機
102…四路切換弁
103…室外熱交換器
104…電動膨張弁
105…アキュムレータ
106…第1温度センサ
107…第2温度センサ
108…第3温度センサ
109…第4温度センサ
110…室外温度センサ
120…室外機用制御装置
200…床冷暖房ユニット
201…水熱交換器
202…膨張タンク
203…循環ポンプ
204…往きヘッダ
205…戻りヘッダ
211…水回路
212…第1水温センサ
213…第2水温センサ
214…冷媒温度センサ
215…冷媒圧センサ
220…床冷暖房ユニット用制御装置
220a…水温制御部
220b…目標往き水温算出部
220c…負荷算出部
220d…熱量算出部
220e…熱動弁制御部
400…リモートコントローラ
401…操作部
402…表示部
403…第1画面
431…第1表示領域
432…第2表示領域
433…第3表示領域
434…第4表示領域
501〜504…能力設定目盛の図形
V1…第1熱動弁
V2…第2熱動弁
V3…第3熱動弁
V4…第4熱動弁
V5…第5熱動弁
V6…第6熱動弁
V7…第7熱動弁
V8…第8熱動弁
V9…水抜き栓
P1…第1床冷暖房パネル
P2…第2床冷暖房パネル
P3…第3床冷暖房パネル
P4…第4床冷暖房パネル
P5…第5床冷暖房パネル
P6…第6床冷暖房パネル
P7…第7床冷暖房パネル
P8…第8床冷暖房パネル

Claims (4)

  1. 複数のゾーンに夫々配置され、温水または冷水が流れる複数の床パネル(P1〜P8)と、
    上記複数の床パネル(P1〜P8)に供給される上記温水または上記冷水の温度を制御する水温制御部(220a)と、
    暖房負荷と上記床パネル(P1〜P8)の放熱量、または、冷房負荷と上記床パネル(P1〜P8)の吸熱量に基づいて、コントローラの能力設定目盛に対応する目標往き水温を上記床パネル(P1〜P8)毎に算出する目標往き水温算出部(220b)と
    を備えたことを特徴とする温調システム。
  2. 請求項1に記載の温調システムにおいて、
    建物の熱損失係数(Q値)と外気温度に基づいて、上記暖房負荷または上記冷房負荷を算出する負荷算出部(220c)を備えたことを特徴とする温調システム。
  3. 請求項1または2に記載の温調システムにおいて、
    上記床パネル(P1〜P8)の敷詰率と上記床パネル(P1〜P8)の放熱性能に基づいて、上記複数の床パネル(P1〜P8)の放熱量または吸熱量を算出する熱量算出部(220d)を備えたことを特徴とする温調システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の温調システムにおいて、
    上記床パネル(P1〜P8)に上記温水または上記冷水を供給するための流路と、
    上記流路を開閉する開閉弁(V1〜V8)と、
    上記目標往き水温算出部(220b)により上記床パネル(P1〜P8)毎に算出された上記目標往き水温に基づいて、上記複数の床パネル(P1〜P8)に対応する上記開閉弁(V1〜V8)のオンオフのデューティー比を制御する開閉弁制御部(220e)と
    を備えたことを特徴とする温調システム。
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