JP2014163536A - 温調システム - Google Patents

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晋司 吉川
Takashi Araya
享司 荒屋
Teruo Nishida
照男 西田
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Abstract

【課題】2次側熱交換端末の温度変動を低減できる温調システムを提供する。
【解決手段】温調システムは、第1,第2の床冷暖房ユニット200,300に接続された第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404の設定温度のうち、最高設定温度を特定する最高設定温度特定部117aと、最高設定温度が設定された第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404への温水の流れを制御するための第1,第2の熱動弁206,306,207,307が常時開くように、かつ、最高設定温度が設定されていない第1,第2の熱動弁206,306,207,307への温水の流れを制御するための第1,第2の熱動弁206,306,207,307が間欠的に開くように、第1,第2の熱動弁206,306,207,307の開動作を制御する開動作制御部117cとを備えている。これにより、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は温調システムに関する。
従来、温調システムとしては、特開2009−139082号公報(特許文献1)に記載されているように、熱媒が流れる熱媒回路を備えたものがある。この熱媒回路には、室外熱交換器、圧縮機、水熱交換器および膨張機構が1個ずつ設けられている。
上記水熱交換器では、熱媒と水の熱交換により、温水が生成される。この温水が複数の2次側熱交換端末に供給されて、複数の2次側熱交換端末の周囲が暖房される。
また、上記水熱交換器と各2次側熱交換端末の間には熱動弁が設けられており、設定温度が最も高い2次側熱交換端末に接続された熱動弁は全開される一方、他の2次側熱交換端末に接続された熱動弁は間欠的に開閉されるようになっている。
特開2009−139082号公報
ところで、上記温調システムにおいて、水熱交換器を例えば2つにし、一方の水熱交換器に第1,第2の熱動弁を介して例えば第1,第2の2次側熱交換端末を接続し、他方の水熱交換器に第3,第4の熱動弁を介して例えば第3,第4の2次側熱交換端末を接続する変更を行った場合、第1の2次側熱交換端末の設定温度を50℃、第2の2次側熱交換端末の設定温度を45℃、第3の2次側熱交換端末の設定温度を40℃、第4の2次側熱交換端末の設定温度を30℃にすると、第1,第3の2次側熱交換端末に接続された第1,第3の熱動弁は全開される一方、第2,第4の2次側熱交換端末に接続された第2,第4の熱動弁は間欠的に開かれることになる。
その結果、上記各水熱交換器で生成される温水の温度は同じであるため、40℃を超える温水が第3の2次側熱交換端末に流れるため、サーモオフの制御が繰り返されて、第3の2次側熱交換端末の温度変動が大きくなってしまうという問題が生じてしまう。
また、上述の場合、上記第1の2次側熱交換端末の設定温度を10℃、第2の2次側熱交換端末の設定温度を13℃、第3の2次側熱交換端末の設定温度を17℃、第4の2次側熱交換端末の設定温度を20℃にしても、サーモオフの制御が繰り返されて、第3の2次側熱交換端末の温度変動が大きくなってしまうという問題が生じてしまう。
すなわち、2次側熱交換端末の温度変動が大きくなるという問題は、暖房運転および冷房運転のどちらでも起こりえる。
そこで、本発明の課題は、2次側熱交換端末の温度変動を低減できる温調システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の温調システムは、
熱媒との熱交換により、温水を生成する水熱交換器と、この水熱交換器で生成された温水の流れを制御するための熱動弁とを有する複数のユニットと、
上記各ユニットに接続されると共に、上記熱動弁を介して温水が供給される単数または複数の二次側熱交換端末と、
上記複数のユニットに接続された上記複数の二次側熱交換端末の設定温度のうち、最高設定温度を特定する最高設定温度特定部と、
上記最高設定温度が設定された上記二次側熱交換端末への温水の流れを制御するための上記熱動弁が常時開くように、かつ、上記最高設定温度が設定されていない上記二次側熱交換端末への温水の流れを制御するための上記熱動弁が間欠的に開くように、上記熱動弁の開動作を制御する開動作制御部と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の温調システムによれば、暖房運転時、上記最高設定温度が設定されていない二次側熱交換端末へ例えば最高設定温度の温水が流れたとしても、この二次側熱交換端末への温水の流れを制御するための熱動弁は、間欠的に開くように、開動作制御部によって開動作が制御されるので、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができる。したがって、上記2次側熱交換端末の温度変動を低減できる。
本発明の温調システムは、
熱媒との熱交換により、冷水を生成する水熱交換器と、この水熱交換器で生成された冷水の流れを制御するための熱動弁とを有する複数のユニットと、
上記各ユニットに接続されると共に、上記熱動弁を介して冷水が供給される単数または複数の二次側熱交換端末と、
上記複数のユニットに接続された上記複数の二次側熱交換端末の設定温度のうち、最低設定温度を特定する最低設定温度特定部と、
上記最低設定温度が設定された上記二次側熱交換端末への冷水の流れを制御するための上記熱動弁が常時開くように、かつ、上記最低設定温度が設定されていない上記二次側熱交換端末への冷水の流れを制御するための上記熱動弁が間欠的に開くように、上記熱動弁の開動作を制御する開動作制御部と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の温調システムによれば、冷房運転時、上記最低設定温度が設定されていない二次側熱交換端末へ例えば最低設定温度の冷水が流れたとしても、この二次側熱交換端末への冷水の流れを制御するための熱動弁は、間欠的に開くように、開動作制御部によって開動作が制御されるので、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができる。したがって、上記2次側熱交換端末の温度変動を低減できる。
本発明の温調システムは、複数のユニットに接続された複数の二次側熱交換端末の設定温度のうち、最高設定温度を特定する最高設定温度特定部と、最高設定温度が設定された二次側熱交換端末への温水の流れを制御するための熱動弁が常時開くように、かつ、最高設定温度が設定されていない二次側熱交換端末への温水の流れを制御するための熱動弁が間欠的に開くように、熱動弁の開動作を制御する開動作制御部とを備えることによって、暖房運転時、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができるので、2次側熱交換端末の温度変動を低減できる。
本発明の温調システムは、複数のユニットに接続された複数の二次側熱交換端末の設定温度のうち、最低設定温度を特定する最低設定温度特定部と、最低設定温度が設定された二次側熱交換端末への冷水の流れを制御するための熱動弁が常時開くように、かつ、最低設定温度が設定されていない二次側熱交換端末への冷水の流れを制御するための熱動弁が間欠的に開くように、熱動弁の開動作を制御する開動作制御部とを備えることによって、冷房運転時、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができるので、2次側熱交換端末の温度変動を低減できる。
本発明の一実施形態の温調システムの概略構成図である。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の温調システムの概略構成を示す図である。
〔温調システムの全体構成〕
上記温調システムは、室外ユニット100と、この室外ユニット100に接続された第1,第2の床冷暖房ユニット200,300と、この第1の床冷暖房ユニット200に接続された第1,第2の床冷暖房パネル401,402と、第2の床冷暖房ユニット300に接続された第3,第4の床冷暖房パネル403,404と、室外ユニット100に接続された室内熱交換器501とを備えている。なお、第1,第2の床冷暖房ユニット200,300はユニットの一例であり、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404は2次側熱交換端末の一例である。
〔室外機100の構成〕
上記室外機100は、圧縮機101、四路弁102、室外熱交換器103、第1〜第3の電動膨張弁104〜106およびアキュムレータ107を有している。この第1〜第3の電動膨張弁104〜106の一端側には、室外熱交換器103の一端側が接続されている。また、暖房運転時、圧縮機101は、吸入側が室外熱交換器103の他端側に接続されると共に、吐出側が室内熱交換器501およびプレート式水熱交換器201,301の一端側に接続されている。一方、冷房運転時、圧縮機101は、吸入側が室内熱交換器501およびプレート式水熱交換器201,301の一端側に接続されると共に、吐出側が室外熱交換器103の他端側に接続される。より詳しくは、四路弁102は、第1ポート102aが圧縮機101の吐出側に接続され、かつ、第2ポート102bが室外熱交換器103の他端側に接続され、かつ、第3ポート102cがアキュムレータ107を介して圧縮機101の吸入側に接続され、かつ、第4ポート102dが、室内熱交換器501およびプレート式水熱交換器201,301の一端側に接続されている。暖房運転時、第1ポート102aと第4ポート102dとの間、および、第2ポート102bと第3ポート102cとの間が連通する。一方、冷房運転時、第1ポート102aと第2ポート102bとの間、および、第3ポート102cと第4ポート102dとの間が連通する。なお、第1,第2の電動膨張弁104,105は膨張機構の一例である。また、プレート式水熱交換器201,301は水熱交換器の一例である。
また、上記室外機100は、例えばサーミスタからなる第1〜第9の温度センサ108〜116と、この第1〜第9の温度センサ108〜116が検出した温度を示す信号を受ける室外機用制御装置117とを有している。
上記第1の温度センサ108は、第1の電動膨張弁104と、プレート式水熱交換器201との間の冷媒の温度を検出する。この第1の電動膨張弁104の他端側には、プレート式水熱交換器201の他端側が接続されている。
上記第2の温度センサ109は、第2の電動膨張弁105と、プレート式水熱交換器301との間の冷媒の温度を検出する。この第2の電動膨張弁105の他端側には、プレート式水熱交換器301の他端側が接続されている。
上記第3の温度センサ110は、第3の電動膨張弁106と室内熱交換器501との間の冷媒の温度を検出する。この第3の電動膨張弁106の他端側には、室内熱交換器501の他端側に接続されている。
上記第4の温度センサ111は、四方弁102の第4ポート102dと室内熱交換器501との間の冷媒の温度を検出する。
上記第5の温度センサ112は、四方弁102の第4ポート102dと、プレート式水熱交換器301との間の冷媒の温度を検出する。
上記第6の温度センサ113は、四方弁102の第4ポート102dとプレート式水熱交換器201との間の冷媒の温度を検出する。
上記第7の温度センサ114は、圧縮機101と四方弁102の第1ポート102aとの間の冷媒の温度を検出する。
上記第8の温度センサ115は、室外熱交換器103内の冷媒の温度を検出するために、室外熱交換器103に取り付けられている。
上記第9の温度センサ116は、外気温を検出するために、室外熱交換器103の近傍に配置されている。
上記室外機用制御装置117は、インバータ(図示せず)を介して、圧縮機101を制御する。この室外機用制御装置117は、プレート式水熱交換器201,301および室内熱交換器501の熱交換効率が最適となるように、第1〜第3の電動膨張弁104〜106も制御する。また、室外機用制御装置117は、図示しない信号線を介して床冷暖房ユニット用制御装置216,316に接続されている。
また、上記室外機用制御装置117は、最高設定温度特定部117aと、最低設定温度特定部117bと、開動作制御部117cとを有している。この最高設定温度特定部117a、最低設定温度特定部117bおよび開動作制御部117cは、それぞれ、ソフトウェアで構成されている。
上記最高設定温度特定部117aは、暖房運転時、床冷暖房ユニット用制御装置216,316からの信号に基づいて、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404の設定温度中の最高設定温度を特定する。
上記最低設定温度特定部117bは、冷房運転時、床冷暖房ユニット用制御装置216,316からの信号に基づいて、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404の設定温度中の最低設定温度を特定する。
上記開動作制御部117cは、暖房運転時、最高設定温度が設定された第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404に接続された第1,第2の熱動弁206,306,207,307が常時開くように、かつ、最高設定温度が設定されていない第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404に接続された第1,第2の熱動弁206,306,207,307が間欠的に開くように、第1,第2の熱動弁206,306,207,307の開動作を制御する。より詳しくは、開動作制御部117cは、第1,第2の熱動弁206,306,207,307のうち、最高設定温度が設定された第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404に対応する熱動弁を常時開くように指示する指示信号を床冷暖房ユニット用制御装置216,316の少なくとも一方に送出する。また、開動作制御部117cは、第1,第2の熱動弁206,306,207,307のうち、最高設定温度が設定されていない熱動弁を間欠的に開くように指示する指示信号を床冷暖房ユニット用制御装置216,316の少なくとも一方に送出する。
上記開動作制御部117cは、冷房運転時、最低設定温度が設定された第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404に接続された第1,第2の熱動弁206,306,207,307が常時開くように、かつ、最低設定温度が設定されていない第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404に接続された第1,第2の熱動弁206,306,207,307が間欠的に開くように、第1,第2の熱動弁206,306,207,307の開動作を制御する。より詳しくは、開動作制御部117cは、第1,第2の熱動弁206,306,207,307のうち、最低設定温度が設定された第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404に対応する熱動弁を常時開くように指示する指示信号を床冷暖房ユニット用制御装置216,316に送出する。また、開動作制御部117cは、第1,第2の熱動弁206,306,207,307のうち、最低設定温度が設定されていない熱動弁を間欠的に開くように指示する指示信号を床冷暖房ユニット用制御装置216,316に送出する。
また、上記室外熱交換器103、圧縮機101、プレート式水熱交換器201,301および第1,第2の電動膨張弁104,105は順に連結されて、それぞれが冷媒回路601の一部を構成する。なお、冷媒回路601は熱媒回路の一例である。また、冷媒回路601を流れる冷媒は熱媒の一例である。
また、図示しないが、上記室外熱交換器103の近傍には室外ファンが配置されている。
〔第1の床冷暖房ユニット200の構成〕
上記第1の床冷暖房ユニット200は、プレート式水熱交換器201、膨張タンク202、循環ポンプ203、往きヘッダ204および戻りヘッダ205を有している。
上記プレート式水熱交換器201は、冷媒回路601の凝縮器または蒸発器として機能する。このプレート式水熱交換器201には、室外機100からの冷媒が流れる流路と、第1,第2の床冷暖房パネル401,402からの戻り水が流れる流路とが設けられている。
上記膨張タンク202は、正負圧弁が付いており、プレート式水熱交換器201からの温水または冷水が溜まる。また、膨張タンク202の上部には給水口202aを設けており、給水口202aから膨張タンク202内に水が必要時に補充される。
上記循環ポンプ203は、吸入側が膨張タンク202に接続されている一方、吐出側が往きヘッダ204に接続されている。これにより、循環ポンプ203は、プレート式水熱交換器201を通過する冷媒と熱交換した温水または冷水を第1,第2の床冷暖房パネル401,402に送ることができるようになっている。
上記往きヘッダ204には、第1〜第4の熱動弁206〜209の一端と、水抜き栓210の一端とが接続されている。この第1,第2の熱動弁206,207の他端には、第1,第2の床冷暖房パネル401,402の水入口が接続されている。
上記戻りヘッダ205には、第1,第2の床冷暖房パネル401,402の水出口が接続されている。これにより、第1,第2の床冷暖房パネル401,402の温水または冷水が第1の床冷暖房ユニット200に戻って、水が水回路211を循環できるようになっている。
また、上記第1の床冷暖房ユニット200は、例えばサーミスタからなる第1,第2の水温センサ212,213と、例えばサーミスタからなる冷媒温センサ214と、圧力センサ215と、床冷暖房ユニット用制御装置216とを有している。
上記第1の水温センサ212は、プレート式水熱交換器201から第1,第2の床冷暖房パネル401,402へ向って流れる温水または冷水の温度を検出する。
上記第2の水温センサ213は、第1,第2の床冷暖房パネル401,402からプレート式水熱交換器201へ向かって流れる温水または冷水の温度を検出する。
上記冷媒温センサ214は、第1の電動膨張弁104とプレート式水熱交換器201の間の冷媒の温度を検出する。
上記圧力センサ215は、プレート式水熱交換器201の近傍に配置されている。また、圧力センサ215は、四方弁102の第4ポート102dとプレート式水熱交換器201との間の冷媒の圧力を検出し、この圧力を示す信号を床冷暖房ユニット用制御装置216に送出する。
上記床冷暖房ユニット用制御装置216は、第1,第2の床冷暖房パネル401,402の設定温度を示す信号などを室外機用制御装置100に送出する。また、床冷暖房ユニット用制御装置216は、開動作制御部117cからの指示信号や、第1,第2の水温センサ212,213が検出する温水または冷水の温度などに基づいて、循環ポンプ203および第1〜第4の熱動弁206〜209などを制御する。
〔第2の床冷暖房ユニット300の構成〕
上記第2の床冷暖房ユニット300は、プレート式水熱交換器301、膨張タンク302、循環ポンプ303、往きヘッダ304および戻りヘッダ305を有している。なお、循環ポンプ303はポンプの一例である。
上記プレート式水熱交換器301は、冷媒回路601の凝縮器または蒸発器として機能する。このプレート式水熱交換器301には、室外機100からの冷媒が流れる流路と、第3,第4の床冷暖房パネル403,404からの戻り水が流れる流路とが設けられている。
上記膨張タンク302は、正負圧弁が付いており、プレート式水熱交換器301からの温水または冷水が溜まる。また、膨張タンク302の上部には給水口302aを設けており、給水口202aから膨張タンク302内に水が必要時に補充される。
上記循環ポンプ303は、吸入側が膨張タンク302に接続されている一方、吐出側が往きヘッダ304に接続されている。これにより、循環ポンプ303は、プレート式水熱交換器301を通過する冷媒と熱交換した温水または冷水を第3,第4の床冷暖房パネル403,404に送ることができるようになっている。
上記往きヘッダ304には、第1〜第4の熱動弁306〜309の一端と、第2の水抜き栓310の一端とが接続されている。この第1,第2の熱動弁306,307の他端には、第3,第4の床冷暖房パネル403,404の水入口が接続されている。
上記戻りヘッダ305には、第3,第4の床冷暖房パネル403,404の水出口が接続されている。これにより、第3,第4の床冷暖房パネル403,404の温水または冷水が第2の床冷暖房ユニット300に戻って、水が水回路311を循環できるようになっている。
また、上記第2の床冷暖房ユニット300は、例えばサーミスタからなる第1,第2の水温センサ312,313と、例えばサーミスタからなる第1の冷媒温センサ314と、第1の圧力センサ315と、床冷暖房ユニット用制御装置316とを有している。
上記第1の水温センサ312は、プレート式水熱交換器301から第3,第4の床冷暖房パネル403,404へ向って流れる温水または冷水の温度を検出する。
上記第2の水温センサ313は、第3,第4の床冷暖房パネル403,404からプレート式水熱交換器301へ向かって流れる温水または冷水の温度を検出する。
上記冷媒温センサ314は、第2の電動膨張弁105とプレート式水熱交換器301の間の冷媒の温度を検出する。
上記圧力センサ315は、プレート式水熱交換器301の近傍に配置されている。また、圧力センサ315は、四方弁102の第4ポート102dとプレート式水熱交換器301との間の冷媒の圧力を検出し、この圧力を示す信号を床冷暖房ユニット用制御装置316に送出する。
上記床冷暖房ユニット用制御装置316は、第3,第4の床冷暖房パネル403,404の設定温度を示す信号なども室外機用制御装置100に送出する。また、床冷暖房ユニット用制御装置316は、開動作制御部117cからの指示信号や、第1,第2の水温センサ312,313が検出した温水または冷水の温度などに基づいて、循環ポンプ303および第1〜第4の熱動弁306〜309などを制御する。
〔第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404の構成〕
上記第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404は、蛇行形状に形成された第1〜第4の水循環パイプ411〜414を有している。この第1,第2の水循環パイプ411,412内には、プレート式水熱交換器201からの温水または冷水が流れる。一方、第3,第4の水循環パイプ413,414内では、プレート式水熱交換器301からの温水または冷水が流れる。
〔室内熱交換器501の構成〕
上記室内熱交換器501には、室内熱交換器501内の冷媒の温度を検出するために、例えばサーミスタからなる第1の温度センサ502が取り付けられている。また、室内熱交換器501の近傍には、室温を検出するために、例えばサーミスタからなる第2の温度センサ503が配置されている。
また、図示しないが、室内熱交換器501の近傍には室内ファンが配置されている。
〔温調システムの暖房運転〕
上記温調システムでは、暖房運転時、圧縮機101から吐出された冷媒は、四路弁102の第1,第4ポート102a,102dを通過して、一部がプレート式水熱交換器201内へ流入し、他の一部がプレート式水熱交換器301内へ流入する。すなわち、プレート式水熱交換器201,301には略同じ温度の冷媒が供給される。そして、プレート式水熱交換器201,301において水と熱交換されて凝縮した冷媒は、第1,第2の電動膨張弁104,105により膨張して、室外熱交換器103で蒸発して室外の空気から吸熱した後、四路弁102の第2,第3ポート102b,102cと、アキュムレータ107とを通過して、圧縮機101に戻る。このとき、プレート式水熱交換器201,301を流れる水は、冷媒との熱交換により、温水となって、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404へ向かって流れる。
このような暖房運転時、例えば、第1の床冷暖房パネル401の設定温度が50℃、第2の床冷暖房パネル402の設定温度が45℃、第3の床冷暖房パネル403の設定温度が40℃、第4の床冷暖房パネル404の設定温度が30℃とする。このとき、開動作制御部117cは、床冷暖房ユニット用制御装置216を介して、第1の熱動弁206が常時開くように、かつ、床冷暖房ユニット用制御装置216,316を介して、第1,第2の熱動弁306,207,307が間欠的に開くように、第1,第2の熱動弁206,306,207,307の開動作を制御する。
したがって、上記プレート式水熱交換器201,301は共に50℃の温水を吐出するが、設定温度が50℃でない第2〜第4の床冷暖房パネル402〜404には50℃の温水が常時供給されないので、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができる。その結果、上記2次側熱交換端末の温度変動を低減できる。
また、上記第1,第2の床冷暖房ユニット200,300において、サーモオフの制御が繰り返されないので、機器効率の低下を防ぐことができる。
仮に、上記第2の熱動弁307が常時開いたなら、設定温度が30℃である第4の床冷暖房パネル404に50℃の温水が常時流れ込んでしまう。こうなると、サーモオフの制御が繰り返されるので、循環ポンプ303の発停が増大して、機器効率が低下してしまう。
〔温調システムの冷房運転〕
上記温調システムは、冷房運転時、圧縮機101から吐出された冷媒が、四路弁102の第1,第2ポート102a,102bを通過して、室外熱交換器103で室外の空気と熱交換されて凝縮する。この凝縮した冷媒は、第1,第2の電動膨張弁104,105により膨張して、プレート式水熱交換器201,301内へ流入する。すなわち、プレート式水熱交換器201,301には略同じ温度の冷媒が供給される。そして、プレート式水熱交換器201,301において水から吸熱して蒸発した冷媒は、四路弁102の第3,第4ポート102c,102dと、アキュムレータ107とを通過して、圧縮機101に戻る。このとき、プレート式水熱交換器201内を流れる水は、冷媒との熱交換により、冷水となって、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404へ向かって流れる。
このような冷房運転時、例えば、第1の床冷暖房パネル401の設定温度が10℃、第2の床冷暖房パネル402の設定温度が13℃、第3の床冷暖房パネル403の設定温度が17℃、第4の床冷暖房パネル404の設定温度が20℃とする。このとき、開動作制御部117cは、床冷暖房ユニット用制御装置216を介して、第1の熱動弁206が常時開くように、かつ、床冷暖房ユニット用制御装置216,316を介して、第1,第2の熱動弁306,207,307が間欠的に開くように、第1,第2の熱動弁206,306,207,307の開動作を制御する。
したがって、上記プレート式水熱交換器201,301は共に10℃の冷水を吐出するが、設定温度が10℃ではない第2〜第4の床冷暖房パネル402〜404には10℃の冷水が常時供給されないので、サーモオフの制御が繰り返されるのを防ぐことができる。その結果、上記第2〜第4の床冷暖房パネル402〜404の温度変動を低減できる。
また、上記第1,第2の床冷暖房ユニット200,300において、サーモオフの制御が繰り返されないので、機器効率の低下を防ぐことができる。
仮に、上記第2の熱動弁307が常時開いたなら、設定温度が20℃である第4の床冷暖房パネル404に10℃の冷水が常時流れ込んでしまう。こうなると、サーモオフの制御が繰り返されるので、循環ポンプ303の発停が増大して、機器効率が低下してしまう。
仮に、上記第1,第2の熱動弁306,207,307が常時開いたなら、第2〜第4の床冷暖房パネル402〜404で結露が生じる可能がある。
上記実施形態では、温調システムは、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404で暖房および冷房を行えるものであったが、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404で暖房と冷房の一方のみを行えるものであってもよい。
上記実施形態では、最高設定温度特定部117a、最低設定温度特定部117bおよび開動作制御部117cは、ソフトウェアで構成したが、スイッチ、タイマ、比較器、および増幅器等のハードウェアで構成してもよい。
上記実施形態では、第1,第2の床冷暖房ユニット200,300は、プレート式水熱交換器201,301を水熱交換器の一例として有していたが、例えば二重管式水熱交換器を水熱交換器の一例として有してもよい。
上記実施形態において、圧力センサ215,315の代わりに、圧力スイッチを設けてもよい。
上記実施形態において、循環ポンプ203の吐出量は、循環ポンプ303の吐出量と同じにしてもよいし、あるいは、循環ポンプ303の吐出量と異なるようにしてもよい。
上記実施形態では、冷媒回路601に、第1,第2の電動膨張弁104,105を設けていたが、膨張機構の一例としての例えばキャピラリチューブを設けてもよい。
上記実施形態において、第1〜第4の床冷暖房パネル401〜404のうちの少なくとも一つを、天井冷暖房パネル、天井冷房パネル、天井暖房パネル、壁冷暖房パネル、壁冷房パネル、壁暖房パネル、または、室内設置型ラジエタに換えてもよい。
上記実施形態では、第1の床冷暖房ユニット200に、第1,第2の床冷暖房パネル401,402を接続していたが、第1,第2の床冷暖房パネル401,402の一方だけを接続してもよいし、あるいは、第1,第2の床冷暖房パネル401,402と、他の単数または複数の床冷暖房パネルとを接続してもよい。
上記実施形態では、第2の床冷暖房ユニット300に、第3,第4の床冷暖房パネル403,404を接続していたが、第3,第4の床冷暖房パネル403,404の一方だけを接続してもよいし、あるいは、第3,第4の床冷暖房パネル403,404と、他の単数または複数の床冷暖房パネルとを接続してもよい。
上記実施形態において、室外機用制御装置117と床冷暖房ユニット用制御装置216,316の間の通信は、有線で行っていたが、無線で行ってもよい。
上記実施形態では、室外機用制御装置117が、最高設定温度特定部117aおよび最低設定温度特定部117bを有していたが、最高設定温度特定部117aと最低設定温度特定部117bの一方だけを有するようにしてもよい。
上記実施形態では、室外機用制御装置117が、最高設定温度特定部117a、最低設定温度特定部117bおよび開動作制御部117cを有していたが、床冷暖房ユニット用制御装置216または床冷暖房ユニット用制御装置が、最高設定温度特定部117a、最低設定温度特定部117bおよび開動作制御部117cと同様の最高設定温度特定部、最低設定温度特定部および開動作制御部を有してもよい。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態と上述の変形例とを適宜組み合わせたものを、本発明の一実施形態としてもよい。
101 圧縮機
102 四路弁
103 室外熱交換器
104 第1の電動膨張弁
105 第2の電動膨張弁
117 室外機用制御装置
117a 最高設定温度特定部
117b 最低設定温度特定部
117c 開動作制御部
200 第1の床冷暖房ユニット
201,301 プレート式水熱交換器
203,303 循環ポンプ
206,306 第1の熱動弁
207,307 第2の熱動弁
215,315 圧力センサ
300 第2の床冷暖房ユニット
401 第1の床冷暖房パネル
402 第2の床冷暖房パネル
403 第3の床冷暖房パネル
404 第4の床冷暖房パネル
601 冷媒回路

Claims (2)

  1. 熱媒との熱交換により、温水を生成する水熱交換器(201,301)と、この水熱交換器(201,301)で生成された温水の流れを制御するための熱動弁(206,207,306,307)とを有する複数のユニット(200,300)と、
    上記各ユニット(200,300)に接続されると共に、上記熱動弁(206,207,306,307)を介して温水が供給される単数または複数の二次側熱交換端末(401,402,403,404)と、
    上記複数のユニット(200,300)に接続された上記複数の二次側熱交換端末(401,402,403,404)の設定温度のうち、最高設定温度を特定する最高設定温度特定部(117a)と、
    上記最高設定温度が設定された上記二次側熱交換端末(401,402,403,404)への温水の流れを制御するための上記熱動弁(206,207,306,307)が常時開くように、かつ、上記最高設定温度が設定されていない上記二次側熱交換端末(401,402,403,404)への温水の流れを制御するための上記熱動弁(206,207,306,307)が間欠的に開くように、上記熱動弁(206,207,306,307)の開動作を制御する開動作制御部(117c)と
    を備えたことを特徴とする温調システム。
  2. 熱媒との熱交換により、冷水を生成する水熱交換器(201,301)と、この水熱交換器(201,301)で生成された冷水の流れを制御するための熱動弁(206,207,306,307)とを有する複数のユニット(200,300)と、
    上記各ユニット(200,300)に接続されると共に、上記熱動弁(206,207,306,307)を介して冷水が供給される単数または複数の二次側熱交換端末(401,402,403,404)と、
    上記複数のユニット(200,300)に接続された上記複数の二次側熱交換端末(401,402,403,404)の設定温度のうち、最低設定温度を特定する最低設定温度特定部(117b)と、
    上記最低設定温度が設定された上記二次側熱交換端末(401,402,403,404)への冷水の流れを制御するための上記熱動弁(206,207,306,307)が常時開くように、かつ、上記最低設定温度が設定されていない上記二次側熱交換端末(401,402,403,404)への冷水の流れを制御するための上記熱動弁(206,207,306,307)が間欠的に開くように、上記熱動弁(206,207,306,307)の開動作を制御する開動作制御部(117c)と
    を備えたことを特徴とする温調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121828A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 ダイキン工業株式会社 温調システム

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