JP2016109092A5 - - Google Patents

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上記課題を解決する第1の発明に係る遠心式圧縮機のインペラは、
回転軸を中心として放射状に設けられる複数の羽根を有し、前記回転軸と共に回転することによって発生する遠心力を利用して、前記羽根の前縁側から取り込んだ流体を、前記羽根の後縁側から回転軸径方向外側に向けて圧送した後、羽根なしディフューザ内に吐き出すようにした遠心式圧縮機のインペラであって、
前記後縁の縁前端及び縁後端を、前記後縁の縁中央部よりも回転軸径方向外側に配置し、
前記縁前端及び前記縁後端の厚さを、前記縁中央部の厚さよりも薄くする
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る遠心式圧縮機のインペラによれば、羽根の後縁における縁前端及び縁後端を、羽根の後縁における縁中央部よりも回転軸径方向外側に配置することにより、縁前端及び縁後端を通過する流体に対して作用する遠心力を、縁中央部を通過する流体に対して作用する遠心力よりも、大きくすることができる。これにより、後縁を通過する流体の全圧分布を、縁中央部から縁前端及び縁後端に向かうに従って、漸次大きくすることができるので、インペラから羽根なしディフューザに吐き出された流体に対して、壁面との間で摩擦が起きて、圧力損失が生じても、そのディフューザ内を流れる流体の全圧分布を、一定(均一)にすることができる。この結果、遠心式圧縮機における運転効率の向上を図ることができる。
インペラ30は、ハブ31、前側シュラウド32、及び、複数の羽根33から構成されている。ハブ31は、外径が回転軸方向前方側から後方側に向かうに従って漸次拡径するような、円環状に形成されており、その中心孔に回転軸20が嵌入されている。また、前側シュラウド32は、ハブ31の径方向外側に配置されており、内径が回転軸方向前方側から後方側に向かうに従って漸次拡径するような、円環状に形成されている。
更に、羽根33は、ハブ31の外周面と前側シュラウド32の内周面との間において、回転軸20を中心として、放射状に介在されており、回転軸方向前方側から後方側に向かうに従って、回転軸径方向外側に向けて漸次湾曲するように形成されている。
即ち、インペラ30には、ハブ31の外周面、前側シュラウド32の内周面、及び、回転軸周方向に隣接する2つの羽根33によって囲まれる複数の空間が、回転軸20を中心として、放射状に形成されており、これらの空間は、流体Gが通過する流路34となっている。そして、流路34の前壁面34a及び後壁面34bは、前側シュラウド32の内周面及びハブ31の外周面によって形成されており、流路34全体としては、回転軸方向前方側から後方側に向かうに従って、回転軸径方向外側に向けて漸次湾曲するように形成されている。
吸入通路11は、インペラ30の回転軸方向前方側(流体流れ方向上流側)に配置されており、ケーシング10の外部から吸い込んだ流体Gを、回転軸方向に沿って、インペラ30における羽根33の前縁33a側に案内する環状通路となっている。
また、ディフューザ12は、インペラ30の回転軸径方向外側(流体流れ方向下流側)に配置されており、回転軸径方向に延びる環状通路となっている。つまり、ディフューザ12には、環状の前壁面12a及び後壁面12bが形成されている。そして、ディフューザ12の環状入口12cは、前壁面12aの径方向内側端(流体流れ方向上流端)と後壁面12bの径方向内側端(流体流れ方向上流端)とによって形成されており、インペラ30における流路34の出口(羽根33の後縁33b)と、回転軸径方向において対向している。
以上より、ディフューザ12は、インペラ30の流路34内で圧縮された流体Gを、前壁面12aと後壁面12bとの間に取り込んだ後、その取り込んだ流体Gを減速させながら、回転軸径方向外側に向けて排出するようになっている。
従って、遠心式圧縮機1を運転させると、回転軸20が回転し、この回転軸20と共にインペラ30も回転する。これにより、ケーシング10の吸入通路11に吸い込まれた流体Gは、回転するインペラ30の流路34内に取り込まれることによって圧縮された後、当該流路34内から吐き出される。次いで、インペラ30から吐き出された流体Gは、ディフューザ12内に取り込まれることによって、減速及び整流化された後、当該ディフューザ12内から排出される。
具体的に、後縁33bは、縁前端41及び縁後端42から縁中央部43に向かうに従って、回転軸径方向内側に向けて漸次湾曲するように形成されている。即ち、縁前端41及び縁後端42を、回転軸径方向において同じ位置に配置すると共に、縁中央部43よりも回転軸径方向外側に配置している。
従って、後縁33bを通過する流体Gの全圧分布Pを、縁中央部43から縁前端41及び縁後端42に向かうに従って、漸次大きくすることができるので、インペラ30からディフューザ12内に吐き出された流体Gに対して、前壁面12a及び後壁面12bとの間で摩擦が起きて、圧力損失が生じても、そのディフューザ12内を流れる流体Gの全圧分布を、一定(均一)にすることができる。この結果、遠心式圧縮機1における運転効率の向上を図ることができる。
具体的に、図3(a)に示した凹形状では、羽根33の後縁33bを、回転軸径方向内側に向けて円弧状に窪ませているものの、縁前端41と縁後端42とを、回転軸径方向においてずらして配置している。即ち、縁前端41及び縁後端42を、縁中央部43よりも回転軸径方向外側に配置するだけでなく、更に、縁前端41を縁後端42よりも回転軸径方向外側に配置させている。なお、その逆であっても良く、縁後端42を縁前端41よりも径方向外側に配置させても構わない。
また、図3(b)に示した凹形状では、羽根33の後縁33bを、回転軸径方向内側に向けて円弧状に窪ませているものの、縁中央部43のみを回転軸径方向内側に向けて窪ませている。即ち、縁前端41及び縁後端42を、回転軸径方向において同じ位置に配置すると共に、縁中央部43よりも回転軸径方向外側に配置している。
即ち、図4に示すように、後縁33bの厚さを、縁中央部43から縁前端41及び縁後端42に向かうに従って、漸次薄くする。これにより、羽根33の後縁33bにおいては、厚さが薄くなるに従って、圧力損失が抑制されるため、縁前端41及び縁後端42を通過する流体Gの全圧を、縁中央部43を通過する流体Gの全圧よりも、より高くすることができる。
従って、ディフューザ12内に吐き出された流体Gに対して、前壁面12a及び後壁面12bとの間で摩擦が起きて、大きな圧力損失が生じても、そのディフューザ12内を流れる流体Gの全圧分布を、一定(均一)にすることができる。

Claims (2)

  1. 回転軸を中心として放射状に設けられる複数の羽根を有し、前記回転軸と共に回転することによって発生する遠心力を利用して、前記羽根の前縁側から取り込んだ流体を、前記羽根の後縁側から回転軸径方向外側に向けて圧送した後、羽根なしディフューザ内に吐き出すようにした遠心式圧縮機のインペラであって、
    前記後縁の縁前端及び縁後端を、前記後縁の縁中央部よりも回転軸径方向外側に配置し、
    前記縁前端及び前記縁後端の厚さを、前記縁中央部の厚さよりも薄くする
    ことを特徴とする遠心式圧縮機のインペラ。
  2. 請求項1に記載の遠心式圧縮機のインペラにおいて、
    前記縁前端と前記縁後端とを、回転軸径方向においてずらして配置する
    ことを特徴とする遠心式圧縮機のインペラ。
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