JP2016031064A - 多段ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化でき、しかもコスト増を招くことのない高性能な多段ポンプを提供する。【解決手段】水返し羽根12aは、戻り流路12の出口部において、次段の遠心羽根車1のシュラウド1a側の子午面形状を当該シュラウド1a側に向けて凹形状となる曲線部12gで形成して次段の遠心羽根車1の入口径Raとなる位置まで突出する突出部12eを備え、次段の遠心羽根車1は、当該次段の遠心羽根車のシュラウド入口形状が水返し羽根12aの曲線部12gに沿って形成され、次段の遠心羽根車1のシュラウド入口形状が戻り流路12の出口部の一部を構成している。【選択図】図2
Description
本発明は、比較的高揚程のポンプに用いられる多段ポンプに関する。
ターボ形ポンプにおいて特に高圧の全揚程が要求される場合、単一の回転軸に複数個の羽根車を設置した多段形の遠心ポンプ(多段ポンプ)が用いられる。この種の多段ポンプは、回転軸に装着される複数個の羽根車と、羽根車の下流に設けられるディフューザと、ディフューザの下流に設けられて次段の羽根車に導く戻り流路と、戻り流路に設けられる水返し羽根と、を備えている。
一般に、戻り流路は、流体の流れが半径方向内向きのため、流路面積は径が小さくなるに従って下流側ほど狭くなり、流れの平均速度は増速(又は、等速流)となり、この間の損失は比較的小さい。しかし、流路の曲がり部での曲率が大きくなると局所的に流れの急激な増減速が起こるため、流れの剥離(流れの乱れ)による損失が増大する。
一方、多段ポンプの小形・高速化のためには回転軸の軸方向の長さが短い方が有利であり、多段ポンプの一段あたりの軸方向長さを短くすることが好ましい。しかし、羽根車の流路幅は取扱う流量によって一定の幅を確保する必要があるため、ポンプ一段あたりの軸方向長さをできる限り短くするためには戻り流路の軸方向長さを短くせざるを得ない。
この場合、戻り流路の出口の曲率が非常に大きくなるため、この部分での流れが流路形状に沿って流れることができず、戻り流路の出口の曲がり部において流れの剥離が生じる。この流れの剥離の発生によって戻り流路の出口の流れは内径側(回転軸側)に偏り、羽根車の入口に流入する流体の流れの速度分布は偏りが大きくなる。このような現象は次段羽根車の設計上好ましくなく、流れの剥離により生じる損失は比較的大きいのでポンプ全体としての性能低下をまねくおそれがある。
そこで、速度分布の偏りを抑制する手段として、戻り流路と次段羽根車との間に整流板を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、整流板の設計や製作、加工ないし施工が必要となりコスト増を招くという問題がある。また、流体の流れの剥離により二次流れが発生し、二次流れが残った状態で流体が次段羽根車の吸込口(入口)に到達し、この吸込口での流体の流入角度と羽根車の吸込口での羽根角度に食い違いが発生することで局所的に相対速度が大きくなって流速の不均一が生じ、損失が増大することによって羽根車の性能の低下を招くという問題がある。
本発明は、前記した従来の問題を解決するものであり、小型化でき、しかもコスト増を招くことのない高性能な多段ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、回転軸に設けられた複数段の遠心羽根車と、前記複数段の遠心羽根車を覆う内ケーシングと、流体が吸い込まれる吸込管および前記流体が吐出される吐出管を有する外ケーシングと、前記内ケーシング内に設けられ、前記各遠心羽根車の外周下流側に設けられるディフューザと、前記各ディフューザの下流側に設けられ、前記流体の流れを次段の遠心羽根車の入口に導く戻り流路と、前記各戻り流路に設けられる水返し羽根と、を備え、前記水返し羽根は、前記戻り流路の出口部において、前記次段の遠心羽根車のシュラウド側の子午面形状を当該シュラウド側に向けて凹形状となる曲線で形成して前記次段の遠心羽根車の入口径付近まで突出した突出部を備え、前記次段の遠心羽根車は、当該次段の遠心羽根車のシュラウド入口形状が前記水返し羽根の前記曲線に沿って形成され、前記次段の遠心羽根車のシュラウド入口形状が前記戻り流路の出口部の一部を構成していることを特徴とする。
本発明によれば、小型化でき、しかもコスト増を招くことのない高性能な多段ポンプを提供できる。
以下、本実施形態に係る多段ポンプ100A,100Bについて、図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1ないし図3は、多段ポンプ100A,100Bをいわゆる子午面で切断したときの断面図、換言すると回転軸10の中心を通るようして回転軸10に沿って且つ各羽根(後記する羽根1c、ディフューザ11a、水返し羽根12a)に沿うように切断したときの断面図である。また、多段ポンプ100A,100Bは、給水用、送水用など各種のポンプに用いられるものである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る多段ポンプを示す構造図である。
図1に示すように、多段ポンプ100Aは、回転軸10に複数段(本実施形態では、4段)に設けられた遠心羽根車1、これら遠心羽根車1を覆う内ケーシング2、流体が吸い込まれる吸込口4aを備えた吸込管4および流体が吐出される吐出口5aを備えた吐出管5を有する略円筒状(筒状)の外ケーシング3などを備えている。
図1は、第1実施形態に係る多段ポンプを示す構造図である。
図1に示すように、多段ポンプ100Aは、回転軸10に複数段(本実施形態では、4段)に設けられた遠心羽根車1、これら遠心羽根車1を覆う内ケーシング2、流体が吸い込まれる吸込口4aを備えた吸込管4および流体が吐出される吐出口5aを備えた吐出管5を有する略円筒状(筒状)の外ケーシング3などを備えている。
回転軸10は、内ケーシング2を貫通して図示水平方向に延びて配置され、内ケーシング2の両端において、軸封装置6,6によって軸封されている。また、回転軸10は、軸封装置6の軸方向の外側において、軸受7(一方のみ図示)によって回転自在に支持されている。一方の軸封装置6から軸方向に突出する回転軸10は、原動機(不図示)と連結されている。
内ケーシング2は、各遠心羽根車1を個別に収容する断面視凹形状の収容部2aを有している。この収容部2aは、遠心羽根車1の軸方向の両側に側板2b,2bを有している。また、収容部2a内には、環状の仕切板2cが軸方向の略中央に配置され、この仕切板2cを挟んで吸込口4a側にディフューザ流路11、吐出口5a側に戻り流路12が形成されている。
ディフューザ流路11には、遠心羽根車1から流出する流体の動圧を静圧に圧力回復するディフューザ(ディフューザ羽根)11aが設けられている。戻り流路12は、ディフューザ流路11の下流側に流体を次段の遠心羽根車1の入口に導くものである。また、戻り流路12には、ディフューザ11aから流出した流体を整流する水返し羽根12aが設けられている。また、ディフューザ流路11と戻り流路12とは、接続流路13によって接続されている。
図2は、第1実施形態に係る多段ポンプの要部を示す構造図である。
図2に示すように、ディフューザ11aは、遠心羽根車1の外周側に位置し、軸方向の一方の縁部11bが吸込口4a側の側板2bに固定され、他方の縁部11cが仕切板2cの一面側に固定されている。
図2に示すように、ディフューザ11aは、遠心羽根車1の外周側に位置し、軸方向の一方の縁部11bが吸込口4a側の側板2bに固定され、他方の縁部11cが仕切板2cの一面側に固定されている。
水返し羽根12aは、軸方向の一方の縁部12bが仕切板2cの他面側に固定され、他方の縁部12cが吐出口5a側の側板2bに固定されている。
回転軸10が原動機(不図示)によって回転駆動されると、外ケーシング3(図1参照)に設けられた吸込口4a(図1参照)から吸い込まれた流体は、各遠心羽根車1によって段階的に加圧された後、外ケーシング3(図1参照)に設けられた吐出口5a(図1参照)から吐出される。
遠心羽根車1は、シュラウド1aと、ハブ1bと、複数の羽根1cとを組み合わせて構成され、断面視において略J字状の流路1dを有している。流路1dは、流体の流れる向きを軸方向から径方向外側に曲げる内周路1eと、径方向外側に向けて延在する外周路1fと、を有している。なお、流路1dは、径方向に延びるとともに周方向に延びるように流路を構成している。また、内周路1eの流路幅W1(軸方向)は、外周路1fに向けて徐々に細くなっている。外周路1fの流路幅W2(軸方向)は、一定である。
また、遠心羽根車1は、ハブ1bが回転軸10に固定され、シュラウド1aが羽根1cを介してハブに固定されている。また、遠心羽根車1は、回転軸10が回転することで、シュラウド1aの一部が側板2bと摺動し、ハブ1bの一部が仕切板2cと摺動する。
また、遠心羽根車1は、戻り流路12と連通する目玉形状の入口部1gを有している。この入口部1gにおいて、回転軸10との距離Lが最小となる位置Pにおける回転軸10の中心Oとの距離(半径)は、入口径Ra(いわゆる目玉径)である。
水返し羽根12aは、径方向外側から回転軸10側に延在する本体部12dと、遠心羽根車1の入口部1g(位置P)に向けて突出する突出部12eと、を有している。この突出部12eは、戻り流路12の出口部Rにおいて、戻り流路12の一部を構成する側板2bの壁面2b1よりも遠心羽根車1側に突出している。なお、戻り流路12の出口部Rは、側板2bとシュラウド1aとの境界(後記する摺動面s2)から入口部1gまでの間を意味している。
また、本体部12dの内周側(回転軸10側)の出口端12fは、遠心羽根車1の入口部1gの入口径Raよりも内径側(回転軸10側)に位置している。なお、本実施形態では、出口端12fの縁部が、回転軸10に沿う方向に構成されているが、これに限定されるものではなく、回転軸10に交差する向きであってもよい(図2の二点鎖線参照)。
また、突出部12eは、遠心羽根車1のシュラウド1a側を向いている子午面形状が、シュラウド1a側に向けて凹形状となる円弧状の曲線部12g(曲線)を有している。
一方、遠心羽根車1のシュラウド1aは、入口部1g(位置P)から本体部12d(側板2bの壁面2b1)に向けて延びる延出部1hを有している。この延出部1hは、子午面形状が、水返し羽根12aの曲線部12gに沿って形成された曲線部1iを有している。この曲線部1iは、図2に示す点Sを中心とする円弧形状である。ここで、前記曲線部1iの形状は、1円弧に限るものではなく、2円弧あるいは自由曲線でもよい。なお、延出部1hは、次段の遠心羽根車1のシュラウド入口形状に対応する。また、この延出部1hは、戻り流路12の出口部の一部を構成している。
また、突出部12eと延出部1hとの間には、クリアランスCLが形成されている。クリアランスCLは、例えば、遠心羽根車1が回転したときに接触しない最小限の隙間に設定される。なお、クリアランスCLは、遠心羽根車1の回転時だけではなく、経年変化による水返し羽根12aの変形などを加味して設定してもよい。
なお、本実施形態では、突出部12eにおける曲線部12gが円弧形状の場合を例に挙げて説明したが、子午面形状がシュラウド1a側に向けて凹形状の曲線となるものであれば、円弧形状に限定されるものではなく、楕円弧など他の曲線であってもよい。
また、延出部1hの軸方向の先端部は、戻り流路12を構成する側板2bの壁面2b1まで延びている。よって、側板2bの壁面2b1とシュラウド1aの曲線部1i(曲面)とは、面一の状態(段差のない状態)となっている。
以上説明したように、第1実施形態に係る多段ポンプ100Aでは、水返し羽根12aが、戻り流路12の出口部において、次段の遠心羽根車1のシュラウド1a側の子午面形状が、当該シュラウド1a側に向けて凹形状となる曲線部12gとなり、次段の遠心羽根車1の入口径Raとなる位置Pまで突出する突出部12eを備え、次段の遠心羽根車1のシュラウド入口形状である延出部1hが水返し羽根12aの曲線部12gに沿って形成され、次段の遠心羽根車1の延出部1hが戻り流路12の出口部の一部を構成している。これによれば、軸方向の長さを短くしたとしても、戻り流路12の出口部から遠心羽根車1の入口部1gにおける曲がり部の曲率を小さくすることができるため、戻り流路12の流体の流れを、水返し羽根12aの本体部12dによって周方向から径方向に転向させることに加えて、水返し羽根12aの延出部1hによって径方向から軸方向に効率的に転向させることが可能となる。その結果、従来のように戻り流路12の出口部での流路の曲率半径が小さくなることで生じる流体の流れの剥離を抑制することができるので、この部分で生じる流体損失も抑制することが可能になる。また、流れの剥離を抑制できることによって、次段の遠心羽根車1に流入する流体の流速分布の偏りを抑制でき、遠心羽根車1の性能低下を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、軸方向長さを短くできることにより、多段ポンプ100Aを小型化することができ、整流板の設計や製作、加工ないし施工が不要となるので、コスト増を招くことがない。しかも、小型化できることによって、材料費、加工費を低減できることで、コストの低減が可能となる。このように、第1実施形態では、小型化でき、しかもコスト増を招くことのない高性能な多段ポンプ100Aを得ることが可能になる。
また、多段ポンプ100Aでは、遠心羽根車1の入口側の圧力P1(図2参照)が、遠心羽根車1の出口側の圧力P2(図2参照)よりも低くなるので、遠心羽根車1から吐出された流体(水)の一部が、遠心羽根車1と側板2bとの隙間s1および側板2bと遠心羽根車1のシュラウド1aとの摺動面s2を通って戻り流路12に戻る漏れ流れが発生する。
そこで、本実施形態では、シュラウド1aに突出部12eに沿う延出部1hを形成することにより、摺動面s2が、従来のものよりも長く形成されるので、摺動面s2での抵抗が大きくなり、戻り流路12に戻る漏れ流量を低減することが可能になる。これにより、ポンプの体積効率の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
ところで、非設計点(低流量域)での運転においては、次段の遠心羽根車1の入口部1gの半径方向に分布する圧力の勾配によって次段の遠心羽根車1の入口部1gから戻り流路12にかけて旋回を伴った再循環流が発生する。このため、特許文献1に記載した整流板を備えたものでは、旋回を伴う再循環流が整流板と干渉することによって生じる振動などが原因となって、戻り流路12と次段の遠心羽根車1との間に設けた整流板が損傷するおそれがある。この点において、戻り流路12と次段の遠心羽根車1との間に整流板を設置することについては構造上の信頼性において課題が残る。
ところで、非設計点(低流量域)での運転においては、次段の遠心羽根車1の入口部1gの半径方向に分布する圧力の勾配によって次段の遠心羽根車1の入口部1gから戻り流路12にかけて旋回を伴った再循環流が発生する。このため、特許文献1に記載した整流板を備えたものでは、旋回を伴う再循環流が整流板と干渉することによって生じる振動などが原因となって、戻り流路12と次段の遠心羽根車1との間に設けた整流板が損傷するおそれがある。この点において、戻り流路12と次段の遠心羽根車1との間に整流板を設置することについては構造上の信頼性において課題が残る。
そこで、本実施形態では、図3に示す多段ポンプ100Bを採用することで、前記課題を解決したものである。図3は、第2実施形態に係る多段ポンプを示す構造図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図3に示すように、水返し羽根22aは、径方向外側から回転軸10側に延在する本体部22d(本体部12dと同様)と、遠心羽根車1の入口部1gに向けて突出する突出部22eと、を有している。
本体部22dの内径側(回転軸10側)の出口端22fの径Rbは、遠心羽根車1の入口部1gの入口径(目玉径)Raと一致している。なお、再循環流によって突出部22eが損傷して信頼性が損なわれない範囲において、出口端22fがシュラウド1aの入口径Raとなる位置Pよりも内径側(回転軸10側)に位置するものであってもよい。つまり、出口端22fの径Rbが、入口部1gの入口径Raと同等であってもよい。
以上説明したように、第2実施形態の多段ポンプ100Bによれば、水返し羽根22aの出口端22fの径を、次段の遠心羽根車1の入口径Raと同一ないし同等とすることにより、第1実施形態の多段ポンプ100Aの効果に加えて、少流量域における次段の遠心羽根車1の入口部1gから戻り流路12に戻る再循環流との干渉を避けることができ、信頼性の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。例えば、シュラウド1aの入口形状が、突出部12e(22e)の曲線部12g(22g)の全体に沿う形状とした場合(90度の円弧形状の場合)を例に挙げて説明したが、シュラウド1aの入口形状が、曲線部12g(22g)の一部に沿う形状とし、残りの一部に沿う形状を側板2bによって構成するようにしてもよい。これにより、側板2b(内ケーシング2)とシュラウド1aとの摺動長さをさらに長くすることができるので、漏れ流量をさらに低減できる。
100A,100B 多段ポンプ
1 遠心羽根車
1a シュラウド
1b ハブ
1c 羽根
1g 入口部(入口)
1h 延出部(シュラウド入口形状)
2 内ケーシング
3 外ケーシング
4a 吸込口
5a 吐出口
10 回転軸
11 ディフューザ流路
11a ディフューザ
12 戻り流路
12a,22a 水返し羽根
12e,22e 突出部
12f,22f 出口端
12g,22g 曲線部(曲線)
13 接続流路
R 出口部
Ra 入口径
Rb 径
1 遠心羽根車
1a シュラウド
1b ハブ
1c 羽根
1g 入口部(入口)
1h 延出部(シュラウド入口形状)
2 内ケーシング
3 外ケーシング
4a 吸込口
5a 吐出口
10 回転軸
11 ディフューザ流路
11a ディフューザ
12 戻り流路
12a,22a 水返し羽根
12e,22e 突出部
12f,22f 出口端
12g,22g 曲線部(曲線)
13 接続流路
R 出口部
Ra 入口径
Rb 径
Claims (2)
- 回転軸に設けられた複数段の遠心羽根車と、
前記複数段の遠心羽根車を覆う内ケーシングと、
前記内ケーシングの周囲に配置され、流体が吸い込まれる吸込口および前記流体が吐出される吐出口を有する筒状の外ケーシングと、
前記内ケーシング内に設けられ、前記各遠心羽根車の外周下流側に設けられるディフューザと、
前記各ディフューザの下流側に設けられ、前記流体の流れを次段の遠心羽根車の入口に導く戻り流路と、
前記各戻り流路に設けられる水返し羽根と、を備え、
前記水返し羽根は、前記戻り流路の出口部において、前記次段の遠心羽根車のシュラウド側の子午面形状を当該シュラウド側に向けて凹形状となる曲線で形成して前記次段の遠心羽根車の入口径付近となる位置まで突出する突出部を備え、
前記次段の遠心羽根車は、当該次段の遠心羽根車のシュラウド入口形状が前記水返し羽根の前記曲線に沿って形成され、前記次段の遠心羽根車のシュラウド入口形状が前記戻り流路の出口部の一部を構成していることを特徴とする多段ポンプ。 - 前記水返し羽根の出口端の径は、前記次段の遠心羽根車の入口径と同一ないし同等であることを特徴とする請求項1に記載の多段ポンプ。
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