JP2016107869A - カーペットモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスを独立した専用部品を使用せずに成形カーペットに固定することができ、部品点数や製造工程の低減によってコストを低減することができるカーペットモジュールを提供すること。【解決手段】成形可能な基礎樹脂層を備え、車体のフロアパネル4の立体構造に相応する立体構造に成形されてフロアパネル4上に組み付けられる成形カーペット5と、一部が前記成形カーペット5に固定されたワイヤハーネス6と、を備えるカーペットモジュール3において、成形カーペット5には、ワイヤハーネス6を規制してワイヤハーネス6を固定する保持構造部(帯片)81,82,83を、基礎樹脂層の切り起こしにより一体成形した。【選択図】図3

Description

本発明は、車体のフロアに配索するワイヤハーネスを備えて車体のフロアパネルに組み付けられるカーペットモジュールに関する。
図13及び図14は、下記特許文献1に開示されたカーペットモジュールの斜視図である。
このカーペットモジュール100は、図13に示すように、車体のフロアパネル210の立体構造に相応する立体構造に成形されてフロアパネル210上に組み付けられる成形カーペット110と、一部がこの成形カーペット110に固定されるワイヤハーネス120と、ワイヤハーネス120を成形カーペット110に固定する帯状フェルト材130と、を備えている。
成形カーペット110は、図14に示すように、裏面側から順に、熱溶融性樹脂層111と、この熱溶融性樹脂層111の上に積層された強度確保用の基礎樹脂層112と、この基礎樹脂層112の表面に植設される繊維糸(不図示)と、を備えている。
成形カーペット110の基礎樹脂層112は、加熱状況下で加圧成形することで、所定の形状に成形可能な樹脂層である。この基礎樹脂層112は、フロアパネル210の立体構造に相応する立体構造に成形されると共に、表面側に凸の断面形状のハーネス配索溝114が形成される。
ハーネス配索溝114は、ワイヤハーネス120を配索する溝である。このハーネス配索溝114に配索されたワイヤハーネス120は、ワイヤハーネス120の上に被せられた帯状フェルト材130を熱溶融性樹脂層111に熱融着させることによって、成形カーペット110に固定される。
また、下記特許文献2には、カーペットモジュールとして、車体のフロアパネルの上に組み付けられる成形カーペットと、車体フロアの側縁部に位置する成形カーペットの側縁部に組み付けられる樹脂製のハーネス収容ケースと、一部が前記ハーネス収容ケースに収容されるワイヤハーネスと、前記ハーネス収容ケース内のワイヤハーネスをケースに固定する結束バンドと、を備えた構成のものが開示されている。
更に、下記特許文献3には、カーペットモジュールとして、車体のフロアパネルの上に敷設される成形カーペットと、この成形カーペットとフロアパネルとの間に介在して成形カーペットを嵩上げするフロアスペーサと、を備え、前記フロアスペーサにワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス保持構造を装備する構成のものが開示されている。
特開2007−302128号公報 特開2010−6305号公報 特開2006−248293号公報
ところが、前述した特許文献1〜3に開示されているカーペットモジュールは、いずれも、ワイヤハーネスを成形カーペットに固定する際には、成形カーペットとは別体の専用の部品を使用するため、部品点数や製造工程が増加し、コストアップを招くという問題があった。
また、特許文献1に開示されたカーペットモジュールの場合は、ワイヤハーネスを配索するハーネス配索溝の形成によって、カーペット表面にワイヤハーネスの配索経路に沿って延在する隆起部が残ってしまい、この隆起部が車両搭乗者の目に映るようであると、成形カーペットの意匠性が低減するおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ワイヤハーネスを独立した専用部品を使用せずに成形カーペットに固定することができ、部品点数や製造工程の低減によってコストを低減することができるカーペットモジュールを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 成形可能な基礎樹脂層を備え、車体のフロアパネルの立体構造に相応する立体構造に成形されて前記フロアパネル上に組み付けられる成形カーペットと、一部が前記成形カーペットに固定されたワイヤハーネスと、を備えるカーペットモジュールであって、
前記成形カーペットには、前記ワイヤハーネスを規制して前記ワイヤハーネスを固定する保持構造部が前記基礎樹脂層の切り起こしにより一体成形されていることを特徴とするカーペットモジュール。
(2) 前記保持構造部を前記ワイヤハーネスの延在方向に所定の間隔で複数装備する場合に、前記ワイヤハーネスの延在方向に隣接する前記保持構造部同士は、前記ワイヤハーネスを規制する方向が互いに逆向きとなるように、互いに逆向きの曲げ構造に成形したことを特徴とする上記(1)に記載のカーペットモジュール。
(3) 前記保持構造部は、前記成形カーペットの車室内の内装材の下に隠れる領域に装備したことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のカーペットモジュール。
(4) 前記成形カーペットは前記フロアパネル側に開放部を向けた略コ字状断面で車幅方向に延在する樋状構造部を備え、
車幅方向に沿って配索する前記ワイヤハーネスは、前記樋状構造部に挿通させ、前記樋状構造部の側壁部に切り起こし形成された前記保持構造部によって、前記樋状構造部に固定することを特徴とする上記(1)〜(3)の何れかに記載のカーペットモジュール。
(5) 前記ワイヤハーネスの延在方向に並ぶ前記保持構造部は、隣接する前記保持構造部の配置が前記ワイヤハーネスの延在方向と直交する方向に位置をずらした千鳥状の配置で装備したことを特徴とする上記(1)〜(4)の何れかに記載のカーペットモジュール。
(6) 前記保持構造部は、一端を自由端とする帯片であることを特徴とする上記(1)〜(5)の何れかに記載のカーペットモジュール。
(7) 前記保持構造部は、前記成形カーペット上における前記ワイヤハーネスの配索経路上で、配索方向に所定距離離間した2箇所に配索経路と直交する方向のスリットを入れて、この2箇所のスリット間の帯板状部分を前記ワイヤハーネスが挿通可能なアーチ状に成形した帯片であることを特徴とする上記(1)〜(5)の何れかに記載のカーペットモジュール。
(8) 前記成形カーペット上の前記ワイヤハーネスの配索経路上で、前記ワイヤハーネスの分岐箇所の付近には、分岐ハーネスを挿通可能なハーネス挿通口を装備したことを特徴とする上記(1)〜(7)の何れかに記載のカーペットモジュール。
(9) 前記保持構造部を形成するために前記成形カーペットに形成する切れ込み又はスリットが、前記ハーネス挿通口を兼ねることを特徴とする上記(8)に記載のカーペットモジュール。
上記(1)の構成によれば、ワイヤハーネスは、成形カーペットに一体成形された保持構造部によって、その一部が成形カーペットに固定される。
従って、ワイヤハーネスを、独立した専用部品を使用せずに成形カーペットに固定することができ、独立した専用部品を使用していた従来のカーペットモジュールと比較すると、部品点数や製造工程の低減によってコストを低減することができる。
上記(2)の構成によれば、成形カーペットに固定されるワイヤハーネスは、規制方向が逆向きとなる2つの保持構造部で挟まれていて、一側から規制する場合と比較して、より強固にワイヤハーネスを固定することができる。
従って、使用時に、車両から伝達される振動等でワイヤハーネスが位置ずれすることを防止することができる。
上記(3)の構成によれば、ワイヤハーネスの配索経路は、車室内の内装材の下に隠れて、ワイヤハーネスを固定している保持構造部が車両搭乗者の目に映ることがない。即ち、上記(3)の構成によれば、カーペットモジュールは、ワイヤハーネスの配索経路や固定構造を車両搭乗者に感じさせない。従って、ワイヤハーネスの配索経路や固定構造が、成形カーペットのデザインに影響を及ぼすことがなく、成形カーペットが優れた意匠性を表現することができる。
上記(4)の構成によれば、車幅方向に沿って配索するワイヤハーネスは、成形カーペットの樋状構造部内に配索することで、搭乗者の目に触れにくくなり、また、搭乗者の踏み付けから守ることができる。更に、樋状構造部内に通したワイヤハーネスは、該樋状構造部の側壁部に形成した保持構造部によって樋状構造部の側壁部に固定することで、車体のフロアパネルから浮いた一定高さ位置にワイヤハーネスを配索することができ、ワイヤハーネスがフロアパネルの溶接箇所に残存するバリで損傷することを防止することができる。
また、フロアパネルの溶接箇所とワイヤハーネスの樋状構造挿通部の位置を一致させることで、溶接箇所の残存バリによりワイヤハーネスが損傷することを防止することができる。
上記(5)の構成によれば、ワイヤハーネスの延在方向に沿って千鳥状に配置された複数個の保持構造部でワイヤハーネスを保持するため、保持したワイヤハーネスの延在経路が蛇行形状となり、保持するワイヤハーネスに余長を付与することができる。また、保持構造部で保持する枝線部が細い電線であっても、保持位置をずらすことで延在方向の位置ずれを防止することができる。
上記(6)の構成によれば、成形カーペットに一体形成された保持構造部によるワイヤハーネスの固定作業は、保持構造部である帯片の自由端側からワイヤハーネスを帯片の根元側に割り込ませるという簡単な操作で実現することができ、成形カーペットに対するワイヤハーネスの固定を簡単に済ませることができる。
上記(7)の構成によれば、ワイヤハーネスを規制する保持構造部は、アーチ状で、両持ち梁構造となるため、より強固にワイヤハーネスを固定することが可能である。また、各帯片は、ワイヤハーネスの搬送経路上に一対のスリットを形成するだけで形成することができ、帯片の形成が容易になる。
上記(8)の構成によれば、成形カーペット上にワイヤハーネスを配索した際に、分岐部の近くにハーネス挿通口があるか否かで、誤配索を検知可能になり、成形カーペット上でのワイヤハーネスの配索作業性を向上させることができる。
上記(9)の構成によれば、ハーネス挿通口が専用の開口ではなく、保持構造部を形成するために成形カーペットに形成する切れ込み又はスリットである。従って、ハーネス挿通口を形成するために、専用の工具を容易する必要がなく、ハーネス挿通口の装備を容易にすることができる。
本発明によるカーペットモジュールによれば、ワイヤハーネスを独立した専用部品を使用せずに成形カーペットに固定することができ、部品点数や製造工程の低減によってコストを低減することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るカーペットモジュールの第1実施形態における成形カーペットとワイヤハーネスの分解斜視図である。 図2(a)は図1に示した成形カーペットの要部の拡大図、図2(b)は成形カーペットを構成している基礎樹脂層と繊維糸との説明図である。 図3は本発明の第1実施形態のカーペットモジュールの組立状態における要部の斜視図である。 図4は図3のA−A断面図である。 図5は図3のB−B断面図である。 図6は図5に示したワイヤハーネスの固定構造の変形例で、保持構造部がワイヤハーネスを串刺しにして固定した状態の断面図である。 図7は本発明に係るカーペットモジュールの第2実施形態における成形カーペットとワイヤハーネスの分解斜視図である。 図8は本発明の第2実施形態のカーペットモジュールの組立状態における要部の斜視図である。 図9は図8のC−C断面図である。 図10は図8のD部の拡大図である。 図11は図8のE−E断面図である。 図12は図11に示した保持構造部がワイヤハーネスの先端のコネクタを保持している状態の説明図である。 図13は従来のワイヤハーネス付き成形カーペットの概略構成を示す斜視図である。 図14は図13に示したワイヤハーネス付き成形カーペットのワイヤハーネスを固定する構造を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係るカーペットモジュールの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図6は本発明に係るカーペットモジュールの第1実施形態を示したもので、図1は本発明の第1実施形態のカーペットモジュールにおける成形カーペットとワイヤハーネスの分解斜視図、図2(a)は図1に示した成形カーペットの要部の拡大図、図2(b)は成形カーペットとを構成している基礎樹脂層と繊維糸との説明図、図3は本発明の第1実施形態のカーペットモジュールの組立状態における要部の斜視図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は図5に示したワイヤハーネスの固定構造の変形例で、保持構造部がワイヤハーネスを串刺しにして固定した状態の断面図である。
この第1実施形態のカーペットモジュール3は、図1〜図4に示すように、車体のフロアパネル4の立体構造に相応する立体構造に成形されてフロアパネル4上に組み付けられる成形カーペット5と、一部が成形カーペット5に固定されて成形カーペット5から延出した自由端側が車室内の機器に接続されるワイヤハーネス6と、を備えている。
カーペットモジュール3に装備されるワイヤハーネス6は、図1に示すように、後述する成形カーペット5の外側縁55a上を車体の前後方向に沿って配索される太径の幹線部61と、この幹線部61の途中から分岐して車幅方向に配索される細径の枝線部62と、この枝線部62の途中から分岐する第2枝線部63と、枝線部62の先端に接続されたコンソール配索部67などを備えた分岐構造に形成されている。コンソール配索部67は、フロアパネル4のセンターコンソール部の上に配置される部位である。
成形カーペット5は、図2(b)に示すように、成形可能なシート状の基礎樹脂層51と、この基礎樹脂層51の表面に植設された繊維糸52と、を備えており、基礎樹脂層51がフロアパネル4の立体構造に相応する立体構造に成形されて、フロアパネル4に組み付けられる。
成形カーペット5は、図1に示すように、車幅方向の中央を車体の前後方向に沿って延在するコンソール被覆部54と、このコンソール被覆部54の右側縁に連続した右側被覆部55と、コンソール被覆部54の左側縁に連続した左側被覆部56と、を一体形成したものである。
コンソール被覆部54は、車室内の運転席と助手席との間に隆起するフロアパネル4のセンターコンソール部の上に被さるカーペットである。
右側被覆部55は、車室の内装材の1つである右側座席シートの下に位置するフロアパネル4の右側部分に被さるカーペットである。
左側被覆部56は、車室の内装材の1つである左側座席シートの下に位置するフロアパネル4の左側部分に被さるカーペットである。
右側被覆部55及び左側被覆部56には、内装材の1つである座席シートの下を車幅方向に延在する樋状構造部57が備えられている。この樋状構造部57は、図4に示すように、フロアパネル4側に開放部571を向けた略コ字状断面の構造で、座席シートの下を車幅方向に延在して、各被覆部55,56の両側縁部に連絡している。また、樋状構造部57は、座席シートの下に隠れる領域に装備されている。
この樋状構造部57は、図3及び図4に示すように、ワイヤハーネス6の枝線部62を挿通して、枝線部62を保護するプロテクタとして機能する。枝線部62は、右側被覆部55の外側縁55a上に配索されるワイヤハーネス6の幹線部61から分岐して、車幅方向に配索される細径の分岐ハーネスである。
また、成形カーペット5の右側被覆部55及び左側被覆部56の外側縁55a,56aは、図5及び図6に示すように、車体両側部の内装材である側部トリム75の内側まで、延出している。側部トリム75は、フロアパネル4の両側縁の側部隆起部47の上を覆う内装材である。
換言すると、成形カーペット5の両側の外側縁55a,56aは、図5及び図6に示すように、フロアパネル4の側部隆起部47と側部トリム75とで区画される側部空間77に進入していて、側部トリム75により隠されている。
本実施形態の成形カーペット5は、外側縁55a,56aと樋状構造部57とに、複数の保持構造部81,82,83が一体形成されている。
これらの保持構造部81,82は、ワイヤハーネス6を固定する手段として、上記の外側縁55a,56aに装備された帯片である。各保持構造部(帯片)81,82は、外側縁55a,56aに、縁と直交する方向に一対の切り込み(スリット)を入れることで、基礎樹脂層51を帯板状に切り起こし、この基礎樹脂層51による帯板状の部位をワイヤハーネス6の幹線部61の外周を規制する形状に曲げ成形することで、外側縁55a,56aに一体形成されている。
帯片81と帯片82とは、一端を自由端とし、幹線部61の配索方向に沿って交互に、外側縁55a,56aに装備されている。帯片81と帯片82とは、ワイヤハーネス6の延在方向に隣接するように装備されている。また、帯片81と帯片82とは、図5に示すように、ワイヤハーネス6を規制する方向が互いに逆向きとなるように、互いに逆向きの曲げ構造に成形されている。
本実施形態の場合、帯片81は上側から幹線部61の外周を押さえ、帯片82は下側から幹線部61の外周を規制する。従って、本実施形態では、規制方向が逆向きの一対の帯片81,82でワイヤハーネス6の幹線部61を挟持して、幹線部61を固定している。なお、帯片81,82には、ばね性が付与されていてもよい。
以上の帯片81,82は、その自由端側から、これらの帯片81,82が外側縁55aとの間に形成する隙間に幹線部61を割り込ませ、幹線部61を帯片81,82の根元側に移動させることで、各帯片81,82が幹線部61の外周を規制した状態にすることができる。
なお、以上に説明した各帯片81,82は、図6に示す帯片81のように、ワイヤハーネス6の幹線部61に串刺し状態に突き刺すことで、幹線部61を固定するようにしても良い。
本実施形態の場合、帯片81,82がワイヤハーネス6を固定する部位は、図5及び図6に示すように、車体の内装材である側部トリム75の下に隠れる領域に装備されており、車室内に露出しない。
帯片83は、図4に示したように、ワイヤハーネス6の枝線部62を固定する手段として、樋状構造部57の側壁部572に装備されたものである。この帯片83は、側壁部572における基礎樹脂層51を帯板状に切り起こした後、この切り起こし部分を、図4に示したように、枝線部62の外周を規制する湾曲形状に成形することで、側壁部572に一体装備されている。
帯片83は、樋状構造部57内における枝線部62の延在方向に沿って、所定の離間距離で複数装備されている。そして、枝線部62の延在方向に隣接する帯片83同士は、図3及び図4に示すように、側壁部572の高さ方向に寸法h1だけ位置をずらして配置される。従って、樋状構造部57に装備される複数の帯片83は、枝線部62の延在方向に沿って千鳥状に配置されており、樋状構造部57に挿通される枝線部62を蛇行した配索形態に固定する。
樋状構造部57は、車室内の内装材の1つである座席シートの下に隠れるように装備されている。従って、樋状構造部57に装備される帯片83は、内装材の下に隠れる領域に装備された保持構造部である。
以上に説明したカーペットモジュール3では、図3に示すように、車体の前後方向に沿って外側縁55aの上に配索される幹線部61は、外側縁55aに装備された複数の帯片81,82によって規制されて、外側縁55aに固定される。なお、帯片81,82による幹線部61の固定は、図5に示すように、一対の帯片81,82によって幹線部61を挟持させた状態にすることで実現できる。しかし、図6に示すように、一方の帯片81が幹線部61を串刺し状態に貫通して、幹線部61の一部を帯片81と帯片82とで挟持する状態にしても、幹線部61を固定することができる。
そして、幹線部61の途中から分岐した枝線部62は、樋状構造部57内を挿通されて、側壁部572に装備されている複数の帯片83により、側壁部572に固定される。
以上に説明した第1実施形態のカーペットモジュール3の場合、ワイヤハーネス6は、成形カーペット5に一体成形された複数の帯片81,82,83によって、その一部が成形カーペット5に固定される。
従って、ワイヤハーネス6を、独立した専用部品を使用せずに成形カーペット5に固定することができ、独立した専用部品を使用していた従来のカーペットモジュールと比較すると、部品点数や製造工程の低減によってコストを低減することができる。
また、第1実施形態のカーペットモジュール3の場合、成形カーペット5に固定されるワイヤハーネス6は、規制方向が逆向きとなる2つの帯片81,82で挟まれていて、一側から規制する場合と比較して、より強固にワイヤハーネス6を固定することができる。
従って、使用時に、車両から伝達される振動等でワイヤハーネス6が位置ずれすることを防止することができる。
また、第1実施形態のカーペットモジュール3の場合、ワイヤハーネス6の配索経路は、車室内の内装材の下に隠れて、ワイヤハーネス6を固定している帯片81,82,83が車両搭乗者の目に映ることがない。即ち、第1実施形態の構成によれば、カーペットモジュール3は、ワイヤハーネス6の配索経路や固定構造を車両搭乗者に感じさせない。従って、ワイヤハーネス6の配索経路や固定構造が、成形カーペット5のデザインに影響を及ぼすことがなく、成形カーペット5が優れた意匠性を表現することができる。
また、第1実施形態のカーペットモジュール3の場合、車幅方向に沿って配索するワイヤハーネス6は、成形カーペット5の樋状構造部57内に配索することで、搭乗者の目に触れにくくなり、また、搭乗者の踏み付けから守ることができる。更に、樋状構造部57内に通したワイヤハーネス6(枝線部62)は、該樋状構造部57の側壁部572に形成した帯片83によって樋状構造部57の側壁部572に固定することで、車体のフロアパネル4から浮いた一定高さ位置にワイヤハーネス6を配索することができ、ワイヤハーネス6がフロアパネル4の溶接箇所に残存するバリで損傷することを防止することができる。
また、第1実施形態のカーペットモジュール3の場合、ワイヤハーネス6の延在方向に沿って千鳥状に配置された複数個の帯片83で枝線部62を保持するため、保持した繊維糸52の延在経路が蛇行形状となり、保持するワイヤハーネス6に余長を付与することができる。また、帯片83で保持する枝線部62が細い電線であっても、保持位置をずらすことで延在方向の位置ずれを防止することができる。
また、第1実施形態のカーペットモジュール3の場合、成形カーペット5に一体形成された帯片81,82,83によるワイヤハーネス6の固定作業は、各帯片の自由端側からワイヤハーネス6を帯片の根元側に割り込ませるという簡単な操作で実現することができ、成形カーペット5に対するワイヤハーネス6の固定を簡単に済ませることができる。
[第2実施形態]
図7〜図12は本発明に係るカーペットモジュールの第2実施形態を示したもので、図7は本発明の第2実施形態のカーペットモジュールにおける成形カーペットとワイヤハーネスの分解斜視図、図8は本発明の第2実施形態のカーペットモジュールの組立状態における要部の斜視図、図9は図8のC−C断面図、図10は図8のD部の拡大図、図11は図8のE−E断面図、図12は図11に示した保持構造部がワイヤハーネスの先端のコネクタを保持している状態の説明図である。
この第2実施形態のカーペットモジュール3Aは、図7に示すように、成形カーペット5Aと、一部が成形カーペット5Aに固定されるワイヤハーネス6Aとで構成されている。
第2実施形態の成形カーペット5Aは、第1実施形態の成形カーペット5の一部を改良したものである。
なお、第2実施形態の成形カーペット5Aにおいて、第1実施形態の成形カーペット5と共通の構成については、第1実施形態と同一の符号を付すことで、説明を省略又は簡略化する。
第1実施形態からの改良点は、成形カーペット5Aの外側縁55aに装備する帯片84と、樋状構造部57の側壁部572に装備する帯片85とが、ワイヤハーネス6を挿通可能なアーチ状に形成された点である。
帯片84は、外側縁55aに配索されるワイヤハーネス6の幹線部61を固定する手段で、第1実施形態における帯片81や帯片82に相当する。また、帯片85は、樋状構造部57内に挿通されるワイヤハーネス6の枝線部62を固定する手段で、第1実施形態における帯片83に相当する。
本実施形態における帯片84,85は、ワイヤハーネスの配索方向に所定距離離間した2箇所の位置で、基礎樹脂層51にワイヤハーネスの配索経路と直交する方向のスリットS1,S2を入れて、この2箇所のスリットS1,S2間の帯板状部分を、ワイヤハーネス6が挿通可能なアーチ状に成形することで形成されている。従って、帯片84,85は、両持ち梁状である。
また、第2実施形態の成形カーペット5Aでは、図7に示すように、右側被覆部55とコンソール被覆部54の境界部に立設された隔離壁部58に、車幅方向内方に凸のアーチ状に成形された帯片86が形成されている。この帯片86も、ワイヤハーネスの配索方向に所定距離離間した2箇所の位置で、基礎樹脂層51にワイヤハーネスの配索経路と直交する方向のスリットを入れて、この2箇所のスリット間の帯板状部分を、ワイヤハーネスが挿通可能なアーチ状に成形することで形成されている。
樋状構造部57に装備した帯片85や、隔離壁部58に装備した帯片86は、これらの帯片85,86が形成するアーチを、第2枝線部63やコンソール側枝線部64が挿通可能な大きさに設定し、更に、これらの枝線部の先端に接続されたコネクタ91,92が挿通可能な大きさに設定されている。
第2実施形態のワイヤハーネス6Aは、第1実施形態のワイヤハーネス6の一部を改良したものである。
なお、第2実施形態のワイヤハーネス6Aにおいて、第1実施形態のワイヤハーネス6と共通の構成については、第1実施形態と同一の符号を付すことで、説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態のワイヤハーネス6Aは、成形カーペット5Aにおける外側縁55aに配索される太径の幹線部61と、この幹線部61の途中から分岐して樋状構造部57に挿通される枝線部62と、この枝線部62の途中から分岐する第2枝線部63と、枝線部62の先端から延出して樋状構造部57の出口から隔離壁部58上に配索されるコンソール側枝線部64と、を備えている。
この第2実施形態のワイヤハーネス6Aにおいて、第2枝線部63の先端と、コンソール側枝線部64の先端には、コネクタ91,92が接続されている。前述した帯片85や帯片86は、これらの帯片が形成するアーチを、コネクタ91,92が挿通可能なように、スリットの大きさが設定されている。
本実施形態の場合、成形カーペット5A上で、ワイヤハーネス6の分岐箇所の付近には、分岐ハーネスを挿通可能なハーネス挿通口が装備される。ハーネス挿通口は、専用の開口部ではなく、本実施形態の場合、帯片85,86を形成するために基礎樹脂層51を切断するスリット又は切れ込みが、分岐ハーネスを挿通可能なハーネス挿通口を兼用している。
図7及び図8において、符号SK1,SK2は、ハーネス挿通口を兼用するスリットである。外側縁55aに形成したスリットSK1は、帯片84を形成するための一方のスリットであると同時に、枝線部62を引き出すハーネス挿通口を兼用している。また、側壁部572に形成したスリットSK2は、帯片85を形成するための一方のスリットであると同時に、枝線部63を引き出すハーネス挿通口を兼用している。
以上に説明した第2実施形態のカーペットモジュール3Aでは、図8及び図9に示すように、外側縁55a上に配索されるワイヤハーネス6Aの幹線部61は、外側縁55a上に形成された複数の帯片84のアーチを潜らせることで、外側縁55aに固定される。そして、幹線部61の途中から分岐する枝線部62は、帯片84を形成する一部のスリットSK1をハーネス挿通口として、樋状構造部57側に引き出されて、樋状構造部57内に挿通される。
樋状構造部57に挿通された枝線部62は、図11に示すように、側壁部572に形成された帯片85のアーチを潜らせることで、側壁部572に固定される。そして、図8に示したように、ハーネス挿通口を兼ねる側壁部572上のスリットSK2から樋状構造部57の外部に引き出された第2枝線部63の先端のコネクタ91は、図12に示すように、側壁部572に形成した帯片85のアーチに挿入され、帯片85をコネクタ収容ポケットとして利用して、側壁部572に固定される。
このようにコネクタ91を固定することで、コネクタ91が周囲の器物に干渉することを防止することができる。また、樋状構造部57のコンソール側の開口から隔離壁部58上に配索されるコンソール側枝線部64の先端のコネクタ92は、図10に示すように、帯片86の形成するアーチに挿入され、帯片86をコネクタ収容ポケットとして利用して、隔離壁部58に固定される。
以上に説明した第2実施形態のカーペットモジュール3Aの場合、ワイヤハーネス6Aを規制する帯片84,85,86は、アーチ状で、両持ち梁構造となるため、より強固にワイヤハーネス6Aを固定することが可能である。また、各帯片84,85,86は、ワイヤハーネス6Aの搬送経路上に一対のスリットを形成するだけで形成することができ、帯片84,85,86の形成が容易になる。
また、第2実施形態のカーペットモジュール3Aの場合、成形カーペット5A上にワイヤハーネス6Aを配索した際に、分岐部の近くにハーネス挿通口があるか否かで、誤配索を検知可能になり、成形カーペット5上でのワイヤハーネス6の配索作業性を向上させることができる。
また、第2実施形態のカーペットモジュール3Aの場合、ハーネス挿通口が専用の開口ではなく、帯片84,85を形成するために成形カーペット5Aに形成する切れ込み又はスリットである。従って、ハーネス挿通口を形成するために、専用の工具を容易する必要がなく、ハーネス挿通口の装備を容易にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、帯片を構成する成形カーペットの素材として、弾性を有するものを選択することにより、帯片に板ばねの機能を付与することができる。この場合、ワイヤハーネスの外径の増減は、板ばねの弾性により吸収することができ、ワイヤハーネスの外径が増減しても、安定してワイヤハーネスを成形カーペットに固定することができる。
ここで、上述した本発明に係るカーペットモジュールの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 成形可能な基礎樹脂層(51)を備え、車体のフロアパネル(4)の立体構造に相応する立体構造に成形されて前記フロアパネル(4)上に組み付けられる成形カーペット(5)と、一部が前記成形カーペット(5)に固定されたワイヤハーネス(6)と、を備えるカーペットモジュール(3)であって、
前記成形カーペット(5)には、前記ワイヤハーネス(6)を規制して前記ワイヤハーネス(6)を固定する保持構造部(81,82)が前記基礎樹脂層(51)の切り起こしにより一体成形されていることを特徴とするカーペットモジュール(3)。
[2] 前記保持構造部(81,82)を前記ワイヤハーネス(6)の延在方向に所定の間隔で複数装備する場合に、前記ワイヤハーネス(6)の延在方向に隣接する前記保持構造部(81,82)同士は、前記ワイヤハーネス(6)を規制する方向が互いに逆向きとなるように、互いに逆向きの曲げ構造に成形したことを特徴とする上記[1]に記載のカーペットモジュール(3)。
[3] 前記保持構造部(81,82)は、前記成形カーペット(5)の車室内の内装材の下に隠れる領域に装備したことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のカーペットモジュール(3)。
[4] 前記成形カーペット(5)は前記フロアパネル(4)側に開放部を向けた略コ字状断面で車幅方向に延在する樋状構造部(57)を備え、
車幅方向に沿って配索する前記ワイヤハーネス(6)は、前記樋状構造部(57)に挿通させ、前記樋状構造部(57)の側壁部(572)に切り起こし形成された前記保持構造部(83)によって、前記樋状構造部(57)に固定することを特徴とする上記[1]〜[3]の何れかに記載のカーペットモジュール(3)。
[5] 前記ワイヤハーネス(6)の延在方向に並ぶ前記保持構造部(83)は、隣接する前記保持構造部(83)の配置が前記ワイヤハーネス(6)の延在方向と直交する方向に位置をずらした千鳥状の配置で装備したことを特徴とする上記[1]〜[4]の何れかに記載のカーペットモジュール(3)。
[6] 前記保持構造部(81,82,83)は、一端を自由端とする帯片であることを特徴とする上記[1]〜[5]の何れかに記載のカーペットモジュール(3)。
[7] 前記保持構造部(84,85)は、前記成形カーペット(5)上における前記ワイヤハーネス(6)の配索経路上で、配索方向に所定距離離間した2箇所に配索経路と直交する方向のスリットを入れて、この2箇所のスリット間の帯板状部分を前記ワイヤハーネス(6)が挿通可能なアーチ状に成形した帯片であることを特徴とする上記[1]〜[5]の何れかに記載のカーペットモジュール(3)。
[8] 前記成形カーペット(5)上の前記ワイヤハーネス(6)の配索経路上で、前記ワイヤハーネス(6)の分岐箇所の付近には、分岐ハーネスを挿通可能なハーネス挿通口を装備したことを特徴とする上記[1]〜[7]の何れかに記載のカーペットモジュール(3)。
[9] 前記保持構造部(84,85)を形成するために前記成形カーペット(5)に形成する切れ込み又はスリットが、前記ハーネス挿通口を兼ねることを特徴とする上記[8]に記載のカーペットモジュール(3)。
3,3A カーペットモジュール
4 フロアパネル
5,5A 成形カーペット
6,6A ワイヤハーネス
51 基礎樹脂層
52 繊維糸
57 樋状構造部
75 側部トリム(内装材)
81,82,83 帯片(保持構造部)
84,85,86 帯片
571 開放部
572 側壁部

Claims (9)

  1. 成形可能な基礎樹脂層を備え、車体のフロアパネルの立体構造に相応する立体構造に成形されて前記フロアパネル上に組み付けられる成形カーペットと、一部が前記成形カーペットに固定されたワイヤハーネスと、を備えるカーペットモジュールであって、
    前記成形カーペットには、前記ワイヤハーネスを規制して前記ワイヤハーネスを固定する保持構造部が前記基礎樹脂層の切り起こしにより一体成形されていることを特徴とするカーペットモジュール。
  2. 前記保持構造部を前記ワイヤハーネスの延在方向に所定の間隔で複数装備する場合に、前記ワイヤハーネスの延在方向に隣接する前記保持構造部同士は、前記ワイヤハーネスを規制する方向が互いに逆向きとなるように、互いに逆向きの曲げ構造に成形したことを特徴とする請求項1に記載のカーペットモジュール。
  3. 前記保持構造部は、前記成形カーペットの車室内の内装材の下に隠れる領域に装備したことを特徴とする請求項1又は2に記載のカーペットモジュール。
  4. 前記成形カーペットは前記フロアパネル側に開放部を向けた略コ字状断面で車幅方向に延在する樋状構造部を備え、
    車幅方向に沿って配索する前記ワイヤハーネスは、前記樋状構造部に挿通させ、前記樋状構造部の側壁部に切り起こし形成された前記保持構造部によって、前記樋状構造部に固定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のカーペットモジュール。
  5. 前記ワイヤハーネスの延在方向に並ぶ前記保持構造部は、隣接する前記保持構造部の配置が前記ワイヤハーネスの延在方向と直交する方向に位置をずらした千鳥状の配置で装備したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のカーペットモジュール。
  6. 前記保持構造部は、一端を自由端とする帯片であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のカーペットモジュール。
  7. 前記保持構造部は、前記成形カーペット上における前記ワイヤハーネスの配索経路上で、配索方向に所定距離離間した2箇所に配索経路と直交する方向のスリットを入れて、この2箇所のスリット間の帯板状部分を前記ワイヤハーネスが挿通可能なアーチ状に成形した帯片であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のカーペットモジュール。
  8. 前記成形カーペット上の前記ワイヤハーネスの配索経路上で、前記ワイヤハーネスの分岐箇所の付近には、分岐ハーネスを挿通可能なハーネス挿通口を装備したことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のカーペットモジュール。
  9. 前記保持構造部を形成するために前記成形カーペットに形成する切れ込み又はスリットが、前記ハーネス挿通口を兼ねることを特徴とする請求項8に記載のカーペットモジュール。
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