JP2016107430A - 転写具 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写ヘッドが転写対象物に対してスライドする方向を案内するガイドを備えると共に左右どちらの手で操作しても同じ操作感で使用可能な転写具を提供することを課題とする。【解決手段】ケース本体3の前方にケース本体3に収容した転写テープを折り返す転写ヘッドを設け、ケース本体3の両側面に係止孔7bを設け、ガイド部を有するガイド体8をケース本体3の一方の側面の係止孔7bと係止させる。【選択図】図3
Description
本発明は、転写テープの基材に塗着した糊等の粘着剤、修正剤や着色剤等の転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写具に関する。
従来より、転写テープの基材に塗着した糊等の粘着剤、修正剤や着色剤等の転写物を紙等の転写対象物に転写するための転写ヘッドを外方に突出させて備えたケース本体内に配設し、転写ヘッドにより転写テープを転写対象物に押し当てた状態で転写具又は転写対象物をスライドさせることで、転写テープが順次繰出されて転写物を転写対象物へ転写する転写具が知られている。
これらの転写具は、転写ヘッドが常に転写対象物に押圧された状態を保つよう転写具を支えながらスライドさせる必要があり、スライド時に転写ヘッドの動きが不安定になり易く、例えば封筒等の端部に沿って粘着剤等を塗布する際に、ずれないよう一直線に転写することが困難であった。
この問題を解消するために、転写動作時に転写対象物の端部に当接し、端部に沿って転写ヘッドを案内しうるヘッド部案内用のガイドを設けるという技術が特許文献1や特許文献2に開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された転写具では転写対象物を当接させるガイドの位置や向きを転写ヘッドがスライドする方向に対して一側面側に固定しているため、右手で転写具を保持して転写動作を行った場合と、左手で保持して行った場合では転写対象物の置き方やガイドを当接させる位置を変える必要があり扱い方が異なるものであった。
本発明は、前記問題を鑑みて、転写対象物に対して転写ヘッドを押圧しつつスライドする方向を案内するガイドを設けると共に利き手に左右されずに使用可能な転写具を提供することを課題とする。
本発明は、
「1.ケース本体の前方に該ケース本体に収容した転写テープを折り返す転写ヘッドを設け、前記転写ヘッドを介して前記転写テープの基材上の転写物を転写対象物の被転写面へ転写する転写具であって、前記ケース本体の両側面に係止部を設け、前記ケース本体の係止部に前記転写対象物の端部および裏面と接するガイド部を有したガイド体を着脱可能に係止したことを特徴とする転写具。
2.前記ケース本体の両側面にレール部を設け、前記レール部に前記係止部を形成した移動駒を摺動可能に配設し、前記ガイド体に前記移動駒の係止部と係止する係止受部を形成すると共に、前記移動駒の係止部を前記ガイド体の係止受部に回動可能に係止させたことを特徴とする前記1項に記載の転写具。
3.前記ガイド体のガイド部が、前記ケース本体の側面に添って平行に延び前記転写対象物の端部に接する縦軸部と、前記縦軸部の端部に立設した前記転写対象物の裏面に接する横軸部とを有したことを特徴とする前記1項または2項に記載の転写具。」である。
「1.ケース本体の前方に該ケース本体に収容した転写テープを折り返す転写ヘッドを設け、前記転写ヘッドを介して前記転写テープの基材上の転写物を転写対象物の被転写面へ転写する転写具であって、前記ケース本体の両側面に係止部を設け、前記ケース本体の係止部に前記転写対象物の端部および裏面と接するガイド部を有したガイド体を着脱可能に係止したことを特徴とする転写具。
2.前記ケース本体の両側面にレール部を設け、前記レール部に前記係止部を形成した移動駒を摺動可能に配設し、前記ガイド体に前記移動駒の係止部と係止する係止受部を形成すると共に、前記移動駒の係止部を前記ガイド体の係止受部に回動可能に係止させたことを特徴とする前記1項に記載の転写具。
3.前記ガイド体のガイド部が、前記ケース本体の側面に添って平行に延び前記転写対象物の端部に接する縦軸部と、前記縦軸部の端部に立設した前記転写対象物の裏面に接する横軸部とを有したことを特徴とする前記1項または2項に記載の転写具。」である。
本発明の転写具では、ケース本体の側面にガイド部を有するガイド体を設け、転写ヘッドにより転写テープを被転写面に押圧した状態で前記ケース本体または転写対象物を転写対象物の端部および裏面にガイド部を当接させながらスライドさせることで、転写対象物の端部に沿って真直ぐに転写テープの転写物を転写することができる。また、ケース本体の両側面に設けた係止部にガイド体を着脱可能に係止することで、転写対象物の向きやスライドさせる方向に合わせてガイド体をケース本体の任意の側面側に付け替えることができるため、転写具を保持する手が右手でも左手でも同様に転写動作を行うことが可能となる。
また、ケース本体の両側面にレール部を形成し、レール部と摺動する移動駒を配設し、移動駒に係止部を形成してガイド体の係止受部と回動可能に係止することで、ガイド体をケース本体の底面に対して任意の高さで突出させることができ、更にガイド体を移動駒に対して回動可能に係止しているため、転写動作時に転写ヘッドを転写対象物へ押圧する角度を任意に設定しても、その角度に合わせてガイドの位置や向きを調整することができる。
更に、転写動作時にガイドが不要な場合は、転写具の上方または下方側にガイド部の横軸部を近接するよう回動することで転写動作を妨げることを防止できる。
また、ケース本体の係止部とガイド体の係止受部の形状は、係止部を凸状に形成し、係止受部を凹状に形成して係止してもよく、係止部を凹状に形成し、係止受部を凸状に形成して係止してもよい。
更に、転写動作時にガイドが不要な場合は、転写具の上方または下方側にガイド部の横軸部を近接するよう回動することで転写動作を妨げることを防止できる。
また、ケース本体の係止部とガイド体の係止受部の形状は、係止部を凸状に形成し、係止受部を凹状に形成して係止してもよく、係止部を凹状に形成し、係止受部を凸状に形成して係止してもよい。
更に、ガイド体のガイド部が、ケース本体の側面と平行に延びる縦軸部と縦軸部の端部から立設してケース本体側に延びる横軸部とを有し、転写動作時に縦軸部を転写対象部の端部に当接させ、さらに転写対象物の裏面に横軸部を差し込むこむことで、転写具をスライドする際にガイド部から転写対象物が外れることを防止できる。
また、転写具を保管もしくはカバンなどに入れて携帯する時には、ガイド体の横軸部が転写ヘッドと隣接した状態にすることで、転写ヘッドを保護することが可能となる。
また、転写具を保管もしくはカバンなどに入れて携帯する時には、ガイド体の横軸部が転写ヘッドと隣接した状態にすることで、転写ヘッドを保護することが可能となる。
本発明では、転写ヘッドが転写対象物に対してスライドする方向を案内するガイドを有し、ガイドをケース本体の両側面に対して着脱可能に構成することで利き手に左右されずに使用可能な転写具を提供することができた。
本実施例の転写具1は、いわゆる「テープのり」の形態であり、転写具の底面方向を下方とし、その反対方向を上方と表現する。また、の転写ヘッドのある側を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。また、転写具の厚み方向を幅方向と表現する。
図1に示すように転写具1は従来の「テープのり」と同様に、転写ヘッド2を外方へ突出させて形成したケース本体3内に、テープ状の基材4aに転写物(糊)4bを塗着した転写テープ4を巻き付けた供給リール5と、転写テープ4を巻き取る巻き取りリール6とを回転可能に配設した構造のものであり、転写テープ4を転写ヘッド2によって折り返してある。また図2に示すように、転写ヘッド2により転写テープ4を転写対象物100に押し当てた状態で転写具1または転写対象物100を転写方向へスライドさせることで、転写テープ4が供給リール5により順次繰り出され、転写テープ4に塗着した転写物(糊)4bを転写対象物100へ転写する。転写し終わった転写テープ4の基材4aは、巻き取りリール6により巻き取られる。
次に、図2〜図5を用いて、転写具1に形成する転写ヘッド2を案内する手段についての構成を説明する。図3に示すように、ケース本体3の両側面に前端部から後方に延びる凹状のレール部3aを設け、両側面のレール部3aに摺接する2つの移動駒7を設けてある。また、図4のように、レール部3aにはレール方向に沿って延びる段部3bを設け、段部3bを移動駒7に設けた係止段7aと係止し、レール部3aに対して移動駒7を前後方向に摺動可能に係止してある。更に、転写ヘッド2の後端部2aによりレール部3aの端部を塞ぎ、移動駒7がレール部3aから抜けないようにしてある。また、ケース本体3の両側面に係止した2つの移動駒7は各々が単独で摺動し、移動駒7には中心部に円形の係止孔7bを形成してある。
更に、ケース本体3の一方の側面3c側にケース本体3の側面に沿って平行に延びる板状のガイド体8を設け、ガイド体8のケース本体側に円柱状の係止凸部8aを形成し、係止凸部8aを移動駒7の係止孔7bに挿入し回動可能且つ着脱可能に係止してある。また、ガイド体8にガイド部としてケース本体3の側面に沿って平行に延びる縦軸部8bと縦軸部8bの端部から垂直方向に延びる横軸部8cとを形成してある。
尚、移動駒7はゴムやエラストマーなどの弾性体で形成することで、移動駒7とレール部3aとの摺動及び係止孔3bと係止凸部8aとの回動時に適度な抵抗を持たせてあり、転写を行う際にガイド体が不用意に動かないようにしてある。
更にガイド体8は図2のように、係止凸部8aの中心を通る軸線B(一点鎖線部)に対して左右対称に形成してある
尚、移動駒7はゴムやエラストマーなどの弾性体で形成することで、移動駒7とレール部3aとの摺動及び係止孔3bと係止凸部8aとの回動時に適度な抵抗を持たせてあり、転写を行う際にガイド体が不用意に動かないようにしてある。
更にガイド体8は図2のように、係止凸部8aの中心を通る軸線B(一点鎖線部)に対して左右対称に形成してある
次に、図3及び図5から図7を用いて、本実施例の転写具1を用いて転写対象物100に転写動作を行う状態を説明する。
本実施例の転写具1は、図3の状態からガイド体8をケース本体3に対して回動且つスライドさせて、図5のように作業台200と紙製の転写対象物100との間にガイド体8の横軸部8cを差し込み、転写対象物100の端部とガイド体8の縦軸部8bとを当接させる。更に転写対象物100の被転写面100bに転写ヘッド2を押圧し、転写具1を図5の矢印方向に縦軸部8bと転写対象物100の端部100aとを当接させたままスライドすることで、転写物(糊)4bが転写対象物100の端部100aに沿って被転写面100bに塗着される。
また、図6に示すように、図6(A)のケース本体3の一方の側面3cに装着されたガイド体8を取り外し、図6(B)のガイド体8の係止凸部8aのケース本体の他方の側面3d側の移動駒7の係止孔7bに装着することで、転写具1を保持する手を例えば右手から左手に替えても同じ動作で転写を実施することが可能となり、利き手に影響されずに転写具1を使用することができる。また、前述したようにガイド体8は係止凸部8aを通る中心軸に対して左右対称に形成されているため、ガイド体をケース本体3一方の側面3cから他方の側面3dに付け替えても全く同じ使い方で使用できる。
更に、ガイド体8を使用せずに転写を行う場合には図7のようにガイド体8をケース本体3の上方に回動させて転写動作を行うことで、ガイド体8が邪魔になり転写動作を妨げることを防止できる。
次に転写動作を終了し、転写具1を机などに保管またはカバンなどに入れて携帯する際には、ガイド体8を図3の状態に戻し、ガイド体8の横軸部8cを転写ヘッド2に隣接させる位置まで移動し、転写ヘッド2をガイド体の縦軸部8bと横軸部8cとで覆うことで、転写ヘッド2を保護し、他の荷物などに接触して転写物(糊)が塗着されるのを防ぐことができる。
本発明による転写具の構造は、糊などを塗着させるテープのりほか、間違った部分などを上塗りするための被膜を塗着させる修正テープなどに使用することができる。
1…転写具、
2…転写ヘッド、2a…後端部、
3…ケース本体、3a…レール部、3b…段部、3c…一方の側面、3d…他方の側面、
4…転写テープ、4a…基材、4b…転写物、
5…供給リール、
6…巻取リール、
7…移動駒、7a…係止段、7b…係止孔、
8…ガイド体、8a…係止凸部、8b…縦軸部、8c…横軸部、
100…転写対象物、100a…端部、100b…被転写面。
2…転写ヘッド、2a…後端部、
3…ケース本体、3a…レール部、3b…段部、3c…一方の側面、3d…他方の側面、
4…転写テープ、4a…基材、4b…転写物、
5…供給リール、
6…巻取リール、
7…移動駒、7a…係止段、7b…係止孔、
8…ガイド体、8a…係止凸部、8b…縦軸部、8c…横軸部、
100…転写対象物、100a…端部、100b…被転写面。
Claims (3)
- ケース本体の前方に該ケース本体に収容した転写テープを折り返す転写ヘッドを設け、前記転写ヘッドを介して前記転写テープの基材上の転写物を転写対象物の被転写面へ転写する転写具であって、前記ケース本体の両側面に係止部を設け、前記ケース本体の係止部に前記転写対象物の端部および裏面と接するガイド部を有したガイド体を着脱可能に係止したことを特徴とする転写具。
- 前記ケース本体の両側面にレール部を設け、前記レール部に前記係止部を形成した移動駒を摺動可能に配設し、前記ガイド体に前記移動駒の係止部と係止する係止受部を形成すると共に、前記移動駒の係止部を前記ガイド体の係止受部に回動可能に係止させたことを特徴とする前記1項に記載の転写具。
- 前記ガイド体のガイド部が、前記ケース本体の側面に添って平行に延び前記転写対象物の端部に接する縦軸部と、前記縦軸部の端部に立設した前記転写対象物の裏面に接する横軸部とを有したことを特徴とする前記1項または2項に記載の転写具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014244395A JP2016107430A (ja) | 2014-12-02 | 2014-12-02 | 転写具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014244395A JP2016107430A (ja) | 2014-12-02 | 2014-12-02 | 転写具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016107430A true JP2016107430A (ja) | 2016-06-20 |
Family
ID=56122787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014244395A Pending JP2016107430A (ja) | 2014-12-02 | 2014-12-02 | 転写具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016107430A (ja) |
-
2014
- 2014-12-02 JP JP2014244395A patent/JP2016107430A/ja active Pending
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