JP2016106875A - 足踏み運動機構付の車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】自立困難な被介助者に歩行機能の回復を促すことや、被介護者の運動用として利用できる足踏み運動機構付の車椅子を提供すること。【解決手段】車椅子の足受け部40を上下動させることができる足踏み機能回復用の車椅子であって、車椅子の本体フレーム10に少なくとも前方側が回動可能に軸着され、リンク状に設けられた回動リンク20と、回動リンク20の前端部21に揺動可能に軸着されることで垂下されたリンク状に設けられると共に、下部端31に足受け部40が設けられた揺動リンク30と、回動リンク20を回動駆動させて足受け部40を上下動させるように、本体フレーム10に装着され、回動リンク20に連係されるように設けられた回動駆動機構50とを具備する。【選択図】図1

Description

この発明は、自立歩行が困難な被介助者の歩行機能の回復を促す際や運動用に用いることができる足踏み運動機構付の車椅子に関する。
車椅子は、自立歩行が困難な被介助者などの移動に用いるものであるが、リハビリテーションにも使用することができる機能を備えるものが、既に提案されている。
例えば、車椅子の左右下部フレーム前部に設けた左右ペダル軸受けに両端を軸支させたペダル回転軸に互い違いにペダルを設け、駆動車輪の車輪軸とペダル回転軸を、駆動シャフトを介して連動せしめ、車椅子を押すことによりペダルを回転可能としたリハビリ用車椅子(特許文献1参照)が開示されている。
また、他の例として、往復動自在に設けられたペダルを相反して移動させる往復動伝達手段、ペダルの一方向への回転運動として駆動軸に伝達するクラッチ手段、駆動軸に取付けられペダルの往復動に連動して車両を推進させる駆動輪、駆動軸に回転方向への駆動力を付与するモータ手段、ペダルの踏力を検出する圧力センサ手段、目標値と検出値との比較によりモータ手段の駆動力を制御する制御手段をと備え、制御手段は、目標値に対して検出値が大きいとき、モータ手段の駆動力を増大させ、小さいとき、モータ手段の駆動力を低減する(特許文献1参照)ペダル付き電動車両が開示されている。
これらの車椅子によれば、リハビリテーションにも一定の効果があるが、被介助者の運動能力が所定以上にあることを前提としたものであり、自力での運動が全くできない被介護者などには適していないものと考えられる。例えば、回転軸に設けられたペダル式の場合は、ペダルが相対的に回転することになるため、その回転動に被介護者が対応できる能力がないと、ペダルに絡まってしまうなどの問題が生じる。また、往復動をするペダルを操作する場合も、被介護者にある程度の運動能力がないと好適に利用できないという問題が生じる。
実用新案登録第3129040号公報(第1頁) 特開平9−299412号公報(第1頁)
足踏み運動機構付の車椅子に関して解決しようとする問題点は、自力での運動が全くできない被介護者にも対応でき、筋肉をほぐすための運動など、歩行機能の初歩的な回復を促すことも効果的に行うことができる足踏み運動機構付の車椅子が開示されていないことにある。
そこで本発明の目的は、自立困難な被介助者に歩行機能の回復を促すことや、被介護者の運動用として利用できる足踏み運動機構付の車椅子を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、次の構成を備える。
本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、車椅子の足受け部を上下動させることができる足踏み機能回復用の車椅子であって、車椅子の本体フレームに少なくとも前方側が回動可能に軸着され、リンク状に設けられた回動リンクと、該回動リンクの前端部に揺動可能に軸着されることで垂下されたリンク状に設けられると共に、下端部に前記足受け部が設けられた揺動リンクと、前記回動リンクを回動駆動させて前記足受け部を上下動させるように、前記本体フレームに装着され、前記回動リンクに連係されるように設けられた回動駆動機構とを具備する。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、前記回動駆動機構の構成要素の一つが、車椅子の主輪の車軸又は該車軸と平行に配された平行軸に同軸に固定されて設けられたカムであることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、前記回動駆動機構が、後端部が前記本体フレームに回動可能に軸着されて前端側が使用者の手による把持操作部として設けられた回動操作リンクと、該回動操作リンクの中途部に一端部が回動可能に軸着され、前記回動リンクの後端部に他端部が回動可能に軸着された連係リンクとを備えることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、前記回動駆動機構が、中途部が前記本体フレームに回動可能に軸着されて後方端部が介護をする者の手による把持操作部として設けられた介護用回動操作リンクと、該介護用回動操作リンクの前方端部に一端部が回動可能に軸着され、前記回動リンクの中途部に他端部が回動可能に軸着された連係リンクとを備えることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、前記回動リンクが、該回動リンクと前記本体フレームとの間に装着されたバネによって吊持されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、車椅子の左右方向に水平に延びた状態で軸芯を中心に回動可能に配され、スプライン状部が設けられる共に前記回動リンクの後端が固定されている水平バーと、該水平バーに沿って前記スプライン状部に係合した状態を維持してスライドできる切換移動体とを備え、該切換移動体が前記回動駆動機構の構成に係合することで該回動駆動機構の駆動力が前記回動リンクに伝達されることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、前記車椅子の主輪の駆動をアシストするアシスト駆動装置を備えることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の一形態によれば、前記回動リンクの回動を規制して前記足受け部の最下点の高さ位置を調整できるように、高さ調整具が本体フレームに装着されて設けられていることを特徴とすることができる。
本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子によれば、自立困難な被介助者に歩行機能の回復を促すことや、被介護者の運動用として利用できるという特別有利な効果を奏する。
本発明の第1形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子を示す側面図である。 図1の形態例の作動状態を示す側面図である。 本発明の第2形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子を示す側面図である。 図3の形態例の作動状態を示す側面図である。 本発明の第3形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子を示す側面図である。 図5の形態例の作動状態を示す側面図である。 本発明の第4形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子を示す側面図である。 図7の形態例の作動状態を示す側面図である。 図7の形態例の他の作動状態を示す側面図である。 本発明の第5形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子を示す側面図である。 図7の形態例の切換え機構を示す平面図である。 アシスト駆動装置を備える第1形態例を示す機構図である。 アシスト駆動装置を備える第2形態例を示す機構図である。 アシスト駆動装置を備える第3形態例を示す機構図である。 本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の座席の形態例を示す平面図である。
以下、図1〜11に基づいて、本発明の第1〜5形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子について説明する。本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子は、車椅子の足受け部40を上下動させることができるものである。なお、11は主輪であり、15は補助輪である。
20は回動リンクであり、車椅子の本体フレーム10に少なくとも前方側が回動可能に軸着され、リンク状に設けられている。なお、第1、3、4形態例では、それぞれ、回動リンク20の後端部23が、本体フレーム10に軸着されている。この回動リンク20の後端部23が軸着された軸は、本体フレーム10に固定されており、回動リンク20の支点になっている。また、第2形態例では、回動リンク20の中途部22が、本体フレーム10に軸着されている。この回動リンク20の中途部22が軸着された軸は、本体フレーム10に固定されており、回動リンク20の支点になっている。
30は揺動リンクであり、回動リンク20の前端部21に揺動可能に軸着されることで垂下されたリンク状に設けられると共に、下端部31に足受け部40が設けられている。本形態例の足受け部40は、揺動リンク30の下端部31に足の動きに対応して傾斜できるように、回動可能に軸着されている。なお、この揺動リンク30や足受け部40の回動範囲を、所定の角度以上に回動しないように規制することで、予測できない大きくて急激な回動の動作を防止することができ、安全性を向上できる。
50は回動駆動機構であり、回動リンク20を回動駆動させて足受け部40を上下動させるように、本体フレーム10に装着され、回動リンク20に連係されるように設けられている。第1形態例の回動駆動機構50では、その構成要素の一つが、車椅子の主輪11の車軸12に同軸に固定されて設けられたカム51であって、そのカム51を含むカム機構と、それにリンクする従動リンク機構53とによって構成されている。なお、そのカム機構によって直接的に回動リンク20を回動駆動させる構成とすることも可能である。
この第1形態例では、図1及び図2に示すように、従動リンク機構53の構成が、中途部55aで本体フレーム10に回動可能に軸着され、一端部55bにカムフォロア52が回転可能に軸着され、カム51によってカムフォロア52を介して回動された際には、他端部55cが回動するように設けられた従動リンク55と、この従動リンク55の他端部55cに一端部61が軸着され、回動リンク20の中途部22に他端部62が軸着された連係リンク60とによって構成されている。
図1に示すように、カム51が回転して、そのカム51の突起部がカムフォロア52を押すことで、従動リンク55が回動し、その従動リンク55の他端部55cが上方へ回動することで、連係リンク60を上方へ押し上げて移動させ、回動リンク20を回動させて揺動リンク30を介して足受け部40を上方へ持ち上げる。反対に、カム51の突起部がカムフォロア52を押さない状況では、図2に示すように、足受け部40が下方に位置する。これによれば、カム51が回転することで、足受け部40の上下動が繰り返され、使用者の脚部の運動が好適になされる。
なお、連結切換の孔22aであり、回動リンク20の中途部22に複数が設けられており、連係リンク60の装着位置を適宜に変更することができる。これによれば、足受け部40の上下動のストローク(振れ幅)を変更して調整することができ、使用者の状況に適切に対応できる。
また、第2形態例では、図3及び図4に示すように、回動駆動機構50が、後端部56bが本体フレーム10に回動可能に軸着されて前端側が使用者の手による把持操作部56aとして設けられた回動操作リンク56と、その回動操作リンク56の中途部56cに一端部61が回動可能に軸着され、回動リンク20の後端部23に他端部62が回動可能に軸着された連係リンク60とを備える構成になっている。
これによれば、使用者が手によって把持操作部56aを介して回動操作リンク56を回動させることで、足受け部40を上下動させることができる。使用者の手(腕を含む。)を下方に動かして把持操作部56aを下方へ回動させた際には、足受け部40を上方に持ち上げるように作動し、使用者の手(腕を含む。)を上方に動かして把持操作部56aを上方へ回動させた際には、足受け部40を下方に下げるように作動する。なお、22aは連結切換の孔であり、回動リンク20の中途部22から後端部23にかけて複数が設けられており、足受け部40の上下動の振れ幅を調整できるように設けられている。
また、第3形態例では、図5及び図6に示すように、回動駆動機構50が、中途部57cが本体フレーム10に回動可能に軸着されて後方端部が介護をする者の手による把持操作部57bとして設けられた介護用回動操作リンク57と、その介護用回動操作リンク57の前方端部57aに一端部61が回動可能に軸着され、回動リンク20の中途部22に他端部62が回動可能に軸着された連係リンク60とを備える。これによっても、介護をする者の操作によって、足受け部40を好適に上下動させ、被介護者(使用者)の脚部の運動をさせることができる。すなわち、介護をする者が、図6に示すように介護用回動操作リンク57を後方へ回動させることで足受け部40を持ち上げ、図6に示すように介護用回動操作リンク57を前方へ回動させることで足受け部40を下降させることができる。なお、連結切換の孔22aであり、足受け部40の上下動の振れ幅を調整できるように設けられている。
また、第4形態例では、図7及び図8に示すように、回動リンク20が、その回動リンク20と本体フレーム10との間に装着されたバネ70によって吊持されている。本形態例のバネ70は、コイルスプリングによって構成されている。この第4形態例は、第3形態例と比較して連係リンク60がない点が異なるが、介護をする者の介護用回動操作リンク57の操作によって、足受け部40を好適に上下動させ、被介護者(使用者)の脚部の運動をさせることができる。すなわち、介護をする者が、図7に示すように介護用回動操作リンク57を後方へ回動させることで足受け部40を持ち上げ、図8に示すように介護用回動操作リンク57を前方へ回動させることで足受け部40を下降させることができる。この操作の際にバネを介在させているため、その操作を軽く行うことができる。なお、71は引っ張りバネであり、足受け部40の持ち上げを補助するように、介護用回動操作リンク57を後方へ回動する付勢力を生じさせるなど、その操作性を向上できるように調整された状態に設けることができる。
また、第4形態例の別の使用方法及び変形例について、図9に基づいて説明する。図9の状態は、介護用回動操作リンク57をより前方へ回動させることで、介護用回動操作リンク57の前方端部57aによる回動リンク20に対する支持を解除する。すなわち、介護用回動操作リンク57の前方端部57aが回動リンク20の下面から離れた状態にする。そして、本体フレーム10と介護用回動操作リンク57とを仮固定部58によって固定した状態とする。これによれば、回動リンク20がバネ70によって吊持された状態になり、使用者の足100によって独自に、足受け部40を押し下げる運動を行うことができるようになる。これによれば、運動機能が少なからず回復した使用者が、好適に運動を行うことができる。
また、75は高さ調整具であり、本体フレーム10に装着されて設けられ、回動リンク20の回動を規制して足受け部40の最下点の高さ位置を調整して規定することができる。この形態例では、本体フレーム10に下向きに固定されており、ナット部に螺合されたボルトが上下方向に高さ調整できるように設けられており、回動リンク20の後端部23の上面にボルトの頭が当接して、回動リンク20の回動を規制して足受け部40の高さ位置を規制できるように設けられている。これによれば、簡単な構成で、回動リンク20の回動を規制でき、安全性を好適に確保することができる。なお、介護用回動操作リンク57の回動範囲を規制するなど、他の構成によっても回動リンク20の回動範囲を規制することもできる。
次に、図10及び図11に基づいて、第5形態例に係る足踏み運動機構付の車椅子を説明する。この形態例では、切換レバー26を左右に操作することによって、介護用回動操作リンク57による駆動と、カム51による駆動と、ニュートラル(駆動停止)との切換えができるように、以下のように構成されている。
先ず、車椅子の左右方向に水平に延びた状態で軸芯を中心に回動可能に配され、スプライン状部24aが設けられる共に回動リンク20の後端23が固定されている水平バー24と、その水平バー24に沿ってスプライン状部24aに係合した状態を維持してスライドできる切換移動体25とを備え、その切換移動体25が回動駆動機構50の構成に係合することでその回動駆動機構50の駆動力が回動リンク20に伝達される。
また、切換レバー26は、その中途部26bで本体フレーム11に回動できるように軸着されており、その前端部26aが切換移動体25に連係されている。切換レバー26を左右方向の内側へ回動すると、切換移動体25が介護用回動操作リンク57と連係し、介護をする人の操作によって回動リンク20を介して足受け部40の上下運動を行うことができるようになる。反対に、切換レバー26を左右方向の外側へ回動すると、切換移動体25がカム51と連係し、カム51による駆動力によって足受け部40の上下運動を行うことができるようになる。なお、リンク連係機構27を用いれば、左右の切換レバー26の一方を操作することで、左右両方の足受け部40について駆動力の切換えを同時に行うことができる。
次に、図12〜図14に基づいて、車椅子の主輪11の駆動をアシストするアシスト駆動装置80を備える構成を説明する。図12はアシスト駆動装置80を備える第1形態例を示す機構図であり、複数のカム51(本形態例では二つ)が、車椅子の主輪10の車軸12と平行に配された平行軸59に同軸に固定されて設けられている。また、車軸12にはアシスト駆動装置80が装着されており、その車軸12と平行軸59とはベルト無段変速機構81によって連係されており、主輪10の回転数よりも、カム51の平行軸59の回転数の方が大きい設定とすることができる。主輪10の一回転で、例えば、180cm走行する車椅子の場合、主輪10の一回転で、二つ反対向きに突起部が固定されたカム51がそれぞれ二回転するように調整されているとすると、車椅子が45cm進むごとに、足受け部40の上下運動がなされることになる。なお、一つのカム51に二つの突起部を設けることでも、同様に、足受け部40の上下運動がなされることになる。また、ベルト無段変速機構81は、主輪10の回転とカム51の回転とにかかる変速の度合いを無段階で可変できるため、歩幅に相当する足踏みの間隔を適宜無段階に調整できる。これによれば、足踏みの間隔を、使用者の状態に、適切に合わせることができる。
図13はアシスト駆動装置80を備える第2形態例を示す機構図であり、主輪10の車軸12に、差動機構83が設けられると共に、アシスト駆動装置80が配設された構成になっている。これによれば、主輪10の回転数と、カムの回転数とが同じとなる例であり、主輪10の一回転で、例えば、180cm走行する車椅子の場合、主輪10の一回転で、二つ反対向きに突起部が固定されたカム51がそれぞれ一回転することになり、車椅子が90cm進むごとに、足受け部40の上下運動がなされることになる。
図14はアシスト駆動装置80を備える第3形態例を示す機構図であり、一つのカム51が、車椅子の主輪10の車軸12と平行に配された平行軸59に同軸に固定されて設けられていると共に、平行軸59にはアシスト駆動装置80が装着されており、その平行軸59と車軸12とはベルト減速機構82によって連係されている。また、車軸12には差動機構83が設けられている。この形態例では、主輪10の回転数よりも、カム51の平行軸59の回転数の方が大きい設定となっている。主輪10の一回転で、例えば、180cm走行する車椅子の場合、主輪10の一回転で、カム51が六回転するように調整されているとすると、車椅子が30cm進むごとに、足受け部40の上下運動がなされることになる。
図15は本発明に係る足踏み運動機構付の車椅子の座席の形態例を示す平面図であり、座席13のうち座席の左右部13aが、それぞれ独立して前後に移動可能に設けられている。これによれば、使用者の大腿部の運動の振れ幅に対応して、座席の形態を適切に変形することができ、状況に合わせて使用し易くすることができる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論ことである。
10 本体フレーム
11 主輪
12 車軸
13 座席
13a 座席の左右部
15 補助輪
20 回動リンク
21 前端部
22 中途部
22a 連結切換の孔
23 後端部
24 水平バー
24a スプライン状部
25 切換移動体
26 切換レバー
26a 前端部
26b 中途部
27 リンク連係機構
30 揺動リンク
31 下部端
40 足受け部
50 回動駆動機構
51 カム
52 カムフォロア
53 従動リンク機構
55 従動リンク
55a 中途部
55b 一端部
55c 他端部
56 回動操作リンク
56a 把持操作部
56b 後端部
56c 中途部
57 介護用回動操作リンク
57a 前方端部
57b 把持操作部
57c 中途部
58 仮固定部
59 カム軸
60 連係リンク
61 一端部
62 他端部
70 バネ
71 引っ張りバネ
75 高さ調整具
80 アシスト駆動装置
81 ベルト無段変速機構
82 ベルト減速機構
83 差動機構
100 足

Claims (8)

  1. 車椅子の足受け部を上下動させることができる足踏み機能回復用の車椅子であって、
    車椅子の本体フレームに少なくとも前方側が回動可能に軸着され、リンク状に設けられた回動リンクと、
    該回動リンクの前端部に揺動可能に軸着されることで垂下されたリンク状に設けられると共に、下端部に前記足受け部が設けられた揺動リンクと、
    前記回動リンクを回動駆動させて前記足受け部を上下動させるように、前記本体フレームに装着され、前記回動リンクに連係されるように設けられた回動駆動機構とを具備することを特徴とする足踏み運動機構付の車椅子。
  2. 前記回動駆動機構の構成要素の一つが、車椅子の主輪の車軸又は該車軸と平行に配された平行軸に同軸に固定されて設けられたカムであることを特徴とする請求項1記載の足踏み運動機構付の車椅子。
  3. 前記回動駆動機構が、後端部が前記本体フレームに回動可能に軸着されて前端側が使用者の手による把持操作部として設けられた回動操作リンクと、該回動操作リンクの中途部に一端部が回動可能に軸着され、前記回動リンクの後端部に他端部が回動可能に軸着された連係リンクとを備えることを特徴とする請求項1記載の足踏み運動機構付の車椅子。
  4. 前記回動駆動機構が、中途部が前記本体フレームに回動可能に軸着されて後方端部が介護をする者の手による把持操作部として設けられた介護用回動操作リンクと、該介護用回動操作リンクの前方端部に一端部が回動可能に軸着され、前記回動リンクの中途部に他端部が回動可能に軸着された連係リンクとを備えることを特徴とする請求項1記載の足踏み運動機構付の車椅子。
  5. 前記回動リンクが、該回動リンクと前記本体フレームとの間に装着されたバネによって吊持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の足踏み運動機構付の車椅子。
  6. 車椅子の左右方向に水平に延びた状態で軸芯を中心に回動可能に配され、スプライン状部が設けられる共に前記回動リンクの後端が固定されている水平バーと、該水平バーに沿って前記スプライン状部に係合した状態を維持してスライドできる切換移動体とを備え、該切換移動体が前記回動駆動機構の構成に係合することで該回動駆動機構の駆動力が前記回動リンクに伝達されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の足踏み運動機構付の車椅子。
  7. 前記車椅子の主輪の駆動をアシストするアシスト駆動装置を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の足踏み運動機構付の車椅子。
  8. 前記回動リンクの回動を規制して前記足受け部の最下点の高さ位置を調整できるように、高さ調整具が本体フレームに装着されて設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の足踏み運動機構付の車椅子。
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