JP2016106012A - クランプおよび血液バッグシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブの両端に所定の部材を接続した後であっても該チューブに対して取り付けることができ、かつ該チューブの流路を閉塞する前の状態で該チューブに対して簡単に移動しないクランプおよび血液バッグシステムを提供する。【解決手段】血液バッグシステム10は、可撓性の第1チューブ56に取り付けられるクランプ64を有する。クランプ64は、突起部156を有するベース部140と、第1チューブ56の側面を押圧する押圧突起部170を有する開閉部144と、ベース部140および開閉部144を連結する屈曲部146とを備え、ベース部140には、その側面141に開口するとともに第1チューブ56が挿通可能な一対の切欠部158、160が突起部156を挟むようにして形成されている。クランプ64は、その開状態で、第1チューブ56のうちクランプ64が取り付けられた部位が曲がるように構成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、可撓性のチューブの流路を閉塞および開放するクランプおよびこのクランプを有する血液バッグシステムに関する。
従来、献血により得られた血液の全成分を輸血する全血輸血が主流であったが、近時では技術の進歩にともなって、得られた血液を赤血球、血小板および血漿等の成分に分け、患者が必要とする成分だけを輸血する成分輸血が行われている。成分輸血によれば、患者にとって循環器系への負担や副作用を軽減することができるとともに、献血された血液の有効利用が図られる。
献血により得られた血液(全血)または全血から調製された血液成分は、遠心分離することにより、複数の層に分離される。例えば、全血を遠心分離した場合、軽い上清PPP(乏血小板血漿)画分と、重い沈降CRC(濃厚赤血球)画分と、その間に形成されるバフィーコートに分かれる。バフィーコートを遠心分離した場合、血小板および白血球を含む上清成分と、赤血球を含む沈降成分とに分かれる。全血から白血球と血小板を除去した残余の成分を遠心分離した場合、上清成分である血漿層と沈降成分である赤血球層とに分かれる。
全血を複数の血液成分に分離して各血液成分を複数の保存用バッグに収容・保存するため、あるいは、全血から調製された血液成分をさらに複数の血液成分に分離して各血液成分を複数の保存用バッグに収容・保存するために、従来、複数のバッグを複数のチューブで接続した構成の血液バッグシステムが用いられる。また、このような血液バッグシステムでは、バッグ間の連通状態を切り替えて所定の血液処理を行うために、チューブの流路を閉塞および開放するクランプが設けられる。
このような従来のクランプは、一端から他端まで略環状に延在しており、対向して形成された一対の貫通孔にチューブを略真直ぐな状態で挿通し、その状態で該クランプを閉じて該チューブの側面を一対の突起部で押圧することにより、該チューブの流路を閉塞するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3971654号公報
上述した従来のクランプでは、一対の貫通孔にチューブを挿通させる必要がある。そのため、例えば、血液バッグシステムを製造する過程において、チューブの両端に血液バッグや分岐コネクタ等を接続する前に、前記クランプの一対の貫通孔に該チューブを通しておかなければならず、手間がかかる。
また、前記チューブが前記一対の貫通孔に挿通した状態で略真直ぐになっているため、前記クランプは、チューブの流路を閉塞する前の状態において、前記チューブに対して簡単に移動することがある。特に、例えば、チューブの延在方向が鉛直方向となるように該チューブを配設した場合、クランプは重力の作用によって下方に移動するおそれがあり、血液処理の実行の円滑性に影響を与える懸念がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、チューブの両端に所定の部材を接続した後であっても該チューブに対して取り付けることができ、かつ該チューブの流路を閉塞する前の状態で該チューブに対して簡単に移動しないクランプおよび血液バッグシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るクランプは、可撓性のチューブの流路を閉塞および開放するクランプであって、前記チューブの側面に接触する第1突起部が形成されたベース部と、前記チューブの側面を前記第1突起部に向けて押圧することにより、該チューブの流路を閉塞可能な第2突起部が形成された開閉部と、前記ベース部および前記開閉部を連結する中間部と、を備え、前記ベース部には、前記チューブが挿通可能な一対の切欠部が前記第1突起部を挟むようにして形成され、前記各切欠部は、前記ベース部のうち前記一対の切欠部の並び方向と直交する方向に位置する側面に開口され、前記第1突起部および前記一対の切欠部は、前記クランプの開状態で、前記チューブのうち前記クランプが取り付けられた部位が曲がるように構成され、前記各切欠部は、前記ベース部の外面および内面を貫通して前記チューブを保持する保持孔を有しており、少なくとも一方の前記切欠部の前記保持孔を構成する壁面のうち前記開閉部が位置する側の保持面が、前記第1突起部の先端から前記開閉部側に向けて前記チューブの外径長さだけ移動した位置よりも前記ベース部の底面側に位置していることを特徴とする。
上記の構成によれば、一対の切欠部の並び方向と直交する方向に位置するベース部の側面に一対の切欠部が開口しているので、前記チューブの両端に所定の部材を接続した後であっても該チューブに対してクランプを取り付けることができる。これにより、該チューブに該クランプを取り付けた後に、該クランプに不具合が生じた場合であっても、該クランプを新しいクランプに容易に交換することができる。また、クランプの開状態で、前記チューブのうち前記第1突起部に接触する部位が曲がるように該第1突起部および該一対の切欠部を構成している。これにより、該チューブの復元力(弾性力)により該チューブが各切欠部を構成する壁面に押さえ付けられるので、該クランプは、チューブの流路を閉塞する前の状態で該チューブに対して簡単に移動しない。また、少なくとも一方の切欠部を構成する保持面が、第1突起部の先端から開閉部側に向けてチューブの外径長さだけ移動した位置よりもベース部の底面側に位置しているので、クランプの開状態で、前記チューブのうち該クランプが取り付けられた部位を確実に曲げることができる。
上記のクランプにおいて、少なくとも一方の前記切欠部を構成する保持面が、前記第1突起部よりも前記第2突起部側に位置していることを特徴とする。
上記の構成によれば、チューブの流路を閉塞する前の状態で、該チューブを鈍角に曲げることができる。よって、クランプをチューブに取り付けた段階で、該チューブの流路が閉塞することを防止することができる。
上記のクランプにおいて、少なくとも一方の前記切欠部を構成する保持面が、前記ベース部の内面に向かうに従って前記開閉部が位置する側に傾斜していることを特徴とする。
上記の構成によれば、チューブの側面と保持面との接触面積を大きくすることができるので、クランプを該チューブに対して一層移動し難くすることができる。
上記のクランプにおいて、前記ベース部には、一方の前記切欠部と前記第1突起部の間に位置して前記チューブの側面に接触する第3突起部が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、チューブのうち第1突起部および第3突起部に接触する部位を曲げることができるので、該チューブが過度に曲がることを一層抑えることができるとともに、該チューブをより安定して保持することができる。
上記のクランプにおいて、前記各切欠部は、平面視で略L字状に形成されるとともに前記ベース部の底面に開口していることを特徴とする。
上記の構成によれば、各切欠部を略L字状に形成しているので、チューブを前記一対の切欠部から外れ難くすることができる。また、切欠部がベース部の側面および底面に開口しているので、両端に所定の部材を接続したチューブを該切欠部に挿通させることができる。
また、本発明に係る血液バッグシステムは、全血または血液成分を収容するように構成された複数のバッグと、前記複数のバッグを互いに接続する少なくとも1つのチューブと、前記チューブに取り付けられた上記記載のクランプと、を備えることを特徴とする。
上記の血液バッグシステムによれば、複数のバッグをチューブに接続した後に、クランプを該チューブに取り付けることができるので、血液バッグシステムの製造を簡素化することができる。また、該クランプがチューブの流路を閉塞する前の状態で該チューブに対して簡単に移動しないので、該チューブ上の決まった位置でクランプの開閉操作を容易に行うことができる。
本発明に係るクランプによれば、チューブの両端に所定の部材を接続した後であっても該チューブに対して取り付けることができ、かつ該チューブの流路を閉塞する前の状態で該チューブに対して簡単に移動することを抑えることができる。
本発明に係る血液バッグシステムによれば、複数のバッグとチューブに接続した後に、クランプを該チューブに対して取り付けることができるので、血液バッグシステムの製造を簡素化することができる。また、該クランプがチューブの流路を閉塞する前の状態で該チューブに対して簡単に移動しないので、該チューブ上の決まった位置でクランプの開閉操作を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る血液バッグシステムの平面図である。 遠心分離移送装置の斜視図である。 遠心分離移送装置のチューブホルダにより、本発明の一実施形態に係る血液バッグシステムにおけるチューブを保持した状態を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態に係るクランプの斜視図である。 図4に示すクランプの縦断面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 図7Aはプリロック状態となっているクランプの正面図であり、図7Bはクランプにより第1チューブの流路を閉塞した状態を示す正面図である。 遠心分離移送装置における作用を説明する図である。 図9Aは、クランプが閉じて第1チューブを閉塞した状態を示す図であり、図9Bは、係合爪の係合を解除した状態を示す図であり、図9Cは、係合爪の係合の解除によりクランプが開いた状態を示す図である。 図10Aは、開閉部を押圧してロック部を構成する係合爪を開閉部を構成する爪部に係合させた状態の図であり、図10Bは、押圧突起部の押圧によりチューブを閉塞した状態を示す図である。
以下、本発明に係るクランプおよび血液バッグシステムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る血液バッグシステム10の平面図である。この血液バッグシステム10は、複数の成分を含有する血液を比重の異なる複数の成分(例えば、軽比重成分、中比重成分および重比重成分の3つの成分、あるいは、軽比重成分および重比重成分の2つの成分)に遠心分離し、各成分を異なるバッグに分けて収容、保存するためのものである。本実施形態に係る血液バッグシステム10は、全血から白血球および血小板を除去した残余の血液成分を血漿および濃厚赤血球の2つの成分に遠心分離し、血漿および濃厚赤血球を異なるバッグに分けて収容、保存するように構成されている。
血液バッグシステム10は、ドナーから血液(全血)を採取する血液採取部12と、全血から所定の血液成分を除去する前処理部14と、所定成分が除去された残余の血液成分を遠心分離して複数の血液成分に分けるとともに各成分を異なるバッグに収容(貯留)する分離処理部16とを有する。
まず、血液採取部12について説明する。血液採取部12は、採血バッグ18と、第1および第2採血チューブ20、22と、採血針24と、分岐コネクタ26と、初流血バッグ28とを有する。
採血バッグ18は、ドナーから採取した血液(全血)を収容(貯留)するためのバッグである。採血バッグ18内には、予め抗凝固剤が入れられていることが好ましい。この抗凝固剤は、通常液体であり、例えば、ACD−A液、CPD液、CPDA−1液、ヘパリンナトリウム液等が挙げられる。これらの抗凝固剤の量は、予定採血量に応じた適正な量とされる。
採血バッグ18は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンのような軟質樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁のシール部において融着(熱融着、高周波融着)または接着し、袋状に構成されたものである。なお、初流血バッグ28も同様に袋状に構成されたものである。
採血バッグ18の上部には、第1採血チューブ20(基端側採血チューブ)の一端が接続されている。第1採血チューブ20の途中部位には、第1採血チューブ20の流路を閉塞および開放するクランプ30が設けられている。このクランプ30は、全体として扁平なC字状に形成された樹脂製の部材であり、第1採血チューブ20の側面を押圧する一対の押圧部と、C字状の端部同士を係合可能でありかつ係合を解除可能に構成された係合部とを有しており、端部同士を係合させて前記一対の押圧部で第1採血チューブ20を押圧することにより、第1採血チューブ20の流路を閉塞するように構成されている。
第1採血チューブ20の他端には、破断可能な封止部材(破断連通部材)32の一端が接続されている。封止部材32は、初期状態では流路が閉塞しているが、破断操作を行うことで流路が開通するように構成されたものである。
このような封止部材32は、例えば、塩化ビニルのような可撓性を有する樹脂により構成されたチューブと、このチューブ内に液密に接続され、一端が閉塞されるとともに長手方向の一部に脆弱部を備える筒体とを有する。封止部材32を開通状態とするには、手指等により前記チューブの外側から前記筒体を折り曲げて前記脆弱部を破断させる。これにより、筒体で閉塞されていた状態の前記チューブ内の流路が開通し、封止部材32が開通状態となる。
封止部材32の他端には、分岐コネクタ26の第1ポート26aが接続されている。分岐コネクタ26の第2ポート26bには、第2採血チューブ22(先端側採血チューブ)の一端が接続され、第2採血チューブ22の他端には、採血針24が接続されている。採血針24には、使用前までは、キャップ24aが装着されており、使用後はニードルガード24bが装着される。ニードルガード24bは、第2採血チューブ22に長手方向に沿って移動可能に配設されている。
分岐コネクタ26の第3ポート26cには、分岐チューブ34の一端が接続されている。分岐チューブ34の途中部位には、分岐チューブ34の流路を閉塞および開放するクランプ36が設けられている。このクランプ36は、一旦閉じたら開かないように構成されている。このようなクランプ36としては、例えば、特公平5−23792号公報に開示されたクランプと同様のものを用いることができる。
分岐チューブ34の他端には、初流血バッグ28が接続されている。ドナーから血液を採取する際には、採血バッグ18に血液を収容する前に、まず、この初流血バッグ28に採血した血液の初流(採血初流)を所定量だけ収容する。この場合、封止部材32を閉塞状態(初期状態)としたまま、クランプ36を開放状態とすることで、第1採血チューブ20側、すなわち採血バッグ18側への採血初流の流入が阻止される一方、第2採血チューブ22、分岐コネクタ26および分岐チューブ34を経由して採血初流を初流血バッグ28に導入することができる。
初流血バッグ28にはサンプリングポート38が接続されており、このサンプリングポート38に図示しない採血管を装着することにより、採血管に採血初流が採取される。採取した採血初流は、検査用血液に供される。なお、用途によっては、分岐コネクタ26からサンプリングポート38までの部分は省略されてもよい。
前処理部14は、所定細胞を除去するフィルタ40と、一端が採血バッグ18に接続され他端がフィルタ40の入口に接続された入口側チューブ42と、一端がフィルタ40の出口に接続され他端が分離処理部16に接続された出口側チューブ44とを有する。
本実施形態では、前記フィルタ40は、白血球除去フィルタとして構成されている。このような白血球除去フィルタとしては、樹脂で形成された袋状のハウジング内に、一方の面から他方の面に連通する多数の微細な孔を有した通液性のある多孔質体を収容した構造のものを用いることができる。本実施形態では、フィルタ40は、血小板も補足できるように構成されている。
入口側チューブ42は、ドナーから採取した血液を採血バッグ18からフィルタ40に移送するためのチューブであり、採血バッグ18の上部に接続されている。本実施形態では、入口側チューブ42の、採血バッグ18側の端部に封止部材46が設けられている。この封止部材46は、上述した封止部材32と同様の構成および機能を有している。
出口側チューブ44は、フィルタ40で所定細胞(本実施形態では、白血球および血小板)が除去された残余の血液成分を分離処理部16(具体的には、後述する親バッグ50)に移送するためのチューブである。この出口側チューブ44の途中部位には、出口側チューブ44の流路を閉塞および開放するクランプ48が設けられている。このクランプ48は、上述したクランプ30と同様のものを用いることができる。
次に、分離処理部16について説明する。分離処理部16は、フィルタ40で所定細胞が除去された残余の血液成分を収容(貯留)する親バッグ(第1バッグ)50と、親バッグ50内の血液成分を遠心分離して得られた上清成分を収容および保存する子バッグ(第2バッグ)52と、赤血球保存液を収容する薬液バッグ(第3バッグ)54と、親バッグ50、子バッグ52および薬液バッグ54に接続された移送ライン55とを有する。
親バッグ50、子バッグ52および薬液バッグ54は、採血バッグ18と同様に、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンのような軟質樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁のシール部において融着(熱融着、高周波融着)または接着し、袋状に構成されたものである。
親バッグ50は、フィルタ40で所定細胞が除去された残余の血液成分を収容(貯留)するためのバッグと、当該血液成分を遠心分離して得られた沈降成分(濃厚赤血球)を保存するためのバッグとを兼ねている。
移送ライン55は、途中位置に分岐コネクタ(分岐部)62を有し、親バッグ50と子バッグ52とを接続し、かつ親バッグ50と薬液バッグ54とを接続する手段であり、図示例では、親バッグ50に接続された第1チューブ56と、子バッグ52に接続された第2チューブ58と、薬液バッグ54に接続された第3チューブ60と、第1〜第3チューブ56、58、60に接続された分岐コネクタ62と、第1チューブ56に取り付けられた開閉可能なクランプ64とを有する。
第1チューブ56の一端部(親バッグ50側の端部)には、破断可能な封止部材66が設けられており、破断操作が行われるまで、親バッグ50内の血液成分が他のバッグに移行することを防止する。この封止部材66は、上述した封止部材32と同様の構成および機能を有している。
第1チューブ56の他端部は、分岐コネクタ62の第1ポート62aと接続している。分岐コネクタ62の第2ポート62bには、第2チューブ58の一端が接続されている。分岐コネクタ62の第3ポート62cには、第3チューブ60の一端が接続されている。
クランプ64は、第1チューブ56の途中部位に取り付けられており、第1チューブ56の流路を閉塞および開放する機能を有する。なお、クランプ64の具体的な構成については、後述する。
薬液バッグ54に収容される赤血球保存液としては、MAP液、SAGM液、OPTISOL等が使用される。第3チューブ60の薬液バッグ54側の端部には、破断可能な封止部材68が設けられており、薬液バッグ54内の赤血球保存液が他のバッグに移行することを防止している。この封止部材68は、上述した封止部材32と同様の構成および機能を有している。
なお、血液バッグシステム10における各チューブは、透明で柔軟な樹脂製の(可撓性の)チューブである。クランプ30、36、48は従来から用いられている標準品でよい。またクランプ30、36、48、64は、使用箇所や使用用途によって色分けしておくとよい。血液バッグシステム10の滅菌時および使用前の保管時には、クランプ30、36、48、64は開放状態となっており、各バッグの内部は連通して均一な滅菌状態となっている。
本実施形態に係る血液バッグシステム10は、例えば、図2に示す遠心分離移送装置70に装着して使用され得る。この遠心分離移送装置70は、親バッグ50内に収容した血液成分を遠心分離して、血漿および濃厚赤血球の2層に分け、血漿を子バッグ52に移送し、濃厚赤血球を親バッグ50に残すために用いられる。
血液バッグシステム10の使用方法の理解を容易にするため、以下、遠心分離移送装置70の構成について説明する。なお、以下の説明では、図2における矢印A方向を径方向、矢印B方向を周方向とする。周方向とは厳密には矢印Bのように円弧に沿った方向であるが、説明の便宜上、その説明箇所において矢印Aに直交する方向も周方向と呼ぶ。
図2に示すように、遠心分離移送装置70は箱形状であって、開閉可能な上面の蓋72と、内部の遠心ドラム(遠心分離手段)74と、該遠心ドラム74内で等角度(60°)間隔に6つ設けられたユニット挿入孔76と、各ユニット挿入孔76に挿入される6つのインサートユニット78と、中心部に設けられ、各インサートユニット78に対して回転径方向に進退可能な6つの押子(押圧手段)80(図8参照)とを有する。遠心分離移送装置70は、正面に設けられた操作部82の操作に基づいて動作し、図示しないマイクロコンピュータで制御され、所定の情報をモニタ84に表示することができる。
図3に示すように、遠心ドラム74の中心体74aは、第1ロッド90および第2ロッド92と、押子80とを有する。第1ロッド90および第2ロッド92は、それぞれ径方向Aに進退駆動され、クランプ64の開閉操作をするクランプ駆動手段94を構成する。
図2から諒解されるように、インサートユニット78は、ユニット本体96と、カバー体98とを有する。ユニット本体96は、上面視で幅広円弧形状で、上面が開口した有底の筒であり、子バッグ52が収容される第1室100(図3参照)と、薬液バッグ54が収容される第2室102(図3参照)と、親バッグ50が収容されてA2方向に開口する第3室114が設けられている。
カバー体98は、ユニット本体96に対して外側面から装着されるカバーであって、該ユニット本体96の外側面、上面および下面を覆うことができ、ユニット本体96に装着される血液バッグシステム10を確実に保持することができる。
ユニット本体96の上部には、内径側に突出する板状のチューブホルダ118が設けられている。図3に示すように、チューブホルダ118は、第1チューブ56を案内するためのチューブ案内路120と、外径方向A1の端部に設けられた2つのピン126、126とを有する。チューブ案内路120は、略全長にわたって両側に壁が設けられることによって形成された溝形状であって上面が開口している。
チューブ案内路120は、チューブホルダ118の外径方向A1の端部中央付近から内径方向A2に延在し、径方向Aの途中部位で逆S字状に屈曲し、内径方向A2の端部近傍で屈曲してB1方向に延在し、チューブホルダ118のB1方向の端部まで達している。チューブ案内路120の、周方向Bの溝を形成する部分には、上述したクランプ64を保持するためのクランプ保持部122が設けられている。チューブホルダ118は、さらに、クランプ64を閉塞および開放状態に操作するクランプ操作部124を有する。
親バッグ50は、その上部に設けられた2つの孔部50a、50a(図1参照)に対して、チューブホルダ118に設けられた2つのピン126、126が挿入されることで、上部がチューブホルダ118に固定される。第1チューブ56は、チューブホルダ118のチューブ案内路120に装着されて保持される。また、第1チューブ56に設けられたクランプ64は、クランプ保持部122により保持される。第2チューブ58に接続された子バッグ52は、第1室100に収容される。第3チューブ60に接続された薬液バッグ54は、第2室102に収容される。
なお、全血をフィルタ40で濾過して残余の血液成分を親バッグ50に移送して収容した後、血液バッグシステム10を遠心分離移送装置70に装着する前に、出口側チューブ44は、チューブシーラー等によって溶着し、漏れの無いように封止した上で切断される。このため、ユニット本体96に装着されるのは、血液バッグシステム10のうち、分離処理部16と、出口側チューブ44の一部のみである。
クランプ64は、チューブホルダ118に設けられたクランプ操作部124により操作されて開閉する。クランプ操作部124は、ピン128、130により回動可能に設けられた第1押圧体132と第2押圧体134とを有し、第1押圧体132がクランプ64を押圧することでクランプ64が閉じ、第2押圧体134がクランプ64を押圧することでクランプ64が開くようになっている。なお、クランプ操作部124によるクランプ64の開閉操作の詳細については、後述する。
チューブホルダ118は、さらに、クランプ64より上流側の位置で第1チューブ56内を通過する液の種別を検知するセンサ136を有する。センサ136は、投光部136aおよび受光部136bからなり、間を通過する液の光透過度合いに基づいてその液の種別を判定することができる。チューブホルダ118の下面には、センサ136またはそのインターフェース回路に導通する複数の接点(図示せず)が設けられており、これらの接点が遠心ドラム74の中心体74aに設けられた受け側の電極(図示せず)に接触することにより、センサ136の信号がマイクロコンピュータに供給可能となっている。
本実施形態に係る血液バッグシステム10は、基本的には上記のように構成されるものであり、次に、クランプ64の構造について説明する。
図4〜図6に示すように、クランプ64は、樹脂材料で構成されており、平面視で略矩形状に形成されたベース部140と、ベース部140の一端に設けられたロック部142と、ベース部140に対向配置された開閉部144と、ベース部140の他端と開閉部144とを連結する屈曲部(中間部)146と、を備え、ベース部140、ロック部142、開閉部144および屈曲部146が一体形成されている。
なお、クランプ64に関する以下の説明において、ベース部140の延在方向をX方向とし、X方向に直交するベース部140の幅方向をY方向とし、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向とする。
ベース部140は、全体として板状であり、中央に位置する肉薄部148と、両端に位置する肉厚部150、152とを含む。肉薄部148の内面(開閉部144が位置する側の面)145には、延在方向(X方向)に所定間隔離間して突起部(第3突起部)154および突起部(第1突起部)156が形成されている。各突起部154、156は、肉薄部148の全幅にわたってY方向に延在している。
図5に示すように、突起部154は、根元から先端まで肉薄部148の内面145に対して略垂直(Z方向)に延在している。突起部156は、肉薄部148の内面145から略垂直(Z方向)に突出するとともに途中でややロック部142側に折れ曲がっている。また、突起部156の先端位置は、突起部154の先端位置よりも僅かに開閉部144側に位置している。
ベース部140には、延在方向(X方向)に沿って一対の突起部154、156を挟むようにして一対の切欠部158、160が形成されている。切欠部158は、ベース部140の一端側の外面147と内面145とを貫通して第1チューブ56を保持する保持孔158aと、前記ベース部140の底面143と内面145とを貫通するとともに前記ベース部140の片方の側面141に開口して前記第1チューブ56を通すことができる側通孔158bと、前記保持孔158aおよび前記側通孔158bを連通する連通孔158cとを有している。
つまり、図6から諒解されるように、切欠部158は、平面視で略L字状(図5ではL字を90度回転させた形状)に形成されるとともにベース部140の底面143および片方の側面141に開口している。
保持孔158aを構成する壁面のうちロック部142側に位置する面(保持面)159は、ベース部140の内面145に向かうに従ってロック部142側に傾斜している。そして、クランプ64の開状態で、該保持面159と該内面145との境界部は、突起部156よりも開閉部144側に位置している。
切欠部160は、ベース部140の他端側の外面147と内面145とを貫通して第1チューブ56を保持する保持孔160aと、前記ベース部140の底面143と内面145とを貫通するとともに前記ベース部140の片方の側面141に開口して前記第1チューブ56を通すことができる側通孔160bと、前記保持孔160aおよび前記側通孔160bを連通する連通孔160cとを有している。
つまり、切欠部160は、平面視で略L字状(切欠部158を左右反転させた形状)に形成されるとともにベース部140の底面143および片方の側面141に開口している。
保持孔160aを構成する壁面のうち屈曲部146側に位置する面(保持面)161は、ベース部140の延在方向(X方向)に沿って延在している。そして、クランプ64の開状態で、該保持面161は、突起部156よりも開閉部144側に位置している。
図5から諒解されるように、切欠部158を構成する保持面159と切欠部160を構成する保持面161は、突起部156の先端から第1チューブ56の外径長さdだけ開閉部144側に移動した位置(線分Lの位置)よりもベース部140の底面143側に位置している。これにより、第1チューブ56のうちクランプ64が取り付けられた部位を確実に曲げることができる(図7A参照)。
ロック部142は、肉厚部150から開閉部144が位置する側に延在した延在部162と、延在部162の先端に設けられて開閉部144と係合可能な係合爪(係合部)164と、係合爪164の一端に一体的に設けられた係合解除部166とを有する。
係合爪164は、延在部162の全幅にわたってY方向に延在しており、ベース部140が位置する側とは反対側に湾曲面164aを有する。係合解除部166は、係合爪164の一端から外方に張り出すように延在するとともに、ベース部140から離間する方向に屈曲して形成され、上述したクランプ操作部124の第2押圧体134が係合可能になっている。
開閉部144は、全体として板状であり、その内面からベース部140側に膨出した三角柱状の膨出部168と、膨出部168の先端に設けられて第1チューブ56の側面を突起部156に向けて押圧する押圧突起部(第2突起部)170とを有している。
膨出部168の両側面には、三角形状の凹部172a、172bが形成されている。また、膨出部168の一端には、係合爪164が係合可能な爪部174が設けられている。爪部174は、開閉部144の全幅にわたってY方向に延在しており、ロック部142が位置する側に湾曲面174aを有する。図4から諒解されるように、押圧突起部170は、突起部156よりもやや突起部154側に位置するとともに、該突起部156に向けて突出している。
本実施形態に係るクランプ64では、第1チューブ56の側面を突起部156の先端、切欠部158の保持面159および切欠部160の保持面161に接触させた状態で、該第1チューブ56の曲がり角度θが110度以上150度以下の範囲となるように、一対の切欠部158、160および一対の突起部154、156の位置関係や形状等が設定されることが好ましい(図7A参照)。
このような角度であれば、第1チューブ56の流路を閉塞する前の状態(プリロック状態)において、第1チューブ56の流路が閉塞されることを好適に抑えることができるからである。但し、第1チューブ56の曲がり角度θが上記角度範囲にない場合であっても、第1チューブ56のチューブ径や材質等によっては、プリロック状態において第1チューブ56の流路が閉塞されないこともあるため、前記曲がり角度θは任意に設定可能である。
次に、本実施形態に係るクランプ64および血液バッグシステム10の作用効果について説明する。
まず、図1および図7Aに示すように、一端に親バッグ50が接続されるとともに他端に分岐コネクタ62が接続された第1チューブ56の所定位置にクランプ64を取り付ける。具体的には、切欠部158を構成する側通孔158bおよび連通孔158cを介して保持孔158aに第1チューブ56を入れ込むとともに、切欠部160を構成する側通孔160bおよび連通孔160cを介して保持孔160aに第1チューブ56を入れ込む。
これにより、第1チューブ56は、切欠部158を構成する保持面159、切欠部160を構成する保持面161および一対の突起部154、156に接触するので、鈍角に曲がることになる。
そして、この状態で、第1チューブ56は、その復元力(弾性力)により、該保持面159、161に押さえ付けられるので、クランプ64は該第1チューブ56に対して簡単には移動しないようになっている。
このとき、上述したように、前記保持面159がベース部140の内面145に向かうに従って開閉部144側に傾斜しているので、該保持面159の略全面に対して第1チューブ56の側面が接触することになる。そのため、保持面159および第1チューブ56の接触による摩擦抵抗を大きくすることができるので、クランプ64を第1チューブ56に対して一層移動し難くすることができる。
なお、上述したように、第1チューブ56の曲がり角度θは110度以上150度以下となっているため、プリロック状態において、第1チューブ56の流路が閉塞されることはない。
続いて、図1を参照する。ドナーから採血する際、前述したように、まず、採血初流を初流血バッグ28に採取する。採血初流を採取し終えたら、クランプ36により分岐チューブ34を閉塞し、封止部材32に対して上述した破断操作を行って、第1採血チューブ20の流路を開通させる。このとき、クランプ30は開放状態、封止部材46は初期状態(閉塞状態)としておく。すると、ドナーからの血液は、第2および第1採血チューブ22、20を経由して採血バッグ18に流入する。所定量の血液を採血バッグ18に採取および貯留したら、採血バッグ18内の血液(全血)が流出しないように、クランプ30により第1採血チューブ20を閉塞する。そして、チューブシーラー等によって第1採血チューブ20を溶着および封止した後に第2採血チューブ22を封止した部分で切断する。
次に、採血バッグ18を上方位置とし、親バッグ50を下方位置とし、その中間位置にフィルタ40を配置してから、入口側チューブ42の一端部に設けられた封止部材46に対して破断操作を行って、入口側チューブ42の流路を開通させる。これにより、採血バッグ18内の全血は、入口側チューブ42を介してフィルタ40に流入し、フィルタ40を通る過程で白血球および血小板が除去され、出口側チューブ44を介して親バッグ50に流入し採取される。その後、チューブシーラー等によって、出口側チューブ44をクランプ48より下流側の位置で溶着および封止したうえで、出口側チューブ44を封止した部分で切断する。
次に、親バッグ50に採取した血液成分を、血漿および濃厚赤血球に分離し、それぞれ所定のバッグに貯留するために、血液バッグシステム10の分離処理部16を遠心分離移送装置70に装着する。
この装着に際して、まず、クランプ64により、第1チューブ56の流路を閉塞状態とする。具体的には、プリロック状態となっているクランプ64を把持して、開閉部144の外面を手指でベース部140側に押圧する。そうすると、開閉部144を構成する爪部174の湾曲面174aがロック部142を構成する係合爪164の湾曲面164aに接触する。
そして、開閉部144の外面をさらに押圧すると、屈曲部146が撓むとともに前記爪部174の湾曲面174aが前記係合爪164の湾曲面164aを滑りながらベース部140側に変位するので、ロック部142(延在部162)が外方に若干撓むとともに、第1チューブ56の側面が押圧突起部170により突起部156に向けて押圧される。
その後、前記爪部174の湾曲面174aが前記係合爪164の湾曲面164aから離れた後に、開閉部144の外面から手指を離す。これにより、撓んでいたロック部142が復帰した状態で開閉部144が復帰しようとするため、開閉部144の爪部174がロック部142の係合爪164に係合(当接)する。その結果、クランプ64が閉じた状態となり、第1チューブ56の流路が閉塞した状態で維持される(図7B参照)。
このとき、上述したように、突起部156の先端位置が突起部154の先端位置よりも僅かに開閉部144側に位置しているので、突起部156および押圧突起部170で第1チューブ56の流路を確実に閉塞することができ、突起部154が邪魔になることはない。なお、各突起部154、156、170の先端は丸みを帯びているため、第1チューブ56の側面が傷つくことはない。
第1チューブ56の流路を閉塞状態にしたら、封止部材66に対して上述した破断操作を行って、その流路を開通させる。そして、図3に示したように、第1チューブ56をチューブホルダ118に保持させるとともに、親バッグ50を、その上部をチューブホルダ118に固定した状態にしてユニット本体96の第3室114(図2参照)に収容する。なお、図3から諒解されるように、このとき、クランプ64は、クランプ保持部122に保持される。
また、子バッグ52は第1室100に収容し、薬液バッグ54は第2室102に収容する。このとき、遠心工程後の分離工程において、子バッグ52に血漿がスムーズに流入し、貯留されるように、子バッグ52は折り曲げない状態で前記第1室100に収容するのがよい。分離処理部16をユニット本体96に装着および収容したら、カバー体98をユニット本体96に装着して、インサートユニット78を組立状態とする。
次に、図2に示すように、血液バッグシステム10が収容されたインサートユニット78を遠心分離移送装置70のユニット挿入孔76に挿入する。これにより、センサまたはそのインターフェース回路の接点は電極(図示しない)に接触する。基本的に遠心分離移送装置70には6つのインサートユニット78を装着するが、バランスが取れていれば5つ以下(好ましくは、等間隔角度に3つまたは2つ)でもよい。
次に、遠心分離移送装置70の蓋72を閉じた後、操作部82を操作することによって遠心工程および分離工程を自動的に行う。遠心分離移送装置70の自動動作では、まず遠心ドラム74を回転させることにより遠心工程を行う。このとき、上述したようにクランプ64は閉じられているが、さらに確実を期すために、第1ロッド90を一度進出させてクランプ64を閉塞状態とするのがよい。
図8に示すように、遠心工程では、第3室114内の親バッグ50に貯留された血液成分が遠心力を受けることにより、重比重成分の濃厚赤血球139が外径方向に移り、軽比重成分の血漿138が内径方向に移り、2つの層に分離する。
遠心分離移送装置70は、遠心工程の後に分離工程に移る。分離工程では、遠心ドラム74の回転を維持したまま、クランプ駆動手段94の第2ロッド92を動作させて第1チューブ56の流路を開放状態にする。
具体的には、図9Aに示す状態のクランプ64において、第2ロッド92を進出させる。そうすると、第2押圧体134が回動し、第2押圧体134に設けられた解除爪134aがクランプ64の係合解除部166に引っ掛かることで、係合解除部166が外方(B1方向)に変位する(図9B参照)。これにより、ロック部142の係合爪164から開閉部144の爪部174が離脱し、係合爪164が係合解除状態となる。その結果、図9Cに示すように、開閉部144が復帰する(A2方向に変位する)ので、クランプ64が開いた状態となり、第1チューブ56の流路が開放する。なお、この状態で、第2ロッド92は、元の位置に後退する。
次に、図8に示すように、押子80を遠心方向に変位させて親バッグ50を押圧する。親バッグ50は押子80と壁に挟まれて容積が減少するため、内容液が第1チューブ56から吐出される。このとき、第1チューブ56は内径側に指向していることから、最も内径側に位置する血漿138が親バッグ50から流出し、第1チューブ56、分岐コネクタ62および第2チューブ58を経て子バッグ52に流入する。
血漿138が親バッグ50から流出し終えたら、次に濃厚赤血球139が親バッグ50から流出し始める。このとき、第1チューブ56に赤血球が流れたことをセンサ136(図3も参照)により検出したら、押子80を停止するとともに、クランプ駆動手段94の第1ロッド90を動作させてクランプ64により第1チューブ56の流路を閉塞する。
具体的には、図9Cに示す状態のクランプ64において、第1ロッド90を進出させる。そうすると、図10Aに示すように、第1押圧体132が回動してクランプ64の開閉部144をベース部140側に押圧することで、該開閉部144がA1方向に変位する。これにより、第1チューブ56の側面が押圧突起部170にて突起部156に向けて押圧されるとともに、開閉部144の爪部174がロック部142の係合爪164に係合するので、クランプ64が閉じた状態となり、第1チューブ56の流路が閉塞する(図10B参照)。なお、この状態で、第1ロッド90は、元の位置に後退する。
このように、第1チューブ56の流路を閉塞することにより、子バッグ52に赤血球が流入することが阻止される。なお、センサ136は、第1チューブ56を流れる液体の透明度(換言すると、濁度)から、第1チューブ56に赤血球が流れたことを確認できる。
以上の分離工程が終了したら、分離処理部16をインサートユニット78から取り出して、第2チューブ58を溶着および封止した後に切断することによって子バッグ52を切り離す。次に、薬液バッグ54を上方位置に配置するとともに、親バッグ50を下方位置に配置したうえで、クランプ64を操作して第1チューブ56の流路を開放する。
具体的には、閉じた状態となっているクランプ64を把持して、係合解除部166を手指で外方に押圧して変位させる。これにより、ロック部142の係合爪164から開閉部144の爪部174が離脱し、係合爪164が係合解除状態となる。その結果、開閉部144が復帰するので、クランプ64が開いた状態となり、第1チューブ56の流路が開放する(図7A参照)。
第1チューブ56の流路を開放状態にしたら、薬液バッグ54内の赤血球保存液を第3チューブ60および第1チューブ56を介して親バッグ50に流入させる。薬液バッグ54内からの赤血球保存液の排出が十分に行われたことを確認したら、親バッグ50からエアーを抜き、クランプ64を操作して第1チューブ56の流路を閉塞する。このときのクランプ64の操作は、上述した手指によるクランプ64の閉操作と同様であるので、その詳細な説明を省略する。そして、第1チューブ56を溶着および封止した後に切断することによって親バッグ50を切り離す。
以上の処理を行うことにより、全血から白血球および血小板を除去し、残余の血液成分を血漿および濃厚赤血球の2つの成分に分離し、血漿および濃厚赤血球を異なるバッグ(親バッグ50と子バッグ52)に分けて収容、保存することができる。
本実施形態に係るクランプ64によれば、各切欠部158、160がベース部140の側面141および底面143に開口しているので、一端に親バッグ50が接続されるとともに他端に分岐コネクタ62が接続された後の第1チューブ56に対して該クランプ64を取り付けることができる。
これにより、血液バッグシステム10の製造において、クランプ64の取り付け工程を任意のタイミングで行うことができるので、該血液バッグシステム10の製造を簡素化することができる。また、血液バッグシステム10を製造した後において、クランプ64に不具合が生じた場合であっても、該クランプ64を容易に交換することが可能になる。
また、前記各切欠部158、160は、平面視で略L字状に形成されているので、第1チューブ56を各保持孔158a、160aに挿通させた状態で、ベース部140(肉厚部150、152)の側面によって該第1チューブ56におけるベース部140の幅方向の移動が制限される。よって、第1チューブ56を一対の切欠部158、160から外れ難くすることができる。
本実施形態に係るクランプ64では、その開状態で、第1チューブ56のうちクランプ64が取り付けられる部位(第1チューブ56のうち突起部156に接触する部位)が曲がるように突起部156および一対の切欠部158、160を構成している。これにより、第1チューブ56が、その復元力(弾性力)により、切欠部158を構成する保持面159および切欠部160を構成する保持面161に押さえ付けられるので、第1チューブ56に対するクランプ64の移動を好適に抑えることができる。
よって、例えば、薬液バッグ54を上方位置に配置するとともに親バッグ50を下方位置に配置した状態で、薬液バッグ54内の赤血球保存液を第3チューブ60および第1チューブ56を介して親バッグ50に流入させる際に、重力の作用によって、クランプ64の位置が下方にずれることが抑えられる。従って、第1チューブ56上の決まった位置でクランプ64の開閉操作を容易に行うことができる。
本実施形態に係るクランプ64によれば、クランプ64の開状態で、切欠部158を構成する保持面159と切欠部160を構成する保持面161とが突起部156の先端よりも押圧突起部170が位置する側にずれて位置しているので、該クランプ64を第1チューブ56に取り付けた段階(プリロック状態)で、該第1チューブ56を鈍角に曲げることができる。
本実施形態に係るクランプ64によれば、ベース部140(肉薄部148)の内面145のうち突起部156と切欠部158の間に位置する部位に突起部154を形成しているので、クランプ64のプリロック状態において、第1チューブ56が過度に曲がる(第1チューブ56の曲がり角度θが小さくなりすぎる)ことを一層抑えることができるとともに、該第1チューブ56をより安定して保持することができる。
また、本実施形態に係るクランプ64では、押圧突起部170の位置を突起部156に対して突起部154側にオフセットさせている。よって、ベース部140の延在方向において押圧突起部170と突起部156の位置を揃えた場合と比較して、第1チューブ56の閉塞時に、該第1チューブ56の内面の接触面積を大きくすることができるので、第1チューブ56の流路を一層確実に閉塞することが可能となる。
本発明は上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
例えば、本発明に係るクランプは、血液バッグシステムを構成するチューブ以外の可撓性のチューブに対しても適用可能である。つまり、クランプは、流路を閉塞および開放する必要のあるチューブであれば適用することができる。
10…血液バッグシステム 50…親バッグ
52…子バッグ 54…薬液バッグ
56…第1チューブ 64…クランプ
140…ベース部 144…開閉部
146…屈曲部(中間部) 154…突起部(第3突起部)
156…突起部(第1突起部) 158、160…切欠部
158a、160a…保持孔 159、161…保持面
170…押圧突起部(第2突起部)
本発明に係るクランプは、可撓性のチューブの流路を閉塞および開放するクランプであって、前記チューブの側面に接触する第1突起部が形成されたベース部と、前記チューブの側面を前記第1突起部に向けて押圧することにより、該チューブの流路を閉塞可能な第2突起部が形成された開閉部と、前記ベース部および前記開閉部を連結する中間部と、を備え、前記ベース部には、前記チューブが挿通可能な一対の切欠部が前記第1突起部を挟むようにして形成され、記切欠部は、前記ベース部の一対の前記切欠部の並び方向の端部の外面および内面を貫通して前記チューブを保持する保持孔と、前記ベース部の底面および前記内面を貫通するとともに前記ベース部のうち一対の前記切欠部の並び方向と直交する方向の側面に開口して前記チューブを挿通可能な側通孔と、前記保持孔および前記側通孔を連通する連通孔と、を有し、前記第1突起部および一対の前記切欠部は、前記クランプの開状態で、前記チューブのうち前記クランプが取り付けられた部位が曲がるように構成されていることを特徴とする。
上記のクランプにおいて、一方の前記側通孔は、前記ベース部の前記側面における前記第1突起部よりも一端側の部位に開口し、他方の前記側通孔は、前記ベース部の前記側面における前記第1突起部よりも他端側の部位に開口していてもよい
上記のクランプにおいて、一対の前記側通孔は、前記ベース部のうち一対の前記切欠部の並び方向と直交する方向の片側に位置する同じ前記側面に開口していてもよい
上記のクランプにおいて、記切欠部は、平面視で略L字状に形成されててもよい
上記の構成によれば、各切欠部を略L字状に形成しているので、チューブを前記一対の切欠部から外れ難くすることができる

Claims (6)

  1. 可撓性のチューブ(56)の流路を閉塞および開放するクランプ(64)であって、
    前記チューブ(56)の側面に接触する第1突起部(156)が形成されたベース部(140)と、
    前記チューブ(56)の側面を前記第1突起部(156)に向けて押圧することにより、該チューブ(56)の流路を閉塞可能な第2突起部(170)が形成された開閉部(144)と、
    前記ベース部(140)および前記開閉部(144)を連結する中間部(146)と、を備え、
    前記ベース部(140)には、前記チューブ(56)が挿通可能な一対の切欠部(158、160)が前記第1突起部(156)を挟むようにして形成され、
    前記各切欠部(158、160)は、前記ベース部(140)のうち前記一対の切欠部(158、160)の並び方向と直交する方向に位置する側面(141)に開口され、
    前記第1突起部(156)および前記一対の切欠部(158、160)は、前記クランプ(64)の開状態で、前記チューブ(56)のうち前記クランプ(64)が取り付けられた部位が曲がるように構成され、
    前記各切欠部(158、160)は、前記ベース部(140)の外面(147)および内面(145)を貫通して前記チューブ(56)を保持する保持孔(158a、160a)を有しており、
    少なくとも一方の前記切欠部(158、160)の前記保持孔(158a、160a)を構成する壁面のうち前記開閉部(144)が位置する側の保持面(159、161)が、前記第1突起部(156)の先端から前記開閉部(144)側に向けて前記チューブ(56)の外径長さ(d)だけ移動した位置よりも前記ベース部(140)の底面(143)側に位置していることを特徴とするクランプ(64)。
  2. 請求項1記載のクランプ(64)において、
    少なくとも一方の前記切欠部(158、160)を構成する保持面(159、161)が、前記第1突起部(156)よりも前記第2突起部(170)側に位置していることを特徴とするクランプ(64)。
  3. 請求項1記載のクランプ(64)において、
    少なくとも一方の前記切欠部(158)を構成する保持面(159)が、前記ベース部(140)の内面(145)に向かうに従って前記開閉部(144)が位置する側に傾斜していることを特徴とするクランプ(64)。
  4. 請求項1記載のクランプ(64)において、
    前記ベース部(140)には、一方の前記切欠部(158)と前記第1突起部(156)の間に位置して前記チューブ(56)の側面に接触する第3突起部(154)が形成されていることを特徴とするクランプ(64)。
  5. 請求項1記載のクランプ(64)において、
    前記各切欠部(158、160)は、平面視で略L字状に形成されるとともに前記ベース部(140)の底面(143)に開口していることを特徴とするクランプ(64)。
  6. 全血または血液成分を収容するように構成された複数のバッグ(50、52、54)と、
    前記複数のバッグ(50、52、54)を互いに接続する少なくとも1つのチューブ(56)と、
    前記チューブ(56)に取り付けられた請求項1記載のクランプ(64)と、を備えることを特徴とする血液バッグシステム(10)。
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