JP2016105702A - 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 - Google Patents
凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016105702A JP2016105702A JP2015173621A JP2015173621A JP2016105702A JP 2016105702 A JP2016105702 A JP 2016105702A JP 2015173621 A JP2015173621 A JP 2015173621A JP 2015173621 A JP2015173621 A JP 2015173621A JP 2016105702 A JP2016105702 A JP 2016105702A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tissue
- cells
- umbilical cord
- band
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/06—Animal cells or tissues; Human cells or tissues
- C12N5/0602—Vertebrate cells
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N1/00—Preservation of bodies of humans or animals, or parts thereof
- A01N1/02—Preservation of living parts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N1/00—Preservation of bodies of humans or animals, or parts thereof
- A01N1/02—Preservation of living parts
- A01N1/0205—Chemical aspects
- A01N1/021—Preservation or perfusion media, liquids, solids or gases used in the preservation of cells, tissue, organs or bodily fluids
- A01N1/0221—Freeze-process protecting agents, i.e. substances protecting cells from effects of the physical process, e.g. cryoprotectants, osmolarity regulators like oncotic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K35/00—Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
- A61K35/12—Materials from mammals; Compositions comprising non-specified tissues or cells; Compositions comprising non-embryonic stem cells; Genetically modified cells
- A61K35/44—Vessels; Vascular smooth muscle cells; Endothelial cells; Endothelial progenitor cells
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/06—Animal cells or tissues; Human cells or tissues
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Immunology (AREA)
- Developmental Biology & Embryology (AREA)
- Virology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
Description
本発明は、臍帯(UC)の結合組織から急速に増殖しているヒト細胞集団の採取;そのような細胞の骨形成、軟骨形成、脂質生成および筋性条件での培養;細胞表面組織適合抗原の欠如により表されるような、これら集団中に免疫学的に不適格な細胞が高率である証明;および様々な細胞に基づく治療のために万能前駆細胞の供給源として使用されるこれら細胞の能力に主眼をおいている。より詳細には本発明は、そのような価値ある前駆細胞の供給源として凍結組織の使用に関する。
UCは原腸形成(3つの胚葉の形成)に続いて形成される最初の構造の1つである。屈曲が始まると、胚盤胞は卵黄管および尿嚢管を介して原始中腸(脈原始体)により原始卵黄嚢(外部胚原始体)に結合するようになり、これが次に発生して臍血管(umbilical vessel)を形成する(非特許文献1;2;3)。これらの脈管は、ウォートンゼリー(Wharton’s Jelly:WJ)と呼ばれる初期胚外部派生物の初期間葉組織と一般に考えられるものの中に支持され、そして囲まれている(非特許文献4)。この初期段階から、妊娠中、UCは成長して出産時には30〜50cmの帯が見られるようになる。したがってWJは文献に(以下参照のこと)記載されたような繊維芽細胞様または筋繊維芽細胞様の細胞だけでなく、胚および胎児の発育中に帯の成長を支えるために必要なWJの増大する容量を細胞に生じることができる前駆体細胞集団も含むと期待される。
を支持した。WJ細胞の免疫組織化学的特性決定は、骨の形態形成における骨原性細胞の主要な供給源となり、そして培養で(非特許文献11)コロニー形成単位−骨繊維芽細胞(CFU−O)と呼ばれる骨の小結節を形成することができると知られている周皮細胞と驚くほどの類似を表す(非特許文献12)。
et al.は7日後に採取したこの細胞から少数の繊維芽細胞様の細胞が現れることを示した。
今、生存可能な細胞が凍結された臍帯組織から回収できることが確定された。したがって本発明は、そのような組織を分娩後に極低温で「バンキング」して、凍結した帯組織から生存可能な細胞を必要に応じて抽出するための持続的な供給源を提供するプラクティスを意図する。
供される。具体的な態様では、容器は極低温保存に適する容器である。
1)凍結帯組織を得、この凍結帯組織は場合により極低温で保存した帯組織であり、ここで帯組織は随伴する脈管周囲ウォートンゼリーを持つ新鮮な、単離したヒト臍帯血管(umbilical cord vessel)またはそのセグメントであり、そして
a)該臍帯組織を得、
b)臍帯組織を、血清を含有する細胞培養培地およびDMSOを含んでなる低温保存溶液と合わせ、
c)組み合わせ物を、組み合わせ物が一定期間、そしてDMSOが組織に浸透できる温度で液体として冷蔵される冷却工程に供し、
d)冷却した組み合わせ物を凍結して凍結帯組織を提供し、そして任意に
e)凍結した帯組織を一定期間、極低温条件下に保存する、
工程を含んでなる方法により調製されており;そして次いで
2)凍結した帯組織を解凍し;
3)DMSOを水と置き換えるために解凍した帯組織を処理し;そして
4)保存した管を伴うウォートンゼリーを消化して生存可能なHUCPVCを放出する、工程を含んでなる。
本発明は、1つの観点において臍帯組織を保存するために有用な方法に関する。このプラクティスは、供給源となる個体と組織適合性がある細胞の将来の利用を可能とし、その将来の必要性は例えば細胞もしくは組織修復または再生のような医学的理由のために生じるはずである。
にあるウォートンゼリーである。この特定領域内にあるウォートンゼリーは、上記および以下に詳細に記載する前駆細胞の豊富な供給源である。このウォートンゼリーには管壁が大変完全に付いているので、壁からのその分離は手法的に困難である。にもかかわらず、この脈管周囲ウォートンゼリー自体、および伴う管を含まない回収は技術的に可能であり、そして本発明は生存可能な前駆細胞を後で回収するために、凍結され、そして場合により極低温で保存された供給材料として有用な帯組織として、そのように分離した脈管周囲ウォートンゼリーの使用をさらに包含する。
使用する。低温保存剤は、組織および存在する細胞を凍結および氷の形成の悪影響から保護する任意の液体作用物質であるか、または作用物質の溶液であることができる。最も好ましくは、低温保存剤はジメチルスルフォキシド(DMSO)である。代替となる低温保存剤はグリセロール、またはグリセロールとDMSOとの混合物である。グリセロールはDMSOについて本明細書で説明したものと同じ様式および同じ濃度で使用することができる。DMSOの特性は、本低温保存手法での使用に特に良く適している。
きると考えられる。そのような凍結材料は、−70Cで維持された場合、少なくとも幾らかの細胞活性を現すことができ、したがってこの温度で経時的に起こり得る細胞死を回避するために、比較的即座に使用すべきである。より好ましくは本発明の方法に従い、凍結組織を極低温保存に配置し、すなわち細胞の代謝が静止している温度で保存する。
ログを伴う。この取り組みで、組織バンクは組織およびその内在する細胞の将来の使用に貯蔵所として役立つことができ、そしてカタログは特定の患者に使用するために、または特定の医学的状態を処置するために、特定の組織および細胞を選択するために使用できる。
細胞の部分集団が培養条件および例えば細胞の分類原理および技術に基づく選択の操作を介することにより得られる大変有用な供給源を提供する。
後、脈管を取り出してヒト前駆細胞を含む脈管周囲組織抽出物を残す。これらの細胞を前駆細胞の拡大について標準的な条件下で拡大する。細胞は例えば、接着細胞を選択するためにポリスチレン皿またはフラスコのようなポリスチレン上で選択することができ、次いで適切な培養基中で維持される。抽出した細胞は、接着細胞に関する前選択を行うか、または行わずに、事前に例えばBaksh et alによる国際公開第02/086104号明細書(この開示は引用により本明細書に編入する)に記載されているように拡大のために撹拌懸濁の条件下で培養することができる。
UCは、カナダ、トロントのサニーブロック&ウーマンカレッジ(Sunnybrook & Women’s College)病院で出産直後の完全期帝王切開乳児から集めた。UCは外科医により培地(80%α−MEM、20%抗生物質)を含む滅菌容器に移され、そして直ちにトロント大学のバイオマタリアル & バイオメディカルエンジニアリング研究所(Institute of Biomaterial & Biomedical Engineering)の我々の研究室に輸送された。
18〜24時間後、「ループ」はそれらについている懸垂クランプまたは縫合糸およびピペットで取り外し、そして残る懸濁液を2〜5倍にPBSで希釈し、そして1150rpmで5分間遠心して細胞画分を試験管/sの底にペレットとして得た。上清を除去した後、細胞は混入する赤血球細胞を溶解するために、8倍容量の4%NH4Clに5分間、室温で再懸濁した。次いで懸濁液を再度1150rpmで5分間遠心してペレットとして細胞画分を単離し、そして上清を除去した。細胞をヘモサイトメーターでカウントした後、それらをT−75cm2組織培養ポリスチレン皿に直接プレーティングし、そして細胞がポリスチレン表面に付着するように37℃で24〜72時間インキュベーションした。次いで培地は2日毎に交換した。
β−GPおよび50μg/mlアスコルビン酸で処理して、これら細胞の骨形成能を試験した。これらのプレートは培養の2、3、4および5日にCFU−O(さもなくば「骨小結節」の形成とも呼ぶ)について観察した。
1.帝王切開患者から滅菌臍帯(UC)を得、そして生物学的に安全なキャビネット内の媒質(80%α−MEM、20%抗生物質)に移す。
2.UCを3回、滅菌した37℃のリン酸バッファー(PBS)で洗浄する。
3.UCを約1〜2インチの切片に鋭いハサミで切断する。
4.UCの各切片を2回、滅菌した37℃のリン酸バッファー(PBS)で洗浄してできるかぎり多くの残存臍帯血(UCB)を除去する。
5.1つのUC切片を乾燥した滅菌皿に分ける。
6.2組のピンセットを使用して、約2mm離れた上皮をつかみ、そして互いに引き離して上皮を裂く。
7.上皮をUC切片の長さに沿ってつかみ、上皮を裂き続け、下のWJを露出する。
8.工程6と同様に、約半分の上皮が裂けるまで、上皮を「片(strip)」状に裂き続ける。
9.臍管はWJを介して明らかに見ることができ、そしてUC切片の切断端で末端が遊離する。
10.1組のピンセットで上皮の残りの部分をつかみ、そして血管の末端をもう1つのピンセットでつかみ、管を大半のWJからその周囲の脈管周囲組織(PVT)と一緒に「引く(pulled)」ことができる。
11.この工程を、3本すべてが下のWJマトリックスから離れるまで各血管で繰り返す。
12.いったん離れれば 各血管は37℃のPBS中に配置される。
13.工程5〜12を各UCの切断について、すべての管が滅菌した37℃のPBS充填ビーカーに単離されるまで繰り返す。
14.次いで各管を個別に清潔な滅菌面に配置することにより、縫合糸で二重結びによりループをつくり末端を結紮する。
15.いったんすべての血管がループに結紮されれば、ループを滅菌した50ml試験管内の0.5mg/mlのコラゲナーゼ溶液に入れる。あるいは、そして本発明に従い、管を凍結し、極低温で保存し、そして次いで元に戻し、本発明の方法を使用して存在する前駆細胞(HUCPVC)の生存能を維持し、そして解凍し、そして処理した帯組織は中の生存可能な前駆細胞を工程15で始める方法を使用して回収することができる。
16.50mlの試験管を37℃、5%CO2インキュベーター中の回転台に一晩配置する。
17.翌日、コラゲナーゼを1mlのウシ胎児血清(FBS)で不活性化し、そしてループを懸濁液から取り出す。
18.残りの懸濁液をPBSで希釈し、1150rpmで5分間遠心し、そして上清を除去する。
19.次いでペレットを8倍容量の4%NH4Clで室温にて5分間、再懸濁してすべての混入赤血球細胞を溶解し、次いで1150rpmで5分間遠心し、そして上清を除去する。
20.ペレット中に残る細胞を補充培地(SM)(75%α−MEM、15%FBS、20%抗生物質)に再懸濁し、そしてアリコートをヘモサイトメーターでカウントする。
21.次いで細胞懸濁液をT−75組織培養ポリスチレンフラスコに播き、そして増殖させる。
22.2日後、「後−接着」(PA)細胞を採取するためにフラスコからの上清を新しいT−75フラスコに移す。
23.2日後、残存するPA細胞を採取するために最初のPAフラスコからの上清を新しいT−75フラスコに移す。
24.SMは、細胞がサブ−コンフルエンス(1〜2週間)に達するまで、すべて3つのT−75フラスコで2日毎に交換し、この時点でそれらを二次培養する(継代)。
本発明は、以下に例示される手順を使用して極低温で保存された帯組織から生存可能な細胞の回復を可能とする。
個々の帯血管は上記のように単離し、そして末端を縫合糸で縛って上記のようなループを形成した。血管を、各々が90%ウシ胎児血清(FBS)および10%ジメチルスルフォキシド(DMSO)からなる5mLの低温保存媒質を含有する15mLのポリプロピレン試験管に入れた。調製した試験管は−70Cの冷凍庫に一晩置き、そして翌日、さらに長期にわたり保存するために液体窒素に入れた。
調製した検体を含む試験管は、保存から3日後、液体窒素から取り出し、そして即座に37Cの水浴に置いた。いったん完全に解凍したら、約5分、検体ループは上記のようにコラゲナーゼ消化媒質に入れ、そして37Cのインキュベーター中のローティッセリー(
rotisserie)に置いた。18〜24時間インキュベーションした後、消化した管を取り出し、そして前駆細胞を上記手順を使用して単離した。組織培養プレートにプレーティグし、そしてまた上記のように5〜15%のFBS補充培地で培養した後、生存可能な細胞をトリパン排除により同定した。
この方法は、標準的な消化手順から取り出される細胞と生物学的に等価である細胞を生じた。
細胞増殖アッセイ
週毎の継代手順(6日毎に行う)の間に、3x104細胞のアリコートを24個の6ウ
ェル組織培養ポリスチレンプレートの各ウェルにプレーティングした。培養の1、2、3、4、5および6日目に、6ウェルプレートのうちの4つを継代し、そして細胞をカウントした。これら細胞の指数的増殖をプロットし、そしてこれら培養中の細胞について平均倍加時間を算出した。結果を図16に示す。PVWJ細胞培養に関する倍加時間は、全培養期間にわたり約24時間であると記録される。対数期中、倍加時間は16時間であることに注目されたい。これは骨髄間葉細胞について文献で報告された約33〜36時間の倍加時間(Conget and Minguell,1999)、および脂肪組織に由来する間葉幹細胞についての約3.2日(Sen et al.,2001)と比較される。連続する継代培養での増殖の観察について、3x105細胞を4個のT−75フラスコ(n=4)にプレーティングし、そしてSMを供給し、これを2日毎に交換した。培養の6日後に、細胞は植え継がれ(上記の継代培養プロトコールを参照にされたい)、そしてヘモサイトメーターの使用によりカウントされた。3x105細胞のアリコートを4つの新たなT−75フラスコに植え、6日間培養し、そしてカウントの工程を繰り返した。この工程をP0からP9まで4つの帯サンプルについて繰り返した。
養した時にのみ観察された。
1x105、5x104、2.5x104、1x104、5x103、1x103の希釈でHUCPVCを6ウェルの組織培養プレートに播き(Falcon#353046)、そして2日毎にSMを供給した。コロニーの数(>16細胞を含んでなる)を培養10日目に各ウェルについてカウントし、そして14日目に確認した。CFU−F頻度、1つのコロニーを形成するため必要な平均細胞数を最終的に1CFU−F/播いた300のHUCPVCと決定した。この頻度に基づき、300HUCPVCを提供するために必要な単位容量(3個の各帯から3連で行った)を算出し、そしてHUCPVCの8回の増分単位容量を6−ウェルプレートの個別のウェルに播いた。再度、コロニー(>16細胞を含んでなる)(CFU−Fs)を培養10日目にカウントして、増分播種でのCFU−F頻度をアッセイした。
週毎の継代手順の間に、試験細胞集団のアリコートは、75%α−MEM、15%FBS(幹細胞バッチ#:S13E40)、ペニシリンG(167単位/ml)、ゲンタマイシン(50μg/ml)およびアンホテリシンB(0.3μg/ml)を含有する10%抗生物質ストック溶液、およびDex(10-8M)、β−グリセロホスフェート(5mM)およびL−アスコルビン酸(50μg/ml)を含む骨形成培地中に、1x104細胞/cm2の細胞播種密度で組織培養ポリスチレン上に直接プレーティングされた。カルチャーは12日間、2日毎に再供給した。カルチャーは骨小結節として検出される鉱化した小結節領域が観察されるまで維持し(通常3日)、その時点でカルチャーはテトラサイクリンを含有する培地を最終カルチャー再供給で再供給し、次いでKarnovskyの固定液で固定し、そして分析のために調製した。Leitz Aristoplan顕微鏡(Esselte Leitz GmbH & Co KG、シュツットガルト、ドイツ)を使用して、位相差ならびにUV蛍光下でテトラサイクリン標識カルチャーを視覚化し、HitachiS−2000走査型電子顕微鏡を15kVの加速電位を使用して、形態学的に同定可能な骨マトリックスの存在を示すための画像を作成した。
これら細胞の軟骨生成能を試験するために、2×105細胞を1150rpmで5分間、細胞をペレットとして得るために遠心した。いったん上清が除去されれば、細胞は10ng/mlのトランスフォーミング増殖因子−ベータ(TGF−β)(および任意に10-7Mデキサメタゾンを含む)を補充したSM中で維持した。補充培地は2日毎に交換し、3〜5週間維持し、この時点でそれらを組織学用に採取し(10%の中性ホルマリンバッファー(NFB)中で固定することによる)、パラフィンに包埋し、6μm切片に切断し、そしてコラーゲンIIの存在(抗体染色)およびグルコサミノグリカンの存在(アルシアンブルー染色)について染色した。染色によりインキュベーション条件下での軟骨細胞の形成が確認された。
細胞の脂肪形成性の分化能を評価するために、それらは最初に6−ウェルプレートでSM(D−MEMを含む)中にて培養され、SMは細胞が60%の集密度になるまで2日毎に交換した。その時点で培地を脂肪生成誘導培地(AIM)(88%D−MEM、3%FBS、33μMビオチン、17μMパトンテン酸塩、5μM PPAR−ガンマ、100nMウシインスリン、1μMデキサメタゾン、200μMイソブチルメチルキサンチンおよび10%抗生物質)に交換した。AIMは10日間、2日毎に交換し、その時点で細胞を10%NFBで固定し、そして脂肪細胞の脂質小胞を赤く染めるOil RedOで染色した。染色では脂肪細胞の形成が誘導条件だけでなく、それらの不存在でも、すなわち
自然に形成されることが確認された。
細胞の筋形成能を評価するために、細胞は最初にSM(D−MEMを含む)中、T−75cm2組織培養フラスコで80〜90%の集密度に達するまで培養し、この時点で、培地を筋形成培地(MM)(75%D−MEM、10%FBS、10%ウマ血清、50μMヒドロコルチゾンおよび10%抗生物質)と交換した。MMは2日毎に交換した。培養の3〜5週間後、細胞をカルチャー表面から取り出し(継代培養プロトコールを参照)、それらのmRNAを得るために溶解し、そしてMyoG、MyoD1、Myf5、ミオシン重鎖、ミオゲニンおよびデスミンを含む幾つかの筋生成遺伝子の存在についてrtPCRにより評価した。結果はこれらの誘導条件下での筋細胞の存在が確認された。
テトラサイクリン染色
テトラサイクリン(9μg/ml)を、終了前のカルチャーに加えた。終了時に、細胞はKarnovskyの固定液で一晩固定し、そして次いで小結節領域の鉱物成分のテトラサイクリン標識についてUV−励起蛍光画像により観察した。
CFU−Oカルチャーの代表的サンプルは、最初にそれらを70%、80%、90%および95%エタノールに1時間、続いて100%エタノールに3時間、浸漬することによりSEM用に調製した。次いでサンプルは臨界点乾燥させた。約3nm層の金層を、Polaron SC515 SEM Coating Systemで検体上にスパッタリング被覆し、これを次いで様々な倍率でHitachiS−2000走査型電子顕微鏡の15kV加速電位で調査した。作成した画像は形態学的に同定可能な骨マトリックスの存在を示すために使用する。
1x105細胞より多い試験細胞集団を、2%FBS(StemCell Batch#:S13E40)を含有するPBS中で洗浄し、そしてPBS+2%FBS(飽和濃度(1:100希釈)中、以下の結合マウスIgG1 HLA−A,B,C−PEおよびHLA−DR、DP,DQ−FITCを含む)に、4℃で30分間再懸濁した。細胞懸濁液をPBS+2%FBSで2回洗浄し、1μg/mlの7−AAD(BD Bioscience)で染色し、そしてExpoADCXL4ソフトウェア(Beckman−Coulter)を使用してフローサイトメーター(XL、Beckman−Coulter、マイアミ、フロリダ州)で分析するためにPBS+2%FBSに再懸濁した。陽性染色は、マッチしたアイソタイプ抗体で染色した対照集団から、99%より多い細胞により得られるレベルを越える蛍光シグナルの発光と定める(FITC−およびPE−結合マウスIgG1,κモノクローナルアイソタイプ標準、BD Bioscience)。各サンプルについて、少なくとも10,000のリストモードイベント(list mode event)を集めた。すべてのプロットはEXPO32ADC分析ソフトウェアで作成した。
骨小結節コロニーの光学顕微鏡写真
図3、4および5は、3および5日目のカルチャー中に存在したCFU−Oを具体的に説明する。それらは骨マトリックスを生産している多角形細胞の「凝集」により表される小結節領域の回りの「繊維芽細胞様」細胞のコンフルエントな層を示した。これらCFU−OはDex(+)およびDex(−)カルチャーの両方で観察され、そして連続する継代にわたり類似の形態を提示した。
カルチャーのテトラサイクリン標識は、骨の生物学的な無機相に伴う新たに形成されたリン酸カルシウムを標識するために使用した。カルチャーのテトラサイクリン標識は、鉱化小結節領域と一致し、これはカルチャーをUV光に暴露することにより視覚化される。図6および7は、前駆細胞の3日および5日目のカルチャーのテトラサイクリンで標識したCFU−Oカルチャーを表す。これらの画像は、UV励起蛍光造影により作成され、そして写真撮影された。
CFU−Oは、鉱化したコラーゲンマトリックスの形成についてSEM下で観察され、これはコラーゲン形成の初期段階から成熟CFU−Oでの稠密な鉱化マトリックスの形成までのCFU−Oの形成を示す。図8、9、10、11、12および14は、CFU−Osの走査型電子顕微鏡写真を表す。
両主要組織適合複合体(MHC)を表す細胞表面抗原を同定するフローサイトメトリーは、単離した細胞の77.4%の集団がMHC-/-であることを示した。図13は陰性対照に関するフローサイトメトリーの結果を具体的に説明する。図17は前駆細胞集団におけるMHC-/-細胞の頻度に及ぼす凍結−解凍の影響を表す。凍結−解凍の効果は以下のように実験した:
1x105細胞より多い試験細胞集団を、2%FBSを含有するPBS中で洗浄し、そしてPBS+2%FBS(飽和濃度(1:100希釈)の以下の結合マウスIgG1 HLA−A,B,C−PE(BD Bioscience#555553、ロットM076
246)(MHC I)、HLA−DR、DP、DQ−FITC(BD Bioscience#555558、ロットM074842)(MHCII)、およびCD45−Cy−サイクロム(BD Bioscience#555484、ロット0000035746)に4℃で30分間再懸濁した。細胞懸濁液をPBS+2%FBSで2回洗浄し、そしてExpoADCXLソフトウェア(Beckman−Coulter)を使用してフローサイトメーター(XL、Beckman−Coulter、マイアミ、フロリダ州)で分析するためにPBS+2%FBSに再懸濁した。陽性染色は、マッチしたアイソタイプ抗体で染色した対照集団から99%より多い細胞により得られるレベルを越える蛍光シグナルの発光と定め(FITC−、PE−およびCy−サイクロム−結合マウスIgG1,κモノクローナルアイソタイプ標準、BD Bioscience)、これはヒトBMサンプルの陽性蛍光により確認された。各サンプルについて、少なくとも10,000のリストモードイベントを集めた。すべてのプロットはEXPO32ADC分析ソフトウェアで作成した。
付着した細胞は、7日後に0.1%トリプシン溶液を使用して継代培養し(継代)、この時点でそれらは光学顕微鏡により観察した時、80〜90%の集密度を現した。継代で、細胞はフローサイトメトリーによりMHC−A、B、C、MHC−DR、DP、DQおよびCD45の発現について観察された。次いで細胞はT−75組織培養ポリスチレンフラスコに、SM中、4x103細胞/cm2でプレーティングされ、そして10-8M Dex、5mM β−GPおよび50μg/mlアスコルビン酸で処理して、これら細胞の骨形成能を試験した。これらのフラスコは培養の2、3、4、5および6日目にCFU−Oまたは骨小結節の形成について観察した。継代手順からのいかなる残留細胞も、さらに使用するために低温保存された。
1x106のPVT細胞のアリコートは、90%FBS、10%ジメチルスルフォキシド(DMSO)(Sigma D−2650、ロット#11K2320)からなる全1ml容量中に調製し、そして1mlのポリプロピレン低温バイアル(Cryo−vial)にピペットで入れた。このバイアルを−70℃の冷凍庫に一晩入れ、そして翌日、長期保存のために−150℃の冷凍庫に移した。1週間の低温保存後、PVT細胞を解凍し、そしてMHC−A、B、C、MHC−DR、DP、DQおよびCD45の発現についてフローサイトメトリーにより観察した。PVT細胞が1週間の低温保存後に解凍される第2プロトコールを使用して、1週間、再培養し、継代し、次いでMHC−A、B、C、MHC−DR、DP、DQおよびCD45の発現についてフローサイトメトリーにより再分析した。
脈管周囲組織から回収した前駆細胞の収量は、以下の様式で濃縮することができる。H
UCPVの「後接着」(PA)画分を採取するために、最初に播いたHUCPV採取物の上清を、新しいT−75フラスコに再度プレーティングし、そして37℃で5%CO2にて2日間インキュベーションした。次いで最初に播種したHUCPVフラスコに新しいSMを供給した。2日後、この上清は再度、新しいT−75フラスコに移され、そして付着した細胞に新しいSMを供給した。最後に第3の播種したフラスコの上清を吸引し、そしてこのフラスコに新しいSMを供給した。(続いて各帯に関して、3フラスコを生成する;最初に播種したフラスコ、最初のPA画分および第2PA画分)これら3つの細胞の同一の特徴に対する類似は、最初に播種した細胞に比べると分かり、より高い細胞の収量はこれらPA画分を単離することにより得られることが確認される。最初に播種したHUCPVに類似して、これらPA細胞は迅速な増殖速度を有し、培養で骨小結節を自然に発生し、そして他の3つの系統:軟骨、脂肪および筋肉への分化を誘導することができる。
この実施例では、細胞は骨工学分野で通常使用されているCAP/PLGAの状態の担体と合わせられる。CAP/PLGAスカフォールドを播くために、それらを5mm×5mmの円筒に切断した。次いで200μlの2x105のHUCPVC懸濁液を滅菌1.5mlのエッペンドルフ試験管に入れ、そしてスカフォールドを懸濁液に入れた。改良されたピペットチップ(5mmの吸引直径の持つ)を使用して、細胞の懸濁液を吸引し、そしてピペットで上下しながらスカフォールドを数回、洗浄した。次いでスカフォールドをこの懸濁液中、37℃、5%CO2で4時間インキュベーションして、細胞がスカフォールドに付くようにした。4時間後、スカフォールドを懸濁液から取り出し、そして非組織培養処理した24ウェルプレートの個別のウェルに入れ、1mlのSMを供給し、そして37℃、5%CO2で14日間インキュベーションし、SMを2日毎に交換した。次いでスカフォールドはKarnovskyの固定液で固定し、そしてSEM分析用に調製した(上記参照)。培養の14日後、HUCPVCは完全にスカフォールドを覆った。
される。細胞ペレットは、多層マトリックスが豊富な形態を発生し、そして組織学的には培養中、プロテオグリカンが豊富な細胞外マトリックスの上昇をに示す。
1)極低温で保存した帯組織を得、ここで帯組織は
a)生存可能な細胞を含んでなる臍帯組織を得、
b)臍帯組織を、血清を含有する細胞培養培地および低温保存剤を含んでなる低温保存溶液と組み合わせ、そして
c)組み合わせ物を、低温保存剤が組織に浸透できる期間および温度で、液体として組み合わせ物が冷蔵される冷却工程に供し、
d)冷却した組み合わせ物を凍結して凍結組織を提供し、そして次に場合により
e)凍結組織を極低温条件下に保存する、
工程を含んでなる方法により調製され;
2)凍結した帯組織を解凍し;
3)低温保存剤を水と置き換えるように解凍した帯組織を処理し;そして
4)生存可能な細胞をそのように処理した帯組織から回収する、
工程を含んでなる上記方法。
a)生存可能な細胞を含んでなる臍帯組織を得;
b)臍帯組織を、血清を含有する細胞培養培地および低温保存剤を含んでなる低温保存溶液と組み合わせ、
c)組み合わせ物を、低温保存剤が組織に浸透できる期間および温度で、液体として組み合わせ物が冷蔵される冷却工程に供し、
d)冷却した組み合わせ物を凍結し、そして次に場合により次に
e)凍結した組み合わせ物を極低温条件下に保存する、
工程を含んでなる上記方法。
1)極低温で保存した帯組織を得、ここで帯組織は随伴する脈管周囲ウォートンゼリーを持つ、新鮮な、単離されたヒト臍帯血管またはそのセグメントであり、そして
a)該臍帯組織を得、
b)臍帯組織を、血清を含有する細胞培養培地およびDMSOを含んでなる低温保存溶液と組み合わせ、
c)組み合わせ物を、DMSOが組織に浸透できる期間および温度で、液体として組み合わせ物が冷蔵される冷却工程に供し、
d)冷却した組み合わせ物を凍結し、そして
e)凍結した組み合わせ物を一定期間、極低温条件下に保存する、
工程を含んでなる方法により調製されており、そして次いで
2)保存した帯組織を解凍し;
3)DMSOを水と置き換えるように解凍した帯組織を処理し;そして
4)保存した管を伴うウォートンゼリーを消化して生存可能なHUCPVCを放出する、工程を含んでなる上記方法。
Claims (26)
- 極低温で凍結した臍帯組織から生存可能な前駆組織細胞を回収する方法であって、以下の工程:
i) 該帯組織を解凍すること、
ここで、該帯組織は、該細胞並びに血清を含有する培地および低温保存剤を含んでなる低温保存溶液を含んでなる脈管周囲ウォートンゼリーを持つ、臍帯血管またはそのセグメントであり、そしてここで、極低温で凍結するより前に、該帯組織を該低温保存溶液中に浸漬させて該帯組織の外側の周囲を該低温保存溶液で受動浸透させることから成る工程によって、該帯組織を該低温保存溶液と接触させられ、
ii) 該低温保蔵溶液を水性液体で置き換えること、
iii) 該生存可能な前駆細胞をそのように処理した帯組織から回収すること、
を含んでなる上記方法。 - 臍帯組織に存在する細胞の生存能を保存する方法であって、以下の工程:
a) 生存可能な細胞を含んでなる臍帯組織を、血清を含有する培地および低温保存剤を含んでなる低温保存溶液と組み合わせること、
ここで、該臍帯組織は、前駆細胞を含んでなる脈管周囲ウォートンゼリーを持つ、臍帯血管またはそのセグメントであり;
b) 該組み合わせ物を、該低温保存剤が組織に浸透できる期間および温度で、該組み合わせ物が液体として冷蔵される冷却工程に供すること、
c) 該冷却した組み合わせ物を凍結すること、そして次に、
d) 該凍結された組み合わせ物を極低温条件下に保存すること、
を含んでなる上記方法。 - 低温保存剤がDMSOである、請求項1または2に記載の方法。
- 細胞培養培地がウシ胎児血清またはヒト血清を含んでなる、請求項1または2に記載の方法。
- 低温保存溶液が、容量で1〜25%のDMSO、および75〜95%の該培地を含んでなる、請求項1または2に記載の方法。
- 低温保存溶液が、10%DMSO、および90%の該培地を含んでなる、請求項5に記載の方法。
- 臍帯組織がヒトの臍帯組織である、請求項1−6のいずれか1項に記載の方法。
- 生存可能な細胞がヒト臍帯脈管周囲細胞である、請求項7に記載の方法。
- 該生存可能な細胞を含んでなる該臍帯組織が、ウォートンゼリーの消化により回収される、請求項8に記載の方法。
- 臍帯組織が本質的に血液を含まない、請求項1または2に記載の方法。
- 解凍工程が約37℃で行われる、請求項1に記載の方法。
- 解凍した帯が約4℃の水またはバッファーに含浸することにより処理される、請求項1に記載の方法。
- 該帯組織を該低温保存溶液と接触した後で且つ該極低温での凍結の前に、該帯組織が冷却工程に供され、ここで該低温保存剤が該帯組織の外側部分に浸透できる期間および温度で該帯組織が液体形態で該低温保存溶液中に冷蔵され、そして、該冷却された帯組織を冷凍して冷凍された臍帯組織を生成する、請求項1に記載の方法。
- 凍結した臍帯組織を極低温条件下に保存することを更に含んでなる、請求項13に記載の方法。
- 極低温保存が約−196℃で実施される、請求項14に記載の方法。
- 冷蔵が約4℃で少なくとも20分の間行われる、請求項13に記載の方法。
- 冷凍が約−70℃で実施される、請求項13に記載の方法。
- 水性液体が水または緩衝化生理食塩水である、請求項1に記載の方法。
- 冷却工程が約4℃で少なくとも20分の間行われる、請求項2に記載の方法。
- 冷凍工程が約−70℃で実施される、請求項2に記載の方法。
- 極低温保存が約−196℃で実施される、請求項2に記載の方法。
- 単離された臍帯組織を含んでなる容器であって、請求項2の方法により調製する場合にはいつも、該臍帯組織が極低温保存状態であり且つ生存可能な状態で回収可能である前駆細胞を含んでなる、上記容器。
- それぞれが該帯組織のサンプルを含んでなる複数の容器および各容器の内容を参照するカタログを含んでなる組織バンクの形態の、請求項22に記載の臍帯組織。
- 極低温で凍結された臍帯組織から生存可能なヒト臍帯脈管周囲細胞(HUCPVC)を回収する方法であって、以下の工程:
i) 該帯組織を解凍すること、
ここで、該帯組織は、前駆細胞並びに血清含有培地およびジメチルスルフォキシド(DMSO)を含んでなる低温保存溶液を含んでなる結合した脈管周囲ウォートンゼリー中の生存可能な細胞を持つ、ヒト臍帯血管またはそのセグメントであり、そしてここで、極低温で凍結するより前に、該帯組織を該低温保存溶液中に浸漬させて該帯組織の外側の周囲を該低温保存溶液で受動浸透させることから成る工程によって、該帯組織を該低温保存溶液と接触させ、
ii) 該DMSOを水性液体で置き換えること、および、
iii) 該臍帯組織と結合した該ウォートンゼリーを消化して該生存可能なHUCPVCを該臍帯組織から放出すること、
を含んでなる上記方法。 - 臍帯組織が、凍結時に、新鮮に得られた分娩後の組織である、請求項24に記載の方法。
- 該帯組織を該低温保存溶液と接触した後で且つ該極低温での凍結の前に、該帯組織が冷却工程に供され、
ここで該帯組織が、DMSOが該帯組織の外側部分に浸透できる期間および温度で該低温保存溶液中に液体形態で冷蔵され、そして極低温条件下で該冷却された帯組織を冷凍し、
そしてここで、該解凍の前に該帯組織が該極低温条件下で一時期保存される、
請求項24に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US75298905P | 2005-12-22 | 2005-12-22 | |
US60/752,989 | 2005-12-22 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013083995A Division JP2013172721A (ja) | 2005-12-22 | 2013-04-12 | 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016105702A true JP2016105702A (ja) | 2016-06-16 |
Family
ID=38188226
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008546056A Withdrawn JP2009520466A (ja) | 2005-12-22 | 2006-12-21 | 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 |
JP2013083995A Withdrawn JP2013172721A (ja) | 2005-12-22 | 2013-04-12 | 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 |
JP2015173621A Pending JP2016105702A (ja) | 2005-12-22 | 2015-09-03 | 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008546056A Withdrawn JP2009520466A (ja) | 2005-12-22 | 2006-12-21 | 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 |
JP2013083995A Withdrawn JP2013172721A (ja) | 2005-12-22 | 2013-04-12 | 凍結臍帯組織由来の生存可能な細胞 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US8278102B2 (ja) |
EP (1) | EP1976980B1 (ja) |
JP (3) | JP2009520466A (ja) |
KR (2) | KR101507172B1 (ja) |
CN (2) | CN101479377A (ja) |
AU (1) | AU2006329195B2 (ja) |
BR (1) | BRPI0621107A2 (ja) |
CA (1) | CA2634820C (ja) |
IL (1) | IL192311A (ja) |
SG (1) | SG10201401805YA (ja) |
WO (1) | WO2007071048A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112017002663T5 (de) | 2016-05-26 | 2019-03-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Harzzusammensetzung für Flachkabel-Verstärkungsband, Flachkabel-Verstärkungsband und Flachkabel |
Families Citing this family (52)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7682803B2 (en) | 2005-10-13 | 2010-03-23 | Anthrogenesis Corporation | Immunomodulation using placental stem cells |
US7744597B2 (en) | 2002-06-26 | 2010-06-29 | Lifenet Health | Device and process for producing fiber products and fiber products produced thereby |
ES2351386T3 (es) | 2003-02-11 | 2011-02-03 | John E. Davies | Células progenitoras procedentes de la gelatina de wharton de cordón umbilical humano . |
US7494811B2 (en) | 2003-05-01 | 2009-02-24 | Lifenet Health | In vitro growth of tissues suitable to the formation of bone and bone forming tissue formed thereby |
EP1933852B1 (en) | 2005-09-27 | 2018-12-19 | TissueTech, Inc. | Amniotic membrane preparations and purified compositions and methods of use |
BRPI0621107A2 (pt) | 2005-12-22 | 2011-11-29 | Jane Ennis | método de recuperação de células viáveis do tecido de cordão umbilical, método de preservação da viabilidade de células presentes no tecido de cordão umbilical, tecido de cordão umbilical e método de recuperação de hucpvcs viáveis |
CN101395266B (zh) | 2005-12-29 | 2018-06-15 | 人类起源公司 | 胎盘干细胞群 |
CN101389754A (zh) | 2005-12-29 | 2009-03-18 | 人类起源公司 | 胎盘干细胞和第二来源干细胞的联合培养 |
PT2029149T (pt) | 2006-05-05 | 2017-08-23 | Tissue Regeneration Therapeutics Inc | Células progenitoras imunopriviligiadas e moduladoras |
CN101631852A (zh) | 2006-10-23 | 2010-01-20 | 人类起源公司 | 用胎盘细胞群治疗骨缺损的方法和组合物 |
EP2630959A1 (en) | 2007-02-12 | 2013-08-28 | Anthrogenesis Corporation | Treatment of inflammatory diseases using placental stem cells |
WO2009021333A1 (en) * | 2007-08-14 | 2009-02-19 | Tissue Regeneration Therapeutics Inc. | Blood vessel extraction from umbilical cord |
US10925903B2 (en) | 2007-09-13 | 2021-02-23 | Reprobiogen Inc. | Use of cells derived from first trimester umbilical cord tissue |
KR20210127819A (ko) | 2007-09-28 | 2021-10-22 | 안트로제네시스 코포레이션 | 인간 태반 관류액 및 인간 태반-유래 중간체 천연 킬러 세포를 사용한 종양 억제 방법 |
KR20100137006A (ko) | 2008-04-21 | 2010-12-29 | 티슈 리제너레이션 쎄라퓨틱스, 인코포레이티드 | 생물학적 또는 화학적 물질에 대한 예방 또는 치료를 위한 유전적으로 변형된 인간 탯줄 혈관주위 세포 |
EP2367932B1 (en) | 2008-11-19 | 2019-06-12 | Celularity, Inc. | Amnion derived adherent cells |
US8796315B2 (en) | 2009-06-25 | 2014-08-05 | Darlene E. McCord | Methods for improved wound closure employing olivamine and human umbilical vein endothelial cells |
WO2011094181A1 (en) | 2010-01-26 | 2011-08-04 | Anthrogenesis Corporation | Treatment of bone-related cancers using placental stem cells |
CN107699541A (zh) | 2010-04-07 | 2018-02-16 | 人类起源公司 | 使用胎盘干细胞的血管生成 |
KR20200077613A (ko) | 2010-07-13 | 2020-06-30 | 안트로제네시스 코포레이션 | 천연 킬러 세포의 생성 방법 |
JP2012031127A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-16 | Nagoya Univ | 臍帯由来間葉系幹細胞を含む組成物 |
CN101922048B (zh) * | 2010-08-06 | 2014-12-31 | 青岛奥克生物开发有限公司 | 一种脐带间充质干细胞公共库的建库方法 |
WO2012092485A1 (en) | 2010-12-31 | 2012-07-05 | Anthrogenesis Corporation | Enhancement of placental stem cell potency using modulatory rna molecules |
CN102600509A (zh) * | 2011-01-25 | 2012-07-25 | 上海交通大学医学院附属第九人民医院 | 冻存骨来源的成骨细胞及其在骨组织再生中的应用 |
ES2707579T3 (es) | 2011-06-01 | 2019-04-04 | Celularity Inc | Tratamiento del dolor usando citoblastos placentarios |
CA2837878A1 (en) | 2011-06-10 | 2012-12-13 | Tissuetech, Inc. | Methods of processing fetal support tissues, fetal support tissue powder products, and uses thereof |
TWI535377B (zh) * | 2011-09-01 | 2016-06-01 | Storage, culture and application of umbilical cord tissue and its derived cells | |
US8932805B1 (en) | 2011-10-31 | 2015-01-13 | BioDlogics, LLC | Birth tissue material and method of preparation |
AU2012335746B2 (en) | 2011-11-08 | 2017-04-27 | Auxocell Laboratories, Inc. | Systems and methods for processing cells |
US9670457B2 (en) * | 2012-05-08 | 2017-06-06 | Stem Cell Reserve Lp | Stem cells and matrix from cord tissue |
EP2925307B1 (en) | 2012-11-30 | 2020-10-28 | McCord, Darlene E. | Hydroxytyrosol and oleuropein compositions for induction of dna damage, cell death and lsd1 inhibition |
JP2016506968A (ja) | 2013-02-05 | 2016-03-07 | アントフロゲネシス コーポレーション | 胎盤由来のナチュラルキラー細胞 |
CN105163704B (zh) * | 2013-02-22 | 2019-07-26 | 莱福奈特海尔斯公司 | 用于储存组织和细胞材料的包装组件 |
JP6745449B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2020-08-26 | ゼノアックリソース株式会社 | 臍帯組織の凍結保存方法 |
US10400211B1 (en) | 2014-04-28 | 2019-09-03 | Donnie Rudd | Cell composition for tissue regeneration |
TW201603818A (zh) | 2014-06-03 | 2016-02-01 | 組織科技股份有限公司 | 組成物及方法 |
USD748462S1 (en) | 2014-08-11 | 2016-02-02 | Auxocell Laboratories, Inc. | Centrifuge clip |
US9993748B2 (en) | 2014-08-11 | 2018-06-12 | Auxocell Laboratories, Inc. | Centrifuge clip and method |
US9913466B2 (en) * | 2014-09-10 | 2018-03-13 | Healthbanks Biotech Co. Ltd. | Cryopreservation of umbilical cord tissue strips for cord tissue-derived stem cells |
GB2532499A (en) * | 2014-11-21 | 2016-05-25 | Virgin Health Bank Qstp-Llc | Improvements in tissue processing |
WO2016138025A2 (en) | 2015-02-23 | 2016-09-01 | Tissuetech, Inc. | Apparatuses and methods for treating ophthalmic diseases and disorders |
WO2016154452A2 (en) | 2015-03-24 | 2016-09-29 | Osiris Therapeutics, Inc. | Compositions comprising meniscal tissues and uses thereof |
CN107847526A (zh) | 2015-05-20 | 2018-03-27 | 组织技术公司 | 用于预防上皮细胞的增殖和上皮‑间充质转换的组合物和方法 |
TW201733600A (zh) | 2016-01-29 | 2017-10-01 | 帝聖工業公司 | 胎兒扶持組織物及使用方法 |
EP3416483A4 (en) | 2016-02-19 | 2019-09-11 | Regents of the University of Minnesota | CRYOPROTEKING COMPOSITIONS AND METHODS |
CN105766890B (zh) * | 2016-02-26 | 2018-05-22 | 生宝生物科技股份有限公司 | 脐带组织的低温保存及获得其衍生干细胞的方法 |
US11311008B2 (en) | 2016-04-19 | 2022-04-26 | Regents Of The University Of Minnesota. | Cryopreservation compositions and methods involving nanowarming |
US11285177B2 (en) | 2018-01-03 | 2022-03-29 | Globus Medical, Inc. | Allografts containing viable cells and methods thereof |
KR102015502B1 (ko) * | 2018-03-29 | 2019-08-28 | 아키소스템바이오스트래티지스(주) | 인간 제대로부터 줄기세포를 분리하는 방법 |
US20210315199A1 (en) * | 2018-08-10 | 2021-10-14 | Predictive Technology Group, Inc. | Cryopreservation medium for umbilical cord mscs derived from wharton's jelly |
US20220071196A1 (en) * | 2019-01-17 | 2022-03-10 | Regents Of The University Of Minnesota | System and method for cryopreservation of tissues |
EP4009994A4 (en) * | 2019-08-08 | 2023-06-21 | Tissue Regeneration Therapeutics Inc. | PERIVASCULAR LYSATE AND THEIR USES |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11501298A (ja) * | 1995-01-30 | 1999-02-02 | オーガノジェネシス・インコーポレイテッド | 培養組織相当物の凍結保存および貯蔵のための方法およびパッケージデザイン |
JP2000507547A (ja) * | 1996-03-25 | 2000-06-20 | アドバンスド リプロダクション テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 細胞凍結保存培地中のアラビノガラクタンの使用 |
JP2003267471A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Nipro Corp | 生体組織の凍結保存用容器の保護用外装バック |
WO2004072273A1 (en) * | 2003-02-11 | 2004-08-26 | Davies John E | Progenitor cells from wharton's jelly of human umbilical cord |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5158867A (en) * | 1987-08-21 | 1992-10-27 | Cryolife Inc. | Method for cryopreserving blood vessels |
IE902301A1 (en) | 1989-12-22 | 1991-07-03 | Cryo Cell Internat | Identification Process And Related Method For Use In¹Preparing A Biological Sample |
US5919702A (en) | 1996-10-23 | 1999-07-06 | Advanced Tissue Science, Inc. | Production of cartilage tissue using cells isolated from Wharton's jelly |
AUPQ147799A0 (en) | 1999-07-07 | 1999-07-29 | Medvet Science Pty. Ltd. | Mesenchymal precursor cell |
US7670628B2 (en) | 1999-07-07 | 2010-03-02 | Angioblast Systems, Inc. | Mesenchymal precursor cell |
AU2003901668A0 (en) | 2003-03-28 | 2003-05-01 | Medvet Science Pty. Ltd. | Non-haemopoietic precursor cells |
US20050158289A1 (en) | 1999-07-07 | 2005-07-21 | Simmons Paul J. | Mesenchymal precursor cell and use thereof in the repair of bone defects and fractures in mammals |
DK1226233T3 (da) | 1999-08-05 | 2011-10-03 | Abt Holding Co | Multipotente voksne stamceller og fremgangsmåder til isolering heraf |
GB0029847D0 (en) * | 2000-12-07 | 2001-01-24 | Univ Bristol | Preparation of spheroids |
DE60232585D1 (de) | 2001-04-24 | 2009-07-23 | Dolores Baksh | Vorläuferzellpopulationen, deren expansion und die entstehung von nicht-hämatopoetischen zelltypen daraus |
US7736892B2 (en) * | 2002-02-25 | 2010-06-15 | Kansas State University Research Foundation | Cultures, products and methods using umbilical cord matrix cells |
US20030161818A1 (en) | 2002-02-25 | 2003-08-28 | Kansas State University Research Foundation | Cultures, products and methods using stem cells |
EP2316487B1 (en) | 2003-04-11 | 2014-06-11 | MedImmune, LLC | Recombinant IL-9 antibodies & uses thereof |
EP1639099B1 (en) | 2003-06-27 | 2011-05-18 | Université Laval | Method of isolating cells from umbilical cord |
PL1641913T3 (pl) | 2003-06-27 | 2016-06-30 | Depuy Synthes Products Inc | Komórki poporodowe pochodzące z tkanek pępowinowych i sposoby ich wytwarzania i zastosowania |
EP1675457B1 (en) | 2003-09-16 | 2016-02-24 | 21st Century Medicine Inc. | Methods and compositions for the cryopreservation of organs |
WO2005095583A1 (en) | 2004-03-03 | 2005-10-13 | Life-Sciences Ag | Large scale storage of viable somatic stem and/or progenitor cells |
CA2558520C (en) | 2004-03-05 | 2015-02-24 | John E. Davies | Serum-free suspension culture system for mesenchymal progenitor cells |
ATE534736T1 (de) * | 2004-06-14 | 2011-12-15 | Galapagos Nv | Identifizierungsverfahren und verbindungen für die behandlung degenerativer und entzündlicher erkrankungen |
WO2006019357A1 (en) | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Cellresearch Corporation Pte Ltd | Isolation of stem/progenitor cells from amniotic membrane of umbilical cord. |
US20060073592A1 (en) * | 2004-10-06 | 2006-04-06 | Wendell Sun | Methods of storing tissue matrices |
BRPI0621107A2 (pt) | 2005-12-22 | 2011-11-29 | Jane Ennis | método de recuperação de células viáveis do tecido de cordão umbilical, método de preservação da viabilidade de células presentes no tecido de cordão umbilical, tecido de cordão umbilical e método de recuperação de hucpvcs viáveis |
CA2644508A1 (en) | 2006-03-01 | 2007-09-07 | The Regenerative Medicine Institute | Compostions and populations of cells obtained from the umbilical cord and methods of producing the same |
BE1016380A6 (nl) | 2006-04-06 | 2006-09-05 | Life Sciences Ag | Bewaring van navelstrengweefsel voor toepassingen in de cellulaire therapie. |
PT2029149T (pt) | 2006-05-05 | 2017-08-23 | Tissue Regeneration Therapeutics Inc | Células progenitoras imunopriviligiadas e moduladoras |
-
2006
- 2006-12-21 BR BRPI0621107-0A patent/BRPI0621107A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2006-12-21 JP JP2008546056A patent/JP2009520466A/ja not_active Withdrawn
- 2006-12-21 KR KR1020087017748A patent/KR101507172B1/ko active IP Right Grant
- 2006-12-21 AU AU2006329195A patent/AU2006329195B2/en not_active Ceased
- 2006-12-21 EP EP06840519.0A patent/EP1976980B1/en not_active Not-in-force
- 2006-12-21 SG SG10201401805YA patent/SG10201401805YA/en unknown
- 2006-12-21 CA CA2634820A patent/CA2634820C/en active Active
- 2006-12-21 WO PCT/CA2006/002092 patent/WO2007071048A1/en active Application Filing
- 2006-12-21 US US12/158,616 patent/US8278102B2/en active Active
- 2006-12-21 CN CNA2006800533137A patent/CN101479377A/zh active Pending
- 2006-12-21 CN CN2012104603865A patent/CN103173401A/zh active Pending
- 2006-12-21 KR KR1020147032981A patent/KR20140146220A/ko not_active Application Discontinuation
-
2008
- 2008-06-19 IL IL192311A patent/IL192311A/en not_active IP Right Cessation
-
2012
- 2012-09-28 US US13/630,480 patent/US8790923B2/en active Active
-
2013
- 2013-04-12 JP JP2013083995A patent/JP2013172721A/ja not_active Withdrawn
-
2015
- 2015-09-03 JP JP2015173621A patent/JP2016105702A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11501298A (ja) * | 1995-01-30 | 1999-02-02 | オーガノジェネシス・インコーポレイテッド | 培養組織相当物の凍結保存および貯蔵のための方法およびパッケージデザイン |
JP2000507547A (ja) * | 1996-03-25 | 2000-06-20 | アドバンスド リプロダクション テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 細胞凍結保存培地中のアラビノガラクタンの使用 |
JP2003267471A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Nipro Corp | 生体組織の凍結保存用容器の保護用外装バック |
WO2004072273A1 (en) * | 2003-02-11 | 2004-08-26 | Davies John E | Progenitor cells from wharton's jelly of human umbilical cord |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
STEM CELLS,2005-FEB,23(2),P.220-9, JPN6012016244, ISSN: 0003379691 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112017002663T5 (de) | 2016-05-26 | 2019-03-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Harzzusammensetzung für Flachkabel-Verstärkungsband, Flachkabel-Verstärkungsband und Flachkabel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2006329195A1 (en) | 2007-06-28 |
AU2006329195B2 (en) | 2012-09-20 |
CA2634820A1 (en) | 2007-06-28 |
CN101479377A (zh) | 2009-07-08 |
IL192311A0 (en) | 2008-12-29 |
JP2013172721A (ja) | 2013-09-05 |
US20130023049A1 (en) | 2013-01-24 |
US20090275127A1 (en) | 2009-11-05 |
CN103173401A (zh) | 2013-06-26 |
SG10201401805YA (en) | 2014-08-28 |
IL192311A (en) | 2012-06-28 |
EP1976980B1 (en) | 2019-03-06 |
KR20140146220A (ko) | 2014-12-24 |
US8790923B2 (en) | 2014-07-29 |
EP1976980A1 (en) | 2008-10-08 |
JP2009520466A (ja) | 2009-05-28 |
KR101507172B1 (ko) | 2015-03-31 |
BRPI0621107A2 (pt) | 2011-11-29 |
EP1976980A4 (en) | 2012-04-18 |
WO2007071048A1 (en) | 2007-06-28 |
KR20080081053A (ko) | 2008-09-05 |
US8278102B2 (en) | 2012-10-02 |
CA2634820C (en) | 2021-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9611456B2 (en) | Progenitor cells from wharton'S jelly of human umbilical cord | |
US8790923B2 (en) | Viable cells from frozen umbilical cord tissue | |
US20090068153A1 (en) | Cell composition for tissue regeneration | |
AU2012227326B2 (en) | Progenitor cells from wharton's jelly of human umbilical cord | |
ENNIS et al. | Patent 2634820 Summary |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160817 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20161115 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170531 |