JP2016104088A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記運転制御手段が、前記麺茹でモードが指令されると、前記加熱手段を初期加熱力にて加熱作動させた状態において前記温度検出手段の温度検出値に基づいて沸騰状態を判別した後は、前記初期加熱力よりも小さな待機加熱力にて前記加熱手段を加熱作動させる待機加熱制御、麺投入による温度低下を回復させるために前記待機加熱力よりも大きな復帰加熱力にて前記加熱手段を復帰加熱実行時間に亘って加熱作動させる復帰加熱制御、及び、吹き零れを抑制するように前記加熱手段の加熱力を制御する抑制加熱制御を順次実行するように構成された加熱調理器に関する。
つまり、麺茹でモードにおいては、先ず、沸騰状態が判別されるまで初期加熱力にて加熱手段が加熱作動され、沸騰状態が検出されると、初期加熱力よりも小さな待機加熱力にて加熱手段を加熱作動させる待機加熱制御が実行され、その時点において、麺が調理容器に投入されることになる。尚、一般には、沸騰状態が検出されると、麺の投入を促す報知が行われることになる。
尚、日本農林規格(JAS)の手延べの場合の規定では、素麺及び冷や麦とも、直径1.7mm未満であると規定されている通り、手延べの場合には、素麺及び冷や麦における吹き零れのし易さを一概に決めることができないので、包装袋に記載の調理時間の長さ等に基づいて、吹き零れのし易さを確認する必要がある。
前記運転制御手段が、前記麺茹でモードが指令されると、前記加熱手段を初期加熱力にて加熱作動させた状態において前記温度検出手段の温度検出値に基づいて沸騰状態を判別した後は、前記初期加熱力よりも小さな待機加熱力にて前記加熱手段を加熱作動させる待機加熱制御、麺投入による温度低下を回復させるために前記待機加熱力よりも大きな復帰加熱力にて前記加熱手段を復帰加熱実行時間に亘って加熱作動させる復帰加熱制御、及び、吹き零れを抑制するように前記加熱手段の加熱力を制御する抑制加熱制御を順次実行するように構成されたものであって、その特徴構成は、
茹でる麺の吹き零れ易さを示す麺対応情報を入力する麺情報入力手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を、前記麺情報入力手段にて入力された前記麺対応情報が吹き零れ易いほど少なくする形態で変更調節するように構成されている点にある。
また、上記記載中における「前記復帰加熱制御における加熱量を、前記麺情報入力手段にて入力された前記麺対応情報が吹き零れ易いほど少なくする形態で変更調節する」とは、復帰加熱制御における加熱量を、2段階に変更調節する場合、及び、3段階以上に変更調節する場合を含むことを意味するものである。
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を前記復帰加熱力の大きさの調節により変更調節するように構成されている点にある。
つまり、麺情報入力手段にて入力された麺対応情報が吹き零れ易いほど、復帰加熱力の大きさを小さくすることにより、復帰加熱制御における加熱量が、茹でる麺が吹き零れ易いほど少なくなるように変更調節されることになる。
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を前記復帰加熱実行時間の長さの調節により変更調節するように構成されている点にある。
つまり、麺情報入力手段にて入力された麺対応情報が吹き零れ易いほど、復帰加熱実行時間の長さを短くすることにより、復帰加熱制御における加熱量が、茹でる麺が吹き零れ易いほど少なくなるように変更調節されることになる。
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を前記復帰加熱実行時間の長さ及び前記復帰加熱力の大きさの調節により変更調節するように構成されている点にある。
つまり、麺情報入力手段にて入力された麺対応情報が吹き零れ易いほど、復帰加熱実行時間の長さを短くし、かつ、復帰加熱力の大きさを小さくすることにより、復帰加熱制御における加熱量が、茹でる麺が吹き零れ易いほど少なくなるように変更調節されることになる。
前記復帰加熱実行時間の長さの調節が、前記復帰加熱実行時間を零にすることを含むものである点にある。
つまり、麺情報入力手段にて入力された麺対応情報が、素麺、特に極細の素麺のようにかなり吹き零れ易い麺に対応する場合には、復帰加熱実行時間を零にすることにより、復帰加熱制御を省略して、抑制加熱制御に移行させることにより、復帰加熱制御における吹き零れを適切に抑制できる。
調理時間を設定する調理時間設定手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御を開始してからの経過時間が前記調理時間になると、前記加熱手段の加熱作動を停止するように構成されている点にある。
前記麺情報入力手段が、前記調理時間設定手段にて設定される調理時間を前記麺対応情報とする形態で、前記調理時間設定手段にて構成されている点にある。
前記調理時間設定手段にて設定される調理時間に応じて前記復帰加熱制御における加熱量を複数段階に調節する形態として、複数段階の調理時間のうちの少なくとも一部の調理時間について、前記復帰加熱制御における加熱量を異ならせた複数の加熱量調節形態が設定され、
前記複数の加熱量調節形態のうちの一つを選択する形態選択手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記複数の加熱量調節形態のうちの前記形態選択手段にて選択された加熱量調節形態にて、前記復帰加熱制御における加熱量を変更調節するように構成されている点にある。
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を、前記麺情報入力手段にて入力された前記麺対応情報が吹き零れ易いほど少なくすることに加えて、前記調理容器に収納された湯水の量を示す収納湯水量が多いほど多く且つ前記調理容器に投入された麺の量が多いほど多くする形態で変更調節するように構成されている点にある。
前記運転制御手段が、前記抑制加熱制御として、
設定高加熱力にて高加熱力用設定時間が経過するまで前記加熱手段を加熱作動させる高加熱力加熱状態と前記設定高加熱力よりも小さな設定小加熱力にて小加熱力用設定時間が経過するまで前記加熱手段を加熱作動させる小加熱力加熱状態とを繰り返す制御を実行し、且つ、
前記高加熱力用設定時間の前記小加熱力用設定時間に対する比として、短時間で茹で上がる麺に対応する短時間用比と、中時間で茹で上がる麺に対応する中時間用比と、長時間で茹で上がる麺に対応する長時間用比とが設定されて、
前記短時間用比にて前記加熱手段の加熱作動を開始したのち、前記復帰加熱制御を開始した時点からの経過時間が短時間用設定時間に達すると、前記短時間用比から前記中時間用比に変更して前記加熱手段を加熱作動させ、前記復帰加熱制御を開始した時点からの経過時間が中時間用設定時間に達すると、前記中時間用比から前記長時間用比に変更して前記加熱手段を加熱作動させる制御を行うように構成されている点にある。
前記運転制御手段が、
前記調理容器に収納された湯水の量を示す収納湯水量に基づいて、前記短時間用比、前記中時間用比、及び、前記長時間用比を変更設定するように構成されている点にある。
このため、高加熱力加熱状態において、調理容器内の湯水の温度を適正な高温に上昇させるには、調理容器内に収納されている収納湯水量が多いほど、短時間用比、中時間用比、及び、長時間用比を大きくすることが望ましいことになる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、例示する加熱調理器としてのガスコンロは、コンロ本体の上面部に、加熱手段として、3つのコンロバーナ1を備え、コンロ本体の内部のグリル部Gに、グリルバーナ2(図2参照)を備える状態に構成され、そして、キッチンカウンターに組み込まれるビルトインタイプに構成されている。
3つのコンロバーナ1は、左側に配設される高火力バーナ1A、右側に配設される標準バーナ1B、及び、横幅方向の中央の奥側箇所に配設される小火力バーナ1Cである。
また、トッププレート3の上部には、3つのコンロバーナ1の夫々にて加熱される鍋等の調理容器を載置するための五徳5が設けられている。
ガスコンロの前面部の右側箇所には、3つのコンロバーナ1に対する操作部Jが設けられ、その操作部Jには、左側から右側に向けて、高火力バーナ1Aに対する高火力用の操作具6A、小火力バーナ1Cに対する小火力用の操作具6C、及び、標準バーナ1Bに対する標準用の操作具6Bが配設されている。
尚、以下の記載において、高火力用の操作具6A、小火力用の操作具6C、及び、標準用の操作具6Bを区別して記載する必要がないときには、操作具6A〜6Cと記載する。
図4に示すように、点消火スイッチ7A〜7Cの検出情報は、運転制御手段としての運転制御部Hに入力されている。
これらのロータリーエンコーダ8A〜8Cは、各操作具6A〜6Cの一方向への回転操作に伴って2つのパルス信号のうちの一方のパルス信号が他方のパルス信号より位相が進み、各操作具6A〜6Cの他方向への回転操作に伴って他方のパルス信号が前記一方のパルス信号より位相が進む状態で、各操作具6A〜6Cの回転操作に伴って互いに異なる位相の2つのパルス信号を出力するように構成されている。
運転制御部Hは、各ロータリーエンコーダ8A〜8Cのパルス信号に基づいて、各操作具6A〜6Cが右方向に設定角度回転されるごとに、火力調節指令として、1段階の火力増加指令が指令されたと判断し、また、各操作具6A〜6Cが左方向に設定角度回転されるごとに、火力調節指令として、1段階の火力減少指令が指令されたと判断するように構成されている。
尚、図示はしないが、各操作具6A〜6Cに対してクリック感を付与する付与手段が、各操作具6A〜6Cが左方向及び右方向に設定角度回転されるごとにクリック感を付与する状態で設けられており、各操作具6A〜6Cを左方向及び右方向に設定角度ずつ回転操作することが行い易いようになっている。
そして、図4に示すように、このコンロ用設定操作部Dの設定情報が、運転制御部Hに入力されている。
そして、このグリル用設定操作部Eの設定情報に基づいて、運転制御部Hが、グリルバーナ2の燃焼を制御されるように構成されているが、本実施形態では、グリルバーナ2の燃焼制御についての詳細な説明は省略する。
図2に示すように、都市ガス等のガス燃料が供給される元ガス供給路15に、3つのコンロバーナ1に対する3つのコンロ用分岐路16A、16B、16C、及び、グリルバーナ2に対するグリル用分岐路17が接続されている。
尚、グリルバーナ2は、一般に、被加熱物を上方から加熱する上バーナと被加熱物を下方から加熱する下バーナとを備えさせることになるが、本実施形態では、上バーナのみが備えられるものとして説明する。
尚、グリル用分岐路17には、グリルバーナ2に供給するガス燃料の供給量を調節するグリル用流量調節弁20が配設されている。
ちなみに、本実施形態においては、コンロ用流量調節弁19A〜19Cが、3つのコンロバーナ1の加熱力を調節する加熱力調節手段に相当する。
図2及び図3に示すように、3つのコンロバーナ1の夫々に対して、点火用の点火プラグB、熱電対等を用いて構成される着火状態検出用の着火センサFが装備されている。
尚、グリルバーナ2についても、点火用の点火プラグB、及び、着火状態検出用の着火センサFが装備されることになる。
ちなみに、図3は、3つのコンロバーナのうちの、標準バーナ1Bを代表として例示するものである。
この被加熱物検出センサSは、図3に示すように、上下方向に伸縮自在でかつ上方に復帰付勢された伸縮体S1を備えて、この伸縮体S1が被加熱物に押されて下方に移動したことを伸縮検知部S2にて検出することにより被加熱物の存在を検出するように構成され、また、伸縮体S1の上端部に設けた温度検知部S3が、調理容器に接触してその温度を検出するように構成されている。
尚、本実施形態においては、温度検知部S3が、調理容器としての鍋等の温度を検出する温度検出手段に相当する。
運転制御部Hは、3つのコンロバーナ1に対する基本的な制御として、点火処理及び消火処理を行う燃焼制御、3つのコンロバーナ1の火力の調節を行う火力調節制御、設定された調理メニューに対応する自動調理制御、及び、火力の大きさ等を表示する表示制御を実行するように構成されている。
また、運転制御部Hは、コンロ用設定操作部Dに設けたエコモード指令スイッチ23A(図5参照)にて、上記した火力低減運転モードとしてのエコモードが指令されると、低減火力調節制御を実行するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、エコモード指令スイッチ23Aが、火力低減運転モードを指令する火力低減指令手段に相当する。
ちなみに、本実施形態においては、解除指令スイッチ23Bが、火力低減運転モードの解除指令を指令する解除指令手段に相当する。
尚、運転制御部Hは、点火処理を行うときに、元ガス弁18が閉じているときには、この元ガス弁18を開き操作することになる。
尚、運転制御部Hは、消火処理を行うときに、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の全てが消火される状態になるときには、元ガス弁18を閉じ操作することになる。
火力調節制御は、高火力バーナ1A及び標準バーナ1Bについては、上述の如く、5段階に調節し、かつ、小火力バーナ1Cについては、火力を3段階に調節する処理を実行することになる。
標準バーナ1Bを代表にして説明すると、図7に示すように、標準バーナ1Bの火力として、設定最大火力P5、設定最小火力P1、および、設定最大火力P5と設定最小火力P1との間の3段階の中間火力P2〜P4が設定されている。
尚、上述の火力調節制御が実行されるモードを、以下、通常モードと呼称する。
すなわち、高火力バーナ1Aは、標準バーナ1Bと同様に5段階に火力が調節されることになる。但し、高火力バーナ1Aの最大火力は、標準バーナ1Bの設定最大火力P5よりも大きく設定され、最小火力は、標準バーナ1Bの設定最小火力P1と同じ大きさに設定されている。
小火力バーナ1Cは、3段階に火力が調節され、そして、最大火力は、標準バーナ1Bの設定最大火力P5よりも小さく設定され、最小火力は、標準バーナ1Bの設定最小火力P1よりも小さく設定されている。
また、高火力バーナ1Aの点火処理における点火用流量は、最大火力よりも1段階低い火力に対応する流量である。
小火力バーナ1Cの点火処理における点火用流量は、最大火力に対応する流量である。
低減火力調節制御は、高火力バーナ1A及び標準バーナ1Bについての火力を17段階に調節するものである。尚、エコモードが指令されても、上述の如く、小火力バーナ1Cについては、火力が3段階に調節されることになる。
標準バーナ1Bを代表にして説明すると、図7に示すように、標準バーナ1Bの火力として、上述した設定最大火力P5よりも小さな火力に設定された低減最大火力Q17、上述した設定最小火力P1と同じ大きさの低減最小火力Q1、および、低減最大火力Q17と低減最小火力Q1との間の15段階の低減中間火力Q2〜Q16が設定されている。
すなわち、高火力バーナ1Aは、標準バーナ1Bと同様に17段階に火力が調節されることになるが、エコモードにおける最大火力は、通常モードにおける最大火力よりも小さく設定され、エコモードの最小火力は、通常モードにおける最小火力と同じ大きさに設定されている。
尚、エコモードにおける低減最大火力Q17にて標準バーナ1Bの点火を行うことができる場合には、低減最大火力Q17に対応する流量を点火用流量として、標準バーナ1Bを点火させてもよい。
表示制御は、3つのコンロバーナ1の火力の大きさを表示するものである。
すなわち、図1に示すように、高火力バーナ1Aに対する操作具6Aの上部に相当する箇所に、5個のLEDランプ24Aが並置され、また、図1及び図6に示すように、標準バーナ1Bに対する操作具6Bの上部に相当する箇所に、5個のLEDランプ24Bが並設され、さらに、図1に示すように、小火力バーナ1Cに対する操作具6Aの上部に相当する箇所に、3個のLEDランプ24Cが並置されている。
標準バーナ1Bを代表にして説明すると、図6に示すように、通常モードにおいては、火力が設定最小火力P1のときには、5個のLEDランプ24Bのうちの左端のLEDランプ24Bが点灯されることになり、そして、火力が大きな段階になるほど、右側のLEDランプ24Bの点灯が順次追加されることによって、火力の大きさが表示されるようになっている。
尚、図6は、3個のLEDランプ24Bが点灯している状態を例示している。
すなわち、火力が低減最小火力Q1と小さい側から5段目の低減中間火力Q5との間の低減中間火力Q2〜Q4であるときには、左端のLEDランプ24Bと左側から2つめのLEDランプ24Bとが点滅され、火力が小さい側から5段目の低減中間火力Q5と9段目の低減中間火力Q9との間の低減中間火力Q6〜Q8であるときには、左側から2つ目のLEDランプ24Bと左側から3つめのLEDランプ24Bとが点滅される。
自動調理制御は、コンロ用設定操作部Dの設定情報や被加熱物検出センサSの検出情報等に基づいて、コンロ用流量調節弁19A〜19Cを操作して、3つのコンロバーナ1に対するガス燃料供給量を調節する制御や、コンロバーナ1への燃料供給を停止する制御を行うことになる。
高火力バーナ1Aに対する調理入力部D2と、標準バーナ1Bに対する調理入力部D3とは同様に構成されるものであって、以下、標準バーナ1Bに対する調理入力部D3を代表として説明する。
つまり、調理入力部D3には、調理メニュー選択するスイッチとして、揚げものモードを指令する揚げものスイッチ26A、炊飯モードを指令する炊飯スイッチ26B、湯沸しモード及び麺茹でモードを指令する湯沸しスイッチ26C、及び、設定を取り消すための取消スイッチ26Dが設けられ、さらに、上述したエコモード指令スイッチ23A及び解除指令スイッチ23Bが設けられている。
つまり、湯沸しスイッチ26Cは、湯沸しモードを指令する湯沸しモード指令手段としての機能に加えて、麺茹でモードを指令する麺茹でモード指令手段、及び、麺投入完了を指令する麺投入指令手段として機能するように構成されている。
尚、麺茹で運転処理において調理時間が設定されると、その調理時間が経過すると、コンロバーナ1を消火する処理を実行することになるが、麺茹で運転処理における調理時間は、麺を投入してからの時間として計測されるものであり、その詳細は後述する。
次に、運転制御部Hが実行する自動運転処理のうちの、湯沸し運転処理について詳述するが、以下の説明においては、コンロバーナ1のうちの標準バーナ1Bにて湯沸し運転処理を行う場合について説明する。
湯沸し終了用の後処理は、上記した自動消火モードに対応する処理と、上記した5分保温モードに対応する処理である。
その後、温度検知部S3の検出温度が1℃上昇するのに要する単位温度上昇時間が、上述の沸騰判別用時間以上になると、沸騰状態であると判別するように構成されている。
すなわち、エコモードが指令されずかつ湯沸しモードが指令された状態において、点火指令が指令されると、点火処理を実行して標準バーナ1Bの燃焼を開始し、その後、点火開始時の火力にて標準バーナ1Bの燃焼を継続し、温度検知部S3の検出温度に基づいて沸騰状態であることを判別すると湯沸し終了用の後処理を行う湯沸し運転を実行するように構成されている。
次に、運転制御部Hが実行する自動運転処理のうちの、麺茹で運転処理について詳述するが、以下の説明においては、コンロバーナ1のうちの標準バーナ1Bにて麺茹で運転処理を行う場合について説明する。
また、待機加熱力は、通常モードの場合には、設定最小火力P1よりも1段階高い中間火力P2であり、エコモードの場合には、その中間火力P2と同じ大きさの火力である、下から6段階目の低減中間火力Q6である。
尚、本実施形態においては、復帰加熱力の最大値が、初期加熱力と同じ値である中間火力P4に設定されるものであって、図8には、復帰加熱力が中間火力P4に設定されている場合を例示する。
また、運転制御部Hは、沸騰状態を判別すると、麺投入を促すコメント、例えば、「麺を投入してください」等のコメントを、スピーカK(図4参照)を作動させて報知するように構成されている。
さらに、運転制御部Hは、図8に示すように、沸騰状態を判別したのち、湯沸しスイッチ26Cが押し操作されることによって麺投入完了が指令されると、待機加熱制御を停止して、復帰加熱制御を開始するように構成されている。つまり、待機加熱制御を実行する時間Tsは、沸騰状態から麺投入完了の指令が指令されるまでの時間となる。
本実施形態においては、復帰加熱制御の復帰加熱実行時間が、タイマー入力部D1にて設定される調理時間が設定時間(本実施形態では、3分)より長い場合には、図8に示すように、初期設定された第1復帰時間Dt(例えば、10秒)と、演算により求める第2復帰時間BP1との和として求められ、タイマー入力部D1にて設定される調理時間が設定時間(本実施形態では、3分)以下の場合には、零を設定するように構成されている。
尚、復帰加熱制御が省略される場合においても、湯沸しスイッチ26Cが押し操作されることによって麺投入完了が指令された時点が、復帰加熱制御が開始された時点に相当することになる。
TW=初期加熱力・tw
ちなみに、初期加熱力は、上述の如く、設定最大火力P5よりも一段低い中間火力P4に相当する火力であり、例えば、3.02KW(2.600Kcal/h)である。
尚、上記の式にて求められる収納湯水量TWは、熱量であり、厳密には、収納湯水量ではなく、収納湯水量に対応する値であるが、上記の式にて求められるTW、水の比熱、及び、第2設定温度と第1設定温度との温度差に基づいて、水量を演算する形態で実施してもよい。
BP1=L1・TWD+L2
L1、L2は実験にて求めた定数であり、TWDは、麺茹で負荷変数であり、下記式にて求めるように構成されている。
TWD=TW・Td・Vs
尚、(Td・Vs)は、投入された麺の量を示す麺投入負荷変数である。
そのため、本実施形態においては、温度差Vsを、下記式にて求めるように構成されている。
Vs=麺投入前の最高温度−下降偏差(例えば、2℃)−麺投入後の最低温度
また、麺投入後の最低温度は、温度検知部S3の温度検出値を設定時間おきにサンプリングして、温度検知部S3の検出温度が下降状態から上昇状態に変化する時点の温度として求めることができる。
したがって、この場合には、TWD=0となり、BP1=L2(L2は上述の実験にて求めた定数)となる。
本実施形態においては、上述の如く、復帰加熱制御の復帰加熱力がタイマー入力部D1にて設定される調理時間に応じて調節されるように構成されている。
すなわち、運転制御部Hが、タイマー入力部D1にて設定される調理時間に基づいて、設定された調理時間が長いほど復帰加熱力を大きく設定するように構成されている。
調理時間が、5分以下で、3分より長いときには、復帰加熱力をエコモードの下から14番目の低減中間火力Q14に対応する火力に設定する。
調理時間が、7分以下で、5分より長いときには、復帰加熱力をエコモードの下から15番目の低減中間火力Q15に対応する火力に設定する。
調理時間が、10分以下で、7分より長いときには、復帰加熱力をエコモードの下から16番目の低減中間火力Q16に対応する火力に設定する。
調理時間が、10分よりも大きいときには、復帰加熱力を中間火力P4に設定する。
尚、調理時間が3分以下のときには、上述の如く、復帰加熱実行時間が零に設定されるため、復帰加熱力が設定されることはない。
運転制御部Hは、図8に示すように、抑制加熱制御として、設定高加熱力にて高加熱力用設定時間が経過するまで標準バーナ1Bを加熱作動させる高加熱力加熱状態と、設定高加熱力よりも小さな設定小加熱力にて小加熱用設定時間が経過するまで標準バーナ1Bを加熱作動させる小加熱力加熱状態とを繰り返す制御を実行するように構成されている。
つまり、設定高火力は、通常モードの場合には、設定最大火力P5よりも1段低い中間火力P4であり、エコモードの場合には、その中間火力P4と同じ大きさの火力である低減最大火力Q17である。
また、設定小加熱力は、通常モードの場合には、設定最小火力P1よりも2段高い中間火力P3であり、エコモードの場合には、その中間火力P3と同じ大きさの火力である、下から11段階目の低減中間火力Q11である。
尚、小加熱力は、通常モードの場合には、設定最小火力P1よりも2段高い中間火力P3であり、エコモードの場合には、その中間火力P3と同じ大きさの火力である、下から11段階目の低減中間火力Q11である。
すなわち、短時間用比における小加熱力用設定時間SP2、及び、中時間用比における小加熱力用設定時間SP3は、例えば、10秒に設定され、また、長時間用比における小加熱力用設定時間SP4は、例えば、5秒に設定されている。
BP2=M2・TW+N2
BP3=M3・TW+N3
BP4=M4・TW+N4
但し、M2、M3、M4、並びに、N2、N3、N4は、実験にて求めた定数である。
次に、図9〜図12に示すフローチャートに基づいて、運転制御部Hの制御動作を説明するが、以下、コンロバーナ1のうちの標準バーナ1Bについての運転処理を代表として説明する。
先ず、基本的なフローチャートである燃焼制御処理を説明すると、図9に示すように、標準バーナ1Bが燃焼中であるか否かを判別し(#1)、燃焼中であると判別したときには、#9の処理に移行することになる。
つまり、本実施形態においては、エコモードの設定及び解除は、標準バーナ1Bが燃焼していないときに行えるようになっている。
尚、本実施形態における自動運転処理としては、湯沸し運転処理及び麺茹で処理が設定された場合について後述する。
この火力調節処理については後述する。
#10の火力調節処理は、図10に示すように、先ず、エコモードであるか否かを判別し(#21)、エコモードであるときには、低減火力調節制御に対応する低減火力調節処理を実行し(#23)、エコモードでないときには、通常モードの火力調節制御に対応する通常火力調節処理を実行する(#22)。
尚、図示はしないが、この火力調節処理に合わせて、標準バーナ1Bに対応するLEDランプ24Bを作動させる表示制御が実行されることになる。
次に、図11に基づいて、湯沸し運転処理を説明する。
先ず、5分保温モードにおける保温中であるか否かが判別され(#31)、保温中の場合には、#42の処理に移行することになる。
#32の処理にてエコモードであると判別した場合には、次に、標準バーナ1Bの点火処理後において、設定目標火力が記憶されているときにはその設定目標火力に自動的に変更する火力自動調節が、済んでいるか否かを判別し(#33)、済んでいるときには、#36の処理に移行する。
ちなみに、この火力自動調節は、標準バーナ1Bを点火させた直後の1回だけ行われるものである。
#36の処理にて、火力調節指令(火力増加指令、火力減少指令)があると判別した場合には、低減火力調節制御に対応する低減火力調節処理を実行し(#37)、その後、調節した火力を設定目標火力として記憶する処理を実行する(#38)。
ちなみに、湯沸し運転処理中において、低減火力調節処理が行われると、その処理によって調節された火力が、設定目標火力として、順次更新記憶されることになる。
#39の処理にて沸騰状態であると判別したときには、続いて、5分保温モードであるか否かを判別し(#40)、5分保温モードでないと判別したときには、標準バーナ1Bを消火する消火処理を実行し(#43)、その後、図9に示す燃焼制御処理の#12の処理に移行することになる。
また、#42にて保温用時間が経過していると判別したときには、標準バーナ1Bを消火する消火処理を実行し(#43)、その後、図9に示す燃焼制御処理の#12の処理に移行する。
次に、図12に基づいて、麺茹で運転処理を説明する。
尚、本実施形態においては、点火指令の前に、湯沸しスイッチ26Cを2秒以内に3回押し操作することによって、麺茹で運転処理の実行が指令されるものである。
麺茹で運転処理においては、先ず、収納湯水量を推定済みであるか否かを判別し(#51)、推定済みでない場合には、収納湯水量の推定処理を実行し(#52)、その後、図9に示す燃焼制御処理の#12の処理に移行する。
収納湯水量の推定処理は、上述の如く、第1設定温度A1に達した時点から第1設定温度A1よりも高い第2設定温度A2に達する時点までの温度上昇時間tw、及び、初期加熱力に基づいて、収納湯水量TWを推定する処理である。
#54の処理にて沸騰状態であると判別したときには、標準バーナ1Bの火力を、待機加熱力に相当する火力に減少させる火力減少処理を実行し(#55)、続いて、麺投入を促すコメント、例えば、「麺を投入してください」等のコメントを、スピーカKを作動させて報知する報知処理を実行する(#56)。
#69の処理にて、湯沸しスイッチ26Cの押し操作による麺投入完了指令が既に指令されているか否かを判断し、麺投入完了指令が既に指令されていない場合には、#59の処理にて、湯沸しスイッチ26Cの押し操作による麺投入完了指令があるか否かを判別して、麺投入完了指令がないと判別した場合には、図9に示す燃焼制御処理の#12の処理に移行することになる。
#67の処理にて、設定検出時間が経過していると判別した場合には、麺投入負荷変数をゼロに設定し、かつ、最低温度Vdを検出済みであるとする処理を実行し(#68)、その後、上述した#69の処理に移行することになる。
つまり、復帰加熱制御を開始してからの経過時間(麺投入完了指令が指令されてからの経過時間)が、短時間用設定時間(例えば、6分)未満である場合には、短時間用比における小加熱力用設定時間SP2及び高加熱力用設定時間BP2を、抑制加熱制御を実行するための時間として設定する。
さらに、復帰加熱制御を開始した時点からの経過時間(麺投入完了指令が指令されてからの経過時間)が、中時間用設定時間(例えば、8.5分)に達すると、長時間用比における小加熱力用設定時間SP4及び高加熱力用設定時間BP4を、抑制加熱制御を実行するための時間として設定する。
そして、火力増加タイミングであると判別した場合には、上述した#65の火力増加処理を実行し、また、火力減少タイミングであると判別した場合には、火力を設定小火力に減少させる火力減少処理を実行する(#78)。
また。#80の処理にて、最大時間を経過していると判別した場合には、上述した#79の処理に移行して、標準バーナ1Bを消火させることになる。
以上の通り、第1実施形態においては、コンロバーナ1における高火力バーナ1Aと標準バーナ1Bとの火力が、通常モードにおいては5段階で調節され、そして、エコモードにおいては、通常モードよりも最大の火力を減少させた状態で、17段階に調節されるものであるため、エコモードを選択することにより、必要以上に大きな火力となることを極力抑制して、省エネの向上を図ることができる。
つまり、調理時間が3分以下に設定される場合には、麺対応情報が素麺のようにかなり吹き零れ易い麺に対応する場合であるとして、復帰加熱実行時間を零にして、復帰加熱制御を省略して抑制加熱制御に移行させるものであるから、復帰加熱制御における吹き零れを適切に抑制できる。
次に、第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、復帰加熱制御において加熱量を変更調節する形態の別形態を示すものであって、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、以下の説明においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
すなわち、運転制御部Hが、タイマー入力部D1にて設定される調理時間に基づいて、設定された調理時間が長いほど復帰加熱力を大きく設定するように構成されている。
調理時間が、3分以下のときには、復帰加熱力をエコモードの下から13番目の低減中間火力Q13に対応する火力に設定する。
調理時間が、5分以下で、3分より長いときには、復帰加熱力をエコモードの下から14番目の低減中間火力Q14に対応する火力に設定する。
調理時間が、7分以下で、5分より長いときには、復帰加熱力をエコモードの下から15番目の低減中間火力Q15に対応する火力に設定する。
調理時間が、10分以下で、7分より長いときには、復帰加熱力をエコモードの下から16番目の低減中間火力Q16に対応する火力に設定する。
調理時間が、10分よりも大きいときには、復帰加熱力を中間火力P4に設定する。
この第2実施形態は、運転制御部Hが、麺対応情報に基づく復帰加熱制御における加熱量の変更調節を、復帰加熱力の調節により行う形態を例示するものであるが、上記第1実施形態のまとめで述べた事項と同様な作用効果を奏することになる。
例えば、調理時間が、3分以下で、2分より長いときの火力と、調理時間が、2分以下の火力とを異なる火力に設定する形態で、復帰加熱力を6段階に設定することができ、また、調理時間が、7分より長いときには、同じ火力に設定する形態で、復帰加熱力を4段階に設定することができる。
次に、第3実施形態を説明するが、この第3実施形態は、復帰加熱制御において加熱量を変更調節する形態の別形態を示すものであって、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、以下の説明においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
例えば、復帰加熱制御の復帰加熱力を、中間火力P4に設定する。
つまり、復帰加熱制御の復帰加熱力を、タイマー入力部D1にて設定される調理時間の長さの変化に拘わらず、一定の火力(例えば、中間火力P4)に設定し、タイマー入力部D1にて設定される調理時間が設定時間(本実施形態では、3分)以下の場合には、復帰加熱制御の復帰加熱実行時間を、零に設定するように構成されている。
この第3実施形態は、運転制御部Hが、麺対応情報に基づく復帰加熱制御における加熱量の変更調節を、復帰加熱実行時間の調節により行う形態を例示するものであるが、上記第1実施形態のまとめで述べた事項と同様な作用効果を奏することになる。
例えば、調理時間が、3分以下のときには、復帰加熱実行時間を零に設定し、そして、調理時間が、5分以下で、3分より長いとき、調理時間が、7分以下で、5分より長いとき、調理時間が、10分以下で、7分より長いとき、及び、調理時間が、10分よりも長いときの夫々について、適切な復帰加熱実行時間を設定する形態で、復帰加熱実行時間を5段階に変更調節する形態で実施してもよい。
次に、第4実施形態を説明するが、この第4実施形態は、復帰加熱制御において加熱量を変更調節する形態の別形態を示すものであって、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、以下の説明においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
つまり、第1加熱量調節形態が優先的に選択される形態とし、そして、エコモード指令スイッチ23Aと解除指令スイッチ23Bとを同時に設定時間(例えば、3秒)押し操作することにより、第2加熱量調節形態を選択できるように構成されている。
この第4実施形態は、運転制御部Hが、複数の加熱量調節形態のうちから選択された加熱量調整形態にて、復帰加熱制御における加熱量の変更調節を行う形態を例示するものであるが、上記第1実施形態のまとめで述べた事項と同様な作用効果を奏することになる。
以下、別実施形態を列記する。
この場合、収納湯水量TWが予測される最少量であるとして、高加熱力用設定時間の小加熱力用設定時間に対する比としては、時間用比、中時間用比、及び、長時間用比を設定すれば、吹き零れを抑制できるものとなる。
9B 加熱力調節手段
23A、23B 形態選択手段
26C 麺茹でモード指令手段
H 運転制御手段
S3 温度検出手段
Claims (11)
- 調理容器を加熱する加熱手段と、前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段の加熱力を変更調節する加熱力調節手段と、麺茹でモードを指令する麺茹でモード指令手段と、前記加熱手段の作動を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、前記麺茹でモードが指令されると、前記加熱手段を初期加熱力にて加熱作動させた状態において前記温度検出手段の温度検出値に基づいて沸騰状態を判別した後は、前記初期加熱力よりも小さな待機加熱力にて前記加熱手段を加熱作動させる待機加熱制御、麺投入による温度低下を回復させるために前記待機加熱力よりも大きな復帰加熱力にて前記加熱手段を復帰加熱実行時間に亘って加熱作動させる復帰加熱制御、及び、吹き零れを抑制するように前記加熱手段の加熱力を制御する抑制加熱制御を順次実行するように構成され、且つ、
前記抑制加熱制御として、設定高加熱力にて高加熱力用設定時間が経過するまで前記加熱手段を加熱作動させる高加熱力加熱状態と前記設定高加熱力よりも小さな設定小加熱力にて小加熱力用設定時間が経過するまで前記加熱手段を加熱作動させる小加熱力加熱状態とを繰り返す制御を実行するように構成された加熱調理器であって、
茹でる麺の吹き零れ易さを示す麺対応情報を入力する麺情報入力手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を、前記麺情報入力手段にて入力された前記麺対応情報が吹き零れ易いほど少なくする形態で変更調節するように構成されている加熱調理器。 - 前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を前記復帰加熱力の大きさの調節により変更調節するように構成されている請求項1記載の加熱調理器。
- 前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を前記復帰加熱実行時間の長さの調節により変更調節するように構成されている請求項1記載の加熱調理器。
- 前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を前記復帰加熱実行時間の長さ及び前記復帰加熱力の大きさの調節により変更調節するように構成されている請求項1記載の加熱調理器。
- 前記復帰加熱実行時間の長さの調節が、前記復帰加熱実行時間を零にすることを含むものである請求項3又は4記載の加熱調理器。
- 調理時間を設定する調理時間設定手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御を開始してからの経過時間が前記調理時間になると、前記加熱手段の加熱作動を停止するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記麺情報入力手段が、前記調理時間設定手段にて設定される調理時間を前記麺対応情報とする形態で、前記調理時間設定手段にて構成されている請求項6記載の加熱調理器。
- 前記調理時間設定手段にて設定される調理時間に応じて前記復帰加熱制御における加熱量を複数段階に調節する形態として、複数段階の調理時間のうちの少なくとも一部の調理時間について、前記復帰加熱制御における加熱量を異ならせた複数の加熱量調節形態が設定され、
前記複数の加熱量調節形態のうちの一つを選択する形態選択手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記複数の加熱量調節形態のうちの前記形態選択手段にて選択された加熱量調節形態にて、前記復帰加熱制御における加熱量を変更調節するように構成されている請求項7記載の加熱調理器。 - 前記運転制御手段が、前記復帰加熱制御における加熱量を、前記麺情報入力手段にて入力された前記麺対応情報が吹き零れ易いほど少なくすることに加えて、前記調理容器に収納された湯水の量を示す収納湯水量が多いほど多く且つ前記調理容器に投入された麺の量が多いほど多くする形態で変更調節するように構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 前記運転制御手段が、前記抑制加熱制御として、
設定高加熱力にて高加熱力用設定時間が経過するまで前記加熱手段を加熱作動させる高加熱力加熱状態と前記設定高加熱力よりも小さな設定小加熱力にて小加熱力用設定時間が経過するまで前記加熱手段を加熱作動させる小加熱力加熱状態とを繰り返す制御を実行し、且つ、
前記高加熱力用設定時間の前記小加熱力用設定時間に対する比として、短時間で茹で上がる麺に対応する短時間用比と、中時間で茹で上がる麺に対応する中時間用比と、長時間で茹で上がる麺に対応する長時間用比とが設定されて、
前記短時間用比にて前記加熱手段の加熱作動を開始したのち、前記復帰加熱制御を開始した時点からの経過時間が短時間用設定時間に達すると、前記短時間用比から前記中時間用比に変更して前記加熱手段を加熱作動させ、前記復帰加熱制御を開始した時点からの経過時間が中時間用設定時間に達すると、前記中時間用比から前記長時間用比に変更して前記加熱手段を加熱作動させる制御を行うように構成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の加熱調理器。 - 前記運転制御手段が、
前記調理容器に収納された湯水の量を示す収納湯水量に基づいて、前記短時間用比、前記中時間用比、及び、前記長時間用比を変更設定するように構成されている請求項10記載の加熱調理器。
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