JP2016101933A - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
前記した包装箱の持ち手は、第一取付板の後縁部に連設された前側持ち手板と、前側持ち手板の上縁部に連設され、前側持ち手板の後面に重ねられている後側持ち手板と、を備えている。
また、包装箱を店に陳列するときには、持ち手を頂板の上面に重ねておくことで、包装箱の上面が平坦になるため、包装箱の頂板に他の包装箱を重ねることができる。
このとき、二つの持ち手板を重ねた状態で折り曲げることになるため、持ち手を引き起こし難いという問題がある。
また、持ち手を引き起こしたときに、前後の持ち手板の間の罫線(持ち手の上縁部)に応力が集中し、罫線が引き裂かれる罫線割れが生じる場合がある。
また、持ち手を引き起こすときに、第二罫線が折れ曲がることで、前後の持ち手板の間の第一罫線に応力が集中しないため、持ち手の罫線割れを防ぐことができる。
これにより、包装箱を前方から見たときに、前側持ち手板の手持穴内に後側持ち手板の手持穴の下縁部が見えるのを防ぐことができる。
したがって、包装箱の前面を正面として、包装箱の正面を見たときに、前側持ち手板の手持穴内に後側持ち手板の裏面が露出するのを防ぐことができ、包装箱の外観を良くすることができる。
これにより、包装箱を前側から見たときに、前側持ち手板の側縁部の外側に後側持ち手板の側縁部が出てしまうのを防ぐことができる。
したがって、包装箱の前面を正面として、包装箱の正面から見たときに、前側持ち手板の側縁部の外側に後側持ち手板の裏面が露出するのを防ぐことができ、包装箱の外観を良くすることができる。
この構成では、第一取付板の下面に接着剤を塗布し、第一取付板の下面に第二取付板を接着するとともに、第二取付板の凹部または穴部を通じて第一取付板を頂板の上面に接着することができる。
これにより、第二取付板の下面に接着剤を塗布することなく、第二取付板を第一取付板と頂板との間に取り付けるとともに、第一取付板を頂板に接合することができるため、包装箱を組み立てるときの作業効率を高めることができる。
以下の説明において、前後左右方向とは、包装箱1を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱1の構成を限定するものではない。
なお、包装箱1を店に陳列するときには、持ち手20は頂板15の上面に重ねられている(図6(a)参照)。これにより、包装箱1の上面が平坦になるため、包装箱1の上面に他の包装箱1を重ねることができる。
ブランクシートSの各罫線は、ブランクシートSの外面を押し込んで形成された線状の溝である。
底板10の前縁部には、罫線L1(図2参照)を介して、前端壁11が連設されている。前端壁11は、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。前端壁11は、底板10に対して直角に形成されている。
第一取付板21は、前端壁11の上縁部に沿って帯状に形成されており、頂板15の上面に重ねられている。第一取付板21は、頂板15の前半分と同じ形状である。第一取付板21の下面は、接着剤によって頂板15の上面前部に接合されている。
両下フラップ10a,10aは、底板10の左右の縁部から上方に向けて直角に折り曲げられる。下フラップ10aの高さは、前端壁11および後端壁12の高さの約1/3に形成されている。
両上フラップ15a,15aは、頂板15の左右の縁部から下方に向けて直角に折り曲げられる。上フラップ15aの高さは、前端壁11および後端壁12の高さの約1/3に形成されている。
内フラップ12aは、後端壁12の左右の縁部から前方に向けて直角に折り曲げられ、下フラップ10aおよび上フラップ15aの外面に重ねられる。
両外フラップ11a,11aは、前端壁11の左右の縁部から後方に向けて直角に折り曲げられ、両内フラップ12a,12aの外側に重ねられる。
そして、外フラップ11aの後縁部に形成された係合片11bを内フラップ12aの後縁部に形成された係合穴12bに差し込んで係合させることで、左右の側壁13,14(図1参照)が形成されている。
前側持ち手板22は、第一取付板21の後縁部に沿って帯状に形成されている。前側持ち手板22の最大幅は、第一取付板21の幅よりも小さく形成されている。前側持ち手板22は、第一取付板21に対して垂直に立ち上げられている。
手持穴22bの下縁部22cは、前側持ち手板22と第一取付板21との間の罫線L9上に配置されている(図3参照)。
また、前側持ち手板22の上部には、罫線L10に平行して罫線L11(特許請求の範囲における「第二罫線」)が形成されている。罫線L11は、手持穴22bの上縁部と罫線L10との間において高さ方向の中間位置よりも上側(罫線L10側)に形成されている。
後側の持ち手板23は、前側持ち手板22の後面に重ねられている。このように、前後二つの持ち手板22,23によって持ち手20が形成されている(図1参照)。
また、後側持ち手板23の下縁部には、罫線L12(特許請求の範囲における「第四罫線」、図2参照)を介して、第二取付板24が連設されている。
したがって、図5に示すように、持ち手20を前方から見たときに、後側持ち手板23の手持穴23bの下縁部23cは、前側持ち手板22の手持穴22bの下縁部22cよりも下側に配置されている。
また、後側持ち手板23の左右の縁部の下端部23a,23aには、図3に示すように、罫線L12よりも第二取付板24側に入り込んでいる切欠部23d,23dが形成されている。
第二取付板24は、図1に示すように、後側持ち手板23に対して前方に向けて折り曲げられており、第一取付板21と頂板15との間に挟まれている。
図6(a)に示すように、第二取付板24の上面は、第一取付板21の下面後部に接着剤によって接合されるとともに、第二取付板24の下面は、頂板15の上面に接着剤によって接合されている。
また、第一取付板21の下面全体に接着剤を塗布し、前側持ち手板22を罫線L10において後側持ち手板23に対して折り曲げて、第二取付板24を第一取付板21の下面後部に接合する。
さらに、第二取付板24の下面にも接着剤を塗布し、前側持ち手板22を罫線L4において前端壁11に対して後方に折り曲げて、第二取付板24の下面および第一取付板21の下面前部を頂板15の上面に接合する。
これにより、第二取付板24は、第一取付板21と頂板15との間に接合される。そして、第一取付板22と第二取付板24とを頂板15の上面に上下方向に重ねることで、両取付板22,24の後縁部に連設された両持ち手板22,23(持ち手20)は、頂板15の上面後部に重ねられた状態となる。
包装箱1は、図1に示すように、前面が正面となるように印刷が施されているため、包装箱1の前面を陳列棚の外側に向けて配置する。
このとき、前側持ち手板22は、前方に向けて押し出され、罫線L11において折れ曲がることで、前方に突出するように屈曲する。これにより、前後の持ち手板22,23が前後に離れた状態となる。
したがって、本実施形態の包装箱1では、両持ち手板22,23を重ねた状態で折り曲げる場合に比べて、両持ち手板22,23を折り曲げ易くなるため、持ち手20を引き起こし易くなる。
さらに、図3に示すように、前側持ち手板22の側縁部と、後側持ち手板23の側縁部とが曲線状に連続しており、前後の持ち手板22,23の罫線L10の端部に応力が集中するのを防ぐことができるため、持ち手20の罫線割れをより確実に防ぐことができる。
これにより、包装箱1を前方から見たときに、前側持ち手板22の手持穴22b内に後側持ち手板23の手持穴23bの下縁部23cが見えるのを防ぐことができる。
したがって、包装箱1を正面側から見たときに、前側持ち手板22の手持穴22b内に後側持ち手板23の裏面が露出するのを防ぐことができ、包装箱1の外観を良くすることができる。
これにより、包装箱1を前方から見たときに、前側持ち手板22の側縁部の外側に後側持ち手板23の側縁部が出てしまうのを防ぐことができる。
したがって、包装箱1を正面側から見たときに、前側持ち手板22の側縁部の外側に後側持ち手板23の裏面が露出するのを防ぐことができ、包装箱1の外観を良くすることができる。
図7(a)に示すように、第二取付板24の前縁部に複数の凹部24aを形成した場合には、各凹部24aを通じて第一取付板21が頂板15の上面に接着されることで、第二取付板24を第一取付板21と頂板15との間に取り付けることができる。この構成では、第二取付板24の下面に接着剤を塗布する必要がないため、包装箱1を組み立てるときの作業効率を高めることができる。
10 底板
11 前端壁
12 後端壁
13 左側壁
14 右側壁
15 頂板
20 持ち手
21 第一取付板
22 前側持ち手板
22a 下端部
22b 手持穴
22c 下縁部
23 後側持ち手板
23a 下端部
23b 手持穴
23c 下縁部
23d 切欠部
24 第二取付板
S ブランクシート
Claims (5)
- 底板と、
前記底板に連設された前後一対の前端壁および後端壁と、
前記後端壁の上縁部に連設された頂板と、
前記前端壁の上縁部に連設され、前記頂板の上面に取り付けられた第一取付板と、
前記第一取付板の後縁部から立ち上げられた前側持ち手板と、
前記前側持ち手板の上縁部に連設され、前記前側持ち手板の後面に重ねられた後側持ち手板と、
前記後側持ち手板の下縁部に連設され、前記第一取付板と前記頂板との間に取り付けられた第二取付板と、を備え、
前記前側持ち手板の上部には、前記前側持ち手板と前記後側持ち手板との間の第一罫線に平行して第二罫線が形成されていることを特徴とする包装箱。 - 前記前側持ち手板の側縁部と、前記後側持ち手板の側縁部とが曲線状に連続していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
- 前記前側持ち手板に形成された手持穴の下縁部は、前記前側持ち手板と前記第一取付板との間の第三罫線上に配置され、
前記後側持ち手板に形成された手持穴の下縁部は、前記後側持ち手板と前記第二取付板との間の第四罫線よりも前記第二取付板側に入り込んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。 - 前記前側持ち手板の側縁部の下端部は、側方に向けて突出しており、
前記後側持ち手板の側縁部の下端部は、前記後側持ち手板と前記第二取付板との間の第四罫線よりも前記第二取付板側に入り込んでいることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。 - 前記第二取付板には、凹部または穴部が形成され、
前記第二取付板の前記凹部または前記穴部を通じて前記第一取付板の下面が前記頂板の上面に接着されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の包装箱。
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CN115279662A (zh) * | 2019-09-20 | 2022-11-01 | 希曼纸业公司马萨诸塞股份有限公司 | 纸质产品运输包装和纸质产品运输包装的连续卷 |
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-
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