JP2016100182A - 表示装置 - Google Patents

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Yasuo Toko
康夫 都甲
範久 小林
Norihisa Kobayashi
範久 小林
翔太 常安
Shota Tsuneyasu
翔太 常安
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Chiba University NUC
Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】
電解液中にエレクトロケミカルルミネセンス材料を溶解し、チタニア−ナノ粒子を分散させた表示装置を提供する。
【解決手段】
表示装置は、対向配置された電極を有する第1、第2の基板であって、少なくとも一方が透光性である基板と、第1、第2の基板間に挟持され、電気化学的な酸化還元反応によって発光するエレクトロケミカルルミネセンス材料を溶媒に溶解した電解液と、
を有し、電解液にはナノ粒子が分散添加されており、ナノ粒子が酸化チタンを含む。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、発光型表示装置が広く用いられている。エレクトロケミカルルミネセンス(ECL、電気化学発光)材料は、電圧の印加により、電極近傍で、酸化によるカチオンラジカル(酸化種)、還元によるアニオンラジカル(還元種)が生じ、両者が会合すると励起状態が生じ、その失活過程において発光が生じる。
電気化学発光素子の電極をチタニア等のポーラス電極にすることで電極面積を増大し、高効率を達成しようとする提案がある(例えば特許文献1)。ポーラス電極をチタニア(TiO)のみで形成すると、電気抵抗が大きく、電圧降下による損失が大きくなって輝度が低下すると教示し、発光色素であるルテニウム錯体を含む電解質を用いる発光素子において、インジウム錫酸化物(ITO)等の導電性を示す酸化物とTiOとの混合焼結体を有する多孔質層を少なくとも一方の電極に接して設ける提案がある(例えば特許文献2)。
これらは、いずれも電極と電解液との界面にチタニア等のナノ粒子を用いて表面積の大きな多孔質膜をつけることにより、電極の実効表面積を増大し、電気化学発光の発光効率を向上しようとしている。
また、銀を含むエレクトロデポジション材料が知られている。エレクトロデポジション材料を含む電解質を対向電極間に収容し、電極間に直流電圧を印加すると、電気化学反応により、負電極上に銀が析出、堆積し、鏡面を形成する(例えば特許文献3)。
特開2005−302332号公報 特開2007−179941号公報 特開2012−181389号公報
実施例の目的は、ナノ粒子を電解液中に分散させた新規な構成、機能を有する表示装置を提供することである。
実施例によれば、対向配置された電極を有する第1、第2の基板であって、少なくとも一方が透光性である基板と、前記第1、第2の基板間に挟持され、電気化学的な酸化還元反応によって発光するエレクトロケミカルルミネセンス材料を溶媒に溶解した電解液と、を有し、前記電解液にはナノ粒子が分散添加されており、前記ナノ粒子が酸化チタンを含む表示装置が提供される。
ナノ粒子の添加により、エレクトロケミカルルミネセンス材料を用いる表示装置の寿命を長くすることができる。
、および 図1Aは実験例によるサンプルの構成を示す概略断面図、図1Bはサンプルの電気化学発光(ECL)の輝度スペクトルを示すグラフ、図1Cはサンプルの電気化学発光(ECL)のピーク輝度の時間変化を示すグラフ、図1DはCV測定装置を示す概略斜視図、図1Eは測定結果を示すグラフである。 図2A,2Bは、サンプルのエレクトロケミカルルミネセンスの発光輝度スペクトル及びピーク輝度の時間変化を示グラフ、図2Cは、表面処理の異なるサンプルの発光輝度スペクトルを示すグラフである。 図3A,3Bは、Al&Zr表面処理を行った、粒径の異なるチタニア−ナノ粒子を添加したサンプルの発光輝度スペクトル及びピーク輝度の時間変化を示グラフである。 図4A,4Bは、チタニア−ナノ粒子の添加量の異なるサンプルのピーク輝度の時間変化を示グラフである。 図5A,5Bは、表面処理の異なるチタニア−ナノ粒子を添加したサンプルのピーク輝度の時間変化を示グラフである。 図6は、エレクトロケミカルルミネセンス材料と、エレクトロクロミック材料ないしエレクトロデポジション材料とを含む電解液を用いた表示装置の概略断面図である。
10 表示素子、
11,12 透明基板、
13,14 透明電極、
15 電解液、
16 ナノ粒子、
17 ギャップコントローラ、
18 メインシール、
19 エレクトロクロミック材料ないしAgを含む膜、
20 制御回路、
21 交流駆動電源、
22 直流駆動電源。
以下、図面を参照しつつ、実験例に沿って説明する。
図1Aは、実験例による表示装置の構成を示す概略断面図である。表示装置は、表示素子10と制御回路20とを含む。表示素子10においては、表面にインジウム錫酸化物(ITO)層で形成された透明電極13,14が設けられた一対のガラス基板11,12が、透明電極13,14を内側にして対向配置されている。直径50μmのギャップコントロール剤17が対向基板間に1mm平方当たり1−3個の密度で散布されている。表示領域を囲むようにメインシール18のパターンが紫外線硬化かつ熱硬化型のシール材で形成されている。上下基板、メインシールパターンで囲まれる空間内にエレクトロケミカルルミネセンス(電気化学発光)材料を含む電解液15が収容されている。電解液15中には、さらに粒径10nm〜50nm程度のナノ粒子16が分布している。上下の透明電極13,14は、制御回路に接続され、駆動電圧を印加することができる。
エレクトロケミカルルミネセンス材料を含む電解液15は、エレクトロケミカルルミネセンス(ECL)化合物材料、支持電解質、溶媒などにより構成される。
ECL材料は、電気化学的な酸化還元反応によって発光する材料であれば、格段の制限はない。例えば、ビピリジン誘導体やフェナントロリン誘導体等の配位子を有するルテニウム錯体及び希土類錯体や、ポリビニールブチラール(PVB),DPA(9,10−ジフェニルアントラセン)、過塩素酸テトラ−n−ブチルアンモニウム等を含むTBAP(tetrabutylammonium perchlorate,過塩素酸テトラブチルアンモニウム)等を用いることができる。
支持電解質は、溶媒中でイオンを効率的に生成できるものであれば限定されない。たとえば、過塩素酸テトラ−n−ブチルアンモニウムのようなものを含む過塩素酸テトラブチルアンモニウム、過塩素酸テトラ−n−アルキルアンモニウム、過塩素酸リチウム(LiClO)、ヨウ化テトラ−n−アルキルアンモニウム、ハロゲン化テトラ−n−アルキルアンモニウム、及び、陽イオンがアルカリ金属イオン、アルキルアンモニウムイオンで、陰イオンがトリフルオロメタンスルホン酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオンからなる塩を用いることができる。支持電解質の濃度は、たとえば10mM以上1M以下であることが好ましいが、これも特に限定されるものではない。
溶媒は、発光材料等を安定的に保持することができるものであれば限定されない。水や炭酸プロピレン等の極性溶媒、極性のない有機溶媒、更には、イオン性液体、イオン導電性高分子、高分子電解質等を使用することが可能である。具体的には、炭酸プロピレン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ポリビニル硫酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアクリル酸等を用いることができる。
表示素子のサンプルの製造プロセスを説明する。一対のITO付きガラス基板を準備した。ITO層をウェットエッチングを用いたフォトリソ工程でパターニングした。エッチャントとしては王水系混酸の水溶液を用いた。一方の基板12上にギャップコントロール剤17を散布した。周囲にメインシール18のパターンを形成した。電気化学発光化合物、支持電解質を溶媒に溶解し、ナノ粒子16を分散させて、電解液15を調整した。
電気化学発光化合物として10mMのルテニウム錯体Ru(bpy)3(PF6)2、支持電解質として100mMの過塩素酸テトラ−n−ブチルアンモニウム(TBAP)、溶媒として炭酸プロピレン(PC)を用いた。ナノ粒子として、アナターゼ型、ルチル型のチタニア−ナノ粒子を用い、表面処理なしのもの、水酸化アルミニウム、及び酸化ジルコニウムで表面処理したものを準備した。ナノ粒子の径は、15nm〜50nm程度であった。グローブボックス内で、表示素子を形成し、大気中で交流駆動電圧を印加し、発光輝度の測定を行った。以下の例を含むサンプルを作成した。
・サンプルS1:チタニア−ナノ粒子を添加していない電解液を用いたサンプル、
・サンプルS2:粒子径35nmのアナターゼ型のチタニア−ナノ粒子を30wt%添加したサンプル、
・サンプルS3:粒子径30nmのルチル型のチタニア−ナノ粒子を30wt%添加したサンプル。
なお、これらのチタニア−ナノ粒子は表面処理をしていない。
図1Bは、サンプルS1,S2,S3の電気化学発光(ECL)輝度の測定結果を示すスペクトルである。横軸は発光の波長を単位nmで示し、縦軸は発光輝度を単位カウントで示す。駆動信号は、電圧:プラス/マイナス2.8V、周期:50Hz(プラス電圧で10ms、マイナス電圧で10ms)であった。
ナノ粒子を添加していないサンプルS1のピーク輝度を100(%)とすると、アナターゼ型チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS2の発光ピーク輝度は約60(%)増、ルチル型チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS3の発光ピーク輝度は約85%増となった。サンプルS1の発光輝度が45cd/mであったのに対し、サンプルS3の発光輝度は80cd/mであった。
ナノ粒子添加により、発光輝度が大幅に増加することが認められる。発光輝度の増加は、ルチル型チタニア−ナノ粒子を添加した場合、アナターゼ型チタニア−ナノ粒子を添加した場合よりかなり大きいことも認められる。
図1Cは、駆動信号を印加し続けた場合の電気化学発光(ECL)のピーク輝度の時間変化を示す(寿命を示す)グラフである。縦軸は図1B同様、輝度を単位カウントで示し、横軸は駆動時間の経過を単位s(秒)で示す。ナノ粒子を添加していないサンプルS1のピーク輝度は、発光直後からかなり急激に減衰し、1000秒経過時にはかなりゼロに近い値([ほぼゼロ]と呼ぶ)になる。半減期はほぼ160sである。チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS2,S3では、3500秒経過時にも、[ほぼゼロ]の値よりはかなり高い値を維持している。アナターゼ型チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS2の発光輝度は、発光初期の変化が不安定な形状を示しているが、その後はサンプルS1の発光輝度の時間経過と類似の形状で減衰する。発光輝度はS1より大幅に高い。半減期も、大幅に伸びていると言えるであろう。ルチル型チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS3の発光輝度は、発光開始直後の低下の後は減衰が極めて少ないほぼ定常値を示す期間を有し、その後緩やかに減衰する。半減期はほぼ2200sである。3500秒経過時のS3輝度は、S2の輝度の数倍はある。
図1B,1Cの実験結果より、ECL材としてルテニウム錯塩を含む電解液にチタニア−ナノ粒子を添加することにより、ECL特性を改善できることが判明した。チタニア−ナノ粒子として、光触媒作用が弱いと言われるルチル型チタニア−ナノ粒子を用いる方が、アナターゼ型チタニア−ナノ粒子を用いる場合より高い効果が得られた。
ECL特性が向上する理由として、ルテニウム錯体の生成電位が低下すること、還元体の安定性が向上することが考えられる。
チタニアなしのサンプルとルチル型チタニアナノ粒子添加サンプルについてCV測定を行った。図1Dがサイクリックボルタメントリー測定装置を示し、図1EがCV測定の結果を示すグラフである。図1Dにおいて、装置間のAgワイヤを0V基準にした測定法である。図1Eの測定結果において、隆起している部分が還元の生じているポイントを示している。還元は多段階で生じているが、第1還元の生じる電圧の差が0.27V,ニュートラルに戻る反応の差が0.4Vになっている。ルテニウム錯体の還元反応は、ルチル型チタニアナノ粒子添加により、約0.27V低電位側で発生し、還元体がニュートラルに戻る反応は、ルチル型チタニアナノ粒子添加により、約0.40V低電位側で発生している。
チタニア−ナノ粒子にAl(OH)及びZrO等の表面処理を行うことが行われている。チタニア−ナノ粒子にアルキルシランの表面処理も行われる。電解液に添加するチタニア−ナノ粒子を表面処理した場合の効果を検証した。Al(OH)及びZrOで行った表面処理をAl&Zrと表記する。
チタニア−ナノ粒子として、効果が高かったルチル型チタニア−ナノ粒子を用い、表面処理無し、表面処理有りのルチル型チタニア−ナノ粒子を15wt%電解液に添加した。チタニア−ナノ粒子の粒径を、15nm、30nm、50nmと変化させたサンプルも作成した。参照として、チタニア−ナノ粒子を添加しない電解液のサンプルも作成した。アルキルシランの表面処理をしたルチル型チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルも作成した。
作成したサンプルの例を以下に列記する。
サンプルS11:ナノ粒子添加なし;
サンプルS12:表面処理なしルチル型チタニア−ナノ粒子15wt%添加、粒子径35nm;
サンプルS13:Al&Zr表面処理ルチル型チタニア−ナノ粒子15wt%添加、粒子径15nm;
サンプルS14:Al&Zr表面処理ルチル型チタニア−ナノ粒子15wt%添加、粒子径30nm;
サンプルS15:Al&Zr表面処理ルチル型チタニア−ナノ粒子15wt%添加、粒子径50nm;
サンプルS16:アルキルシラン表面処理ルチル型チタニア−ナノ粒子15wt%添加、粒子径15nm。
サンプルS12のチタニア−ナノ粒子の表面積は40m/gである。サンプルS13,S14,S15は、粒径が異なり、表面積80m/g、50m/g、35m/gのAl&Zr表面処理チタニア−ナノ粒子を添加している。サンプルS16は、Al&Zrに代え、アルキルシラン表面処理をした表面積70m/gのチタニア−ナノ粒子を添加している。
図2A、2Bは、駆動信号を印加した時のサンプルS11,S12,S14の発光輝度スペクトル、及び(発光寿命を表す)波長620nmでの発光輝度の時間変化を示すグラフである。図2Cは、表面処理材料の異なるサンプルS11,S13,S16の駆動信号を印加した時の発光輝度スペクトルを示すグラフである。駆動信号は、図2A,2B,2Cの測定全てで、4V,50Hzである。図2A、2BのサンプルS11は、図1B、1CのサンプルS1に対応する。
図2Aにおいて、チタニア−ナノ粒子を添加すると、表面処理なしのサンプルS12、表面処理有りのサンプルS14共に、ほぼ同等の発光輝度の上昇を示している。図2Bに示す発光寿命においては、チタニア−ナノ粒子添加なしのサンプルS11の発光輝度は、時間経過とともに急激に減衰している。チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS12,S14においては大幅な寿命の増加が得られている。
発光初期の輝度に関しては、表面処理なしのチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS12、Al&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS14で、発光初期の輝度はほとんど変わらない。寿命に関しては、Al&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS14の寿命は、表面処理なしのチタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS12の寿命より大幅に長寿命である。
図2Cは、ナノ粒子を添加していないサンプルS11,Al&Zr表面処理チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS13、アルキルシラン表面処理チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS16の発光輝度スペクトルを示す。
ナノ粒子添加なしのサンプルS11と比較して、Al&Zr表面処理チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS13では発光輝度が上昇しているが、アルキルシラン表面処理チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS16においては発光輝度が減少している。発光寿命も測定した。ナノ粒子添加なしのサンプルS11と比較して、Al&Zr表面処理チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS13では寿命が増加しているが、アルキルシラン表面処理チタニア−ナノ粒子を添加したサンプルS16においては寿命が減少した。有機物であるアルキルシランの表面処理は、特性を劣化させる逆効果を示している。
Al&Zr表面処理チタニア−ナノ粒子の発光特性改善効果の粒径依存性を調べた。ナノ粒子添加なしのサンプルS11,粒径15nmのチタニア−ナノ粒子にAl&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS13,粒径30nmのチタニア−ナノ粒子にAl&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS14,粒径50nmのチタニア−ナノ粒子にAl&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS15について、発光輝度スペクトル、発光寿命の測定を行った。駆動信号は4V,50Hzである。
図3Aは、発光輝度スペクトルのグラフである。Al&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS13,S14,S15は、ナノ粒子添加なしのサンプルS11と比較して発光輝度が増加している。増加率が高い順に並べると、S14(30nm)−S13(15nm)−S15(50nm)となる。
図3Bは、(発光寿命を表す)波長620nmにおける発光輝度の時間変化のグラフである。Al&Zr表面処理したチタニア−ナノ粒子添加のサンプルS13,S14,S15は、ナノ粒子添加なしのサンプルS11と比較して寿命が増加している。粒径10nm〜50nmのチタニア−ナノ粒子添加は好ましいと言えるであろう。変化の波形が複雑であるので、取り敢えず6000s以上の駆動時間での発光輝度が高い順に並べると、S13(15nm)―S14(30nm)−S15(50nm)となる。
図3A,3Bにおいて、粒径50nmのチタニア−ナノ粒子の与える効果は、ピーク値を過ぎており、より小さな粒径のチタニアナノ粒子添加で効果のピーク値が得られるようである。発光輝度の点では粒径30nmがより好ましく、寿命の点では粒径15nmがより好ましいと言えるであろう。
チタニア−ナノ粒子を電解液に30wt%、15wt%添加した場合を説明した。チタニア−ナノ粒子の添加濃度をより広範囲で変えた時の、添加濃度依存性を調べた。代表的に以下のサンプルを作成し、測定した。
サンプルS21:参照用のチタニア−ナノ粒子添加なし,
サンプルS22:ルチル型チタニア−ナノ粒子添加量1wt%,
サンプルS23:ルチル型チタニア−ナノ粒子添加量5wt%,
サンプルS24:ルチル型チタニア−ナノ粒子添加量15wt%,
サンプルS25:ルチル型チタニア−ナノ粒子添加量30wt%。
ここで用いたルチル型チタニア−ナノ粒子は、粒径30nm、表面処理Al&Zr有りである。
図4Aは、寿命測定の結果を示すグラフである。横軸が駆動時間を単位(s)で示し、縦軸が波長620nmでのECL輝度を単位(カウント)で示す。1wt%のルチル型チタニア−ナノ粒子を添加するだけでも、明らかにECL輝度が増大し、寿命が長くなっている。波形が複雑なので、駆動時間2000s以上のECL強度で寿命を判断すると、S21−S22−S23−S24−S25の順に寿命が長くなっている。ルチル型チタニア−ナノ粒子の添加濃度に応じて寿命が長くなっていると言えよう。
図4Bは、ECL輝度をピーク値で正規化したグラフである。内容的には図4Aと同一である。ある程度波形が揃って、効果の大小が見やすくなっている。ルチル型チタニア−ナノ粒子の添加濃度に応じて、S21−S22−S23−S24−S25の順に寿命が長くなることが明確に判明する。
さらに、以下のサンプルを作成し、効果の差を測定した。
サンプルS31:参照用、チタニア−ナノ粒子添加なし,
サンプルS32:表面処理なしルチル型チタニア−ナノ粒子添加(粒径35nm、添加量30wt%),
サンプルS33a:Al&Zr表面処理ルチル型チタニア−ナノ粒子添加(粒径30nm、添加量30wt%),
サンプルS33b:Al&Zr表面処理ルチル型チタニア−ナノ粒子添加(粒径30nm、添加量30wt%),
サンプルS34:表面処理なしアルミナ−ナノ粒子添加(粒径30nm、添加量30wt%)。
図5A、5Bは、これらのサンプルについて行った、寿命測定の結果を示すグラフである。横軸が駆動時間を単位(s)で示し、縦軸が波長620nmでの正規化したECL輝度を示す。縦軸のスケールが、図5Aではリニアスケールであり、図5Bでは対数スケールである。
寿命は、S31−S34−S32−S33a、S33bの順で長くなっている。図5Bのセミログスケールのグラフが、特徴をより明確に示している。アルミナ−ナノ粒子を添加した場合、無添加の場合より寿命が長くなるが、アルミナ−ナノ粒子の効果はルチル型チタニア−ナノ粒子の効果より低い。ルチル型チタニアのナノ粒子を添加すると無添加の場合より寿命は約3倍に延びている。表面処理したルチル型チタニア−ナノ粒子を添加すると、表面処理しないルチル型チタニア−ナノ粒子添加の場合と比べて寿命は、さらに4倍〜5倍に増加している。
なお、添加するナノ粒子の材料をアルミナの他、チタニア以外の材料から選択してサンプルを作成し、測定を行った。
CeO,Dy,Eu,Ho,TiOのナノ粒子を添加したサンプル、参照としてナノ粒子を添加しないサンプルを作成し、寿命の測定を行った。サンプルS14同様の、粒径30nmのAl&Zr表面処理ルチル型チタニア(TiO)のナノ粒子添加の場合、寿命が長くなる好適な効果が得られた。CeO,Dy,Eu,Hoのナノ粒子を添加したサンプルは、ナノ粒子添加なしのサンプルより寿命が長くなったが、TiOのナノ粒子を添加したサンプルと比べるとその効果は極めて弱いものであった。
ECL材料としてルテニウム錯体、支持電解質としてTBAPを用い、炭化プロピレン(PC)の溶媒に溶解した場合について説明してきた。他の組み合わせとして、ECL材料としてルブレン(RUB)、支持電解質としてTBAPを用い、N−メチルー2−ピロリドン(NMP)の溶媒に溶解した電解液に、Al,CeO,EuO,Ho,SrTiO,TeO,TiOのナノ粒子を添加したサンプルの作成し、寿命の測定を行った。TiOのナノ粒子添加の場合、寿命が長くなる好適な効果が得られた。Al,CeO,EuO,Ho,SrTiO,TeOのナノ粒子を添加した場合、TiOのナノ粒子添加の場合と比肩しうる効果は得られなかった。
これらの結果から、電解液に添加するナノ粒子はチタニアが特に優れていることが判明した。さらに、チタニアの中で、ルチル型のチタニアの効果が、アナターゼ型チタニアの効果より大きいことが判明した。
特定の例について説明してきたが、これらは限定的なものではない。基板及びその上の電極は共に透明でなくてもよい。即ち一方が不透明な場合でも用いることができる。透明基板はガラスでなくてもよい。アクリル等の透明プラスチックを用いることもできる。透明電極のウェットエッチングは王水系以外、第2酸化鉄などを用いてもよい。透明電極のパターニングはウェットエッチングでなくてもよい。ドライエッチング、レーザアブレーション等を用いてもよい。ギャップコントロール剤に代え、ギャップコントロールするリブ等を用いてもよい。シール材は、紫外線硬化型であっても、熱硬化型であってもよい。
エレクトロケミカルルミネセンス表示素子の場合について述べたが、エレクトロクロミック表示用材料を加え、交流駆動でエレクトロケミカルルミネセンス材料を発光/消光制御させ、直流駆動でエレクトロクロミック材料を発色/消色制御させる、いわゆるデュアルモード表示素子に適用してもよい。
図6は、デュアルモード表示装置の構成例を示す概略断面図である。一方の電極14をセグメントにパターニングしている。電極14の表面にエレクトロクロミック材料を含む膜19を形成した場合を示している。界面型の代わりに電解液15にエレクトロクロミック材料を含ませることもできる。制御回路20は、交流駆動電源21と直流駆動電源22とを含む。
エレクトロクロミック化合物材料としては、電気化学的な酸化還元反応によって可逆的な色変化を示す化合物であれば特に限定されるわけではないが、例えばジメチルテレフタレート)、4,4’−ビフェニルヂカルボン酸ヂエチルエステル)、ジアセチルベンゼン(1,4一ジアセチルベンゼン等)、ビオロゲン(N,N’一ジメチルビオロゲン、1,4一ジヘプチルビオロゲン等)、ポリ(3,4一エチレンジオキシチオフェン)、ポリアニリン、フェナントロリン錯体、導電性高分子(ポリチオフェン,ポリピロール,ポリ(3,4一エチレンジオキシチオフェン)、ポリアニリン等),金属錯体(フェナントロリン錯体,ビピリジン錯体等),トリフェニルアミン誘導体等電気化学活性有機化合物の少なくともいずれかを含んでいるものを好適に用いることができる。また無機系のエレクトロクロミック材料としては、水酸化イリジウム酸化チタン等の遷移金属酸化物、更には水酸化イリジウム等の金属水酸化物、及びプルシアンブルー等の混合原子価化合物を挙げることができるがこれらに限定されない。
支持電解質としては、発色材料の酸化還元等を促進するためものであれば限定されず、例えばリチウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩などを好適に用いることができる。なおリチウム塩としては、LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO等を例示することができ、カリウム塩としてはKCI、KI、KBr等を例示することができ、ナトリウム塩としてはNaCI、NaBr、BaI等を例示することができるがこれに限定されない。なお、支持電解質の濃度としては、特に限定されるわけではないが、10mM以上1M以下であることが好ましい。
溶媒は、上記発色材料及び発光材料を安定的に保持することができる限りにおいて限定されるわけではないが、水や炭酸プロピレン等の極性溶媒であってもよいし、極性のない有機溶媒、更には、イオン性液体、イオン導電性高分子、高分子電解質等も用いることができる。具体的には、炭酸プロピレン、ジメチルスルホキシド、N,N一ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ポリビニル硫酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアクリル酸等を用いることができる。
例えば、片側の基板上のITO表面にエレクトロクロミック膜を形成する。例えば、真空蒸着法により三酸化タングステン(WO)膜を形成する。酸化モリブデン、酸化タングステン−モリブデン複合膜、酸化バナジウム、酸化イリジウム、二酸化マンガン、酸化ニッケルや有機系材料(ビオロゲン系、スチリル系化合物などを用いても良く、界面膜の透明−着色状態を切り替えるタイプのエレクトロクロミックであれば特に材料には依存せず実施する事ができる。また真空蒸着法だけでなく、スパッタ法(RFマグネトロンスパッタ法)、メッキ法、LB(ラングミューアブロジェット)法、各種印刷法(スクリーン印刷、スピンコート、ダイコート等)により形成してもよい。いずれの方法にしてもアモルファスで多くの隙間を持った構造が望ましい。また積極的に隙間を設けるため微小な粒径を有する粒子を分散させても良い。ここで用いたWO膜は形成後350℃、30分熱処理を行う。
こうして作製したディスプレイは交流を加えるとECLによる発光表示、直流を加えるとECによる発色表示(反射表示)を行うことができる。
電解液にAgを含むAgNO等のエレクトロデポジション材料、Cuを含むCuCl等のメディエータを追加することもできる。直流駆動電源22から直流電圧を印加することにより負極性の電極14上にAgのミラー19を形成できる。ミラー19が形成されている状態で、交流電圧を印加することにより発光を生じさせ、ミラー19で反射させることも可能である。
電極材料としてITOの場合について述べたが、他の透明導電性材料及び金属などの不透明材料(銀合金、金、銅、アルミニウム、ニッケル、モリブデン等)も用いることができ、同様の効果が期待できる。また上記金属の極細線を透明電極の補助電極として用いても良い。
駆動周波数は50Hzの場合について述べたが、他の駆動周波数でも良い。

Claims (10)

  1. 対向配置された電極を有する第1、第2の基板であって、少なくとも一方が透光性である基板と、
    前記第1、第2の基板間に挟持され、電気化学的な酸化還元反応によって発光するエレクトロケミカルルミネセンス材料を溶媒に溶解した電解液と、
    を有し、前記電解液にはナノ粒子が分散添加されており、前記ナノ粒子が酸化チタンを含む表示装置。
  2. 前記酸化チタンは、ルチル型であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ナノ粒子が、10nm〜50nmの粒径を有することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記ナノ粒子に、アルミニウム化合物およびジルコニウム化合物の表面処理がされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記アルミニウム化合物がアルミニウム水酸化物であり、前記ジルコニウム化合物がジルコニウム酸化物である請求項4に記載の表示装置。
  6. さらに、前記対向配置された電極間に所定駆動電圧を印加できる制御回路を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記溶媒中でイオンを効率的に生成できる支持電解質が、さらに前記溶媒中に溶解している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記エレクトロケミカルルミネセンス材料が、ルテニウム錯体、又はDPA(9,10−ジフェニルアントラセン)、又はルブレンである請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記溶媒が、極性溶媒、有機溶媒、イオン性液体、イオン導電性高分子、高分子電解質のいずれかである請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記電解液がエレクトロクロミック材料又はエレクトロデポジション材料も含み、前記制御回路が交流駆動電源と直流駆動電源とを有する請求項6に記載の表示装置。
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